JP5635565B2 - 撮像装置の作動方法 - Google Patents
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Description
な小型の撮像装置においては、高解像度のカラー撮像を行うことが困難であるという課題
がある。
次元撮像素子)を用いる手法がある。しかしながら、この手法では、モノクロのイメージ
センサに比べて解像度が不利なため撮像装置の小型化が困難になる。あるいは、カラー撮
像を実現する他の手法として、各色成分の照明光を時分割に被写体に照射する面順次照明
方式がある。しかしながら、この手法では、各色成分の照明光を時分割に照射するため色
ずれが発生するおそれがある。
子も小さくする必要がある。そして、撮像素子を小型化すれば画素数が減少し、解像度が
劣化する。そのため、所望の解像度を確保しつつ撮像装置を小型化することは困難となる
。
数の光変調器により1つの光源からの光を光強度変調して光送信する手法が開示されてい
る。
し、その光ファイバを振動させることで被写体にスポット光を走査させ、被写体からの反
射光をフォトセンサで検出して撮像する手法が開示されている。
を結像する結像光学系と、前記被写体が結像された前記撮像面の一部を遮光する遮光ポイ
ントと、前記遮光ポイントを前記撮像面内において走査する走査部と、前記撮像面に入射
する前記被写体からの反射光を光電変換する前記フォトセンサからの出力信号から画像を
構成する画像構成部と、を含んでもよい。
ントが撮像面の一部を遮光し、走査部が遮光ポイントを撮像面内において走査することで
、被写体の像を走査して撮像することができる。これにより、イメージセンサを用いるこ
となく被写体を撮像できる。
を結像する結像光学系と、前記被写体が結像された前記撮像面の一部に入射端面を有し、
前記入射端面から入射した光を導光する導光体と、前記導光体の前記入射端面を前記撮像
面内において走査する走査部と、前記導光体で導光した前記被写体からの反射光を光電変
換する前記フォトセンサからの出力信号から画像を構成する画像構成部と、を含んでもよ
い。
射端面に入射した光をフォトセンサに導光することで、被写体の像を走査して撮像するこ
とができる。これにより、フォトセンサを用いて被写体を撮像できる。
し、アクチュエータがスポット光によって被写体を走査することで、スポット光によって
被写体を走査して得られる反射光をフォトセンサで光電変換できる。このようにして、フ
ォトセンサを用いた撮像装置を実現できる。
色成分の照明光を光強度変調することができる。
ことができる。例えば、本発明の一態様では、第1〜第3のキャリア信号に基づく同期検
波により第1〜第3の色成分の信号が検波されてもよい。
遮光する遮光ポイントを実現できる。また、導光体の入射端面が棒状体の一端の端面で構
成されることで、撮像面の一部に入射端面を有し、その入射端面から入射した光を導光す
る導光体を実現できる。そして、棒状体の一端が走査されることで、遮光ポイントまたは
導光体の入射端面の撮像面内における走査を実現できる。
動棒の一端が、印加された電圧により走査されてもよい。
されてもよい。
ける走査を実現できる。また、帯電振動棒または圧電アクチュエータに印加された電圧に
基づいて遮光ポイントの位置情報を求め、その位置情報に基づいて画像を構成することも
できる。
を結像する結像光学系と、前記被写体が結像された前記撮像面に固定され、前記撮像面の
一部を遮光する遮光ポイントと、前記撮像面自体を走査して、前記遮光ポイントを走査す
る走査部と、前記撮像面に入射する前記被写体からの反射光を光電変換する前記フォトセ
ンサの出力信号から画像を構成する画像構成部と、を含んでもよい。
遮光し、その撮像面自体が走査されることで、被写体の像を走査することができる。これ
により、フォトセンサを用いた撮像を実現し、小型の撮像装置を実現できる。
。
る。
形態は特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではなく、本実施
形態で説明される構成の全てが本発明の解決手段として必須であるとは限らない。
1.1.構成例
図1に本実施形態の構成例を示す。図1に示す構成例は、第1〜第3の光源310−1〜310−3、変調部320、復調部330、結像光学系10(光学素子)、遮光ポイン
