JP5632021B2 - ポーリングとともにedcaを使用するマルチユーザアップリンク通信 - Google Patents

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Description

米国特許法第119条に基づく優先権の主張
[関連出願の相互参照]
本特許出願は、本出願の譲受人に譲渡され、その全体が参照により本明細書に明確に組み込まれる、2010年3月9日に出願された「Multi-User Uplink Communication Using EDCA Augmented With Polling」と題する、仮出願第61/312,116号の優先権を主張する。
以下の説明は、一般に通信システムに関し、より詳細には、ワイヤレスネットワークにおけるマルチユーザアップリンク通信に関する。
ワイヤレス通信システムの増加する帯域幅要件に対処するために、複数のアクセス端末が、高いデータスループットを達成しながら、チャネルリソースを共有することによって単一のアクセスポイントと通信することを可能にするための様々な方式が開発されている。多入力または多出力(MIMO)技術は、次世代通信システムのための普及している技法として最近現れた1つのそのような手法を表す。MIMO技術は、米国電気電子技術者協会(IEEE)802.11規格など、いくつかの新生のワイヤレス通信規格において採用されている。IEEE802.11は、(たとえば、数十メートルから数百メートルの)短距離通信用にIEEE802.11委員会によって開発されたワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)エアインターフェース規格のセットを示している。
ワイヤレス通信システムでは、媒体アクセス制御(MAC)プロトコルは、エアリンク媒体によって提供されるいくつかの自由次元(dimension of freedom)を利用するように動作するように設計される。最も一般的に利用される自由次元は時間および周波数である。たとえば、IEEE802.11MACプロトコルでは、「時間」自由次元はCSMA(キャリア検知多重アクセス)プロトコルを通して利用される。CSMAプロトコルは、潜在的な高い干渉の期間中に1つより多い送信が行われないことを保証しようと試みる。同様に、「周波数」自由次元は、異なる周波数チャネルを使用することによって利用され得る。
最近の開発は、既存の容量を増加させるか、または少なくともより効率的に使用するために利用されるべき次元としての空間を導入した。空間分割多元接続(SDMA)は、同時送信および受信のために複数のアクセス端末をスケジュールすることによってエアリンクの利用を改善することができる。データは、空間ストリームを使用して端末の各々に送信される。たとえば、SDMAを用いて、送信機は個々の受信機への直交ストリームを形成する。送信機はいくつかのアンテナを有し、送信/受信チャネルはいくつかの経路からなるので、そのような直交ストリームが形成され得る。受信機も、1つまたは複数のアンテナを有し得る(MIMO、SIMO)。この例では、送信機がアクセスポイント(AP)であり、受信機がアクセス端末(AT)であると仮定される。ストリームは、たとえば、AT−Bにターゲットされたストリームが他のアクセス端末(たとえば、AT-C、AT−D、・・・など)において低電力干渉として見なされるように形成される。そのようなターゲットされたストリームは、他のATにおいて有意な干渉を引き起こすことはなく、無視される可能性が高い。これらの直交ストリームを形成するために、APは、受信ATの各々からのチャネル状態情報(CSI)を有する必要がある。CSIは、いくつかの方法で測定され、通信され、それにより複雑さが増し得るが、CSIを使用すると、SDMAストリームの構成が最適化される。
MIMOがマルチユーザ(MU)システムに適用されると、さらなる複雑さが生じる。たとえば、一般に、APはアップリンク(UL)通信プロセスを制御する。しかしながら、いくつかの構成では、アップリンクスケジューリングは、ATがチャネルアクセスを求めてAPと競合することを必要とする。言い換えれば、APは、伝送媒体へのアクセスを得ようと試みる追加のATとして働き、それにより、アクセスを得ようと試みるすべてのATに影響を及ぼすことになる。さらに、UL−SDMAトラフィックを効率的にスケジュールするAPの能力は、サービスされるべきATにおいて利用可能なアップリンクデータの量の知識に依存する。現在のULスケジューリング方式に対する改善と、スケジューリングのために有用な情報を共有するための機構とが望ましい。
様々な態様によれば、アクセス端末からデータを送信する第1の要求(TxR)を受信したことに応答して、第1の複数のアクセス端末にポールメッセージを送信することによって、ワイヤレスネットワークにおいて同時マルチユーザアップリンク通信がスケジュールされる。ポールメッセージは、複数のアクセス端末の各々からのデータを送信する要求についての要請を含む。第2の複数のアクセス端末から受信した送信要求メッセージに基づいて、同時送信機会の割当てのために、いくつかの第2の複数のアクセス端末が選択される。選択されたアクセス端末の各々に、同時送信機会へのそれらの割当てを示す送信開始メッセージ(TxS)が送られる。いくつかの例では、TxSメッセージは、選択されたアクセス端末がいつ、どのくらいの時間にわたってアップリンクを介してデータを同時に送信し得るかを示す。同時送信機会の割当てに従って、選択されたアクセス端末からデータが受信された後、正常な同時通信を示すブロックACKメッセージが、選択されたアクセス端末の各々に送信される。
一態様では、アクセスポイントは、前のTxOPへのアクセス端末の参加に少なくとも部分的に基づいて選択されたアクセス端末に、ポールメッセージをダイレクトし得る。たとえば、ATが定期的に前のアップリンクスケジュールの一部であった場合、APはそのATにポールメッセージをダイレクトし得る。別の例では、ATが前のポールメッセージに応答しなかった場合、ATがアップリンクを介して送信すべきトラフィックを有しないという仮定に基づいて、APはそのATにポールメッセージをダイレクトし得ない。別の例では、ATが前のポールメッセージに応答した場合、ATがアップリンクを介して送信すべきトラフィックを有するという仮定に基づいて、APはそのATにポールメッセージをダイレクトし得る。
別の態様では、ポールメッセージは、アクセス端末からの送信要求メッセージが受信されるべき時間予約を示す持続時間フィールドを含む。一例では、持続時間フィールドは、ポーリングプロセスを完了するためにかかる時間にわたって媒体を予約するのに十分な値を含む。このようにして、他のアクセス端末からの通信がポーリングプロセスと干渉することが許可されなくなる。いくつかの例では、ポールメッセージの持続時間フィールドは最大バックオフ数(backoff count)に設定される。
別の態様では、ポールメッセージは、アクセス端末の各々が送信要求メッセージで応答すべきときを示すスケジュールを含む。このようにして、各ATから要請されたTxRメッセージの送信をスケジュールするための機構が存在する。いくつかの例では、衝突が生じないように各TxRメッセージを時間的に分離する固定のスケジュールが、各ATに通信され得る。たとえば、スケジュールは、各々が特定のATに割り振られる固定された時点を示し得る。別の態様では、各ATの応答が時間的に連続して順序付けられるように、各ATに決定性バックオフパラメータが割り当てられ得る。各ATは、それらのそれぞれのバックオフカウンタを、ポールメッセージ中で指定されたバックオフ数に設定する。各ATは、次いで、割り当てられたバックオフ数を使用して、従来の方法で、媒体へのアクセスを求めて競合する。
別の態様では、ポールメッセージは、アップリンク通信のために考慮される、データのプライオリティクラスまたはプライオリティクラスのセットの仕様を含み得る。たとえば、(一般にアクセスカテゴリーと呼ばれる)EDCAにおいて指定されているいくつかの通信レベルが、特定のTxOPについてアップリンク通信のために考慮から除外され得る。これらの制限は、通信システムの目的を満たすために好適な任意の方法で各TxOPについて調整され得る。このようにして、ATからのTxRメッセージに関連するデータのプライオリティクラスは、ポールメッセージのコンテンツによって制御される。
別の態様では、各TxRメッセージは、アップリンク通信が要求されるデータの量、アップリンク通信が要求されるデータのプライオリティクラス、アップリンク送信を待っているキュー中のデータの量、AT識別子、およびTxRメッセージが特定のポールメッセージに応答したものであることを示すポール識別子のいずれかを示し得る。さらに、各TxRメッセージは、AP402がアップリンクチャネルを推定するために使用し得るトレーニングシンボル、送信に必要な時間、TxTime、1つまたは複数の要求された持続時間の指示、ならびに変調およびコーディング方式(MCS:Modulation and Coding Scheme)指示のいずれかを含み得る。
別の態様では、APは、同時アップリンク通信が許されるアクセス端末のグループを選択する。選択は、1)ATによって報告された、送信すべきデータの量、2)特定のATに残っているキューのサイズを示す、ATのキュー中のデータの量、3)送信されるべきデータのプライオリティクラス、および4)要求されたTxOP持続時間のいずれかに基づき得る。
別の態様では、選択されたアクセス端末の各々に、TxOPへの各選択されたATの割当てを示す送信開始メッセージ(TxS)が送られる。TxSメッセージは、選択されたATの各々に割り当てられた空間ストリーム(SS)の指示、選択されたATの各々への変調およびコーディングレート割当て、選択されたATによるデータ送信の持続時間、選択されたATの各々によって送信されることを許可されたデータのプライオリティクラス、選択されたATの各々の電力オフセット値、およびTxOP中にデータを送信することを許されたATのリストのいずれかを含み得る。
別の態様では、TxSメッセージは、APによって受信されたが、スケジュールされたTxOP中にサービスされるために選択されなかったTxRメッセージの肯定応答を含み得る。いくつかの例では、APは、サービスされていないTxRメッセージの指示(indication)を記憶する。第1のスケジュールされたTxOPの割当てに従って、選択されたATからデータを受信し、受信したデータに少なくとも部分的に基づいて、選択されたATの各々にブロックACKメッセージを送信した後、APは、媒体へのアクセスを求めて競合し、別のTxSメッセージを別の複数のATに送る。TxSメッセージは、前にスケジュールされたTxOPの割当てのために選択されていないAT(すなわち、サービスされていないTxRメッセージ)を含む、ATの各々についての別のTxOPの割当てを示す。いくつかの他の例では、AP402は、別のTxRポールを送信し、追加のTxRメッセージを受信し、前にサービスされていないTxRメッセージのための送信機会を含む別のTxSメッセージを生成する。
別の態様では、ポールメッセージがAPから受信され、ポールメッセージは、アップリンクを介してAPにデータを送信する要求についての要請を含む。少なくとも部分的に、ポールメッセージによって示されたスケジュールから、APに送信要求メッセージを送信すべき時間が判断される。判断された時間に送信要求メッセージが送信される。アップリンクを介してAPにデータを送信すべき同時送信機会の割当てを示すTxSメッセージが、APから受信される。同時送信機会の割当てに従って、アップリンクを介してAPにデータが送信される。送信されたデータに少なくとも部分的に基づいて、APからブロックACKが受信される。
