JP5644218B2 - データベース制御方法、情報処理装置及びデータベース制御プログラム - Google Patents

データベース制御方法、情報処理装置及びデータベース制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、データベース制御方法、情報処理装置及びデータベース制御プログラムに関する。
様々なシミュレーションにおいて、複数のパラメータを扱った多階層構造のデータベースが用いられている。たとえば、半導体デバイスの製造の際には、イオン注入によって基板表面に形成される不純物濃度分布をシミュレーションにより疑似的に算出し、解析することが行われている。このとき、種々のイオン注入条件に対応する基板の不純物濃度分布を特定するためのパラメータを扱ったデータベースが用いられている。
上記のようなシミュレーションに用いられるデータベースは、たとえば、複数の実施条件のもとに実際の測定で得られた測定結果をもとに構築されるが、費用や時間などの問題で、必ずしも全ての実施条件においての測定結果が得られるわけではない。
そのため、データの取得が行われなかった実施条件での測定結果として、近い水準の他の実施条件における測定結果が代用され、データベースが構築される。代用された測定結果は、データベース上においては重複する要素であり、ダミーデータと呼ばれる。
複数のパラメータを扱った多階層構造のデータベースは肥大化する傾向にあり、データベースを利用して計算を行う際、データベース用のメモリ容量が大きくなる。そのため、データベースの内容をチェックし、同じ部分があれば、メモリに記憶せずにデータベース上でのその部分の場所を示す情報を記憶する、という技術が知られている。
特開2005−11215号公報 特開2005−56876号公報
しかしながら、扱うパラメータが複数あり、データベースの階層が増えて複雑になるにしたがい、ダミーデータのような重複する要素がデータベース全体に対して大きな比率を占めるようになる。ダミーデータは、データベースの構築のため、また、データベースからのデータ抽出の際に参照されるために、単に削除することもできず、データベースの肥大化の要因となっていた。
発明の一観点によれば、データベース制御部が、複数の階層を有するデータベースの探索時に、前記データベースの階層において最初に調査されるノードのノード名を、前記階層の固有名と認識し、前記階層において各前記ノードを調査し、前記ノード名が前記固有名と同じであれば次の前記ノードを調査し、前記ノード名が前記固有名と異なる場合には、前記ノードを、前記固有名を持つ各前記ノードに追加するデータベース制御方法が提供される。
開示のデータベース制御方法、情報処理装置及びデータベース制御プログラムによれば、複数のパラメータを扱うデータベースにおいて、重複する要素によりデータベースが肥大化することを防止できる。
第1の実施の形態におけるデータベースの一例を示す図である。 XMLにより記述されたデータベースの一例を示す図である。 データベースを有した情報処理装置の一例を示す図である。 データベースの探索処理とその際のデータベース制御の一例の流れを示すフローチャートである。 情報処理装置の一例を示す図である。 シミュレーションで用いられるイオン注入データベースの一例を示す図である。 補間計算を用いてデータを抽出する例を示す図である。 算出された不純物濃度分布の一例を示す図である。 代用するノード名“dose”のノードを、ノード名“energy”の各ノードの下層に配置したイオン注入データベースの一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態におけるデータベースの一例を示す図である。
図1では、ある多階層構造のデータベースにおける一部分の例を示している。ある階層のノードN1(ノード名C、値=1)の下層に、ノードN2,N3,N4,N5,N6,N7を含む階層が形成されている。
ノードN2〜N7は、ノード名とノードN2〜N7の値を有する。各ノードN2〜N7には、データD1,D2,D3,D4,D5,D6が関連付けられている。ノードN2〜N4のノード名は“A”であり、ノードN5〜N7のノード名は“B”であり、1つの階層に異なる複数の種類のノード名のノードが配置されている。
たとえば、ノードN2は“A=1”という実施条件を示し、その実施条件下における測定結果がデータD1として、ノードN2に関連付けられている。
ノード名と値は、たとえば、各種のプロセスにおける実施条件名とその値を示し、たとえば、半導体製造プロセスにおけるイオン注入工程時のエネルギー、ドーズ量、基板の回転角などである。
ノードN5〜N7には、たとえば、ノードN4の実施条件(A=10)に、別の種類の実施条件(B=1、B=5、B=10)を加えた実施条件下で取得したデータD4〜D6が関連付けられている。ノードN2,N3の実施条件下(A=1、A=5)で、ノードN5〜N7の実施条件でのデータが得られていない場合、たとえば、データD4〜D6が代用される。
