JP5639902B2 - 撹拌礁およびそれを用いた海底の撹拌構造 - Google Patents
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Description
(1)
本実施形態の撹拌礁1は、河口の付近の海中に設置される撹拌礁1であり、中空の枠体2の空間部10内部に渦流S7を発生するために案内部3を備えている。この案内部3は、枠体2の上流側格子壁2dの導入口11、12から空間部10の内部へ流入して当該枠体2の下流側格子壁2cまで来る水流S1を当該空間部10の内部において上方へ案内してから上流側へ案内することにより、当該水流S1を空間部10の内部で縦方向に回転させて渦流S7を生成する。
また、本実施形態の撹拌礁1では、案内部3は、枠体2の下流側格子壁2cの少なくとも一部を覆い、上流側格子壁2dの導入口11、12から空間部10の内部へ流入して下流側格子壁2cまで来る水流S1を上方へ案内するとともに当該下流側格子壁2cから枠体2の外部へ流出することを阻止する下流側案内板4と、下流側案内板4に隣接して配置され、枠体2の上側格子壁2bの少なくとも一部を覆い、下流側案内板4に沿って上昇する水流S1を上流側へ案内するとともに当該上側格子壁2bから枠体2の外部へ流出することを阻止する上側案内板7とを有している。
さらに、本実施形態の撹拌礁1では、枠体2の下流側格子壁2cは、当該枠体2の上下方向に延びる立直格子壁2eと、当該立直格子壁2eの上端から上流側へ向けて斜め上方に延びる下流側斜行格子壁2fとを有しており、下流側案内板4は、枠体2の立直格子壁2eを覆うとともに下流側斜行格子壁2fの少なくとも一部を覆い、水流S1を上流側へ向けて斜め上方へ案内するとともに当該下流側格子壁2cから枠体2の外部へ流出することを阻止する。
また、本実施形態の撹拌礁1では、下流側吹出口13が枠体2の下流側斜行格子壁2fに配置されているので、撹拌した海水を撹拌礁1から下流側へ向けて円滑に供給することができる。
さらに、本実施形態の撹拌礁1では、上側吹出口14が枠体2の上側格子壁2bに配置されているので、海中におけるより水深の浅い所へ向けて、撹拌後の海水を吹き出すことができる。
また、本実施形態では、枠体2の上側格子壁2bおよび下流側斜行格子壁2fの両方に下流側吹出口13および上側吹出口14が分散して形成されているので、撹拌後の海水を海中に分散して供給することができ、海底付近を流れる冷たい淡水Cを含む水流S1をより速やかに撹拌礁1の周囲の海水に分散させることができ、海苔の芽落ちや色落ちの防止効果がさらに増大する。
さらに、本実施形態の撹拌礁1では、枠体2の上流側格子壁2dは、当該枠体2の上下方向に延びる立直格子壁2gと、当該立直格子壁2gの上端から下流側へ向けて斜め上方に延びる上流側斜行格子壁2hとを有しており、案内部3は、上側案内板7に隣接して配置され、上流側斜行格子壁2hの少なくとも一部を覆い、空間部10の内部を上側案内板7によって案内されて上流側へ流れる水流S6を上流側へ向けて斜め下方へ案内するとともに当該上流側斜行格子壁2hから枠体2の外部へ流出することを阻止する上流側案内板6をさらに備えている。
さらに、本実施形態の撹拌礁1では、枠体2は、上流側格子壁2dの導入口11、12から空間部10の内部へ流入する水流S1の流れと平行の方向に向かって延び、かつ、下流側格子壁2c、上側格子壁2bならびに上流側格子壁2dのそれぞれに隣接する流れ方向格子壁2iを有しており、案内部3は、下流側案内板4の両側の縁に隣接して配置され、流れ方向格子壁2iの少なくとも一部を覆い、上流側格子壁2dの導入口11、12から空間部10の内部へ流入して下流側格子壁2cまで来る水流S1が下流側案内板4に沿って水平方向へ流れて枠体2の外部へ流出することを規制する規制板8を有している。
上記のように構成された撹拌礁1を河口付近の海底に設置する場合、撹拌効果を向上させるために、図10に示されるように、複数個の撹拌礁1によって以下のように海底の撹拌構造を構成するのが好ましい。
2 枠体
2a 下側格子壁
2b 上側格子壁
2c 下流側格子壁
2d 上流側格子壁
3 案内部
4 下流側案内板
6 上流側案内板
7 上側案内板
8 規制板
10 空間部
11 下側導入口
12 上側導入口
13 下流側吹出口
14 上側吹出口
S1 空間部へ流入する水流
S2 空間部から下流側へ吹き出す水流
S3 空間部から上側へ吹き出す水流
S7 渦流
Claims (7)
- 河口の付近の海中に設置される撹拌礁であって、
