JP5636009B2 - ディスプレイの接続を制御する方法および機能拡張装置 - Google Patents

ディスプレイの接続を制御する方法および機能拡張装置 Download PDF

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本発明は、ディスプレイの接続トポロジーの問題を解決する技術に関し、さらに、詳細には電子機器のビデオ・ポートにハブを経由して接続された複数のディスプレイの接続トポロジーに予想される問題を解決する技術に関する。
ノートブック型パーソナル・コンピュータ(以下、ノートPCという。)は、筐体に組み込まれた1台の内部ディスプレイを備えているが、プレゼンテーションの際に利用する大型のディスプレイや、作業能率の向上のために利用するディスプレイを接続するために画像データを外部に出力するビデオ・ポートを備えている。ディスプレイには、DVI(Digital Visual Interface)、DP(DisplayPort)、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)およびVGA(Video Graphics Array)などのさまざまなインターフェース規格が存在する。
筐体のスペースが限られてノートPCには、各規格に応じた複数のビデオ・ポートを設けることができないため、一例としてDP規格のビデオ・ポートを1個だけ設ける場合がある。このとき、DP規格以外のインターフェース規格に適合する外部ディスプレイをDP規格のビデオ・ポートに接続するために変換アダプタを使用してその都度接続することは作業が煩雑になるため、ドッキング・ステーションまたはポート・リプリケータといった機能拡張装置を使用する場合がある。機能拡張装置は、1次側にビデオ・ポートに接続する入力コネクタを備え、2次側に各インターフェース規格の外部ディスプレイに接続する複数の出力コネクタを備えている。入力コネクタと外部ディスプレイとの間の接続は、使用する外部ディスプレイに応じて自動的に切り換えるように構成することができる。
特許文献1は、ノートPCが複数の規格の外部表示装置に画像を表示するための機能拡張装置について開示する。機能拡張装置の規格の異なる複数のソケットのいずれかに外部表示装置が接続される。ノートPCは、接続された外部表示装置の規格に対応する映像信号を出力する。機能拡張装置は、実際に接続される外部表示装置のソケットに映像信号を出力するように内部回路を切り換える。
特開2012−14344号公報
DP規格では映像と音声の画像データをマイクロ・パケットとして送る。DP規格は、それまでのDisplayPort Standard Specification Version 1.1a(以下、DP1.1a規格という。)が、2010年1月にVersion 1.2(以下、DP1.2規格という。)で更新された。DP1.2規格は、策定団体であるVESAから取得できるが、http://www.vesa.org/wp-content/uploads/2010/12/DisplayPort-DevCon-Presentation-DP-1.2-Dec-2010-rev-2b.pdf
http://www.vesa.org/wp-content/uploads/2011/01/ICCE-Presentation-on-VESA-DisplayPort.pdf
のURLでインターネットに提供されている資料にも記載している。DP1.1a規格では、SST(Single-Stream Transport)という転送方式だけをサポートする。SSTでは、TU(Transfer Unit)といわれるマイクロ・パケットを使って1台のディスプレイだけに画像データを転送する。
DP1.2規格では、SSTに加えてMST(Multi-Stream Transport)という転送方式をサポートする。MSTでは、MTP(Multi-stream Transport Packet)というマイクロ・パケットを使って複数のディスプレイに同一の画像を表示する画像データを転送する。ノートPCにDP1.2規格のGPU(Graphics Processing Unit)を採用する場合は、今後、筐体に設けた1個のビデオ・ポートに、それぞれ入力ポートと出力ポートを備えたDP1.2規格のディスプレイをデイジー・チェーン方式で接続することもできるようになる。
ノートPCやタブレット端末などは、スペースの都合上複数のビデオ・ポートを設けることができないため、機能拡張装置とMSTを利用して単一のビデオ・ポートから出力した画像データで複数の外部ディスプレイに同一、もしくは別々の画像を表示できれば都合がよい。DP1.2規格は、1つの入力ポートで受け取ったDP1.2規格のマイクロ・パケットの画像データを、複数の出力ポートから同一画像を表示する画像データとして出力するハブ(MST−HUB)について規定している。DP1.2規格にはMST−HUBが、DP1.1a規格、DVI規格、またはHDMI規格などの従来の規格の外部ディスプレイに対してもMSTで画像データを転送できるように規定されているため、今後そのようなMST−HUBが市場に提供される予定である。
ビデオ・ポートが出力する画像データを複数の外部ディスプレイに表示するために、図3に示すような機能拡張装置を考えることができる。機能拡張装置15は、入力コネクタ17と出力コネクタ21、23、25をMST−HUB19で接続する。入力コネクタ17には、DP1.2規格のGPU11がコネクタ13で接続される。出力コネクタ21、23、25にはたとえば、それぞれDP1.2規格の外部ディスプレイ27、HDMI規格の外部ディスプレイ29、DVI規格の外部ディスプレイ31が接続される。
しかし、このような構成では、今後市場にでてくるMST−HUB19を機能拡張装置に組み込む際に、さまざまな点で利便性に欠けることが予想される。まずユーザは、出力コネクタ21、23、25と外部ディスプレイ27、29、31は常時接続しておき、ノートPCをオフィスで使用するときはコネクタ13を接続し、外出して使用するときにはコネクタ13を外すといった方法で機能拡張装置15を使うのが一般的である。MST−HUB19は、GPU11から受け取ったマイクロ・パケットを認識して所定のアドレスに転送する処理をしてから各外部ディスプレイに出力するため消費電力が大きい。しかし、図3の構成では出力コネクタに1台の外部ディスプレイしか接続されていない場合にも消費電力の大きいMST−HUB19から画像データを出力することになる。
