JP5644655B2 - 食用果実の検査方法、検査装置およびプログラム - Google Patents
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Description
前記食用果実検査装置は、参照用食用果実の内部構造における複数の部位のそれぞれと、参照用食用果実の透過光を所定の波長帯域で受光した参照用透過光画像の画素値の組との間で対応付けを行うことによって、前記内部構造における第1部位、第2部位、および前記第1部位の候補となる疑第1部位の画素値の組を少なくとも既知事例として予め記憶する。
食用果実の内部を検査するとき、前記食用果実検査装置は、
検査用食用果実の透過光を前記波長帯域で受光して得られる検査用透過光画像を取得し、
取得された前記検査用透過光画像と記憶されている前記既知事例とを用いて、前記透過光画像内で、前記第1部位として識別される第1領域、前記第2部位として識別される第2領域、および、前記第2領域の周りに位置し、前記疑第1部位として識別される領域を含む疑第1領域を抽出することにより、前記内部構造を推定し、
前記疑第1領域の、前記第2領域に対する幾何学形状の特徴量を算出し、算出した前記特徴量が前記第1部位の条件を満たすか否かを判定して、検査用食用果実に前記第1部位が存在するか否かを判別する。
参照用食用果実の内部構造における複数の部位のそれぞれと、参照用食用果実の透過光を所定の波長帯域で受光した参照用透過光画像の画素値の組との間で対応付けを行うことによって、前記内部構造における第1部位、第2部位、および前記第1部位の候補となる疑第1部位の画素値の組を少なくとも既知事例としてコンピュータの記憶手段に予め記憶させ、
食用果実の内部を検査するとき、
検査用食用果実の透過光を前記波長帯域で受光して得られる検査用透過光画像を取得し、
取得された前記検査用透過光画像と記憶されている前記既知事例とを用いて、前記透過光画像内で、前記第1部位として識別される第1領域、前記第2部位として識別される第2領域、および、前記第2領域の周りに位置し、前記疑第1部位として識別される領域を含む疑第1領域を抽出することにより、前記内部構造を推定し、
前記疑第1領域の、前記第2領域に対する幾何学形状の特徴量を算出し、算出した前記特徴量が前記第1部位の条件を満たすか否かを判定して、検査用食用果実に前記第1部位が存在するか否かを判別する、処理をコンピュータに実行させる。
参照用食用果実の内部構造における複数の部位のそれぞれと、参照用食用果実の透過光を所定の波長帯域で受光した参照用透過光画像の画素値の組との間で対応付けを行うことによって、前記内部構造における第1部位、第2部位、および前記第1部位の候補となる疑第1部位の画素値の組を少なくとも既知事例として予め記憶する記憶部と、
検査用食用果実の透過光を前記波長帯域で受光して得られる検査用透過光画像を取得し、取得された前記検査用透過光画像と記憶されている前記既知事例とを用いて、前記透過光画像内で、前記第1部位として識別される第1領域、前記第2部位として識別される第2領域、および、前記第2領域の周りに位置し、前記疑第1部位として識別される領域を含む疑第1領域を抽出することにより、前記内部構造を推定する推定部と、
前記疑第1領域の、前記第2領域に対する幾何学形状の特徴量を算出し、算出した前記特徴量が前記第1部位の条件を満たすか否かを判定して、検査用食用果実に前記第1部位が存在するか否かを判別する判別部と、とを有する。
以下、食用果実の内部における所定の部位の有無を精度よく検査する本発明の食用果実の検査方法、検査装置およびプログラムを実施形態に基づいて説明する。図1(a)は、本実施形態の食用果実の検査方法を実施する食用果実を検査する検査装置10の構成図である。
検査装置10は、図1(a)に示すように、CPU(Central Processing Unit)12と、ROM(Read Only Memory)14と、RAM(Random Access Memory)16と、ハードディスクドライブ装置18と、ディスプレイ19と、キーボード20と、マウス22と、プリンタ24と、インターフェース25と、を備え、これらは、互いにバス26を介して通信可能に接続されている。
