JP5637457B2 - リニアモータシステム - Google Patents
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Description
開示の実施形態は、リニアモータシステムに関する。
特許文献1には、可動子と固定子を有するリニアモータと、固定子側にスケールを有し、可動子側に検出部を有するリニアエンコーダと、を備えたリニアモータシステムが記載されている。
上記リニアモータシステムでは、ストローク分の固定子を設ける必要があることから、長いストロークが必要な場合にはリニアモータそのものの全長が長くなり、システムが長大化するという問題があった。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、システムの長大化を抑えつつストロークを確保することが可能なリニアモータシステムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一の観点によれば、複数のリニアモータを有するリニアモータシステムであって、第1固定子及び第1可動子を有する第1リニアモータと、前記第1固定子及び前記第1可動子の一方に設けられた第1スケール及び他方に設けられ前記第1スケールを検出する第1検出部を有する第1リニアエンコーダと、前記第1可動子に設けられた第2固定子及び第2可動子を有する第2リニアモータと、前記第2固定子及び前記第2可動子の一方に設けられた第2スケール及び他方に設けられ前記第2スケールを検出する第2検出部を有する第2リニアエンコーダと、前記第1検出部及び前記第2検出部の検出結果に基づき、前記第1リニアモータ及び前記第2リニアモータの駆動を制御するモータ制御装置と、を備え、前記第1リニアエンコーダと前記第2リニアエンコーダは、前記第1可動子の移動方向と前記第2可動子の移動方向が平行となるように結合され、前記第2固定子の前記移動方向の寸法は、前記第1可動子の前記移動方向の寸法よりも長いリニアモータシステムが提供される。
本発明のリニアモータシステムによれば、システムの長大化を抑えつつストロークを確保することができる。
以下、一実施形態を図面を参照しつつ説明する。
<リニアモータシステムの構成>
図1は、一実施形態に係るリニアモータシステムの外観及びシステム構成を表した図である。この図1に示す例おいて、リニアモータシステム100は2つのリニアモータ1,2、2つのコンバータ3,4、及び1つのサーボアンプ5を有している。
図1は、一実施形態に係るリニアモータシステムの外観及びシステム構成を表した図である。この図1に示す例おいて、リニアモータシステム100は2つのリニアモータ1,2、2つのコンバータ3,4、及び1つのサーボアンプ5を有している。
2つのリニアモータ1,2は、この例では各部の構造や寸法設定が全く同一であり、それぞれ固定子11,21と可動子12,22を備えている。この例では、特に詳細に図示はしていないが、それぞれの固定子11,21側が電機子として機能し、可動子12,22側が界磁として機能している。なお、この例に限られず、固定子11,21と可動子12,22が相互に逆の機能を有してもよい。各固定子11,21に対して後述するサーボアンプ5から個別に制御電力が供給されることにより、各可動子12,22は対応する固定子11,21の長手方向に沿って個別に直線往復移動するよう制御される。
そして、2つのリニアモータ1,2は、それぞれの長手方向(可動子12,22の移動方向)が互いに平行な状態で、一方の可動子12に他方の固定子21を固定的に結合している。以下では適宜、結合している可動子12を備える側のリニアモータ1を「第1リニアモータ1」と記載し、結合している固定子21を備える側のリニアモータ2を「第2リニアモータ2」と記載する。また、第1リニアモータ1を構成しているものを「第1固定子11」及び「第1可動子12」と記載し、第2リニアモータ2を構成しているものを「第2固定子21」及び「第2可動子22」と記載する。
また、各リニアモータ1,2は、それぞれ固定子11,21側に設けられたリニアスケール13,23と、可動子12,22側に設けられた検出部14,24とで構成されるリニアエンコーダ15,25を備えている。各可動子12,22が対応する固定子11,21に対して相対移動することにより、それぞれの相対変位量に対応する位相の正弦波状のアナログ信号が各可動子12,22の検出部14,24から出力される(後述の図4参照)。なお、第1リニアモータ1が備えるリニアエンコーダ15が各請求項記載の第1リニアエンコーダの一例に相当し、このリニアエンコーダ15を構成するリニアスケール13と検出部14がそれぞれ各請求項記載の第1スケール及び第1検出部の一例に相当する。また、第2リニアモータ2が備えるリニアエンコーダ25が各請求項記載の第2リニアエンコーダの一例に相当し、このリニアエンコーダ25を構成するリニアスケール23と検出部24がそれぞれ各請求項記載の第2スケール及び第2検出部の一例に相当する。なお、上記構成に限られず、固定子11,21側に検出部を設け、可動子12,22側にリニアスケールを設ける構成としてもよい。