つぎに、ノートPCの中には、DP1.1a規格だけをサポートするGPU(以後、DP1.1a規格のGPUという。)を搭載するものがあるが、機能拡張装置15をそのようなノートPCでも利用できるようにしたいという要望がある。DP1.2規格では、MST−HUB19はDP1.2規格のGPUからMSTまたはSSTで受け取ったマイクロ・パケットを、DP1.2規格、DP1.1a規格、DVI規格またはHDMI規格の画像データに変換して各ディスプレイに転送することができる。
しかしDP1.2規格では、MST−HUBがDP1.1a規格のGPUからSSTで受け取ったマイクロ・パケットから各ディスプレイの正しいアドレスに出力する画像データを生成することまでは規定していない。したがって、機能拡張装置15にDP1.1a規格のGPUを搭載するノートPCが接続されたときは、外部ディスプレイ27、29、31を利用できない可能性もでてくる。このときユーザに、ノートPCがDP1.2規格と、DP1.1a規格のいずれをサポートするかを認識する負担をかけないでDP1.1a規格のGPUを搭載するノートPCでも機能拡張装置15を利用できるようにすることが望ましい。
さらにMST−HUB19が製品化されてない現状では、DP1.1a規格、HDMI規格またはDVI規格のような、DP1.2規格以外の外部ディスプレイがMST−HUB19の基では正しく動作しない可能性もある。さらに、MST−HUB19の下位にデイジー・チェーン方式またはツリー状にMST−HUB19を利用して複数の外部ディスプレイを接続する場合には、MST−HUB19の存在により接続できる外部ディスプレイの台数が制約を受けたり、外部ディスプレイの検出までの時間が長くなったりするという問題も発生する。このように今後機能拡張装置15にDP1.2規格に基づくMST−HUB19を導入する上ではさまざまな新たな問題の発生が予想される。
そこで本発明の目的は、電子機器と複数の外部ディスプレイを接続する機能拡張装置の利便性を向上することにある。さらに本発明の目的は、インターフェース規格のバージョンが異なるシステムでも利用可能な機能拡張装置を提供することにある。さらに本発明の目的は、消費電力を低減した機能拡張装置を提供することにある。さらに本発明の目的は、信頼性の高い機能拡張装置を提供することにある。さらに本発明の目的は上記のさまざまな問題を解決した電子機器と複数の外部ディスプレイの接続を制御する方法およびそのような方法を実現する画像データ転送システムを提供することにある。
本発明の一の態様では電子機器とディスプレイに接続して使用する機能拡張装置を提供する。機能拡張装置は、電子機器に接続する入力コネクタと、ディスプレイに接続する複数の出力コネクタを備える。ハブは、入力コネクタと複数の出力コネクタを接続し、入力コネクタから受け取った画像データを複数の出力コネクタに転送することが可能である。切換回路は、入力コネクタと複数の出力コネクタのいずれかを接続することが可能である。コントローラは、入力コネクタから受け取った画像データをハブから出力するハブ・モードまた切換回路から出力する直接モードのいずれかに設定する。
このような構成により、機能拡張装置はハブ・モードで動作したり、直接モードで動作したりすることができるので利便性を向上することができる。コントローラは、直接モードに設定したときにハブの動作を停止することができる。ハブを停止することで、切換装置から画像データを出力しながら消費電力を低減することができる。ハブは、複数のディスプレイに同一画像を表示する画像データを転送するマルチ・ストリーム・トランスポート方式をサポートするように構成することができる。
コントローラは、出力コネクタに1台の外部ディスプレイが接続されたときに直接モードに設定し、入力コネクタと外部ディスプレイが接続された出力コネクタが接続されるように切換装置を制御することができる。接続されている外部ディスプレイが1台のときは、ハブを動作させる必要がないため、切換回路を経由して出力することで消費電力の低減と応答速度の良好な画像を表示することができる。コントローラは、出力コネクタに複数の外部ディスプレイが接続されたときにハブ・モードに設定してハブから複数のディスプレイに同一画像を表示する画像データを転送することができる。このように機能拡張装置は、接続されるディスプレイの台数に応じてユーザが操作することなくハブ・モードまたは直接モードに切り換わることができる。
コントローラは、いずれの出力コネクタにも外部ディスプレイも接続されていないときに直接モードに設定することで消費電力の低減を図ることができる。コントローラは、電子機器からの指示に応じてハブ・モードまたは直接モードのいずれかに設定することができる。直接モードでは画面の応答速度が速いため、ユーザがゲームをするときのように応答速度の速い画面表示を必要とするような場合に出力コネクタとディスプレイの接続を切り離して電子機器に直接接続しないでもよくなる。電子機器は、直接モードに設定する指示をするときは、表示する外部ディスプレイを指定することができる。電子機器は、直接モードに設定する指示をするときは、ディスプレイに応答速度が速い表示状態であることを表示する画像データを転送することができる。
コントローラは、入力コネクタに接続される電子機器がマルチ・ストリーム・トランスポート方式をサポートすると判断したときはハブ・モードに設定し、マルチ・ストリーム・トランスポート方式をサポートしないと判断したときは直接モードに設定することができる。このような構成によりユーザは、電子機器がマルチ・ストリーム・トランスポート方式をサポートするか否かにかかわらず、またそのことを認識しなくても機能拡張装置を利用できるようになる。
コントローラは、ハブが外部ディスプレイに画像データを転送できないと判断したときに直接モードに設定することができる。よって、マルチ・ストリーム・トランスポート方式をサポートするハブの基では正常に動作しないような外部ディスプレイが接続された場合でも、コントローラがそれを検知して直接モードに設定することで正常に表示をすることができる。電子機器はDP(DisplayPort)1.2規格またはDP1.1a規格に適合し、出力コネクタがDP1.2規格、DP1.1a規格、DVI(Digital Visual Interface)規格またはHDMI(High-Definition Multimedia Interface)規格のいずれかに適合するように構成することができる。