ト20、フォトセンサ50(光電変換素子)、ライトガイド300を含む。そして、この
構成例は、光源310−1〜310−3からの照明光を変調して被写体Objに照射し、
被写体Objの反射光をフォトセンサ50でセンシングし、センシングされた信号を復調
してカラー撮像を行う。
光ポイント20が走査され、フォトセンサ50でセンシングされた信号から画像構成され
ることで撮像される。この撮像手法については、図5(A)等で後述する。
、光源310−1〜310−3は、第1〜第3の色成分の照明光としてRGB(R:赤色
、G:緑色、B:青色)の照明光を生成する。この光源310−1〜310−3は、例え
ばLED(Light Emitting Diode)により構成できる。
。具体的には、変調部320は、第1〜第3の変調部322−1〜322−3を含む。そ
して、変調部322−1がR成分の照明光を第1の周波数で変調し、変調部322−2が
G成分の照明光を第2の周波数で変調し、変調部322−3がB成分の照明光を第3の周
波数で変調する。
て、撮像装置先端部からRGBの照明光が被写体Objに照射され、被写体Objからの
反射光がフォトセンサ50によってセンシング(光電変換)される。例えば、RGBの照
明光は、クロスダイクロイックプリズム340により合成され、レンズ350(光学素子
)を介してライトガイド300に導入される。
(RGBの各色成分に対応する被写体の反射係数信号)を復調(検波)する。具体的には
、復調部330は、第1〜第3の復調部332−1〜332−3を含む。そして、復調部
332−1がR成分の信号を復調し、復調部332−2がG成分の信号を復調し、復調部
332−1がR成分の信号を復調する。
r)によりサンプリングされ、サンプリングされたデータに基づいてRGBのカラー画像
が構成される。
ことが困難であるという課題がある。
し、変調部320が、そのRGBの照明光を、互いに異なる周波数の第1〜第3の周波数
で光強度変調し、光強度変調されたRGBの色成分の照明光が被写体Objに照射され、
フォトセンサ50が、被写体Objからの反射光をセンシングして出力信号を出力し、復
調部330が、その出力信号からRGBの信号を復調する。
第1〜第3の周波数で光強度変調し、復調部330が、フォトセンサ50の出力信号から
RGBの信号を復調することで、被写体Objの各色成分の反射係数に対応する信号を取
得できる。これにより、カラー撮像を行う撮像装置を実現できる。
メージャ)を用いる手法がある。しかしながら、カラーフィルタ付きのイメージセンサを
用いると、小型化の際に解像度が不足してしまう。
グして出力信号を出力する。例えば本実施形態では、被写体Objの像が結像された撮像
面PF内において遮光ポイント20を走査し、撮像面PFに入射した光をフォトセンサ50でセンシングしてもよい。あるいは、図14で後述するように、RGBの照明光をスポ
ット光として射出し、スポット光によって被写体Objを走査して得られる反射光をフォ
トセンサ520でセンシングしてもよい。
る。そして、イメージセンサの画素ピッチによって解像度が制限されないため、高解像度
のカラー撮像を行うことができる。
面順次照明方式がある。この面順次照明方式を用いれば、フォトセンサや、モノクロのイ
メージセンサによりカラー撮像を行うこともできる。しかしながら面順次照明方式を用い
ると、各色成分の照明光を時分割に照射するため、被写体や撮像装置が動いたときに色ず
れが発生してしまう。
光強度変調し、復調部330がフォトセンサ50の出力信号からRGBの信号を復調する
ことで、各色成分の照明光を連続的に被写体Objに照射できる。これにより、被写体や
撮像装置が動いたときでも色ずれのないカラー撮像を行うことができる。また、各色成分
の照明光を連続的に被写体Objに照射するため、各色成分の照明光を時分割に照射する
面順次照明方式に比べて、各色成分の照明光の照射時間が長い。これにより、面順次照明
方式に比べて高感度のカラー撮像を行うことができる。
調して、RGBの照明光を光強度変調してもよい。例えば、光源310−1〜310−3
を赤色LED・緑色LED・青色LEDで構成し、各LEDの駆動電流をそれぞれ第1〜
第3の周波数で変調して、RGBの照明光を光強度変調してもよい。
第1〜第3の光学素子を有し、第1〜第3の光学素子に変調信号を供給して、RGBの照
明光を光強度変調してもよい。例えば、第1〜第3の光学素子は、電気光学素子や音響光
