JP5639173B2 - 無線通信システムにおいてharq方式に基づいてデータを再伝送する方法及びこれを用いる端末装置 - Google Patents

無線通信システムにおいてharq方式に基づいてデータを再伝送する方法及びこれを用いる端末装置 Download PDF

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Description

本発明は、無線通信システムに係り、HARQ方式を用いてデータを再伝送する方法及びこれを用いる端末装置に関するものである。
ハイブリッド自動再送要求(HARQ:Hybrid Automatic Retransmission Request)とは、初期データ伝送における誤り発生による再伝送の回数を減らすために、最初に伝送された情報と再伝送された情報とを結合してデコーディングする、改善された自動再送要求方式のことをいう。このようなHARQ方式は、IEEE 802.16mシステムだけでなく、他の移動通信システムでも用いられる技術に該当する。以下では、従来のIEEE 802.16システムおけるアップリンクHARQのためのリソース割当方法について簡略に説明する。
基地局からアップリンク基本割当A−MAP IE(Uplink Basic Assignment A−MAP Information Element)を受信した端末は、アップリンク基本割当A−MAP IEにより割り当てられたリソースを通じて、HARQデータのサブパケットを伝送する。基地局は、データバースト(data burst)のデコーディングを試み、もしデコーディングに成功すると、端末に肯定受信確認信号(ACK:acknowldegement)を送信する。しかし、これと違い、基地局がデコーディングに失敗すると、基地局は端末に否定受信確認信号(NACK:Negative Acknowledgement)を伝送する。基地局が再伝送のために端末にリソースを割り当てる時に、基地局はアップリンク基本割当A−MAPを伝送しなくてもよい。こうする場合には、基地局は再伝送のためのサブフレームで、以前サブパケットのために割り当てられた領域と同じ位置及び大きさで端末にリソースを割り当てる。もし、基地局が再伝送のためのリソースを割り当てるためにアップリンク基本割当A−MAPを伝送する場合に、基地局は、当該A−MAPで示す領域にリソースを割り当てる。
基地局からNACK信号を受信した端末は、再伝送手順を行う。再伝送手順において、端末がHARQデータバースト伝送のためのアップリンク基本割当A−MAP IEを受信できないと、端末は、同一のACIDを持つ最後のサブパケット伝送で割り当てられたリソースを通じて次のサブパケットを伝送する。基地局は、再伝送のための制御情報を伝達する目的で端末にアップリンク基本割当A−MAP IEを伝送することができ、端末が再伝送のためのアップリンク基本割当A−MAP IEを受信すると、端末はアップリンク基本割当A−MAP IEで指示するHARQ再伝送を行うことができる。
図1は、従来のアップリンクHARQ手順の一例を示す図である。
図1を参照すると、基地局は、端末のデータ伝送のためのアップリンクリソースをA領域に割り当てたことを示すアップリンク基本割当A−MAP IEを、端末に伝送する(S110)。基地局からアップリンク基本割当A−MAP IEを受信した端末は、該IEが示すリソース領域(A領域)を通じて、HARQバーストのサブパケットを伝送する(S120)。もし、端末の伝送したパケットに誤りが発生してこれを基地局がデコーディングできないと、基地局は、伝送されたパケットに誤りが生じた事実を端末に知らせるために、端末にNACK信号を伝送する(S130)。その後、基地局は、指定された時点に、端末が誤りの生じたパケットを再伝送できるように、アップリンク基本割当A−MAP無しで最後に誤りの生じたパケット伝送のためのリソースと同じ位置及び大きさのリソースを端末に割り当てる(S140)。端末がNACK信号は受信したが、再伝送のためのアップリンク基本割当A−MAP IEを受信しなかった場合に、端末は、最後に伝送したリソース領域と同じ位置及び大きさの領域(A領域)を用いて再伝送パケットを伝送する(S150)。基地局は、割り当てられたA領域を通じて端末から再伝送されたパケットを正しく受信すると、それに対する応答として端末にACK信号を伝送する(S160)。このように、基地局は、端末が誤りの生じたパケットを再伝送できるように、端末が最後に伝送したリソース領域と同じ位置及び大きさの領域を割り当てて知らせる。
図2は、従来のアップリンクHARQ手順の他の例を示す図である。
図2を参照すると、図1におけると同様に、基地局は、端末のデータ伝送のためのアップリンクリソースをA領域に割り当てたことを示すアップリンク基本割当A−MAP IEを伝送する(S210)。基地局からアップリンク基本割当A−MAP IEを受信した端末は、該IEが示すリソース領域(A領域)を通じて、HARQバーストのサブパケットを伝送する(S220)。もし、端末の伝送したパケットに誤りが発生して基地局がそのデコーディングに失敗すると、基地局は、伝送されたパケットに誤りの生じた事実を端末に知らせるために、端末にNACK信号を伝送する(S230)。その後、基地局は、指定された時点に、端末が誤りの生じたパケットを再伝送できるようにリソースを割り当てる時に、該当のACIDに対して最も最近に割り当てたリソースと異なる情報(例えば、異なる位置または異なる大きさ)を持つリソースを割り当てるために、アップリンク基本割当A−MAP IEを端末に伝送する(S240)。端末がNACK信号を受信すると共に、再伝送のためのアップリンク基本割当A−MAP IEを受信すると、端末は、当該A−MAP IEが示すリソース領域(B領域)に再伝送パケットを伝送する(S250)。基地局は、割り当てられた領域(B領域)を通じて端末から再伝送されたパケットを正しく受信すると、それに対する応答として端末にACK信号を伝送する(S260)。このように、基地局は、端末が誤りの生じたパケットを再伝送できるように、端末に新しいアップリンクリソース領域(B領域)を割り当てて知らせる。
HARQ手順において、割当A−MAP IE(assignment A−MAP IE)、HARQサブパケット、及びサブパケットに対応するフィードバックは、あらかじめ指定された時間に行われる。アップリンクにおいて端末のHARQサブパケットの再伝送は、事前に定義された時間に伝送される。
図3は、IEEE 802.16mシステムにおいて、データバーストのプロセシング時間が3サブフレーム区間であり、1フレーム内のダウンリンク/アップリンクサブフレーム個数の比率が5:3の時におけるHARQ伝送タイミングを示す図である。
図3を参照すると、基地局が、1番目のフレームにおけるダウンリンクサブフレームインデックスが1であるサブフレーム310でアップリンクMAPを端末に伝送すると、端末は、3サブフレーム後である1番目のフレームにおけるアップリンクサブフレームインデックスが0であるサブフレーム320でアップリンクデータを基地局に伝送する。端末から1番目のフレームにおけるアップリンクサブフレームインデックスが0であるサブフレーム320を通じてアップリンクデータバーストが伝送されると、基地局は、3サブフレーム後である2番目のフレームにおけるダウンリンクサブフレームインデックスが1であるサブフレーム330でHARQフィードバック情報を端末に伝送する。もし基地局から、2番目のフレームにおけるダウンリンクサブフレームインデックスが1であるサブフレームでNACK信号が伝送されると、3サブフレーム後である2番目のフレームにおけるアップリンクサブフレームインデックス0であるサブフレーム340に再伝送のためのリソースを割り当てることができる。これと違い、基地局が端末にNACK信号を伝送する時に、アップリンクリソース情報を変更させるために、NACK信号の伝送されるサブフレームと同じサブフレームでアップリンクリソース割当情報(Uplink Basic Assignment A−MAP IE)を伝送してもよい。
