JP5633568B2 - 無線通信システム、リレー局、端末及び無線通信方法 - Google Patents

無線通信システム、リレー局、端末及び無線通信方法 Download PDF

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Description

本発明は、無線通信システム、リレー局、端末及び無線通信方法に関する。前記無線通信システムは、例えば、基地局と端末との間で送受信される無線信号を中継するリレー局を含む。
近年の無線通信分野では、音声通話だけでなく、インターネットへのアクセス、ストリーミング放送の配信、音楽や映像のようなコンテンツの配信など、様々なサービスが展開されている。また、通信速度の高速化や、接続エリアの拡張化などにより、これらのサービスをどこでも高品質に提供することが求められている。
通信速度を高速化すべく、標準化団体である3rd Generation Partnership Project(3GPP)では、Long Term Evolution(LTE)が仕様化され、サービスが開始されている。このLTE方式では、最大で、下り約300Mbps、上り約150Mbpsの通信が可能である。
また、接続エリアを拡張化すべく、LTEの次世代規格であるLTE-Advanced(LTE−A)では、端末と基地局との間で送受信される無線信号を中継するリレー局の導入が検討されている。
なお、LTE方式の通信システムにおいて、移動局がRadio Resource Control(RRC)コネクションにおけるリンク障害(RLF:Radio Link Failure)を検出した場合の基地局への再接続要求の正当性を保証する方法が提案されている(下記特許文献1)。
特開2010−4503号公報
例えば、端末の移動などにより端末周辺の無線伝播環境が変化すると、端末での受信品質が劣化する場合がある。受信品質が劣化すると、基地局との接続状態が不安定になることがあるため、端末は、無線信号の受信品質に基づいて、基地局との接続状態を監視する。
無線通信の維持に支障をきたすレベルまで受信品質が劣化し、且つ、一定時間内に受信品質の状態が復旧しない場合、端末は、RLFの発生を検出し、他の基地局や、他のセルあるいは他のセクタなどへ接続先を切り替える再接続処理を実施する。
ここで、端末の再接続処理の一例を図1に示す。
この図1に示すように、端末は、所定の接続シーケンスにより基地局と接続を確立し、通信を開始すると(ステップS1)、端末と基地局との間のリンク(アクセスリンク)において、無線信号の受信品質の測定を定期あるいは不定期に行なう(ステップS2)。
そして、端末は、測定した受信品質と所定の閾値レベルとを比較し、受信品質が所定の閾値レベルよりも小さい場合にリンク異常を検出する(ステップS3)。
ここで、リンク異常が検出されない場合(ステップS3のNOルート)、端末は、ステップS2及びS3の処理を繰り返す。一方、リンク異常を検出した場合(ステップS3のYESルート)、端末は、一定時間内にリンク異常状態が復旧しないかどうかの監視を行なうため、タイマ(状態復旧監視タイマ)を起動する(ステップS4)。
次いで、端末は、アクセスリンクのリンク異常状態が復旧したかどうかを監視する(ステップS5)。例えば、端末は、測定した受信品質と所定の閾値レベルとを比較し、受信品質が所定の閾値レベル以上であるかどうかを監視する。
そして、端末は、アクセスリンクの状態が復旧したかどうかを判定する(ステップS6)。ここで、アクセスリンクの状態が復旧した場合(ステップS6のYESルート)、状態復旧監視タイマを停止し(ステップS7)、処理をステップS2へ移行する。一方、アクセスリンクの状態が復旧しない場合(ステップS6のNOルート)、端末は、状態復旧監視タイマがタイムアウトしたかどうかを判定する(ステップS8)。
状態復旧監視タイマがタイムアウトしていない場合(ステップS8のNOルート)、端末は、ステップS5,S6及びS8の処理を繰り返す。一方、状態復旧監視タイマがタイムアウトした場合(ステップS8のYESルート)、端末は、RLFの発生を検出し、他の基地局や、他のセルあるいは他のセクタなどへ接続先を切り替える再接続処理を実施する(ステップS9)。
そして、端末は、再接続処理が成功したかどうかを判定し(ステップS10)、再接続処理が成功したと判定した場合は(ステップS10のYESルート)、処理をステップS2へ移行し、通常状態へ移行する。一方、再接続処理が失敗したと判定した場合は(ステップS10のNOルート)、呼切断処理を行ない、基地局との通信を終了する(ステップS11)。なお、通信を終了した端末は、例えば、基地局との接続シーケンスの実行を待つ待ち受け状態へ移行する。
ここで、状態復旧監視タイマのタイムアウト値(以下、単にタイマ値ともいう)は、端末が利用するサービスのサービス品質(QoS:Quality of Service)に基づいて決定される。
例えば、端末が音声通信サービスを利用している場合、タイマ値が大きい(長い)ほどRLF検出までの時間が大きくなり、その間、無音や異音などが発生し、ユーザに不快感を与えることになるため、この場合、タイマ値は小さく(短く)設定される。
一方、端末がウェブブラウジングなどのようにリアルタイム通信でないパケット通信呼などの通信サービスを利用している場合、時間がかかっても通信ができればよいので、タイマ値は音声通信サービスを利用している場合に比して大きめ(長め)に設定される。
Universal Mobile Telecommunications System(UMTS)におけるタイマ値の一例として、3GPP TS25.331では、音声呼などの回線交換呼のタイマ値としてT314、パケット交換呼のタイマ値としてT315が規定されている。なお、T314の初期値は12秒、T315の初期値は180秒として規定されている。
しかしながら、前述の特許文献1などには、LTE−A方式の通信システムに用いられるリレー局において、基地局とリレー局との間のリンク(リレーリンク)のRLF検出処理や再接続処理をどのように行なうかについての具体的な提案はなく、無線通信システムにおける効率的な無線通信方法を提供することができない。
そこで、本発明は、無線通信システムにおいて効率的に無線通信を行なって、端末でのサービス品質を維持することを目的の1つとする。
なお、前記目的に限らず、後述する発明を実施するための形態に示す各構成により導かれる作用効果であって、従来の技術によっては得られない作用効果を奏することも本発明の他の目的の一つとして位置付けることができる。
(1)第1の案として、基地局と、端末と、該基地局と該端末との間で送受信される無線信号を中継するリレー局とを含む無線通信システムにおいて、該リレー局は、あるタイミングを基準とした複数の期間の経過毎に、それぞれの期間に対応する呼について、該基地局との間の再接続処理を実行し、該リレー局が接続中の該基地局との間の無線通信区間の状態の異常が復旧した場合、前記それぞれの期間に対応する呼についての前記再接続処理を停止する第1の処理装置と、前記それぞれの期間に対応する呼についての前記再接続処理の開始から所定時間の経過前に該基地局と再接続できない場合、該所定時間の経過により、対応する呼の呼切断を通知するメッセージを該端末に送信する送信部とをそなえ、該端末は、該リレー局から送信された前記メッセージを受信する受信部と、前記メッセージの受信に応じて、対応する呼の呼切断処理を実行する第2の処理装置とをそなえた、無線通信システムを用いることができる。
(2)また、第2の案として、基地局と端末との間で送受信される無線信号を中継するリレー局において、あるタイミングを基準とした複数の期間の経過毎に、それぞれの期間に対応する呼について、該基地局との間の再接続処理を実行し、該リレー局が接続中の該基地局との間の無線通信区間の状態の異常が復旧した場合、前記それぞれの期間に対応する呼についての前記再接続処理を停止する処理装置と、前記それぞれの期間に対応する呼についての前記再接続処理の開始から所定時間の経過前に該基地局と再接続できない場合、該所定時間の経過により、対応する呼の呼切断を通知するメッセージを該端末に送信する送信部とをそなえた、リレー局を用いることができる。
(3)さらに、第3の案として、リレー局を介して基地局との間で無線信号を送受信する端末において、あるタイミングを基準とした複数の期間の経過毎に、それぞれの期間に対応する呼について該リレー局で実行される再接続処理の開始から所定時間の経過前に該リレー局が該基地局と再接続できない場合であって、該リレー局が接続中の該基地局との間の無線通信区間の状態の異常が復旧していないことにより、前記それぞれの期間に対応する呼についての前記再接続処理が停止されていない場合、該所定時間の経過により該リレー局から送信される、呼切断を通知するメッセージを受信する受信部と、前記メッセージの受信に応じて、対応する呼の呼切断処理を実行する処理装置とをそなえた、端末を用いることができる。