本発明により、電子機器と複数の外部ディスプレイを接続する機能拡張装置の利便性を向上することができた。さらに本発明により、インターフェース規格のバージョンが異なるシステムでも利用可能な機能拡張装置を提供することができた。さらに本発明により、消費電力を低減した機能拡張装置を提供することができた。さらに本発明により、信頼性の高い機能拡張装置を提供することができた。さらに本発明により、さまざまな問題を解決した電子機器と複数の外部ディスプレイの接続を制御する方法およびそのような方法を実現する画像データ転送システムを提供することができた。
画像データ転送システムの構成を示す機能ブロック図である。 画像データ転送システムの動作を説明するフローチャートである。 機能拡張装置にMST−HUBを導入する際の問題を説明する図である。
図1は、本実施の形態にかかる画像データ転送システムの構成を示す機能ブロック図である。画像データ転送システムは、機能拡張装置100、ノートPC200、接続ケーブル150、および複数の外部ディスプレイ253、255、257で構成している。外部ディスプレイ253は、DP1.1a規格またはDP1.2規格に適合し、外部ディスプレイ255はHDMI規格に適合し、外部ディスプレイ257はDVI規格に適合する。
外部ディスプレイ253、255、257は、ディスプレイ単体で存在してもよいし、他の電子機器に搭載されていてもよい。また、外部ディスプレイ253、255、257は、MST−HUBを経由してビデオ・ポート213に論理的に接続される存在であれば、システム201と同一の筐体に収納してもよい。機能拡張装置100は、論理的なデータ構造を変換するプロトコル・コンバータを利用して、VGA(Video Graphics Array)規格の外部ディスプレイに適用することもできる。
ノートPC200はビデオ・ポート213とシステム201を含んでいる。システム201は、DP1.2規格に適合するGPU203、ノートPC200の内部ディスプレイ(LCD)205、その他のハードウェア207、ソフトウェア209および識別回路211を含んでいる。システム201は、GPU203に代えてDP1.1a規格に適合するGPU204を搭載することもできる。ノートPC200は本発明を適用する電子機器の一例であり、本発明はタブレット端末またはスマートフォンなどのようなビデオ・ポートを備える電子機器一般に適用することができる。ノートPC200は、筐体のスペースに制限があるため、一例としてビデオ・ポート213を1個だけ設けている。ただし、本発明は、複数のビデオ・ポートを備える電子機器にも適用することができる。
GPU203またはGPU204は、LCD205とビデオ・ポート213のそれぞれにデータ・ストリームを出力することができる。DP規格の外部ディスプレイに対して、GPU203はMSTまたはSSTでマイクロ・パケットを出力し、GPU204はSSTだけでマイクロ・パケットを出力する。マイクロ・パケットを出力する際に、GPU203は物理層の伝送方式をDP1.2規格に設定し、GPU204はDP1.1a規格に設定する。
DP1.1a規格の物理層の伝送方式は、DP1.2規格の外部ディスプレイにも適合し、DP1.2規格の物理層の伝送方式は、DP1.1a規格の外部ディスプレイにも適合する。GPU203、204は、ビデオ・ポート213に論理的に接続された外部ディスプレイの規格がDVIまたはHDMIであると認識したときは、物理層の伝送方式をTMDS(Transition Minimized Differential Signaling)に設定し、論理的なデータ構造もそれぞれの規格に適合させて出力することができる。
GPU203は、ビデオ・ポート213に論理的に接続された外部ディスプレイ253、255、257の台数に応じてSSTまたはMSTのマイクロ・パケットを生成する。ビデオ・ドライバがビデオ・ポート213に論理的に複数の外部ディスプレイが接続されていると認識したときは、GPU203はMSTで動作してMTPといわれる形式のマイクロ・パケットを生成する。MTPには、各外部ディスプレイ253、255、257の識別子(EDID)を含むヘッダが付加されている。ビデオ・ドライバが、ビデオ・ポート213に論理的に1台の外部ディスプレイが接続されていると認識したときは、GPU203はSSTで動作してTUといわれる形式のマイクロ・パケットを出力する。GPU204は、1台の外部ディスプレイに対して常にSSTで動作する。
ハードウェア207は、CPU、メイン・メモリ、チップセット、ディスクドライブ、および無線モジュールなどの周知の要素で構成されている。ソフトウェア209は、ビデオ・ドライバ、OS、アプリケーションなどの周知のプログラムおよびユーティリティ・プログラムを含む。ビデオ・ドライバは、GPU203、204、内部ディスプレイ205、外部ディスプレイ253、255、257の動作およびデータ転送を制御するソフトウェアである。
ビデオ・ドライバはバージョン・アップの必要性が生じたときに、ネットワークを通じて最新のバージョンに更新することができる。ユーティリティ・プログラムは、機能拡張装置100の動作モードを変更したり、複数の外部ディスプレイ253、255、257の中で実際の表示に使用するものを選択したりするためのユーザインターフェースを含む。ユーザはユーティリティ・プログラムを通じて、複数のディスプレイに画像を表示する際に、同一の画像を表示するクローン・モードにするかデスクトップ画像を拡張した拡張モードにするかを設定することができる。識別回路211は、システム201がGPU203とGPU204のいずれを搭載するかを表明する回路である。識別回路211は、システム201がGPU204を搭載するときだけ電位が高くなるように形成したプルアップ回路で構成することができる。
ビデオ・ポート213は、DP規格の物理層を構成するコネクタである。ビデオ・ポート213は、GPU203、204に接続されるDP規格の20個のDP信号端子と、識別回路211に接続される識別信号端子と、ハードウェア207に接続される制御信号端子を含む。ハードウェア207と制御信号端子との間はワン・ワイヤ・バスで構成して、オン/オフ以外の論理的な信号を転送できるようにすることができる。ノートPC200をオフィスや会議室で使用するときは、ビデオ・ポート213が接続ケーブル150で機能拡張装置100の入力コネクタ107に接続される。