このように、アップリンクHARQが同期式(synchronous)で動作すると、特定パケットの再伝送時点において他のパケットの伝送によって当該時点に再伝送のためのリソースを割り当てることができない場合がある。この場合に、基地局は再伝送のためのMAPを端末に伝送できないことがある。端末が再伝送する時点にアップリンク基本割当A−MAP IEを受信できないと、端末は、同一のACIDに対して最も最近に伝送したリソース領域と同じ領域を用いて再伝送パケットを伝送する。しかし、このようなパケット再伝送は他のパケットの伝送を妨げることがある。この問題点についての詳細を以下に説明する。
図4は、基地局が再伝送のためのリソースを割り当てることができない時に生じうる問題点を説明するための図である。
図4を参照すると、基地局は、端末のデータ伝送のためのアップリンクリソースをA領域に割り当てたことを示すアップリンク基本割当A−MAP IEを伝送する(S410)。基地局からアップリンク基本割当A−MAP IEを受信した端末は、当該IEが示すリソース領域(A領域)を通じてHARQバーストのサブパケットを伝送する(S420)。もし、端末の伝送したパケットに誤りが発生して基地局がデコーディングできないと、基地局は、伝送されたパケットに誤りの生じた事実を端末に知らせるために、端末にNACK信号を伝送する(S430)。その後、基地局は、指定された時点に、端末が誤りの生じたパケットを再伝送するためのリソースを割り当てることができないと、基地局は端末にリソース割当のためのアップリンクA−MAPを伝送しなくなる。この場合、端末は基地局からA−MAPなくNACK信号のみを受信する(S440)。端末は基地局から再伝送のためのアップリンク基本割当A−MAP IEを受信できなかったため、端末は、最も最近に伝送したリソース領域と同じ位置及び大きさに該当する領域(例えば、A領域)を用いて再伝送パケットを伝送する(S450)。もし、端末が伝送するリソース領域が他の端末によって用いられると、他の端末によって伝送されるパケットに誤りが生じてしまい、基地局が両端末からパケットを受信できないという深刻な問題につながる。よって、このような問題点を解決する必要がある。
本発明が達成しようとする技術的課題は、HARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)方式を用いてデータを再伝送する方法を提供することである。
本発明が達成しようとする他の技術的課題は、HARQ方式を用いてデータを再伝送する端末装置を提供することである。
本発明が達成しようとする技術的課題は、上記の技術的課題に制限されず、言及していない他の技術的課題は、下の記載から、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者には明確に理解されるであろう。
上記の技術的課題を達成するための、本発明に係る端末がHARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)方式を用いてデータを再伝送する方法は、基地局から特定フレームでリソースインデックスフィールドを含むアップリンク基本割当A−MAP IE(Uplink Basic Assignment A−MAP Information Element)情報を受信し、前記受信したアップリンク基本割当A−MAP IEをデコーディングすること、を含み、前記リソースインデックスフィールドが特定値に設定された場合に、前記アップリンク基本割当A−MAP IEに含まれたHARQチャネル識別子であるACIDに対応するHARQサブパケットを、前記特定フレームで再伝送しない。
ここで、前記リソースインデックスフィールドの特定値は、すべてのビットが0に設定された値、またはすべてのビットが1に設定された値でよい。また、前記リソースインデックスフィールドは9ビットまたは11ビットである。
上記の技術的課題を解決するための、本発明に係る端末がHARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)方式を用いてデータを再伝送する方法は、基地局から第1フレームでリソースインデックスフィールドを含む第1アップリンク基本割当A−MAP IE(Uplink Basic Assignment A−MAP Information Element)情報を受信し、前記受信した第1アップリンク基本割当A−MAP IEをデコーディングし、前記リソースインデックスフィールドが特定値に設定された場合に、前記第1アップリンク基本割当A−MAP IEに含まれたHARQチャネル識別子であるACIDに対応するHARQサブパケットを、事前に設定された第1フレーム内の特定サブフレームを通じて伝送せず、前記第1フレームに後続する第2フレームで前記第1フレーム内の特定サブフレームと同じインデックスを持つサブフレームを通じて前記HARQサブパケットを伝送すること、を含む。
ここで、前記リソースインデックスフィールドの特定値はすべてのビットが0に設定された値、またはすべてのビットが1に設定された値でよい。
本発明の他の課題を解決するための、本発明に係る端末がHARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)方式を用いてデータを再伝送する方法は、基地局から第1フレームで第1リソースインデックスフィールドを含む第1アップリンク基本割当A−MAP IE(Uplink Basic Assignment A−MAP Information Element)情報を受信し、前記受信した第1アップリンク基本割当A−MAP IEをデコーディングし、前記第1リソースインデックスフィールドが特定値に設定された場合に、前記基地局から前記第1フレームまたは第2フレームで第2リソースインデックスフィールドを含む第2アップリンク基本割当A−MAP IEを受信し、前記第2リソースインデックスフィールドが指示するサブフレームを通じて、前記第1アップリンク基本割当A−MAP IEに含まれたHARQチャネル識別子であるACIDに対応するHARQサブパケットを再伝送すること、を含み、ここで、前記第2リソースインデックスフィールドは、前記第1リソースインデックスフィールドの特定値と異なる値に設定されたものでよい。
本発明のさらに他の課題を解決するための、本発明に係る端末装置は、基地局からリソースインデックスフィールドを含むアップリンク基本割当A−MAP IE(Uplink Basic Assignment A−MAP Information Element)情報を受信する受信モジュールと、前記受信したアップリンク基本割当A−MAP IEをデコーディングし、前記リソースインデックスフィールドが特定値に設定された場合に、前記アップリンク基本割当A−MAP IEに含まれたHARQチャネル識別子であるACIDに対応するHARQサブパケットを再伝送しないように制御するプロセッサと、を含む。
本発明のさらに他の課題を解決するための、本発明に係る端末装置は、基地局から第1フレームでリソースインデックスフィールドを含む第1アップリンク基本割当A−MAP IE(Uplink Basic Assignment A−MAP Information Element)情報を受信する受信モジュールと、前記受信したアップリンク基本割当A−MAP IEをデコーディングし、前記リソースインデックスフィールドが特定値に設定された場合に、前記第1アップリンク基本割当A−MAP IEに含まれたHARQチャネル識別子であるACIDに対応するHARQサブパケットを、事前に設定された第1フレーム内の特定サブフレームを通じて伝送せず、前記第1フレームに後続する第2フレームで前記第1フレーム内の特定サブフレームと同じインデックスを持つサブフレームを通じて、前記HARQサブパケットを伝送するように制御するプロセッサと、前記第2フレームにおいて前記第1フレーム内の特定サブフレームと同じインデックスを持つサブフレームを通じて、前記HARQサブパケットを伝送する伝送モジュールと、を含む。
