JP5640615B2 - ガラス溶融炉、及びガラス製品の製造方法 - Google Patents
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Description
白金を含む材料で構成された本体を有し、当該本体への通電により発生する抵抗熱によって、前記本体の内部に投入された固体ガラス素材を溶融するガラス溶融炉であって、
前記本体の内部に、前記固体ガラス素材の溶融を促進させる白金含有構造体を設け、前記白金含有構造体は、前記本体の内部に投入された前記固体ガラス素材を包囲する環状構造体で構成される点にある。
溶融ガラス中に発生又は混入し得る気泡を確実に除去し、溶融ガラスを十分に均質化するためには、ガラス溶融炉内で固体ガラス素材を確実に溶融することを要する。これは、固体ガラス素材の溶融履歴を長くしたり、溶融温度を高めることで可能となる。そうすることで、溶融ガラスの粘度が低下し、気泡の放出が促進され、また、固体ガラス素材に含まれる不純物の気化も促進される。さらに溶融ガラスの粘度が一定以上に調整されるので、溶融ガラスの均質化がもたらされる。
そこで、本発明者らによる鋭意検討の結果、高温耐久性に優れ、且つ溶融状態にある高温のガラスと反応しない白金含有構造体をガラス溶融炉の本体内部に設け、本体を通電すると、本体及び白金含有構造体から発生する抵抗熱により、特に、白金含有構造体付近の固体ガラス素材の溶融が促進されることが分かった。本構成のガラス溶融炉では、上述の通り、ガラス溶融炉本体の内部に白金含有構造体を設けているため、特に、当該白金含有構造体付近の固体ガラス素材を確実に且つ効率的に溶融し、高品質の溶融ガラスを得ることができる。
また、本体の内部に投入された固体ガラス素材を包囲する、環状構造体としての白金含有構造体へ通電すると、当該白金含有構造体から発生する抵抗熱により当該白金含有構造体の内側の温度が特に上昇する。その結果、環状構造体内部に投入された固体ガラス素材に熱エネルギーが集中され、固体ガラス素材をより確実に且つ効率的に溶融することができる。
上記のガラス溶融炉を用いて行うガラス製品の製造方法であって、
前記溶融ガラスの液面が前記スクリーンより上方に位置するように前記固体ガラス素材の投入量を調整する調整工程を実行する点にある。
前記調整工程において、前記本体の底部から前記溶融ガラスの液面までの距離(a)が、前記本体の底部から前記白金含有構造体の下端部までの距離(b)に対して、1.25〜3.33倍となるように前記固体ガラス素材の投入量を調整することが好ましい。
図1は、本発明の第1実施形態によるガラス溶融炉100の全体構造を示す概略図である。ガラス溶融炉100は、ガラス繊維等のガラス製品の製造装置の一部であり、主要な構成要素として、本体10、投入口20、白金含有構造体30、及び電源40を備えている。また、図示はしないが、本体10に対してガラス繊維紡出部(ブッシング)等の成形部材を着脱可能に設けることも可能である。
図2は、本発明の第2実施形態によるガラス溶融炉200の全体構造を示す概略図である。ガラス溶融炉200は、第1実施形態のガラス溶融炉100にスクリーン50を追加設置したものである。従って、スクリーン50以外の構成についての詳細な説明は省略する。
図3は、本発明の第3実施形態によるガラス溶融炉300の一部構造を示す概略図である。ガラス溶融炉300は、第1実施形態のガラス溶融炉100又は第2実施形態のガラス溶融炉200において、本体10の天井部11に排気口70を追加設置したものである。従って、排気口70以外の構成についての詳細な説明は省略する。
図4は、本発明の第4実施形態によるガラス溶融炉400の一部構造を示す概略図である。ガラス溶融炉400は、第1実施形態のガラス溶融炉100又は第2実施形態のガラス溶融炉200において、投入口20にフランジ80を設け、補強構造としたものである。従って、フランジ80以外の構成についての詳細な説明は省略する。
図5は、本発明の第5実施形態によるガラス溶融炉500の一部構造を示す概略図である。ガラス溶融炉500は、第1実施形態のガラス溶融炉100又は第2実施形態のガラス溶融炉200において、本体10の天井部11を中央から周辺に向けて下方に傾斜させた傾斜部81を設け、これを補強構造としたものである。従って、傾斜部81以外の構成についての詳細な説明は省略する。
