JP5649434B2 - 手術部位に材料を放出するためのシステム、治療カプセルを収容するための移植片、並びに骨釘 - Google Patents

手術部位に材料を放出するためのシステム、治療カプセルを収容するための移植片、並びに骨釘 Download PDF

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Description

本発明は、手術部位および髄内釘のような整形外科用移植片の内または上に治療薬を放出するためのシステムおよび方法に関する。具体的には、本発明は、移植片内の固定具受入れ開口に隣接して配置されたカプセルの内側に治療薬を設け、カプセルの内側の治療薬が放出されるように、カプセルを固定具によって突き刺すことに関する。
一種または複数種の治療薬が、例えば、手術部位における感染に対処するのを助長するために、単独で施されるかまたは整形外科用移植片と一緒に施されることがある。このような治療薬は、一般的に、移植片が患者の体の内または上に移植される前に、単独でまたは何らかの方法によって移植片に関連して施されるようになっている。しかし、このような治療薬は、移植の後に施されることもある。
移植片が移植される前に、抗生物質のような治療薬が、移植片の外面に噴霧被覆されることがある。例えば、抗生物質の量、抗生物質が施される移植片の内または上の位置、および抗生物質の噴霧の速度は、一般的に、抗生物質が移植片に噴霧される前に決定されている。これらの因子を変更することによって、治療薬の治療効果も、変更されることになる。代わって、抗生物質が移植片の内面および外面に迅速かつ容易に施されるように、移植片は、例えば、抗生物質の浴内に浸漬されることもある。一種または複数種の治療薬が、多分前述した噴霧または浴浸漬を介して、移植片上に層状に施されてもよいし、それに代わって、これらの治療薬が組み合わされて、移植片に施される溶液または化合物を形成するようになっていてもよい。
移植片が移植された後、抗生物質のような治療薬が、骨ネジのような固定具によって、手術部位またはその手術部位の移植片上に供給されることもある。このような場合、移植片を患者の体の内または上の特定位置に固定するために固定具が用いられる前に、該固定具が、例えば、抗生物質によって噴霧されてもよいし、または抗生物質の浴内に浸漬されてもよい。
移植片に直接施されようとまたは固定具を介して手術部位に導入されようと、治療薬によっては、治療薬の所定の量が略特定の時間間隔で手術部位に供給されるように、徐放されるようになっている。このような場合、治療薬は、移植片が患者の体の内または上に移植される前に該移植片に施され、次いで、徐放され、例えば、移植された後12時間にわたって手術部位に治療効果をもたらすようになっているとよい。移植片に施される治療薬の一部が、その12時間の期間に放出され、治療薬の一部または複数の部分が、さらに一時間以上後に放出されるようになっていてもよい。
代替的に、移植片が、一種または複数種の治療薬を収容している内部貯蔵部を備えていることもある。貯蔵部の内側の治療薬は、一般的に、移植片が患者の体の内または上に移植された後、手術部位に放出されるようになっている。治療薬は、例えば、貯蔵部の小さい開口を介して貯蔵部から外に浸出され、これによって、治療薬の放出を調整するようになっているとよい
本発明の第1の態様は、手術部位に材料を放出するためのシステムにおいて、少なくとも1つの凹部を内部に有している移植片と、材料を収容しているケーシングを有しているカプセルであって、移植片の少なくとも1つの凹部内に受け入れられるように適合されているカプセルと、端部分を有している突刺し部材と、を備えており、突刺し部材の端部分は、カプセルのケーシング内に収容されている材料を放出するためにカプセルのケーシングを突き刺すように構成されている、システムである。
本発明のこの第1の態様の一実施形態によれば、突刺し部材は、固定具である。他の実施形態では、固定具は、骨ネジであってもよい。
本発明のこの第1の態様の他の実施形態によれば、材料は、治療薬を含んでいる。他の実施形態では、材料は、接着剤をさらに含んでおり、接着剤は、接着剤がカプセルから最初に放出された後に硬化したとき、突刺し部材を移植片の少なくとも1つの凹部内に固定するように構成されている。
本発明の第2の態様は、治療カプセルを収容するための移植片において、少なくとも部分的に内部を貫通している長手方向孔と、第1の骨ネジ受入れ開口および第2の骨ネジ受入れ開口と、を有している細長シャフトを備えている移植片である。好ましくは、開口は、各々、長手方向孔を横断して延在している。治療薬を収容しているケーシングを有している治療カプセルは、孔内に位置決めされており、好ましくは、第1の開口および第2の開口の両方に連通している。
本発明のこの第2の態様の一実施形態によれば、移植片は、細長シャフトの長手方向孔内に受け入れられるようにされたホルダーであって、治療カプセルを受け入れ、カプセルが第1の開口および第2の開口の両方に連通するように、カプセルを第1の開口および第2の開口内に少なくとも部分的に位置決めすべく構成されている、ホルダーをさらに備えている。
本発明のこの第2の態様の他の実施形態によれば、移植片は、細長シャフトの長手方向孔内に受け入れられるようにされたホルダーをさらに備えており、ホルダーは、第1の端および第2の端を有しており、該端の各々は、治療カプセルを第1の開口または第2の開口のいずれかの内に少なくとも部分的に位置決めするようにカプセルを保持するための凹部を有している。
本発明のこの第2の態様のさらに他の実施形態によれば、長手方向孔は、釘開口に隣接してネジ山が付されており、ホルダーは、ねじ込まれ、細長シャフトの長手方向孔にネジ結合するように構成されている。他の実施形態では、治療カプセルは接着剤も含んでいてもよい。
本発明のこの第2の態様のさらに他の実施形態によれば、移植片は、第1の治療カプセルと、第2の治療カプセルとをさらに備えており、ホルダーは、第1の治療カプセルおよび第2の治療カプセルの両方を受け入れて、第1のカプセルを第1の開口内に少なくとも部分的に位置決めし、第2のカプセルを第2の開口内に少なくとも部分的に位置決めするように、構成されている。他の実施形態では、第1の治療カプセルおよび第2の治療カプセルは、各々、接着剤も含んでいる。