(4)また、第4の案として、基地局と、端末と、該基地局と該端末との間で送受信される無線信号を中継するリレー局とを含む無線通信システムに用いられる無線通信方法において、該リレー局は、あるタイミングを基準とした複数の期間の経過毎に、それぞれの期間に対応する呼について、該基地局との間の再接続処理を実行し、該リレー局が接続中の該基地局との間の無線通信区間の状態の異常が復旧した場合、前記それぞれの期間に対応する呼についての前記再接続処理を停止し、前記それぞれの期間に対応する呼についての前記再接続処理の開始から所定時間の経過前に該基地局と再接続できない場合、該所定時間の経過により、対応する呼の呼切断を通知するメッセージを該端末に送信し、該端末は、該リレー局から送信された前記メッセージを受信し、前記メッセージの受信に応じて、対応する呼の呼切断処理を実行する、無線通信方法を用いることができる。
無線通信システムにおいて効率的に無線通信を行なって、端末でのサービス品質を維持することが可能となる。
端末における再接続処理の一例を示すフローチャートである。 一実施形態に係る無線通信システムの構成の一例を示す図である。 図2に示す端末の構成の一例を示す図である。 図2に示す基地局の構成の一例を示す図である。 図2に示すリレー局の構成の一例を示す図である。 無線通信システムの動作例を示す図である。 一実施形態に係るリレー局の構成の一例を示す図である。 一実施形態に係るリレー局の制御方法の一例を示す図である。 一実施形態に係る無線通信システムの動作の一例を示す図である。 QoSグループの設定方法の一例を示す図である。 リレー局におけるQoS取得方法の一例を示す図である。 リレー局におけるQoS取得方法の一例を示す図である。 一実施形態に係る無線通信システムの動作の一例を示す図である。 一実施形態に係る無線通信システムの動作の一例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。ただし、以下に示す実施の形態は、あくまでも例示に過ぎず、以下に示す実施形態で明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。即ち、実施形態及び各変形例を、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できることはいうまでもない。
〔1〕一実施形態の説明
(1.1)無線通信システム
図2は一実施形態に係る無線通信システムの構成の一例を示す図である。
この図2に示す無線通信システム100は、例示的に、端末(UE:User Equipment)200−1,200−2と、基地局300と、リレー局400とをそなえる。なお、以下では、端末200−1,200−2を区別しない場合、単に端末200と表記する。また、例えば、端末200はユーザによって移動可能で、その意味で、無線移動端末あるいは移動局(MS:Mobile Station)と同義である。さらに、端末200,基地局300,リレー局400の数は、図2に例示する数にそれぞれ限定されない。また、以下では、基地局300とリレー局400との間の接続をリレーリンクと称し、基地局300と端末200との間の接続及びリレー局400と端末200との間の接続をアクセスリンクと称する。
ここで、基地局300は、セルやセクタなどで構成される通信サービスエリア500を提供し、当該通信サービスエリア500内に位置する端末200やリレー局400と無線通信することができる。
例えば、基地局300は、自局300が提供する通信サービスエリア500内に位置する端末200−1とアクセスリンクを介して直接的に無線通信することができる。また、基地局300は、自局300が提供する通信サービスエリア500内に位置するリレー局400ともリレーリンクを介して直接的に無線通信することができる。
一方、基地局300は、図2に示す状態では、端末200−2とは直接的に無線通信することができない。端末200−2は、基地局300が提供する通信サービスエリア500内に位置していないからである。
また、リレー局400は、基地局300と端末200−2との間で送受信される無線信号を中継する。図2に示す例では、リレー局400は、通信サービスエリアを拡大するような位置に配置されている。なお、リレー局400は、所定の位置に固定的に配置されてもよいし、移動可能であってもよい。リレー局400が移動局として構成される場合、リレー局400が提供する通信サービスエリア600も移動することになる。
例えば、リレー局400は、基地局300から受信した無線信号を、自局400が提供する通信サービスエリア600内に位置する端末200−2へアクセスリンクを介して中継送信することができる。さらに、リレー局400は、自局400が提供する通信サービスエリア600内に位置する端末200−2から受信した無線信号を、リレーリンクを介して基地局300へ中継送信することができる。
そして、端末200−1は、自局200−1が属する通信サービスエリア500を提供する基地局300とアクセスリンクを介して直接的に無線通信することができる。また、端末200−2は、自局200−2が属する通信サービスエリア600を提供するリレー局400を介して、間接的に、基地局300と無線通信することができる。
以下、端末200,基地局300及びリレー局400の構成の一例について説明する。なお、端末200,基地局300及びリレー局400の各構成については、LTEの仕様に倣って説明するが、あくまで一例であり、本発明は以下に示すような構成に限定されないのはいうまでもない。
(1.2)端末200
図3は一実施形態に係る端末200の構成の一例を示す図である。
この図3に示す端末200は、例示的に、受信アンテナ201と、送信アンテナ202と、無線部203と、端末側処理部222とをそなえる。
受信アンテナ201は、無線信号を受信する。受信アンテナ201で受信される無線信号には、例えば、基地局300またはリレー局400から送信された無線信号が含まれる。
即ち、受信アンテナ201は、後述するように、あるタイミングを基準とした複数の期間の経過毎に、それぞれの期間に対応する呼についてリレー局400で実行される再接続処理の開始から所定時間の経過前にリレー局400が基地局300と再接続できない場合、前記所定時間の経過によりリレー局400から送信される、呼切断を通知するメッセージを受信する受信部の一例として機能し得る。
また、送信アンテナ202は、無線信号を送信する。送信アンテナ202で送信された無線信号は、例えば、基地局300またはリレー局400で受信される。
なお、受信アンテナ201及び送信アンテナ202は、アンテナ共用器などにより共用化されてもよい。
無線部203は、受信アンテナ201で受信した高周波信号をベースバンド信号へ変換する一方、生成したベースバンド信号を高周波信号へ変換して送信アンテナ202を介して送信する。
端末側処理部222は、端末200における各種の処理を実行する。例えば、端末側処理部222は、リレー局400からの呼切断を通知するメッセージに応じて、対応する呼の呼切断処理を実行する第2の処理装置の一例として機能し得る。
このため、端末側処理部222は、例示的に、レイヤ1処理部204と、レイヤ2処理部205と、RRCレイヤ処理部206と、アプリケーションレイヤ処理部207とをそなえる。
レイヤ1処理部204は、受信信号及び送信信号について、レイヤ1での所定のデータ処理を行なう。このため、レイヤ1処理部204は、例示的に、測定部208と、Fast Fourier Transform(FFT)部209と、復調部210と、デレートマッチング部211と、Hybrid Automatic Repeat reQuest(HARQ)合成部212とをそなえる。また、レイヤ1処理部204は、例示的に、ターボ復号部213と、Cyclic Redundancy Check(CRC)処理部214とをそなえるとともに、Inverse FFT(IFFT)部215と、サブキャリアマッピング部216とをそなえる。さらに、レイヤ1処理部204は、例示的に、Discrete Fourier Transform(DFT)部217と、変調部218と、レートマッチング部219と、ターボ符号化部220と、CRC付与部221とをそなえる。
ここで、FFT部209は、無線部から入力される受信信号について高速フーリエ変換処理を施し、Orthogonal Frequency Division Multiple Access(OFDMA)シンボルを復調する。FFT部209によって復調されたOFDMAシンボルは、復調部210へ出力される。
また、測定部208は、受信信号の受信品質レベルの測定を行なう。例えば、測定部208は、受信信号の受信品質レベルと所定のレベル閾値とを比較判定することにより、アクセスリンクでのリンク異常を検出することができる。また、測定部208は、例えば、セルサーチ機能を具備してもよい。
さらに、復調部210は、FFT部209から入力される、多値変調済みのシンボルを復調する。なお、多値変調には、例えば、Quadrature Phase Shift Keying(QPSK),16Quadrature Amplitude Modulation(16QAM)及び64QAMなどがある。復調部210によって復調された信号はデレートマッチング部211へ出力される。