上記および関連する目的を達成するために、1つまたは複数の態様は、以下で十分に説明し、特に特許請求の範囲で指摘する特徴を備える。以下の説明および添付の図面に1つまたは複数の態様のうちのいくつかの例示的な態様を詳細に記載する。これらの態様は、様々な態様の原理を使用し得る様々な方法のほんのいくつかを示すものであり、説明する態様は、すべてのそのような態様およびそれらの均等物を含むものとする。
本開示の一態様に従って構成されたワイヤレス通信ネットワークの図。 図1のワイヤレス通信ネットワーク中のワイヤレスノード中のフロントエンド処理システムを含むワイヤレスノードの図。 従来のアクセスポイント(AP)主導型UL SDMAフレームのシーケンスの動作を示すタイミング図。 本開示の一態様に従って構成されたアクセス端末/クライアント主導型UL SDMA方式の動作を示すタイミング図。 本開示の一態様に従って構成された図4のアクセス端末/クライアント主導型UL SDMA方式の動作を示す流れ図。 本開示の別の態様に従って構成されたアクセス端末/クライアント主導型UL SDMA方式の動作を示す流れ図。 本開示の別の態様に従って構成されたAT/クライアント主導型UL SDMA方式の動作を示す流れ図。 本開示の一態様に従って、複数のATを用いてクライアント主導型UL方式を実装するためのアクセスポイント装置の機能を示すブロック図。 本開示の一態様に従って、複数のATのためのクライアント主導型UL方式を実装するためのAT装置の機能を示すブロック図。 処理システムを含む装置のブロック図。
添付の図面を参照しながら新規のシステム、装置および方法の様々な態様について以下でより十分に説明する。ただし、本開示の教示は、多くの異なる形態で実施され得るものであり、本開示全体にわたって提示する任意の特定の構造または機能に限定されるものと解釈すべきではない。本明細書の教示に基づいて、本開示の範囲は、本発明の他の態様とは無関係に実装されるにせよ、本開示の他の態様と組み合わせて実装されるにせよ、本明細書で開示するシステム、装置および方法のいかなる態様をもカバーするものであることを、当業者なら諒解されたい。たとえば、本明細書に記載の態様をいくつ使用しても、装置を実装し得、または方法を実施し得る。さらに、本開示の範囲は、本明細書に記載の本開示の様々な態様に加えてまたはそれらの態様以外に、他の構造、機能、または構造および機能を使用して実施されるそのような装置またはそのような方法をカバーするものとする。本明細書で開示する任意の態様が請求項の1つまたは複数の要素によって実施され得ることを理解されたい。
次に、図1を参照しながら、ワイヤレスネットワークのいくつかの態様を提示する。本明細書で基本サービスセット(BSS)とも呼ばれるワイヤレスネットワーク100は、概して、アクセスポイント110および複数のアクセス端末(AT)または局(STA)120として示される、いくつかのワイヤレスノードとともに示される。各ワイヤレスノードは、受信および/または送信することが可能である。以下の発明を実施するための形態では、ダウンリンク通信では、「アクセスポイント」という用語は送信ノードを示すために使用され、「アクセス端末」という用語は受信ノードを示すために使用されるが、アップリンク通信では、「アクセスポイント」という用語は受信ノードを示すために使用され、「アクセス端末」という用語は送信ノードを示すために使用される。しかしながら、アクセスポイントおよび/またはアクセス端末のために他の用語または名称が使用され得ることを、当業者なら容易に理解されよう。例として、アクセスポイントは、基地局、送受信基地局、局、端末、ノード、ワイヤレスノード、アクセスポイントとして働くアクセス端末、または何らかの他の好適な用語で呼ばれることがある。アクセス端末は、ユーザ端末、移動局、加入者局、局、ワイヤレスデバイス、端末、ノード、ワイヤレスノードまたは何らかの他の好適な用語で呼ばれることがある。本開示全体にわたって説明する様々な概念は、ワイヤレスノードの特定の名称にかかわらず、すべての好適なワイヤレスノードに当てはまるものである。
ワイヤレスネットワーク100は、アクセス端末120のためのカバレージを提供するために、地理的領域全体にわたって分散される任意の数のアクセスポイントをサポートし得る。図示のように、アクセス端末120は空間的に分離され得る。システムコントローラ130は、アクセスポイントの調整および制御を行うために、ならびにアクセス端末120に他のネットワーク(たとえば、インターネット)へのアクセスを与えるために使用され得る。簡単のために、1つのアクセスポイント110を示してある。アクセスポイントは、一般に、カバレージの地理的領域中のアクセス端末にバックホールサービスを提供する固定端末である。しかしながら、アクセスポイントは、いくつかの適用例ではモバイルであり得る。固定またはモバイルであり得るアクセス端末は、アクセスポイントのバックホールサービスを利用するか、または他のアクセス端末とのピアツーピア通信に関与する。アクセス端末の例は、電話(たとえば、セルラー電話)、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、携帯情報端末(PDA)、デジタルオーディオプレーヤ(たとえば、MP3プレーヤ)、カメラ、ゲーム機、または他の好適なワイヤレスノードを含む。
ワイヤレスネットワーク100はMIMO技術をサポートし得る。MIMO技術を使用すると、アクセスポイント110は、空間分割多元接続(SDMA:Spatial Division Multiple Access)を使用して同時に複数のアクセス端末120と通信し得る。SDMAは、同じ周波数チャネルを共有する複数のストリームが、異なる受信機に同時に送信されることを可能にする多元接続方式である。これにより、より高いユーザ容量が得られる。これは、各データストリームを空間的にプリコードし、次いで、空間的にプリコードされた各ストリームを、ダウンリンク上で異なる送信アンテナを通して送信することによって達成される。空間的にプリコードされたデータストリームは、異なる空間シグナチャとともにアクセス端末に到着し、これにより、各アクセス端末120は、そのアクセス端末120に宛てられたデータストリームを復元することが可能になる。アップリンク上で、各アクセス端末120は、空間的にプリコードされたデータストリームを送信し、これにより、アクセスポイント110は、空間的にプリコードされた各データストリームのソースを識別することが可能になる。本明細書では「プリコードする」という用語を使用するが、概して、データストリームのプリコード、符号化、復号および/またはポストコーディングするプロセスを包含するために「コーディングする」という用語も使用され得ることに留意されたい。
1つまたは複数のアクセス端末120は、特定の機能を可能にするために複数のアンテナを装備し得る。この構成では、追加の帯域幅または送信電力なしにデータスループットを改善するために、たとえば、複数アンテナアクセスポイント110と通信するためにアクセス端末120にある複数のアンテナが使用され得る。これは、送信機における高データレート信号を、異なる空間シグナチャをもつ複数の低レートデータストリームに分割し、それによって、受信機がこれらのストリームを複数のチャネルに分離し、ストリームを適切に組み合わせて高レートデータ信号を復元することを可能にすることによって達成され得る。
以下の開示の部分では、MIMO技術をサポートするアクセス端末について説明するが、アクセスポイント110は、MIMO技術をサポートしないアクセス端末をサポートするようにも構成され得る。この手法は、より新しいMIMOアクセス端末が適宜に導入されることを可能にしながら、より古いバージョンのアクセス端末(すなわち、「レガシー」端末)がワイヤレスネットワークに配備されたままであることを可能にし、それらの有効寿命を延長し得る。
以下の発明を実施するための形態では、本開示の様々な態様について、直交周波数分割多重(OFDM)など、任意の好適なワイヤレス技術をサポートするMIMOシステムに関して説明する。OFDMは、正確な周波数で離間したいくつかのサブキャリアにわたってデータを分散するスペクトル拡散技法である。離間は、受信機がサブキャリアからデータを復元することを可能にする「直交性(orthogonality)」を与える。OFDMシステムは、IEEE802.11、または何らかの他のエアインターフェース規格を実装し得る。他の好適なワイヤレス技術は、例として、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、または他の好適なワイヤレス技術、あるいは好適なワイヤレス技術の任意の組合せを含む。CDMAシステムは、IS−2000、IS−95、IS−856、Wideband−CDMA(WCDMA)、または何らかの他の好適なエアインターフェース規格を実装し得る。TDMAシステムは、Global System for Mobile Communications(GSM)(登録商標)または何らかの他の好適なエアインターフェース規格を実装し得る。当業者なら容易に諒解するように、本開示の様々な態様は、いかなる特定のワイヤレス技術および/またはエアインターフェース規格にも限定されない。
アクセスポイントであるのかアクセス端末であるのかにかかわらずワイヤレスノードは、ワイヤレスノードを共有ワイヤレスチャネルにインターフェースするためのすべての物理および電気仕様を実装する物理(PHY)レイヤと、共有ワイヤレスチャネルへのアクセスを調整する媒体アクセス制御(MAC)レイヤと、例として、音声およびマルチメディアコーデック、およびグラフィックス処理を含む様々なデータ処理機能を実施するアプリケーションレイヤとを含む階層構造を利用するプロトコルを用いて実装され得る。任意の特定の適用例のために追加のプロトコルレイヤ(たとえば、ネットワークレイヤ、トランスポートレイヤ)が必要とされ得る。いくつかの構成では、ワイヤレスノードは、アクセスポイントとアクセス端末との間、または2つのアクセス端末間の中継ポイントとして働き得、したがって、アプリケーションレイヤを必要としないことがある。当業者なら、特定の適用例および全体的なシステムに課される全体的な設計制約に応じて、任意のワイヤレスノードに対して適切なプロトコルを容易に実装することができよう。
ワイヤレスノードが送信モードにあるとき、アプリケーションレイヤは、データを処理し、データをパケットにセグメント化し、データパケットをMACレイヤに与える。MACレイヤはMACパケットをアセンブルし、アプリケーションレイヤからの各データパケットはMACパケットのペイロードによって搬送される。代替的に、MACパケットのためのペイロードは、アプリケーションレイヤからの1つまたは複数のデータパケットのフラグメントを搬送し得る。各MACパケットは、MACヘッダと誤り検出符号とを含む。MACパケットは、MACプロトコルデータユニット(MPDU:MAC Protocol Data Unit)と呼ばれることがあるが、フレーム、パケット、タイムスロット、セグメント、または任意の他の好適な名称で呼ばれることもある。
MACレイヤは、送信することを決定すると、MACパケットのブロックをPHYレイヤに与える。PHYレイヤは、MACパケットのブロックをペイロードにアセンブルし、プリアンブルを追加することによって、PHYパケットをアセンブルする。PHYレイヤはまた、様々な信号処理機能(たとえば、変調、コーディング、空間処理など)を与えることを担当する。物理層コンバージェンスプロトコル(PLCP)と呼ばれることがあるプリアンブルは、PHYパケットの開始を検出し、送信機のノードデータクロックに同期するために、受信ノードによって使用される。PHYパケットは、物理レイヤプロトコルデータユニット(PLPDU:Physical Layer Protocol Data Unit)と呼ばれることがあるが、フレーム、パケット、タイムスロット、セグメント、または任意の他の好適な名称で呼ばれることもある。
