JP5632338B2 - 携帯端末装置ホルダ - Google Patents
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Description
また、いわゆるマナーモード等を利用しているときに着信等の報知を振動により行うことができるものが多い(例えば、特許文献1)。
また、特許文献2に開示されている装置では、センサ、判別器、リンガー等が必要となり、装置が複雑になり、価格が高くなるおそれがあった。また、特許文献2に開示されている装置では、電源が必要であるという問題があった。さらに、特許文献2に開示されている装置の音による報知では、周辺の騒音が大きい場合には、利用者が報知に気がつかない場合があるという問題があった。
さらにまた、特許文献2に開示されている装置の表示による報知では、画面やランプ等の向きによっては、利用者が報知に気がつかない場合があったりするという問題があった。
また、上記いずれの報知手法を選択、又は、組み合わせて用いても、例えば、周辺の騒音が大きい環境下で、携帯端末装置を携帯端末装置ホルダに置いた状態では、携帯端末装置の置かれる向きによっては、利用者が報知に気がつかないおそれがあった。
なお、本実施形態における構成要素は適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、また、他の既存の構成要素との組み合わせを含む様々なバリエーションが可能である。したがって、本実施形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
図1は、本発明による携帯端末装置ホルダ100に携帯端末装置10を置いた状態を示す斜視図である。
図2は、携帯端末装置ホルダ100を図1中の矢印D−Dで示した位置で切断した断面図である。なお、図2では、携帯端末装置10は、切断せずに示している。また、図2は、携帯端末装置ホルダ100をテーブルT上に置いて使用している状態を示している。
携帯端末装置ホルダ100は、基礎部101と、相対回転部材102と、変換部110とを備えている。
底部101aは、図2の状態でテーブルTに接触している最も下部に設けられた部分である。底部101aは、携帯端末装置10を載置した状態であっても安定するように十分な大きさを持っている。
軸部101bは、円柱形状に形成された回転中心軸であり、相対回転部材102に対して回転可能に嵌合している。
軸端部101cは、基礎部101が相対回転部材102から抜けないように軸部101bよりも外径の大きな鍔形状に形成されている。なお、図2では、基礎部101及び相対回転部材102は、いずれも1つの部品であるかのように示しているが、これらは、製造、組み立て上の都合により、適宜、複数の部品により形成してよい。なお、基礎部101は、相対回転部材102に支持されていなくてもよく、相対回転部材102に対して相対的に回転可能に設けられていればよい。
載置台部102aは、携帯端末装置10が載置される部分である。
壁部102bは、載置台部102aの外周において上方に突出して設けられた壁状の部分である。壁部102bは、載置台部102a上に載置された携帯端末装置10が脱落することを防止する。
孔102cには、軸部101bが嵌合している。
よって、相対回転部材102と基礎部101とは、相対的に回転可能な関係となっている。また、相対回転部材102は、載置された携帯端末装置10の振動を受けて振動可能なように設けられている。すなわち、相対回転部材102は、携帯端末装置10の振動を受けて、軸部101bの軸線方向に沿って振動(図2では、上下振動)可能なように、軸部101bの軸線方向に沿った方向(図2中の上下方向)に遊び(ガタ)を与えて取り付けられている。
図4は、第1の突起111と第2の突起112とが対向している状態を説明する図である。図4は、本来は、円周方向に並んで対向して配置された第1の突起111と第2の突起112とを、円周方向で展開して模式的に示している。
図5は、携帯端末装置ホルダ200を第1実施形態の図2と同様に切断して示した断面図である。
図6は、変換部210を拡大して示した図である。図6は、本来は、円周方向に並んで配置された毛状体211を円周方向で展開して模式的に示している。
第2実施形態の携帯端末装置ホルダ200は、変換部210の形態が第1実施形態の変換部110と異なる他は、第1実施形態の携帯端末装置ホルダ100と同様である。したがって、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
毛状体211は、相対回転部材102の裏面側の面に、孔102cを中心として円周方向に並んで複数配置されている。毛状体211は、携帯端末装置10の振動を駆動源とする相対回転部材102の振動により弾性変形する材料により形成されている。毛状体211の材料は、上記弾性変形が可能で有れば、金属であってもよいし、樹脂であってもよいし、その他の材料により形成してもよい。また、毛状体211は、上述したように相対回転部材102の裏面側の面に円周方向に並んで配置されているが、この円周方向の同一方向に傾斜させて設けられている。
なお、基礎部201の毛状体211と接触する面に、摩擦力を調整する表面処理等を行ってもよい。
図7は、本発明による携帯端末装置ホルダ300に携帯端末装置10を置こうとしている状態を示す斜視図である。
図8は、携帯端末装置ホルダ300を図7中の矢印E−Eで示した位置で切断した断面図である。なお、図8では、携帯端末装置10は、切断せずに示している。また、図8は、携帯端末装置ホルダ100をテーブルT上に置いて使用している状態を示している。