学素子で構成されてもよい。そして、RGBの照明光としてRGBのレーザー光を用い、
第1〜第3の光学素子がそれぞれRGBのレーザー光を第1〜第3の周波数で変調しても
よい。
1〜第3の周波数でRGBの照明光を光強度変調することができる。
図2〜図4を用いて、本実施形態の変調動作及び復調動作の動作例について説明する。
図2のA1に示すように、R成分の照明光は第1の周波数frで変調され、G成分の照
明光は第2の周波数fgで変調され、B成分の照明光は第3の周波数fbで変調される。
そして、A2に示すように、これらの照明光が合成されて被写体に照射される。
結像面で遮光ポイントが走査される。そのためA3に示すように、フォトセンサによって
センシングされた信号には、周波数fr、fg、fbを中心として被写体の反射係数情報
(遮光ポイントの走査に伴う反射係数の時系列情報)を含む。そして、A4に示すように
、RGBの各色成分に対応する信号が復調され、これらの信号に基づいてRGBの各色成
分の画像が構成される。
ω=2πfrの第1のキャリア信号に比例し、G成分の照明光は、ω=2πfgの第2の
キャリア信号に比例し、B成分の照明光は、ω=2πfbの第3のキャリア信号に比例す
る。
体の反射係数R(t)が時系列に変化するため、B3に示すように、被写体からの反射光
強度は、被写体の反射係数とキャリア信号との積L=R(t)(cosωt+1)に比例
する。
からC2に示すキャリア信号cosωtに基づいて反射係数信号が検波される。反射係数
信号の検波は、例えば同期検波により行うことができる。具体的には、下式(1)に示す
ように、フォトセンサの出力信号とキャリア信号とがミキシング(乗算処理)される。
=R(t)(cos2ωt+cosωt)
=R(t){1/2(cos2ωt+cos0)+cosωt}
=1/2R(t)cos2ωt+R(t)cosωt+1/2R(t)
・・・ (1)
ペクトルが含まれ、C4に示すように、このスペクトルをローパスフィルタにより取り出
すことで、被写体の反射係数1/2R(t)の情報を含む反射係数信号が復調される。
度変調及び、フォトセンサの出力信号からのRGBの信号の復調を実現できる。
図5(A)に撮像装置先端部の構造の構成例を示す。図5(A)の構成例は、結像光学
系10(光学素子)、遮光ポイント20、フォトセンサ50(光電変換素子)、ライトガイド300を含む。
。例えば、結像光学系10は、1又は複数のレンズにより構成されるレンズユニットや、
ピンホール等によって構成できる。
面PFは、結像面IF上の領域であり、撮像面PFには、本実施形態の撮像対象である撮
像被写体面Obj’の像が結像されている。そして図5(A)のD1に示すように、遮光
ポイント20は、撮像面PF内において2次元的に順次走査され、撮像被写体面Obj’
の像の一部を順次遮光する。遮光ポイント20は、走査部(例えば図7に示す走査部60)により走査される。
した光をセンシング(光電変換)する。センシングされた信号は、画像構成部(例えば図
7の画像構成部140)によって画像として構成される。フォトセンサ50は、例えばフ
ォトダイオードやフォトトランジスタ等の光電変換素子により構成できる。
に設けることができる。これらの電極については後述する。
光路40は、撮像面PFを通過する光を導光路40の内面で反射して、フォトセンサ50
に導光する。このようにすれば、撮像面PFに結像された撮像被写体面Obj’の像を効
率よくセンシングできる。これにより、フォトセンサ50の信号強度が増し、S/Nを向
上できる。
る必要があるという課題がある。例えば、小型の撮像素子として2次元の撮像を行うイメ
ージセンサを用いると、画素の微細化に限度があるため、小型化により解像度が劣化する
という課題がある。
遮光ポイント20が撮像面PFの一部を遮光し、走査部が遮光ポイント20を撮像面PF
内において走査し、フォトセンサ50が遮光ポイント20により遮光された撮像面PFに
入射する光をセンシングし、画像構成部がフォトセンサ50の出力信号から画像を構成す
る。
部が遮光ポイント20を撮像面PF内において走査することで、被写体の像を走査して撮
像することができる。これにより、2次元の撮像を行うイメージセンサを用いることなく
被写体Objを撮像できるため、小型の撮像素子を用いて高解像度の撮像を実現できる。
このようにして、小型で高解像度の撮像装置や、極細の内視鏡を実現できる。