本発明の第3の態様は、骨釘において、近位端から遠位端に延在している長軸を有している細長シャフトであって、該シャフトは、シャフトの長軸を横断している軸を有している複数の固定具受入れ開口と、各固定具受入れ開口に連通している少なくとも1つの凹部と、を有しており、凹部の各々は、好ましくはシャフトの長軸と直交する軸を有している、細長シャフトを備えている、骨釘である。骨釘は、治療薬を収容しているケーシングを有している少なくとも1つの治療カプセルと、細長シャフトの凹部内に少なくとも部分的に受け入れられるようにされたホルダーであって、カプセルを受け入れてカプセルを少なくとも1つの開口内に少なくとも部分的に位置決めするように構成された少なくとも1つの凹部を有している、ホルダーと、をさらに備えている。他の実施形態では、カプセルは、好ましくは、接着剤も含んでいる。他の実施形態では、ホルダーは、好ましくは、円筒状である。
本発明のこの第3の態様の一実施形態によれば、ホルダーは、ネジ山が付されており、かつ細長シャフトの少なくとも1つの凹部は、ネジ山が付されており、ホルダーは、少なくとも1つの凹部にネジ係合されるように構成されている。
本発明のこの第3の態様の他の実施形態によれば、骨釘は、第1の横断開口および第2の横断開口を有しており、ホルダーは、第1の横断開口および第2の横断開口に連通するように、少なくとも1つの凹部内に位置決めされており、ホルダーは、第1の凹部および第2の凹部を有しており、該凹部の各々は、カプセルを受け入れるように構成されている。
本発明のこの第3の態様のさらに他の実施形態によれば、骨釘は、第1の横断開口内に少なくとも部分的に位置決めされた第1のカプセルと、第2の横断開口内に少なくとも部分的に位置決めされた第2のカプセルと、をさらに備えている。他の実施形態では、第1のカプセルおよび第2のカプセルは、好ましくは、各々、接着剤も含んでいる。
本発明の第4の態様は、移植片への治療薬の放出を調整するための方法である。この方法は、移植片を骨に隣接して位置決めすることであって、移植片は、細長固定具を受け入れるための少なくとも1つの開口と、該開口に連通している内側凹部と、を備えていることを含んでいる。この方法は、治療カプセルを内側凹部内に配置することであって、カプセルは、少なくとも1つの開口内に少なくとも部分的に延在するようになっており、カプセルは、治療薬を収容しているケーシングを有しており、ケーシングは、固定具によって突き刺されるように構成されている、ことをさらに含んでいる。この方法は、固定具を前記少なくとも1つの開口内に挿入することと、治療薬が、移植片の少なくとも1つの開口の位置に隣接しているカプセルの箇所から放出されるように、カプセルを固定具の少なくとも一部によって突き刺すことと、をさらに含んでいる。
本発明のこの第4の態様の一実施形態によれば、移植片は、髄内釘であり、凹部は、髄内釘の長さに沿って少なくとも部分的に延在している長手方向孔である。
本発明のこの第4の態様の他の実施形態によれば、この方法は、カプセルを固定具によって突き刺す前に、保持リングをカプセルのケーシングの周囲に配置することであって、保持リングは、カプセルの位置を髄内釘の長手方向孔内に保持するのを支援するように構成されている、ことをさらに含んでいる。
他の実施形態では、移植片は、細長固定具を各々が受け入れるように適合された複数の開口と、各開口に連通している内側凹部と、を有している。この方法は、カプセルを各開口に連通している内側凹部内に配置することをさらに含んでおり、各カプセルは、各開口内に少なくとも部分的に延在している。
本発明の主題およびその種々の利点のさらに完全な理解は、添付の図面に基づいて、以下の詳細な説明を参照することによって、得られるだろう。
カプセルが内部に配置されている髄内釘の長手方向孔の実施形態を示す断面図である。 2つの固定具の先端の各々が髄内釘の開口内に位置している、図1に示されている髄内釘の断面図である。 カプセルが2つの固定具によって突き刺されている、図2に示されているカプセル、髄内釘、および2つの固定具の断面図である。 髄内釘の開口に隣接する凹部内に各々配置されている複数のカプセルを備えている髄内釘の実施形態を示す断面図である。 図4の線A−Aに沿った髄内釘の断面図である。 本発明のカプセルの実施形態を示す断面図である。 複数のカプセルの2つが髄内釘の開口内に位置する固定具に突き刺されている、図4に示されている髄内釘の断面図である。 カプセルが内部に部分的に配置されているホルダーの実施形態を示す断面図である。 挿入器具がホルダーに係合しようとしている、図7に示されているホルダーの断面図である。 図8に示されているホルダーに係合された挿入器具を示す断面図である。 髄内釘の長手方向孔に配置された、図7に示されているホルダーおよびカプセルの複数個を有している髄内釘の代替的実施形態を示す断面図である。 図9の線B−Bに沿った髄内釘の断面図である。 複数のカプセルの1つが髄内釘の開口内に位置する固定具によって突き刺されている、図9に示されている髄内釘の断面図である。 カプセルの代替的実施形態を示す斜視図である。 図12に示されているカプセルの線C−Cに沿った断面図である。 髄内釘、ガイドワイヤ、および図12に示されているカプセルの断面図である。 図14に示されている髄内釘の長手方向孔内に配置されたカプセルの断面図である。
骨または体の他の部分に言及する場合に本明細書において用いられる「近位側(proximal)」という用語は、心臓により近い方を意味し、「遠位側(distal)」という用語は、心臓からより遠い方を意味している。「下側(inferior)」という用語は、足に向かう方を意味し、「上側(superior)」という用語は、頭に向かう方を意味している。「前側(anterior)」という用語は、体の正面部または顔に向かう方を意味し、「後側(posterior)」という用語は、体の背面部に向かう方を意味している。「内側(medial)」という用語は、体の正中線に向かう方を意味し、「外側(lateral)」という用語は、体の正中線から離れる方を意味している。
図面について説明する。なお、図面において、同様の参照番号は、同様の要素を指すものとする。これらの図面では、本発明の実施形態に基づいて、治療薬放出システムが参照番号10によって総称的に示されている。図1〜図3は、治療薬放出システム10について言及している。好ましくは、治療薬放出システム10は、移植片、例えば、髄内釘20の一部と、治療薬を含んでいる少なくとも1つのカプセル40と、少なくとも1つの固定具60と、を備えている。図2および図3には、2つの固定具60a,60bが示されている。