機能拡張装置は、1個の入力コネクタ107、MST−HUB103、コントローラ101、ディマルチプレクサ(DMUX)105、レベル・シフタ119、121、および複数の出力コネクタ113、115、117を含んで構成されている。入力コネクタ107は、DP信号端子、識別信号端子および制御信号端子を備え、接続ケーブル150でビデオ・ポート213の対応する端子に接続される。MST−HUB103、DMUX105およびコントローラ101は、1個の半導体チップで構成してもよいし、別々の半導体チップで構成してもよい。
MST−HUB103は、DP1.2規格で規定するMSTをサポートする。MST−HUB103は、ライン127で入力コネクタ107のDP信号端子に接続され、ライン133、135、137で出力コネクタ113、115、117に接続されている。MST−HUB103は、ライン123でコントローラ101に接続されている。
MST−HUB103は、GPU203からMSTで受け取ったマイクロ・パケットのヘッダを参照して、宛先の外部ディスプレイの規格に応じた論理的な画像データを生成して宛先の外部ディスプレイが接続された出力コネクタ113、115、117に出力する。MST−HUB103は、GPU203からSSTで受け取ったマイクロ・パケットから、各外部ディスプレイの規格に応じた論理的な画像データを生成して宛先の出力コネクタ113、115、117に出力することもできる。
MST−HUB103は、出力コネクタ113にDP1.1a規格またはDP1.2規格の外部ディスプレイ253が接続されている場合は、当該外部ディスプレイに対する物理層の伝送方式をDP1.2規格に設定する。MST−HUB103は、出力コネクタ115、117にDVI規格またはHDMI規格の外部ディスプレイ255、257が接続されている場合は、当該外部ディスプレイに対する物理層の伝送方式をTMDSに設定する。
MST−HUB103は、HPD(Hot Plug Detect)のラインを通じていずれの出力コネクタ113、115、117に外部ディスプレイ253、255、257が接続されたかを認識することができる。MST−HUB103はライン123を通じて、コントローラ101によりイネーブルまたはディスエーブルに設定される。MST−HUB103がディスエーブルに設定されると動作が停止して、ほとんど電力を消費しなくなる。
DMUX105は、ライン129を通じて入力ポートが入力コネクタ107のDP信号端子に接続され、ライン143、145、147を通じて出力ポートが出力コネクタ113、115、117に接続される。DMUX105は、ライン125でコントローラ101に接続される。DMUX105は、ライン125を通じてコントローラ101により制御されて入力コネクタ107と出力コネクタ113、115、117のいずれかを接続したり、すべての接続を切断したりする。DMUX105は、波形を成形するリドライバ回路を含み、伝送信号の信頼性を維持する。
ライン145、147に挿入されたレベル・シフタ119、121はGPU203、204がTMDSの伝送方式で出力したときに、伝送ライン145、147の電圧をHDMI規格の外部ディスプレイ253またはDVI規格の外部ディスプレイ257の電圧レベルに調整する。DMUX105は、アナログ・スイッチとして構成できるため、動作中の消費電力はMST−HUB103に比べて遙かに少ない。
コントローラ101は、入力コネクタ107の識別信号端子または制御信号端子にライン121で接続されたハードウェア論理回路で、MST−HUB103およびDMUX105の動作を制御する。コントローラ101は、識別回路211から受け取った識別信号またはハードウェア207から受け取った制御信号によりMST−HUB103をイネーブルまたはディスエーブルに設定し、さらにDMUX105の出力を制御する。コントローラ101は、ライン123を通じて現在MST−HUB103に接続されている外部ディスプレイ253、255、257の台数と対応する出力コネクタ113、115、117に対するDMUX105の出力ポートを認識する。
機能拡張装置100は入力コネクタ107が受け取った画像データを、MST−HUB103またはDMUX105のいずれかを経由して外部ディスプレイに出力する。MST−HUB103を経由して出力する動作モードをハブ・モードといい、DMUX105を経由して出力する動作モードを直接モードということにする。コントローラ101は、機能拡張装置100の動作モードを制御する。
コントローラ101はハブ・モードに設定するときはDMUX105の出力を停止し、直接モードに設定するときはMST−HUB103をディスエーブルに設定する。コントローラ101は、いずれの外部ディスプレイ253、255、257も接続されていないと判断したとき、またはMST−HUB103に接続されている外部ディスプレイの台数が1台であると判断したときは直接モードに設定する。コントローラ101は直接モードに設定したときに、入力コネクタ107と実際に外部ディスプレイが接続されている出力コネクタを接続するようにDMUX105を制御する。
コントローラ101は、MST−HUB103に接続されている外部ディスプレイの台数が2台以上であると判断したときはハブ・モードに設定してDMUX105の出力を停止するように制御する。コントローラ101はハブ・モードに設定したときに、MST−HUB103が初期化を失敗してDP1.2規格以外の外部ディスプレイ255、257に一定の時間以上データを転送できないと判断したときは、直接モードに切り換えることができる。コントローラ101は、入力コネクタ107の識別信号端子を通じて現在接続されているシステム201がGPU204を搭載すると判断したときは、直接モード105に切り換えることができる。
このとき、出力コネクタ113、115、117に複数の外部ディスプレイが接続されているときは、コントローラ101はデフォルトで出力する外部コネクタを決めておくことができる。システム201はコントローラ101に、現在の動作モードを強制的に変更する指示をすることができる。また、システム201はコントローラ101に、表示する外部ディスプレイを指定する指示をすることができる。
