JP5631922B2 - 配電機器 - Google Patents

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Description

本発明は、遮断器、開閉器等の配電機器に関する。
遮断器、開閉器等の配電機器は、固定電極と、該固定電極と接触させることで通電する可動電極とを備えている。可動電極は、回動可能に支持されている。そして、配電機器は、可動電極の投入方向への回動によって可動電極を固定電極に接触させ、可動電極の開放方向への回動によって可動電極を固定電極から離間させる。これにより、配電機器は、電路の開閉を行う。可動電極は、開放時に、所定の開放位置(設定開放位置)となるよう設定されている。
しかしながら、可動電極は、配電機器の構成部品やケース等のたわみや寸法誤差によって、開放方向への回動時に、設定開放位置を過ぎる、所謂オーバーランが発生するおそれがある。そして、可動電極がオーバーランすると、可動電極は、支持部材等の部品に接触してそれぞれ損傷するおそれがあった。そこで、このオーバーランによる損傷を抑制するために、絶縁バリヤに緩衝部材を設けた配電機器が提案されている(例えば、特許文献1参照)。配電機器では、可動電極の開放方向に緩衝部材が位置するので、緩衝部材によって可動電極の移動が阻止されてオーバーランが防止されている。
特開2002−75135号公報
ところで、近年、配電機器は小型化の傾向があり、上記特許文献1に記載の配電機器では、対地間の絶縁距離を確保しなければならず、小型化が困難である。そこで、可動電極の開放時におけるオーバーランによる部材の損傷を抑制しながら、小型化が可能な配電機器が求められていた。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、可動電極の開放時におけるオーバーランによる部材の損傷を抑制しながら、小型化が可能な配電機器を提供することにある。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について説明する。
請求項1に記載の発明は、固定電極と、該固定電極に対して回動可能な可動電極とを有し、前記可動電極を投入方向へ回動させたときに両電極を接触させ、前記可動電極を開放方向へ回動させたときに両電極を離間させる配電機器において、前記可動電極は、導電部材に回動可能に取り付けられ、前記導電部材に形成され、前記可動電極が当接する第1当接部と、前記導電部材に装着され、前記可動電極が当接する第2当接部が形成された緩衝部材と、を備え、前記緩衝部材は、前記可動電極が当接し、前記第1当接部の当接面と同一延長上に形成された当接面が形成された第3当接部を備え、前記可動電極が開放方向へ回動された際に、前記第1当接部と前記第2当接部と前記第3当接部とに前記可動電極が当接することで前記可動電極の回動を規制することをその要旨としている。
同構成によれば、導電部材に形成した第1当接部と緩衝部材に形成した第2当接部とによって可動電極の回動を開放規制位置で規制することができる。また、第1当接部を導電部材に、緩衝部材を導電部材に装着したので、配電機器の体格に影響を与えず、配電機器を小型化することができる。よって、可動電極の開放時におけるオーバーランによる部材の損傷を抑制しながら、小型化ができる。
さらに、可動電極の回動軸の近傍で可動電極の回動を規制するので、移動速度の遅い部分で可動電極の衝撃を受け止め、当接部分の劣化を抑制することができる。加えて、第1当接部と第2当接部とともに、第3当接部によって可動電極の回動を開放規制位置で規制することができる。第1当接部の当接面と第3当接部の当接面とが同一延長上に形成される。このため、導電部材の第1当接部と緩衝部材の第3当接部とが同じように可動電極と当接することとなり、導電部材と緩衝部材とによって可動電極との衝撃を確実に吸収することができる。
