JP5653203B2 - 携帯通信端末、モード制御プログラムおよびモード制御方法 - Google Patents

携帯通信端末、モード制御プログラムおよびモード制御方法 Download PDF

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Description

この発明は、携帯通信端末、モード制御プログラムおよびモード制御方法に関し、特に特殊モードに切り替えることができる、携帯通信端末、モード制御プログラムおよびモード制御方法に関する。
従来、特殊モードに切り替えることができる、携帯通信端末が広く知られており、この種の装置の一例が特許文献1に開示されている。この背景技術では、マナーエリア内に設置されたマナーモード用信号発生装置は、マナー信号をエリア内に断続的に無線送信している。そして、携帯電話機がマナーエリアに入ってマナー信号を受信すると、自動的にマナーモードに切り替えられる。
特開2003−52077号公報[H04Q 7/38, H04M 1/725, H04M 3/436, H04M 3/50]
ところが、マナー信号は人間や、環境に設置される物に影響されるため、マナー信号がマナーエリア全体に届いているとは限らない。そのため、携帯電話機がマナーエリアに入っても自動的にマナーモードが設定されないことがある。よって、使用者は、マナーエリアに入ったときに、マナーモードが自動的に設定されているかを確認しなければならなくなる。
それゆえに、この発明の主たる目的は、新規な、携帯通信端末、モード制御プログラムおよびモード制御方法を提供することである。
この発明の他の目的は、特殊モードを適切に設定することができる、携帯通信端末、モード制御プログラムおよびモード制御方法を提供することである。
この発明は、上記の課題を解決するために、以下の構成を採用した。なお、括弧内の参照符号および補足説明等は、この発明の理解を助けるために記述する実施形態との対応関係を示したものであって、この発明を何ら限定するものではない。
第1の発明は、特定エリアを示すデータを記憶する記憶部、位置を取得する取得部、特定信号を受信する受信部、および受信部によって特定信号を受信したとき、受信した特定信号に基づいて新たな特定エリアを記憶部に登録する登録部、取得部によって取得された現在の位置が記憶部に記憶されている特定エリア内に入っているかを判断する第1判断部、および第1判断部によって特定エリア内に入っていると判断されたとき、特殊モードを設定する設定部を備える、携帯通信端末である。
第1の発明では、記憶部(34)は、座標や数式を、特定エリア(MA)を示すデータとして記憶する。また、特定エリアを示すデータは、予め記憶部に記憶されていてもよいし、ネットワークを通じて取得されてもよい。取得部(36,38,42,44)は、衛星からの信号や電波強度などに基づいて、経度および緯度で示される位置座標を取得する。受信部(42,44)は、特定エリア内であることを示す特定信号(マナーモード信号)を受信する。登録部(24、S75)は、受信部によって特定信号を受信したとき、受信した特定信号に基づいて新たな特定エリアを記憶部に登録する。たとえば、第1判断部(24,S5)は、座標や数式で示される特定エリアの座標範囲内に、携帯通信端末の現在の位置座標が入っているかを判断する。設定部(24,S7)は、携帯通信端末の現在の位置が特定エリア内に入っていると判断されると、携帯通信端末に特殊モードを設定する。
第1の発明によれば、現在の位置に基づいて特定エリアに入っているかを判断して、特殊モードを設定することができる。また、使用者は、自身が意図する場所で、特殊モードに切り替えることができる。
第2の発明は、第1の発明に従属し、受信部によって特定信号が受信されているとき、取得部によって取得された複数の位置を記録する記録部をさらに備え、登録部は、記録部によって記録された複数の位置に基づいて、新たな特定エリアを記憶部に登録する
第2の発明では、記録部(24,S55)は、たとえば、特定信号が受信されている間は、取得部によって取得された位置(P1−P9)を、所定時間毎に記録する。登録部は、特定信号を受信できた複数の位置に基づいて、特定エリアを新たに登録する。
の発明第2の発明に従属し、記録部によって記録された複数の位置の重心を算出する重心算出部をさらに備え、登録部は、重心算出部によって算出された重心を中心とする特定エリアを登録する。
第3の発明では、重心算出部(24,S71)は、記録部によって記録された複数の位置から重心を算出する。登録部は、特定信号を受信できた複数の位置の重心を中心とする特定エリアを新たに登録する。
第4の発明は、第1の発明ないし第3の発明のいずれかに従属し、登録部は、受信部によって特定信号を受信したときに、取得部によって取得された位置が施設のエリア内に入っている場合、施設のエリアを特定エリアとして登録する。
の発明は、第1の発明ないしの発明のいずれかに従属し、特殊モードが設定されているときに、取得部によって取得された現在の位置が特定エリア内から出たかを判断する第2判断部、および第2判断部によって特定エリア内から出たと判断されたとき、特殊モードを解除する解除部をさらに備える。
の発明では、携帯通信端末に特殊モードが設定されている場合、第2判断部(24,S15)は、携帯通信端末の現在の位置が特定エリアから出たかを判断する。解除部(24,S17)は、携帯通信端末の現在の位置が特定エリアから出ると、携帯電話機の特殊モードを解除する。