2つのコンバータ3,4は、それぞれ対応するリニアモータ1,2の検出部14,24が検出したアナログ信号を入力し、それらアナログ信号を後述のサーボアンプ5が読み取り可能でかつ各リニアモータ1,2の駆動位置を計測可能なシリアル形式のデジタル信号に変換する。またこれら2つのコンバータ3,4は、所定のパラメータを変更することで信号のA/D変換処理における分解能を任意に設定できる(後述の図4、図5参照)。以下では適宜、第1リニアモータ1に対応するコンバータ3を「第1コンバータ3」と記載し、第2リニアモータ2に対応するコンバータ4を「第2コンバータ4」と記載する。なお、第1コンバータ3が各請求項記載の第1信号処理部の一例に相当し、第2リニアモータ2に対応するコンバータ4が第2コンバータ4となり、各請求項記載の第2信号処理部の一例に相当する。
サーボアンプ5は、CPU、RAM、ROM、及びパワーアンプ等を有し、上記2つのコンバータ3,4から入力されたデジタル信号に基づいて各リニアモータ1,2の駆動位置を算出し、それら位置情報を統合して2つのリニアモータ1,2の駆動制御を行う。この駆動制御として具体的には、この例における各リニアモータ1,2の電機子である固定子11,21に対して個別に制御電力を供給することにより、各可動子12,22が個別に所望の推進力、移動速度、及び位置を得られるよう制御する。なお、このサーボアンプ5が各請求項記載のモータ制御装置の一例に相当する。
<システムの長さと得られるストローク>
以上のように構成されるリニアモータシステム100においては、2つのリニアモータ1,2の結合体全体における総ストロークS、つまり第1固定子11に対する第2可動子22の相対移動可能距離が、図2(a)に示すように各リニアモータ1,2における可動子12,22の個別ストロークs1,s2を合算した長さで得られる。仮に、この総ストロークSと同じ長さのストロークを単体のリニアモータ200で得るためには、図2(b)に示すような長尺の固定子211が必要となる。
以上のように構成されるリニアモータシステム100においては、2つのリニアモータ1,2の結合体全体における総ストロークS、つまり第1固定子11に対する第2可動子22の相対移動可能距離が、図2(a)に示すように各リニアモータ1,2における可動子12,22の個別ストロークs1,s2を合算した長さで得られる。仮に、この総ストロークSと同じ長さのストロークを単体のリニアモータ200で得るためには、図2(b)に示すような長尺の固定子211が必要となる。
しかし、それぞれの固定子11,21,211はその全体の長さが不変であるため、図3(b)に示すように単体のリニアモータ200における全体の長さは長尺のまま不変である。しかしその一方で、本実施形態のリニアモータシステム100におけるリニアモータ結合体1,2では、図3(a)に示すように2つの固定子11,21の両端を揃えるように第1可動子12を位置させることで、全体の長手方向の長さを大幅に短くすることができる。つまり、図3での比較で明らかなように、本実施形態のリニアモータシステム100はシステム全体の長大化を抑えつつ総ストロークSを長めに確保できる。
なお図示する例では、第1可動子12が第2固定子21に対してその長手方向略中央位置で固定されているため、第1可動子12が第1固定子11の中立位置(個別ストロークs1の中央位置)に位置している際にリニアモータシステム100全体を最も短尺化できる。しかし、このような長手方向中央位置での固定構成に限らずに、第1可動子12が第2固定子21の実質固定子長(後に詳述)の範囲内であればどの位置で結合しても同等の短尺化と総ストロークSの確保が可能である。
<リニアエンコーダの分解能>
図4は、各コンバータ3,4の入出力信号を比較して示す図であり、図4(a)は第1コンバータ3の入力信号と出力信号を重ねて示し、図4(b)は第2コンバータ4の入力信号と出力信号を重ねて示している。各図において、正弦波状のアナログ値で示している信号が入力信号(各可動子12,22の検出部14,24からの出力信号)であり、離散値のレベルで示している信号が出力信号(サーボアンプ5への入力信号)を示している。なお各図における横軸は時間軸ではなく、それぞれ対応する可動子12,22の変位を示している。