即ち、上記測定部208,FFT部209及び復調部210は、例えば、直行周波数分割多重アクセス(OFDMA)方式による復調処理を行なう復調ブロックの一例として機能する。
また、デレートマッチング部211は、復調部210から入力された信号について、割り当てられた物理チャネルリソースに応じて伸張あるいは縮小されているデータを元に戻す処理を施す。
HARQ合成部212は、デレートマッチング部211から入力された信号について、HARQ再送処理を行なうことにより、再送データの合成を行なう。
ターボ復号部213は、HARQ合成部212から出力されるターボ符号化されたデータについて、ターボ復号処理を施すことにより、データを復号する。
CRC処理部214は、CRC処理を行なうことにより、ターボ復号部213によって復号されたデータに誤りが含まれているかどうかを判定する。
即ち、上記デレートマッチング部211,HARQ合成部212,ターボ復号部213及びCRC処理部214は、例えば、受信信号の復号処理を行なう復号ブロックの一例として機能する。
また、CRC付与部221は、送信データからCRCコードを算出するとともに、送信データに算出したCRCコードを付与して、ターボ符号化部220へ出力する。
ターボ符号化部220は、CRC付与部221から入力されたデータについて、ターボ符号化処理を施す。
レートマッチング部219は、ターボ符号化部220から入力された信号について、割り当てられた物理チャネルリソースに応じてデータの伸張あるいは縮小する処理を施す。
即ち、上記レートマッチング部219,ターボ符号化部220及びCRC付与部221は、例えば、送信信号の符号化処理を行なう符号化ブロックの一例として機能する。
また、変調部218は、レートマッチング部219から入力された信号について、例えば、QPSK,16QAM,64QAMなどの多値変調処理を施す。
DFT部217は、変調部218によって多値変調された信号について、離散フーリエ変換処理を施すことによって、Single Carrier-Frequency Devision Multiple Access(SC−FDMA)変調を行なう。
サブキャリアマッピング部216は、DFT部217によって変調された送信データを、予めネットワークなどから指定された物理チャネルリソースへ割り当てる。
IFFT部215は、サブキャリアマッピング部216によって物理チャネルリソースへ割り当てられた送信データについて、逆フーリエ変換処理を施す。
即ち、上記IFFT部215,サブキャリアマッピング部216,DFT部217及び変調部218は、例えば、送信信号について、単一キャリア周波数分割多重アクセス(SC−FDMA)方式による変調処理を行なう変調ブロックの一例として機能する。
また、レイヤ2処理部205は、例えば、Media Access Control(MAC)レイヤ,Radio Link Control(RLC)レイヤ,Packet Data Convergence Protocol(PDCP)レイヤなどのサブレイヤからなり、各サブレイヤのフォーマットに応じて、データの分離結合処理を行なう。例えば、レイヤ2処理部205によって分離された制御データは、RRCレイヤ処理部206へ出力される一方、レイヤ2処理部205によって分離されたユーザデータは、アプリケーションレイヤ処理部207へ出力される。また、RRCレイヤ処理部206から入力された制御データとアプリケーションレイヤ処理部207から入力されたユーザデータとは、レイヤ2処理部205によって結合されてレイヤ1処理部204へ送出される。さらに、レイヤ2処理部205は、データの再送制御を行なうことができる。
RRCレイヤ処理部206は、無線リソースの制御や装置全体の制御を行なう。例えば、RRCレイヤ処理部206は、ページング、呼の確立や解放(切断)などを行なうRRC Connection制御機能,測定の管理、報告を行なうメジャーメント制御機能,ハンドオーバやリセレクションなどの接続切替制御を行なうモビリティ制御機能などを具備する。
また、アプリケーションレイヤ処理部207は、ユーザデータを処理する上位レイヤである。
(1.3)基地局300
また、図4は一実施形態に係る基地局300の構成の一例を示す図である。
この図4に示す基地局300は、例示的に、受信アンテナ301と、送信アンテナ302と、無線部303と、基地局側処理部322とをそなえる。
受信アンテナ301は、無線信号を受信する。受信アンテナ301で受信される無線信号には、例えば、端末200またはリレー局400から送信された無線信号が含まれる。
また、送信アンテナ302は、無線信号を送信する。送信アンテナ302で送信された無線信号は、例えば、端末200またはリレー局400で受信される。
なお、受信アンテナ301及び送信アンテナ302は、アンテナ共用器などにより共用化されてもよい。
無線部303は、受信アンテナ301で受信した高周波信号をベースバンド信号へ変換する一方、生成したベースバンド信号を高周波信号へ変換して送信アンテナ302を介して送信する。
基地局側処理部322は、基地局300における各種の処理を実行する。例えば、基地局側処理部322は、リレー局400からの再接続処理要求に応じて、再接続処理を実行することができる。また、基地局側処理部322は、後述する所定の条件下ではリレー局400からの再接続処理を許容しない制御を行なうことができる。
このため、基地局側処理部322は、例示的に、レイヤ1処理部304と、レイヤ2処理部305と、RRCレイヤ処理部306とをそなえる。
レイヤ1処理部304は、受信信号及び送信信号について、レイヤ1での所定のデータ処理を行なう。このため、レイヤ1処理部304は、例示的に、FFT部307と、サブキャリアデマッピング部308と、Inverse DFT(IDFT)部309と、復調部310と、デレートマッチング部311と、HARQ合成部312と、ターボ復号部313と、CRC処理部314とをそなえる。また、レイヤ1処理部304は、例示的に、IFFT部315と、サブキャリアマッピング部316と、変調部318と、レートマッチング部319と、ターボ符号化部320と、CRC付与部321とをそなえる。
ここで、FFT部307,復調部310,デレートマッチング部311,HARQ合成部312,ターボ復号部313及びCRC処理部314は、端末200におけるFFT部209,復調部210,デレートマッチング部211,HARQ合成部212,ターボ復号部213及びCRC処理部214とそれぞれ同様の構成及び機能を具備する。
また、IFFT部315,サブキャリアマッピング部316,変調部318,レートマッチング部319,ターボ符号化部320及びCRC付与部321は、端末200におけるIFFT部215,サブキャリアマッピング部216,変調部218,レートマッチング部219,ターボ符号化部220及びCRC付与部221とそれぞれ同様の構成及び機能を具備する。
さらに、レイヤ2処理部305は、端末200におけるレイヤ2処理部205と同様の構成及び機能を具備する。
レイヤ1及びレイヤ2におけるデータ処理については、端末200におけるレイヤ1及びレイヤ2におけるデータ処理と送受信処理を逆にした形になっている。
基地局300では、サブキャリアデマッピング部308によって、FFT部307によるFFT処理後の信号について、ユーザ毎のデータ分離処理が行なわれ、各ユーザのデータがユーザ単位で復調、復号処理される。
なお、IDFT部309は、サブキャリアデマッピング部308によってユーザ分離後のデータについて、逆離散フーリエ変換処理を施すことによって、SC−FDMA復調を行なう。
また、サブキャリアマッピング部316によって、IFFT部315によるIFFT処理前の信号について、ユーザ毎のデータ多重処理が行なわれ、各ユーザのデータがユーザ単位で符号化、変調処理される。
RRCレイヤ処理部306は、無線リソースの制御や装置全体の制御を行なう。例えば、RRCレイヤ処理部206は、ページング、呼の確立や解放などを行なうRRC Connection制御機能,測定の管理、報告を行なうメジャーメント制御機能,ハンドオーバやリセレクションなどの接続切替制御を行なうモビリティ制御機能のほか、報知情報の生成、更新を行う報知情報制御機能などを具備する。
また、レイヤ2処理部305及びRRCレイヤ処理部306は、基地局300の上位ノードと接続され、コアネットワークとのデータ送受信が行なわれる。なお、基地局300の上位ノードとしては、例えば、ゲートウェイ装置などがある。
(1.4)リレー局400
既述のように、LTE−A方式の無線通信システムでは、端末200と基地局300との間で送受信される無線信号を中継するリレー局400の導入が検討されている。