具体的には、ノードN5〜N7によるノード群は、データベースの探索時に、後述するデータベース制御方法によって、たとえば、ノードN2〜N4のそれぞれに追加される。ただし、データベース上においては、ノードN5〜N7によるノード群は、1つの階層に1群が配置されており、重複する要素によりデータベースが肥大化することが抑制される。
上記のようなデータベースは、たとえば、XML(eXtensible Markup Language)のような構造化文書により、以下のように記述される。
図2は、XMLにより記述されたデータベースの一例を示す図である。
ここでは、図1に示したデータベースのノードN2〜N7を、XMLで記述した例を示している。図2において、パラメータ1,2,…,nは、データD1〜D3を示し、パラメータpは、データD4〜D6を示している。
図3は、データベースを有した情報処理装置の一例を示す図である。
情報処理装置10は、入力部11、出力部12、データベース制御部13、データベース14aを格納した記憶部14を有している。
入力部11は、記憶部14に格納されたデータベース14aからデータを抽出するために、ユーザから探索条件の入力を受け付ける。たとえば、入力部11には、前述した各種の実施条件などが探索条件として入力される。
出力部12は、データベース14aから抽出されたデータを出力する。
データベース制御部13は、入力部11で入力された探索条件をもとに、データベース14aを探索し、データを抽出する。また、データベース14aの探索の際、データベース制御部13は、以下に示すように、データベース14aの特定のノード群を他のノードに追加するように制御する。
図4は、データベースの探索処理とその際のデータベース制御の一例の流れを示すフローチャートである。
図4では、図1、図2で示したような、異なる複数の種類の名前のノードを有する階層における探索処理の例を示している。
入力部11に探索条件(たとえば、前述した実施条件など)が入力されると(ステップS1)、データベース制御部13は、探索条件をもとにデータベース14aを探索し、ある階層に入ると、その階層の固有名を認識する(ステップS2)。ここでデータベース制御部13は、階層において最初に調査されるノードのノード名を、その階層の固有名として認識する。
たとえば、図1で示したノードN2〜N7を有する階層において、ノードN2〜N7の順で調査が行われる場合、データベース制御部13は、最初に調査されるノードN2のノード名“A”を、その階層の固有名として認識する。
その後、データベース制御部13は、その階層における各ノードを調査し、ノード名が固有名と一致するか否か判定し(ステップS3)、一致する場合には次のノードを調査し(ステップS4)、ステップS3の処理を繰り返す。
固有名と異なるノード名のノードが読み込まれた場合、データベース制御部13は、そのノードを、固有名を持つ各ノードに追加する(ステップS5)。たとえば、ノードN5が読み込まれた場合、ノード名は“B”であり、この階層の固有名“A”と異なる。この場合、データベース制御部13は、ノードN5を、固有名“A”を持つノードN2〜N4のそれぞれに追加する。
データベース制御部13は、階層の全てのノードの調査が終了したか否か判定する(ステップS6)。ノードの調査が終了していない場合、データベース制御部13は、再びステップS4からの処理を繰り返す。以上の処理によって、たとえば、図1に示したようなノードN5〜N7が、ノードN2〜N4のそれぞれに追加される。
全てのノードの調査が終了した場合、データベース制御部13は、入力部11に入力された探索条件をもとに、データを抽出する(ステップS7)。
たとえば、A=10、B=5という探索条件が入力された場合、データベース制御部13は、ノードN4に関連付けられたデータD3と、ノードN4に追加されたノードN6に関連付けられたデータD5を抽出する。
なお、A=8、B=3など、データベースにその値のノードが存在しない場合には、近い値を持つ2つのノードのデータを用いて補間計算が行われ、データが抽出される。補間計算を用いたデータの抽出処理の詳細は後述する。
以上のように、データベースにおいて、ノードN5〜N7がノードN2〜N4のそれぞれに対してダミーデータとして予め格納されているのではなく、両者が同じ階層に配置されている。そして、データベース制御部13は、探索時にノードN5〜N7をノードN2〜N4のそれぞれに追加する。これにより、データベース上において重複する要素によりデータベースが肥大化することを抑制できる。
(第2の実施の形態)
以下、半導体製造プロセスにおけるイオン注入工程時の基板の不純物濃度分布をシミュレーションする場合を例にして、データベースの制御方法を説明する。
シミュレーションは、たとえば、以下のような情報処理装置にて行われる。