図6は、本発明の第6実施形態によるガラス溶融炉600の一部構造を示す概略図である。ガラス溶融炉600は、第1実施形態のガラス溶融炉100又は第2実施形態のガラス溶融炉200において、白金含有構造体30を螺旋構造体31としたものである。従って、螺旋構造体31以外の構成についての詳細な説明は省略する。
本発明のガラス製品の製造方法は、スクリーン50を備えたガラス溶融炉(例えば、上記のガラス溶融炉200)を用いて実行することができる。本発明の製造方法においては、本体10の上に設けた投入口20から固体ガラス素材Mを、白金含有構造体30を介して本体10の内部に投入するにあたり、溶融ガラスGの液面がスクリーン50より上方に位置するように固体ガラス素材Mの投入量を調整する調整工程を実行する。すなわち、固体ガラス素材Mが溶融してなる溶融ガラスGにスクリーン50が十分に浸かるように、固体ガラス素材Mの投入量を調整することで、スクリーン50が溶融ガラスGに完全に浸されることになり、その結果、固体ガラス素材Mは高温状態にある溶融ガラスG中に確実に投入される。また、スクリーン50が溶融ガラスG中に位置しているため、スクリーン50より上方にある固体ガラス素材Mが溶融した直後の溶融ガラスGが、本体の底部13へ直接自然降下することを阻害するというスクリーン50本来の効果を確実に達成することができる。従って、溶融ガラス50が経験する溶融履歴が延長され、溶融ガラスGの均質化及び脱気がより促進される。なお、固体ガラス素材Mの投入量の調整は、原料供給手段1からの固体ガラス素材Mの供給量、及び運搬手段2の運搬速度をコントロールして行うことができる。
2 運搬手段
10 本体
11 天井部
12 側壁部
13 底部
20 投入口
30 白金含有構造体
31 環状構造体
40 電源
50 スクリーン
60 通流孔
70 排気口
80 フランジ(補強構造)
81 傾斜部(補強構造)
100,200,300,400,500,600 ガラス溶融炉
M 固体ガラス素材
G 溶融ガラス
Claims (7)
- 白金を含む材料で構成された本体を有し、当該本体への通電により発生する抵抗熱によって、前記本体の内部に投入された固体ガラス素材を溶融するガラス溶融炉であって、
前記本体の内部に、前記固体ガラス素材の溶融を促進させる白金含有構造体を設け、前記白金含有構造体は、前記本体の内部に投入された前記固体ガラス素材を包囲する環状構造体で構成されるガラス溶融炉。 - 平面視において、前記環状構造体が前記固体ガラス素材を包囲する領域(S1)と、前記本体の断面積(S2)との比率(S1/S2)が0.0025〜0.8である請求項1に記載のガラス溶融炉。
- 前記白金含有構造体の下方に、前記固体ガラス素材が溶融してなる溶融ガラスが自然降下することを阻害するスクリーンを設け、当該スクリーンのうち前記白金含有構造体の直下を除く領域に前記溶融ガラスの通流孔が形成されている請求項1又は2に記載のガラス溶融炉。
- 前記本体に、内部のガスを排気する排気口を設けた請求項1〜3の何れか一項に記載のガラス溶融炉。
- 前記白金含有構造体の前記本体への取付部近傍に補強構造を設けた請求項1〜4の何れか一項に記載のガラス溶融炉。
- 請求項3〜5の何れか一項に記載のガラス溶融炉を用いて行うガラス製品の製造方法であって、
前記溶融ガラスの液面が前記スクリーンより上方に位置するように前記固体ガラス素材の投入量を調整する調整工程を実行するガラス製品の製造方法。 - 前記調整工程において、前記本体の底部から前記溶融ガラスの液面までの距離が、前記本体の底部から前記白金含有構造体の下端部までの距離に対して、1.25〜3.33倍となるように前記固体ガラス素材の投入量を調整する請求項6に記載のガラス製品の製造方法。
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JP2010221564A JP5640615B2 (ja) | 2010-09-30 | 2010-09-30 | ガラス溶融炉、及びガラス製品の製造方法 |
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