ワイヤレスノードが受信モードにあるとき、プロセスは逆転する。すなわち、PHYレイヤは、ワイヤレスチャネルからの着信PHYパケットを検出する。プリアンブルにより、PHYレイヤがPHYパケット上でロックインし、様々な信号処理機能(たとえば、復調、復号、空間処理など)を実施することが可能になる。処理されると、PHYレイヤは、PHYパケットのペイロード中で搬送されるMACパケットのブロックを復元し、MACパケットをMACレイヤに与える。MACレイヤは、各MACパケットの復号に成功したかどうかを判断するために、各MACパケットの誤り検出符号を検査する。MACパケットの誤り検出符号が復号に成功したことを示す場合、そのMACパケットのためのペイロードがアプリケーションレイヤに与えられる。MACパケットの誤り検出符号が復号に失敗したことを示す場合、そのMACパケットは破棄される。どのデータパケットの復号に成功したかを示すブロック肯定応答(BA:Block Acknowledgement)が送信ノードに返信され得る。送信ノードは、もしあれば、どのデータパケットが再送信を必要とするかを判断するためにBAを使用する。
図2は、図1に示したAP110およびAT120のいずれかによって実行され得るPHYレイヤの信号処理機能の一例を示す概念ブロック図である。送信モードでは、MACレイヤからデータを受信し、受信ノードにおいて前方誤り訂正(FEC:Forward Error Correction)を可能にするために、データを符号化する(たとえば、ターボコーディングする)ためにTXデータプロセッサ202が使用され得る。符号化プロセスの結果、変調シンボルのシーケンスを生成するために、互いにブロック化され、TXデータプロセッサ202によって信号コンスタレーションにマッピングされ得る、コードシンボルのシーケンスが生じる。
TXデータプロセッサ202からの変調シンボルはTX空間プロセッサ204に与えられ得る。TX空間プロセッサ204は変調シンボルの空間処理を実施する。これは、変調シンボルを空間プリコードすることによって達成され得る。OFDMを実装しているワイヤレスノードでは、空間プリコードされた変調シンボルはOFDM変調器206に与えられる。OFDM変調器206は変調シンボルを並列ストリームに分割する。各ストリームは、次いでOFDMサブキャリアにマッピングされ、次いで逆高速フーリエ変換(IFFT)を使用して合成されて、時間領域OFDMストリームを生成する。それぞれの空間的にプリコードされたOFDMストリームは、次いで、それぞれのトランシーバ208a〜208nを介して異なるアンテナ210a〜210nに与えられる。各トランシーバ208a〜208nは、ワイヤレスチャネルを介して送信するために、RFキャリアをそれぞれのプリコードされたストリームで変調する。
受信モードでは、各トランシーバ208a〜208nは、それのそれぞれのアンテナ210a〜210nを通して信号を受信する。各トランシーバ208a〜208nは、RFキャリア上に変調された情報を復元するために使用され得る。OFDMを実装しているワイヤレスノードでは、各トランシーバ208a〜208nは情報をOFDM復調器220に与え得る。OFDM復調器220は、高速フーリエ変換(FFT:Fast Fourier Transform)を使用してストリーム(または合成されたストリーム)を時間領域から周波数領域に変換する。周波数領域信号は、OFDM信号のサブキャリアごとに別々のストリームを備える。OFDM復調器220は、ストリームをRX空間プロセッサ222に送る前に、各サブキャリア上で搬送されたデータ(すなわち、変調シンボル)を復元し、そのデータを変調シンボルのストリームに多重化する。RX空間プロセッサ222は、ワイヤレスノード200に宛てられた任意の空間ストリームを復元するために、情報に対して空間処理を実施する。空間処理は、チャネル相関行列反転(CCMI:Channel Correlation Matrix Inversion)、最小平均2乗誤差(MMSE:Minimum Mean Square Error)、ソフト干渉消去(SIC:Soft Interference Cancellation)、または何らかの他の好適な技法に従って実施され得る。複数の空間ストリームは、ワイヤレスノード200に宛てられた場合、RX空間プロセッサ222によって合成され得る。RXデータプロセッサ224は、変調シンボルを信号コンスタレーション中の正しいポイントに戻すために使用され得る。ワイヤレスチャネル中の雑音および他の妨害のために、変調シンボルは、元の信号コンスタレーション中のポイントの正確な位置に対応しないことがある。RXデータプロセッサ224は、受信されたポイントと信号コンスタレーション中の有効なシンボルの位置との間の最小距離を見つけることによって、送信された可能性が最も高い変調シンボルを検出する。たとえば、ターボコードの場合、これらの軟判定を使用して、所与の変調シンボルに関連するコードシンボルの対数尤度比(LLR:Likelihood Ratio)を計算し得る。次いで、RXデータプロセッサ224は、コードシンボルLLRのシーケンスを使用して、最初に送信されたデータをMACレイヤに与える前にそのデータを復号する。
いくつかの実施形態では、ワイヤレスノード200は、本明細書で提示する様々な例および実施形態に従って、ワイヤレスネットワークにおいて同時マルチユーザアップリンク通信を実施するように動作可能な処理システム1000を含む。
図3に、一例では、複数のAT310−1〜310−3を用いるAP302によるAP主導型アップリンクSDMA送信の従来のシーケンスを示すタイミング図300を示す。AP302は、拡張分散チャネルアクセス(EDCA:Enhanced Distributed Channel Access)を使用して媒体へのアクセスを得る。アクセスは、複数のAT310−1〜310−3からのアップリンクトラフィックアクセスカテゴリー(AC:Access Category)に応じた優先度に基づいて与えられる。次いで、AP302は、UL送信要求−多元接続(RTS−MA:Request To Send-Multiple Access)メッセージを送るように複数のAT310−1〜310−3などのクライアントに要求する、要求SDMA(RSDMA:Request SDMA)メッセージ304を発信する。事前に割り当てられたタイムスロットと空間ストリーム(SS:spatial stream)とを使用してUL RTS−MAメッセージが送信され、割当てはAP302によって実施される。複数のAT310−1〜310−3は、それぞれのRTS−MAメッセージ312−1〜312−3で応答する。各RTS−MAメッセージは、ULトラフィックACと、EDCAバックオフカウンタ値と、パケットサイズとを含んでいる。AP302は、随意に、RTS−MAメッセージ312−1〜312−3に肯定応答し、UL SDMAの変調およびコーディング方式(MCS)の計算目的でサウンディングを要求する、RTS−MA−ACK(RMA)メッセージ306を送り得る。次いで、AP302は、選択されたクライアントのためのUL SDMAに必要とされるSSとMCSと電力オフセット値とともに、RTS−MA確認(RMC:RTS-MA Confirmation)メッセージ308を送る。これらのクライアントは、それらのEDCA優先度(バックオフカウンタ値およびAC)を保持するように選択される。RMCメッセージ308はまた、TxOP持続時間と呼ばれる、送信動作を実施するために必要とされる時間期間の間、媒体を予約する。TxOP持続時間は、選択されたクライアントによって要求される最長パケットサイズに基づくことができる。次いで、クライアントは、AP302によって提案されたSSとMCSと電力オフセット値とを使用して、SDMAデータ送信316−1〜316−3として示されたUL SDMAパケットを送る。AP302がUL SDMAパケットを正常に受信すると、AP302は、クライアントからの送信に肯定応答するためにブロックACK(BA:Block ACK)メッセージ320で応答する。UL SDMAパケットを正常に送信した後に、クライアントは、EDCAアクセスのためのそれらのバックオフカウンタを再初期化し得る。いくつかの例では、クライアントは、ULトラフィックのためにEDCAアクセスを使用せず、将来のUL送信のために、スケジュールされたRSDMAまたはRTS−MA確認メッセージに依拠することを選好し得る。
上記で説明したAP主導型UL−SDMA方式は、いくつかのシナリオにおいて問題に遭遇することがある。一例では、クライアントがUL−SDMA送信後にEDCAアクセスのためにそれらのバックオフカウンタを再初期化した場合、APは、APが送るべきトラフィックを有しないとしても、依然として、ULトラフィックを送る必要がある他のクライアントの代わりに媒体を求めて競合することがある。これにより、APも、媒体アクセスのためにこれらのクライアントと競合することになる。言い換えれば、APは「仮想AT」として働くことになる。重複基本サービスセット(OBSS:overlapping basic service set)を用いると、ネットワークにおけるこれらの「仮想AT」の数が増加し、それにより衝突の数が増加することになる。
クライアントが、将来のUL送信をスケジュールするために、APからのスケジュールされたRSDMAメッセージまたはRMCメッセージに純粋に依拠する場合、問題が生じる。たとえば、スケジュールされたアクセスは、ビデオまたはボイスオーバーインターネットプロトコル(VoIP)トラフィックなどの固定レートトラフィックについてはうまく動作するが、バースト性データトラフィックにはうまく拡張しない。別の例では、いくつかのAPをもつOBSSの存在下でクライアントによるAPスケジューリングメッセージへの依拠は、スケジュールされたRSDMAの衝突が増加することになる。これは、ランダムバックオフ値を使用して、ある程度までは緩和され得るが、完全には緩和され得ない。別の例では、AP設計は、APがUL SDMA送信をスケジュールすることを単独で担当するときに複雑になる。
クライアント主導型送信プロセスでは、APは、ATのバッファステータスを認識しておらず、したがって、APは、ATのうちのどれがデータを送る必要があるのかを知らない。これに対処するために、APは、いくつかのATからの送信要求メッセージ(TxR)についての要請を含むポールメッセージ(TxRポール)を送り得る。それに応答して、ATはそれぞれ、ATがデータを送ることを希望していることを示すTxRメッセージをAPに送り得る。それに応答して、APは、選択されたATに送信開始(TxS)メッセージを送ることによって、ATに送信機会(TxOP)を許可し得る。
AP402と複数のアクセス端末(たとえば、AT1 401〜AT5 406)との間のクライアント主導型SDMAアップリンク予約プロトコルについて、図4に示すタイミング図400を参照しながら、さらに図5に示すクライアント主導型UL SDMAプロセス500を参照しながら説明する。
ブロック510において、AT1 401は、EDCAを使用して媒体へのアクセスを得て、送信要求メッセージ(TxR)410をAP402に送る。TxRメッセージ410は、送信されるべきデータのプライオリティクラス仕様を示し得る。TxRメッセージ410はAT1 401の識別子を含み得る。TxRメッセージ410は、AT1 401がアップリンクを介して送信することを希望するデータの量をも含み得る。さらに、TxRメッセージ410は、アップリンクチャネルを推定するためにAP402が使用し得るトレーニングシンボルをも含み得る。TxRメッセージ410は、送信に必要な時間(TxTime)をも含み得る。ATからの要求は、1つまたは複数の要求される持続時間の指示を含み得、各要求される持続時間は、空間ストリームの総数など、可能なSDMA送信設定に関係する。ATからの各要求は、要求された送信持続時間に関してATが使用することになる変調およびコーディング方式(MCS)に関係するMCS指示をも含み得る。持続時間および要求されたMCSから、APは、ATが送る必要があるデータの量を判断し得る。