このLTE−A方式では、LTE方式との互換性を備えることを前提として検討が進められており、LTE方式の端末200がLTE−A方式のリレー局400に接続できるようにするため、LTE方式の端末200からはLTE方式の基地局300とLTE−Aリレー局400との区別がないように(リレー局400は基地局300と同じ扱いになるように)、リレー局400は設計されるものとしてもよい。
また、リレー局には、受信信号を単純増幅して送信するAmplify and Forward(AF)型リレー局と、受信信号を復調、復号してユーザ多重、分離などデータの再構築を行ない、符号化、変調して送信するDecode and Forward(DF)型リレー局とがある。
本例では、例えば、DF型リレー局を用いる。
図5は一実施形態に係るリレー局400の構成の一例を示す図である。
この図5に示すリレー局400は、例示的に、端末側受信アンテナ401と、端末側送信アンテナ402と、無線部403と、リレー局側処理部421と、無線部410と、基地局側送信アンテナ411と、基地局側受信アンテナ412とをそなえる。
ここで、リレー局側処理部421は、リレー局400における各種の処理を実行する。例えば、リレー局側処理部421は、リレーリンク異常の検出などのあるタイミングを基準とした複数の期間の経過毎に、それぞれの期間に対応する呼について、基地局300との間の再接続処理を実行する第1の処理装置として機能し得る。
このため、リレー局側処理部421は、例示的に、レイヤ1処理部404と、レイヤ2処理部405と、RRCレイヤ処理部406と、データ処理部407と、レイヤ2処理部408と、レイヤ1処理部409とをそなえる。
なお、端末側受信アンテナ401,端末側送信アンテナ402,無線部403,レイヤ1処理部404及びレイヤ2処理部405は、基地局300における受信アンテナ301,送信アンテナ302,無線部303,レイヤ1処理部304,レイヤ2処理部305とそれぞれ同様の構成及び機能を具備する。
また、レイヤ2処理部408,レイヤ1処理部409,無線部410,基地局側送信アンテナ411及び基地局側受信アンテナ412は、端末200におけるレイヤ2処理部205,レイヤ1処理部204,無線部203,送信アンテナ201及び受信アンテナ202とそれぞれ同様の構成及び機能を具備する。
リレー局400と端末200との接続は、基本的に、基地局300と端末200との接続方法と同様であり、リレー局400と基地局300との接続は、端末200と基地局300との接続方法と同様である。
RRCレイヤ処理部406は、端末200のRRCレイヤ処理部206が具備する機能と、基地局300のRRCレイヤ処理部306が具備する機能とを有する。例えば、RRCレイヤ処理部406は、他の基地局300や、他のセルあるいは他のセクタへ接続先を切り替える再接続処理機能を具備する。
また、データ処理部407は、端末200から基地局300へ中継されるデータについて、複数ユーザのデータを結合し、一括で基地局300へ転送する。一方、基地局300から端末200へ中継されるデータについては、ユーザ毎にデータを分離して各端末200へ配信する。即ち、データ処理部407は、リレー局400内でデータの再構築を行なう。
ここで、既述のように、端末200は、無線信号の受信品質に基づき、基地局300との接続状態を監視し、通信の維持に支障をきたすレベルまで受信品質が劣化し、さらに、一定時間内に当該状態が復旧しない場合、RLFの発生を検出し、他の基地局300や、他のセルあるいは他のセクタなどへ接続先を切り替える再接続処理を実施する。
リレー局400も、端末200と同様に基地局300に無線伝搬路を介して接続されるため、上記のようなRLF判定処理(以下、同期判定処理ともいう)を行なう。
ただ、リレー局400は、自局400の配下にサービス品質(QoS)の異なる複数の端末200を有することがあるため、端末200における上記制御をそのまま適用した場合、以下のような不具合が発生し得る。
図6はパケット通信呼を利用中の端末200と音声呼を利用中の端末200とを配下に収容しているリレー局400が、前述の同期判定処理をパケット通信呼にあわせて行なった場合の例である。なお、説明を簡単にするため、各端末200からはリレー局400が常に良い状態(つまり受信品質レベルが適当である状態)で見えており、端末200は、リレー局400との間のアクセスリンクのリンク異常検出を検出しないものとする。
図6に例示するように、まず、リレー局400がリレーリンクの異常を検出すると、リレーリンクの状態復旧監視を行ない、状態復旧監視タイマの満了に伴い、再接続処理を行なう。このとき、状態復旧監視タイマの上限値はパケット通信呼にあわせて、T315(180秒)相当に設定されているとする。
リレー局400は、RLFを検出後、基地局300との再接続を試みる。このとき、再接続処理に失敗すると、基地局300とのリレーリンクが切断される。また、これに伴い、リレー局400の配下の呼も切断される。
リレー局400においてリレーリンクの異常が検出されてから、再接続処理が失敗するまでの間、リレー局400配下の端末200では、データの送受信が滞る状態となる。したがって、端末200はリンク異常の状態ではないが、サービス品質は劣化して、リンク異常検出時と同様の状態となる。
このとき、パケット通信呼を利用中の端末200は、自局200が基地局300に直接接続していて、リンク異常を検出し、再接続に失敗した時と、同等の処理時間(T315+再接続時間)で呼切断されることになり、サービス品質としては変わらない。
しかしながら、音声呼を利用中の端末200は、自局200が基地局300に直接接続していて再接続処理を行なった場合に比して、長い間データの送受信が滞る状態(すなわち、無音状態)が続き、サービス品質としては劣化することになる。
以上から、端末200がどの基地局300及びリレー局400に接続していても、ユーザに均一のサービス品質を提供するためには、リレー局400での同期判定処理をリレー局400の配下の端末200のサービス種別を考慮して行なうことが求められる。
ここで、一実施形態に係るリレー局400の構成の一例を図7に示す。
この図7に示すリレー局400は、例示的に、基地局側受信アンテナ412と、リレー局側処理部421と、端末側送信アンテナ402とをそなえる。
ここで、リレー局側処理部421は、リレー局400における各種の処理を実行する。例えば、リレー局側処理部421は、リレーリンク異常の検出などのあるタイミングを基準とした複数の期間の経過毎に、それぞれの期間に対応する呼について、基地局300との間の再接続処理を実行する第1の処理装置として機能し得る。
このため、リレー局側処理部421は、例示的に、リレーリンクデータ受信部413と、リレーリンク受信品質測定部414と、リレー局制御部415と、アクセスリンクデータ送信部416とをそなえる。
なお、リレーリンクデータ受信部413及びリレーリンク受信品質測定部414の各機能は、レイヤ1処理部409により実現される機能の一例であり、リレー局制御部415の機能は、RRCレイヤ処理部406により実現される機能の一例である。また、アクセスリンクデータ送信部416の機能は、レイヤ1処理部404により実現される機能の一例である。
リレーリンクデータ受信部413は、基地局300からの信号を受信し、所定の受信処理を施して、リレー局制御部415へ出力する。また、リレーリンクデータ受信部413は、受信信号から受信品質の測定に用いるデータを抽出して、リレーリンク受信品質測定部414へ出力する。
リレーリンク受信品質測定部414は、リレーリンクデータ受信部413から入力される、受信品質の測定に用いるデータに基づいて、受信信号の受信品質を測定、監視する。リレーリンク受信品質測定部414での測定結果は、リレー局制御部415へ出力される。
リレー局制御部415は、リレー局400におけるリンク接続を制御する。このため、リレー局制御部415は、例示的に、第1同期判定部417と、第2同期判定部418と、呼接続管理部419と、リレーリンク接続制御部420とをそなえる。
第1同期判定部417は、リレーリンク受信品質測定部414での測定結果に基づき、リレー局400と基地局300との間のリレーリンクでリンク異常が発生していないかどうかを検出する。また、第1同期判定部417は、リンク異常検出時の状態復旧監視や、RLF判定処理を行なう。
具体的には例えば、第1同期判定部417は、リレーリンクの異常を検出すると、端末200が利用する通信サービスの優先度毎に状態復旧監視タイマを起動し、複数の状態復旧監視処理を開始する。
いずれかの状態復旧監視タイマ値が満了し、いずれかの通信サービスに対応するリンクについてRLFが検出されると、当該検出結果がリレーリンク接続制御部420へ通知される。なお、状態復旧監視タイマの各タイマ値を決定するための通信サービスの優先度(あるいは通信サービスの種別、QoSなど)に関する情報は呼接続管理部419から通知されてもよい。
リレーリンク接続制御部420は、第1同期判定部417からのRLF検出結果に基づいて、再接続処理を実行すべく、リレーリンクデータ受信部413へ再接続先のセル検出のため、対象周波数の指定など物理チャネル設定を指示する。