本発明のさらに他の課題を解決するための、本発明に係る端末装置は、基地局から第1フレームで第1リソースインデックスフィールドを含む第1アップリンク基本割当A−MAP IE(Uplink Basic Assignment A−MAP Information Element)情報を受信する受信モジュールと、前記受信した第1アップリンク基本割当A−MAP IEをデコーディングし、前記第1リソースインデックスフィールドが特定値に設定された場合に、前記基地局から前記第1フレームまたは第2フレームで第2リソースインデックスフィールドを含む第2アップリンク基本割当A−MAP IEを受信すると、前記第2リソースインデックスフィールドが指示するサブフレームを通じて、前記第1アップリンク基本割当A−MAP IEに含まれたHARQチャネル識別子であるACIDに対応するHARQサブパケットを再伝送するように制御するプロセッサと、前記第2リソースインデックスフィールドが指示するサブフレームを通じて、前記第1アップリンク基本割当A−MAP IEに含まれたHARQチャネル識別子であるACIDに対応するHARQサブパケットを再伝送する伝送モジュールと、を含み、前記第2リソースインデックスフィールドは、前記特定値と異なる値に設定される。
本発明は、例えば以下の項目を提供する。
(項目1)
無線通信システムにおいて端末がHARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)方式を用いてデータを再伝送する方法であって、
基地局から特定フレームでリソースインデックスフィールドを含むアップリンク基本割当A−MAP IE(Uplink Basic Assignment A−MAP Information Element)情報を受信し、
前記受信したアップリンク基本割当A−MAP IEをデコーディングすること、
を含み、
前記リソースインデックスフィールドが特定値に設定された場合に、前記アップリンク基本割当A−MAP IEに含まれたHARQチャネル識別子であるACIDに対応するHARQサブパケットを、前記特定フレームで再伝送しないことを特徴とするデータ再伝送方法。
(項目2)
前記リソースインデックスフィールドの特定値は、すべてのビットが0に設定された値、またはすべてのビットが1に設定された値であることを特徴とする、項目1に記載のデータ再伝送方法。
(項目3)
前記リソースインデックスフィールドは9ビットまたは11ビットであることを特徴とする、項目1に記載のデータ再伝送方法。
(項目4)
無線通信システムにおいて端末がHARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)方式を用いてデータを再伝送する方法であって、
基地局から第1フレームでリソースインデックスフィールドを含む第1アップリンク基本割当A−MAP IE(Uplink Basic Assignment A−MAP Information Element)情報を受信し、
前記受信した第1アップリンク基本割当A−MAP IEをデコーディングし、
前記リソースインデックスフィールドが特定値に設定された場合に、前記第1アップリンク基本割当A−MAP IEに含まれたHARQチャネル識別子であるACIDに対応するHARQサブパケットを、事前に設定された第1フレーム内の特定サブフレームを通じて伝送せず、前記第1フレームに後続する第2フレームで前記第1フレーム内の特定サブフレームと同じインデックスを持つサブフレームを通じて前記HARQサブパケットを伝送すること、
を含むことを特徴とするデータ再伝送方法。
(項目5)
前記リソースインデックスフィールドの特定値はすべてのビットが0に設定された値、またはすべてのビットが1に設定された値であることを特徴とする、項目4に記載のデータ再伝送方法。
(項目6)
前記リソースインデックスフィールドは、9ビットまたは11ビットであることを特徴とする、項目4に記載のデータ再伝送方法。
(項目7)
無線通信システムにおいて端末がHARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)方式を用いてデータを再伝送する方法であって、
基地局から第1フレームで第1リソースインデックスフィールドを含む第1アップリンク基本割当A−MAP IE(Uplink Basic Assignment A−MAP Information Element)情報を受信し、
前記受信した第1アップリンク基本割当A−MAP IEをデコーディングし、
前記第1リソースインデックスフィールドが特定値に設定された場合に、前記基地局から前記第1フレームまたは第2フレームで第2リソースインデックスフィールドを含む第2アップリンク基本割当A−MAP IEを受信し、
前記第2リソースインデックスフィールドが指示するサブフレームを通じて、前記第1アップリンク基本割当A−MAP IEに含まれたHARQチャネル識別子であるACIDに対応するHARQサブパケットを再伝送すること、
を含み、
前記第2リソースインデックスフィールドは、前記第1リソースインデックスフィールドの特定値と異なる値に設定されたことを特徴とする、データ再伝送方法。
(項目8)
前記第1リソースインデックスフィールドの特定値は、すべてのビットが0に設定された値、またはすべてのビットが1に設定された値であることを特徴とする、項目7に記載のデータ再伝送方法。
(項目9)
前記第2リソースインデックスフィールドが指示するサブフレームは、前記第2リソースインデックスフィールドが設定された値に対応するサブフレームであることを特徴とする、項目7に記載のデータ再伝送方法。
(項目10)
前記第1及び第2リソースインデックスフィールドは、9ビットまたは11ビットであることを特徴とする、項目7に記載のデータ再伝送方法。
(項目11)
無線通信システムでHARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)方式を用いてデータを再伝送するための端末装置であって、
基地局からリソースインデックスフィールドを含むアップリンク基本割当A−MAP IE(Uplink Basic Assignment A−MAP Information Element)情報を受信する受信モジュールと、
前記受信したアップリンク基本割当A−MAP IEをデコーディングし、前記リソースインデックスフィールドが特定値に設定された場合に、前記アップリンク基本割当A−MAP IEに含まれたHARQチャネル識別子であるACIDに対応するHARQサブパケットを再伝送しないように制御するプロセッサと、
を含むことを特徴とする端末装置。
(項目12)
前記リソースインデックスフィールドの特定値は、すべてのビットが0に設定された値またはすべてのビットが1に設定された値であることを特徴とする、項目11に記載の端末装置。
(項目13)
前記リソースインデックスフィールドは、9ビットまたは11ビットであることを特徴とする、項目11に記載の端末装置。
(項目14)
無線通信システムにおいてHARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)方式を用いてデータを再伝送するための端末装置であって、
基地局から第1フレームでリソースインデックスフィールドを含む第1アップリンク基本割当A−MAP IE(Uplink Basic Assignment A−MAP Information Element)情報を受信する受信モジュールと、
前記受信したアップリンク基本割当A−MAP IEをデコーディングし、前記リソースインデックスフィールドが特定値に設定された場合に、前記第1アップリンク基本割当A−MAP IEに含まれたHARQチャネル識別子であるACIDに対応するHARQサブパケットを、事前に設定された第1フレーム内の特定サブフレームを通じて伝送せず、前記第1フレームに後続する第2フレームで前記第1フレーム内の特定サブフレームと同じインデックスを持つサブフレームを通じて、前記HARQサブパケットを伝送するように制御するプロセッサと、
前記第2フレームにおいて前記第1フレーム内の特定サブフレームと同じインデックスを持つサブフレームを通じて、前記HARQサブパケットを伝送する伝送モジュールと、
を含むことを特徴とする端末装置。
(項目15)
無線通信システムにおいてHARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)方式を用いてデータを再伝送するための端末装置であって、
基地局から第1フレームで第1リソースインデックスフィールドを含む第1アップリンク基本割当A−MAP IE(Uplink Basic Assignment A−MAP Information Element)情報を受信する受信モジュールと、