の発明によれば、使用者は、携帯通信端末を持って特定エリアの外に移動するだけで、特殊モードを解除することができる。
第6の発明は、第1の発明ないし第5の発明のいずれかに従属し、特定エリアを地図上に表示する表示部をさらに備える。
第6の発明では、表示部(24,S37)は、たとえば現在の位置の周辺の地図と特定エリアとを表示する。
第6の発明によれば、使用者は現在の位置と特定エリアとの位置関係を容易に把握できる。
第7の発明は、第1の発明ないし第6の発明のいずれかに従属し、特殊モードは、マナーモードを含む。
第7の発明では、マナーモードが設定された携帯通信端末では、音声着信音やクリック音などが出力されなくなる。
第7の発明によれば、使用者は、特定エリアに入るだけでマナーモードを設定できるようになる。
第8の発明は、特定エリアを示すデータを記憶する記憶部(34)位置を取得する取得部(36,38,42,44)および特定信号を受信する受信部を有する、携帯通信端末(10)のプロセッサ(24)を、受信部によって特定信号を受信したとき、受信した特定信号に基づいて新たな特定エリアを記憶部に登録する登録部、取得部によって取得された現在の位置が記憶部に記憶されている特定エリア内に入っているかを判断する判断部(S5)、および判断部によって特定エリア内に入っていると判断されたとき、特殊モードを設定する設定部(S7)として機能させる、モード制御プログラムである。
第8の発明でも、第1の発明と同様に、現在の位置に基づいて特定エリアに入っているかを判断して、特殊モードを設定することができる。また、使用者は、自身が意図する場所で、特殊モードに切り替えることができる。
第9の発明は、特定エリアを示すデータを記憶する記憶部(34)位置を取得する取得部(36,38,42,44)および特定信号を受信する受信部を有する、携帯通信端末(10)におけるモード制御方法であって、携帯通信端末のプロセッサが、受信部によって特定信号を受信したとき、受信した特定信号に基づいて新たな特定エリアを記憶部に登録する登録ステップ、取得部によって取得された現在の位置が記憶部に記憶されている特定エリア内に入っているかを判断する判断ステップ(S5)、および判断ステップによって特定エリア内に入っていると判断されたとき、特殊モードを設定する設定ステップ(S7)を実行する、モード制御方法である。
第9の発明でも、第1の発明と同様に、現在の位置に基づいて特定エリアに入っているかを判断して、特殊モードを設定することができる。また、使用者は、自身が意図する場所で、特殊モードに切り替えることができる。
第10の発明は、特定信号を受信する受信部、前記受信部によって受信された特定信号に基づいて特定エリアを登録する登録部、位置を取得する取得部、および前記取得部によって取得された現在の位置が、前記登録部によって作成された特定エリア内に入っているとき、特殊モードを設定する設定部を備える、携帯通信端末である。
この発明によれば、携帯通信端末の現在の位置に基づいて、携帯通信端末に特殊モードを設定することができる。
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
図1はこの発明の一実施例の携帯電話機の電気的な構成を示す図解図である。 図2は図1に示す携帯電話機のマナーモードが変化する様子の一例を示す図解図である。 図3は図1に示すディスプレイに表示される地図およびマナーモードエリアの一例を示す図解図である。 図4は図1に示すRAMの第1実施例のメモリマップの一例を示す図解図である。 図5は図1に示すプロセッサの自動設定処理の一例を示すフロー図である。 図6は図1に示すプロセッサの自動解除処理の一例を示すフロー図である。 図7は図1に示すプロセッサの表示処理の一例を示すフロー図である。 図8は図2に示すマナーモードエリアを作成する手順の一例を示す図解図である。 図9は図1に示すRAMの第2実施例のメモリマップの一例を示す図解図である。 図10は図1に示すプロセッサのマナーモードエリア作成処理の一例を示すフロー図である。 図11は図1に示すプロセッサの登録処理の一例を示すフロー図である。
<第1実施例>
図1を参照して、この実施例の携帯電話機10は、携帯通信端末の一種であり、CPUと呼ばれるプロセッサ24を含む。また、プロセッサ24には、無線通信回路14、A/D16、第1D/A20a、第2D/A20b、キー入力装置26、表示ドライバ28、フラッシュメモリ32、RAM34、GPS回路36、無線LAN(Local Area Network)制御回路40および振動装置46が接続される。
無線通信回路14にはアンテナ12が接続される。また、A/D16にはマイク18が接続される。第1D/A20aには第1スピーカ22aが接続され、第2D/A20bには第2スピーカ22bが接続される。さらに、表示ドライバ28にはディスプレイ30が接続され、GPS回路36にはGPSアンテナ38が接続される。そして、無線LAN制御回路40には無線LANアンテナ42が接続される。
プロセッサ24は携帯電話機10の全体制御を司る。RAM34は、記憶部として機能し、プロセッサ24の作業領域(描画領域を含む)ないしバッファ領域として用いられる。フラッシュメモリ32には、携帯電話機10の文字、画像、音声、音および映像のようなコンテンツのデータが記録される。