図1〜図3は、髄内釘の一部としての治療薬放出システム10の形態にある移植片を示しているが、治療薬放出システム10は、患者の体の内または上に移植されることが可能などのような形式の移植片を含むこともできる。例えば、治療薬放出システム10は、膝移植片、臀部移植片、肩移植片、または脊椎移植片に設けられてもよい。好ましくは、治療薬放出システム10は、治療薬を手術部位に放出することが有益と見込まれるどのような移植片内に設けられてもよい。
治療薬をカプセル内に含ませることは、手術部位への治療薬の放出を調整するのに有益な手段である。例えば、外科医または任意の他の手術室関係者は、カプセルを突き刺すことによって、外科手術中の特定の時期にカプセル内に含まれている治療薬を放出することができる。好ましくは、カプセルは、移植片を手術部位に固定するように構成された固定具によって、突き刺されるようになっている。カプセルは、他の手段を用いて、例えば、先の尖った器具によって、突き刺されるようになっていてもよい。また、放出される治療薬の量は、カプセルの大きさによって、予め定められているとよい。ある特定の移植片および/またはある特定の手術部位に有益と見なされる治療薬の量に基づいて、カプセル内に含まれる治療薬の量または移植片に設けられるカプセルの数が変更されるようになっていてもよい。また、カプセル内に含まれる治療薬の粘度によって、カプセルから放出される治療薬の流量が調整されるようになっていてもよい。
図1〜図3に示されているように、髄内釘20は、好ましくは、患者の大腿骨の管内に収容されるように構成された細長シャフトである。好ましくは、髄内釘20は、その長さに沿って少なくとも部分的に長手方向孔22を備えている。孔22は、軸23を有するものとして示されている。軸23は、図1〜図3では直線として示されているが、もし釘20の長さの一部が湾曲しているなら、軸23も湾曲することになる。釘20は、好ましくは、少なくとも第1の骨ネジ受入れ開口26aおよび第2の骨ネジ受入れ開口26bをさらに備えている。好ましくは、開口26a,26bは、各々、髄内釘20の長手方向孔22を横断して延在している。
カプセル40は、好ましくは、治療薬を収容している外側ケーシングを備えている。カプセルの外側ケーシングは、好ましくは、例えば、固定具60a,60bのような固定具によって容易に突き刺されるように、薄くなっている。図1に示されているように、カプセル40は、治療薬を収容するためのチャンバを形成している。代替的に、カプセルは、図2に示されているように、2つのチャンバ44,46を備えていてもよいし、または3つ以上のチャンバを備えていてもよい。バリア壁48が、カプセル40内に含まれている治療薬を第1のチャンバ44内と第2のチャンバ46内とに分けている。カプセル40は、複数のチャンバを形成するために、2つ以上のバリア壁48をさらに備えていてもよい。第1の治療薬が、第1のチャンバ44内に含まれ、第2の治療薬が、第2のチャンバ内に含まれていてもよい。また、2つ以上の治療薬または治療薬の化合物の溶液が、第2のチャンバ44または第2のチャンバ46のいずれかに含まれていてもよい。
図2の実施形態に示されているように、カプセル40は、孔22内に位置決めされており、第1の開口26aおよび第2の開口26bの両方に連通している。カプセル40の第1のチャンバ44および第2のチャンバ46は、バリア壁48によって、互いに分離されている。この実施形態では、例えば、第1のチャンバ44は、固定具60Aによって突き刺されるが、第2のチャンバ46は、固定具60Aによって突き刺されないようになっており、この逆に、第2のチャンバ46は、例えば、固定具60Bによって突き刺されるが、第1のチャンバ44は、固定具60Bによって突き刺されないようになっている。
図3に示されているように、固定具60a,60bが、カプセル40を突き刺しており、これによって、治療薬が、好ましくは、固定具60a,60bをその長さに沿って包囲している。好ましくは、固定具60a,60bは、各固定具60a,60bのヘッド61a,61bが患者の骨(図示せず)の外面上に着座するまで、開口26a,26b内に受け入れられるようになっている。カプセル40の内側に置かれた治療薬の化学的および/または物理的特性によって、治療薬は、好ましくは、固定具60a,60bを包囲し、釘20の他の内面および外面および/または手術部位に隣接する箇所に流れることになる。
図4〜図6は、治療薬放出システム100について言及している。好ましくは、治療薬放出システム100は、髄内釘120と、少なくとも1つのカプセル140と、少なくとも1つの固定具160と、を備えている。
髄内釘120は、患者の太腿骨の管内に収容されるように構成された好ましくは細長のシャフトである。好ましくは、髄内釘120は、その長さに沿って少なくとも部分的に少なくとも2つの長手方向凹部または孔122,124を備えている。この実施形態では、凹部または孔122は、釘120のかなりの長さに沿って延在せず、好ましくは、釘120の長さに沿って、凹部122を凹部124から分離する壁127によって、遮断されている。好ましくは、凹部122,124の各々は、軸123を有するものとして示されている。軸123は、図4〜図6では直線として示されているが、もし釘120の長さの一部が湾曲しているなら、軸123も湾曲することになる。髄内釘120は、好ましくは、少なくとも第1骨ネジ受入れ開口126aおよび第2の骨ネジ受入れ開口126bをさらに備えている。好ましくは、開口126a,126bは、各々、髄内釘120の長手方向孔122を横断して延在している。
カプセル140は、好ましくは、治療薬を収容している外側ケーシングを備えている。カプセルの外側ケーシングは、好ましくは、例えば、固定具160のような固定具によって容易に突き刺されるように、薄くなっている。図5に示されているように、カプセル140は、治療薬を収容するためのチャンバ144を形成している。代替的に、カプセル140は、2つ以上のチャンバを備えていてもよい。例えば、カプセル140に含まれている治療薬剤を第1のチャンバ内と第2のチャンバ内とに分けるために、バリア壁が用いられてもよい。カプセル140は、複数のチャンバを形成するために、2つ以上のバリア壁をさらに備えていてもよい。