前記受信した第1アップリンク基本割当A−MAP IEをデコーディングし、前記第1リソースインデックスフィールドが特定値に設定された場合に、前記基地局から前記第1フレームまたは第2フレームで第2リソースインデックスフィールドを含む第2アップリンク基本割当A−MAP IEを受信すると、前記第2リソースインデックスフィールドが指示するサブフレームを通じて、前記第1アップリンク基本割当A−MAP IEに含まれたHARQチャネル識別子であるACIDに対応するHARQサブパケットを再伝送するように制御するプロセッサと、
前記第2リソースインデックスフィールドが指示するサブフレームを通じて、前記第1アップリンク基本割当A−MAP IEに含まれたHARQチャネル識別子であるACIDに対応するHARQサブパケットを再伝送する伝送モジュールと、
を含み、
前記第2リソースインデックスフィールドは、前記特定値と異なる値に設定されたことを特徴とする端末装置。
本発明で提案したHARQ方式を用いてデータを再伝送することによって、基地局が端末の再伝送のためのアップリンクリソースを割り当てることができない時に発生するアップリンクパケット伝送による誤り発生を根本的に防止でき、結果として通信性能を顕著に向上させることができる。
本発明で得られる効果は、以上で言及した効果に制限されず、言及していない他の効果は、下の記載から、本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者には明確に理解されるであろう。
本発明に関する理解を助けるために詳細な説明の一部として含まれる添付の図面は、本発明の実施例を提供し、詳細な説明と共に本発明の技術的思想を説明する。
従来のアップリンクHARQ手順の一例を示す図である。 従来のアップリンクHARQ手順の他の例を示す図である。 IEEE 802.16mシステムにおいてデータバーストのプロセシング時間が3サブフレーム区間であり、1フレーム内のダウンリンク/アップリンクサブフレームの個数の比率が5:3である時におけるHARQ伝送タイミングを示す図である。 基地局が再伝送のためのリソースを割り当てることができない時に発生する問題点を説明するための図である。 基地局が端末に再伝送のために割り当てるアップリンクリソースがないことを指示する一例を示す図である。 基地局が端末に再伝送のために割り当てるアップリンクリソースがないことを指示する方法の他の例を示す図である。 基地局が端末に割り当てるアップリンクリソースがないことを指示する方法のさらに他の例を示す図である。 基地局が再伝送のためのリソース領域をアップリンク割当レリバンスと関連したアップリンクサブフレームで割り当てることができない場合に、これを端末に指示する方法の一例を示す図である。 装置50の構成要素を示すダイヤグラムである。
以下、本発明の好適な実施の形態を、添付の図面を参照して詳細に説明する。添付の図面と共に以下に開示される詳細な説明は、本発明の例示的な実施の形態を説明するためのもので、本発明が実施できる唯一の実施の形態を表すためのものではない。以下の詳細な説明は、本発明の完全な理解を提供するために具体的な細部事項を含む。しかし、当業者にはそれら具体的な細部事項なしにも本発明を実施できることが理解できる。例えば、以下の詳細な説明は、移動通信システムがIEEE 802.16システムである例にして具体的に説明するが、IEEE 802.16システムの特有な事項を除けば、他の任意の移動通信システムにも適用可能である。
場合によって、本発明の概念が曖昧になることを避けるために、公知の構造及び装置を省略したり、各構造及び装置の核心機能を中心にしたブロック図の形式で示すことができる。また、本明細書全体において同一の構成要素には同一の図面符号を付して説明する。
なお、以下の説明において、端末はAMS(Advanced Mobile Station)、UE(User Equipment)、MS(Mobile Station)等のような移動または固定型のユーザー端の機器を総称するとする。また、基地局は、Node B、eNode B、BS(Base Station)、AP(Access Point)等のような端末と通信するネットワーク端の任意のノードを総称するとする。
移動通信システムにおいて、端末(AMS:Advanced Mobile Station)は、基地局からダウンリンク(Downlink)を通じて情報を受信し、また、アップリンク(Uplink)を通じて情報を伝送することができる。端末が伝送または受信する情報にはデータ及び種々の制御情報があり、端末が伝送または受信する情報の種類用途によって種々の物理チャネルが存在する。
本発明で用いられるAAIサブフレームは、AAI(Advanced Air Interface)により用いられるあらかじめ定義された持続期間(duration)の構造化されたデータシーケンスのことを指し、通常、サブフレームと呼ぶこともできる。また、本発明で用いられるA−MAP(Advanced MAP)にはユニキャストサービス制御情報を含めて端末に伝送することが可能である。ユニキャストサービス制御情報は、ユーザー特定(user specific)制御情報及び非−ユーザー特定(non−user specific)制御情報とに大別することができる。そして、ユーザー−特定制御情報は、割当情報(assignment information)、HARQフィードバック情報、及び電力制御情報などにさらに細分化される。
基地局は、継続した割当(persistental location)のようなあらかじめ割り当てられたリソースのゆえに、端末が再伝送するためのアップリンクリソースを割り当てることができない時に、該当の時点に、端末に現在サブフレームでHARQチャネル識別子に該当する特定ACIDに対する再伝送のためのリソースを割り当てることができないことを、ユニキャスト(unicast)方式で知らせることができる。そのため、端末は、アップリンク割当レリバンス(UL allocation relevance)と関連したアップリンクサブフレームで不必要なパケットを伝送しない。
他の方法として、基地局は、該当の時点に、端末に特定ACIDに対してアップリンク割当レリバンスに該当するアップリンクサブフレーム以外の他のアップリンクサブフレームでリソースを割り当てるということを端末に知らせることができる。そのため、端末は、アップリンク割当レリバンスに関連したアップリンクサブフレームでパケットを伝送せず、基地局が知らせる他のアップリンクサブフレームでパケットを再伝送することができる。すなわち、基地局は、他の時点に再伝送のためのアップリンクリソースを割り当てるということを端末に知らせることができる。
図5は、基地局が端末に再伝送のために割り当てるアップリンクリソースがないことを指示する一例を示す図である。
図5を参照すると、基地局は、端末のデータ伝送のためのアップリンクリソースをA領域に割り当てたことを示すアップリンク基本割当A−MAP IE(Uplink Basic Assignment A−MAP IE)を伝送することができる(S510)。基地局からアップリンク基本割当A−MAP IEを受信した端末は、当該IEが示すリソース領域(A領域)を通じて新しいデータを伝送することができる(S520)。もし、端末の伝送したパケットに誤りが発生して基地局がそれをデコーディングできないと、基地局は、伝送されたパケットに誤りの生じた事実を端末に知らせるために、端末にNACK信号を伝送することができる(S530)。その後、基地局は、指定された時点で、端末に誤りの生じたパケットに対する再伝送のためのリソースを該当のサブフレームで割り当てることができないと、基地局は、端末にNACK信号を伝送するダウンリンクサブフレームで、該当のアップリンクサブフレームで端末のためのアップリンクリソースを割り当てることができない事実を端末に知らせることができる(S540)。