ディスプレイ19は、文字情報や画像などの各種情報を表示する。
取得されるHSDの波長帯域は、被写体において有無を識別したい部位(例えば「種」)を透過する光の波長を含む所定の範囲の波長帯域である。被写体が干し柿などの食用果実であるとき、波長帯域は例えば、350nm〜1050nmの範囲とすることができる。また、350nm〜1050nmの範囲で5nm毎に分割して複数の波長帯域としてもよい。
このHSDがインターフェース25を介して検査装置10に取り込まれ、ハーディスクドライブ装置18に記憶される。従って、記憶される透過光画像のHSDは、カメラ28の波長帯域毎に対応した値を画素毎に有する。
以下、検査装置10について詳細に説明する。
検査モジュール11のクラス付与部30は、参照用透過光画像の各画素における画素値の組(HSD)に、「種」、「蔕」、「果肉」、および「疑種」の部位の名称をクラスとして付与し、DB30に記憶させる。
次に、検査装置10で行われる干し柿の検査方法について説明する。図3は、干し柿の検査方法の全体フローを示す図である。
検査装置10は、まず、干し柿の各部位の既知事例の蓄積を行う。具体的には、検査装置10は、参照用干し柿の透過光をカメラ28で受光して得られる参照用透過光画像を、インターフェース25を介して取得する(ステップS10)。
次に、カメラ28が、検査用干し柿を参照用干し柿と同じ撮像条件(同じ光源、同じ光量、同じ画角、同じ撮像方向)で撮像することにより、検査装置10は、検査用干し柿の検査用透過光画像を取得する(ステップS30)。
検査装置10は、取得した検査用透過光画像から、DB38に記憶された上記既知事例を用いて、内部構造の推定を行う(ステップS40)。すなわち、検査装置10は、透過光画像内で、「種」として識別される第1領域、「蔕」として識別される第2領域、および、「疑種」として識別される領域を含む疑第1領域を抽出する。これにより、検査装置10は、内部構造の推定を行う。
以下、クラスの付与(ステップS20)、内部構造の推定(ステップS40)、および種の有無の判別(ステップS50)について詳細に説明する。
図4は、検査装置10が既知事例の蓄積のために行うクラスの付与の処理のフローを示す図である。クラスの付与は、クラス付与部30において行われる。ここで、クラスとは、「種」、「蔕」、「果肉」といった部位の名称をいう。
クラス付与部30は、カメラ28で撮像されて得られた参照用干し柿の参照用透過光画像を取得し、HSDを取得する(ステップS21)。クラス付与部30は、参照用透過光画像を、インターフェース25から直接取得してもよいし、インターフェース25を介してDB38に一度記憶された参照用透過光画像を読み出して取得してもよい。図5は、参照用透過光画像のHSDの一例が示されている。図5に示す例に用いる参照用透過光画像は、142ピクセル×140ピクセル(縦×横)の画像で、合計19880画素を有する。画素には、参照用透過光画像の1つの角から順番に画素位置の番号を示すINDEX番号が記され、各画素は、141の波長帯域(band1〜band141)における画素値を有する。
以上により、クラスの付与が終了する。
MBRでは、未知事例と、既知事例の集合に含まれる各既知事例との間の類似度が求められる。具体的には、事例(未知事例、既知事例)の各波長帯域の画素値ごとに、未知事例と既知事例との説明変数間距離が求められる。より具体的には、下記式(1)を用いて、画素値毎の説明変数間距離が求められ得る。説明変数間距離とは、類似するか否かを調べる2つのHSDの間で、対応する画素値同士の差分を規格化した値である。類似度は、この説明変数間距離djを用いて算出される。ただし、jは波長帯域を識別する識別子であり、djは説明変数間距離である。
次に、図3に示す内部構造の推定(ステップS40)が行われる。図11は、内部構造の推定のフローを示す図である。内部構造の推定は、推定部32(図1(b)参照)において行われる。