請求項に記載の発明は、固定電極と、該固定電極に対して回動可能な可動電極とを有し、前記可動電極を投入方向へ回動させたときに両電極を接触させ、前記可動電極を開放方向へ回動させたときに両電極を離間させる配電機器において、前記可動電極は、導電部材に回動可能に取り付けられ、前記導電部材に形成され、前記可動電極が当接する第1当接部と、前記導電部材に装着され、前記可動電極が当接する第2当接部が形成された緩衝部材と、を備え、前記可動電極が開放方向へ回動された際に、前記第1当接部と前記第2当接部とに前記可動電極が当接することで前記可動電極の回動を規制し、前記緩衝部材の当接面の裏側に前記導電部材を支持する支持部材の角部が位置することをその要旨としている。
同構成によれば、緩衝部材の可動電極と当接する部分の裏側に導電部材を支持する支持部材の角部が位置するので、可動電極が当接したことによる衝撃を支持部材の角部で吸収することができる。
請求項に記載の発明は、固定電極と、該固定電極に対して回動可能な可動電極とを有し、前記可動電極を投入方向へ回動させたときに両電極を接触させ、前記可動電極を開放方向へ回動させたときに両電極を離間させる配電機器において、前記可動電極は、導電部材に回動可能に取り付けられ、前記導電部材に形成され、前記可動電極が当接する第1当接部と、前記導電部材に装着され、前記可動電極が当接する第2当接部が形成された緩衝部材と、を備え、前記可動電極が開放方向へ回動された際に、前記第1当接部と前記第2当接部とに前記可動電極が当接することで前記可動電極の回動を規制し、前記導電部材を支持する支持部材に溝部を形成し、前記緩衝部材は、前記導電部材を覆うとともに、前記溝部に嵌合密着させることをその要旨としている。
同構成によれば、可動電極が第2当接部に当接した際の衝撃を導電部材と支持部材とに分散させて吸収することができる。また、支持部材に形成した溝部に緩衝部材を嵌合させるので、緩衝部材を支持部材の体格に収容することができる。よって、緩衝部材を付加することで体格が増えることを抑制することができる。
本発明によれば、配電機器において、可動電極の開放時におけるオーバーランによる部材の損傷を抑制しながら、小型化ができる。
緩衝部材を設置した多回路開閉器の内部構造を示す図。 導電部材と緩衝部材とを示す側面図。 可動電極と緩衝部材との当接を示す図。 導電部材と緩衝部材とを示す図。 可動電極と緩衝部材との当接を示す図。 可動電極と緩衝部材との当接を示す図。 緩衝部材を設置した開閉器の内部構造を示す図。
以下、本発明に係る配電機器を多回路開閉器に具体化した一実施形態について図1〜図4を参照して説明する。
図1に示されるように、多回路開閉器は、複数の回路開閉部10が並列に配置されている。ここでは1回路のみを図示している。回路開閉部10は、箱体状の本体ケース11に支持されている。
本体ケース11の側板間には、上側と下側とのそれぞれに上側支持板12と下側支持板13とが架設されている。上側支持板12には、可動電極20を支持する上側支持部材21が図示しないボルトにより固定されている。また、下側支持板13には、固定電極30を支持する下側支持部材31が図示しないボルトにより固定されている。両支持部材21,31は、絶縁性且つ強度を有する合成樹脂材料にて形成されている。
上側支持部材21の下端側中央部には、導電部材としての上側接続端子23を収納する収納凹部21aが形成されている。上側接続端子23は、収納凹部21a内に下端部が突出するように上側支持部材21の上端部に貫通固定されている。上側接続端子23は、導電性金属である非弾性部材によって形成されている。上側接続端子23の下端部には、可動電極20が回動軸24にて回動自在に支持されている。可動電極20の先端下部には、耐弧メタル20cが固定されている。
図2に示されるように、可動電極20は2枚の接触刃20a,20bからなり、2枚の接触刃20a,20bが上側接続端子23を挟んで取り付けられている。2枚の接触刃20a,20bは、規制部材26によって両接触刃20a,20bの間隔が設定されるとともに、締付ばね27によって互いが近接する側へ付勢されている。
図2及び図3に示されるように、可動電極20の後述する固定電極30側には、同相間を絶縁する絶縁バリヤ28が固定軸28aにより取り付けられている。