このように、端末は、NACK信号に加えて、対応するアップリンクサブフレームで再伝送のためのリソースを割り当てることができないという情報を受信すると(S540)、当該対応するアップリンクサブフレームで基地局にパケットを再伝送しない。このように、端末が基地局から、割り当てられたアップリンクリソースがないという指示を受信すると、該当のACIDに対する再伝送のためのアップリンク基本割当A−MAP IEを受信するためにタイマー(T_A−MAP)を始動し(S550)、タイマーが満了するまで、割り当てられたA領域を用いて再伝送を行わずに待つ(S560)。該当のACIDに対する再伝送のためのアップリンク基本割当A−MAP IEを継続して待つ(S560)。もし、端末が再伝送のためのアップリンク基本割当A−MAP IEを受信すると(S570)、タイマー(T_A−MAP)を終了する。
図5の説明で述べたように、基地局は、端末の再伝送のためのアップリンクリソースを割り当てることができない場合に、端末に現在サブフレームで再伝送のためのアップリンクリソースを割り当てることができない事実を知らせることができる。
以下では、基地局が、端末に割り当てられたアップリンクリソースがないという情報を指示する方法について簡略に説明する。この指示方法は、新しいA−MAP IEタイプを定義して伝送する場合と、既存のアップリンク基本割当A−MAP IEを伝送する場合とに大別される。
第一の場合として、基地局は、アップリンクリソース割当情報がないと知らせるA−MAP IEタイプを新しく定義することができる。さらに、基地局は端末に新しく定義されたA−MAP IEを伝送することができる。これと違い、基地局は、新しく定義されたA−MAPに、該当のACID及びAI_SN(HARQ識別子シーケンス番号)に関するアップリンクリソース割当情報がないという事実を示す情報を含めて端末に伝送してもよい。
第二の場合として、基地局は、既存のアップリンク基本割当A−MAP IEを端末に伝送することができる。この時、基地局は、割り当てるアップリンクリソースがないということを知らせるために、既存のアップリンク基本割当A−MAP IEにリソースインデックス値を特定値に設定して端末に伝送することができる。このリソースインデックスは、該当のサブフレームで割り当てられたリソースの位置及び大きさを示す情報でよい。例えば、基地局は、リソースインデックスフィールドのすべてのビットを1に設定(例えば、リソースインデックスフィールドを0b11111111111に設定)したり、またはリソースインデックスフィールドのすべてのビットを0に設定(すなわち、0b00000000000)して端末に伝送することができる。本発明では、説明の便宜のために、リソースインデックスフィールドの特定値をすべてのビットが1に設定された例にして説明する。もちろん、リソースインデックスフィールドの特定値は、すべてのビットが0に設定された値でもよい。リソースインデックスフィールドにおいて特定値は実際の状況でリソース割当のために用いられない値を表す。例えば、リソースインデックスの11ビットがすべて1に設定される場合は、5〜10MHzの帯域幅を有するシステムでは絶対に用いられず、20MHzの帯域幅を有するシステムでは端末に1サブフレームのすべてのLRU(Logical Resource Unit)を割り当てるということを示すもので、アップリンクサブフレームにアップリンク制御チャネルが常に存在するため、基地局が一つの端末に20MHzの1サブフレームにおけるすべてのLRUを割り当てる場合は発生しない。
または、基地局は、アップリンク基本割当A−MAP IEにおいて残ったフィールド1ビットを用いて、該当の時点でアップリンクリソースが割り当てられていないということを端末に知らせることもできる。または、基地局は、既存のアップリンク基本割当A−MAP IEにおける既存フィールドを組み合わせて、端末の再伝送のために割り当てられたアップリンクリソースがないということを端末に知らせることもできる。
図6は、基地局が端末に再伝送のために割り当てるアップリンクリソースがないことを指示する方法の他の例を示す図である。
図6を参照すると、図5における説明と同様に、基地局は、端末のデータ伝送のためのアップリンクリソースをA領域に割り当てたことを示すアップリンク基本割当A−MAP IEを伝送する(S610)。基地局からアップリンク基本割当A−MAP IEを受信した端末は、当該IEが示すリソース領域(A領域)を通じて新しいデータを伝送し(S620)、もし端末の伝送したパケットに誤りが発生して基地局がそれをデコーディングできないと、基地局は、伝送されたパケットに誤りの生じた事実を端末に知らせるために、端末にNACK信号を伝送することができる(S630)。その後、端末の再伝送のためのアップリンクリソースを割り当てる時点に、当該端末に割り当てるアップリンクリソースがないと、基地局は端末に、割り当てるアップリンクリソースがないからアップリンクでデータを再伝送しないように指示することができる(S640)。
この事実を知らせるために、基地局は、図5で説明したように、アップリンク基本割当A−MAP IEのリソースインデックスフィールドのすべてのビットを1に設定して伝送することができる(S640)。端末が、リソースインデックスのすべてのビットが1に設定されたアップリンク基本割当A−MAP IEを受信すると(S640)、端末は、A−MAP IEを受信したフレームでの特定サブフレームを通じてHARQサブパケットを伝送せず、次のフレームにおける同一インデックスを持つサブフレームでHARQサブパケットを伝送することができる。ここで、次のフレームにおける同一サブフレームとは、以前フレームで端末のHARQサブパケット再伝送を行うように事前に設定されたアップリンクサブフレームのインデックスと同じインデックスを持つアップリンクサブフレームのことを指す。
一方、端末が基地局から他のアップリンク基本割当A−MAP IEを受信すると、受信した他のアップリンク基本割当A−MAP IEで指示されるアップリンクサブフレームでHARQサブパケットを伝送することができる。ここで、端末が基地局から受信する他のアップリンク基本割当A−MAP IEは、基地局が端末の再伝送のためのアップリンクリソースを割り当てることができない内容を含む以前アップリンク基本割当A−MAP IEを伝送したフレームと同じフレームに該当してもよく、異なるフレームに該当してもよい。
下記の表1は、端末に割り当てるアップリンクリソースがないことを指示する情報を含むアップリンク基本割当A−MAP IEフォーマットの一例を示す。
アップリンク基本割当A−MAP IEは、すべての多重入力多重出力(MIMO:Multiple−Input Multiple−Output)情報を、最初の伝送でも、再伝送でも含むことができる。しかし、アップリンクに対して再伝送が発生した場合に、端末のMIMOの情報は最初の伝送から変更されない。そのため、再伝送が発生する場合に、基地局は、再伝送のためのアップリンクリソース割当のためにアップリンク基本割当A−MAP IEを端末に送る時に、A−MAP IEにMIMO関連情報を含めなくてもよい。端末は、再伝送のためのアップリンク基本割当A−MAP IEを受信し、割り当てられたリソース領域を用いて基地局にデータを伝送する時に、最初の伝送におけると同じMIMO情報を用いて伝送することができる。
そのため、上記の表1に示すように、再伝送のためのアップリンク基本割当A−MAP IEにリソース割当指示子(Resource allocation Indicator)を含めることで、再伝送のためのアップリンクリソースが該当のアップリンクサブフレームで割り当てられるか、或いは割り当てられないかを端末に知らせることができる。表1に示すように、リソース割当指示子を1ビット大きさで端末にシグナリングすることができる。例えば、リソース割当指示子が「1」に設定されると、このサブフレームでは再伝送のためのアップリンクリソースが割り当てられないことを指示する。
図7は、基地局が端末に割り当てるアップリンクリソースがないことを指示する方法の他の例を示す図である。