射する光をセンシングすることで、フォトセンサ50の暗電流に比べて被写体からの反射
光量を十分に確保できる。これにより、高S/Nで高感度な撮像を実現できる。
図6(A)、図6(B)を用いて、遮光ポイント20の走査手法について説明する。
遮光ポイント20は、上述の図5(A)に示す振動棒30(棒状体)の一端の端面によ
り構成できる。そして、その振動棒30の他端を固定し、遮光ポイント20側の一端を振
動させることで、遮光ポイント20を撮像面PF内において走査できる。
として用いてもよい。帯電振動棒は、例えば弾力性のある金属で振動棒30を構成し、そ
の振動棒30に電圧を印加して分極させることで実現できる。そして、帯電振動棒の周囲
に電極PP1、NP1、PP2、NP2を設け、これらの電極に電圧を印加する電源PS1、PS2の出力電圧を変化させて、帯電振動棒の一端を振動させてもよい。
エータPZ1〜PZ4(圧電素子、ピエゾ素子)により走査されてもよい。具体的には、
振動棒30が弾力性のある金属や樹脂等で構成され、振動棒30の固定された側の他端に
圧電アクチュエータが設けられ、その圧電アクチュエータPZ1〜PZ4によって振動棒
30の一端が振動させられてもよい。
できる。そして、帯電振動棒あるいは圧電アクチュエータを用いることで、振動棒30の
遮光ポイント20側の一端を振動させ、撮像面PF内において遮光ポイント20を走査で
きる。
極に印加された電圧または圧電アクチュエータに印加された電圧から、遮光ポイント20
の位置情報(座標)を得ることができる。これにより、遮光ポイント20の位置情報とフ
ォトセンサ50の出力信号に基づいて画像を構成できる。
図7に、本実施形態のシステム構成例のブロック図を示す。図7の構成例は、光学的帯
域制限フィルタ100、フォトセンサ50、フォトセンサ駆動部120、信号処理部130、画像構成部140、帯域制限処理部150、走査部60、システム制御部180を含
む。
、サンプリングによるエイリアシングノイズ(折り返しノイズ)を防ぐために、被写体の
結像の空間周波数を帯域制限する。例えば、撮像面PFにおけるサンプリングピッチをs
とすれば、光学的帯域制限フィルタ100は、fo≦1/2sを満たすカットオフ周波数
foで帯域制限する。
ードに逆バイアスを印加してフォトダイオードを駆動する。
処理部130は、フォトセンサ50の出力信号を伝送し、伝送された出力信号をローパス
フィルタ処理する。そして信号処理部130は、ローパスフィルタ処理された信号をA/
D変換処理(Analog to Digital conversion)してサンプリングし、デジタルデータを出
力する。
情報i,jとを受けて、画像を構成し、画像データを出力する。例えば、画像構成部140は、図4及び図5で後述する画像構成手法により画像を構成する。
からの画像データを受けて、画像データの空間周波数をカットオフ周波数fcで帯域制限
処理(ローパスフィルタ処理)する。帯域制限処理部150は、例えばデジタルローパス
フィルタにより構成され、デジタルローパスフィルタには、システム制御部180からカ
ットオフ周波数fcが設定される。
光ポイント20を撮像面PFにおいて走査する。
例えば図6(A)で説明したように、遮光ポイント走査駆動部160は、電極と電源を含
んでもよく、電極と電源により帯電振動棒を振動させることで遮光ポイント20の走査を
駆動してもよい。あるいは、図6(B)で説明したように、圧電アクチュエータを含んで
もよく、圧電アクチュエータにより振動棒30を振動させることで遮光ポイント20の走
査を駆動してもよい。
光ポイント制御部170は、図6(A)で説明した電極に印加する電圧を制御する。ある
いは、図6(B)で説明した圧電アクチュエータに印加する電圧を制御する。そして、遮
光ポイント制御部170は、印加した電圧値に基づいて遮光ポイント20の位置情報i,
jを求め、位置情報i,jを画像構成部140に出力する。
ム制御部180は、帯域制限処理部150のカットオフ周波数fcを設定する。
を含むことで、内視鏡が構成されてもよく、デジタルカメラ・デジタルビデオカメラ等の
電子機器が構成されてもよい。
タを出力処理して表示装置210に出力する。出力処理部200は、例えば画像データの
ガンマ補正処理や色彩強調処理を行って、画像データを出力処理する。