図1に示されるように、本体ケース11の上部には、金属製の主軸14が回動自在に架設されている。主軸14には、該主軸14に回動によって回動する駆動レバー15が固定されている。駆動レバー15の基端部には主軸14が連結され、駆動レバー15の先端部には作動リンク17が連結軸16によって回動自在に連結されている。そして、作動リンク17の先端部には、可動電極20が回動自在に連結されている。すなわち、連結軸16に接続された被動レバーが操作されると、連結軸16が移動することにより、駆動レバー15と作動リンク17からなるリンク機構によって可動電極20が回動される。
上側接続端子23の上端部は、上側支持部材21の上面に露出している。そして、上側支持部材21の上端部には、導電金属製の共通母線25がボルト22によって固定されている。共通母線25は、各回路開閉部10を結ぶ方向へ直線状に延出して配置されている。
一方、下側支持部材31の上端側中央部には、下側接続端子33を収納する収納凹部31aが形成されている。下側接続端子33は、収納凹部31a内に上端部が突出するように下側支持部材31の下端部に貫通固定されている。下側接続端子33の上端部は、固定電極30として機能する。固定電極30の幅は、2枚の接触刃20a,20bの間隔(離間距離)よりも若干長く設定されている。2枚の接触刃20a,20bは、投入時に、固定電極30と所定の接触位置にて挟着される。この時、2枚の接触刃20a,20bは、固定電極30と所定の接触面圧力にて接触するよう設定されている。固定電極30には、投入時に可動電極20と最初に当接する部分に耐弧メタル30aが固定されている。
下側支持部材31の上部には、消弧装置18が取り付けられている。消弧装置18は、可動電極20の回動方向に沿って所定間隔毎に積層した複数の磁性板を支持部材によって支持されている。磁性板は、可動電極20が通過するU字状の切欠部を有する。消弧装置18は、可動電極20が投入状態から開路状態となる際に、可動電極20と固定電極30との間において消弧することができる。
下側接続端子33の下端部は接続導体34がボルト32によって固定され、接続導体34を介して本体ケース11の下部前面に突設された図示しないブッシングに接続されている。
図2及び図3に示されるように、上側接続端子23の回動軸24の近傍には、可動電極20と開放規制位置において当接する第1当接部29が形成されている。第1当接部29は、上側接続端子23の回動軸24のある部分の横幅よりも広く且つ2枚の接触刃20a,20bの両外側距離よりも若干広く形成されている。また、第1当接部29は、後方に傾斜して形成されている。第1当接部29には、可動電極20の回動軸24近傍の背面部分である第1当接部20dが当接する。
また、上側支持部材21には、可動電極20が開放方向に回動されて、開放規制位置において当接する緩衝部材40が設置されている。緩衝部材40は、絶縁性且つ弾性を有する樹脂材料にて形成されている。
緩衝部材40は、上側接続端子23に沿って延出し、上側接続端子23の上部に取り付けられる取付部41と、上側支持部材21に形成された溝部21bに嵌合する嵌合部42とを備えている。取付部41は、上側接続端子23に2個のボルト45によって固定されている。嵌合部42は、上側支持部材21の溝部21bに嵌合し、上側支持部材21に密着している。そして、嵌合部42の後端部42aと、溝部21bの後端部21cとは当接されている。緩衝部材40の取付部41と嵌合部42とは、階段状になっており、嵌合部42が取付部41よりも上側接続端子23から離間している。そして、取付部41と嵌合部42との間には、可動電極20と開放規制位置において当接する第2当接部43が設けられている。第2当接部43の下部には、傾斜部46が形成されている。第2当接部43と傾斜部46とが2段の階段状に形成されている。傾斜部46は、第1当接部29の当接面と同一延長上に傾斜して形成されている。傾斜部46の当接面と第2当接部43の当接面とは、並行に形成されている。第2当接部43の上部には、可動電極20の第1当接部20dの上部に隣接した背面部分である第2当接部20eが当接する。第2当接部43の背面の裏側には、上側支持部材21の角部21dが位置している。なお、可動電極20は、所定の設定開放位置が設定されており、オーバーランの際に第1当接部29と第2当接部43とに対して、最大開放位置である開放規制位置において同時に当接する。