図4に示されているように、複数のカプセル140が、釘120の凹部122,124内に配置されている。カプセル140は、カプセル140の一部が釘120の固定具受入れ開口126a,126b内に位置するように、凹部122,124内に配置されている。図4Aは、例えば、凹部124内に配置されたカプセル140を示す断面図である。図5は、凹部124内に配置されたカプセル140を示す詳細図であり、この図では、釘120の固定具受入れ開口126b内に位置するカプセル140の一部が、明瞭に示されている。カプセル140内に含まれている治療薬の特性および釘120の固定具受入れ開口内に位置するカプセル140の場所によって、好ましくは、どのくらいの量の治療薬が、釘120の固定具受入れ開口内のカプセル140を突き刺す固定具と接触するかが決定されることになる。
図6に示されているように、固定具160が、固定具受入れ開口126a内のカプセル40を突き刺しており、これによって、治療薬が、好ましくは、固定具160をその長さに沿って包囲している。好ましくは、固定具160は、固定具160のヘッド161が患者の骨(図示せず)の外面上に着座するまで、開口126a,126b内に受け入れられるようになっている。カプセル140の内側に置かれた治療薬の化学的特性および物理的特性によって、治療薬は、好ましくは、固定具160a,160bを包囲し、釘120の他の内面および外面および/または手術部位に隣接する箇所に流れることになる。
図7〜図11は、治療薬放出システム200について言及している。好ましくは、治療薬放出システム200は、髄内釘200と、少なくとも1つのカプセル240と、少なくとも1つのカプセルホルダー270と、少なくとも1つの固定具260と、を備えている。2つの固定具260a,260bが、図9に示されている。また、治療薬放出システム200は、カプセルホルダー270に係合し、操作するための挿入器具290を備えていてもよい。
図7〜図8Aは、カプセル240と、カプセルホルダー270と、挿入器具290と、を示している。図7に示されているように、カプセル240は、好ましくは、治療薬を収容している外側ケーシング242を備えている。カプセル240の外側ケーシング242は、好ましくは、例えば、図9に示されている固定具260a,260bのような固定具によって容易に突き刺されるように、薄くなっている。カプセル240は、好ましくは、治療薬を収容するためのチャンバ244を形成している。代替的に、カプセル240は、2つ以上のチャンバを備えていてもよい。例えば、カプセル240の治療薬を第1のチャンバ内と第2のチャンバ内とに分けるために、バリア壁が用いられてもよい。カプセル240は、複数のチャンバを形成するために、2つ以上のバリア壁をさらに備えていてもよい。
図8では、挿入器具290は、図8Aに示されているようにカプセルホルダー270に係合されるのに先立ってカプセルホルダー270と真っ直ぐに並んでいる状態で示されている。挿入器具290は、好ましくは、カプセルホルダー270の対応する端274に係合するように構成された係合端292を有している。挿入器具290とカプセルホルダー270との間の係合は、圧入、ネジ係合、またはロック嵌合、例えば、ボール・デテント式接続部によって、行われるとよい。
ホルダー270は、第1の端271および第2の端272を有している。これらの端271,272の各々は、カプセル240を収容するための凹部276を有している。凹部276は、ホルダー270の第1の端271および第2の端272を通過する孔であってもよい。図8に示されているように、ホルダー270は、釘220内の対応するネジ部に係合するように構成された雄ネジ部280を備えているとよい。ホルダー270は、好ましくは、円筒状である。
治療薬放出システム200では、髄内釘220は、患者の太腿骨の管内に収容されるように構成された好ましくは細長のシャフトである。好ましくは、髄内釘220は、その長さに沿って少なくとも部分的に少なくとも2つの長手方向凹部または孔222,224を備えている。この実施形態では、凹部または孔222は、釘220のかなりの長さに沿って延在せず、好ましくは、釘220の長さに沿って、凹部222を凹部224から分離する壁227によって遮断されている。好ましくは、各凹部222,224は、軸223を有するものとして示されている。軸223は、図9および図11では直線として示されているが、もし釘220の長さの一部が湾曲しているなら、湾曲することになる。髄内釘220は、好ましくは、少なくとも第1の骨ネジ受入れ開口226aおよび第2の骨ネジ受入れ開口226bをさらに備えている。好ましくは、開口226a,226bは、各々、髄内釘220の凹部222,224を横断して延在している。
図9に示されているように、ホルダー270内に各々収容されている複数のカプセル240は、釘220の凹部222,224内に配置されている。カプセル240を収容しているホルダー270は、カプセル240の一部が釘220の固定具受入れ開口226a,226b内に位置するように、凹部222,224内に配置されている。図10Aは、例えば、凹部224内に配置されたカプセル240を示す断面図である。
図11に示されているように、固定具260aが、固定具受入れ開口226a内のカプセル240を突き刺しており、これによって、カプセル内に収容されていた治療薬が、好ましくは、固定具260aをその長さに沿って包囲している。好ましくは、固定具260aは、固定具260aのヘッド261が患者の骨(図示せず)の外面上に着座するまで、開口226a内に受け入れられるようになっている。カプセル240の内側に置かれた治療薬の化学的特性および物理的特性によって、治療薬は、好ましくは、例えば、固定具260aを包囲し、釘220の他の内面および外面および/または手術部位に隣接する箇所に流れることになる。
凹部222,224は、図11では、ネジ山が付されているものとして示されており、これによって、ホルダー270に係合された挿入器具290を回転させ、ホルダー270を凹部222,224内の適所にねじ込むことができる。ホルダー270は、釘20,100,200の細長シャフトの長手方向孔22または凹部122,124,222,224内に受け入れられるように構成されている。
一実施形態では、釘20は、第1の横断開口26aおよび第2の横断開口26bを備えており、ホルダー270は、第1の横断開口26aおよび第2の横断開口26bと連通するように、釘20の長手方向孔22内に配置されるようになっている。ホルダー270は、第1および第2の凹部272を有しており、第1および第2の凹部272の各々は、カプセル40,140,240を受け入れるように構成されている。
図12〜図15は、治療薬放出システム300について言及している。好ましくは、治療薬放出システム300は、髄内釘320と、少なくとも1つのカプセル340と、少なくとも1つの固定具360(図示せず)と、を備えている。