図5は、情報処理装置の一例を示す図である。
情報処理装置100は、CPU(Central Processing Unit)101によって装置全体が制御されている。CPU101には、バス108を介してRAM(Random Access Memory)102と複数の周辺機器が接続されている。CPU101は、RAM102などを用いて、図3に示したデータベース制御部13の機能を実現する。
RAM102は、情報処理装置100の主記憶装置として使用される。RAM102には、CPU101に実行させるOS(Operating System)のプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、RAM102には、CPU101による処理に用いる各種データが格納される。たとえば、RAM102には、イオン注入データベースの探索時にデータベースの一部が格納される。なお、RAM102には、データベース全体が格納されていてもよい。
バス108に接続されている周辺機器としては、ハードディスクドライブ(HDD:Hard Disk Drive)103、グラフィック処理装置104、入力インタフェース105、光学ドライブ装置106、及び通信インタフェース107がある。
HDD103は、内蔵したディスクに対して、磁気的にデータの書き込み及び読み出しを行う。HDD103は、情報処理装置100の二次記憶装置として使用される。HDD103には、OSのプログラム、アプリケーションプログラム、及び、イオン注入データベース、各種データが格納される。なお、二次記憶装置としては、フラッシュメモリなどの半導体記憶装置を使用することもできる。
グラフィック処理装置104には、モニタ104aが接続されている。グラフィック処理装置104は、図3に示した出力部12の機能を有し、CPU101からの命令に従って、データベースの探索条件の入力画面やイオン注入シミュレーション結果などの画像をモニタ104aの画面に表示させる。モニタ104aとしては、CRT(Cathode Ray Tube)を用いた表示装置や液晶表示装置などがある。
入力インタフェース105には、キーボード105aとマウス105bとが接続されている。入力インタフェース105は、図3に示した入力部11の機能を有し、キーボード105aやマウス105bから送られてくる、データベースの探索条件などの信号をCPU101に送信する。
なお、マウス105bは、ポインティングデバイスの一例であり、他のポインティングデバイスを使用することもできる。他のポインティングデバイスとしては、タッチパネル、タブレット、タッチパッド、トラックボールなどがある。
光学ドライブ装置106は、レーザ光などを利用して、光ディスク106aに記録されたデータの読み取りを行う。光ディスク106aは、光の反射によって読み取り可能なようにデータが記録された可搬型の記録媒体である。光ディスク106aには、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−RAM、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)などがある。
通信インタフェース107は、ネットワーク107aに接続されている。通信インタフェース107は、ネットワーク107aを介して、他のコンピュータまたは通信機器との間でデータの送受信を行う。
ところで、結晶基板中の不純物濃度分布は、以下に示すデュアルピアソン分布関数を用いた式で表される。
N(x)=Φ(rN1(x)+(1−r)N2(x)) (1)
式(1)において、Φはドーズ量、rはドーズレシオである。またN1(x)はアモルファス成分の濃度を表すピアソン関数、N2(x)はチャネリング成分の濃度を表すピアソン関数である。
以下に示すイオン注入データベースは、式(1)のピアソン関数N1(x),N2(x)を特定するために用いられるパラメータを格納する。
図6は、シミュレーションで用いられるイオン注入データベースの一例を示す図である。
図6に示す例では、XML形式で記述されたイオン注入データベースのある階層の一部分が示されている。
“energy”及び“dose”はノード名であり、“energy”はイオン注入工程におけるイオン注入エネルギーを示し、“dose”はドーズ量を示している。
また、ノード名“energy”のノードは、イオン注入エネルギーの値(value)ごとに設けられており、それぞれのノードに対して、データが関連付けられている。このデータは、不純物濃度分布を得るためのパラメータ(rp,drp,gamma,beta,rp2,l,alpha)である。
また、ノード名“dose”のノードは、ドーズ量の値(value)ごとに設けられており、それぞれのノードに対して、データが関連付けられている。このデータは、イオン注入分布のドーズ依存性を表すためのパラメータ(chandose)である。
