JP5645249B2 - 浴槽用の身体載置台及びそれを備える浴槽 - Google Patents

浴槽用の身体載置台及びそれを備える浴槽 Download PDF

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Description

本発明は、浴槽用の身体載置台及びそれを備える浴槽に関し、殊に浴槽の湯溜め部における節水技術に関するものである。
従来から、湯を溜めることで入浴空間となる湯溜め部を有する浴槽において、入浴者が着座可能な身体載置台を湯溜め部内に設置し、該身体載置台に腰や臀部等を載置して椅子として利用することで、半身浴を可能としたものがある。このようなものとして、湯溜め部を形成する浴槽本体に身体載置台が固定された浴槽本体と身体載置台が一体のものと、浴槽本体に対して身体載置台が脱着自在で半身浴を行わない際等に浴槽から取外可能としたものと、がある。
脱着自在のものでは、湯溜め部に湯を張った際の身体載置台の浮き上がりを防止するために、ファスナーやフック等の接続部を介して浴槽本体に取り付けるものや、水や湯等を貯留する貯留部を身体載置台内に備えるものがある。そして、貯留部を備えるものでは、湯溜め部に身体載置台を設置すると、湯溜め部の容積である入浴空間が貯留部等の身体載置台の容積分狭まるため、湯張り時に湯溜め部に供給する湯量を節約することができる(例えば、特許文献1等参照)。
また、浴槽本体の湯溜め部を形成する内壁に湯張りや追い焚き用の口金を備えたものもあり、この口金は内壁から突出したものであり、湯張り時や追い焚き時に熱い熱湯や温水等が噴き出すものである。そして、入浴者の背中等に口金が干渉するため、全身浴時等の際に、口金の突出した側の内壁を背もたれに利用することができないものである。
特開2002−95602号公報
そのため、特許文献1等のものは、口金を備えた浴槽に配置すると、貯留部を形成する容器が口金に干渉するものである。詳しくは、内壁に沿って配置すると口金に身体載置台が接触するため、足掛けに用いた全身浴時等では、口金から離して配置すると入浴スペースが狭まり、脚部を伸ばした入浴ができなくなるものである。そして、口金のない反対側の内壁に配置すると、口金の突出した側の内壁に入浴者の背中等が位置するため、口金が邪魔で背もたれに利用できなくなるものである。また、腰掛けに用いた半身浴時等では、口金から離して口金を備えた内壁に配置すると、該内壁と身体載置台の間に生じた隙間により、腰が内壁から離れて位置するため、背中の接触面積が減少し、内壁を背もたれに利用難いものである。
すなわち、従来の身体載置台は、口金を備えた浴槽に対して、浴槽内の設置位置に制限が生じるため、リラックスした姿勢での入浴が難しく、快適さ及び利便性に欠けるという問題がある。
そこで、この事情に鑑み、浴槽に溜める湯等を節約可能で、かつ口金による設置位置の制限を緩和して浴槽内に設置することができる浴槽用の身体載置台及びそれを備える浴槽を提供することを課題とした。
この課題を解決するために、本発明の浴槽用の身体載置台は、浴槽に配置自在な身体載置台であって、液を貯留可能な貯留部を有する容器を備え、前記浴槽の底面に設置可能な設置部を前記容器の下端に備え、入浴者の一部を載置可能な身体載置部を前記容器の上端に備え、前記浴槽の口金を収容可能な凹部を前記容器の側面に備えたものであり、前記容器が、前記凹部の下部と、前記凹部を備えた側面の反対側に位置する側面と、を連通させる連通路を備え、前記凹部が下方に向かう程前記反対側に位置する側面に近づく傾斜を有したものであることを特徴とする。
この浴槽用の身体載置台として、前記身体載置部が、入浴者の腰を載置可能な腰掛け部と、前記腰掛け部より前記反対側に位置する側面に近い位置に設けられ入浴者の脚部を載置可能な足掛け部と、を有し、前記足掛け部が前記反対側に位置する側面に近づく程下方に下がる傾斜を有したものであることが好ましい。
また、本発明の浴槽は、前述の浴槽用の身体載置台を備えたものであることを特徴とする。
このような構成としたことで、浴槽に溜める湯等を節約可能で、かつ口金による設置位置の制限を緩和して浴槽内に設置することができる。