像表示を行う。表示装置210は、例えば、液晶パネル(LCD:Liquid Crystal Display)やELパネル(EL:Electro-Luminescence)等の電気光学パネル、及び電気光学パ
ネルを駆動するドライバを含む。
、構成要素を省略したりする等の種々の変形実施が可能である。
図8、図9を用いて、画像構成部140が行う画像構成の手法例について説明する。
図8に示すように、X方向に直交する方向をY方向とし、撮像面PFがXY平面上にあ
るものとする。そうすると、遮光ポイント20は、例えばX方向に走査され、そのX方向
の走査が順次Y方向に移動して繰り返されることで、撮像面PFにおいて走査される。
おいて撮像面PFの入射光量が順次サンプリングされる。ここで、この遮光ポイント20
の位置情報(または、サンプリングポイントの位置情報)をX方向についてiで表し、Y
方向についてjで表すものとする(i,jは自然数)。そして、位置情報i,jに対応す
る撮像面PFの入射光量として、フォトセンサ受光量Lijがサンプリングされるものと
する。
以外の撮像面PFに入射する光量であることから、位置情報i,jに対応する画素値Iijは、下式(2)で表される。
Iij=P−Lij ・・・ (2)
である。この全入射光量Pは、実際には測定されない光量であるため、実際にサンプリン
グされる光量であるLijを用いて画素値Iijを求める必要がある。
ォトセンサ受光量Lijを用いて求める。
ΔIij=I(i+1)j−Iij
=(P−L(i+1)j)−(P−Lij)
=Lij−L(i+1)j ・・・ (3)
的には、図5に示すようにY方向の位置情報がjである画素を例にすれば、下式(4)に
示すように、I0jを基点に差分ΔIijを積算して画素値Iijを求める。
I1j=I0j+ΔI0j,
I2j=I1j+ΔI1j,
・・・,
I(i+1)j=Iij+ΔIij ・・・ (4)
ば、位置情報j-1の最後のフォトセンサ受光量と位置情報jの最初のフォトセンサ受光量
の差分を求め、その差分を位置情報j-1の最後の画素値に加算することで求めることがで
きる。このようにすれば、画素値I00を基点に画素値の差分を積算して画素値Iijを
求めることができる。
る。例えば、フォトセンサ受光量L00は被写体の明るさを反映した受光量と考えられる
ことから、画素値I00としてL00を全画素数で除算した値が用いられてもよい。また
は、画素値I00は、求められた画素値Iijの最小値がゼロ以上になるように任意に設
定されてもよい。
光量Lijと、その次のサンプリングポイントに対応するフォトセンサ受光量L(i+1)j
との差分から求められた画素値の差分ΔIijが積算されて、画素値Iijが求められる
。
号であるフォトセンサ受光量Lijとに基づいて、画像を構成することができる。また、
上式(3)、(4)に示すように、全入射光量Pを用いることなく、実測されるフォトセ
ンサ受光量Lijを用いて画素値Iijを求めることができる。
図10に、帯域制限処理部150が行う帯域制限処理の説明図を示す。
図10のE1に示すように、例えば一辺の大きさaの遮光ポイント20が撮像面におい
て走査され、サンプリングピッチs毎にフォトセンサ受光量がサンプリングされて画素値
が求められるものとする。
布)がピッチsでサンプリングされた画素値に対応する。そしてE3に示すように、この
画素値により構成された画像が帯域制限処理部150により帯域制限処理(ローパスフィ
ルタ処理)される。
きさaの遮光ポイント20は、周波数1/aでゼロクロスするシンク関数(標本化関数)
で表される。そのため、撮像された画像の周波数分布は、E4に示すシンク関数とE5に
示す被写体の明るさの周波数分布との積により表される。そしてE6に示すように、この
撮像された画像の周波数分布は、カットオフ周波数fcで帯域制限処理される。
2sとなる。そのため、カットオフ周波数fcは、fc≦1/2sを満たす範囲で設定さ
れる。
1/a)に設定されてもよい。このようにすれば、例えば被写体の明るさが不足するとき
に、高周波数側のノイズを抑制して高S/Nの撮像を行うことができる。
像の周波数成分を高周波数側まで有効利用して、高精細な撮像を行うことができる。
図11に、撮像装置先端部の第1の変形例を示す。第1の変形例は、結像光学系10、
遮光ポイント20、導光路40、フォトセンサ50、圧電アクチュエータPZB1、PZB2を含み、撮像面PFに固定された遮光ポイント20により、撮像面PFの一部が遮光