髄内釘320は、好ましくは、患者の太腿骨の管内に収容されるように構成された細長シャフトである。好ましくは、髄内釘320は、その長さに沿って少なくとも部分的に長手方向孔322を備えている。長手方向孔322は、好ましくは、カプセル340から延在している保持部366を受け入れるようにされた少なくとも1つの凹部321を備えている。髄内釘320は、好ましくは、少なくとも第1の骨ネジ受入れ開口326aおよび第2の骨ネジ受入れ開口326bをさらに備えている。好ましくは、開口326a,326bは、各々、髄内釘320の長手方向孔322を横断して延在している。
カプセル340は、好ましくは、第1の端344および第2の端346を有する長手方向延在外壁342を備えている。カプセル340は、好ましくは、外壁342から離間した長手方向延在内壁348をさらに備えており、内壁348は、第1の端350および第2の端352を有している。外壁および内壁のそれぞれの第1の端および第2の端は、好ましくは、シールされており、これによって、シールされた外壁および内壁は、細長チャンバ354を画定することになる。好ましくは、治療薬341が、密閉チャンバ354内に含まれている。内壁348は、カプセル340の長さに沿って内壁348の第1の端350および第2の端352を通過する通路356を形成している。
図15に示されているように、治療薬341を含んでいる密閉チャンバ354は、好ましくは、バリア壁364によって互いに分離された第1の長手方向区域360および第2の長手方向区域362を備えており、これによって、第1の区域341a内の治療薬は、第2の区域342b内の治療薬から分離されることになる。好ましくは、バリア壁364は、カプセル340の長さに沿って中間部に配置されている。好ましくは、カプセル340の外壁342は、外壁342から外方に延在している周方向隆起または保持部366を有している。
好ましくは、カプセル340の外壁342および内壁348は、実質的に円筒状であり、かつ通路322は、実質的に円筒状であり、これによって、密閉チャンバ354は、環状になっている。
好ましくは、カプセル340は、第1の端壁368および第2の端壁370を備えている。外壁342および内壁348のそれぞれの第1の端344,350に位置する環状チャンバ354の第1の端は、第1の端壁368によってシールされており、外壁342および内壁348のそれぞれの第2の端346,352に位置する環状チャンバ354の第2の端は、第2の端壁370によってシールされている。
図14および図15に示されているように、カプセル340を釘320内の適所に配置するために、ガイドワイヤ380の一部がカプセル340の通路356内を貫通するようになっている。ガイドワイヤ380は、カプセル340の内壁348と係合することを可能としながら、通路356内を貫通するのに十分な直径を有している。いったんカプセル340がガイドワイヤ380に係合されると、このカプセル340は、釘320の長手方向孔322内に受け入れられることが可能になる。好ましくは、ガイドワイヤ380は、図14に示されているように、保持リング366が長手方向孔322の凹部323に係合するまで、釘320の長手方向孔322に通されることになる。
図15に示されているように、いったんカプセル340が適所に配置されたなら、ガイドワイヤ380は、カプセル340を残して、釘320の長手方向孔322から取り外されるとよい。図3に示されている実施形態と同じように、固定具360a,360b(図示せず)が、それぞれ、カプセル340を突き刺すように、釘320の開口326a,360b内に配置されるとよい。好ましくは、カプセル340を固定具360a,360bによって突き刺した後、環状チャンバ内に収容されている治療薬341が、好ましくは、固定具360a,360bをその長さに沿って包囲することになる。好ましくは、固定具360a,360bは、各固定具のヘッド361が患者の骨(図示せず)の外面上に着座するまで、開口326a,326b内に受け入れられるようになっている。カプセル340の内側に置かれた治療薬の化学的および/または物理的特性によって、治療薬は、好ましくは、固定具360a,360bを包囲し、釘320の他の内面および外面および/または手術部位に隣接する箇所に流れることになる。
カプセル40,140,240,340内に含まれるこのような治療薬は、生物学的活性剤であってもよい。カプセル40,140,240,340に用いられるのに適している活性剤の例として、成長因子、例えば、ビスフォスフォネート、形質変換成長因子、線維芽細胞成長因子、血小板由来成長因子、上皮成長因子、結合組織活性化ペプチド、骨形成因子、およびこのような成長因子の生物学的活性類似物、断片、および誘導物が挙げられる。
生物学的活性剤に加えて、多数の医薬品が、当技術分野において知られており、カプセルに用いられるのに適している。「医薬品」という用語は、制限されないが、薬剤、ビタミン、ミネラル補給食品、疾患または病気の治療、予防、診断、養生、または緩和に用いられる物質、体の構造または機能に作用する物質、または所定の生理学的環境内に置かれた後に生物学的に活性またはより活性になるプロドラッグが挙げられる。
有用な医薬品の一般的なカテゴリーの非制限的な例として、以下の治療カテゴリー:タンパク質同化剤、製酸剤、抗喘息剤、抗凝固剤、抗痙攣剤、下痢止め剤、抗感染剤、抗炎症剤、制吐剤、および鎮痛剤が挙げられる。
また、治療薬は、ACE阻害薬、アルカロイド、タンパク質同化薬、鎮痛剤、制酸薬、抗アレルギー剤、抗アルツハイマー病薬、抗狭心症薬、抗不安薬、抗不整脈薬、抗不整脈薬、抗喘息薬、抗菌剤、抗双極性鬱病薬、抗真菌薬、抗生物質、抗コレステロール薬、抗凝血薬、抗痙攣薬、抗凝固薬、抗鬱薬、下痢止め調剤、抗嘔吐薬、抗ヒスタミン薬、抗高血糖薬、抗高血圧薬、抗性的不能薬、抗感染薬、抗炎症薬、抗脂質薬、抗躁薬、抗片頭痛薬、制嘔吐薬、抗癌薬、抗肥満薬、抗寄生虫薬、抗パーキンソン薬、抗精神病薬、解熱薬、抗痙攣薬、抗卒中薬、抗血栓薬、抗甲状腺調剤、抗癌薬、鎮咳薬、抗潰瘍薬、抗尿酸血症剤、抗ウイルス剤、抗不安薬、食欲刺激剤、食欲抑制薬、自己免疫疾患薬、バルビーツール剤、ベータ遮断薬、血糖低下薬、気管支拡張薬、心血管治療薬、脳血管拡張薬、キレート剤、コレシストキニン拮抗薬、化学療法薬、コレストロール低下薬、認知活性剤、認知促進剤、避妊薬、冠状動脈拡張剤、鎮咳剤、充血緩和剤、脱臭剤、皮膚科用薬物、糖尿病薬、利尿剤、皮膚軟化剤、酵素、赤血球生成剤、去痰薬、妊娠促進薬、抗真菌薬、胃腸薬、成長調整剤、抗頭痛薬、抗群発頭痛薬、ホルモン補充薬、血糖上昇剤、催眠薬、血糖降下薬、イオン交換樹脂、便秘薬、片頭痛治療薬、(投与された後に活性またはより活性になる)ミネラル補助食品、粘液溶解薬、麻酔薬、神経遮断薬、神経筋薬剤、非ステロイド系抗炎症薬(NSAIDs)、栄養添加物、末梢血管拡張剤、ポリペプチド、プロスタグランジン、向精神薬、レニン阻害剤、呼吸刺激薬、抗脚不穏症候群薬、鎮静剤、ステロイド、興奮剤、交感神経遮断薬、甲状腺用調剤、トランキライザー、子宮弛緩薬、膣用調剤、血管収縮剤、血管拡張剤、めまい薬、ビタミン、創傷治療薬、およびこれらの組合せからなる群から選択された薬剤クラスの一部をなす少なくとも1つの薬物であってもよい。