A/D16は、当該A/D16に接続されたマイク18を通して入力される音声ないし音についてのアナログ音声信号を、デジタル音声信号に変換する。第1D/A20aは、デジタル音声信号をアナログ音声信号に変換(復号)して、図示しないアンプを介して第1スピーカ22aに与える。また、第2D/A20bは、第1D/A20aと同様、デジタル音声信号をアナログ音声信号に変換して、図示しないアンプを介して第1スピーカ22aに与える。そして、アナログ音声信号に対応する音声ないし音は、第1スピーカ22aまたは第2スピーカ22bから出力される。なお、プロセッサ24は、アンプの増幅率を制御することで、第1スピーカ22aおよび第2スピーカ22bから出力される音声の音量を調整する。
キー入力装置26は、操作部として機能し、カーソルキー、通話キーおよび終話キーなどを備える。そして、使用者が操作したキーの情報(キーデータ)はプロセッサ24に入力される。また、キー入力装置26に含まれる各キーが操作されると、クリック音が第2スピーカ22bから出力される。したがって、使用者は、クリック音を聞くことで、キー操作に対する操作感を得ることができる。
また、プロセッサ24はカーソルキーに対して行われたキー操作に応じて、音量を調整する信号を、アンプ22に出力する。つまり、使用者は、カーソルキーを操作することで、第1スピーカ22aおよび第2スピーカ22bから出力される音声の音量を調節することができる。なお、所定の機能が実行されている状態で終話キーが操作されると、実行中の機能を終了し、携帯電話機10は待機状態となる。
表示ドライバ28は、プロセッサ24の指示の下、当該表示ドライバ28に接続されたディスプレイ30の表示を制御する。なお、表示ドライバ28は表示する画像データを一時的に記憶するビデオメモリ(図示せず)を含む。
GPS回路36は、現在の位置を測位(取得)する処理を実行するときに起動される。また、GPSアンテナ38は、GPS衛星200から送信されるGPS信号を受信し、GPS回路36に出力する。そして、プロセッサ24は、受信したGPS信号に基づいて二次元測位を行い、現在位置データとして緯度および経度を算出する。また、図1には、簡単のために、1つのGPS衛星200しか描画していないが、現在位置を測位するためには、少なくとも3つ以上のGPS衛星200からGPS信号を受信しなければならない。さらに、4つのGPS衛星200からGPS信号を受信できる場合、二次元測位ではなく三次元測位が行われ、高度も算出される。
無線LAN制御回路40は、Wi−fi(ワイファイ)と呼ばれることもある、IEEE802.11の規格に基づいて無線通信を行うための回路である。通常、無線通信は不使用の状態にされており、使用者の操作に応じて起動(実行)される。無線LAN制御回路40が起動すると、無線LANアンテナ42を介して、アクセスポイント(AP)44との無線通信が確立される。
また、携帯電話機10は、AP44との無線通信における電波強度から現在の位置を推定することができる。具体的には、携帯電話機10とAP44との位置関係と電波強度とを対応付けた、マップデータを予め作成しておく。そして、AP44に対して設置される緯度および経度を設定しておけば、電波強度およびマップデータに基づいてAP44に対する携帯電話機10の位置を推定(取得)することが可能になる。また、現在の位置を推定する処理は、AP44の制御装置(PC)によって行われてもよいし、携帯電話機10によって行われてもよい。そして、AP44の制御装置が現在の位置を推定する処理を行う場合、携帯電話機10が電波強度を制御装置に送信すると、制御装置は推定結果を携帯電話機10に返信する。
なお、GPS回路36およびGPSアンテナ38はGPS取得部として機能し、無線LAN制御回路40および無線LANアンテナ42は無線LAN取得部として機能する。また、GPS回路36、GPSアンテナ38、無線LAN制御回路40および無線LANアンテナ42が、まとめて取得部と呼ばれることもある。そして、無線LAN制御回路40および無線LANアンテナ42は受信部として機能することもある。
振動装置40は、偏心モータを含んでおり、バイブレータと呼ばれることもある。また、プロセッサ24は、振動装置40を起動することで、携帯電話機10を振動させることができる。
無線通信回路14は、CDMA方式での無線通信を行うための回路である。たとえば、使用者がキー入力装置26を用いて電話発信(発呼)を指示すると、無線通信回路14は、プロセッサ24の指示の下、電話発信処理を実行し、アンテナ12を介して電話発信信号を出力する。電話発信信号は、基地局および通信網(図示せず)を経て相手の電話機に送信される。そして、相手の電話機において着信処理が行われると、通信可能状態が確立され、プロセッサ24は通話処理を実行する。
通常の通話処理について具体的に説明すると、相手の電話機から送られてきた変調音声信号はアンテナ12によって受信される。受信された変調音声信号には、無線通信回路14によって復調処理および復号処理が施される。そして、これらの処理によって得られた受話音声信号は、第1D/A20aによってアナログ音声信号に変換された後、第1アンプ22aを介して第1スピーカ22aから出力される。一方、マイク18を通して取り込まれた送話音声信号は、A/D16によってデジタル音声信号に変換された後、プロセッサ24に与えられる。デジタル音声信号に変換された送話信号には、プロセッサ24の指示の下、無線通信回路14によって符号化処理および変調処理が施され、アンテナ12を介して出力される。したがって、変調音声信号は、基地局および通信網を介して相手の電話機に送信される。