推定部32は、用意した検査用干し柿をカメラ28で撮像して得られた検査用透過光画像を取得し、検査用透過光画像から各画素の画素値の組、すなわちHSDを取得する(ステップS41)。検査用透過光画像は、カメラ28からインターフェース25を通して直接取り込まれることで、HSDが取得されてもよいし、一度ハードディスクドライブ装置18に記憶された画像が読み出されることで、HSDが取得されてもよい。
次に、図3に示す種の有無の判別(ステップS50)について説明する。図12は、種の有無の判別のフローを示す図である。種の有無の判別は、判別部34(図1(b)参照)で行われる。
図13(a)〜(c)には、第2領域の中心点と抽出された疑1領域の外周との距離の算出方法を説明する図である。疑第1領域は、図13(a),(c)では、疑第1領域の外周が点線で示されている。図13(b)では、「蔕」に該当する第2領域の外周が実線で示されている。図13(c)では、第2領域の中心点Gと、抽出された疑1領域の外周との距離を示している。判別部34は、このような距離を算出して距離の平均値および距離の標準偏差を疑第1領域の幾何形状の特徴量として算出し、平均値および標準偏差が「種」の条件を満足するか否かを判定することができる。
図14は、第2領域の外周を抽出するフローを示す図である。第2領域の外周の抽出は、蔕外周HSD抽出部34a(図2参照)で行われる。
例えば、http://izumi-math.jp/F_Nakamura/heso/heso3.htmに記される方法が用いられ得る。図19(a)には、算出される重心点Gの画素位置情報の一例が示されている。
ステップS118における判定の結果が肯定である場合、距離算出の処理は終了する。一方、ステップS118における判定結果が否定である場合、距離算出部34cは、変数jをj+1に増やして(変数jを1つ増加して)(ステップS120)、IDがjである疑種外周HSDを抽出する(ステップS122)。さらに、距離算出部34cは、IDがjである疑種外周HSDの画素に最も近接した蔕外周HSDの画素を抽出する(ステップS124)。このとき、抽出した最も近接した蔕外周HSDの画素のIDをmとする。
以上のようにして距離が算出される。
最後に、結果出力部36は、ステップS58,S59における判別結果を、ディスプレイ19、プリンタ24に出力させる(ステップS60)。判別結果とともに、判別に用いられた検査用透過光画像あるいは検査方法で算出された情報が出力されてもよい。
また、本実施形態は、「種」に該当する第1領域、「蔕」に該当する第2領域、および「果肉」に該当する第3領域のいずれにも属しない残存領域を残存部位とし、この残存部位に該当する残存領域の各画素について交差検定を行う。このため、本実施形態は、「種」の候補となる「疑種」を確実に既知事例として得ることができる。
本実施形態は、残存領域の各画素の画素値の組について、「種」、「蔕」、および「果肉」の既知事例との間で類似度を算出するので、各画素の部位の推定を定量的に精度良く行うことができる。
検査用透過光画像の各画素の画素値の組と、既知事例との間で類似度を算出し、算出した類似度に基づいて部位を推定するとき得られる確信度に基づいて、第1領域、第2領域および疑第1領域を抽出する。このため、検査用透過光画像の各画素の部位の推定を定量的に精度良く行うことができる。
また、疑第1領域が、「種」に該当するか否かを判定するとき、本実施形態は、「蔕」に該当する第2領域の中心点と、疑第1領域の、中心点から遠い外側外周部分との間の距離を算出することによって疑第1領域の幾何学形状の特徴量を算出する。このため、特徴量が「種」の条件を満たすか否かを判定することができ、種の有無を精度良く判別することができる。
さらに、本実施形態は、疑第1領域および第1領域の合計の面積が、予め設定された面積比較用閾値を超えるか否かを判定する。このため、種の有無の判別結果の誤りはより少なくなる。
食用果実の内部を検査する食用果実検査装置が行う検査方法であって、
前記食用果実検査装置は、参照用食用果実の内部構造における複数の部位のそれぞれと、参照用食用果実の透過光を所定の波長帯域で受光した参照用透過光画像の画素値の組との間で対応付けを行うことによって、前記内部構造における第1部位、第2部位、および前記第1部位の候補となる疑第1部位の画素値の組を少なくとも既知事例として予め記憶し、