図4は、各コンバータ3,4の入出力信号を比較して示す図であり、図4(a)は第1コンバータ3の入力信号と出力信号を重ねて示し、図4(b)は第2コンバータ4の入力信号と出力信号を重ねて示している。各図において、正弦波状のアナログ値で示している信号が入力信号(各可動子12,22の検出部14,24からの出力信号)であり、離散値のレベルで示している信号が出力信号(サーボアンプ5への入力信号)を示している。なお各図における横軸は時間軸ではなく、それぞれ対応する可動子12,22の変位を示している。
まず、各入力信号は、各リニアエンコーダ15,25において検出器14,24がリニアスケール13,23との間の透過光あるいは反射光の強度を検出したものであり、固定子11,21に対する可動子12,22の相対移動に連動したいわゆるモアレ縞の周期的な位相変化を示している。このモアレ縞の位相変化の検出については公知の手法を用いるものとし、ここでは詳細な説明を省略する。第1リニアモータ1と第2リニアモータ2のそれぞれから検出される正弦波状のアナログ信号の間では、振幅と、可動子基準位置0における位相(0°)が同じであるものの、可動子変位に対する変化周期が相違しており、この例では第1リニアモータ1からの入力信号の方が周期が長く、第2リニアモータ2からの入力信号の方が周期が短い。以下においてはこのアナログ信号の周期をピッチといい、このピッチはリニアモータ1,2側におけるリニアスケール13,23と検出器14,24のハードウェア的な設定により決定される。
これら正弦波状の入力信号に対して、各コンバータ3,4は、それぞれの1ピッチ(1周期)分の可動子変位距離においてどれだけのサンプル数で分割して標本化するかを定義するパラメータを任意に設定できる。以下においてはこのパラメータを分割数といい、図示する例では第1コンバータ3側で分割数が12に、第2コンバータ4側で分割数が16に設定されている。なお、各コンバータ3,4の出力信号は、その時点で標本化された離散値レベルに対応する符号付きの直列ビットデータ、つまり上述したシリアル形式のデジタル信号で出力される。なお、上述したように図4(a)、図4(b)の各横軸は時間軸ではなく各可動子12,22の変位を示しているため、上記の「周期(ピッチ)」や「分割数」は可動子変位の変化に連動して適用されるパラメータであり、それぞれの単位は例えば「μm(ピッチ)」や「個数(分割数)」となる。
以上説明した本実施形態の場合における信号処理の各パラメータの比較を、図5にまとめて示す。上記図4に示したように、第1リニアモータ1の検出部14から検出される正弦波アナログ信号のピッチは相対的に長く、第2リニアモータ2の検出部24から検出される正弦波アナログ信号のピッチは相対的に短い。また、第1コンバータ3におけるアナログ信号の分割数は相対的に少なく(12)、第2コンバータ4におけるアナログ信号の分割数は相対的に多い(16)。
ここで、一般にピッチ(μm)を分割数(個数)で割った値がリニアエンコーダの分解能となる。この分解能の値は、対応する各リニアモータにおける可動子変位の変化に対する検出精度の高さを示す指標となる。そして図5に示すピッチと分割数の対比関係から、必然的に第2リニアエンコーダ25の分解能が第1リニアエンコーダ15の分解能よりも高いことになる。この分解能が高い場合には、対応するコンバータにおいて処理するビット量が多くなるため、可動子を移動させる際の最高速度が制限される。しかし分解能が低い場合には、逆にコンバータで処理するビット量が少なくなるため、比較的速い速度で可動子を移動させることができる。これにより本実施形態のリニアモータシステム100では、分解能の低い第1リニアモータ1で第2可動子22の迅速な粗動制御を行い、分解能の高い第2リニアモータ2で第2可動子22の変位を微調整できる。
<リニアモータシステムの最高速度と最低速度>
また、一般的な単体のリニアモータでは、制御できる可動子の最高速度と最低速度の間の速度範囲が定格値で有限的に限定される。しかし本実施形態のリニアモータシステム100では、図6(a)に示すように、第1可動子12と第2可動子22を同時に同じ方向に移動させるようサーボアンプ5が駆動制御することで、第1リニアモータ1と第2リニアモータ2の速度v1、v2を合計した最高速度Vmaxを得ることができ、通常の単体での定格最高速度を超えた速い移動速度を得ることができる。また、図6(b)に示すように、第1可動子12と第2可動子22を同時に反対方向に移動させるようサーボアンプ5が駆動することで、第1リニアモータ1と第2リニアモータ2の速度v1、v2の差分による最低速度Vminを得ることができ、通常の単体での定格最低速度を下回る遅い移動速度を得ることができる。