図7を参照すると、図6のS610乃至S630段階と同様に、端末は、最初の伝送のためのアップリンクリソース(A領域)が割り当てられ(S710)、割り当てられたリソースを用いてデータを伝送し(S720)、基地局が端末から受信したデータをデコーディングするのに失敗すると、端末にNACK信号を伝送する(S730)。基地局は、指定された時点で、端末の伝送したパケットに誤りが発生してそれを再伝送できるようにリソースを割り当てようとする時に、もし再伝送のためのアップリンクリソースを該当のサブフレームで割り当てることができないと、端末にNACK信号を伝送するダウンリンクサブフレームで、端末の再伝送のためのリソースが他のアップリンクサブフレームに割り当てられるという情報を知らせることができる(S740)。この時、端末の再伝送のためのリソースが他のサブフレームに割り当てられるという情報には、他のアップリンクサブフレームのインデックス、他のアップリンクサブフレームで割り当てられた領域(例えば、C領域)に関する情報を含めることができる。
端末は基地局からNACK信号に加えて、該当のアップリンクサブフレームで端末の再伝送のためのリソースが割り当てられずに他のアップリンクサブフレームに割り当てられるという情報を受信すると(S740)、端末は、該当のアップリンクサブフレーム(A領域)で基地局へパケットを再伝送せずに、受信したリソース割当領域情報を用いて他の特定アップリンクサブフレーム(C領域)を用いてパケットを再伝送することができる(S750)。
以下では、基地局が端末に指定されたアップリンクサブフレームではなく他のアップリンクサブフレームにアップリンクリソースを割り当てる方法について簡略に説明する。
第一に、アップリンク割当レリバンス(relevance)と関連したフレームではなく他のサブフレームでアップリンクリソースを割り当てることができる新しいA−MAP IEタイプを定義することができる。基地局が端末に割当レリバンスと関連したアップリンクサブフレームでアップリンクリソースを割り当てることができない時に、他のサブフレームでリソースを割り当てるための新しいA−MAP IEを端末に伝送することができる。端末の再伝送のためのA−MAP IEは、アップリンク割当レリバンスと関連したアップリンクサブフレームから何番目のアップリンクサブフレームにリソースが割り当てられているかを示すサブフレームインデックス情報、及び該当のサブフレームにおけるリソース領域情報を含むことができる。この場合、該当のサブフレームにおけるリソース領域情報には、端末の再伝送のためのリソース領域が割り当てられた位置及び大きさを含むことができる。
第二に、基地局は、既存のアップリンク基本割当A−MAP IEを端末に伝送することができる。上述したように、端末の再伝送のためのアップリンク基本割当A−MAP IEにはMIMO情報を含めなくてもよい。そのため、端末の再伝送のためのアップリンク基本割当A−MAP IEは、MIMO情報の代わりに、既存に割り当てる端末の再伝送のために、アップリンクサブフレームから何番目のアップリンクサブフレームにリソースを割り当てるかに関するリソース割当情報を含むことができる。
表2は、端末の再伝送のためのリソース割当情報を含むアップリンク基本割当A−MAP IEフォーマットの一例を示す。
表2を参照すると、端末の再伝送のためのアップリンク基本割当A−MAP IEは、割当レリバンス(allocation relevance)と関連したアップリンクサブフレームから何番目のサブフレームだけ離れているアップリンクサブフレームにリソースを割り当てるかに関するリソース割当情報を含むことができる。このようなリソース割当情報は、アップリンク基本割当A−MAP IE内の「サブフレームインデックスフィールド」で指示することができる。サブフレームインデックスフィールドは、2ビット大きさであり、「00」は、割当レリバンスと関連した該当のフレームを指示するもので、一般に、A−MAPが伝送されている現在ダウンリンクサブフレームから3サブフレームだけ離れているアップリンクサブフレームに、端末の再伝送のためのアップリンクリソースを割り当てることができるということを指示する。
そして、「01」、「10」、「11」は、割当レリバンスと関連したアップリンクサブフレームからそれぞれ1個、2個、3個のサブフレーム後のアップリンクサブフレームに、端末の再伝送のためのアップリンクリソースが割り当てられるということを指示する。また、表2で、リソースインデックスは、11ビット大きさで端末にシグナリングでき、リソースインデックスは、割当位置及び大きさを含むことができる。
下記の表3は、端末に割り当てるアップリンクリソースがないことを指示する情報を含むアップリンク基本割当A−MAP IEフォーマットの他の例を示す。
表3を参照すると、基地局は、アップリンク基本割当A−MAP IEのリソースインデックスフィールドのすべてのビットを1に設定して、このIEに含まれたACID(HARQチャネル識別子)に対応するサブパケットに対するリソースを割り当てることができないことを知らせることができる。このような情報を受信した端末は、当該ACID(HARQチャネル識別子)に対応するサブパケットを再伝送しない。
表4は、アップリンク基本割当A−MAP IEフォーマットのさらに他の例を示す図である。
表4を参照すると、端末の再伝送のためのアップリンク基本割当A−MAP IEは、リソース割当指示子、リソースインデックスフィールド及びサブフレームインデックスフィールドを含むことができる。ここで、リソース割当指示子は、もし現在フレームで端末の再伝送のためのアップリンクリソースが割り当てられない場合に(リソース割当指示子(Resource allocation indicator)==1であれば)、端末の再伝送のためのアップリンクリソースが該当のアップリンクサブフレームから何番目のサブフレーム後に割り当てられるかを示すサブフレームインデックス情報を含むことができる。
また、表4で、サブフレームインデックスフィールドを2ビット大きさで端末にシグナリングすることができる。表4におけるサブフレームインデックスは、割当レリバンスと関連したアップリンクサブフレームから何番目のアップリンクサブフレームに、端末の再伝送のためのアップリンクリソースが割り当てられるかを指示する。「00」、「01」、「10」、「11」値はそれぞれ、上記割当レリバンスと関連したアップリンクサブフレームから1、2、3、4サブフレーム後のアップリンクサブフレームにリソースを割り当てたことを指示する。そして、表2におけると同様に、リソースインデックスは11ビット大きさで端末にシグナリングされ、割り当てられたリソースの位置及び大きさ情報を含むことができる。
このように、表4に示すアップリンク基本割当A−MAP IEフォーマットは、現在A−MAP伝送されるサブフレームで基地局がアップリンクリソース割当情報を有しているか否かに関する情報を含み、端末の再伝送のためのアップリンク割当リソースが割当レリバンスアップリンクサブフレームからどれくらい離れているかに関する情報を含み、割り当てられたアップリンクリソースの位置及び大きさ情報を含む。
表5は、アップリンク再伝送割当A−MAP IE(Uplink retransmission assignment A−MAP IE)フォーマットの一例を示す。
表5を参照すると、基地局は、割当レリバンスと関連したアップリンクサブフレームに端末の再伝送のためのリソースを割り当てることができない時に、他のアップリンクサブフレームにリソースを割り当てるために、アップリンク再伝送割当A−MAP IEを端末に伝送することができる。基地局から当該A−MAPを受信した端末は、アップリンク割当レリバンスと関連したアップリンクサブフレームでリソースが割り当てられないということがわかる。そのため、端末は、アップリンク割当レリバンスと関連したアップリンクサブフレームで再伝送するパケットを伝送せず、アップリンク再伝送割当A−MAPで指示するアップリンクサブフレームに割り当てられたリソースを用いて再伝送パケットを伝送することができる。表5では、表4と同様に、「サブフレームインデックス」フィールド及び「リソースインデックス」フィールドを含むことができる。
図8は、基地局が再伝送のためのリソース領域をアップリンク割当レリバンスと関連したアップリンクサブフレームで割り当てることができない場合に、それを端末に知らせる方法の一例を示す図である。