上記の少なくとも一種の薬剤は、アセタゾールアミド、アセトアミノフェン、酢酸、アセトヘキサミド、アセチルサリチル酸、緩衝アセチルサリチル酸、アクリバスチン、アシクロビル、アルブテロール、硫酸アルブテロール、アルコール、アルファキサロン、アルカリホスファターゼ、アラントイン、アロエ、アルプロスタジル、酢酸アルミニウム、炭酸アルミニウム、クロルヒドロキシアルミニウム、水酸化アルミニウム、アルプラゾラム、アミノ酸、アミノ安息香酸、ベシル酸アムロジビン、アモキシシリン、アンピシリン、アムサクリン、アムサログ、アネトール、アポモルヒネ、アスコルビン酸、アスパルテーム、アスピリン、アステミゾール、アテノロール、アトロバスタチンカルシウム、アゼチジン、マレイン酸アザチジン、アジスロマイシン、バシトラシン、ペルーバルサム、BCNU(カルムスチン)、塩酸ベカムピシリン、ジプロピオン酸ベクロメタゾン、塩化ベンザルコニウム、ベンゾカイン、安息香酸、ベンゾフェノン、過酸化ベンゾイル、ベンズキナミド、塩酸ベンズキナミド、ベタメタゾン、ベタネコール、ビオチン、ビサコジル、次サリチル酸ビスマス、酢酸ボミル、ブロモフェニラミン、マレイン酸ブロモフェニラミン、塩酸ブプロピオン、ブスピロン、カフェイン、カラミン、炭酸カルシウム、カルシウムカシネート、水酸化カルシウム、樟脳、カプトプリル、カルベニシリンインダニルナトリウム、カルベジロール、カスカラサグラダ、ひまし油、セファクロル、セファドロキシル、セリコキシブ、セファレキシン、セントリジン、塩酸セントリジン、セチリジン、セチルアルコール、塩化セチルピリジニウム、キレート化ミネラル、クロラムブシル、クロラムフェニコール、塩酸クロルシクリジン、クロルジアゼポキシド、グルコン酸クロルヘキシジン、クロロキシレノール、クロロペントスタチン、クロルフェニラミン、マレイン酸クロルフェニラミン、タンニン酸クロルフェニラミン、クロルプロマジン、クロルプロパミド、クロルサリドン、クロルゾールアミド、コレスチルアミン樹脂、酒石酸水素コリン、軟骨形成刺激タンパク質、シメチジン、塩酸シメチジン、塩酸シンナメドリン、シンナリジン、シサプリド、シタロプラム、クエン酸、クラリスロマイシン、クレマスチン、フマル酸クレマスチン、クロニジン、塩酸クロニジン、クロルフィブラート、カカオバター、タラ肝油、コデイン、フマル酸コデイン、リン酸コデイン、酢酸コルチゾン、コトリモキサゾール、塩酸シプロフロキサシン、シアノコバラミン、塩酸シクリジン、シプロヘプタジン、塩酸シプロヘプタジン、デキサメチルフェニデート、ダントロン、マレイン酸デキスブロモフェニラミン、デキストロメトルファン、ハロゲン化水素酸デキストロメトルファン、ジアゼパム、ジブカイン、ジクロラルフェナゾン、ジクロフェン、ジクロフェンのアルカリ金属塩、ジクロフェナクナトリウム、ジクマロール、ジギトキシン、ジゴキシン、ジヒドロエルゴタミン、ジヒドロエルゴタミンの水素化物、ジヒドロエルゴタミンのメシル酸塩、ジルチアゼム、ディメボン、ジメンヒドリナート、ジメチコーン、ジオキシベンゾン、ジフェンヒドラミン、クエン酸ジフェンヒドラミン、塩酸ジフェンヒドラミン、ジバルプロエクス、ジバルプロエクスのアルカリ金属塩、ドクサートカルシウム、ドクサートカリウム、ドクサートナトリウム、ドネペジル、ドキサゾシン、ドキセピン、塩酸ドキセピン、ドキシサイクリン水和物、コハク酸ドキシラミン、ドロナビノール、エキノマイシン、エコナゾール、エファロキサン、エナラプリル、エナラプリル酸、エノキサシン、エフェドリン、酒石酸水素エピネフリン、エルゴタミン、酒石酸エルゴタミン、エリスロマイシン、エリスロポイエチン、エストロピペート、エチニールエストラジオール、エトミデート、ユーカリプトール、ファモチジン、フェノプロフェン、フェノプロフェンの金属塩、フマル酸第1鉄、グルコン酸第1鉄、硫酸第1鉄、フルコナゾル、フルオキセチン、フオキシメステロン、葉酸、フォスフェニトイン、5−フルオロウラシル(5−FU)、フルオキセチン、塩酸フルオキセチン、フルルビプロフェン、フルスピリレン、フロセミド、ガバペンタン、ゲンタマイシン、ジェムフィブロジル、グリピザイド、グリセリン、ステアリン酸グリセリル、グラニセトロン、塩酸グラニセトロン、グリセオフルビン、グアフェネシン、ヘキシルレソルシノール、ヒドロクロロチアジド、ヒドロコドン、ヒドロコドンの酒石酸塩、ヒドロコルチゾン、酢酸ヒドロコルチゾン、8−硫酸ヒドロキシキノリン、ヒドロキシジン、パモ酸ヒドロキシジン、ヒドロキジンの塩酸塩、イブプロフェン、インドメタシン、イノシトール、インシュリン、ヨウ素、イペカック、鉄、イロキシカム、イソソルビド、イソソルビドの一硝酸塩および二硝酸塩、イソキシカム、カオリン、ケタミン、ケタンセリン、ケトプロフェン、乳酸、ラノリン、L−ドーパ、レシチン、酢酸リュープロリド、レボカバスチン、リドカイン、塩酸リドカイン、リフィノプリル、リオトリックス、リシノプリル、ロムスチン、ロペラミド、ロラタジン、ロバスタチン、炭酸マグネシウム、水酸化マグネシウム、サリチル酸マグネシウム、三ケイ酸マグネシウム、メクリジン、塩酸メクリジン、メフェナム酸、メクロフェナム酸、メクロフェナム酸ナトリウム、酢酸メドロキシプロゲステロン、メロキシカム、メマンチン、マンデル酸メテナミン、メントール、塩酸メペリジン、硫酸メタプロテレノール、メタンステノロン、メトスコポラミン、メトスコポラミンの硝酸塩、メトセルギド、マレイン酸メトセルギド、ニコチン酸メチル、サリチル酸メチル、メチルセルロース、メトスクシミド、17−メチルテストステロン、メトクロプラミド、メトクロプラミドのハロゲン化物、メトクロプラミドの水和物、メトロニダゾール、塩酸メトロニダゾール、メトプロロール、酒石酸メトプロロール、ミアンセリン、硝酸ミコナゾール、鉱油、ミノサイクリン、ミノキシジル、ミオフラジン、モルヒネ、ナドロール、ナプロキセン、ナプロキセンのナトリウム塩、