コントローラ101は、システム201から現在の動作モードを強制的に変更する指示を受け取ったときに、MST−HUB103に接続されている外部ディスプレイの台数とは無関係に直接モードまたはハブ・モードに変更することができる。システム201は、出力コネクタ113、115、117に複数の外部ディスプレイ253、255、257が接続されているときに強制的に動作モードを直接モードに変更する指示をするときは、いずれの外部ディスプレイを利用するかをコントローラ101に指示することができる。システム201は、直接モードに設定する指示をするときは、応答速度の速い表示方法に切り換わったことを示す画像データを外部ディスプレイに表示することができる。
つぎに、画像データ転送システムの動作を図3のフローチャートを参照して説明する。ブロック301で、接続ケーブル150でGPU203またはGPU204を搭載するノートPC200と機能拡張装置100が接続される。機能拡張装置100およびノートPC200の電源が入ると初期化の段階でMST−HUB103はイネーブルに設定されDMUX105が出力を停止して機能拡張装置100はハブ・モードに移行する。
システム201は、MST−HUB103を検出するとパラメータを設定して初期化し認識する。システム201により認識されたMST−HUB103は、HPDラインの電位で検出した出力コネクタ113、115、117に接続された外部ディスプレイ253、255、257を必要な範囲で簡易的に初期化する。MST−HUB103が初期化に失敗したときはブロック309で処理する。MST−HUB103は、初期化の成否にかかわらず外部ディスプレイ253、255、257が接続されているポートを認識する。MST−HUB103により初期化された外部ディスプレイ253、255、257は、続いてシステム201のビデオ・ドライバによって初期化される。
ブロック303でコントローラ101は、MST−HUB103を通じて実際に外部ディスプレイ253、255、257が接続されている出力コネクタ113、115、117および外部ディスプレイの台数を認識する。ブロック305では、コントローラ101が制御ライン121を通じて識別回路211の状態に基づいて、機能拡張装置100に接続されたノートPC200がGPU203を搭載するかGPU204を搭載するかを判断する。GPU203を搭載するときはブロック307に移行し、GPU204を搭載するときはブロック313に移行する。システム201がGPU204を搭載する場合は、MST−HUB103を経由して画像データを正常に転送できない可能性があるため、ブロック313でコントローラ101はMST−HUB103とDMUX105を直接モードに切り換える。
直接モードにすると、外部ディスプレイとGPU204がMST−HUB103を経由しないで直接接続されるため、GPU204はいずれの外部ディスプレイ253、255、257にも1台であれば確実に画像データを出力することができる。また、MST−HUB103はディスエーブルに設定されるため消費電力が低減する。なお、MST−HUB103がGPU204から受け取った画像データを確実に処理することを保証する場合はこの手順を省くことができる。
コントローラ101は直接モードに切り換える際に、いずれの外部ディスプレイも接続されていないときはDMUX105の出力を停止し、いずれか1台の外部ディスプレイが接続されているときは当該外部ディスプレイに対する出力ポートが有効になるようにDMUX105を制御する。コントローラ101は、出力コネクタ115、117のいずれかの出力ポートに切り換えるときは、対応するレベル・シフタ119、121のいずれかをイネーブルに設定する。
出力コネクタ113にDP1.2規格またはDP1.1a規格の外部ディスプレイ253が接続されているときは、GPU204は物理層としてDP1.1a規格の伝送方式に切り換え論理的にSSTモードでマイクロ・パケットを出力する。出力コネクタ115に外部ディスプレイ255が接続されているかまたは出力コネクタ117に外部ディスプレイ257が接続されているときは、GPU204は物理層としてTMDSの伝送方式に切り換えて、論理的にHDMI規格またはDVI規格の画像データを出力する。ブロック305の手順により、機能拡張装置100は、ユーザが操作しないでもDP1.1a規格のシステムに対応することができるようになる。
ブロック307でコントローラ101は、接続されている外部ディスプレイが2台以上であると判断したときはブロック309に移行し、0台または1台であると判断したときはブロック313に移行する。ブロック313に移行するときは、いずれの出力コネクタ113、115、117にも外部ディスプレイ253、255、257が接続されていないかまたはいずれか1つの出力コネクタに外部ディスプレイが接続されていることになる。
接続されている外部ディスプレイが1台以下のときは、MST−HUB103を動作させる必要がない。ブロック313でコントローラ101は、MST−HUB103とDMUX105を直接モードに切り換える。直接モードではMST−HUB103はディスエーブルに設定されるため、消費電力を節約することができる。一例では、MST−HUB103は1Wの出力を消費するのに対し、DMUX105はリドライバを含めても100mW程度の待機電力を消費するだけである。
ブロック309でコントローラ101は、MST−HUB103が外部ディスプレイ255または外部ディスプレイ257に一定時間以上画像データを転送しないと判断したときは、MST−HUB103と外部ディスプレイ255、257との間に接続障害があったものと判断してブロック313に移行し、そうでない場合はブロック311に移行する。ブロック313では、GPU203と外部ディスプレイ255、257が電気的および論理的に直接接続され、システム201のビデオ・ドライバが外部ディスプレイ255、257を初期化する。
MST−HUB103が外部ディスプレイ255、257を初期化するファームウェアは、外部ディスプレイの不具合や更新に合わせてバージョンを変更することが困難である。これに対してシステム205のビデオ・ドライバは、適宜最新バージョンに更新することができるため、MST−HUB103が初期化できないような外部ディスプレイに対しても適切なパラメータを設定して初期化できる場合が多い。
ブロック311では、コントローラ101はブロック301で初期状態として設定されていたハブ・モードを維持する。システム201はMST−HUB103に接続された外部ディスプレイを認識している。ユーザはシステム201にビデオ・ポート213に接続された外部ディスプレイに画像を表示するときに、クローン・モードにするか拡張モードにするかをあらかじめ設定している。ビデオ・ポート213からは、クローン・モードであっても拡張モードであっても各外部ディスプレイ253、255、257に同一の画像を表示する画像データが出力される。