食用果実の内部を検査するとき、前記食用果実検査装置は、
検査用食用果実の透過光を前記波長帯域で受光して得られる検査用透過光画像を取得し、
取得された前記検査用透過光画像と記憶されている前記既知事例とを用いて、前記透過光画像内で、前記第1部位として識別される第1領域、前記第2部位として識別される第2領域、および、前記第2領域の周りに位置し、前記疑第1部位として識別される領域を含む疑第1領域を抽出することにより、前記内部構造を推定し、
前記疑第1領域の、前記第2領域に対する幾何学形状の特徴量を算出し、算出した前記特徴量が前記第1部位の条件を満たすか否かを判定して、検査用食用果実に前記第1部位が存在するか否かを判別する、ことを特徴とする食用果実の検査方法。
前記既知事例は、前記第1部位の画素値の組、前記第2部位の画素値の組、前記第1部位および前記第2部位に対して前記波長帯域の画素値によって識別される第3領域の画素値の組、および前記疑第1部位の画素値の組を含み、
前記食用果実検査装置は、前記参照用透過光画像から前記既知事例を作成するとき、前記参照用透過光画像の中から、前記第1部位に該当する第1領域、前記第2部位に該当する第2領域、および前記第3部位に該当する第3領域を抽出し、
さらに、前記第1領域、前記第2領域、および前記第3領域のいずれにも属しない残存領域を残存部位として、前記残存部位に該当する前記残存領域の各画素について、当該各画素を除いた前記残存領域の他の画素、前記第1領域に属する画素、前記第2領域に属する画素、および前記第3領域に属する画素を既知の部位の画素として用いて交差検定を行うことにより、前記残存領域の各画素の部位を推定し、推定時に得られる推定の確信度が閾値より低く、前記第2領域の周りに位置する前記残存領域の画素を見出し、当該見出した画素における画素値の組を前記疑第1部位の既知事例として求めて記憶する、付記1に記載の検査方法。
前記残存領域の各画素の部位の推定は、前記残存領域の各画素の画素値の組について、前記第1部位、前記第2部位、および前記第3部位のそれぞれの既知事例との間で第1類似度を算出することにより行う、付記2に記載の検査方法。
前記第1類似度は、類似するか否かを調べる2つの画素値の組の間で、対応する画素値同士の差分を規格化した値を用いて算出する、付記3に記載の検査方法。
前記検査用透過光画像の各画素の画素値の組と、前記既知事例それぞれとの間で第2類似度を算出し、算出した前記第2類似度に基づいて部位を推定するとき得られる第2確信度に基づいて、前記第1領域、前記第2領域および前記疑第1領域を抽出する、付記1〜4のいずれか1項に記載の検査方法。
前記第2類似度は、類似するか否かを調べる2つの画素値の組の間で、対応する画素値同士の差分を規格化した値を用いて算出する、付記5に記載の検査方法。
前記特徴量は、前記第2領域の中心点と、前記疑第1領域の前記中心点からみて外側の外周部分との間の距離を算出することにより得られる値である、付記1〜6のいずれか1項に記載の検査方法。
前記特徴量は、前記外周部分における前記距離の平均値および標準偏差である、付記7に記載の検査方法。
前記疑第1領域の前記特徴量が、前記第1部位の条件を満たす場合、さらに、前記疑第1領域および前記第1領域の合計の面積が、予め設定された閾値を超えるか否かを判定する、付記1〜8のいずれか1項に記載の検査方法。
食用果実の内部の検査を、コンピュータに実行させる検査プログラムであって、
参照用食用果実の内部構造における複数の部位のそれぞれと、参照用食用果実の透過光を所定の波長帯域で受光した参照用透過光画像の画素値の組との間で対応付けを行うことによって、前記内部構造における第1部位、第2部位、および前記第1部位の候補となる疑第1部位の画素値の組を少なくとも既知事例としてコンピュータの記憶手段は予め記憶させ、
食用果実の内部を検査するとき、
検査用食用果実の透過光を前記波長帯域で受光して得られる検査用透過光画像を取得し、