ブロック520において、本開示の一態様では、AP402は、いくつかのアクセス端末からの送信要求メッセージ(TxR)についての要請を含むポールメッセージ411でTxRメッセージ410に応答する。例示のために、4つのアクセス端末(AT2 403〜AT5 406)が図4に示されている。ただし、任意の数のアクセス端末が企図され得る。いくつかの例では、ポールメッセージ411は、約10個のアクセス端末にターゲットされ得る。いくつかの例では、ポールメッセージ411は、より多くのアクセス端末にブロードキャストされ得る。ただし、そのような場合、ブロードキャストメッセージは、ポールメッセージの対象であるアクセス端末のみの宛先アドレスを含む。他の例では、ポールメッセージ411は、所望のアクセス端末の各々に個別に送信され得る。多くの例では、AP402は、利用可能なリソースの浪費を回避するために、ポールメッセージ411を範囲内の限られた数のアクセス端末にダイレクトする。AP402は、APとATとの間の前の通信の履歴を含む、いくつかのファクタのいずれかに基づいて、ポールメッセージ411をダイレクトすべきアクセス端末を選択し得る。一態様では、アクセスポイントは、前のTxOPへのアクセス端末の参加に少なくとも部分的に基づいて選択されたアクセス端末に、ポールメッセージをダイレクトし得る。たとえば、ATが定期的に前のアップリンクスケジュールの一部であった場合、APはそのATにポールメッセージをダイレクトし得る。別の例では、ATが前のポールメッセージに応答しなかった場合、ATがアップリンクを介して送信すべきトラフィックを有しないという仮定に基づいて、APはそのATにポールメッセージをダイレクトしないことがある。別の例では、ATが前のポールメッセージに応答した場合、ATがアップリンクを介して送信すべきトラフィックを有するという仮定に基づいて、APはそのATにポールメッセージをダイレクトし得る。
一態様では、ポールメッセージは、アクセス端末からの送信要求メッセージが受信されるべき時間予約を示す持続時間フィールドを含む。一例では、ポールメッセージ411は、ポーリングプロセスを完了するためにかかる時間にわたって媒体を予約するのに十分な値をもつ持続時間フィールドを含む。このようにして、他のアクセス端末からの通信がポーリングプロセスと干渉することが許可されなくなる。一例では、AP402は、ポールメッセージ411の持続時間フィールドを、最大バックオフ数を包含するように設定する。この例では、ポールメッセージ411の持続時間フィールドは(MaxBackoffCount×スロット時間)に設定される。例として、802.11/a/n/acにおけるスロット時間の値は9マイクロ秒である。MaxBackoffCountは、少なくとも、ポールメッセージ411中でAP402によって要請されたATのいずれかに割り当てられる最大バックオフ数値となるように指定される。ポールメッセージ411の持続時間フィールドを、要請されたATの各々からのTxRメッセージを受信するために必要とされる最大時間量に割り当てることによって、ポーリングされていないノードはこの時間中に媒体にアクセスすることを妨げられるので、媒体はポーリングプロセスのために効果的に予約される。
別の態様では、ポールメッセージ411は、各ATから要請されたTxRメッセージの送信をスケジュールするための機構を含む。いくつかの例では、AP402によって、時間的に固定のスケジュールが構築され、各ATに通信され得る。このようにして、各ATから送信されるTxRメッセージは、衝突が生じないように時間的に調整される。他の例では、決定性(deterministic)バックオフパラメータは、各ATの応答が時間的に連続して順序付けられるように、AP402によって各ATに割り当てられ得る。この手法は、ATが、TxRメッセージに割り振られた全持続時間が送信なしに経過するのを待たずに、TxRメッセージを送らないATの代わりに進む(step)ことを可能にすることによって時間を節約することができる。ポールメッセージが、各要請されたATに割り当てられた決定性バックオフパラメータを含む場合、ATの各々からのTxRメッセージの順序は割り当てられたバックオフパラメータに基づく。一例では、上記で説明したように、AP402は、ポールメッセージ411の持続時間フィールドを、最大バックオフ数を包含するように設定する。この例では、ポールメッセージ411の持続時間フィールドは、(MaxBackoffCount×スロット時間)に設定される。4つのアクセス端末を要請するとき、MaxBackoffCountは4であり得る。アクセス端末は、TxRメッセージを送信するとき、TxRメッセージの持続時間フィールドを(MaxBackoffCount−ATBackoffCount)×スロット時間)に設定する。ATBackoffCountは、ポールメッセージ411中でAP402によって各ATに割り当てられる決定性バックオフ数値である。たとえば、AT5 406にATBackoffCount値4が割り当てられ、AT4 405にATBackoffCount値3が割り当てられることなどがあり得る。各ATは、それぞれのバックオフカウンタを、ポールメッセージ411中で指定されたバックオフ数に設定する。各ATは、次いで、割り当てられたバックオフ数を使用して、従来の方法で、媒体へのアクセスを求めて競合する。このようにして、TxRメッセージの順序は、各ATについての異なるATBackoffCount値の割当てによって判断され、1つのATからのTxRメッセージの通信の経過(lapse)は、後でスケジュールされるATによって充填され得る。
別の態様では、ポールメッセージ411は、次回のTxOPにおけるアップリンク通信のためにAP402によって考慮される、データのプライオリティクラスの仕様またはプライオリティクラスの仕様のセットを含み得る。たとえば、(一般に、アクセスカテゴリーと呼ばれる)EDCA中で指定された通信のいくつかのプライオリティクラスは、ポールメッセージ411中に含まれるプライオリティクラス仕様のセットからそれらを除外することによって、特定のTxOPのアップリンク通信のための考慮から除外され得る。一例では、アクセス端末から送信されるべきデータのプライオリティクラスは、TxOPの割当てのために考慮されるべきアクセス端末のプライオリティクラス仕様に一致しなければならない。別の例では、アクセス端末から送信されるべきデータのプライオリティクラスは、TxOPの割当てのために考慮されるべきアクセス端末のプライオリティクラス仕様に一致するか、またはそれを上回らなければならない。これらの制限は、通信システムの目的を満たすために好適な任意の方法で各TxOPについて調整され得る。このようにして、ATからのTxRメッセージに関連するデータのプライオリティクラスは、AP402によってポールメッセージ411を介して制御される。
本開示の一態様では、ブロック540において、AT2 403、AT3 404およびAT5 406の各々は、ポールメッセージ411に応答して、それぞれTxRメッセージ412、413および415をAP402に送信する。様々な例では、TxRメッセージ412、413および415の各々は、1)アップリンク通信が要求されるデータの量、2)アップリンク通信が要求されるデータのプライオリティクラス、3)アップリンク送信を待っているキュー中のデータの量、4)局識別子、および5)TxRメッセージが特定のポールメッセージ(たとえば、ポールメッセージ411)に応答したものであることを示すポール識別子のいずれかを示し得る。他の例では、TxRメッセージ412、413および415は、1)AP402がアップリンクチャネルを推定するために使用し得るトレーニングシンボル、2)送信に必要な時間(TxTime)、3)各持続時間が空間ストリームの総数など、可能なSDMA送信設定に関係する、1つまたは複数の要求された持続時間の指示、ならびに4)要求された送信持続時間とともにATが使用することになる変調およびコーディング方式(MCS)に関係する、MCS指示のいずれかを含み得る。持続時間および要求されたMCSから、APは、ATが送る必要があるデータの量を判断し得る。
図4に示す例では、AT4 405は、AT4 405がデータのアップリンク送信の要求を行わないことを示すメッセージ414をAP405に送る。たとえば、AT4 405は、AP402に送信することを望むデータを有しないことがある。図示のように、そのような指示は、明示的メッセージ414によって通信され得る。他の例では、AT4 405は、ポールメッセージ411に単に応答しないことがある。
TxRメッセージ412、413および415を受信した後、ブロック550において、AP402は、アップリンク通信が許されるアクセス端末のグループを選択する。いくつかの例では、TxRメッセージで応答するアクセス端末のすべて(たとえば、端末AT1、AT2、AT3およびAT5のすべて)が、送信機会(TxOP)への参加のために選択される。いくつかの他の例では、TxRメッセージで応答するアクセス端末のサブセットのみがTxOPへの参加のために選択される。図4に示すように、TxOP425のために端末AT1 417、AT2 418およびAT3 419が選択される。TxOPへの参加者の判断は、1)ATによって報告された、送信すべきデータの量、2)特定のATに残っているキューのサイズを示す、ATのキュー中のデータの量(たとえば、キューサイズ)、3)送信されるべきデータのプライオリティクラス、および4)要求されたTxOP持続時間(たとえば、TxTime)のいずれかに基づき得る。
ブロック560において、TxOPへの各選択されたATの割当てを示す送信開始メッセージ(TxS)416を、選択されたアクセス端末の各々に送る。一例では、TxSメッセージ416は、AT1 401、AT2 403、およびAT3 404への送信可(CTS)メッセージとして働き、AP402によって指定された最大持続時間TxTimeのTxOP425にわたって媒体を予約する。AP402はまた、TxOP425内でUL−SDMAトラフィックを送るためにAT1 401、AT2 403、およびAT3 404の各々について、空間ストリーム(SS)、変調およびコーディング値、ならびに電力オフセット値を割り当て得、その割当ては随意である。TxSメッセージ416は、UL−SDMA TxOP中でデータを送信することを許されたATのリスト、データ送信の最大持続時間(TxTime)、受信したTxRメッセージからの記憶された電力に基づいて定義され得る、各ATの電力レベル調整、割り振られた空間ストリームの総数、パケット伝送開始時間を補正するための時間オフセット、ならびにATごとのMCS指示またはATごとのMCSバックオフ指示を搬送し得る。ブロック570において、各アクセス端末に関連するTxOP中に、各選択されたアクセス端末からAP402にデータを同時に送信する。図4に示すように、データ417〜419は、TxOP425中に、それぞれAT1、AT2およびAT3からAP402に同時に送信される。ブロック580において、アップリンクデータTxOP425中に同時に送信されたデータ417〜419を正常に受信した後、ブロック肯定応答(ACK)メッセージ421〜423を各サービスされたアクセス端末に送る。図4に示すように、AP402は、ブロックACKメッセージ421〜423を、それぞれAT1 401、AT2 403、およびAT3 404に送信する。
別の態様では、TxSメッセージ416は、AP402によって受信されたが、スケジュールされたTxOP中にサービスされるために選択されなかったTxRメッセージの肯定応答を含み得る。図4に示すように、いくつかの例では、AP402は、サービスされていないTxRメッセージの指示427をメモリ(たとえば、メモリ1006)に記憶する。いくつかの例では、データ受信およびブロックACK421〜423の送信を完了すると、AP402は、媒体へのアクセスを求めて競合し、サービスされていないTxRメッセージ(たとえば、TxRメッセージ415)のTxOP426を含む別のTxSメッセージ424を送る。いくつかの他の例では、AP402は、別のTxRポールを送信し、追加のTxRメッセージを受信し、前にサービスされていないTxRメッセージと追加のTxRメッセージのうちの少なくともいくつかの両方の送信機会を含むTxSメッセージを生成する。