また、一般的な単体のリニアモータでは、制御できる可動子の最高速度と最低速度の間の速度範囲が定格値で有限的に限定される。しかし本実施形態のリニアモータシステム100では、図6(a)に示すように、第1可動子12と第2可動子22を同時に同じ方向に移動させるようサーボアンプ5が駆動制御することで、第1リニアモータ1と第2リニアモータ2の速度v1、v2を合計した最高速度Vmaxを得ることができ、通常の単体での定格最高速度を超えた速い移動速度を得ることができる。また、図6(b)に示すように、第1可動子12と第2可動子22を同時に反対方向に移動させるようサーボアンプ5が駆動することで、第1リニアモータ1と第2リニアモータ2の速度v1、v2の差分による最低速度Vminを得ることができ、通常の単体での定格最低速度を下回る遅い移動速度を得ることができる。
<実施形態の効果>
以上説明したように、本実施形態のリニアモータシステム100によれば、総ストロークSが第1リニアモータ1の個別ストロークs1と第2リニアモータ2の個別ストロークs2を合計したものとなるので、長い総ストロークSを確保できると共に、中立状態におけるシステム全長はいずれかのリニアモータ(本実施形態の例では第1、第2リニアモータ1,2の両方。各リニアモータのストロークが異なる場合には最もストロークの長いリニアモータ)の全長程度に抑えることが可能となる。したがって、システムの長大化を抑えつつストロークを確保することができる。
以上説明したように、本実施形態のリニアモータシステム100によれば、総ストロークSが第1リニアモータ1の個別ストロークs1と第2リニアモータ2の個別ストロークs2を合計したものとなるので、長い総ストロークSを確保できると共に、中立状態におけるシステム全長はいずれかのリニアモータ(本実施形態の例では第1、第2リニアモータ1,2の両方。各リニアモータのストロークが異なる場合には最もストロークの長いリニアモータ)の全長程度に抑えることが可能となる。したがって、システムの長大化を抑えつつストロークを確保することができる。
また、本実施形態では特に、第1リニアモータ1の第1リニアエンコーダ15と第2リニアモータ2の第2リニアエンコーダ25の分解能を異ならせている。これにより、サーボアンプ5が第1リニアモータ1と第2リニアモータ2の駆動を切り替えることで、駆動中に分解能を任意に変更(選択)することが可能となる。その結果、リニアエンコーダの分解能が低い方の第1リニアモータ1を粗動に用い、リニアエンコーダの分解能が高い方の第2リニアモータ2を微動に用いることによって、粗微動一体型のリニアモータシステム100を実現することができる。
また、本実施形態では特に、第1リニアエンコーダ15と第2リニアエンコーダ25のそれぞれにおけるピッチを異ならせることにより、次のような効果を得る。すなわち、単一のリニアモータを用いるシステムの場合、高精度な位置決めを行うにはピッチが小さなリニアエンコーダをストロークの全体に亘って設ける必要があり、コストが高くなるという問題がある。本実施形態では、微動用の第2リニアモータ2の個別ストロークs2部分のみにピッチが小さな第2リニアエンコーダ25を設ければよいので、コストを削減できる。
また、本実施形態では特に、第1リニアエンコーダ15と第2リニアエンコーダ25のそれぞれにおけるピッチのみでなく、さらに第1コンバータ3と第2コンバータ4のそれぞれにおける信号の分割数を異ならせる。これにより、両者の分解能の組み合わせが多様となり、要求される仕様に柔軟に対応可能なリニアモータシステム100を実現することができる。
また、本実施形態によれば、次のような効果をも得る。すなわち、単一のリニアモータを用いるシステムの場合、リニアエンコーダにおけるピッチやコンバータの分割数を駆動中に任意に切り替えることができない(分解能が一定)ので、最高速度と最低速度の間の速度範囲が比較的狭い範囲に制限され、汎用性が低い。これに対し、本実施形態によれば、前述したようにサーボアンプ5が第1可動子12と第2可動子22を同時に同じ方向に駆動することで、第1リニアモータ1と第2リニアモータ2の速度v1、v2を合計した最高速度Vmaxを得ることができる。また、サーボアンプ5が第1可動子12と第2可動子22を同時に反対方向に駆動することで、第1リニアモータ1と第2リニアモータ2の速度差による最低速度Vminを得ることができる。したがって、上記単一のリニアモータを用いる場合に比べて最高速度と最低速度の速度範囲を大幅に拡大することが可能となり、汎用性を向上できる。
なお、同様の手法によって、第1固定子11に対する第2可動子22の推力についても最高推力と最低推力の推力範囲を大幅に拡大することも可能であり、汎用性を向上できる。
<変形例>