携帯端末装置ホルダ300は、基礎部320と、載置台部材330と、相対回転部材341と、変換部310と、アイドルギヤ342と、報知回転部343とを備えている。
底部321は、携帯端末装置ホルダ300の使用時に、基礎部320の最も下部に位置する部分であり、基礎部320の底面を形成している。底部321には、係合孔321aと、回転軸孔321b,321cとが設けられている。
側壁部322は、底部321と天井部323との間において側面の壁を形成する。
天井部323は、携帯端末装置ホルダ300の使用時に、基礎部320の状部に位置する部分であり、基礎部320の上面を形成している。天井部323には、係合孔323aと、回転軸孔323b,323cとが設けられている。
載置台部330aは、携帯端末装置10が載置される部分である。
壁部330bは、載置台部330aの外周において上方に突出して設けられた壁状の部分である。壁部330bは、載置台部330a上に載置された携帯端末装置10が脱落することを防止する。
軸部330cは、載置台部330aの下方に円柱状に突出した軸部分である。軸部330cは、係合孔323aを貫通している。
鍔部330dは、軸部330cの下端からわずかに上方において軸部330cの外周方向に鍔状に延出した部分である。
係合部330eは、軸部330cの下端に設けられており、係合孔321aと係合している。本実施形態の係合部330eは、下方に突出した2本のピン形状となっている。
変換部310の第1の突起311及び第2の突起312は、第1実施形態における変換部110の第1の突起111及び第2の突起112と同様な形態をしているので、ここでの詳細な説明は省略する。
(1)各実施形態において、変換部110,210,310を構成する突起や毛状体は、基礎部や相対回転部材に直接設けてもよいし、他の部材に配置して、間接的に基礎部や相対回転部材に設けてもよい。
100 携帯端末装置ホルダ
101 基礎部
101a 底部
101b 軸部
101c 軸端部
102 相対回転部材
102a 載置台部
102b 壁部
102c 孔
110 変換部
111 第1の突起
111a 斜面
112 第2の突起
112a 斜面
200 携帯端末装置ホルダ
201 基礎部
210 変換部
211 毛状体
300 携帯端末装置ホルダ
310 変換部
311 第1の突起
312 第2の突起
320 基礎部
321 底部
321a 係合孔
321b 回転軸孔
321c 回転軸孔
322 側壁部
323 天井部
323a 係合孔
323b 回転軸孔
323c 回転軸孔
330 載置台部材
330a 載置台部
330b 壁部
330c 軸部
330d 鍔部
330e 係合部
341 相対回転部材
341a ギヤ部
342 アイドルギヤ
342a ギヤ部
343 報知回転部
343a ギヤ部
343b 飾り部
T テーブル
Claims (6)
- 基礎部と、
携帯端末装置が載置され、前記携帯端末装置の振動を受けて振動可能なように設けられた載置台部と、
前記基礎部に対して相対的に回転可能に設けられた相対回転部材と、
前記載置台部に載置された携帯端末装置の振動を駆動力として前記載置台部の振動を前記基礎部と前記相対回転部材との相対的な回転運動に変換する変換部と、
を備える携帯端末装置ホルダ。 - 請求項1に記載の携帯端末装置ホルダにおいて、
前記載置台部は、前記相対回転部材の一部であって、前記基礎部に対して相対的に回転可能なように設けられており、
前記変換部は、前記載置台部を前記基礎部に対して相対的に回転運動させるように前記載置台部の振動を回転運動に変換すること、
を特徴とする携帯端末装置ホルダ。 - 請求項1に記載の携帯端末装置ホルダにおいて、
前記載置台部は、前記基礎部に対して相対的に回転しないように回転規制されて設けられており、
前記相対回転部材は、前記載置台部の振動を受けて振動するように設けられており、
前記変換部は、前記相対回転部材を前記基礎部に対して相対的に回転運動させるように前記載置台部から前記相対回転部材に伝わった前記振動を回転運動に変換すること、
を特徴とする携帯端末装置ホルダ。 - 請求項3に記載の携帯端末装置ホルダにおいて、
前記相対回転部材の回転運動を伝達する伝達部と、
前記伝達部から回転運動を伝達されて回転して前記載置台部に載置された携帯端末装置が振動していることを外部に視覚的に報知する報知部と、
を備えること、
を特徴とする携帯端末装置ホルダ。 - 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の携帯端末装置ホルダにおいて、
前記変換部は、
前記回転運動の回転中心を中心として円周方向に並んで前記基礎部に配置され、前記円周方向に傾斜した斜面を有する複数の第1の突起と、
前記回転運動の回転中心を中心として円周方向に並んで前記相対回転部材に配置され、前記円周方向に傾斜した斜面を有する複数の第2の突起と、
を有し、
前記第1の突起の斜面と前記第2の突起の斜面とは、両者が互いに対向する向きとなるように設けられており、
前記第1の突起が前記円周方向に並ぶ間隔と前記第2の突起が前記円周方向に並ぶ間隔とは、異なる間隔となっていること、
を特徴とする携帯端末装置ホルダ。 - 請求項1に記載の携帯端末装置ホルダにおいて、
前記変換部は、前記回転運動の回転中心を中心として円周方向に並んで配置され、前記振動により弾性変形する複数の毛状体又は複数の板状体を前記円周方向に傾斜させて有していること、
を特徴とする携帯端末装置ホルダ。
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