図4に示されるように、緩衝部材40の底部の両縁部には、上側接続端子23の両側面を覆う被覆部44が形成されている。すなわち、緩衝部材40は、取付部41、嵌合部42、第2当接部43、被覆部44、傾斜部46により一体成形されている。
次に、可動電極20を開放する際における緩衝部材40の作用について図1及び図3を参照して説明する。ここでは、可動電極20が開放方向において設定開放位置よりも回動し過ぎた開放規制位置について説明する。
図1及び図3に示されるように、可動電極20は、開放方向に回動されると、2枚の接触刃20a,20bが固定電極30から離間する。そして、可動電極20は、設定開放位置よりも開放方向へ回動し、オーバーランすると、開放規制位置において第1当接部29と第2当接部43とにそれぞれ当接する。金属製である可動電極20の第1当接部20dと金属製である上側接続端子23の第1当接部29とは、互いが当接すると確実に可動電極20の回動を停止させる。また、金属製の可動電極20の第1当接部20d及び第2当接部20eと、弾性部材で形成された緩衝部材40の第2当接部43及び傾斜部46とがそれぞれ当接すると、可動電極20の回動による衝撃を緩衝部材40が吸収して確実に可動電極20の回動を停止させる。
以上、説明した実施形態によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)導電部材としての上側接続端子23に形成した第1当接部29と緩衝部材40に形成した第2当接部43とによって可動電極20の回動を規制することができる。また、第1当接部29を上側接続端子23に、緩衝部材40を上側接続端子23に装着したので、多回路開閉器の体格に影響を与えず、多回路開閉器を小型化することができる。よって、可動電極20の開放時におけるオーバーランによる部材の損傷を抑制しながら、小型化ができる。さらに、可動電極20の回動軸の近傍で可動電極20の回動を規制するので、移動速度の遅い部分で可動電極20の衝撃を受け止め、当接部分の劣化を抑制することができる。
(2)上側接続端子23を非弾性部材によって形成し、緩衝部材40を弾性部材によって形成した。このため、非弾性部材で形成された第1当接部29で可動電極20の回動を確実に規制することができるとともに、弾性部材で形成された第2当接部43で可動電極20の当接による衝撃を吸収することができる。
(3)緩衝部材40は、上側接続端子23を覆うとともに、上側接続端子23を支持する上側支持部材21に密着するようにした。このため、可動電極20が第2当接部43に当接した際の衝撃を上側接続端子23と上側支持部材21とに分散させて吸収することができる。
(4)第1当接部29と第2当接部43とは可動電極20と同時に当接するので、上側接続端子23と緩衝部材40とによって可動電極20との衝撃を同時に吸収することができる。
(5)緩衝部材40の可動電極20と当接する部分の裏側に上側支持部材21の角部が位置するので、可動電極20が当接したことによる衝撃を上側支持部材21の角部で吸収することができる。
(6)上側支持部材21に形成した溝部21bに緩衝部材40を嵌合させるので、緩衝部材40を上側支持部材21の体格に収容することができる。よって、緩衝部材40によって体格が増えることを抑制することができる。また、嵌合部42の後端部42aと、溝部21bの後端部21cとを当接したため、衝撃を上側支持部材21で吸収することができる。
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することができる。
・上記実施形態では、緩衝部材40の嵌合部42を上側支持部材21の溝部21bに嵌合したが、嵌合部42を省略してもよい。
・上記実施形態では、最大開放位置を開放規制位置として設定開放位置と異なる位置としたが、最大開放位置と設定開放位置とを同位置に設定してもよい。