なお、リレーリンク接続制御部420による再接続処理中も状態復旧監視処理は継続して行なうことができる。再接続処理では、新規セルを検出し、当該新規セルにおける受信品質を測定し、第2同期判定部418によって新規セルでの同期確立を判定し、当該判定結果をリレーリンク接続制御部420へ報告し、同期が確立できていればその新規セルへ接続先を移行する。その際、リレーリンク接続制御部420は、第1同期判定部417へ状態復旧監視処理およびRLF判定処理の停止を指示することもできる。
即ち、第2同期判定部418は、リレーリンクデータ受信部413のセルサーチ機能によって検出された新規セルに対して、同期判定処理を行なう。
再接続処理に失敗した場合、リレーリンク接続制御部420は、リレーリンクデータ受信部413へ検出対象セルでの受信を停止するよう指示してもよい。さらに、リレーリンク接続制御部420は、呼接続管理部419へ再接続失敗を通知することができる。
ここで、再接続失敗の通知を受けた呼接続管理部419は、対応する端末200の呼切断処理を行なう。例えば、呼接続管理部419は、呼切断メッセージとしてRRC Connection Releaseメッセージ(呼の呼切断を通知するメッセージ)を生成し、アクセスリンクデータ送信部416、端末側送信アンテナ402を介して端末200へ上記呼切断メッセージを送信する。
また、第1同期判定部417により状態復旧が検出され、かつ、いずれかのタイマ値が満了している場合、動作中のRLF判定処理を停止するとともに、再接続処理を停止させるため、リンク状態が復旧したことをリレーリンク接続制御部420へ通知する。通知を受けたリレーリンク接続制御部420は、実行中の再接続処理を停止してもよい。
そして、リレー局400は、例えば、動作中の(タイマ値が満了していない)状態復旧監視タイマがある間、上記一連の処理を繰り返す。全ての状態復旧監視タイマがタイムアウトにより停止し、再接続処理も失敗した場合には、リレー局400の配下の通信中の端末200は全て呼切断され、リレー局400と基地局300との間のアクセスリンクは切断される。
呼接続管理部419は、リレー局400の配下にどのような端末200が接続されているか管理する。例えば、呼接続管理部419は、端末200が利用中の通信サービスについての優先度、サービス種別、QoSなどを管理することができる。
なお、端末200が利用する通信サービスに関する情報(優先度、サービス種別、QoSなど)は、図11に例示するように、基地局300と端末200との間の通信を中継する時に、中継するメッセージを解析して該当するパラメータを取得しておくことができる(図11中、取得パターンAlt1参照)。
即ち、端末200から基地局300へ接続要求メッセージ(RRC Connection Request)が送信されると(ステップS40)、基地局300から端末200へ接続指示メッセージ(RRC Connection Setup)が発行される(ステップS41)。
このとき、リレー局400は、例えば、接続指示メッセージに含まれる、通信サービスに関する情報を抽出、解析する(ステップS42)。取得された通信サービスに関する情報は、呼接続管理部419に通知される。
そして、端末200から基地局300へ接続完了メッセージ(RRC Connection Setup Complete)が返送され(ステップS43)、当該接続完了メッセージを基地局300が認識することで呼接続シーケンスが完了する。
あるいは、端末200の通信サービスに関する情報(優先度、サービス種別、QoSなど)は、図12に例示するように、基地局300と端末200との間での呼接続シーケンス完了後に、基地局300から通知されてもよい(図12中、取得パターンAlt2)。
即ち、端末200から基地局300へ接続要求メッセージ(RRC Connection Request)が送信されると、基地局300から端末200へ接続指示メッセージ(RRC Connection Setup)が発行される(ステップS50)。
そして、端末200から基地局300へ接続完了メッセージ(RRC Connection Setup Complete)が返送され(ステップS51)、当該接続完了メッセージを基地局300が認識することで呼接続シーケンスが完了する。
その後、基地局300からリレー局400へ通信サービスに関する情報が通知される(ステップS52)。
また、アクセスリンクデータ送信部416は、端末側送信アンテナ402を介して端末200へデータを送信する。例えば、アクセスリンクデータ送信部416は、呼切断メッセージデータを符号化・変調し、端末200へ通知することができる。
以上により、リレー局400は、リレーリンク異常発生時に、端末200が利用する通信サービスの優先度などに応じたタイミングで端末200の各呼を切断できるので、端末200に提供できるサービス品質を、端末200が基地局300に直接接続している場合と同程度に保つことができる。
(1.5)リレー局400の動作例
ここで、上記リレー局400の動作の一例である処理フローについて図8を用いて説明する。
この図8に示すように、まず、リレー局400は、基地局300との間でリレーリンクの接続を確立すると(ステップS20)、リレー局400と基地局300との間のリレーリンクについて、受信品質の測定を定期あるいは不定期に行なう(ステップS21)。なお、受信品質の測定は、例えば、リレーリンクにおけるSIR(Signal-to-Interference Ratio)やPSNR(Peak Signal-to-Noise Ratio)などを測定することにより行なうことができる。そして、リレー局400は、測定した受信品質と所定の閾値レベルとを比較し、受信品質が所定の閾値レベルよりも小さい場合にリンク異常を検出する(ステップS22)。なお、リレー局400は、例えば、受信品質が前記所定の閾値レベルよりも大きい他の閾値レベルよりもさらに大きい場合にリンク異常を検出してもよい。
ここで、リンク異常が検出されない場合(ステップS22のNOルート)、リレー局400は、ステップS21及びS22の処理を繰り返す。
一方、リンク異常を検出した場合(ステップS22のYESルート)、リレー局400は、リンク異常状態が復旧しないかどうかの監視を行なうため、端末200が利用する通信サービスの優先度(あるいはサービス種別、QoSなど)に応じた複数の状態復旧監視タイマT〜T(nは2以上の整数)を起動する(ステップS23)。即ち、リレー局側処理装置421は、端末200が利用する通信サービスの優先度に基づいて、リレー局400がリレーリンクの状態異常を検出してからRLFの発生までのそれぞれの期間を設定することができる。
例えば、状態復旧監視タイマT〜Tは、端末200が利用する通信サービスの優先度の種類に対応した数だけ用いられ、異なるタイマ値が設定される。なお、各タイマのタイムアウト時に各タイマ値間の差分をタイマに再設定することにより、1つのタイマを使いまわしてもよい。また、本例では、T<T<・・・<Tとなっているが、もちろんタイマの設定はこれに限定されない。各状態復旧監視タイマは独立して動作し、各タイマが満了したり、リンク状態が復旧したり、あるいは、再接続処理が成功したりするまで各タイマは停止されない。図8に示す例では、QoS#1,QoS#2,・・・,QoS#nに対応して状態復旧監視タイマT〜Tが用いられている。
次に、リレー局400は、リレーリンクの状態が復旧したかどうかを監視する(ステップS24)。例えば、リレー局400は、測定した受信品質と前記所定の閾値レベルとを比較し、受信品質が前記所定の閾値レベル以上であるかどうかを監視する。なお、当該監視は、リンク異常状態が復旧したり、再接続処理に成功したり、あるいは、n個の状態復旧監視タイマが全て満了したりするまで、継続して行なわれてもよい。
そして、リレー局400は、リレーリンクの状態が復旧したかどうかを判定する(ステップS25)。ここで、リレーリンク状態の復旧を検出した場合(ステップS25のYESルート)、リレー局400は、端末200のサービス種別毎のRLF判定処理や、再接続処理の停止などを行ない(ステップS26)、処理をステップS21へ移行する。
即ち、リレー局側処理部421は、リレーリンクの状態異常が復旧した場合、各再接続処理を停止することができる。これにより、リレー局400での処理負荷を低減することが可能となる。
一方、リレーリンクの状態が復旧しない場合(ステップS25のNOルート)、リレー局400は、端末200の各サービス種別に応じた複数の状態復旧監視タイマT〜Tに基づき、端末200のサービス種別(QoS#1〜QoS#n)毎にRLF判定処理(同期判定処理)を行なう。
QoS#1についてのRLF判定処理に着目すると、まず、リレー局400は、タイマTが動作中であって、満了していないかどうかを判定する(ステップS27)。タイマTが動作中でないか、あるいは、満了していると判定した場合(ステップS27のNOルート)、リレー局400は、処理をステップS24へ移行し(符号A参照)、リレーリンクの状態復旧を監視する。各タイマのいずれかが満了するまでに、リレーリンクの状態が復旧した場合、リレー局400は、例えば、各QoSのRLF判定処理を全て停止し、通常の通信状態へ移行してもよい。