図6に、図5に示したブロック530の代替セットを示す。代替手法では、ポールメッセージ411を送信した後、各TxRメッセージは連続して(sequentially)受信され(ブロック610)、TxOPへの参加が考慮される。ブロック620において、AP402は、それ以上TxRメッセージが考慮されないと判断し、TxRメッセージについての要求を終了する。たとえば、AP402は、いくつかのTxRメッセージを受信し、次いで、要求を受け入れるための容量を使い果たし得る(たとえば、割り振られた空間ストリームの数がAP402のアンテナの数に達する)。この場合、TxRメッセージにTxOPを割り当てることができずにTxRメッセージを受信し続けるのではなく、AP402は、TxRメッセージを受信することを停止することを選択する。このようにして、AP402は、続いて、さらなる遅延なしにTxSメッセージを送ることができる。
また、AP402とアクセス端末(たとえば、AT2 403)との間の提案されたクライアント主導型SDMAアップリンク予約プロトコルについて、図7によって示されるクライアント主導型UL SDMAプロセス700を参照しながら、さらに、図4のタイミング図を参照しながら説明する。
ブロック710において、アクセス端末(たとえば、AT2 403)は、本明細書でさらに詳細に説明するように、AT2 403からの送信要求メッセージ(TxR)についての要請を含み、他のアクセス端末(たとえば、AT3 404〜AT5 406)からのTxRメッセージを要請するポールメッセージ411をAP402から受信する。
ブロック720において、AT2 403は、AP402によって要請されるTxRメッセージの順序を判断する。ポールメッセージが固定の時間スケジュールを含む場合、AT2 403は、ポールメッセージ中でAT2 403に対して指定される時間に基づいて、TxRメッセージの順序を判断する。ポールメッセージがAT2 403に割り当てられた決定性バックオフパラメータを含む場合、TxRメッセージの順序は、上記でさらに詳細に説明した割り当てられたバックオフパラメータの順序に基づく。
ブロック730において、AT2 403は、ブロック720で判断された順序に従ってTxRメッセージ412を送る。様々な例では、TxRメッセージ412は、アップリンク通信が要求されるデータの量、アップリンク通信が要求されるデータのプライオリティクラス、アップリンク送信を待っているキュー中のデータの量、局識別子、およびTxRメッセージが特定のポールメッセージ(たとえば、ポールメッセージ411)に応答したものであることを示すポール識別子のいずれかを示し得る。他の例では、TxRメッセージ412は、AP402がアップリンクチャネルを推定するために使用し得るトレーニングシンボル、送信に必要な時間(TxTime)、各持続時間が空間ストリームの総数など、可能なSDMA送信設定に関係する、1つまたは複数の要求される持続時間の指示、ならびに要求された送信持続時間とともにATが使用することになる変調およびコーディング方式(MCS)に関係する、MCS指示のいずれかを含み得る。持続時間および要求されたMCSから、APは、ATが送る必要があるデータの量を判断し得る。
ブロック740において、AT2 403は、AT2 403へのTxOP425の割当てを示すTxSメッセージ416を受信する。一例では、TxSメッセージ416は、AT2 403への送信可(CTS)メッセージとして働き、AP402によって指定された最大持続時間TxTimeのTxOP425にわたって媒体を予約する。AP402はまた、TxOP425内でUL−SDMAトラフィックを送るためにAT2 403について、空間ストリーム(SS)、変調およびコーディング値、ならびに電力オフセット値を割り当て得、その割当ては随意である。TxSメッセージ416は、UL−SDMA TxOP中でデータを送信することを許されたATのリスト、データ送信の最大持続時間(TxTime)、受信したTxRメッセージからの記憶された電力に基づいて定義され得る、各ATの電力レベル調整、割り振られた空間ストリームの総数、パケット伝送開始時間を補正するための時間オフセット、ならびにATごとのMCS指示またはATごとのMCSバックオフ指示を搬送し得る。ブロック750において、AT2 403は、AP402によってAT2 403に割り当てられ、TxSメッセージ416中でAT2 403に通信されたTxOP425中に、データ418をAP402に送る。データ418は、データ417がAT1 401によって送信され、データ419がAT3 404によって送信されるのと同時にAT2 403によって送信される。
図8は、本開示の一態様による、アクセスポイント装置800の機能を示す図である。装置800は、アップリンクを介して送信する要求を要請するポールメッセージを複数のワイヤレスノードに送信するためのポールメッセージ送信モジュール802と、ポールメッセージに応答して受信された送信要求に少なくとも部分的に基づいて、送信機会を割り当てられるべきワイヤレスノードのグループを選択するためのワイヤレスノード選択モジュール804と、割り当てられた送信機会中にワイヤレスノードからデータを同時に受信するためのデータ受信モジュール806とを含む。
図9は、本開示の一態様による、アクセス端末装置900の機能を示す図である。装置900は、アップリンクを介してデータを送信する要求についての要請を含むポールメッセージを受信するためのポールメッセージ受信モジュール902と、同時送信機会の割当てを示す送信開始メッセージを受信するための送信開始受信モジュール904と、同時送信機会に従ってアップリンクを介してデータを同時に送信するためのデータ送信モジュール906とを含む。
図10は、ワイヤレスノード(たとえば、AP110およびAT120)中の処理システム1000のハードウェア構成の一例を示す。この例では、処理システム1000は、バス1002によって概略的に表されるバスアーキテクチャを用いて実装され得る。バス1002は、処理システム1000の特定の適用例および全体的な設計制約に応じて、任意の数の相互接続バスおよびブリッジを含み得る。そのバスは、プロセッサ1004と、コンピュータ可読媒体1006と、バスインターフェース1008とを含む様々な回路を互いにリンクする。バスインターフェース1008は、ネットワークアダプタ1010を、特に、バス1002を介して処理システム1000に接続するために使用され得る。ネットワークインターフェース1010は、PHYレイヤの信号処理機能を実装するために使用され得る。アクセス端末120(図1を参照)の場合、ユーザインターフェース1012(たとえば、キーパッド、ディスプレイ、マウス、ジョイスティックなど)もバスインターフェース1008を介してバスに接続され得る。また、バス1002は、タイミング源、周辺装置、電圧調整器、電力管理回路など、様々な他の回路をリンクさせ得るが、これらの回路は当技術分野においてよく知られており、したがって、これ以上説明しない。
プロセッサ1004は、コンピュータ可読媒体1006に記憶されたソフトウェアの実行を含む、バスおよび一般的な処理を管理することを担当する。いくつかの実施形態では、コンピュータ可読媒体1006は、コンピュータ実行可能コードがコンピュータによって実行されるとき、コンピュータに本明細書で説明する機能を実施させるようなコンピュータ実行可能コードを記憶し得る。プロセッサ1004は、1つまたは複数の汎用および/または専用プロセッサを用いて実装され得る。例としては、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP:digital signal processor)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA:field programmable gate array)、プログラマブル論理デバイス(PLD:programmable logic device)、状態機械、ゲート論理、個別ハードウェア回路、および本開示全体にわたって説明する様々な機能を実施するように構成された他の好適なハードウェアがある。
処理システム中の1つまたは複数のプロセッサはソフトウェアを実行し得る。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語などの名称にかかわらず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、プロシージャ、関数などを意味すると広く解釈されたい。
ソフトウェアはコンピュータ可読媒体上に常駐し得る。コンピュータ可読媒体は、例として、磁気ストレージデバイス(たとえば、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップ)、光ディスク(たとえば、コンパクトディスク(CD)、デジタル多用途ディスク(DVD))、スマートカード、フラッシュメモリデバイス(たとえば、カード、スティック、キードライブ)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、プログラマブルROM(PROM)、消去可能PROM(EPROM)、電気的消去可能PROM(EEPROM)、レジスタ、リムーバブルディスク、搬送波、伝送線路、あるいはソフトウェアを記憶または送信するための任意の他の好適な媒体を含み得る。コンピュータ可読媒体は、処理システムの内部に常駐するか、処理システムの外部にあるか、または処理システムを含む複数のエンティティにわたって分散され得る。コンピュータ可読媒体はコンピュータプログラム製品において実施され得る。例として、コンピュータプログラム製品はパッケージング材料中にコンピュータ可読媒体を含み得る。
図10に示すハードウェア実装では、コンピュータ可読媒体1006は、プロセッサ1004とは別個の、処理システム1000の一部として示されている。しかしながら、当業者なら容易に諒解するように、コンピュータ可読媒体1006またはその任意の部分は処理システム1000の外部にあり得る。例として、コンピュータ可読媒体1006は、すべてバスインターフェース1008を介してプロセッサ1004がアクセスし得る、伝送線路、データによって変調された搬送波、および/またはワイヤレスノードとは別個のコンピュータ製品を含み得る。代替的または追加的に、コンピュータ可読媒体1006またはその任意の部分は、キャッシュおよび/または汎用レジスタファイルがそうであるようにプロセッサ1004に統合され得る。
さらに、本明細書で開示した態様に関して説明した様々な例示的な論理ブロック、モジュール、プロセッサ、手段、回路、およびアルゴリズムステップのいずれかは、電子ハードウェア(たとえば、ソースコーディングまたは何らかの他の技法を使用して設計され得る、デジタル実装形態、アナログ実装形態、またはそれら2つの組合せ)、命令を組み込んだ様々な形態のプログラムまたは設計コード(便宜上、本明細書では「ソフトウェア」または「ソフトウェアモジュール」と呼ぶことがある)、あるいは両方の組合せとして実装され得ることを当業者は諒解されよう。ハードウェアとソフトウェアのこの互換性を明確に示すために、様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップについて、上記では概してそれらの機能に関して説明した。そのような機能をハードウェアとして実装するか、ソフトウェアとして実装するかは、特定の適用例および全体的なシステムに課せられた設計制約に依存する。当業者は、説明した機能を特定の適用例ごとに異なる方法で実装し得るが、そのような実装の決定は、本開示の範囲からの逸脱を生じるものと解釈すべきではない。