・上記実施形態では、第2当接部43の下部には、傾斜部46が形成したが、図5に示されるように、傾斜部46を第3当接部46として、可動電極20の背面を当接させてもよい。例えば、第2当接部43と第3当接部46とが2段の階段状に形成されている。第3当接部46は、第1当接部29の当接面と同一延長上に傾斜して形成されている。第3当接部46の当接面と第2当接部43の当接面とは、並行に形成されている。第3当接部46には、可動電極20の第1当接部20dが当接する。第2当接部43の上部には、可動電極20の第1当接部20dの上部に隣接した背面部分である第2当接部20eが当接する。なお、可動電極20は、所定の設定開放位置が設定されており、オーバーランの際に第1当接部29と第2当接部43と第3当接部46に対して、最大開放位置である開放規制位置において同時に当接する。すなわち、緩衝部材40は、取付部41、嵌合部42、第2当接部43、被覆部44、第3当接部46により一体成形されている。金属製の可動電極20の第1当接部20d及び第2当接部20eと、弾性部材で形成された緩衝部材40の第2当接部43及び第3当接部46とがそれぞれ当接すると、可動電極20の回動による衝撃を緩衝部材40が吸収して確実に可動電極20の回動を停止させる。
このようにすれば、第1当接部29と第2当接部43とともに、第3当接部46によって可動電極20の回動を開放規制位置で規制することができる。第1当接部29の当接面と第3当接部46の当接面とが同一延長上に形成される。このため、上側接続端子23の第1当接部29と緩衝部材40の第3当接部46とが同じように可動電極20と当接することとなり、上側接続端子23と緩衝部材40とによって可動電極20との衝撃を確実に吸収することができる。
・上記実施形態では、可動電極20を第1当接部29と第2当接部43とに同時に当接させたが、図6に示されるように、可動電極20の開放方向において、第1当接部29を開放規制位置で当接させて、第2当接部43を第1当接部29よりも先に当接させてもよい。すなわち、第2当接部43→第1当接部29の順に可動電極20を当接させてもよい。このようにすれば、弾性部材で形成された第2当接部43で衝撃を吸収した上で、第1当接部29において確実に回動を規制することができる。また、可動電極20の当接時の損傷を抑制することができる。
また、第2当接部43→第3当接部46→第1当接部29の順に可動電極20を当接させてもよい。このようにすれば、弾性部材で形成された第2当接部43、第3当接部46で衝撃を吸収した上で、第1当接部29において可動電極20の回動を一層確実に規制することができる。また、可動電極20の当接時の損傷を一層抑制することができる。
・上記実施形態では、上側接続端子23に形成した第1当接部29と緩衝部材40に形成した第2当接部43とによって可動電極20の回動を規制するようにしたが、図6に示されるように取付部41を固定電極30側へ延出して第4当接部47を形成し、可動電極20の開放規制位置で絶縁バリヤ28に当接するようにしてもよい。このようにすれば、可動電極20の回動を一層確実に規制することができる。
・上記実施形態では、可動電極20を第1当接部29と第2当接部43とに当接させたが、可動電極20の間に緩衝部材を更に設置して、可動電極20の開放規制位置で緩衝部材が上側接続端子23に当接するようにしてもよい。例えば、図6に示されるように、可動電極20の間に固定軸28aにて緩衝部材50を設置し、緩衝部材50が可動電極20の開放規制位置で上側接続端子23のボルト45に当接する。このようにすれば、可動電極20の回動を一層確実に規制することができる。
・上記実施形態では、緩衝部材40を弾性部材としたが、緩衝部材40を非弾性部材としてもよい。