システム201は設定に応じた画像データをビデオ・ポート213から出力する。システム201は認識した外部ディスプレイの台数に応じて、MST−HUB103にMSTまたはSSTでマイクロ・パケットを出力することができる。MST−HUB103は、接続されている外部ディスプレイ253、255、257にそれぞれの規格に適合した画像データを転送する。出力コネクタ115および117に外部ディスプテイが接続されておらず、出力コネクタ113にDP1.2規格またはDP1.1a規格の外部ディスプレイだけが接続されているときは、GPU203は物理層としてDP1.2規格の伝送方式に切り換え論理的にSSTモードでマイクロ・パケットを出力する。出力コネクタ115に外部ディスプレイ255が接続されているかまたは出力コネクタ117に外部ディスプレイ257が接続されているときは、GPU203は物理層としてTMDSの伝送方式に切り換えて、論理的にHDMI規格またはDVI規格の画像データを出力する。
このように機能拡張装置100は、1個の入力コネクタを設けるだけで、DP1.2規格のシステム201とDP1.1a規格のシステム201の両方で共用することができる。また、機能拡張装置100は、いずれの規格をサポートするノートPC200を接続しても、ユーザの介在を省いて外部ディスプレイ253、255、257に画像データを出力することができる。
ブロック305、307、309の手順は、入力コネクタ107に接続されるビデオ・ポート213のインターフェースの種類、MST−HUB103に接続される外部ディスプレイ253、255、257の台数、および接続障害の有無に基づいて機能拡張装置100だけで行われるためシステム201は関与する必要がない。動作モードが変更されるとシステム201はそれまで認識していた外部ディスプレイ253、255、257が、一旦取り外されてから直接ビデオ・ポート213に接続されたかまたはMST−HUB103の下位に接続されたと認識する。このときシステム201のビデオ・ドライバは、検出した外部ディスプレイ253、255、257を再度初期化する。
ここまでの手順では、コントローラ101により自動的に動作モードが設定されたが、ユーザはそれとは別に自らの意思で動作モードを設定したい場合がある。たとえば、現在ハブ・モードで複数の外部ディスプレイ253、255、257に画像を表示しているときに、ユーザが応答速度の速さが要求されるゲームをしたいとする。ハブ・モードでは、MST−HUB103がマイクロ・パケットの認識、ルーティング、および出力の処理をするために表示画面の応答に遅延時間が発生する。これに対して、直接モードにすれば、GPU203がSSTで直接外部ディスプレイにデータを転送するため、遅延時間を縮小することができる。
あるいはその逆にゲームが終了したようなときに、再び複数の外部ディスプレイに画像を表示させたい場合もある。ブロック307の手順により出力コネクタと外部ディスプレイの接続を外すことでも動作モードの切り換えはできるが、そのような作業は面倒である。ブロック315でユーザは動作モードを変更したい場合はブロック317に移行し、その必要がない場合はブロック305に戻る。ブロック305に戻ったあとは、ブロック305からブロック309までの手順で、条件が変更されたときに自動的に動作モードが切り換わる。
ブロック317でユーザはシステム201を通じて動作モードを変更する信号をコントローラ101に送る。コントローラ101は、現在の動作モードがハブ・モードのときはブロック313に移行して直接モードに切り換え、現在の動作モードが直接モードのときはブロック311に移行してハブ・モードに切り換える。直接モードに切り換えるときは、ユーザはシステム201を通じて表示する外部ディスプレイ253、255、257のいずれかを選択してコントローラ101に指示することができる。また、直接モードに切り換えるときにシステム201は、外部ディスプレイに応答速度が速い表示状態であることを表示する画像データを出力することができる。
MSTではビデオ・ポート213に、複数のMST−HUBを介して複数の外部ディスプレイをデイジー・チェーン方式またはツリー状に最大16台まで接続することができる。機能拡張装置100を利用する上では、外部ディスプレイ253、255、257の接続を維持したままにしておくことが望ましいが、最大の接続台数はビデオ・ポート213に接続されるMST−HUBの台数で制限を受ける。このようなときにシステム201を通じて機能拡張装置100を直接モードに設定すれば、ノートPCのビデオ・ポート213に機能拡張装置100のMST−HUB103を介在しないで複数の外部ディスプレイが接続された状態になるので、1台だけ多い外部ディスプレイを接続できるようになる。
また、MST−HUB103に複数の外部ディスプレイを接続するときは、各外部ディスプレイの初期化が上位から順番に行われるため、下位に接続される外部ディスプレイの台数が多くなるほど初期化が終了するまでの時間が長くなる。機能拡張装置100を直接モードに設定することで、初期化のときに検出するMST−HUBの数を1台減らして電源を投入してから、もしくは外部ディスプレイを接続してから画面が表示されるまでの時間を短縮することができる。
DP1.1a規格では、同時に2台以上の外部ディスプレイに画面を表示する場合は2個の入力コネクタが必要であったが、MST−HUB103を備える機能拡張装置100は、ハブ・モードまたは直接モードで動作して、消費電力の低減、およびDP1.1a規格との整合性を図りながら1個の入力コネクタを設けるだけで複数の外部ディスプレイに画像データを転送できる。したがって、入力コネクタのピン数を削減することができ機能拡張装置の小型化を図ることができる。
これまで本発明について図面に示した特定の実施の形態をもって説明してきたが、本発明は図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の効果を奏する限り、これまで知られたいかなる構成であっても採用することができることはいうまでもないことである。たとえば、DP規格に基づくMST−HUBを例にして本発明を説明したが、本発明の思想の範囲で適用できる他のインターフェース規格を利用した画像データ転送システムも本発明の範囲に含む。