本発明の身体載置台の一実施形態の(a)平面、(b)正面、(c)背面、(d)側面である。 同上のA−A断面図である。 同上の身体載置台を取り付けた浴槽の(a)平面図と、(b)一部を透過した側面図と、(c)B−B断面図である。 同上の身体載置台を取り外した浴槽の(a)平面図と、(b)一部を透過した側面図と、(c)B−B断面図である。 同上の浴槽における入浴姿勢の説明図であり、(a)身体載置台に腰を載置した入浴例と、(b)身体載置台に脚部を載置した入浴例と、(c)身体載置台を取り外した状態の入浴例である。
以下、実施形態の一例を図面に基づいて説明する。
本例の浴槽は、図3及び図4に示すように、湯や水等(以下、湯等と記載する)を貯留する湯溜め部4を内側に有する浴槽本体1を主体とし、内部に貯留部8を有する容器形状の身体載置台6が湯溜め部4に設置されるものである。
詳しくは、浴槽本体1が、略長方形状の底面2と、底面2の外周の各端辺から夫々上方に立ち上がる四つの内壁3と、を有したものである。そして、内壁3は底面2の外周に沿って連続しており、底面2及び内壁3で囲まれ上方に開口した凹所が入浴用に湯等を貯留する湯溜め部4となっており、符号2aは湯溜め部4に貯留した湯等を排出する排水口である。更に、内壁3のうち、底面2の短辺から立ち上がる内壁3の一つには口金5が設けられている。
該口金5は内壁3の上下方向の中央より下方で且つ幅方向の略中央に位置しており、内壁3から湯溜め部4内に突出して設けられている。そして、口金5は湯等の流動する配管(特に図示しない)を介して外部の熱交換器や給湯器等(特に図示しない)に接続されている。そのため、口金5は、湯等を湯溜め部4に吐出する湯張り用吐出口と、追い焚き時に湯溜め部4の湯等を吸入し熱交換器等に導入する追焚用吸入口及び熱交換器等で再加熱した湯等を湯溜め部4に再び吐出する追焚用吐出口と、を兼ねたものである。
すなわち、本例の浴槽は口金5により湯溜め部4の湯張りが可能であると共に、湯溜め部4に貯留した湯等の追い焚きが可能なものとなっている。そして、口金5は湯溜め部4の湯等より熱い熱湯や湯等と略同じ温度の温水等(以下、熱湯等と記載する)を吐出するものである。なお、本例の浴槽は、底面2の長辺に沿った内壁3が上下寸法の略中央に段差を有した形状となっているが、内壁3に段差がないものであってもよい。
以下、口金5の設けられた内壁3を後内壁3bとし、底面2の他方の短辺から立ち上がる内壁3を前内壁3aとし、長辺から夫々立ち上がる残りの内壁3を夫々側内壁3cとする。
また、湯溜め部4に設置される身体載置台6は後内壁3b及び両側内壁3cに容器7の周壁を当接して底面2に設置されるものであり、浴槽本体1に設置することで湯溜め部4の約15%程度を占有し湯溜め部4の入浴空間を狭めるものとなっている。以下、身体載置台6を浴槽本体1に配置した状態を浴槽配置時とする。なお、身体載置台6が湯溜め部4を占有する数値は湯溜め部4に全身浴可能な程度に湯張りした際に節約される湯等の量(節水量)であり、この数値は例示にすぎず、この数字のみに限定されるものではない。
詳しくは、図1及び図2に示すように、湯等の液体を貯留する貯留部8を有した中空の容器7で主体が構成されたものであり、容器7は下端が底面2に当接される設置部11となっており、上端が入浴者30を載置する身体載置部18となっている。そして、容器7は周方向に連続する四つの側面9で周壁が構成されており、側面9の一つには上下両端に亘って内側に凹んだ凹部10が形成されている。
詳しくは、凹部10を備えた後側面9bと、後側面9bの反対側に位置する前側面9aと、前側面9aと後側面9bの側方に位置する右側面9d及び左側面9cと、からなり、側方の端辺で接続されて連続した枠板となっている。後側面9bは前内壁3aや後内壁3bに沿って当接可能な平面を有しており、左側面9c及び右側面9d(以下、区別しない際には左右側面と記載する)は互いに略平行し且つ夫々側内壁3cに沿って当接可能な平面を有している。そのため、浴槽設置時には、左右側面が側内壁3cに当接され、後側面9bが後内壁3bと前内壁3aのうち一方の内壁3に当接され、前側面9aが残りの内壁3側を対向するものである。
