JP5646985B2 - 導光板及び導光板の製造方法 - Google Patents
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Description
片エッジライト型に用いられる導光板の反射面は先端に向かって上方に傾斜する楔形にされ、両エッジライト型の場合の導光板の厚みは一定にされるか、中央部の厚みが漸減するようなものが用いられる。
例えば、特許文献1、特許文献2に記載の導光板は、輝度の均一性を高めるために、光源からの距離に応じて密度が高まる微細凹凸パターンすなわち輝度均斉化微細パターンを反射面に形成している。このパターンを形成する方法としては、スクリーン印刷などが用いられている。
そこで、特許文献4、特許文献5に記載されているように光源からの光の出射効率を安定的に向上させるために、金型を使用して、輝度均斉化微細パターンを形成する方法が知られている。しかしながら、上記方法は金型を使用しているため、輝度ムラの修正が必要になった場合は金型自体を修正しなければならず、金型修正と成型による改善確認の工程を繰返し行う必要があることから、修正時間が大幅にかかるという問題がある。また、修正は金型自体の修正であるため、いったん修正したものを復元させるということはできず、その結果再現性がないという致命的な問題があった。
しかしながら、この技術では高輝度を可能とする導光板を製造することができるが、レーザー加工での加工時間が長くなり、その結果、一枚当りにかかる製造コストも高くなるという問題があった。
本発明者は、さらに検討を進めた結果、スクリーン印刷の際には、特に導光板の縁部(周囲部分)に印刷漏れなどが起こりやすく、その結果印刷不良となり、導光板としてよい性能のものを得ることが難しいことが分かった。
(1)光を端面から入射し、一方の表面の射出面から射出し、前記射出面に対面する反射面には、輝度均斉化微細パターンが形成されている導光板において、
前記輝度均斉化微細パターンが、縁部以外にスクリーン印刷された凸パターンと、前記縁部にレーザー穿設された凹パターンとから形成されていることを特徴とする導光板;
(2)光を端面から入射し、一方の表面の射出面から射出し、前記射出面に対面する反射面には、輝度均斉化微細パターンが形成されている導光板の製造方法において、
縁部以外をスクリーン印刷により凸パターンを印刷し、次いで前記縁部にレーザー穿設により凹パターンを形成して前記輝度均斉化微細パターンを形成することを特徴とする導光板の製造方法;
(3)前記凸パターン及び前記凹パターンがドット状であることを特徴とする(1)記載の導光板;
(4)前記凸パターン及び前記凹パターンがドット状であることを特徴とする(2)記載の導光板の製造方法;
である。
図1に示した実施例は、射出面1A、これに対面する反射面1Bを有し、両端面の入射面1Cを有する両エッジライト型用の導光板1であって、その輝度均斉化微細パターンの形成、加工に際して、先ず、導光板の反射面外面の縁部以外にスクリーン印刷により凸パターン11を形成する([図1(a)])。次いで、残された四周縁部にレーザー穿設により凹パターン12を形成して、輝度均斉化微細パターン([図1(b)])を完成する。
なお、[図1(a)]、[図1(b)]における“←光”は光源を示す。
なお、[図2(a)]、[図2(b)]における“←光”は光源を示す。
なお、本実施例のものにおいても、図1の実施例において説明した微細パターンの形状、あるいはパターン設計に関する公知の任意の技術を採用できることは言うまでもない。
また、片エッジライト型の導光板の輝度均斉化微細パターンは、従来から、ドットの形状、大きさ、ピッチなどを入射面から遠ざかるにつれて変化させるものが知られており、このようなパターンも本発明に適用可能なこともいうまでもない。
1A、2A 射出面
1B、2B 反射面
1C、2C 入射端面
11、21 凸パターン
12、22 凹パターン
Claims (4)
- 光を端面から入射し、一方の表面の射出面から射出し、前記射出面に対面する反射面には、輝度均斉化微細パターンが形成されている導光板において、
前記輝度均斉化微細パターンが、縁部以外にスクリーン印刷された凸パターンと、前記縁部にレーザー穿設された凹パターンとから形成されていることを特徴とする導光板。 - 光を端面から入射し、一方の表面の射出面から射出し、前記射出面に対面する反射面には、輝度均斉化微細パターンが形成されている導光板の製造方法において、
縁部以外をスクリーン印刷により凸パターンを印刷し、次いで前記縁部にレーザー穿設により凹パターンを形成して前記輝度均斉化微細パターンを形成することを特徴とする導光板の製造方法。 - 前記凸パターン及び前記凹パターンがドット状であることを特徴とする請求項1記載の導光板。
- 前記凸パターン及び前記凹パターンがドット状であることを特徴とする請求項2記載の導光板の製造方法。
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