また、相手の電話機からの電話発信信号がアンテナ12によって受信されると、無線通信回路14は、電話着信(着呼)をプロセッサ24に通知する。これに応じて、プロセッサ24は、表示ドライバ28を制御して、着信通知に記述された発信元情報(電話番号など)をディスプレイ30に表示する。また、これとほぼ同時に、プロセッサ24は、第2スピーカ22bから着信音(着信メロディ、着信音声と言うこともある。)を出力させる。さらに、プロセッサ24は、振動装置40を起動させて、着信音の出力と同期するように、携帯電話機10を振動させる。
使用者が通話キーを用いて応答操作を行うと、無線通信回路14は、プロセッサ24の指示の下、電話着信処理を実行する。さらに、通信可能状態が確立され、プロセッサ24は上述した通常の通話処理を実行する。
通話可能状態に移行した後に終話キーによって通話終了操作が行われると、プロセッサ24は、無線通信回路14を制御して、通話相手に通話終了信号を送信する。通話終了信号の送信後、プロセッサ24は通話処理を終了する。また、先に通話相手から通話終了信号を受信した場合も、プロセッサ24は通話処理を終了する。さらに、通話相手によらず、移動通信網から通話終了信号を受信した場合も、プロセッサ24は通話処理を終了する。
また、使用者は、着信中に着信音が出力されないようにするために、マナーモード(特殊モード)を設定(オン)することができる。たとえば、使用者がマナーモードを設定する操作を行うと、着信音や、クリック音が第2スピーカ22bから出力されなくなる。一方、使用者がマナーモードを解除(オフ)する操作を行えば、着信音やクリック音が第2スピーカ22bから出力されるようになる。ただし、マナーモードが設定されていても、着信中は発信元情報が表示され携帯電話機10が振動するため、音声着信は使用者に通知される。
ここで、本実施例では、携帯電話機10の現在の位置がマナーモードエリア(特定エリア)MA内に入ると、マナーモードのオン/オフを自動的に切り替えることができる。たとえば、図2(A)を参照して、携帯電話機10のマナーモードがオフの場合、携帯電話機10はGPS衛星200またはアクセスポイント44を利用して、現在の位置を取得する。また、携帯電話機10にはマナーモードエリアMAを表す座標範囲が予め設定されているため、携帯電話機10は取得した現在の位置がマナーモードエリアMAに入っているかを判断できる。
このような状態で、図2(B)のように、現在の位置がマナーモードエリアMAに入っていると判断されると、マナーモードがオン(設定)にされる。つまり、使用者が携帯電話機10を所持した状態で、マナーモードエリアMAに入れば、自動的にマナーモードが設定される。また、マナーモードが設定されると、エリアから出たときにマナーモードを解除するために、現在位置がマナーモードエリアMAから出たかが判断されるようになる。
そして、図2(C)のように、携帯電話機10の現在の位置がマナーモードエリアMAから出ると、マナーモードはオフにされる。つまり、使用者は、マナーモードエリアMAの外に移動するだけで、マナーモードを解除することができる。
たとえば、マナーモードエリアMAが映画館や病院などの屋内の場合、GPS衛星200からのGPS信号は受信しにくくなるため、屋内に設けられたAP44に基づいて現在位置が取得される。ただし、映画館や病院に向かうまでの道路は屋外であるため、GPS衛星200が利用される。つまり、屋外であればGPS信号を利用し、屋内であればAP44との無線通信を利用して位置を取得できる。つまり、使用者の状況に応じて、的確に位置が取得できる。
また、本実施例では、GPS信号を良好に受信できる環境であれば、GPS信号に基づく位置の取得が優先される。そして、GPS信号を良好に受信できない環境に変化すれば、AP44との無線通信に基づいて、位置が取得されるようになる。
なお、マナーモードエリアMAのデータは、携帯電話機10に予め設定されていてもよいし、事業者から配信されてもよい。また、地図情報を利用して使用者が任意に設定してもよい。さらに、他の携帯電話機10に設定されているマナーモードエリアMAを、赤外線やBluetoothを利用する近距離無線通信によって、受け取ってもよい。
図3を参照して、携帯電話機10は、図示しないネットワークとの通信によって現在位置の周辺を表す地図データをダウンロードし、地図をディスプレイ30に表示させることができる。このとき、現在位置の周辺にマナーモードエリアMAが存在していれば、マナーモードエリアMAが地図と共に表示される。そして、地図と共にマナーモードエリアMAが表示されるため、使用者は現在位置とマナーモードエリアMAとの位置関係を容易に把握できるようになる。
図4は、RAM34のメモリマップ300を示す図である。RAM34のメモリマップ300には、プログラム記憶領域302およびデータ記憶領域304が含まれる。また、プログラムおよびデータの一部は、フラッシュメモリ32から一度に全部または必要に応じて部分的かつ順次的に読み出され、RAM34に記憶されてからプロセッサ24によって処理される。
プログラム記憶領域302には、携帯電話機10を動作させるためのプログラムが記憶されている。たとえば、携帯電話機10を動作させるためのプログラムは、自動設定プログラム310、自動解除プログラム312および表示プログラム314などから構成されている。自動設定プログラム310は、マナーモードエリアMAに入ったことを検出すると、マナーモードを設定するためのプログラムである。自動解除プログラム312は、マナーモードがオンの状態でマナーモードエリアMAから出たことを検出すると、マナーモードを解除するためのプログラムである。表示プログラム314は、マナーモードエリアMAを地図上に表示するためのプログラムである。