一方、タイマTが動作中であって、満了していないと判定した場合(ステップS27のYESルート)、リレー局400は、タイマTがタイムアウト(タイマ満了)したかどうかを判定する(ステップS28)。タイマTがタイムアウト(タイマ満了)していないと判定した場合(ステップS28のNOルート)、リレー局400は、処理をステップS24へ移行し(符号A参照)、リレーリンクの状態復旧を監視する。
ここで、タイマTがタイムアウト(タイマ満了)したと判定した場合(ステップS28のYESルート)、リレー局400は、RLFの発生を検出し、他の基地局300や、他のセルあるいは他のセクタなどへ接続を切り替える再接続処理を実施する(ステップS29)。なお、再接続処理の実行中においても、タイマ満了していない起動中のタイマが存在する限り、リレーリンクの状態復旧の監視は並行して行なうことができる。
そして、リレー局400は、再接続処理が成功したかどうかを判定し(ステップS30)、成功と判定した場合は(ステップS30のYESルート)、処理をステップS26へ移行する(符号B参照)。一方、失敗と判定した場合は(ステップS30のNOルート)、リレー局400は、QoS#1に対応する端末200について、呼を切断して通信を終了する(ステップS31)。例えば、リレー局400は、送信アンテナ402によって、対応する呼の呼切断を通知するメッセージを端末200に送信することができる。
即ち、送信アンテナ402は、状態復旧監視タイマT〜Tに対応する呼についての再接続処理の開始から所定時間の経過前にリレー局400が基地局300と再接続できない場合、該所定時間の経過により、対応する呼の呼切断を通知するメッセージを端末200に送信する送信部の一例として機能する。
そして、受信アンテナ201によって、リレー局400から上記の呼切断メッセージを受信した端末200は、端末側処理部222によって、当該呼切断メッセージの受信に応じて、対応する呼の呼切断処理を実行する。また、通信を終了した端末200は、例えば、待ち受け状態へ移行してもよい。
リレー局400は、上記ステップS27〜S31の各処理を、QoS毎に独立して行ない、全ての状態復旧監視タイマがタイムアウトしたかどうかを判定する(ステップS32)。全ての状態復旧監視タイマがタイムアウトしていないと判定した場合(ステップS32のNOルート)、リレー局400は、処理をステップS24へ移行し(符号A参照)、リレーリンクの状態復旧を監視する。
一方、全ての状態復旧監視タイマがタイムアウトしたと判定した場合(ステップS32のYESルート)、リレー局400は、基地局300との接続を切断して通信を終了する(ステップS33)。このとき、リレーリンクは完全に切断され、リレー局400は基地300局と接続していない状態となり、端末200は通信サービスエリアの圏外に位置する状態と同様の状態となる。なお、動作中のタイマが残っている場合、リレー局400は、各QoSのRLF判定処理を継続して行なうことができる。
なお、上記RLF判定処理及び再接続処理は、リレー局400によって、QoS毎に独立して行なわれてもよい。一方、状態復旧監視については、QoSに関わらず共通して行なわれてもよい。
以上のように、本例では、リレー局400が、端末200のサービス種別に応じて、複数のRLF判定処理を行なうので、リレーリンクに異常が検出された場合でも、例えば、QoS毎に適切なタイミングで端末200の呼を切断することができる。その結果、端末200は、基地局300と接続している場合と同様のサービス品質を提供されることができる。
例えば、複数の異なるサービス種別(QoS#1〜QoS#n)の端末200がリレー局400と接続している場合を考える。
このとき、図9に例示するように、まず、リレー局400は、リレーリンクの異常を検出すると、端末200のサービス種別に応じた状態復旧監視タイマT〜Tを起動する。
そして、QoS#1に対応する状態復旧監視タイマTがタイムアウト(満了)すると、リレー局400は、RLFを検出し、他のセルなどへ再接続処理を行なう。このとき、再接続処理が失敗すると、リレー局400配下のQoS#1のサービスを利用中の端末200に対して、呼切断(解放)処理を行なう。
これにより、リレー局400配下のQoS#1のサービスを利用中の端末200については、リレーリンクの異常検出時点からタイマTの上限値と再接続処理に要する時間とが経過した時点で通信を終了し待ち受け状態へ移行することができる。
また、その後、QoS#2に対応する状態復旧監視タイマTがタイムアウト(満了)すると、リレー局400は、RLFを検出し、他のセルなどへ再接続処理を行なう。このとき、再接続処理が失敗すると、リレー局400配下のQoS#2のサービスを利用中の端末200に対して、呼切断(解放)処理を行なう。
これにより、リレー局400配下のQoS#2のサービスを利用中の端末200については、リレーリンクの異常検出時点からタイマTの上限値と再接続処理に要する時間とが経過した時点で通信を終了し待ち受け状態へ移行することができる。
以下、リレー局400は、他のサービス種別の端末200についても同様の処理を順次行なう。
そして、QoS#nに対応する状態復旧監視タイマTがタイムアウト(満了)すると、リレー局400は、RLFを検出し、他のセルなどへ再接続処理を行なう。このとき、再接続処理が成功すると、リレー局400配下のQoS#nのサービスを利用中の端末200は基地局300との通信を継続することができる。
以上のように、リレーリンクに異常が検出された場合でも、QoS毎に適切なタイミングで端末200の呼を切断することができるので、端末200は、基地局300と接続している場合と同様のサービス品質を提供されることができる。
〔2〕第1変形例の説明
また、上記実施形態では、リレー局400が、端末200が利用するサービス種別に応じた数のRLF判定処理を行なう例について説明したが、例えば、リレー局400は、QoS管理を簡略化することにより、接続制御を単純化してもよい。
例えば、図10に示すように、ある無線通信システム100で、Voice over Internet Protocol(VoIP),Video Streaming,File Transfer Protocol(FTP)及びHypertext Transfer Protocol(HTTP)の4つのサービスが提供されているとする。
上述した実施形態では、例えば、リレー局400は、各サービスに対し、QoS#1,QoS#2,QoS#3,QoS#4のグループ割り当てを行ない、前記グループ毎にRLF判定処理を行なう。なお、QoSの優先順位は、例えば、QoS#1>QoS#2>QoS#3>QoS#4の順で高いものとする。
この場合、各QoSグループに対してRLF判定処理及び再接続処理を行なうため、リレーリンクの切断が確定するまでに、最大4段階の手順を踏むことになる。再接続処理は、リレー局400の処理負荷が増加するため、再接続処理の実施回数は少ない方がよい。
そこで、本例では、例えば、個々のQoS毎にRLF判定処理及び再接続処理を行なうのではなく、呼接続管理部419が複数のQoSからなる大きなグループを生成し、リレー局制御部415が当該グループ単位で上記RLF判定処理及び再接続処理を行なう。
即ち、リレー局側処理部421は、端末200が利用する通信サービスの優先度を、前記優先度の種類よりも少ない複数のグループに割り当てるとともに、前記複数のグループの優先度に基づいて、状態復旧監視タイマT〜Tの値を設定することができる。
図10に示す例では、VoIPとVideo Streamingとをグループ化してQoS#1を割り当て、FTPとHTTPとをグループ化してQoS#3を割り当てている。各QoSグループ内ではよりQoSの高いサービス種別にQoS設定を合わせれば、ユーザの利便性を損ねることはない。
なお、グループ数及び1グループに含まれるサービス種別の数は、任意に設定してもよい。例えば、図10に示す例では、各サービス種別を2個のグループに均等に割り当てたが、VoIPにQoS#1を割り当て、Video StreamingにQoS#2を割り当て、FTPとHTTPとの2つのサービス種別にQoS#3を割り当ててもよい。このように、各グループの優先度は、各グループに属する優先度のうち最も高い優先度とすることができる。
さらに、図10に示す例では複数のサービス種別を1つのグループに割り当てる例について説明したが、例えば、1つのサービス種別について、さらに、多数のグループに分割してもよい。例えば、VoIPを利用中の端末200の数だけQoSグループを用意し、端末200毎に異なるQoSグループを割り当ててもよい。これにより、リレー局400の負荷は増加するが、より詳細な接続管理を行なうことができる。
〔3〕第2変形例の説明
一方、基地局300は、リレー局400の動作を監視するとともに、リレー局400の配下の端末200の管理を行なってもよい。
例えば、基地局300は、リレー局400との通信が途絶えてから一定時間が経過した場合に、リレー局400との接続が切断したと判断し、リレー局400の配下の端末200に関するネットワーク管理情報を更新する。