なお、上記実施形態では、2つのリニアモータ1,2を結合してリニアモータシステム100を構成していたが、本発明はこれに限られず、3つ以上のリニアモータを結合して構成してもよい。
なお、上記実施形態では、2つのリニアモータ1,2を結合してリニアモータシステム100を構成していたが、本発明はこれに限られず、3つ以上のリニアモータを結合して構成してもよい。
また、上記実施形態では、各コンバータ3,4が各リニアエンコーダ15,25及びサーボアンプ5と別体として構成されていたが、これに限られない。例えば、各コンバータ3,4をそれぞれ対応する各リニアエンコーダ15,25と一体に構成して各リニアモータ1,2が備えてもよいし、または各コンバータ3,4をサーボアンプ5と一体に構成してもよい。
また、本実施形態では、第1リニアモータ1に対応する第1リニアエンコーダ15の分解能を低くして当該第1リニアモータ1を粗動に用い、第2リニアモータ2に対応する第2リニアエンコーダ25の分解能を高くして当該第2リニアモータ2を微動に用いていたが、これに限られない。すなわち、各リニアエンコーダ15,25の分解能の対応関係を反対にして第1リニアモータ1を微動に用い、第2リニアモータ2を粗動に用いてもよい。また、それぞれの場合の仕様を、上記図5に示した以外の組み合わせを適用して実現してもよい。
また、以上既に述べた以外にも、上記実施形態や各変形例による手法を適宜組み合わせて利用しても良い。
その他、一々例示はしないが、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
1 第1リニアモータ
2 第2リニアモータ
3 第1コンバータ(第1信号処理部)
4 第2コンバータ(第2信号処理部)
5 サーボアンプ(モータ制御装置)
11 第1固定子
12 第1可動子
13 第1リニアスケール(第1スケール)
14 第1検出部
15 第1リニアエンコーダ
21 第2固定子
22 第2可動子
23 第2リニアスケール(第2スケール)
24 第2検出部
25 第2リニアエンコーダ
100 リニアモータシステム
200 単一のリニアモータ
2 第2リニアモータ
3 第1コンバータ(第1信号処理部)
4 第2コンバータ(第2信号処理部)
5 サーボアンプ(モータ制御装置)
11 第1固定子
12 第1可動子
13 第1リニアスケール(第1スケール)
14 第1検出部
15 第1リニアエンコーダ
21 第2固定子
22 第2可動子
23 第2リニアスケール(第2スケール)
24 第2検出部
25 第2リニアエンコーダ
100 リニアモータシステム
200 単一のリニアモータ
Claims (5)
- 複数のリニアモータを有するリニアモータシステムであって、
第1固定子及び第1可動子を有する第1リニアモータと、
前記第1固定子及び前記第1可動子の一方に設けられた第1スケール及び他方に設けられ前記第1スケールを検出する第1検出部を有する第1リニアエンコーダと、
前記第1可動子に設けられた第2固定子及び第2可動子を有する第2リニアモータと、
前記第2固定子及び前記第2可動子の一方に設けられた第2スケール及び他方に設けられ前記第2スケールを検出する第2検出部を有する第2リニアエンコーダと、
前記第1検出部及び前記第2検出部の検出結果に基づき、前記第1リニアモータ及び前記第2リニアモータの駆動を制御するモータ制御装置と、を備え、
前記第1リニアエンコーダと前記第2リニアエンコーダは、前記第1可動子の移動方向と前記第2可動子の移動方向が平行となるように結合され、
前記第2固定子の前記移動方向の寸法は、前記第1可動子の前記移動方向の寸法よりも長い
ことを特徴とするリニアモータシステム。 - 前記第1リニアエンコーダと前記第2リニアエンコーダは、
分解能が異なる
ことを特徴とする請求項1に記載のリニアモータシステム。 - 前記第1スケールと前記第2スケールは、
ピッチが異なる
ことを特徴とする請求項2に記載のリニアモータシステム。 - 前記第1検出部からのアナログ信号をデジタル信号に変換する第1信号処理部と、
前記第2検出部からのアナログ信号をデジタル信号に変換する第2信号処理部と、をさらに有し、
前記第1信号処理部と前記第2信号処理部は、
信号の分割数が異なる
ことを特徴とする請求項2又は3に記載のリニアモータシステム。 - 前記モータ制御装置は、
前記第1可動子と前記第2可動子が同時に同じ方向又は反対方向に駆動するように制御する
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のリニアモータシステム。
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