図6に示す例において、ノード名“energy”、値“10”のノードの次に続く、ノード名“dose”のノード群は、イオン注入エネルギーが10keVの注入条件下におけるドーズ依存性を示すものである。
なお、ノード名“dose”のノード群が、たとえば、イオン注入エネルギーが5keVの注入条件下におけるドーズ依存性を示す場合には、それらのノード群は、ノード名“energy”、値“5”のノードの直後に配置される。
つまり、ノード名“dose”のノード群は、階層の固有名を持つノード名“energy”の複数のノードの何れかに関連付けられたものである。上記の例では、不純物濃度のドーズ依存性を示すノード群が、あるイオン注入エネルギーを示すノードに関連付けられている。
CPU101は、イオン注入データベースにおいて、ノード名“dose”のノード群が、そのノード群の直前に配置されている固有名を持つノードと関連付けられていると認識する。
これにより、固有名と異なるノード名を持つノード群が、その階層において、固有名を持つどのノードに関連付けられているかを認識することができる。
図6に示した例では、イオン注入エネルギーが0.5,1,3,5keVの注入条件下におけるドーズ依存性のデータは、イオン注入エネルギーが10keVのもので代用される。一方、図6のイオン注入エネルギーが20keVのノードのように、ドーズ依存性のデータがあるイオン注入エネルギーのノードは、XML表記ではタグ</energy>というデータが関連付けられていないダミーノードで区切られている。
なお、<energy value=“0.5”>というタグも、データが関連付けられていないダミーノードを示し、同一の階層において、ノードを追加する制御を行う領域の先頭を示すために用いられる。CPU101は、データベース探索時、このタグ<energy value=“0.5”>と、タグ</energy>によるダミーノードを参照することで、ノードを追加する制御を行う領域を認識することができる。
たとえば、情報処理装置100は、別の情報処理装置によって生成された上記のようなイオン注入データベースを、ネットワーク107aを介して受信して記憶するようにしてもよいし、光ディスク106aを介して受け取って記憶するようにしてもよい。
また、情報処理装置100が、イオン注入工程時における実施条件や測定データなどを入力または受信して、上記のようなイオン注入データベースを作成するようにしてもよい。
以下、図5に示した情報処理装置100によるデータベース探索時の処理を説明する。
処理の流れは、図4に示したフローチャートと同様である。
まず、探索条件の入力が行われる。イオン注入シミュレーションの場合、探索条件として、たとえば、イオン注入エネルギー、ドーズ量などが、ユーザによるキーボード105aなどの操作により入力インタフェース105を介して入力される。
入力された探索条件をもとに、CPU101は、たとえば、HDD103に格納されたイオン注入データベースの探索を行う。
CPU101はイオン注入データベースの各階層において、最初に読み込まれるノードのノード名を、その階層の固有名と認識する。図6に示した例では、<energy value=“0.5”>で示されるノードの、ノード名“energy”が固有名として認識される。
ノードの調査が進み、固有名と異なるノード名“dose”が読み込まれると、CPU101は、そのノードを<energy value=“0.5”>と</energy>というダミーノードで挟まれたノード群のうち、固有名を持つノードに追加する。図6に示した例の場合、ノード名“dose”の各ノードが、ノード名“energy”で、値が“0.5”,“1”,“3”,“5”,“10”の各ノードに追加される。
このようなノードの追加は、CPU101の制御のもと、たとえば、HDD103に格納されたイオン注入データベースの一部が読み出されて、RAM102に移されて実行される。
以上のようなノードの制御が行われた後、探索条件に応じたデータの抽出が行われる。
たとえば、イオン注入エネルギーが4keV、ドーズ量が3e143、という探索条件が入力された場合について説明する。図6に示すイオン注入データベースの場合、イオン注入エネルギーが4keV、つまり値が“4”というノードがないため、CPU101の制御のもと、近い値をもつ2つのノードが選択される。図6に示すイオン注入データベースの場合、たとえば、ノード名“energy”で、値が“3”と“5”の2つのノードが選択される。
さらに、これらのノードに追加されたノード名“dose”のノード群の中から、探索条件のドーズ量に近い、値が“1e14”と“1e15”の2つのノードが選択される。
次にCPU101は、選択されたノードに関連付けられたデータを、たとえば、以下のように補間計算を行って抽出する。
図7は、補間計算を用いてデータを抽出する例を示す図である。
