JP5630929B2 - 水力工学設備用のアンカー要素 - Google Patents

水力工学設備用のアンカー要素 Download PDF

Info

Publication number
JP5630929B2
JP5630929B2 JP2013504139A JP2013504139A JP5630929B2 JP 5630929 B2 JP5630929 B2 JP 5630929B2 JP 2013504139 A JP2013504139 A JP 2013504139A JP 2013504139 A JP2013504139 A JP 2013504139A JP 5630929 B2 JP5630929 B2 JP 5630929B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
anchor element
shear protection
anchor
protection elements
shear
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013504139A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013525629A (ja
Inventor
ヴォルフガング・マイアー
Original Assignee
フォイト・パテント・ゲーエムベーハー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by フォイト・パテント・ゲーエムベーハー filed Critical フォイト・パテント・ゲーエムベーハー
Publication of JP2013525629A publication Critical patent/JP2013525629A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5630929B2 publication Critical patent/JP5630929B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02DFOUNDATIONS; EXCAVATIONS; EMBANKMENTS; UNDERGROUND OR UNDERWATER STRUCTURES
    • E02D13/00Accessories for placing or removing piles or bulkheads, e.g. noise attenuating chambers
    • E02D13/04Guide devices; Guide frames
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02DFOUNDATIONS; EXCAVATIONS; EMBANKMENTS; UNDERGROUND OR UNDERWATER STRUCTURES
    • E02D27/00Foundations as substructures
    • E02D27/32Foundations for special purposes
    • E02D27/42Foundations for poles, masts or chimneys
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02DFOUNDATIONS; EXCAVATIONS; EMBANKMENTS; UNDERGROUND OR UNDERWATER STRUCTURES
    • E02D27/00Foundations as substructures
    • E02D27/32Foundations for special purposes
    • E02D27/52Submerged foundations, i.e. submerged in open water

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Mining & Mineral Resources (AREA)
  • Paleontology (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Foundations (AREA)