なお、図示は省略するが、携帯電話機10を動作させるためのプログラムには、電話着信状態を通知するためのプログラムおよび外部と通信するためのプログラムなどが含まれる。
続いて、データ記憶領域304には、現在位置バッファ330および地図バッファ332などが設けられるとともに、マナーモードエリアデータ334などが記憶される。また、データ記憶領域304には、自動フラグ336なども設けられる。
現在位置バッファ330には、GPS衛星200から送信されたGPS信号に基づいて取得された位置、またはAP44との無線通信における電波強度に基づいて推定(取得)された位置が一時的に記憶される。地図バッファ332には、ネットワークを通じてダウンロードされた地図画像が一時的に記憶される。
マナーモードエリアデータ334は、マナーモードエリアMAの範囲を示す座標データから構成されている。たとえば、マナーモードエリアMAが矩形であれば、対角を成す2つの頂点の座標がマナーモードエリアデータ334として記憶される。なお、携帯電話機10に設定可能なマナーモードエリアMAは1つだけに限らず、2つ以上が設定されてもよい。この場合、マナーモードエリアデータ334は2つ以上のマナーモードエリアMAに対応する座標データから構成される。
自動フラグ336は、マナーモードを自動的に切り替えるかを判断するためのフラグである。つまり、マナーモードの自動切り替え機能が有効にされていれば自動フラグ336がオンにされ、無効にされていれば自動フラグ336はオフにされる。そして、自動フラグ336は使用者による操作に応じてオン/オフが切り替えられる。たとえば自動フラグ336は、1ビットのレジスタで構成される。自動フラグ336がオン(成立)されると、レジスタにはデータ値「1」が設定される。一方、自動フラグ336がオフ(不成立)されると、レジスタにはデータ値「0」が設定される。
なお、図示は省略するが、データ記憶領域304には、ディスプレイ30に表示される画像や文字列のデータなどが記憶されると共に、携帯電話機10の動作に必要なカウンタや、フラグも設けられる。
プロセッサ24は、Android(登録商標)およびREXなどのLinux(登録商標)ベースのOSや、その他のOSの制御下で、図5に示す自動設定処理、図6に示す自動解除処理および図7に示す表示処理などを含む、複数のタスクを並列的に処理する。
図5は自動設定処理のフロー図である。たとえば、携帯電話機10の電源がオンにされ、マナーモードがオフであり、かつ自動切り替え機能が有効であれば、プロセッサ24はステップS1で、マナーモードエリアデータ334を読み出す。つまり、プロセッサ24がマナーモードエリアMAの位置を把握するために、RAM34からマナーモードエリアデータ334が読み出される。
続いて、ステップS3では、現在位置が取得される。たとえば、GPS衛星200からのGPS信号を受信して、現在の位置が取得される。ただし、GPS信号が正常に受信できなければ、AP44が発信する信号を探索して、AP44との無線通信を確立する。そして、AP44との無線通信の電波強度に基づいて現在の位置を取得する。また、いずれかの方法で取得された現在の位置を示すデータは現在位置バッファ330に記憶される。
続いて、ステップS5では、マナーモードエリアMAに入っているかが判断される。つまり、現在位置バッファ330に格納された位置データおよび読み出されたマナーモードエリアデータ334に基づいて、携帯電話機10の位置がマナーモードエリアMAに入っているかを判断する。なお、ステップS5の処理を実行するプロセッサ24は第1判断部として機能する。
ステップS5で“NO”であれば、つまり携帯電話機10の位置がマナーモードエリアMAに入っていなければ、ステップS3に戻る。そして、携帯電話機10の位置がマナーモードエリアMAに入るまで、ステップS3およびステップS5の処理が繰り返される。
一方、ステップS5で“YES”であれば、つまり携帯電話機10の位置がマナーモードエリアMAに入ると、ステップS7でマナーモードを設定して、自動設定処理を終了する。つまり、図2(B)のように、携帯電話機10の現在の位置がマナーモードエリアMAに入れば、マナーモードが設定される。なお、ステップS7の処理を実行するプロセッサ24は設定部として機能する。
図6は自動解除処理のフロー図である。たとえば、マナーモードが設定された状態で、自動切り替え機能が有効であれば、プロセッサ24は、ステップS11でマナーモードエリアデータ334を読み出し、ステップS13で現在位置を取得する。続いて、ステップS15で、マナーモードエリアMAから出たか否かが判断される。たとえば、現在位置バッファ330に格納される位置データと読み出されたマナーモードエリアデータ334に基づいて、携帯電話機10の現在位置がマナーモードエリアMAから出たか否かが判断される。なお、ステップS15の処理を実行するプロセッサ24は第2判断部として機能する。
ステップS15で“NO”であれば、つまり携帯電話機10の現在の位置がマナーモードエリアMAの中に入っていれば、ステップS13に戻る。たとえば、携帯電話機10がマナーモードエリアMAを出るまで、ステップS13およびステップS15の処理が繰り返される。
一方、ステップS15で“YES”であれば、つまり携帯電話機10の現在の位置がマナーモードエリアMAから出ると、ステップS17でマナーモードを解除し、自動解除処理を終了する。つまり、図2(C)のように、使用者がマナーモードエリアMAの外に出れば、携帯電話機10のマナーモードは解除される。なお、ステップS17の処理を実行するプロセッサ24は解除部として機能する。