例として、様々な装置および方法に関して電気通信システムのいくつかの態様を提示してきた。これらの装置および方法について、本明細書で説明し、(「要素」と総称される)様々なブロック、モジュール、構成要素、回路、ステップ、プロセス、アルゴリズムなどによって添付の図面に示してきた。これらの要素は、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはそれらの任意の組合せを使用して実装され得る。そのような要素をハードウェアとして実装するか、ソフトウェアとして実装するかは、特定の適用例および全体的なシステムに課せられた設計制約に依存する。
さらに、例として、要素、または要素の任意の部分、または要素の任意の組合せは、1つまたは複数のプロセッサを含む「処理システム」を用いて実装され得る。プロセッサの例には、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、状態機械、ゲート論理、個別ハードウェア回路、および本開示全体にわたって説明する様々な機能を実行するように構成された他の好適なハードウェアがある。処理システム中の1つまたは複数のプロセッサはソフトウェアを実行し得る。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語などの名称にかかわらず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、プロシージャ、関数などを意味すると広く解釈されたい。ソフトウェアはコンピュータ可読媒体上に常駐し得る。コンピュータ可読媒体は、例として、磁気ストレージデバイス(たとえば、ハードディスク、フロッピーディスク、磁気ストリップ)、光ディスク(たとえば、コンパクトディスク(CD)、デジタル多用途ディスク(DVD))、スマートカード、フラッシュメモリデバイス(たとえば、カード、スティック、キードライブ)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、プログラマブルROM(PROM)、消去可能PROM(EPROM)、電気的消去可能PROM(EEPROM)、レジスタ、リムーバブルディスク、搬送波、伝送線路、あるいはソフトウェアを記憶または送信するための任意の他の好適な媒体を含み得る。コンピュータ可読媒体は、処理システムの内部に常駐するか、処理システムの外部にあるか、または処理システムを含む複数のエンティティにわたって分散され得る。コンピュータ可読媒体はコンピュータプログラム製品において実施され得る。例として、コンピュータプログラム製品はパッケージング材料中にコンピュータ可読媒体を含み得る。当業者なら、特定の適用例および全体的なシステムに課せられた全体的な設計制約に応じて、本開示全体にわたって提示される記載の機能をどのようにしたら最も良く実装することができるかを認識されよう。
処理システムまたは処理システムの任意の部分は、本明細書に記載する機能を実行するための手段を提供し得る。例として、コードを実行する1つまたは複数の処理システムは、複数のワイヤレスノードのうちの1つのワイヤレスノードからデータを送信したいという要求を受信するための手段と、データ送信を許可すべき複数のワイヤレスノードのうちのワイヤレスノードのセットにマルチキャストメッセージを送信するための手段とを提供し得る。代替的に、コンピュータ可読媒体上のコードが、本明細書に記載する機能を実施するための手段を提供し得る。
1つまたは複数の例示的な実施形態では、説明した機能はハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装する場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶されるか、あるいはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を可能にする任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体と通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROM、あるいは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気記憶デバイス、もしくは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを搬送または記憶するために使用され得、コンピュータによってアクセスされ得る任意の他の媒体を備えることができる。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザディスク(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピーディスク(disk)およびブルーレイ(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含めるべきである。
前述の説明は、いかなる当業者でも本開示の全範囲を完全に理解することができるように提供した。本明細書で開示する様々な構成への変更は当業者には容易に明らかであろう。したがって、特許請求の範囲は、本明細書で説明した本開示の様々な態様に限定されるものではなく、特許請求の言い回しに矛盾しない全範囲を与えられるべきであり、単数形の要素への言及は、そのように明記されていない限り、「唯一無二の」を意味するものではなく、「1つまたは複数の」を意味するものである。別段に明記されていない限り、「いくつかの」という用語は「1つまたは複数の」を指す。要素の組合せのうちの少なくとも1つ(たとえば、「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」)を具陳する請求項は、具陳された要素のうちの1つまたは複数(たとえば、A、またはB、またはC、またはそれらの組合せ)を表す。当業者に知られている、または後に知られることになる、本開示全体にわたって説明した様々な態様の要素のすべての構造的および機能的均等物は、参照により本明細書に明白に組み込まれ、特許請求の範囲に包含されるものである。さらに、本明細書に開示したいかなることも、そのような開示が特許請求の範囲に明示的に具陳されているかどうかにかかわらず、公に供するものではない。いかなるクレーム要素も、その要素が「手段」という語句を使用して明確に具陳されていない限り、または方法クレームの場合には、その要素が「ステップ」という語句を使用して具陳されていない限り、米国特許法第112条第6項の規定に基づいて解釈されるべきではない。
以下に、出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
ワイヤレスネットワークにおいてアップリンク通信をスケジュールするための方法(500)であって、
第1のアクセス端末(401)から、アップリンクを介してデータを送信する要求を含む第1の送信要求メッセージ(410)を受信することと、
第1の複数のアクセス端末(403〜406)にポールメッセージ(411)を送信することであって、前記ポールメッセージ(411)が、前記第1の複数のアクセス端末(403〜406)からのアップリンクを介してデータを送信する要求についての要請を含む、送信することと、
前記第1の複数のアクセス端末(403〜406)のうちの第2の複数のアクセス端末(403、404、406)から、送信要求メッセージ(412、413、415)を受信することと
を備える、方法(500)。
[C2]
前記受信した送信要求メッセージ(412、413、415)に少なくとも部分的に基づいて、第1の同時送信機会(425)の割当てのために、前記第2の複数のアクセス端末から第3の複数のアクセス端末(403、404)を選択することと、
第1の送信開始メッセージ(416)を前記第3の複数のアクセス端末(403、404)に送信することであって、前記第1の送信開始メッセージ(416)が前記第1の同時送信機会(425)の前記割当てを示す、送信することと
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C3]
前記第1の同時送信機会(425)の前記割当てに従って、前記第3の複数のアクセス端末(403、404)からデータ(418、419)を受信することと、
前記受信したデータ(418、419)に少なくとも部分的に基づいて、前記第3の複数のアクセス端末(403、404)の各々にブロック肯定応答メッセージ(422〜423)を送信することと
をさらに備える、C2に記載の方法。
[C4]
前記第1の同時送信機会(425)のために選択されなかった、前記第2の複数のアクセス端末(403、404、406)のうちの少なくとも1つのアクセス端末(406)から受信された送信要求(415)の指示(427)を記憶すること
をさらに備える、C2に記載の方法。
[C5]
前記第1の同時送信機会(425)の前記割当てに従って、前記第3の複数のアクセス端末(403、404)からデータ(418、419)を受信することと、
前記受信したデータ(418、419)に少なくとも部分的に基づいて、前記第3の複数のアクセス端末(403、404)の各々にブロック肯定応答メッセージ(422、423)を送信することと、
第2の送信開始メッセージ(424)を第4の複数のアクセス端末に送信することであって、前記第2の送信開始メッセージ(424)が、前記第4の複数のアクセス端末の各々の第2の同時送信機会(426)の割当てを示し、前記第4の複数のアクセス端末が、前記第1の同時送信機会(425)の前記割当てのために選択されていない、前記第2の複数のアクセス端末(403、404、406)のうちの前記少なくとも1つのアクセス端末(406)を含む、送信することと
をさらに備える、C4に記載の方法。
[C6]
前記ポールメッセージ(411)は、前記第1の複数のアクセス端末(403〜406)の各々が送信要求メッセージで応答すべきときを示すスケジュールを含む、C1に記載の方法。
[C7]
前記スケジュールが、固定された時点を示す、C6に記載の方法。
[C8]
前記スケジュールが、前記第1の複数のアクセス端末の各々に対応する決定性バックオフを示す、C6に記載の方法。
[C9]
前記ポールメッセージ(411)は、前記第1の複数のアクセス端末(403〜406)からの送信要求メッセージ(412〜415)が受信されるべき時間予約を示す持続時間フィールドを含む、C1に記載の方法。
[C10]
前記ポールメッセージ(411)がプライオリティクラス仕様を含む、C2に記載の方法。
[C11]
前記第1の送信開始メッセージ(416)が、
前記第3の複数のアクセス端末の各々に割り当てられた空間ストリームの指示、
前記第3の複数のアクセス端末の各々によって送信されることが許可されたデータのプライオリティクラス、
前記第3の複数のアクセス端末によるデータ送信の持続時間、ならびに
前記第3の複数のアクセス端末の各々への変調およびコーディングレート割当てのうちの少なくとも1つを含む、C2に記載の方法。
[C12]
前記第2の複数のアクセス端末からの前記送信要求メッセージの各々が、アップリンクを介して通信されるべきデータの量と、前記データのプライオリティクラスとを示す、C1に記載の方法。
[C13]
前のポールメッセージへのアクセス端末による応答に少なくとも部分的に基づいて、前記第1の複数のアクセス端末中に前記アクセス端末を含めること
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C14]
前の送信機会へのアクセス端末の参加に少なくとも部分的に基づいて、前記第1の複数のアクセス端末中に前記アクセス端末を含めること