凹部10は後側面9bの幅方向の略中央に位置して上下に長い断面コ字状の溝であり、溝の上方の端部が身体載置部18に開口し、下方の端部が設置部11に開口し、溝の底部10aは下方側に向かう程前側面9a側に近づく傾斜面になっている。更に、凹部10の幅方向の寸法S1は口金5の外径より大きいものであり、凹部10内に口金5を配置可能なものとなっている。そのため、後側面9bを後内壁3bに当接して設置した際には、口金5が凹部10に収容されると共に、口金5からの熱湯等が底部10aの傾斜に沿って凹部10の下方に流動されるものとなっている。
また、容器7の下端部である設置部11は、底面2に当接される設置面12と、貯留部8内に一端が開口した略円筒状の給排口15と、上方側に凹んだ環状の凹陥部14と、上方に凹んだ略馬蹄型の段部13と、からなる。
給排口15は、貯留部8に外部から湯等を供給する供給口と、貯留部8内の湯等を外部に排出する排出口を兼ねたものであり、給排口15の外周壁には雄ねじが形成されており、給排口15には有底円筒状の蓋16を脱着自在で有している。
蓋16は、筒の底である給排口15を封止する円盤状の蓋本体と、蓋本体の外周から立ち上がる円筒状の取付部と、からなり、給排口15封止時には蓋本体の外面が設置面12と面一になるものである。そして、取付部は内径が給排口15の外径と略同じあるいは少し大きいものであり、筒の内周壁に給排口15の雄ねじに噛み合う雌ねじを有している。この雄ねじに雌ねじを噛み合わせて取付部を給排口15の外周壁に嵌め込むことで、蓋本体で給排口15の他端の内側開口を封止した状態で給排口15に保持されるものである。
すなわち、身体載置台6は設置面12と蓋本体の外面を底面2に当接して湯溜め部4に設置されるものであり、凹陥部14は蓋16脱着時等で蓋16の回転作業を行う際に作業者の手等を差し入れる作業スペースとなっている。
また、段部13は左右側面及び後側面9bの下方の端辺に沿って形成されており、蹄の両端に位置する部位が前側面9aの下方の端辺の側方の両端で開口しており、後側面9bの下端に位置する部位が凹部10の下部に連通したものとなっている。すなわち、段部13は、左側面9cを介して凹部10の下部と前側面9aを連通させる連通路17と、右側面9dを介して凹部10の下部と前側面9aを連通させる連通路17と、形成すると共に、互いの凹部10側の端部を繋いだ形状のものである。
そして、連通路17からなる段部13により、浴槽設置時には、内壁3と左右側面及び後側面9bの間に隙間が形成されるものであり、この隙間は湯溜め部4の湯等や口金5からの熱湯等が流動可能となっている。そのため、湯溜め部4内の湯等は内壁3との隙間である連通路17及び凹部10を介して口金5に流入されるものであり、口金5から凹部10に吐出された湯等は連通路17を介して湯溜め部4内に流出されるものである。
なお、設置面12にはゴム等の弾性体を配置したり表面に溝や突起等の凹凸を形成したりした滑り止め部を設けて、設置部11の底面2に対する摩擦抵抗を向上させて、設置した身体載置台6が底面2上を滑ることを防止することが好ましい。
また、容器7の上端部である身体載置部18は、底面2に略平行な平面を有する腰掛け部19と、前側面9aに向かう程下方に近づく傾斜した平面を有する足掛け部20と、からなる。腰掛け部19は一端が後側面9bの上端に接続されると共に、凹部10の上端開口である切り欠きを有しており、他端が足掛け部20の傾斜の上端に接続されている。足掛け部20は傾斜の下端が前側面9aの上端に接続されており、傾斜の下端は、設置面12から腰掛け部19に至る容器7の上下寸法の中間より上方に位置している。
すなわち、身体載置部18は途中で下方側に屈曲されたくの字形状の上面を有するものであり、浴槽設置時には、後側面9bを当接する内壁3側に腰掛け部19が位置し、湯溜め部4の中央側を向いて足掛け部20が位置するものである。
そして、身体載置部18の利用例として、例えば、図5に示すように、入浴者30の身体の一部が載置されるものである。詳しくは、図5(a)に示すように、腰掛け部19に入浴者30の腰が載置され後側面9bの当接した内壁3が背もたれに用いられるものや、図5(b)に示すように、腰が底面2に載置されると共に脚部が足掛け部20に載置されるもの等がある。