図7は表示処理のフロー図である。たとえば、使用者が地図表示機能を実行する操作を行うと、プロセッサ24はステップS31で、現在位置を取得する。つまり、GPS衛星200またはAP44を利用して、現在の位置が取得される。続いて、ステップS33で、現在位置を含む地図データを取得する。つまり、ネットワークを介してデータ通信を行い、位置データを送信して、地図データをサーバから取得する。また、取得した地図データは、地図バッファ332に記憶される。
続いて、ステップS35では、マナーモードエリアデータ334が読み出される。つまり、地図にマナーモードエリアMAを描画するために、マナーモードエリアデータ334が読み出される。続いて、ステップS37では、マナーモードエリアMAを含む地図を表示し、表示処理を終了する。たとえば、ステップS37の処理では、読み出されたマナーモードエリアデータ334に基づいて、マナーモードエリアMAを表す図形を描画し、描画された図形を地図バッファ332に記憶された地図データ反映させる。そして、このように処理された地図データがディスプレイ30に表示される。なお、ステップS37の処理を実行するプロセッサ24は表示部として機能する。
以上のように、第1実施例では、現在の位置とマナーモードエリアMAの位置とに基づいて、マナーモードを自動的に切り替えることができる。また、設定されているマナーモードエリアMAの位置は地図と合わせて表示できるため、使用者は容易に現在位置とマナーモードエリアMAとの位置関係を把握できる。
<第2実施例>
第2実施例では、AP44は、自身が発信する信号が届く範囲がマナーモードエリアMAであることを示す、マナーモードエリア信号を送信している。そして、携帯電話機10は、AP44が発信するマナーモードエリア信号を受信している間は、マナーモードが設定される。
ただし、AP44が発信する信号は周囲の環境に影響されやすいので、マナーモードエリアMAであっても、マナーモード信号が正しく受信できない場合がある。たとえば、図8(A)を参照して、AP44が送信するマナーモード信号の送信範囲は障害物Bの影響を受けて歪んでいる。このような状態で、軌跡Tで示される経路で使用者が移動した場合、障害物Bの影響を受けてマナーモード信号が受信できていないところでは、マナーモードは解除されてしまう。
そこで、第2実施例では、マナーモード信号を受信できる複数の位置を記憶しておき、それらの受信位置に基づいてマナーモードエリアデータを作成(登録)する。そして、次にマナーモードエリアMAを訪れたときに、マナーモード信号を正しく受信できていなくても、作成したマナーモードエリアデータと現在位置とに基づいてマナーモードが設定されるようになる。
マナーモードエリアMAを作成する場合、マナーモード信号を受信できていれば、受信位置を所定時間(たとえば、30秒)毎に記録する。そして、記録された複数の受信位置の重心位置を算出し、全ての受信位置を含む最小円がマナーモードエリアMAとして登録される。
たとえば、図8(A)に示す軌跡Tを移動する前に、使用者がマナーモードエリアMAを作成する操作をしていれば、図8(B)に示すような受信位置P1−P9が記録される。また、使用者が受信位置P9で終了操作を行うと、受信位置P1−P9の重心が算出される。そして、図8(C)のように、重心Gが算出されると、重心Gから最も遠い重心位置P1までの距離を半径とするマナーモードエリアMAが登録(作成)される。つまり、図8(C)に示す円を表す数式および重心Gの座標がマナーモードエリアデータ334としてRAM34に記憶される。
よって、使用者は、マナーモード信号を受信できる環境であれば、簡単な操作でマナーモードエリアMAを登録できる。これによって、使用者は、自身が意図する場所で、マナーモードに切り替えることができるようになる。
図9は、第2実施例のRAM34のメモリマップ300を示す図である。第2実施例のプログラム記憶領域302には、第1実施例のプログラムに加えて、マナーモードエリア作成プログラム316および登録プログラム318がさらに記憶される。また、第2実施例のデータ記憶領域には、第1実施例のバッファ、データおよびフラグに加えて、受信位置バッファ338がさらに設けられる。
マナーモードエリア作成プログラム316は、マナーモードエリアMAを作成するためのプログラムである。登録プログラム318は、マナーモードエリア作成プログラム316のサブルーチンであり、マナーモードエリアMAを登録するためのプログラムである。受信位置バッファ338には、図8(B)などに示す受信位置Pが一時的に記憶される。
第2実施例のプロセッサ24は、第1実施例の処理に加えて、図10に示すマナーモードエリア作成処理および図11に示す登録処理などを含む、複数のタスクを並列的に処理する。
たとえば、マナーモードエリアMAを作成する操作がされると、プロセッサ24は、ステップS51で現在位置を取得し、ステップS53でマナーモード信号を受信しているか否かを判断する。つまり、ステップS53では、AP44が送信するマナー信号を受信することが出来たか否かが判断される。ステップS53で“NO”であれば、つまりマナーモード信号を受信できなければ、ステップS61に進む。一方、ステップS53で“YES”であれば、つまりマナーモード信号を受信できれば、ステップS55で現在の位置を記録する。つまり、ステップS51で取得された位置データを、受信位置バッファ338に記録する。なお、ステップS55の処理を実行するプロセッサ24は記録部として機能する。