取得された前記検査用透過光画像と記憶されている前記既知事例とを用いて、前記透過光画像内で、前記第1部位として識別される第1領域、前記第2部位として識別される第2領域、および、前記第2領域の周りに位置し、前記疑第1部位として識別される領域を含む疑第1領域を抽出することにより、前記内部構造を推定し、
前記疑第1領域の、前記第2領域に対する幾何学形状の特徴量を算出し、算出した前記特徴量が前記第1部位の条件を満たすか否かを判定して、検査用食用果実に前記第1部位が存在するか否かを判別する、処理をコンピュータに実行させることを特徴とする検査プログラム。
食用果実の内部を検査する食用果実の検査装置であって、
参照用食用果実の内部構造における複数の部位のそれぞれと、参照用食用果実の透過光を所定の波長帯域で受光した参照用透過光画像の画素値の組との間で対応付けを行うことによって、前記内部構造における第1部位、第2部位、および前記第1部位の候補となる疑第1部位の画素値の組を少なくとも既知事例として予め記憶する記憶部と、
検査用食用果実の透過光を前記波長帯域で受光して得られる検査用透過光画像を取得し、取得された前記検査用透過光画像と記憶されている前記既知事例とを用いて、前記透過光画像内で、前記第1部位として識別される第1領域、前記第2部位として識別される第2領域、および、前記第2領域の周りに位置し、前記疑第1部位として識別される領域を含む疑第1領域を抽出することにより、前記内部構造を推定する推定部と、
前記疑第1領域の、前記第2領域に対する幾何学形状の特徴量を算出し、算出した前記特徴量が前記第1部位の条件を満たすか否かを判定して、検査用食用果実に前記第1部位が存在するか否かを判別する判別部と、とを有することを特徴とする食用果実の検査装置。
12 CPU
14 ROM
16 RAM
18 ハードディスクドライブ装置
19 ディスプレイ
20 キーボード
22 マウス
24 プリンタ
25 インターフェース
26 バス
28 カメラ
30 クラス付与部
32 推定部
34 判別部
34a 蔕外周HSD抽出部
34b 疑種外周HSD抽出部
34c 距離算出部
34d 結果付与部
34e 種有無判別部
36 結果出力部
Claims (8)
- 食用果実の内部を検査する食用果実検査装置が行う検査方法であって、
前記食用果実検査装置は、参照用食用果実の内部構造における複数の部位のそれぞれと、参照用食用果実の透過光を所定の波長帯域で受光した参照用透過光画像の画素値の組との間で対応付けを行うことによって、前記内部構造における第1部位、第2部位、および前記第1部位の候補となる疑第1部位の画素値の組を少なくとも既知事例として予め記憶し、
食用果実の内部を検査するとき、前記食用果実検査装置は、
検査用食用果実の透過光を前記波長帯域で受光して得られる検査用透過光画像を取得し、
取得された前記検査用透過光画像と記憶されている前記既知事例とを用いて、前記透過光画像内で、前記第1部位として識別される第1領域、前記第2部位として識別される第2領域、および、前記第2領域の周りに位置し、前記疑第1部位として識別される領域を含む疑第1領域を抽出することにより、前記内部構造を推定し、
前記疑第1領域の、前記第2領域に対する幾何学形状の特徴量を算出し、算出した前記特徴量が前記第1部位の条件を満たすか否かを判定して、検査用食用果実に前記第1部位が存在するか否かを判別する、ことを特徴とする食用果実の検査方法。 - 前記既知事例は、前記第1部位の画素値の組、前記第2部位の画素値の組、前記第1部位および前記第2部位に対して前記波長帯域の画素値によって識別される第3領域の画素値の組、および前記疑第1部位の画素値の組を含み、
前記食用果実検査装置は、前記参照用透過光画像から前記既知事例を作成するとき、前記参照用透過光画像の中から、前記第1部位に該当する第1領域、前記第2部位に該当する第2領域、および前記第3部位に該当する第3領域を抽出し、