基地局300が、リレー局400との接続断を判断するため、例えば、リレー局400から定期的に既知の固定パターンデータを送信してもらい、当該固定パターンデータが正常に受信できなくなったことにより、判定することが可能である。
リレー局400との接続が途絶えたと判断した場合、基地局300は、リレー局400からの再接続処理を許容する時間を設定してもよい。このとき、リレー局400が再接続処理にかける最大時間は、リレー局400の配下の端末200のQoSなどに依存するため、基地局300側でも端末200のQoSを考慮して再接続処理についての許容時間を設定する。例えば、再接続処理についての許容時間は、リレー局400がリレーリンクにおいてRLFを検出してから最も長い状態復旧監視タイマ値が経過後、さらに再接続処理に要する所定時間としてもよい。

ここで、リレー局400の再接続処理シーケンスの一例を図13に示す。
この図13に示すように、まず、リレー局400は、リレーリンクにおいてRLFを検出すると(ステップS62)、基地局300との再接続処理を開始する(ステップS63)。
一方、基地局300は、リレー局400との通信が途絶えたことを検出したら(ステップS60)、リレー局400からの再接続処理についての許容時間を設定し(ステップS61)、リレー局400からの再接続要求を待つ。このとき、再接続処理についての許容時間は、リレー局400の配下の端末200が利用するサービス種別(QoS)を考慮して設定される。
ここで、再接続処理の一例を図14に示す。
この図14に示すように、まず、リレー局400は、新規セルを検出したかどうかを判定する(ステップS71)。リレー局400が新規セルを検出できなかったと判定した場合(ステップS71のNOルート)、再接続処理は失敗する(ステップS79)。
一方、リレー局400が新規セルを検出した場合(ステップS71のYESルート)、再接続要求メッセージ(RRC Connection Re-establishment Request)を基地局300へ送信する(ステップS72)。
基地局300は、リレー局400から再接続要求メッセージを受信したかどうかを判定し(ステップS73)、受信していれば(ステップS73のYESルート)、再接続指示メッセージ(RRC Connection Re-establishment)をリレー局400へ送信する(ステップS74)。一方、リレー局400から再接続要求メッセージを受信していないと判定した場合(ステップS73のNOルート)、再接続処理は失敗する(ステップS79)。
リレー局400は、基地局300から再接続指示メッセージを受信したかどうかを判定し(ステップS75)、受信していれば(ステップS75のYESルート)、再接続完了メッセージ(RRC Connection Re-establishment Complete)を基地局300へ送信する(ステップS76)。一方、基地局300から再接続指示メッセージを受信していないと判定した場合(ステップS75のNOルート)、再接続処理は失敗する(ステップS79)。
基地局300は、リレー局400から再接続完了メッセージを受信したかどうかを判定し(ステップS77)、受信していれば(ステップS77のYESルート)、再接続処理が成功する(ステップS78)。再接続が成功すれば、リレー局400及び当該リレー局400の配下の端末200は通信を維持することができる。一方、リレー局400から再接続完了メッセージを受信していないと判定した場合(ステップS77のNOルート)、再接続処理は失敗する(ステップS79)。
再び図13に戻り、基地局300及びリレー局400は、再接続処理が成功したかどうかを判定する(ステップS64及びS65)。そして、再接続処理が成功したと判定されれば(ステップS64及びS65のYESルート)、上記手順は終了する(ステップS69及びS70)。
一方、再接続処理が失敗したと判定されれば(ステップS65のNOルート)、リレー局400は、全ての状態復旧監視タイマが満了したかどうかを判定する(ステップS67)。そして、動作中の状態復旧管理タイマが残っていれば(ステップS67のNOルート)、上記の再接続処理を繰り返し実行し、全ての状態復旧監視タイマが満了したと判定すれば(ステップS67のYESルート)、リレー局400は、上記手順を終了する(ステップS70)。
また、再接続処理が失敗したと判定されれば(ステップS64のNOルート)、基地局300は、再接続処理についての許容時間が満了しているかどうかを判定する(ステップS66)。ここで、再接続処理についての許容時間が満了していないと判定されれば(ステップS66のNOルート)、基地局300は、リレー局400からの再接続要求メッセージを待つ。
一方、再接続処理についての許容時間が満了したと判定されれば(ステップS66のYESルート)、基地局300は、再接続が失敗してネットワークとの接続がなくなったと判断し、リレー局400及び当該リレー局400の配下の端末200のネットワーク管理情報をクリアし、基地局300が管理する端末管理情報を更新し(ステップS68)、上記手順を終了する(ステップS69)。
以上のように、基地局300は、再接続処理についての許容時間が経過した場合、リレー局400からの再接続処理を許容しないことができるので、基地局300における処理負荷を低減して効率的なシステム運用を実現することが可能となる。
〔4〕その他
なお、上述した前記一実施形態における基地局300,端末200及びリレー局400の各構成及び各機能は、必要に応じて取捨選択してもよいし、適宜組み合わせて用いてもよい。即ち、本発明の機能を発揮できるように、上記の各構成及び各機能を取捨選択したり、適宜組み合わせて用いたりしてもよい。
例えば、状態復旧監視タイマの各タイムアウト値は、端末200が利用中のサービスの優先度に基づいて決定されるが、サービスの優先度を示す指標としては、例えば、サービス品質(QoS)や、サービス種別などがある。また、サービスの優先度は、例えば、パケットデータが有するヘッダ内容や、データ内容などに基づいて決定されてもよい。
〔5〕付記
(付記1)
基地局と、端末と、該基地局と該端末との間で送受信される無線信号を中継するリレー局とを含む無線通信システムにおいて、
該リレー局は、
あるタイミングを基準とした複数の期間の経過毎に、それぞれの期間に対応する呼について、該基地局との間の再接続処理を実行する第1の処理装置と、
前記それぞれの期間に対応する呼についての前記再接続処理の開始から所定時間の経過前に該基地局と再接続できない場合、該所定時間の経過により、対応する呼の呼切断を通知するメッセージを該端末に送信する送信部と、をそなえ、
該端末は、
該リレー局から送信された前記メッセージを受信する受信部と、
前記メッセージの受信に応じて、対応する呼の呼切断処理を実行する第2の処理装置と、をそなえた、
ことを特徴とする、無線通信システム。
(付記2)
前記第1の処理装置は、
該端末が利用する通信サービスの優先度に基づいて、前記それぞれの期間を設定する、
ことを特徴とする、付記1記載の無線通信システム。
(付記3)
前記第1の処理装置は、
該端末が利用する通信サービスの優先度を、前記優先度の種類よりも少ない複数のグループに割り当てるとともに、
前記複数のグループの優先度に基づいて、前記それぞれの期間を設定する、
ことを特徴とする、付記1記載の無線通信システム。
(付記4)
前記複数のグループの優先度は、前記複数のグループに割り当てられた前記優先度のうち最も高い優先度である、
ことを特徴とする、付記3記載の無線通信システム。
(付記5)
前記あるタイミングを基準とした期間は、該リレー局が接続中の該基地局との間の無線通信区間の状態の異常を検出してからRLF(Radio Link Failure)の発生までの期間である、
ことを特徴とする、付記1〜4のいずれか1項に記載の無線通信システム。
(付記6)
前記第1の処理装置は、
該リレー局が接続中の該基地局との間の無線通信区間の状態の異常が復旧した場合、前記それぞれの期間に対応する呼についての前記再接続処理を停止する、
ことを特徴とする、付記1〜5のいずれか1項に記載の無線通信システム。
(付記7)
該基地局は、
前記あるタイミングを基準とした複数の期間のうち最も長い期間が経過後さらに前記所定時間が経過した場合、前記再接続処理を許容しない、
ことを特徴とする、付記1〜6のいずれか1項に記載の無線通信システム。
(付記8)
基地局と端末との間で送受信される無線信号を中継するリレー局において、
あるタイミングを基準とした複数の期間の経過毎に、それぞれの期間に対応する呼について、該基地局との間の再接続処理を実行する処理装置と、
前記それぞれの期間に対応する呼についての前記再接続処理の開始から所定時間の経過前に該基地局と再接続できない場合、該所定時間の経過により、対応する呼の呼切断を通知するメッセージを該端末に送信する送信部と、をそなえた、
ことを特徴とする、リレー局。
(付記9)
前記処理装置は、