続いて、ステップS57でタイマをリセットする。つまり、現在位置を所定時間毎に取得するために、所定時間を計測するタイマをリセットする。なお、タイマがリセットされると、時間の計測が開始される。続いて、ステップS59ではタイマが満了したか否かを判断する。つまり、時間の計測が開始されてから、所定時間が経過したか否かが判断される。ステップS57で“NO”であれば、つまり所定時間が経過していなければ、ステップS57の処理が繰り返し実行される。一方、ステップS57で“YES”であれば、つまり所定時間が経過すると、ステップS61で終了操作か否かが判断される。つまり、ステップS61ではマナーモードエリアMAを作成する処理を終了する操作がされたか否かを判断する。ステップS61で“NO”であれば、つまり終了操作がされていなければ、ステップS51に戻る。つまり、他の受信位置を記録するためにステップS51−S61の処理が繰り返される。
また、ステップS61で“YES”であれば、つまり終了操作がされると、ステップS63で、記録された受信位置が2つ以上か否かが判断される。これは、記録されている受信位置が1または0個であれば、重心を算出することができないため、マナーモードエリアMAが作成できない。そのため、ステップS61では、受信位置バッファ338に記憶されている受信位置のデータが2つ以上かを判断する。
ステップS63で“YES”であれば、つまり記録された受信位置が2つ以上であれば、ステップS65で登録処理を実行し、マナーモードエリア作成処理を終了する。なお、登録処理については、図11に示すフロー図を用いて説明するため、ここでの詳細な説明は省略する。
また、ステップS63で“NO”であれば、たとえば記録されている受信位置が1つであれば、ステップS67でエラー表示を行い、ステップS51に戻る。つまり、他の受信位置を登録するために、ステップS51に戻る。また、ステップS67では、「受信位置が少ないため、マナーモードエリアMAを作成することができません。」などの文字列がディスプレイ30に表示される。なお、他の実施例では、エラー表示を行うとともに、マナーモードエリア作成処理を終了するかが確認されてもよい。そして、マナーモード信号を全く受信できない状態であれば、マナーモードエリアMAを作成せずに、マナーモードエリア作成処理が終了されてもよい。
図11は登録処理のフロー図である。図10のステップS65が実行されると、プロセッサ24はステップS71で、記録された受信位置の重心を算出する。たとえば、図8(B)に示すような受信位置P1−P9が受信位置バッファ338に記録されている場合、図8(C)に示す重心Gが算出される。なお、ステップS71の処理を実行するプロセッサ24は重心算出部として機能する。
続いて、ステップS73では、重心Gを中心とする円を定義する。たとえば、算出された重心Gから受信位置毎に距離を算出する。そして、最も遠い受信位置までの距離を半径とする、円の数式を求める。たとえば、図8(C)の重心Gが算出されている場合、重心Gと、その重心Gから最も遠い点である受信位置P1との距離を半径とする、円の数式が求められる。
続いて、ステップS75では、定義された円をマナーモードエリアデータ334として登録し、登録処理を終了する。つまり、重心Gの座標および定義された円の数式を、マナーモードエリアデータ334としてRAM34に記憶する。なお、ステップS75の処理を実行するプロセッサ24は登録部として機能する。
なお、第2実施例の登録処理では、全ての受信位置の重心Gを中心とする円がマナーモードエリアとして登録したが、他の実施例では、異なる手法に基づいてマナーモードエリアが登録されてもよい。たとえば、全ての受信位置のうち、最も遠い距離関係を持つ2つの受信位置を探索し、その2つの受信位置によって示される直線を直径とする円が、マナーモードエリアとして登録されてもよい。
また、受信位置が、病院、球場および映画館などの所定の施設に含まれる場合、その施設を示すエリア全体がマナーモードエリアとして登録されてもよい。この場合、全ての受信位置が含まれている施設、複数の受信位置が複数の施設に散らばっているときに最も多くの受信位置が含まれている施設、または全受信位置に対して所定の割合(たとえば8割)の受信位置を含む施設などを示すエリア全体が、マナーモードエリアとして登録される。
以上の説明から分かるように、携帯電話機10は、RAM34、GPS回路36および無線LAN制御回路40などを備える。RAM34には、マナーモードを設定すべきマナーモードエリアMAを示すデータが記憶されている。たとえば、GPS衛星200からのGPS信号に基づく現在の位置が、マナーモードエリアMA内に入っていると判断されると、携帯電話機10にはマナーモードが設定される。また、マナーモードエリアMAから出たと判断されると、マナーモードは解除される。
このように、携帯電話機10の現在の位置に基づいて、マナーモードのオン/オフを適切に切り替えることができる。
また、使用者は、マナーモードエリアMAに出入りすることで、マナーモードのオン/オフを切り替えることができる。つまり、使用者の利便性は向上する。
なお、自動設定処理および自動解除処理は、常に有効にされていなくてもよい。たとえば、深夜の時間帯や、通勤時間帯および営業時間帯のみ自動設定処理および自動解除処理が有効にされてもよい。