100 機能拡張装置
107 入力コネクタ
113、115、117 出力コネクタ
150 接続ケーブル
200 ノートPC
201 システム
203 DP1.2規格に適合するGPU
204 DP1.1a規格に適合するGPU
213 ビデオ・ポート
253、255、257 外部ディスプレイ

Claims (20)

  1. 電子機器とディスプレイに接続して使用する機能拡張装置であって、
    前記電子機器に接続する入力コネクタと、
    前記ディスプレイに接続する複数の出力コネクタと、
    前記入力コネクタと前記複数の出力コネクタを接続し、前記入力コネクタから受け取った画像データを前記複数の出力コネクタに出力することが可能なハブと、
    前記入力コネクタと前記複数の出力コネクタのいずれかを接続することが可能な切換回路と、
    前記入力コネクタから受け取った画像データを前記ハブから出力するハブ・モードまたは前記切換回路から出力する直接モードのいずれかに設定することが可能で、前記直接モードに設定したときに前記ハブの動作を停止するコントローラと
    を有する機能拡張装置。
  2. 前記ハブが複数のディスプレイに同一画像を表示する画像データを転送するマルチ・ストリーム・トランスポート方式をサポートする請求項1に記載の機能拡張装置。
  3. 前記コントローラは、前記出力コネクタに1台のディスプレイが接続されたときに前記直接モードに設定し、前記入力コネクタと前記ディスプレイが接続された出力コネクタが接続されるように前記切換回路を制御する請求項2に記載の機能拡張装置。
  4. 電子機器とディスプレイに接続して使用する機能拡張装置であって、
    前記電子機器に接続する入力コネクタと、
    前記ディスプレイに接続する複数の出力コネクタと、
    前記入力コネクタと前記複数の出力コネクタを接続し、前記入力コネクタから受け取った画像データを前記複数の出力コネクタに出力することが可能で、複数のディスプレイに同一画像を表示する画像データを転送するマルチ・ストリーム・トランスポート方式をサポートするハブと、
    前記入力コネクタと前記複数の出力コネクタのいずれかを接続することが可能な切換回路と、
    前記入力コネクタから受け取った画像データを前記ハブから出力するハブ・モードまたは前記切換回路から出力する直接モードのいずれかに設定することが可能で、前記出力コネクタに複数のディスプレイが接続されたときに前記ハブ・モードに設定して前記ハブから前記複数のディスプレイに同一画像を表示する画像データを転送するコントローラと
    を有する機能拡張装置。
  5. 前記コントローラは、前記電子機器からの指示に応じて前記ハブ・モードまたは前記直接モードのいずれかに設定する請求項4に記載の機能拡張装置。
  6. 前記電子機器は、前記直接モードに設定する指示をするときは、表示する外部ディスプレイを指定することができる請求項5に記載の機能拡張装置。
  7. 電子機器とディスプレイに接続して使用する機能拡張装置であって、
    前記電子機器に接続する入力コネクタと、
    前記ディスプレイに接続する複数の出力コネクタと、
    前記入力コネクタと前記複数の出力コネクタを接続し、前記入力コネクタから受け取った画像データを前記複数の出力コネクタに出力することが可能で、複数のディスプレイに同一画像を表示する画像データを転送するマルチ・ストリーム・トランスポート方式をサポートするハブと、
    前記入力コネクタと前記複数の出力コネクタのいずれかを接続することが可能な切換回路と、
    前記入力コネクタから受け取った画像データを前記ハブから出力するハブ・モードまたは前記切換回路から出力する直接モードのいずれかに設定することが可能で、前記入力コネクタに接続される前記電子機器が前記マルチ・ストリーム・トランスポート方式をサポートすると判断したときは前記ハブ・モードに設定し、前記マルチ・ストリーム・トランスポート方式をサポートしないと判断したときは前記直接モードに設定するコントローラと
    を有する機能拡張装置。
  8. 電子機器とディスプレイに接続して使用する機能拡張装置であって、
    前記電子機器に接続する入力コネクタと、
    前記ディスプレイに接続する複数の出力コネクタと、
    前記入力コネクタと前記複数の出力コネクタを接続し、前記入力コネクタから受け取った画像データを前記複数の出力コネクタに出力することが可能で、複数のディスプレイに同一画像を表示する画像データを転送するマルチ・ストリーム・トランスポート方式をサポートするハブと、
    前記入力コネクタと前記複数の出力コネクタのいずれかを接続することが可能な切換回路と、
    前記入力コネクタから受け取った画像データを前記ハブから出力するハブ・モードまたは前記切換回路から出力する直接モードのいずれかに設定することが可能で、前記ハブが前記ディスプレイに画像データを転送できないと判断したときに前記直接モードに設定するコントローラと
    を有する機能拡張装置。
  9. 前記電子機器がDP(DisplayPort)1.2規格またはDP1.1a規格に適合し、前記出力コネクタが前記DP1.2規格、前記DP1.1a規格、DVI(Digital Visual Interface)規格またはHDMI(High-Definition Multimedia Interface)規格のいずれかに適合する請求項1から請求項8のいずれかに記載の機能拡張装置。
  10. 電子機器のビデオ・ポートから出力された画像データを複数のディスプレイに転送する画像データ転送システムであって、
    前記ビデオ・ポートから受け取った画像データから前記複数のディスプレイに同一の画像を表示する画像データを生成して出力することが可能なハブと、
    前記ビデオ・ポートから受け取った画像データを前記複数のディスプレイのいずれかに出力することが可能な切換回路と、
    前記ハブと前記切換回路のいずれかだけが画像データを出力するように制御することが可能で、前記ハブに1台のディスプレイが接続されていると判断したときに前記ハブの動作を停止して前記切換回路から前記ディスプレイに画像データを出力するように制御するコントローラと
    を有する画像データ転送システム。
  11. 電子機器のビデオ・ポートから出力された画像データを複数のディスプレイに転送する画像データ転送システムであって、