該端末が利用する通信サービスの優先度に基づいて、前記それぞれの期間を設定する、
ことを特徴とする、付記8記載のリレー局。
(付記10)
前記処理装置は、
該端末が利用する通信サービスの優先度を、前記優先度の種類よりも少ない複数のグループに割り当てるとともに、
前記複数のグループの優先度に基づいて、前記それぞれの期間を設定する、
ことを特徴とする、付記8記載のリレー局。
(付記11)
前記複数のグループの優先度は、前記複数のグループに割り当てられた前記優先度のうち最も高い優先度である、
ことを特徴とする、付記10記載のリレー局。
(付記12)
前記あるタイミングを基準とした期間は、該リレー局が接続中の該基地局との間の無線通信区間の状態の異常を検出してからRLF(Radio Link Failure)の発生までの期間である、
ことを特徴とする、付記8〜11のいずれか1項に記載のリレー局。
(付記13)
前記処理装置は、
該リレー局が接続中の該基地局との間の無線通信区間の状態の異常が復旧した場合、前記それぞれの期間に対応する呼についての前記再接続処理を停止する、
ことを特徴とする、付記8〜12のいずれか1項に記載のリレー局。
(付記14)
リレー局を介して基地局との間で無線信号を送受信する端末において、
あるタイミングを基準とした複数の期間の経過毎に、それぞれの期間に対応する呼について該リレー局で実行される再接続処理の開始から所定時間の経過前に該リレー局が該基地局と再接続できない場合、該所定時間の経過により該リレー局から送信される、呼切断を通知するメッセージを受信する受信部と、
前記メッセージの受信に応じて、対応する呼の呼切断処理を実行する処理装置と、をそなえた、
ことを特徴とする、端末。
(付記15)
基地局と、端末と、該基地局と該端末との間で送受信される無線信号を中継するリレー局とを含む無線通信システムに用いられる無線通信方法において、
該リレー局は、
あるタイミングを基準とした複数の期間の経過毎に、それぞれの期間に対応する呼について、該基地局との間の再接続処理を実行し、
前記それぞれの期間に対応する呼についての前記再接続処理の開始から所定時間の経過前に該基地局と再接続できない場合、該所定時間の経過により、対応する呼の呼切断を通知するメッセージを該端末に送信し、
該端末は、
該リレー局から送信された前記メッセージを受信し、
前記メッセージの受信に応じて、対応する呼の呼切断処理を実行する、
ことを特徴とする、無線通信方法。
100 無線通信システム
200,200−1,200−2 端末
300 基地局
201,301 受信アンテナ
202,302 送信アンテナ
203,303,403,410 無線部
204,304,404,409 レイヤ1処理部
205,305,405,408 レイヤ2処理部
206,306,406 RRCレイヤ処理部
207 アプリケーションレイヤ処理部
208 測定部
209,307 FFT部
210,310 復調部
211,311 デレートマッチング部
212,312 HARQ合成部
213,313 ターボ復号部
214,314 CRC処理部
215,315 IFFT部
216,316 サブキャリアマッピング部
217 DFT部
218,318 変調部
219,319 レートマッチング部
220,320 ターボ符号化部
221,321 CRC付与部
222 端末側処理部
308 サブキャリアデマッピング部
309 IDFT部
322 基地局側処理部
400 リレー局
401 端末側受信アンテナ
402 端末側送信アンテナ
407 データ処理部
411 基地局側送信アンテナ
412 基地局側受信アンテナ
413 リレーリンクデータ受信部
414 リレーリンク受信品質測定部
415 リレー局制御部
416 アクセスリンクデータ送信部
417 第1同期判定部
418 第2同期判定部
419 呼接続管理部
420 リレーリンク接続制御部
421 リレー局側処理部
500 基地局の通信サービスエリア
600 リレー局の通信サービスエリア

Claims (9)

  1. 基地局と、端末と、該基地局と該端末との間で送受信される無線信号を中継するリレー局とを含む無線通信システムにおいて、
    該リレー局は、
    あるタイミングを基準とした複数の期間の経過毎に、それぞれの期間に対応する呼について、該基地局との間の再接続処理を実行し、該リレー局が接続中の該基地局との間の無線通信区間の状態の異常が復旧した場合、前記それぞれの期間に対応する呼についての前記再接続処理を停止する第1の処理装置と、
    前記それぞれの期間に対応する呼についての前記再接続処理の開始から所定時間の経過前に該基地局と再接続できない場合、該所定時間の経過により、対応する呼の呼切断を通知するメッセージを該端末に送信する送信部と、をそなえ、
    該端末は、
    該リレー局から送信された前記メッセージを受信する受信部と、
    前記メッセージの受信に応じて、対応する呼の呼切断処理を実行する第2の処理装置と、をそなえた、
    ことを特徴とする、無線通信システム。
  2. 前記第1の処理装置は、
    該端末が利用する通信サービスの優先度に基づいて、前記それぞれの期間を設定する、
    ことを特徴とする、請求項1記載の無線通信システム。
  3. 前記第1の処理装置は、
    該端末が利用する通信サービスの優先度を、前記優先度の種類よりも少ない複数のグループに割り当てるとともに、
    前記複数のグループの優先度に基づいて、前記それぞれの期間を設定する、
    ことを特徴とする、請求項1記載の無線通信システム。
  4. 前記複数のグループの優先度は、前記複数のグループに割り当てられた前記優先度のうち最も高い優先度である、
    ことを特徴とする、請求項3記載の無線通信システム。
  5. 前記あるタイミングを基準とした期間は、該リレー局が接続中の該基地局との間の無線通信区間の状態の異常を検出してからRLF(Radio Link Failure)の発生までの期間である、
    ことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の無線通信システム
  6. 該基地局は、
    前記あるタイミングを基準とした複数の期間のうち最も長い期間が経過後さらに前記所定時間が経過した場合、前記再接続処理を許容しない、
    ことを特徴とする、請求項1〜のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  7. 基地局と端末との間で送受信される無線信号を中継するリレー局において、
    あるタイミングを基準とした複数の期間の経過毎に、それぞれの期間に対応する呼について、該基地局との間の再接続処理を実行し、該リレー局が接続中の該基地局との間の無線通信区間の状態の異常が復旧した場合、前記それぞれの期間に対応する呼についての前記再接続処理を停止する処理装置と、
    前記それぞれの期間に対応する呼についての前記再接続処理の開始から所定時間の経過前に該基地局と再接続できない場合、該所定時間の経過により、対応する呼の呼切断を通知するメッセージを該端末に送信する送信部と、をそなえた、
    ことを特徴とする、リレー局。
  8. リレー局を介して基地局との間で無線信号を送受信する端末において、
    あるタイミングを基準とした複数の期間の経過毎に、それぞれの期間に対応する呼について該リレー局で実行される再接続処理の開始から所定時間の経過前に該リレー局が該基地局と再接続できない場合であって、該リレー局が接続中の該基地局との間の無線通信区間の状態の異常が復旧していないことにより、前記それぞれの期間に対応する呼についての前記再接続処理が停止されていない場合、該所定時間の経過により該リレー局から送信される、呼切断を通知するメッセージを受信する受信部と、
    前記メッセージの受信に応じて、対応する呼の呼切断処理を実行する処理装置と、をそなえた、
    ことを特徴とする、端末。
  9. 基地局と、端末と、該基地局と該端末との間で送受信される無線信号を中継するリレー局とを含む無線通信システムに用いられる無線通信方法において、
    該リレー局は、
    あるタイミングを基準とした複数の期間の経過毎に、それぞれの期間に対応する呼について、該基地局との間の再接続処理を実行し、
    該リレー局が接続中の該基地局との間の無線通信区間の状態の異常が復旧した場合、前記それぞれの期間に対応する呼についての前記再接続処理を停止し、
    前記それぞれの期間に対応する呼についての前記再接続処理の開始から所定時間の経過前に該基地局と再接続できない場合、該所定時間の経過により、対応する呼の呼切断を通知するメッセージを該端末に送信し、
    該端末は、
    該リレー局から送信された前記メッセージを受信し、
    前記メッセージの受信に応じて、対応する呼の呼切断処理を実行する、
    ことを特徴とする、無線通信方法。
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