図8を参照すると、基地局は端末に再伝送のために割り当てられたアップリンクリソース領域(A領域)を指示するために、アップリンク基本割当A−MAP IEを最初のフレームの2番目のダウンリンクサブフレーム(810)を用いて伝送することができる。基地局からアップリンク基本割当A−MAP IEを受信した端末は、アップリンク割当レリバンスに該当するサブフレーム(1番目のフレームの最初のアップリンクサブフレーム)(820)で、当該IEが示すリソース領域(A領域)を通じてHARQバーストのサブパケットを基地局に伝送することができる。端末の伝送したパケットに誤りが発生して基地局がそれをデコーディングできないと、基地局は、パケットに誤りが発生した事実を知らせるために、該当のダウンリンクサブフレーム(2番目のフレームにおける2番目のダウンリンクサブフレーム)(830)で端末にNACK信号を伝送することができる。
基地局は、当該ダウンリンクサブフレーム(2番目のフレームにおける2番目ダウンリンクサブフレーム)(830)で、誤りの生じたパケットを端末が再伝送できるようにリソースを割り当てる時に、再伝送のためのリソースを当該サブフレームで割り当てることができない場合がありうる。この場合、基地局は端末にNACK信号を伝送するダウンリンクサブフレーム(2番目のフレームにおける2番目のダウンリンクサブフレーム)(830)で、端末の再伝送のためのリソースが他のアップリンクサブフレームに割り当てられるという情報を含むA−MAP IE(アップリンク基本割当A−MAP IEまたはアップリンク再伝送割当A−MAP IE)を、端末に伝送することができる。端末は、NACK信号に加えて、他のサブフレームに再伝送のためのリソースが割り当てられるという情報を受信すると、割当レリバンスと関連したアップリンクサブフレーム(2番目のフレームにおける最初のアップリンクサブフレーム)(840)で基地局へ再伝送パケットを伝送しない。
端末は、A−MAP IEに含まれたリソース割当情報であるサブフレームインデックス情報(例えば、サブフレームインデックス値)及び当該割り当てられたアップリンクサブフレームでのリソース割当領域情報を用いて、特定アップリンクサブフレーム(2番目のフレームの3番目のアップリンクサブフレーム)(850)で再伝送パケットを伝送すことができる。その後、基地局が2番目のフレームにおける3番目のアップリンクサブフレーム(850)で伝送されたパケットを受信してそれを成功的にデコーディングすると、3サブフレーム後である3番目のフレームにおける4番目のダウンリンクサブフレーム(860)でACK信号を端末に伝送することができる。
下記の表6は、基地局が端末にNACK信号に加えて、アップリンク再伝送割当A−MAP IEを伝送する場合に、このアップリンク再伝送割当A−MAP IEフォーマットの他の例を示す。
表6を参照すると、図8で説明したように、基地局は、端末の再伝送のためのリソースを、割当レリバンスと関連したアップリンクサブフレーム(840)に割り当てることができない事実を、NACK信号と共にアップリンク再伝送割当A−MAP IE(リソース割当指示子=1、サブフレームオフセット)を伝送することができる。基地局は、当該アップリンクサブフレーム(840)で再伝送のためのリソースを割り当てることができない時に、他のアップリンクサブフレーム(850)にリソースを割り当てるためのアップリンク再伝送割当A−MAPを端末に伝送することができる。端末は、当該A−MAPを受信すると、アップリンク割当レリバンスと関連したアップリンクサブフレーム(840)リソースが割り当てられないということがわかる。そのため、端末はアップリンク割当レリバンスと関連したアップリンクサブフレーム(840)で再伝送パケットを伝送せずに、アップリンク再伝送割当A−MAPで指示するアップリンクサブフレーム(例えば、860)に割り当てられたリソースを用いて再伝送パケットを伝送することができる。
表7は、基地局が端末にNACK信号と共にアップリンク再伝送割当A−MAP IEを伝送する場合に、このアップリンク再伝送割当A−MAP IEフォーマットの他の例を示す。
表7を参照すると、表6と同様に、基地局は該当のアップリンクサブフレームで端末の再伝送のためのリソースを割り当てることができない時に、アップリンク再伝送割当A−MAPを端末に伝送する。端末は、該アップリンク再伝送割当A−MAPを受信すると、アップリンク割当レリバンスと関連したアップリンクサブフレームでリソースが割り当てられないと判断し、該アップリンクサブフレームに対して以前に割り当てられたリソース領域でアップリンクバーストを再伝送しない。
もし、アップリンク再伝送割当A−MAP IEに含まれたサブフレームオフセット指示子が0に設定されていると、これは、アップリンクリソース割当のためのアップリンク基本割当A−MAPが伝送されるダウンリンクサブフレームでサブフレームオフセット情報を含んでいないということを意味する。そのため、端末は、どのアップリンクサブフレームでリソースが割り当てられるのかわからず、図5と同様に、所定時間の間にアップリンクバーストの再伝送のためのリソース割当情報を含んでいるMAP(例えば、アップリンク基本割当A−MAP)情報が到着することを待つ。端末が所定時間内にリソース割当のためのMAP情報を受信すると、MAPが示すアップリンクリソース領域でアップリンクバーストを伝送する。
一方、アップリンク再伝送割当A−MAP IEに含まれたサブフレームオフセット指示子が1に設定されていると、これは、アップリンク再伝送割当A−MAP IEで割り当てられるアップリンクリソースに関するサブフレームオフセット情報を含んでいるということを意味することができる。基地局は、サブフレームオフセットで定められたダウンリンクサブフレームで、アップリンクリソース割当MAP(アップリンク基本割当A−MAP IEまたは他のリソース割当MAP)を端末に伝送し、端末は、当該受信したサブフレームオフセット情報により定められたサブフレームでアップリンクリソース割当のためのMAPを受信し、上記該当のリソース領域でアップリンクバーストを再伝送することができる。
サブフレームオフセット指示子を0に設定せずに、下記の表7や表8のようにサブフレームオフセット値の一部(例えば、0)を用いて、アップリンクMAPレリバンスと関連した該当のアップリンクサブフレームでリソースが割り当てられないということを端末に知らせることもできる。もし、サブフレームオフセットが0に設定された場合に、端末は、基地局からアップリンクリソース割当のためのMAPを受信するために所定時間待つ。
下記の表8及び表9はそれぞれ、アップリンク再伝送割当A−MAP IEフォーマットの他の例を示す。
基地局が最大サブフレームオフセット値(例えば、表7には8サブフレーム、表9では7サブフレーム)内でアップリンクリソースを割り当てることができれば、サブフレームオフセット指示子を1に設定したり、サブフレームオフセット値を0以外の値に設定することができる。もし、基地局がサブフレームオフセット値を0以外の値に設定できないと、サブフレームオフセット指示子を0に設定したり、サブフレームオフセット値を0に設定することができる。
上述したように、基地局からアップリンク割当A−MAP IE(アップリンク基本割当A−MAP IE、アップリンク再伝送割当A−MAP IEなどのような様々な用語と呼ぶことができる)を受信して、端末の再伝送のためのアップリンクリソース割当に関する情報を獲得することができる。この時、アップリンク割当A−MAP IEに含まれているリソースインデックスフィールドのすべてのビットが1に設定されていると、現在のフレームのアップリンク割当レリバンスと関連したサブフレームでデータ(例えば、HARQサブパケット)を再伝送しない。この場合には、次のフレームのアップリンク割当レリバンスと関連したサブフレームで再伝送することができる。このような方法を用いると、基地局が端末の再伝送のためのアップリンクリソースを割り当てることができない時に発生するアップリンクパケット伝送による誤り発生を防止することができる。