・上記実施形態では、多回路開閉器に緩衝部材40を設けたが、多回路開閉器に限らず、開閉器等の他の配電機器に緩衝部材40を設けてもよい。例えば、図7に示されるように、開閉器の本体ケース60の電源側の側壁61には電源側ブッシング62が貫通固定され、負荷側の側壁63には負荷側ブッシング64が貫通固定されている。電源側ブッシング62には、固定電極65が突出固定されている。一方、負荷側ブッシング64には接続端子66が突出固定され、当該接続端子66の先端に可動電極67が回動可能に取り付けられている。接続端子66には、可動電極67の第1当接部20dと当接する第1当接部69が形成されている。また、接続端子66の上部には、緩衝部材40が2個のボルト45によって取り付けられている。緩衝部材40には、可動電極67の第2当接部20eが当接する第2当接部43が設けられている。緩衝部材40は、可動電極67が設定開放位置に達した場合、可動電極67の第1当接部20dが接続端子66の第1当接部69に当接し、可動電極67の第2当接部20eが緩衝部材40の第2当接部43に当接して可動電極67の回動を規制する。
10…開路開閉部、11…本体ケース、12…上側支持板、13…下側支持板、13a…係合孔、14…主軸、15…駆動レバー、16…連結軸、17…作動リンク、18…消弧装置、20…可動電極、20a,20b…接触刃、20c…耐弧メタル、20d…第1当接部、20e…第2当接部、21…上側支持部材、21a…収納凹部、21b…溝部、21c…後端部、21d…角部、22…ボルト、23…上側接続端子、24…回動軸、25…共通母線、27…締付ばね、28…絶縁バリヤ、28a…固定軸、29…第1当接部、30…固定電極、30a…耐弧メタル、31…下側支持部材、31a…収納凹部、32…ボルト、33…下側接続端子、34…接続導体、40…緩衝部材、41…取付部、42…嵌合部、42a…後端部、43…第2当接部、44…被覆部、45…ボルト、46…傾斜部。

Claims (3)

  1. 固定電極と、該固定電極に対して回動可能な可動電極とを有し、前記可動電極を投入方向へ回動させたときに両電極を接触させ、前記可動電極を開放方向へ回動させたときに両電極を離間させる配電機器において、
    前記可動電極は、導電部材に回動可能に取り付けられ、
    前記導電部材に形成され、前記可動電極が当接する第1当接部と、
    前記導電部材に装着され、前記可動電極が当接する第2当接部が形成された緩衝部材と、を備え、
    前記緩衝部材は、前記可動電極が当接し、前記第1当接部の当接面と同一延長上に形成された当接面が形成された第3当接部を備え、
    前記可動電極が開放方向へ回動された際に、前記第1当接部と前記第2当接部と前記第3当接部とに前記可動電極が当接することで前記可動電極の回動を規制する
    ことを特徴とする配電機器。
  2. 固定電極と、該固定電極に対して回動可能な可動電極とを有し、前記可動電極を投入方向へ回動させたときに両電極を接触させ、前記可動電極を開放方向へ回動させたときに両電極を離間させる配電機器において、
    前記可動電極は、導電部材に回動可能に取り付けられ、
    前記導電部材に形成され、前記可動電極が当接する第1当接部と、
    前記導電部材に装着され、前記可動電極が当接する第2当接部が形成された緩衝部材と、を備え、
    前記可動電極が開放方向へ回動された際に、前記第1当接部と前記第2当接部とに前記可動電極が当接することで前記可動電極の回動を規制し、
    前記緩衝部材の当接面の裏側に前記導電部材を支持する支持部材の角部が位置する
    ことを特徴とする配電機器。
  3. 固定電極と、該固定電極に対して回動可能な可動電極とを有し、前記可動電極を投入方向へ回動させたときに両電極を接触させ、前記可動電極を開放方向へ回動させたときに両電極を離間させる配電機器において、
    前記可動電極は、導電部材に回動可能に取り付けられ、
    前記導電部材に形成され、前記可動電極が当接する第1当接部と、
    前記導電部材に装着され、前記可動電極が当接する第2当接部が形成された緩衝部材と、を備え、
    前記可動電極が開放方向へ回動された際に、前記第1当接部と前記第2当接部とに前記可動電極が当接することで前記可動電極の回動を規制し、
    前記導電部材を支持する支持部材に溝部を形成し、
    前記緩衝部材は、前記導電部材を覆うとともに、前記溝部に嵌合密着させる
    ことを特徴とする配電機器。
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