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C15]
前記第1の同時送信機会の割当てのためにアクセス端末を前記選択することが、
前記アクセス端末によって報告された送信すべきデータの量、
前記アクセス端末のキュー中のデータの量、および
送信すべき前記データに関連するプライオリティクラス
のうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づく、C2に記載の方法。
[C16]
ワイヤレスネットワークにおいてアップリンク通信をスケジュールするための方法(700)であって、
アクセスポイント(402)からポールメッセージ(411)を受信することであって、前記ポールメッセージが、アップリンクを介して前記アクセスポイント(402)にデータを送信したいという要求についての要請を含む、受信することと、
前記ポールメッセージ(411)によって示されたスケジュールに少なくとも部分的に基づいて、前記アクセスポイント(402)に送信要求メッセージ(412)を送信すべき時間を判断することと、
前記判断された時間に前記送信要求メッセージ(412)を送信することと、
アップリンクを介して前記アクセスポイント(402)にデータを送信するための第1の同時送信機会(425)の割当てを示す送信開始メッセージ(416)を前記アクセスポイント(402)から受信することと
を備える、方法(700)。
[C17]
前記第1の同時送信機会(425)の前記割当てに従って、アップリンクを介して前記アクセスポイント(402)にデータ(418)を送信することと、
前記送信されたデータ(418)に少なくとも部分的に基づいて、前記アクセスポイント(402)からブロック肯定応答メッセージ(422)を受信することと
をさらに備える、C16に記載の方法。
[C18]
前記スケジュールが決定性バックオフを含む、C16に記載の方法。
[C19]
前記ポールメッセージ(411)がプライオリティクラス仕様を含む、C16に記載の方法。
[C20]
前記送信開始メッセージ(416)が、
アップリンクを介したデータの前記送信のために割り当てられた空間ストリームの指示、
アップリンクを介して送信されることが許可されたデータのプライオリティクラス、
アップリンクを介したデータの前記送信の持続時間、ならびに
アップリンクを介したデータの前記送信に関連する変調およびコーディングレートのうちの少なくとも1つを含む、C17に記載の方法。
[C21]
前記送信要求メッセージ(412)が、アップリンクを介して通信されるべきデータの量と、前記データに関連するプライオリティクラスとを示す、C16に記載の方法。
[C22]
コンピュータ(1000)に、第1のアクセス端末(401)から、アップリンクを介してデータを送信する要求を含む第1の送信要求メッセージ(410)を受信させるためのコードと、
前記コンピュータ(1000)に、ポールメッセージ(411)を第1の複数のアクセス端末(403〜406)に送信させるためのコードであって、前記ポールメッセージ(411)が、前記第1の複数のアクセス端末(403〜406)からアップリンクを介してデータを送信する要求についての要請を含む、コードと、
前記コンピュータ(1000)に、前記第1の複数のアクセス端末(403〜406)のうちの第2の複数のアクセス端末(403、404、406)から、送信要求メッセージ(412、413、415)を受信させるためのコードと
を備える、コンピュータ可読媒体(1006)
を備える、コンピュータプログラム製品。
[C23]
前記コンピュータ可読媒体(1006)が、
前記コンピュータ(1000)に、前記受信した送信要求メッセージ(412、413、415)に少なくとも部分的に基づいて、第1の同時送信機会(425)の割当てのために、前記第2の複数のアクセス端末(403、404、406)から第3の複数のアクセス端末(403、404)を選択させるためのコードと、
前記コンピュータ(1000)に、前記第1の同時送信機会(425)の前記割当てを示す第1の送信開始メッセージ(416)を前記第3の複数のアクセス端末(403、404)に送信させるためのコードと
をさらに備える、C22に記載のコンピュータプログラム製品。
[C24]
前記コンピュータ可読媒体(1006)が、
前記コンピュータ(1000)に、前記第1の同時送信機会(425)の前記割当てに従って、前記第3の複数のアクセス端末(403、404)からデータ(418、419)を受信させるためのコードと、
前記コンピュータ(1000)に、前記受信したデータ(418、419)に少なくとも部分的に基づいて、前記第3の複数のアクセス端末(403、404)の各々にブロック肯定応答メッセージ(422〜423)を送信させるためのコードと
をさらに備える、C23に記載のコンピュータプログラム製品。
[C25]
前記コンピュータ可読媒体(1006)が、
前記コンピュータ(1000)に、前記第1の同時送信機会(425)のために選択されなかった前記第2の複数のアクセス端末(403、404、406)のうちの少なくとも1つのアクセス端末(406)から受信された送信要求(415)の指示を記憶させるためのコード
をさらに備える、C23に記載のコンピュータプログラム製品。
[C26]
前記ポールメッセージ(411)は、前記第1の複数のアクセス端末(403〜406)の各々が送信要求メッセージで応答すべきときをスケジュールするために、前記第1の複数のアクセス端末(403〜406)の各々に対応する決定性バックオフを含む、C22に記載のコンピュータプログラム製品。
[C27]
前記ポールメッセージ(411)が、前記第1の複数のアクセス端末(403〜406)からの送信要求メッセージが受信されるべき時間予約を示す持続時間フィールドを含む、C22に記載のコンピュータプログラム製品。
[C28]
前記ポールメッセージ(411)がプライオリティクラス仕様を含む、C22に記載のコンピュータプログラム製品。
[C29]
前記第1の送信開始メッセージ(416)が、
前記第3の複数のアクセス端末の各々に割り当てられた空間ストリームの指示、
前記第3の複数のアクセス端末の各々によって送信されることが許可されたデータのプライオリティクラス、
前記第3の複数のアクセス端末によるデータ送信の持続時間、ならびに
前記第3の複数のアクセス端末の各々への変調およびコーディングレート割当てのうちの少なくとも1つを含む、C23に記載のコンピュータプログラム製品。
[C30]
前記第2の複数のアクセス端末(403、404、406)からの前記送信要求メッセージ(412、413、415)の各々が、アップリンクを介して通信されるべきデータの量と、前記データのプライオリティクラスとを示す、C22に記載のコンピュータプログラム製品。
[C31]
前記第1の同時送信機会(425)の割当てのためのアクセス端末の前記選択が、
前記アクセス端末によって報告された送信すべきデータの量、
前記アクセス端末のキュー中のデータの量、および
送信すべき前記データに関連するプライオリティクラス
のうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づく、C23に記載のコンピュータプログラム製品。
[C32]
第1の複数のアクセス端末(403〜406)からのアップリンクを介してデータを同時に送信する要求についての要請を含むポールメッセージ(411)を生成するための、および、第2の複数のアクセス端末(403、404)への同時送信機会(425)の割当てを示す送信開始メッセージ(416)を生成するための、手段(100)と、
前記ポールメッセージ(411)をワイヤレスネットワーク(100)の前記第1の複数のアクセス端末(403〜406)に送信し、前記送信開始メッセージ(416)を前記第2の複数のアクセス端末(403、404)に送信するように構成されたアンテナ(210a)と
を備える、装置(200)。
[C33]
前記手段が、前記同時送信機会(425)のために選択されなかった前記第1の複数のアクセス端末(403〜406)のうちの少なくとも1つのアクセス端末(406)から受信された送信要求(415)の指示を記憶するための手段でもある、C32に記載の装置(200)。
[C34]
前記ポールメッセージ(411)は、前記第1の複数のアクセス端末(403〜406)の各々が送信要求メッセージで応答すべきときを示すスケジュールを含む、C32に記載の装置(200)。
[C35]
前記スケジュールが、前記第1の複数のアクセス端末(403〜406)の各々に対応する決定性バックオフを示す、C34の装置(200)。
[C36]
前記送信開始メッセージ(416)が、
前記第2の複数のアクセス端末の各々に割り当てられた空間ストリームの指示、
前記第2の複数のアクセス端末の各々によって送信されることを許可されたデータのプライオリティクラス、
前記第2の複数のアクセス端末によるデータ送信の持続時間、ならびに
前記第2の複数のアクセス端末の各々の変調およびコーディングレート割当てのうちの少なくとも1つを含む、C32に記載の装置(200)。
[C37]
前記手段(1000)および前記アンテナ(210a)が、複数の空間的に分離されたアクセス端末(120)への同時アクセスを与えるように動作可能なワイヤレスアクセスポイント(110)の要素である、C32の装置(200)。

Claims (34)

  1. ワイヤレスネットワークにおいてアップリンク通信をスケジュールするための方法であって、
    第1のアクセス端末から、アップリンクを介してデータを送信する要求を含む送信要求メッセージを受信することと、
    前記送信要求メッセージを受信することに応答して、前記第1のアクセス端末以外の、ポールメッセージを送信すべき第1の複数のアクセス端末を選択することと、
    前記選択された第1の複数のアクセス端末に前記ポールメッセージを送信することであって、前記ポールメッセージが、前記選択された第1の複数のアクセス端末からのアップリンクを介してデータを送信する要求についての要請を含む、送信することと、
    前記選択された第1の複数のアクセス端末のうちの第2の複数のアクセス端末から、送信要求メッセージを受信することと
    前記受信した送信要求メッセージに少なくとも部分的に基づいて、第1の同時送信機会の割当てのために、前記第1のアクセス端末および前記第2の複数のアクセス端末から第3の複数のアクセス端末を選択することと、
    第1の送信開始メッセージを前記第3の複数のアクセス端末に送信することであって、前記第1の送信開始メッセージが前記第1の同時送信機会の前記割当てを示す、送信することと
    を備える、方法。
  2. 前記第1の同時送信機会の前記割当てに従って、前記第3の複数のアクセス端末からデータを受信することと、
    前記受信したデータに少なくとも部分的に基づいて、前記第3の複数のアクセス端末の各々にブロック肯定応答メッセージを送信することと
    をさらに備える、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1の同時送信機会のために選択されなかった、前記第2の複数のアクセス端末のうちの少なくとも1つのアクセス端末から受信された送信要求の指示を記憶することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
  4. 前記第1の同時送信機会の前記割当てに従って、前記第3の複数のアクセス端末からデータを受信することと、
    前記受信したデータに少なくとも部分的に基づいて、前記第3の複数のアクセス端末の各々にブロック肯定応答メッセージを送信することと、
    第2の送信開始メッセージを第4の複数のアクセス端末に送信することであって、前記第2の送信開始メッセージが、前記第4の複数のアクセス端末の各々の第2の同時送信機会の割当てを示し、前記第4の複数のアクセス端末が、前記第1の同時送信機会の前記割当てのために選択されていない、前記第2の複数のアクセス端末のうちの前記少なくとも1つのアクセス端末を含む、送信することと