    前記ビデオ・ポートから受け取った画像データから前記複数のディスプレイに同一の画像を表示する画像データを生成して出力することが可能なハブと、
    前記ビデオ・ポートから受け取った画像データを前記複数のディスプレイのいずれかに出力することが可能な切換回路と、
    前記ハブと前記切換回路のいずれかだけが画像データを出力するように制御することが可能で、前記電子機器が前記ハブの規格に適合しないと判断したときに、前記切換回路から画像データを出力するように制御するコントローラと
    を有する画像データ転送システム。
  12. 電子機器のビデオ・ポートから出力された画像データを複数のディスプレイに転送する画像データ転送システムであって、
    前記ビデオ・ポートから受け取った画像データから前記複数のディスプレイに同一の画像を表示する画像データを生成して出力することが可能なハブと、
    前記ビデオ・ポートから受け取った画像データを前記複数のディスプレイのいずれかに出力することが可能な切換回路と、
    前記ハブと前記切換回路のいずれかだけが画像データを出力するように制御することが可能で、前記ハブから画像データを出力しているときに、前記電子機器からの指示を受けて前記切換回路から画像データを出力するように制御するコントローラと
    を有する画像データ転送システム。
  13. 電子機器のビデオ・ポートと複数のディスプレイとの間の接続を制御する方法であって、
    前記ビデオ・ポートと前記複数のディスプレイの間に、前記複数のディスプレイに同一の画像を表示する画像データを出力することができるハブを接続するステップと、
    前記ビデオ・ポートと前記複数のディスプレイの間に、いずれかのディスプレイに画像データを出力することができる切換装置を接続するステップと、
    コントローラが前記ハブに接続されたディスプレイの台数を判断するステップと、
    前記接続されたディスプレイの台数に応じて前記ハブおよび前記切換装置を制御するステップと
    を有する方法。
  14. 前記コントローラは、前記ハブに1台のディスプレイが接続されていると判断したときに前記切換装置を経由して前記ディスプレイに画像データを出力し、複数のディスプレイが接続されていると判断したときに前記ハブを経由して各ディスプレイに画像データを出力するように前記ハブおよび前記切換装置を制御するステップを有する請求項13に記載の方法。
  15. 前記ハブを経由して各ディスプレイに画像データを出力しているときに前記コントローラは、前記電子機器からの指示に応じて前記切換装置を経由して前記ディスプレイに画像データを転送するように前記ハブおよび前記切換装置を制御するステップを有する請求項13または請求項14に記載の方法。
  16. 前記コントローラは、前記ハブから前記ディスプレイに画像データを転送できないと判断したときに前記切換装置を経由して前記ディスプレイに画像データを転送するように前記ハブおよび前記切換装置を制御するステップを有する請求項13から請求項15のいずれかに記載の方法。
  17. 前記コントローラは、前記電子機器が前記ビデオ・ポートから同一画像を複数のディスプレイに表示する画像データを出力する転送方式をサポートしないと判断したときに前記切換装置を経由して前記ディスプレイに画像データを転送するように前記ハブおよび前記切換装置を制御する請求項13から請求項16のいずれかに記載の方法。
  18. 電子機器とディスプレイに接続して使用する機能拡張装置に搭載が可能な半導体チップであって、
    システムから画像データを受け取る入力ポートと、
    複数のディスプレイに画像データを出力する複数の出力ポートと、
    前記入力ポートから受け取った画像データから同一の画像を表示するための画像データを生成して各出力ポートに転送するマルチ・ストリーム・トランスポート方式をサポートするハブと、
    前記入力ポートから受け取った画像データを、前記ハブを迂回して前記複数の出力ポートのいずれかに転送することが可能な切換回路と、
    前記ハブおよび前記切換回路のいずれかが有効になるように設定することが可能で、複数のディスプレイが接続されたときに前記ハブを有効に設定して前記ハブから前記複数のディスプレイに同一画像を表示する画像データを転送するコントローラと
    を有する半導体チップ。
  19. 電子機器とディスプレイに接続して使用する機能拡張装置に搭載が可能な半導体チップであって、
    システムから画像データを受け取る入力ポートと、
    複数のディスプレイに画像データを出力する複数の出力ポートと、
    前記入力ポートから受け取った画像データから同一の画像を表示するための画像データを生成して各出力ポートに転送するマルチ・ストリーム・トランスポート方式をサポートするハブと、
    前記入力ポートから受け取った画像データを、前記ハブを迂回して前記複数の出力ポートのいずれかに転送することが可能な切換回路と、
    前記ハブおよび前記切換回路のいずれかが有効になるように設定することが可能で、前記電子機器が前記マルチ・ストリーム・トランスポート方式をサポートすると判断したときは前記ハブを有効に設定し、前記マルチ・ストリーム・トランスポート方式をサポートしないと判断したときは前記切換回路を有効に設定するコントローラと
    を有する半導体チップ。
  20. 電子機器とディスプレイに接続して使用する機能拡張装置に搭載が可能な半導体チップであって、
    システムから画像データを受け取る入力ポートと、
    複数のディスプレイに画像データを出力する複数の出力ポートと、
    前記入力ポートから受け取った画像データから同一の画像を表示するための画像データを生成して各出力ポートに転送するマルチ・ストリーム・トランスポート方式をサポートするハブと、
    前記入力ポートから受け取った画像データを、前記ハブを迂回して前記複数の出力ポートのいずれかに転送することが可能な切換回路と、
    前記ハブおよび前記切換回路のいずれかが有効になるように設定することが可能で、前記ハブが前記ディスプレイに画像データを転送できないと判断したときに前記切換回路を有効に設定するコントローラと
    を有する半導体チップ。
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