なお、他の実施例では、携帯電話機10に加速度センサを設けることで、屋内の携帯電話機10の移動を検出することで、現在位置を推定してもよい。また、GPS信号を利用して現在の位置を取得する場合、近隣の基地局の情報を利用して、精度を向上させてもよい。
また、携帯電話機10の通信方式はCDMA方式であるが、LTE(Long Term Evolution)方式、W−CDMA方式、GSM方式、TDMA方式、FDMA方式およびPHS方式などが採用されてもよい。
また、本実施例で用いられた各プログラムは、データ配信用のサーバのHDDに記憶され、ネットワークを介して携帯電話機10に配信されてもよい。また、CD,DVD,BD(Blu−ray Disc)などの光学ディスク、USBメモリおよびメモリカードなどの記憶媒体にこれらのプログラムを記憶させた状態で、その記憶媒体が販売または配布されてもよい。そして、上記したサーバや記憶媒体などを通じてダウンロードされた、プログラムが本実施例と同等の構成の携帯電話機にインストールされた場合、本実施例と同等の効果が得られる。
さらに、本実施例は、携帯電話機10のみに限らず、スマートフォンおよびPDA(Personal Digital Assistant)に適用されてもよい。
そして、本明細書中で挙げた所定時間などの具体的な数値は、いずれも単なる一例であり、製品の仕様などの必要に応じて適宜変更可能である。
10 … 携帯電話機
12 … アンテナ
14 … 無線通信回路
22a,22b … 第1スピーカ、第2スピーカ
24 … プロセッサ
30 … ディスプレイ
34 … RAM
36 … GPS回路
38 … GPSアンテナ
40 … 無線LAN制御回路
42 … 無線LANアンテナ
44 … アクセスポイント
46 … 振動装置
200 … GPS衛星

Claims (10)

  1. 特定エリアを示すデータを記憶する記憶部、
    位置を取得する取得部、
    特定信号を受信する受信部、および
    前記受信部によって特定信号を受信したとき、受信した特定信号に基づいて新たな特定エリアを前記記憶部に登録する登録部、
    前記取得部によって取得された現在の位置が前記記憶部に記憶されている特定エリア内に入っているかを判断する第1判断部、および
    前記第1判断部によって前記特定エリア内に入っていると判断されたとき、特殊モードを設定する設定部を備える、携帯通信端末。
  2. 前記受信部によって特定信号が受信されているとき、前記取得部によって取得された複数の位置を記録する記録部をさらに備え、
    前記登録部は、前記記録部によって記録された複数の位置に基づいて、新たな特定エリアを前記記憶部に登録する、請求項1記載の携帯通信端末。
  3. 前記記録部によって記録された複数の位置の重心を算出する重心算出部をさらに備え、
    前記登録部は、前記重心算出部によって算出された重心を中心とする特定エリアを登録する、請求項2記載の携帯通信端末。
  4. 前記登録部は、前記受信部によって特定信号を受信したときに、前記取得部によって取得された位置が施設のエリア内に入っている場合、前記施設のエリアを特定エリアとして登録する、請求項1ないし3のいずれかに記載の携帯通信端末。
  5. 前記特殊モードが設定されているときに、前記取得部によって取得された現在の位置が前記特定エリア内から出たかを判断する第2判断部、および
    前記第2判断部によって前記特定エリア内から出たと判断されたとき、前記特殊モードを解除する解除部をさらに備える、請求項1ないし4のいずれかに記載の携帯通信端末。
  6. 前記特定エリアを地図上に表示する表示部をさらに備える、請求項1ないし5のいずれかに記載の携帯通信端末。
  7. 前記特殊モードは、マナーモードを含む、請求項1ないし6のいずれかに記載の携帯通信端末。
  8. 特定エリアを示すデータを記憶する記憶部位置を取得する取得部および特定信号を受信する受信部を有する、携帯通信端末のプロセッサを、
    前記受信部によって特定信号を受信したとき、受信した特定信号に基づいて新たな特定エリアを前記記憶部に登録する登録部、
    前記取得部によって取得された現在の位置が前記記憶部に記憶されている特定エリア内に入っているかを判断する判断部、および
    前記判断部によって前記特定エリア内に入っていると判断されたとき、特殊モードを設定する設定部として機能させる、モード制御プログラム。
  9. 特定エリアを示すデータを記憶する記憶部位置を取得する取得部および特定信号を受信する受信部を有する、携帯通信端末におけるモード制御方法であって、前記携帯通信端末のプロセッサが、
    前記受信部によって特定信号を受信したとき、受信した特定信号に基づいて新たな特定エリアを前記記憶部に登録する登録ステップ、
    前記取得部によって取得された現在の位置が前記記憶部に記憶されている特定エリア内に入っているかを判断する判断ステップおよび
    前記判断ステップによって前記特定エリア内に入っていると判断されたとき、特殊モードを設定する設定ステップを実行する、モード制御方法。
  10. 特定信号を受信する受信部、
    前記受信部によって受信された特定信号に基づいて特定エリアを登録する登録部、
    位置を取得する取得部、および
    前記取得部によって取得された現在の位置が、前記登録部によって作成された特定エリア内に入っているとき、特殊モードを設定する設定部を備える、携帯通信端末。
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