さらに、前記第1領域、前記第2領域、および前記第3領域のいずれにも属しない残存領域を残存部位として、前記残存部位に該当する前記残存領域の各画素について、当該各画素を除いた前記残存領域の他の画素、前記第1領域に属する画素、前記第2領域に属する画素、および前記第3領域に属する画素を既知の部位の画素として用いて交差検定を行うことにより、前記残存領域の各画素の部位を推定し、推定時に得られる推定の確信度が閾値より低く、前記第2領域の周りに位置する前記残存領域の画素を見出し、当該見出した画素における画素値の組を前記疑第1部位の既知事例として求めて記憶する、請求項1に記載の検査方法。 - 前記残存領域の各画素の部位の推定は、前記残存領域の各画素の画素値の組について、前記第1部位、前記第2部位、および前記第3部位のそれぞれの既知事例との間で第1類似度を算出することにより行う、請求項2に記載の検査方法。
- 前記検査用透過光画像の各画素の画素値の組と、前記既知事例それぞれとの間で第2類似度を算出し、算出した前記第2類似度に基づいて部位を推定するとき得られる第2確信度に基づいて、前記第1領域、前記第2領域および前記疑第1領域を抽出する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の検査方法。
- 前記特徴量は、前記第2領域の中心点と、前記疑第1領域の前記中心点からみて外側の外周部分との間の距離を算出することにより得られる値である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の検査方法。
- 前記疑第1領域の前記特徴量が、前記第1部位の条件を満たす場合、さらに、前記疑第1領域および前記第1領域の合計の面積が、予め設定された閾値を超えるか否かを判定する、請求項1〜5のいずれか1項に記載の検査方法。
- 食用果実の内部の検査を、コンピュータに実行させる検査プログラムであって、
参照用食用果実の内部構造における複数の部位のそれぞれと、参照用食用果実の透過光を所定の波長帯域で受光した参照用透過光画像の画素値の組との間で対応付けを行うことによって、前記内部構造における第1部位、第2部位、および前記第1部位の候補となる疑第1部位の画素値の組を少なくとも既知事例としてコンピュータの記憶手段に予め記憶させ、
食用果実の内部を検査するとき、
検査用食用果実の透過光を前記波長帯域で受光して得られる検査用透過光画像を取得し、
取得された前記検査用透過光画像と記憶されている前記既知事例とを用いて、前記透過光画像内で、前記第1部位として識別される第1領域、前記第2部位として識別される第2領域、および、前記第2領域の周りに位置し、前記疑第1部位として識別される領域を含む疑第1領域を抽出することにより、前記内部構造を推定し、
前記疑第1領域の、前記第2領域に対する幾何学形状の特徴量を算出し、算出した前記特徴量が前記第1部位の条件を満たすか否かを判定して、検査用食用果実に前記第1部位が存在するか否かを判別する、処理をコンピュータに実行させることを特徴とする検査プログラム。 - 食用果実の内部を検査する食用果実の検査装置であって、
参照用食用果実の内部構造における複数の部位のそれぞれと、参照用食用果実の透過光を所定の波長帯域で受光した参照用透過光画像の画素値の組との間で対応付けを行うことによって、前記内部構造における第1部位、第2部位、および前記第1部位の候補となる疑第1部位の画素値の組を少なくとも既知事例として予め記憶する記憶部と、
検査用食用果実の透過光を前記波長帯域で受光して得られる検査用透過光画像を取得し、取得された前記検査用透過光画像と記憶されている前記既知事例とを用いて、前記透過光画像内で、前記第1部位として識別される第1領域、前記第2部位として識別される第2領域、および、前記第2領域の周りに位置し、前記疑第1部位として識別される領域を含む疑第1領域を抽出することにより、前記内部構造を推定する推定部と、
前記疑第1領域の、前記第2領域に対する幾何学形状の特徴量を算出し、算出した前記特徴量が前記第1部位の条件を満たすか否かを判定して、検査用食用果実に前記第1部位が存在するか否かを判別する判別部と、とを有することを特徴とする食用果実の検査装置。
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