すなわち、腰掛け部19に腰を載置したものでは、図5(c)に示す身体載置台6がない状態より入浴者30の上半身の位置が高くなり半身浴を行うことができる。そして、足掛け部20に脚部を載置したものでは、脚部を腰より上げた姿勢で全身浴を行うことができる。更に、後側面9bを後内壁3bに当接して身体載置台6を湯溜め部4内に配置することで、全身浴時に内壁3(前内壁3a)を背もたれに用いることができ、入浴者30の背中と口金5が干渉することを防止できる。
なお、身体載置台6のサイズや形状により異なるが、本例のような湯溜め部4の約15%を占有する身体載置台6では、足掛け部20が身体載置部18の上面の3分の1から2分の1程度を占め、残りが腰掛け部19であるものが好ましい。
また、符号21は貯留部8の空気を外部に抜き出すための空気穴である。そして、空気穴21は、給排口15から貯留部8に湯等を供給した際に、貯留部8内の空気を外部に放出するものであり、空気穴21から貯留部8内の湯等が外部に略流出しないものとなっている。そのため、貯留部8内に湯等を略貯留していない略空の身体載置台6を残り湯を有する湯溜め部4に沈めることで、給排口15を介して残り湯が貯留部8内に流入すると共に、貯留部8内の空気が空気穴21から排出されるものである。
このように、身体載置台6が貯留部8を有するため、身体載置部18を湯溜め部4内に設置することで、浴槽に張る湯等の量を身体載置台6の容積分低減することができる。そして、身体載置部18が腰掛け部19及び足掛け部20を有するため、身体載置部18に入浴者30の身体の一部を載置することで、身体載置台6を入浴者30の腰を載置する腰掛けや脚部を載置する足掛けに利用することができる。
そのため、湯溜め部4内に配置した身体載置台6により、湯溜め部4の湯等を節約することができると共に、身体載置台6を腰掛けに利用した半身浴や足掛けに利用した全身浴等を行え、快適な入浴を提供することができる。
更に、貯留部8に湯等を貯留することで、身体載置台6が重量物となり、湯張り後の湯溜め部4内でも身体載置台6が浮き上がらずに底面2に設置した状態に保持されるものとなっている。そのため、腰掛けや足掛け利用時に身体載置台6が移動して入浴者30が転倒する等の危険を防止できると共に、入浴者30等が湯溜め部4の出入等で内壁3を跨ぐ際に、身体載置台6を踏み台として利用でき、浴槽の安全性を向上することができる。
また、口金5を収納できる凹部10を有するため、後内壁3b側に当接した状態で身体載置台6を浴槽に設置でき、後側面9bを当接する内壁3を、前内壁3aと後内壁3bの中から選択でき、身体載置台6の配置位置の制限を緩和することができる。
そのため、前内壁3aに身体載置台6を配置したものと違い、口金5が入浴者30の入浴の邪魔にならずに、身体載置台6を浴槽に設置したまま全身浴を行え、入浴者30が快適に身体載置台6を足掛けに利用できるものとなっている。すなわち、本例の身体載置台6は、身体載置部18を腰掛けに用いた半身浴と、口金5のない内壁3を背もたれに用いると共に身体載置部18を足掛けに用いた全身浴の少なくとも二通りの入浴方法で口金5を有した浴槽を利用することができる。更に、身体載置台6により口金5を隠すことができるため、口金5を目立たなくでき、湯溜め部4の外観に一体感を与えることができる。
また、凹部10が傾斜を有するため、追い焚き時等で口金5から吐出された熱湯等が凹部10の傾斜により下方側に流動され、熱湯等が身体載置部18側に流出することを抑制している。そして、凹部10下方に流動された熱湯等は連通路17に流入するため、連通路17を介して前側面9aの下方両側から湯溜め部4の入浴空間内に流出し、流出した熱湯等は側内壁3cに沿って流動しながら湯溜め部4の湯等に混合されるものである。
そのため、追い焚き時の熱湯等が熱いまま身体載置部18上に流出して載置した腰や脚部に当たることを抑制すると共に、連通路17から流出した熱湯等も入浴者30に当たり難くなっており、追い焚き中も快適に入浴できるものとなっている。
更に、空気穴21を備えたことで、柄杓や手桶等の道具を用いなくても浴槽内の残り湯を容易に貯留部8に貯留することができると共に、浴槽に湯を張った後であっても、張った湯を溢れさせずに設置することができるものとなっている。