図7では、ノード名“energy”、値“3”,“5”であるノードN10,N11と、それらに追加された、ノード名“dose”のノードn10,n11,n12,n13,n14が示されている。また、ノードn10〜n14の中で、ノード名“dose”、値“1e14”,“1e15”であるノードn12,n13が選択されている。
CPU101は、選択されたノードN10,n12に関連付けられたデータD10と、選択されたノードN10,n13に関連付けられたデータD11から、補間計算を行い、イオン注入エネルギーが3keV、ドーズ量が3e14cm3のデータD14を得る。
データD10,D11には、ノードN10に関連付けられた“rp”,“drp”,“gamma”,“beta”,“rp2”,“l”,“alpha”の値と、ノードn12,n13に関連付けられた“chandose”の値が含まれる。
同様に、CPU101は、ノードN11,n12に関連付けられたデータD12と、ノードN11,n13に関連付けられたデータD13から、補間計算を行い、イオン注入エネルギーが5keV、ドーズ量が3e14cm3のデータD15を得る。
データD12,D13には、ノードN11に関連付けられた“rp”,“drp”,“gamma”,“beta”,“rp2”,“l”,“alpha”の値と、ノードn12,n13に関連付けられた“chandose”の値が含まれる。
さらに、CPU101は、データD14,D15に対して補間計算を行い、イオン注入エネルギーが4keV、ドーズ量が3e14cm3のデータD16を得る。
以上のようにして、イオン注入データベースから、探索条件に合ったデータの抽出が行われる。
CPU101は、たとえば、抽出したデータをもとに、式(1)を用いて不純物濃度分布を計算して、その結果をモニタ104aに出力する。
図8は、算出された不純物濃度分布の一例を示す図である。
横軸は基板の深さ方向を示し、縦軸は不純物濃度を示している。図8に示すように、イオン注入による不純物濃度分布は、基板表面(深さ0の位置)から所定の深さでピークを示し、さらに深さが増すと濃度が低くなる傾向を示す。
以下、本実施の形態のデータベース制御方法による効果を説明する。
まず、本実施の形態におけるイオン注入データベースとの比較のため、代用するノード名“dose”のノード群を、予めノード名“energy”の各ノードの下層に配置したイオン注入データベースを示す。
図9は、代用するノード名“dose”のノードを、ノード名“energy”の各ノードの下層に配置したイオン注入データベースの一例を示す図である。
ここでは、ノード名“energy”、値“10”のノードの下層に、イオン注入エネルギーが10keVの注入条件下におけるドーズ依存性を示すノード名“dose”のノードのノード群200が配置されている。
イオン注入エネルギーが1,3,5keVの注入条件下におけるドーズ依存性のデータがない場合は、図9に示すように、10keVのものが用いられる。すなわち、ノード名“energy”の値“1”,“3”,“5”のノードの下層に、ノード群200と同じ内容のノード群201,202,203が配置されている。
これに対して、図6に示したイオン注入データベースは、ノード名“energy”のノードと同じ階層に、ノード名“dose”のノード群を1群、格納している。そして、CPU101は、探索時にノード名“dose”のノード群を、ノード名“energy”の各ノードに追加する。
つまり、本実施の形態の情報処理装置100及びデータベース制御方法によれば、図9に示したような、内容が重複するノード群201〜203をなくすことができ、イオン注入データベースを小さくすることができる。また、これにより、イオン注入データベースを記憶するメモリ領域を小さくすることができ、小規模で安価な記憶装置を用いることが可能になる。
上記の説明では、イオン注入工程における実施条件である、イオン注入エネルギーとドーズ量の各値での測定結果から得られるイオン注入データベースを説明したが、これに限定されない。実施条件として他に、基板の傾き(tilt)や、基板回転角(rotate)など多数のパラメータが組み合わさって形成されるデータベースに対しても同様に適用可能である。
このような多数のパラメータが組み合わさったデータベースを生成する場合、全ての実施条件下での測定結果のデータを得ることは難しいため、一定水準のデータで代用を行う場合が増え、重複するデータがより多くなる可能性がある。しかし、本実施の形態のデータベース制御方法を適用することで、重複するデータがデータベース上に配置されることを抑制できるため、大幅にデータベースを小さくすることができる。
上記の処理内容は、前述したように、情報処理装置(コンピュータ)10,100によって実現することができる。その場合、情報処理装置10,100が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。
コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリなどがある。磁気記録装置には、HDD、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープなどがある。光ディスクには、DVD、DVD−RAM、CD−ROM、CD−R/RWなどがある。光磁気記録媒体には、MO(Magneto-Optical disk)などがある。
プログラムを流通させる場合には、たとえば、そのプログラムが記録されたDVD、CD−ROMなどの可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、たとえば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。
なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送される毎に、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
以上、実施の形態に基づき、本発明のデータベース制御方法、情報処理装置及びデータベース制御プログラムの一観点について説明してきたが、これらは一例にすぎず、上記の記載に限定されるものではない。
N1〜N7 ノード
D1〜D6 データ
10 情報処理装置
11 入力部
12 出力部
13 データベース制御部
14 記憶部
14a データベース

Claims (5)

  1. データベース制御部が、複数の階層を有するデータベースの探索時に、前記データベースに含まれる第1の階層において最初に調査する第1のノードの第1のノード名を、前記第1の階層の固有名と認識し、
    前記第1の階層に含まれる第2のノードの第2のノード名を調査し、前記第2のノード名が前記固有名と同じであれば前記第1の階層に含まれる第3のノードの第3のノード名を調査し、前記第2のノード名または前記第3のノード名が前記固有名と異なる場合には、前記第2のノードまたは前記第3のノードを、前記固有名を持つ前記第1のノードまたは前記第2のノード関連付けることを特徴とするデータベース制御方法。
  2. 前記データベースは、前記第1の階層において、ダミーノードによってノードの関連付けを行う領域が区切られており、前記データベース制御部は、前記データベースの探索時に、前記ダミーノードを参照して、前記関連付けを行う領域を認識することを特徴とする請求項1記載のデータベース制御方法。
  3. 前記データベースの前記第1の階層において、前記第1の階層の前記固有名と異なるノード名を有するノード群は、前記第1の階層前記固有名を持つ複数のノードの何れかに関連付けられており、前記データベース制御部は、前記ノード群が、前記ノード群の直前に配置されている前記固有名を持つノードと関連付けられていると認識することを特徴とする請求項1または2に記載のデータベース制御方法。
  4. 同一階層上に異なる複数の種類のノード名のノードを備えた複数の階層を有するデータベースを格納する記憶部と、
    前記データベースの探索時に、前記データベースに含まれる第1の階層において最初に調査する第1のノードの第1のノード名を、前記第1の階層の固有名と認識し、前記第1の階層に含まれる第2のノードの第2のノード名を調査し、前記第2のノード名が前記固有名と同じであれば前記第1の階層に含まれる第3のノードの第3のノード名を調査し、前記第2のノード名または前記第3のノード名が前記固有名と異なる場合には、前記第2のノードまたは前記第3のノードを、前記固有名を持つ前記第1のノードまたは前記第2のノード関連付けるデータベース制御部と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  5. コンピュータを、
    複数の階層を有するデータベースの探索時に、前記データベースに含まれる第1の階層において最初に調査する第1のノードの第1のノード名を、前記第1の階層の固有名と認識し、前記第1の階層に含まれる第2のノードの第2のノード名を調査し、前記第2のノード名が前記固有名と同じであれば前記第1の階層に含まれる第3のノードの第3のノード名を調査し、前記第2のノード名または前記第3のノード名が前記固有名と異なる場合には、前記第2のノードまたは前記第3のノードを、前記固有名を持つ前記第1のノードまたは前記第2のノード関連付けるデータベース制御部として機能させることを特徴とするデータベース制御プログラム。

JP2010157709A 2010-07-12 2010-07-12 データベース制御方法、情報処理装置及びデータベース制御プログラム Active JP5644218B2 (ja)

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