図9は、装置50の構成要素を示すダイヤグラムである。この装置50は、図7のUEまたはBSでよい。装置50は、プロセッサ51、メモリ52、無線周波数ユニット(RFユニット)53、ディスプレイユニット54、及びユーザーインターフェースユニット55を含む。無線インターフェースプロトコルのレイヤー(layers)は、プロセッサ51内で具現される。プロセッサ51は、制御プレーンとユーザープレーンを提供する。各レイヤーの機能はプロセッサ51内で具現することができる。プロセッサ51は、競合解決タイマー(contention resolution timer)を含むことができる。メモリ52はプロセッサ51に接続してオペレーティングシステム、アプリケーション、及び一般ファイル(general files)を記憶する。もし装置50が端末であれば、ディスプレイユニット54は様々な情報をディスプレイし、LCD(liquid crystal display)、OLED(organic light emitting diode)のような周知の要素を用いることができる。ユーザーインターフェースユニット55は、キーパッド、タッチスクリーンなどのような周知のユーザーインターフェースの組み合わせで構成することができる。RFユニット53は、プロセッサ51に接続して無線信号を送受信することができる。RFユニット53は、プロセッサにより制御された情報などを外部に伝送する伝送モジュール(図示せず)及び外部から信号、情報などを受信する受信モジュール(図示せず)を含むことができる。
端末のプロセッサ51は、基地局から受信したアップリンク基本割当A−MAP IEをデコーディングし、リソースインデックスフィールドが特定値に設定されている場合に、当該アップリンク基本割当A−MAP IEに含まれているHARQチャネル識別子であるACIDに対応するHARQサブパケットを再伝送しないように制御できる。また、端末のプロセッサ51は、基地局から受信したアップリンク基本割当A−MAP IEをデコーディングし、リソースインデックスフィールドが特定値に設定されている場合に、第1アップリンク基本割当A−MAP IEに含まれたHARQチャネル識別子であるACIDに対応するHARQサブパケットを、事前に設定された第1フレーム内の特定サブフレームを通じて伝送せず、第1フレームに後続する第2フレームで、第1フレーム内の特定サブフレームと同じインデックスを持つサブフレームを通じてHARQサブパケットを伝送するように制御できる。また、端末のプロセッサ51は、基地局から受信した第1アップリンク基本割当A−MAP IE内のリソースインデックスフィールドが特定値に設定されている場合に、基地局から第1フレームまたは第2フレームで第2リソースインデックスフィールドを第2アップリンク基本割当A−MAP IEを受信すると、第2リソースインデックスフィールドが指示するサブフレームを通じて第1アップリンク基本割当A−MAP IEに含まれたHARQチャネル識別子であるACIDに対応するHARQサブパケットを再伝送するように制御できる。
端末及びネットワーク間の無線インターフェースプロトコルのレイヤーを、通信システムで周知であるOSI(open system interconnection)モデルの下位の3層に基づいて第1レイヤー(L1)、第2レイヤー(L2)及び第3レイヤー(L3)に分類することができる。物理レイヤーまたはPHYレイヤーは、第1レイヤーに属し、物理チャネルを通じて情報伝送サービスを提供する。RRC(radio resource control)レイヤーは、第3レイヤーに属し、UE及びネットワーク間の制御無線リソースを提供する。UEとネットワークとはRRCレイヤーを通じてRRCメッセージを交換する。
以上で説明された実施例は、本発明の構成要素及び特徴を所定の形態に結合したものである。各構成要素または特徴は、別の明示的な言及がない限り、選択的なものとして考慮すればよい。各構成要素または特徴は、他の構成要素や特徴と結合しない形態で実施してもよい。また、一部の構成要素及び/または特徴を結合して本発明の実施例を構成してもよい。本発明の実施例で説明される動作の順序は変更可能である。ある実施例の一部構成や特徴は、他の実施例に含まれてもよく、他の実施例の対応する構成または特徴に代わってもよい。特許請求の範囲で明示的な引用関係を有しない請求項を結合して実施例を構成したり、出願後の補正により新しい請求項として含めることもできることは明らかである。
本発明に係る実施例は、様々な手段、例えば、ハードウェア、ファームウェア(firmware)、ソフトウェアまたはそれらの結合などにより具現することができる。ハードウェアによる具現の場合、本発明の一実施例は、一つまたはそれ以上のASICs(application specific integrated circuits)、DSPs(digital signal processors)、DSPDs(digital signal processing devices)、PLDs(programmable logic devices)、FPGAs(field programmable gate arrays)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサなどにより具現することができる。
ファームウェアやソフトウェアによる具現の場合、本発明の一実施例に係る方法は、以上で説明された機能または動作を行うモジュール、手順または関数などの形態で具現することができる。メモリユニットにソフトウェアコードを記憶してプロセッサにより駆動することができる。メモリユニットは、プロセッサの内部または外部に設けられて、周知の様々な手段によりプロセッサとデータを授受することができる。
本発明は本発明の精神及び必須特徴から逸脱しない範囲で他の特定の形態に具体化できるということは当業者には自明である。そのため、上記の詳細な説明はいずれの面においても制約的に解釈されてはならず、例示的なものとして考慮しなければならない。本発明の範囲は、添付した請求項の合理的解釈により決定すべきものであり、本発明の等価的範囲内における変更はいずれも本発明の範囲に含まれる。
無線通信システムでHARQ手法に基づいてデータを再伝送する装置及び方法は、IEEE 802、3GPP LTEなどの移動通信システムに適用することができる。

Claims (6)

  1. 無線通信システムの移動局(MS)においてHARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)方式を用いてデータを再伝送するための方法であって、前記方法は、
    基地局(BS)からリソースインデックスフィールドを含むアップリンク基本割当A−MAP情報要素(IE)を受信することを含み、
    前記リソースインデックスフィールドが特定値に設定された場合に、前記MSは、前記アップリンク基本割当A−MAP IEに含まれるHARQチャネル識別子に対応するHARQサブパケットを伝送せず、
    前記リソースインデックスフィールドが前記特定値以外の値に設定された場合には、前記MSは、前記特定値以外の前記値により示されるリソースを介して前記HARQサブパケットを再伝送する、方法。
  2. 前記特定値以外の前記値は、リソースの位置およびリソース割当の大きさを示す、請求項1に記載の方法。
  3. 前記リソースインデックスフィールドの大きさは、11ビットであり、前記リソースインデックスフィールドの前記特定値が、0b11111111111である、請求項1に記載の方法。
  4. 無線通信システムにおいてHARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)方式を用いてデータを再伝送するための移動局(MS)装置であって、前記MS装置は、
    基地局(BS)からリソースインデックスフィールドを含むアップリンク基本割当A−MAP情報要素(IE)を受信するように構成されている受信モジュールと、
    前記リソースインデックスフィールドが特定値に設定された場合に、前記MSが、前記アップリンク基本割当A−MAP IEに含まれるHARQチャネル識別子に対応するHARQサブパケットを伝送せず、前記リソースインデックスフィールドが前記特定値以外の値に設定された場合には、前記MSが、前記特定値以外の前記値により示されるリソースを介して前記HARQサブパケットを再伝送するように制御するように構成されているプロセッサと
    を含む、MS装置。
  5. 前記特定値以外の前記値は、リソースの位置およびリソース割当の大きさを示す、請求項4に記載のMS装置。
  6. 前記リソースインデックスフィールドの大きさは、11ビットであり、前記リソースインデックスフィールドの前記特定値が、0b11111111111に設定される、請求項に記載のMS装置。
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