    をさらに備える、請求項3に記載の方法。
  5. 前記ポールメッセージは、前記第1の複数のアクセス端末の各々が送信要求メッセージで応答すべきときを示すスケジュールを含む、請求項1に記載の方法。
  6. 前記スケジュールが、固定された時点を示す、請求項5に記載の方法。
  7. 前記スケジュールが、前記第1の複数のアクセス端末の各々に対応する決定性バックオフを示す、請求項5に記載の方法。
  8. 前記ポールメッセージは、前記第1の複数のアクセス端末からの送信要求メッセージが受信されるべき時間予約を示す持続時間フィールドを含む、請求項1に記載の方法。
  9. 前記ポールメッセージがプライオリティクラス仕様を含む、請求項1に記載の方法。
  10. 前記第1の送信開始メッセージが、
    前記第3の複数のアクセス端末の各々に割り当てられた空間ストリームの指示、
    前記第3の複数のアクセス端末の各々によって送信されることが許可されたデータのプライオリティクラス、
    前記第3の複数のアクセス端末によるデータ送信の持続時間、ならびに
    前記第3の複数のアクセス端末の各々への変調およびコーディングレート割当てのうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
  11. 前記第2の複数のアクセス端末からの前記送信要求メッセージの各々が、アップリンクを介して通信されるべきデータの量と、前記データのプライオリティクラスとを示す、請求項1に記載の方法。
  12. 前のポールメッセージへのアクセス端末による応答に少なくとも部分的に基づいて、前記第1の複数のアクセス端末中に前記アクセス端末を含めること
    をさらに備える、請求項1に記載の方法。
  13. 前の送信機会へのアクセス端末の参加に少なくとも部分的に基づいて、前記第1の複数のアクセス端末中に前記アクセス端末を含めること
    をさらに備える、請求項1に記載の方法。
  14. 前記第1の同時送信機会の割当てのためにアクセス端末を前記選択することが、
    前記アクセス端末によって報告された送信すべきデータの量、
    前記アクセス端末のキュー中のデータの量、および
    送信すべき前記データに関連するプライオリティクラス
    のうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づく、請求項1に記載の方法。
  15. コンピュータに、第1のアクセス端末から、アップリンクを介してデータを送信する要求を含む送信要求メッセージを受信させるためのコードと、
    前記コンピュータに、前記送信要求メッセージを受信することに応答して、前記第1のアクセス端末以外の、ポールメッセージを送信すべき第1の複数のアクセス端末を選択させるためのコードと、
    前記コンピュータに、前記ポールメッセージを前記選択された第1の複数のアクセス端末に送信させるためのコードであって、前記ポールメッセージが、前記選択された第1の複数のアクセス端末からアップリンクを介してデータを送信する要求についての要請を含む、コードと、
    前記コンピュータに、前記選択された第1の複数のアクセス端末のうちの第2の複数のアクセス端末から、送信要求メッセージを受信させるためのコードと
    前記コンピュータに、前記受信した送信要求メッセージに少なくとも部分的に基づいて、第1の同時送信機会の割当てのために、前記第1のアクセス端末および前記第2の複数のアクセス端末から第3の複数のアクセス端末を選択させるためのコードと、
    前記コンピュータに、前記第1の同時送信機会の前記割当てを示す第1の送信開始メッセージを前記第3の複数のアクセス端末に送信させるためのコードと
    を備える、コンピュータ読み取り可能記録媒体。
  16. 前記コンピュータに、前記同時送信機会の前記割当てに従って、前記第3の複数のアクセス端末からデータを受信させるためのコードと、
    前記コンピュータに、前記受信したデータに少なくとも部分的に基づいて、前記第3の複数のアクセス端末の各々にブロック肯定応答メッセージを送信させるためのコードとをさらに備える、請求項15に記載のコンピュータ読み取り可能記録媒体。
  17. 前記コンピュータに、前記同時送信機会のために選択されなかった前記第2の複数のアクセス端末のうちの少なくとも1つのアクセス端末から受信された送信要求の指示を記憶させるためのコード
    をさらに備える、請求項15に記載のコンピュータ読み取り可能記録媒体。
  18. 前記ポールメッセージは、前記第1の複数のアクセス端末の各々が送信要求メッセージで応答すべきときをスケジュールするために、前記第1の複数のアクセス端末の各々に対応する決定性バックオフを含む、請求項15に記載のコンピュータ読み取り可能記録媒体。
  19. 前記ポールメッセージが、前記第1の複数のアクセス端末からの送信要求メッセージが受信されるべき時間予約を示す持続時間フィールドを含む、請求項15に記載のコンピュータ読み取り可能記録媒体。
  20. 前記ポールメッセージがプライオリティクラス仕様を含む、請求項15に記載のコンピュータ読み取り可能記録媒体。
  21. 前記第1の送信開始メッセージが、
    前記第3の複数のアクセス端末の各々に割り当てられた空間ストリームの指示、
    前記第3の複数のアクセス端末の各々によって送信されることが許可されたデータのプライオリティクラス、
    前記第3の複数のアクセス端末によるデータ送信の持続時間、ならびに
    前記第3の複数のアクセス端末の各々への変調およびコーディングレート割当てのうちの少なくとも1つを含む、請求項15に記載のコンピュータ読み取り可能記録媒体。
  22. 前記第2の複数のアクセス端末からの前記送信要求メッセージの各々が、アップリンクを介して通信されるべきデータの量と、前記データのプライオリティクラスとを示す、請求項15に記載のコンピュータ読み取り可能記録媒体。
  23. 前記第1の同時送信機会の割当てのためのアクセス端末の前記選択が、
    前記アクセス端末によって報告された送信すべきデータの量、
    前記アクセス端末のキュー中のデータの量、および
    送信すべき前記データに関連するプライオリティクラス
    のうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づく、請求項15に記載のコンピュータ読み取り可能記録媒体。
  24. 第1のアクセス端末から送信要求メッセージを受信する手段と、
    前記第1のアクセス端末以外の、ポールメッセージを送信すべき第1の複数のアクセス端末を選択する手段と、
    前記選択された第1の複数のアクセス端末にアップリンクデータ送信要求についての要請を含む前記ポールメッセージを送信する手段と、
    前記選択された第1の複数のアクセス端末から送信要求メッセージを受信する手段と、
    前記第1のアクセス端末および前記選択された第1の複数のアクセス端末のうち同時送信を行う第2の複数のアクセス端末を選択する手段と、
    前記同時送信を行う選択された第2の複数のアクセス端末に同時送信機会の割当てを示すメッセージを送信する手段と、
    前記同時送信を行う選択された第2の複数のアクセス端末からアップリンクデータを受信する手段と、
    を備える、装置。
  25. 前記送信要求メッセージを受信する手段は、前記同時送信機会のために選択されなかった前記第1の複数のアクセス端末のうちの少なくとも1つのアクセス端末から受信された送信要求の指示を記憶するための手段を備える、請求項24に記載の装置。
  26. 前記ポールメッセージは、前記第1の複数のアクセス端末の各々が送信要求メッセージで応答すべきときを示すスケジュールを含む、請求項24に記載の装置。
  27. 前記スケジュールが、前記第1の複数のアクセス端末の各々に対応する決定性バックオフを示す、請求項26の装置。
  28. 前記送信開始メッセージが、
    前記第2の複数のアクセス端末の各々に割り当てられた空間ストリームの指示、
    前記第2の複数のアクセス端末の各々によって送信されることを許可されたデータのプライオリティクラス、
    前記第2の複数のアクセス端末によるデータ送信の持続時間、ならびに
    前記第2の複数のアクセス端末の各々の変調およびコーディングレート割当てのうちの少なくとも1つを含む、請求項24に記載の装置。
  29. 前記第1の複数のアクセス端末は、少なくとも第2のアクセス端末と第3のアクセス端末とを含み、前記要請された送信要求メッセージは、少なくとも前記第2のアクセス端末からの第2の送信要求メッセージと前記第3のアクセス端末からの第3のアクセス要求メッセージを含む、請求項1に記載の方法。
  30. 前記第1の複数のアクセス端末は、少なくとも第2のアクセス端末と第3のアクセス端末とを含み、前記要請された送信要求メッセージは、少なくとも前記第2のアクセス端末からの第2の送信要求メッセージと前記第3のアクセス端末からの第3の送信要求メッセージを含み、前記第3の複数のアクセス端末を選択することは、前記第2のアクセス端末ではなく、前記第1のアクセス端末と前記第3のアクセス端末の中から少なくとも1つのアクセス端末を選択する、請求項1に記載の方法。
  31. 複数の要請された送信要求メッセージをアクセスポイントにおいて受信することは、要請された送信要求メッセージを連続して受信し、前記受信した要請された送信要求メッセージと送信要求を受け入れるための所定の容量とを同時に比較することと、前記比較の結果がそれ以上送信要求は受け入れられないことを示す場合、要請された送信要求メッセージを受信することを終了することとを備える、請求項1に記載の方法。
  32. 前記方法は、
    前記要請された送信要求メッセージを受信することを終了することに少なくとも部分的に基づいて、
    前記受信した送信要求メッセージに少なくとも部分的に基づいて、第1の同時送信機会の割当てのために、前記第2の複数のアクセス端末から第3の複数のアクセス端末を選択することと、
    第1の送信開始メッセージを前記第3の複数のアクセス端末に送信することであって、前記第1の送信開始メッセージが前記第1の同時送信機会の前記割当てを示す、送信することと
    をさらに備える、請求項31に記載の方法。
  33. 前記コンピュータに、複数の要請された送信要求メッセージを受信させるためのコードは、前記コンピュータに、要請された送信要求メッセージを連続して受信させ、前記受信した要請された送信要求メッセージと送信要求を受け入れるための所定の容量とを同時に比較させるためのコードと、前記コンピュータに、前記比較の結果がそれ以上送信要求は受け入れられないことを示す場合、要請された送信要求メッセージを受信することを終了させるためのコードとを備える、請求項15に記載のコンピュータ読み取り可能記録媒体。
  34. 前記コンピュータに、要請された送信要求メッセージを受信することを終了することに少なくとも部分的に基づいて、さらに前記受信した送信要求メッセージと前記受信した要請された送信要求メッセージに少なくとも部分的に基づいて、同時送信機会の割当てのために、前記第1のアクセス端末と前記第2の複数のアクセス端末の中から第3の複数のアクセス端末を選択させるためのコードと、
    前記コンピュータに、アクセスポイントから第1の送信開始メッセージを前記第3の複数のアクセス端末に送信させるためのコードであって、前記第1の送信開始メッセージが前記同時送信機会の前記割当てを示す、コードとをさらに備える、請求項33に記載のコンピュータ読み取り可能記録媒体。
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