複数の格子壁を有し、当該格子壁として、水流の上流側を向く上流側格子壁と、水流の下流側を向く下流側格子壁と、上側を向く上側格子壁とを含み、これらの格子壁がその内側に所定の空間部を囲むように配置され、当該空間部内に前記上流側格子壁を通じて前記水流が前記空間部内に進入可能な中空の枠体と、
前記枠体の前記上流側格子壁から前記空間部の内部へ流入して前記下流側格子壁まで来る前記水流を当該空間部の内部において上方へ案内してから上流側へ案内することにより、当該水流を前記空間部の内部で縦方向に回転させて渦流を生成する案内部と
を備えており、
前記空間部は、その内部に前記水流が縦回転して渦流を発生しながら当該水流の周囲の海水とともに撹拌されることが可能な大きさを有しており、
前記案内部は、前記枠体の下流側格子壁の少なくとも一部を覆い、前記上流側格子壁から前記空間部の内部へ流入して前記下流側格子壁まで来る前記水流を上方へ案内するとともに当該下流側格子壁から前記枠体の外部へ流出することを阻止する下流側案内板と、前記下流側案内板に隣接して配置され、前記枠体の上側格子壁の少なくとも一部を覆い、前記下流側案内板に沿って上昇する前記水流を上流側へ案内するとともに当該上側格子壁から前記枠体の外部へ流出することを阻止する上側案内板とを有し、さらに、前記枠体の前記空間部の内部の海水を前記撹拌礁の外部へ吹き出す吹出口を有している、
ことを特徴とする撹拌礁。
- 前記枠体の下流側格子壁は、当該枠体の上下方向に延びる立直格子壁と、当該立直格子壁の上端から上流側へ向けて斜め上方に延びる下流側斜行格子壁とを有しており、
前記下流側案内板は、前記枠体の立直格子壁を覆うとともに前記下流側斜行格子壁の少なくとも一部を覆い、前記水流を上流側へ向けて斜め上方へ案内するとともに当該下流側格子壁から前記枠体の外部へ流出することを阻止する
請求項1に記載の撹拌礁。
- 前記吹出口は、前記枠体の下流側斜行格子壁に配置されている、
請求項2に記載の撹拌礁。
- 前記吹出口は、前記枠体の上側格子壁に配置されている、
請求項1から3のいずれかに記載の撹拌礁。
- 前記枠体の上流側格子壁は、当該枠体の上下方向に延びる立直格子壁と、当該立直格子壁の上端から下流側へ向けて斜め上方に延びる上流側斜行格子壁とを有しており、
前記案内部は、前記上側案内板に隣接して配置され、前記上流側斜行格子壁の少なくとも一部を覆い、前記空間部の内部を前記上側案内板によって案内されて上流側へ流れる前記水流を上流側へ向けて斜め下方へ案内するとともに当該上流側斜行格子壁から前記枠体の外部へ流出することを阻止する上流側案内板をさらに備えている、
請求項1から4のいずれかに記載の撹拌礁。
- 前記枠体は、前記上流側格子壁から前記空間部の内部へ流入する前記水流の流れと平行の方向に向かって延び、かつ、前記下流側格子壁、上側格子壁ならびに上流側格子壁のそれぞれに隣接する流れ方向格子壁を有しており、
前記案内部は、前記下流側案内板の両側の縁に隣接して配置され、前記流れ方向格子壁の少なくとも一部を覆い、前記上流側格子壁から前記空間部の内部へ流入して前記下流側格子壁まで来る前記水流が前記下流側案内板に沿って水平方向へ流れて前記枠体の外部へ流出することを規制する規制板をさらに有している、
請求項1から5のいずれかに記載の撹拌礁。
- 複数の撹拌礁を備え、これらの撹拌礁が河口付近の海底に設置された海底の撹拌構造であって、
前記各撹拌礁は、上記請求項1から6記載のいずれかの撹拌礁からなり、前記水流の流れに直交する方向であって互いに平行に延びる第1列および第2列に沿って並べて配置され、
前記第2列は、前記第1列よりも下流側に位置しており、
前記第2列に並べられた撹拌礁は、前記水流の流れの方向から見て、隣接する前記第1列に並べられた撹拌礁の間に位置するように、配置されている、
海底の撹拌構造。
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JP2011002100A JP5639902B2 (ja) | 2011-01-07 | 2011-01-07 | 撹拌礁およびそれを用いた海底の撹拌構造 |
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JP2011002100A JP5639902B2 (ja) | 2011-01-07 | 2011-01-07 | 撹拌礁およびそれを用いた海底の撹拌構造 |
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JP2011002100A Active JP5639902B2 (ja) | 2011-01-07 | 2011-01-07 | 撹拌礁およびそれを用いた海底の撹拌構造 |
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