ナプロキセンのアルカリ金属塩、ニフェジピン、硫酸ネオマイシン、ナイアシン、ナイアシンアミド、ニコチン、ニコチンアミド、ニメスリド、ニトログリセリン、ノノキシノール−9、ノルエチンドロンおよびその酢酸塩、ニスタチン、オクトキシノール、オクトキシノール−9、オクチルジメチルPABA、メトキシケイ皮酸オクチル、オメガ−3ポリ不飽和脂肪酸、オメプラゾール、オンダンセトロン、塩酸オンダンセトロン、オクスフェンダゾール、オキソリニック酸、オキシベンゾン、オキシトリフィリン、パラアミノ安息香酸(PABA)、パジメート−O、パラメタジオン、パロキセチン、ペンフルリドール、ペニシリンG、ペンタスタチン、ペパーミント油、4硝酸ペンタエリスリトール、ペントバルビタールナトリウム、パーフェナジン、硫酸フェネルジン、フェニンダミン、酒石酸フェニンダミン、マレイン酸フェニラミン、フェノバルビタール、フェノール、フェノールフタレイン、フェニレフリン、フェニレフリンのタンニン酸塩、フェニレフリンの塩酸塩、フェニルプロパノラミン、塩酸フェニルプロパノラミン、フェニロイン、ピルメノール、ピロキシカム、ピロキシカムの塩、硫酸ポリミシンB、塩化カリウム、硝酸カリウム、プラミペキソール、プラミラセチン、プラモキシン、塩酸プラモキシン、プラゼパム、プラゾシン、プレドニゾロン、塩酸プロカインアミド、プロカテロール、プロメタジン、塩酸プロメタジン、プロポキシフェン、塩酸プロポキシフェン、ナプシル酸、プロクロルペラジン、マレイン酸プロクロルペラジン、プロパノロール、塩酸プロパノロール、プロメタジン、塩酸プロメタジン、プロパノロール、プロスタサイクリン、プソイドエフェドリン、プソイドエフェドリンの硫酸塩、プソイドエフェドリンの塩酸塩、ピリドキシン、ピロラミン、ピロラミンの塩酸塩、ピロラミンのタンニン酸塩、クエチアピン、キナプリル、グルコン酸キニジン、硫酸キニジン、キネストロール、ラリトリン、ラミプリル、ラニチジン、レゾルシノール、レチノール、リボフラビン、リバスチグミン、ロシグリタゾン、サリチル酸、スコポラミン、セルトラリン、ゴマ油、サメ肝油、クエン酸シルデナフィル、シメチコン、重炭酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、フッ化ナトリウム、モノフルオロリン酸ナトリウム、スピラマイシン、スピロノラクトン、スクラルファート、スルファネトキシサゾール、スルファサラジン、硫黄、スルピリド、スマトリプタン、コハク酸スマトリプタン、タクリン、塩酸タクリン、テルコナゾール、テルフェナジン、テストステロン、テトラサイクリン、塩酸テトラサイクリン、テトラヒドロアミノアクリジン、テオフィリン、チアベンダゾール、チエチルペラジン、マレイン酸チエチルペラジン、チオペリドン、塩酸チオチキセン、チモロール、マレイン酸チモロール、トルメチン、トルナフテート、トピラマート、トラマドール、トレチノイン、トリアゾラム、トリメトレキセート、トリマゾシン、トリクロサン、トリメトベンズアミド、塩酸トリメトベンズアミド、トリペレナミン、塩酸トリペレナミン、塩酸トリポリジン、トロレアンドマイシン、ツブラゾール、ウンデシレン酸、バルデコキシブ、バンコマイシン、ベンラファキシン、塩酸ベラパミル、リン酸ビダリビン、ビラゾール、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB3、ビタミンB4、ビタミンB5、ビタミンB6、ビタミンB7、ビタミンB9、ビタミンB12、ビタミンE、ビタミンK、ウイッチヘーゼル、塩酸キシロメタゾリン、亜鉛、硫酸亜鉛、ウンデシレン酸亜鉛、ジプラシドン、ゾルピデム、その塩、およびこれらの組合せからなる群から選択されるものである。
さらに、他の実施形態では、前述した生物学的活性剤、医薬品、および薬剤がカプセル40,140,240,340の内側に含まれると共に、接着材料がカプセル40,140,240,340に含まれるようになっていてもよい。カプセル40の内側に置かれた接着材料の化学的および/または物理的特性によって、いったんカプセルが、例えば、固定具によって突き刺されると、接着材料が最終的に硬化し、固定具60a,60bのような固定具を、例えば、釘20に対して固定し、これによって、釘20を患者の太腿骨の管内に固定することになる。好ましくは、いったん接着材料が硬化したなら、例えば、固定具60a,60bは、釘20から離脱することが阻止される。また、硬化した接着剤は、釘20の開口内における固定具の角度安定性にも役立つことになる。
本発明の接着剤の特性を調整するために、種々の添加物が、この接着剤内に含まれていてもよい。例えば、骨セメント、タンパク質、骨誘導材料および/または骨伝導材料、X線不透明化剤、支持または強化充填材料、結晶成長調整剤、粘性改良剤、細孔形成剤、および他の添加物、ならびにこれらの混合物が、本発明の範囲から逸脱することなく含まれていてもよい。
骨セメント内に含まれている複合物および機能材料の性質は、これまでに述べた成分に制限されるものではなく、むしろそれとは反対に、どのような他の適切な骨伝導材料、生体活性材料、生体不活性材料、または他の機能材料が、本発明に関連して用いられていてもよい。用いられる場合、これらの任意選択的な成分は、それらの意図されている目的に適するどのような量で含まれていてもよい。
いくつかの実施形態では、骨セメントは、骨誘導タンパク質を含んでいる。この骨誘導タンパク質として、骨形成を助長または誘発するのに有用などのようなタンパク質も考えられる。骨誘導タンパク質は、カルボキシル/カルシウムセメント系と共に用いられるのに特に適していると見なされている。何故なら、少なくとも多くの周知の骨誘導タンパク質の場合、このようなタンパク質は、アルカリpHで変性する可能性があるからである。
他の任意選択的な成分は、X線不透過性充填剤のような充填剤である。X線不透過性充填剤は、例えば、硫化バリウムまたは水酸化ビスマスのような適切なビスマス化合物、バリウム化合物、またはヨウ素化合物であるとよい。他の適切な充填剤として、バイオグラス、シリカ、アルミナ、二相リン酸カルシウム、ケイ酸カルシウム、硫酸カルシウム、粒状リン酸カルシウムセラミック、ポートランドセメント、などが挙げられる。
本明細書において特定の実施形態を参照して本発明を説明してきたが、これらの実施形態は、本発明の原理および用途の単なる例示にすぎないことを理解されたい。従って、例示的な実施形態に対して多くの修正がなされてもよいし、添付の特許請求の範囲に記載されている本発明の精神および範囲から逸脱することなく、他の構成が考案されてもよいことを理解されたい。