そのため、身体載置台6の浮き上がり防止に残り湯を容易に利用できると共に、湯溜め部4から残り湯が溢れることなく身体載置台6を浴槽本体1に設置して追い焚きを行うことができる。
また、身体載置台6は容器7の上部に身体載置部18を溶着等で取り付けたものや、容器7の下部に設置部11を取り付けたもの等の、容器7と身体載置部18と設置部11を夫々あるいは一部を別部材で構成したものであってもよい。そして、容器7と身体載置部18と設置部11は耐食性を有した樹脂や金属等の材料で形成したものあるいは耐食性を有する材料で外装を覆ったものが好ましい。なお、耐食性を有する材料とは、熱湯等や、入浴剤等を混入した薬湯等や、浴槽用洗浄剤等に腐食され難いものである。そして、この材料として浴槽本体1の内壁3や底面2を形成する材料と略同じものや外観の近いものを用いることで、浴槽設置時に身体載置台6と浴槽本体1の外観の一体感を向上でき好ましい。
更に、容器7に断熱性を持たせることで、熱湯等の熱が容器7の側面9を介して身体載置部18に伝達されることを防止できると共に、貯留部8への熱湯等や湯溜め部4等の熱の流動を抑制して身体載置台6による浴槽の熱損失を軽減でき好ましい。
なお、凹部10は下方側に広がる扇形のもの等であってもよく、少なくとも口金5を収容可能な形状であればよい。ましてや、後側面9bの上下端に亘って設けたものに限らず、身体載置部18に切り欠きのないもの等であってもよい。そして、連通路17は側面9に溝形状で形成したもの等であってもよいのはもちろん、左右側面の少なくとも一方を介して凹部10の下部と前側面9aを連通させるものであればよい。更に、連通路17の前側面9a側の端部は設置部11に近い側(下方側)で且つ左右側面に近い位置(左右端)に開口したものが、身体載置台6を利用した入浴者30に対して熱湯等を当たり難くでき好ましい。
また、身体載置部18は平面形状に限らず、腰に沿った円弧形状に凹んだものや、各脚部に対応するよう一つあるいは二つの凹みを有するもの等であってもよく、入浴者30の腰や脚部を載置可能な形状であればよい。そして、設置部11は蓋16の外面のみを底面2に当接して設置されるものや、設置面12のみを底面2に当接して設置されるもの等であってもよく、底面2に設置可能なものであればよい。
更に、給排口15は設置部11に形成したものに限らず、左右側面や後側面9b等の側面9に設けたものや、複数備えたものであってもよい。そして、給排口15の開口部位の形状は、円形状に限らず、矩形状のものであってもよい。もちろん、取付部を外周に備えた筒形状に限らず、開口を形成する内周面を取付部としたもの等であってもよい。ましてや、給排口15を封止する部材は、給排口15の形状に応じて適宜設定すればよく、給排口15の内周に脱着自在な栓や、給排口15から取り外さないで給排口15の開閉を行えるシャッター等であってもよい。
1 浴槽本体
5 口金
6 身体載置台
7 容器
8 貯留部
9 側面
10 凹部
11 設置部
17 連通路
18 身体載置部
19 腰掛け部
20 足掛け部
30 入浴者

Claims (3)

  1. 浴槽に配置自在な身体載置台であって、液を貯留可能な貯留部を有する容器を備え、前記浴槽の底面に設置可能な設置部を前記容器の下端に備え、入浴者の一部を載置可能な身体載置部を前記容器の上端に備え、前記浴槽の口金を収容可能な凹部を前記容器の側面に備えたものであり、前記容器が、前記凹部の下部と、前記凹部を備えた側面の反対側に位置する側面と、を連通させる連通路を備え、前記凹部が下方に向かう程前記反対側に位置する側面に近づく傾斜を有したものであることを特徴とする浴槽用の身体載置台。
  2. 前記身体載置部が、入浴者の腰を載置可能な腰掛け部と、前記腰掛け部より前記反対側に位置する側面に近い位置に設けられ入浴者の脚部を載置可能な足掛け部と、を有し、前記足掛け部が前記反対側に位置する側面に近づく程下方に下がる傾斜を有したものであることを特徴とする請求項1に記載の浴槽用の身体載置台。
  3. 請求項1または2記載の浴槽用の身体載置台を備えたものであることを特徴とする浴槽。
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