される変形例である。
、PZB2(走査部)によって走査されて、遮光ポイント20が走査される。フォトセン
サ50にセンシングされた撮像面PFの入射光量は、図8等で説明した画像構成手法と同
様の手法により、画像構成される。
ことで、遮光ポイント20を走査して被写体Objを撮像できる。また、例えば撮像面PFに設けられたガラス・樹脂等の表面に、微少な遮光ポイント20を容易に形成すること
もできる。
振動によって構造物内壁や血管内壁を傷つける可能性も考えられる。このような場合には
、振動部外側をチューブで覆ったり、内壁を支持するバルーンを設けたりして、振動部と
内壁との間隔を確保してもよい。
遮光ポイント20(振動棒30の端面)、導光路40、フォトセンサ50、圧電アクチュ
エータPZCを含む。
てらせん状に走査される。このように本発明では、遮光ポイント20がらせん状に走査さ
れてもよく、図8等で説明したように1ラインずつ走査されてもよい。
導光チューブ400(導光体)、フォトセンサ50、圧電アクチュエータPZDを含み、
導光チューブ400により撮像面PFの入射光を導光する変形例である。
射端面に入射して、その一端に入射した光が導光チューブ400によりフォトセンサ50
に導光されるように構成される。そして、導光チューブ400が圧電アクチュエータPZDによって撮像面PFにおいて走査され、フォトセンサ50の出力信号から画像が構成さ
れる。
化を図ることもできる。
図14に、本実施形態の撮像装置の変形例を示す。図14に示す変形例は、光ファイバ
500、光学系510(光学素子)、フォトセンサ520、アクチュエータ530、第1〜第3の光源310−1〜310−3、変調部320、復調部330を含む。なお、上述
の図1等で説明した構成要素には、同一の符号を付して適宜説明を省略する。
バ500の先端部から照明光が出射される。光ファイバ500から出射された照明光は、
光学系510(例えばレンズ)によりスポット光SPとして被写体Objに照射される。
せる。例えば、アクチュエータ530は、光ファイバ500の先端部をらせん状に振動さ
せてもよく、あるいは、光ファイバ500の先端部を1ラインずつ走査するように振動さ
せてもよい。そして、アクチュエータ530が光ファイバ500を振動させることで、ス
ポット光SPにより被写体Objが走査される。
センシングした信号を出力信号として復調部330に出力する。そして、上述の図1等で
説明したように、復調部330がRGBの各色成分の信号を復調し、画像構成部(例えば
、上述の図7に示す画像構成部140)が復調された信号に基づいてカラー画像を構成す
る。
取得して、カラー撮像を実現できる。そして、撮像素子としてフォトセンサを用いること
で、小型で高解像度の撮像装置を実現できる。
果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは当業者には容易に理解できるで
あろう。従って、このような変形例はすべて本発明の範囲に含まれるものとする。例えば
、明細書又は図面において、少なくとも一度、より広義又は同義な異なる用語(変調、復
調、第1〜第3の色成分、フォトセンサ、センシング、棒状体等)と共に記載された用語
(光強度変調、検波、RGB、光電変換素子、光電変換、振動棒等)は、明細書又は図面
のいかなる箇所においても、その異なる用語に置き換えることができる。また変調部、復
調部、走査部、画像構成部、撮像装置、内視鏡等の構成、動作も本実施形態で説明したも
のに限定に限定されず、種々の変形実施が可能である。
Claims (3)
- 照明光を被写体に照明して得られる光信号により結像された撮像面を遮光ポイントによ
り一部遮光するとともに、前記撮像面または遮光ポイントを走査することで撮像面から得
られる受光量の変化を画像構成部が算定し、且つ該画像構成部が前記算定結果に基づいて遮光ポイントにより遮光された撮像面上のポイントごとの画像を形成することを特徴とする撮像装置の作動方法。 - 前記照明光は、互いに異なる周波数で変調された複数の光源からの光である請求項1に
記載の撮像装置の作動方法。 - 前記照明光は、互いに異なる周波数で変調された複数のレーザ光である請求項1に記載
の撮像装置の作動方法。
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