Claims (17)

  1. 手術部位に材料を放出するためのシステムにおいて、
    少なくとも1つの凹部を内部に有している移植片と、
    前記材料を収容しているケーシングを有しているカプセルであって、前記移植片の前記少なくとも1つの凹部内に受け入れられるようにされている、カプセルと、
    端部分を有している突刺し部材と、
    を備えており、
    前記突刺し部材の前記端部分は、前記カプセルの前記ケーシング内に収容されている前記材料を放出するために、前記移植片の突刺し部材受入れ開口に挿入され且つ前記カプセルの前記ケーシングを突き刺すように構成され
    前記突刺し部材は、固定具たる骨ネジであることを特徴とするシステム。
  2. 前記材料は、治療薬を含んでいることを特徴とする、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記材料は、接着剤をさらに含んでおり、前記接着剤は、前記接着剤が前記カプセルから最初に放出された後に硬化したとき、前記突刺し部材を前記移植片の前記少なくとも1つの凹部内に固定するように構成されていることを特徴とする、請求項2に記載のシステム。
  4. 治療カプセルを収容するための移植片において、
    長手方向孔を有している細長シャフトであって、前記長手方向孔は、前記細長シャフトの中央長軸を部分的に貫通し且つ前記細長シャフトの前記中央長軸と同一線上にある長軸を有する円形内壁を形成し、前記細長シャフトは、第1の骨ネジ受入れ開口および第2の骨ネジ受入れ開口をさらに有しており、前記第1の骨ネジ受入れ開口および前記第2の骨ネジ受入れ開口は、各々、前記長手方向孔を横断して延在しているおり、且つ前記第1の骨ネジ受入れ開口および前記第2の骨ネジ受入れ開口の各々の長軸が前記長手方向孔の前記円形内壁の前記長軸と交わるように前記長手方向孔の前記円形内壁と連通している、細長シャフト、
    を備えており、
    治療薬を収容しているケーシングを有している前記治療カプセルは、前記孔内に位置決めされており、前記長手方向孔の前記円形内壁の少なくとも1部分に隣接して位置するようになっており、前記第1の骨ネジ受入れ開口および前記第2の骨ネジ受入れ開口の両方に連通していることを特徴とする移植片
  5. 前記細長シャフトの前記長手方向孔内に受け入れられるようにされたホルダーであって、前記治療カプセルを受け入れ、前記カプセルが前記第1の骨ネジ受入れ開口および前記第2の骨ネジ受入れ開口の両方に連通するように、前記カプセルを前記第1の骨ネジ受入れ開口および前記第2の骨ネジ受入れ開口内に少なくとも部分的に位置決めするように構成されている、ホルダーをさらに備えていることを特徴とする、請求項4に記載の移植片
  6. 前記細長シャフトの前記長手方向孔内に受け入れられるようにされたホルダーをさらに備えており、
    前記ホルダーは、第1の端および第2の端を有しており、前記端の各々は、前記治療カプセルを前記第1の骨ネジ受入れ開口および前記第2の骨ネジ受入れ開口のいずれかの内に少なくとも部分的に位置決めするように前記カプセルを保持するための凹部を有していることを特徴とする、請求項4に記載の移植片。
  7. 前記細長シャフトの前記長手方向孔は、釘開口に隣接してネジ山が付されており、前記ホルダーは、ねじ込まれ、前記細長シャフトの前記長手方向孔にネジ結合するように構成されていることを特徴とする、請求項6に記載の移植片。
  8. 前記治療カプセルは、接着剤も含んでいることを特徴とする、請求項に記載の移植片。
  9. 第1の治療カプセルと、
    第2の治療カプセルと、
    をさらに備えており、
    前記ホルダーは、第1の治療カプセルおよび第2の治療カプセルの両方を受け入れて、前記第1の治療カプセルを前記第1の骨ネジ受入れ開口内に少なくとも部分的に位置決めし、前記第2の治療カプセルを前記第2の骨ネジ受入れ開口内に少なくとも部分的に位置決めするように構成されていることを特徴とする、請求項に記載の移植片。
  10. 前記第1の治療カプセルおよび前記第2の治療カプセルは、各々、接着剤も含んでいることを特徴とする、請求項9に記載の移植片。
  11. 骨釘において、
    近位端から遠位端に延在している長軸を有している細長シャフトであって、前記細長シャフトは、前記細長シャフトの前記長軸を横断している軸を有している複数の固定具受入れ開口と、前記各固定具受入れ開口に連通している少なくとも1つの凹部とを有しており、前記凹部の各々は、前記細長シャフトの前記長軸と直交している軸を有している、細長シャフトと、
    治療薬を収容しているケーシングを有している少なくとも1つの治療カプセルと、
    前記細長シャフトの凹部内に少なくとも部分的に内側に受け入れられるようにされたホルダーであって、前記治療カプセルを受け入れて前記治療カプセルを前記少なくとも1つの凹部内に少なくとも部分的に位置決めするように構成された少なくとも1つの凹部を有している、ホルダーと、
    を備えていることを特徴とする骨釘
  12. 前記療カプセルは、着剤も含んでいることを特徴とする、請求項11に記載の骨釘
  13. 前記ホルダーは、円筒状であることを特徴とする、請求項11に記載の骨釘。
  14. 前記ホルダーは、ネジ山が付されており、かつ前記細長シャフトの前記少なくとも1つの凹部は、ネジ山が付されており、前記ホルダーは、前記少なくとも1つの凹部にネジ係合されるように構成されていることを特徴とする、請求項11に記載の骨釘。
  15. 前記骨釘は、第1の横断開口および第2の横断開口を有しており、前記ホルダーは、前記第1の横断開口および前記第2の横断開口に連通するように、前記少なくとも1つの凹部内に位置決めされており、前記ホルダーは、前記少なくとも1つの凹部の第1の凹部および第2の凹部を有しており、前記凹部の各々は、前記治療カプセルを受け入れるように構成されていることを特徴とする、請求項11に記載の骨釘。
  16. 第1の治療カプセルは、前記第1の横断開口内に少なくとも部分的に位置決めされており、第2の治療カプセルは、前記第2の横断開口内に少なくとも部分的に位置決めされていることを特徴とする、請求項15に記載の骨釘。
  17. 前記第1の治療カプセルおよび前記第2の治療カプセルは、各々、接着剤も含んでいることを特徴とする、請求項16に記載の骨釘。
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