Description

本発明は、水力工学設備用のアンカー要素、特に、洋上発電プラント用の係留ブロックあるいは重力基礎、あるいは、モノパイル基礎あるいは水底のボーリングのためのセンタリングおよび案内補助に関する。
水底に永久的なアンカーポイントを形成するために、通常は、ウエイトが沈められ、そこから、連結チェーンがアンカーブイへと導かれる。これに関しては特許文献1を参照されたい。破砕岩が詰め込まれ、水底に設置されたメッシュバスケットが当該文献から推定される。代替例として、標準化されたコンクリート部品の形態の係留ブロックを形成することも可能である。この場合、係留ブロックは、確実なアンカーポイントとして機能するために大きな重量を有している必要がある。このため、洋上設備のためのアンカー要素を形成するためには、重いアンカー要素を設置することを可能とするために十分な揚重性能を有する特殊装備船舶を使用することが必要となる。
係留ブロックの耐久性を改善するために、特許文献2は、水底に食い込む係留ブロックの底においてスパイクを使用することを提案している。この解決策は、水底の比較的軟質な堆積物を仮定している。岩石質底面へのそうした係留ブロックの設置は、アンカー効果の低減につながり得る。十分な安全マージンを提供するために、そうしたアンカー要素の重量は、それゆえ、増大させられるが、これは設置作業を困難なものとする。
一連の対応する問題が洋上発電プラントの重力基礎に関して存在する。たとえば、海上での風力発電プラントの構築に関する特許文献3を参照されたい。さらに、その自重によって固定される対応する基礎が、潮流からエネルギーを得るための完全沈下設備に関して公知である。この場合、石質底面は、波および流れの力による設備の移動を確実に排除できるように、特に重い基礎要素を生じる。
設備の基礎のために重力基礎の代替としてパイル基礎(モノパイル)が使用される場合(ここで水塊は岩石質底を有する)、パイル基礎のために実施されるボーリングのセンタリングのために、そして基礎の直接のベース領域を固定するために、アンカー要素が使用されるが、これに関しては、特許文献4を参照されたい。この用途のために、やはり、重いアンカー要素が水底に設置される
特許文献5はさらに石油プラットフォーム用のパイル基礎を開示しているが、このために、先ず、基礎要素が水低に設置され、続いて、この基礎要素から延在するパイル内で加圧によって固定される。パイルは、そのための密封収容チャンバー内への海水中のポンピングによる後方側加圧によって突出させられる。突出後、収容チャンバーは砂で満たされる。
米国特許出願公開第2008/0112759号明細書 特開昭61-046791号公報 独国特許出願公開第10 2005 006 988号明細書 欧州特許出願公開第1 988 219号明細書 英国特許出願公開第1 492 562号明細書
本発明の目的は、その自重によって水底にのしかかる水力工学設備用のアンカー要素を提供することであり、ここで、使用されるバラストウエイトは、それを簡易船舶によって設置できるように、剪断保護のための限界荷重に比べて小さなものである。この例では、アンカー要素は、特に、石質および岩石質の底面にとって好適であるべきであり、かつ、長寿命によって、そして構築および製造工学的な容易性によって特徴付けられるべきである。
本発明の基礎を形成する目的は、独立請求項の特徴によって解決される。有利な実施形態は従属請求項から得られる。
固定のために装填ウエイトを使用する公知のアンカー要素を改善するために、本発明者は、アンカー要素の側方ガイド内で移動可能に配置された剪断保護要素(これは、水底への設置後、底面の不整に打ち込まれた状態となる)が、横力に関してアンカー要素の荷重支持能力を、かなりの程度改善することを見出した。この目的のために使用される剪断保護要素は、その自重によって移動するだけである。したがって、側方ガイドは剪断力を伝達するが、剪断保護要素の各個々のものに並進自由度を残し、この結果、剪断保護要素は、付加的なアクチュエータ機構を伴わずに、それらが水底と接触するまで突出できる。
剪断保護要素のそれぞれは、アンカー要素が水底に設置された際に、特定の平衡ポジションをとる。アンカー要素への大きな荷重(特に横力)は、水底へのアンカー要素の個々の接触ポジションが実質的に変更されることを伴わずに、アンカー要素全体の移動を引き起こすことがあり、すなわち、アンカー要素は、いわば、自由に突出可能な剪断保護要素によって底面の起伏に密着する。
最も簡単な例では、剪断保護要素はアンカー要素の本体のリセスに対して積極的に応用され、この結果、リセスの壁は剪断保護要素のための側方ガイドを形成する。好ましい形態に関して、リセスはアンカー要素の貫通開口として構成され、この結果、剪断保護要素は上から、この貫通開口内に挿入でき、かつ、ヘッド領域に、たとえば、フランジ形状に広がった断面形状の、落下を阻止するための適当なデバイスを備える。アンカー要素が降下するとき、剪断保護要素は、落下を防止するために、このデバイスによって保持され、かつ、同時に、アンカー要素のベース領域を越えて突出する。地面との接触時、剪断保護要素は、その自重によって水底にのしかかり、かつ、アンカー要素全体がそのそれぞれの平衡ポジションに達するまで前進する。
有利な形態に関して、剪断保護要素に対する接触領域における側方ガイドは、耐海水摩擦ベアリングの形態で構成される。このために、側方ガイドそれ自体および/または側方ガイドと接触状態となる剪断保護要素の一部は、適当な摩擦支持材で覆われる。特に、スターンチューブのための用途から公知の材料の組み合わせが、ここでは考えられる。硬軟対が特に耐久性があることが判明している。すなわち、接触面の一方は大きな荷重を加えることができるポリマー、たとえばOrkot(登録商標)で覆われ、一方、向き合う面は硬質な材料、おそらくはステンレススチールからなる。そうした様式で形成された剪断保護要素によって、アンカー要素の、そして剪断保護要素のかなりの部分をコンクリート材料で形成できる。強度の理由から、特に、繊維強化コンクリートが、ここでは、考えられる。コンクリートコンポーネントの直接的な交互スライドは、上記手段によって回避される。アンカー要素のレセプタクルの壁は、それゆえ、上記摩擦支持材で覆うことができ、一方、剪断保護要素は、その自重を増大させるためにコンクリートが充填されたスチールチューブの形態で構成される。
代替形態に関して、たとえば、スチールからなる、離間したプレートの形態の剪断保護要素のための側方ガイドは貫通開口を備えるが、それを経て剪断保護要素がガイドされる。特に有利なことには、剪断保護要素は異なる断面を備えるが、これは、剪断保護要素が脱落しないように固定されるよう貫通開口の寸法に適合させられる。
さらなる代替実施形態に関して、剪断保護要素は、互いに直に隣接して存在し、かつ、側方ガイドを実現すると共に、自由な動作のために準備された並進移動の方向へのそれぞれ隣接する剪断保護要素の相互スライドを可能とするために使用される確動接触面を有する。そうした形態に関して、特に、互いに向かって横方向に剪断保護要素をガイドするフレーム形状要素によって境界が形成された、同じ寸法を有する直方体として剪断保護要素を構成することが考えられる。この構造体には、脱落の阻止のためのデバイスが追加される。
第1の形態に関する本発明に基づくアンカー要素は、水底の上に配置されたとき、少なくとも三つの剪断保護要素上に立つことができる。残りの要素は自由に移動可能であり、すなわち、それらは端部ストッパーまでガイドされておらず、したがってアンカー要素の重量を受けない。だが、その自重の結果、それらは、水底の関連する接触ポイントにのしかかり、そして、それぞれの側方ガイドを介してアンカー要素に作用する横力を吸収する。
これに代えて、別な別個のコンポーネント上でアンカー要素を支持することが可能である。最も簡単な例では、これは、アンカー要素それ自体の荷重吸収フレームである。さらなる実施形態に関して、垂直荷重は、アンカー要素を水平化するためにリフティングデバイスが設けられる接触ポイントにおいて遮断される。そうした形態は、特に、洋上発電プラントの基礎のための本発明に基づくアンカー要素を備えた重力基礎を実現するために使用できる。したがって、水底でのボーリングを確実なものとするための、あるいはモノパイル基礎を立設するための、センタリングおよび案内補助は、本発明に基づくアンカー要素によって実現できる。
以下、図面に関連する代表的実施形態を参照して本発明について詳しく説明する。
水底への設置前の、本発明に基づくアンカー要素の断面図である。 水底への設置後の、本発明に基づくアンカー要素の断面図である。 図1aに基づく略図で本発明に基づくアンカー要素の実施形態を示す図である。 図1bに基づく略図で本発明に基づくアンカー要素の実施形態を示す図である。 設置前の別な代替構造のアンカー要素の断面図である。 設置後の別な代替構造のアンカー要素の断面図である。 本発明に基づくアンカー要素を備えた洋上発電設備のための重力基礎を部分断面で示す図である。 本発明に基づくアンカー要素を備えたモノパイル基礎用のセンタリングおよび案内補助を部分断面で示す図である。
図1aは、バラストウエイト2として直方体コンクリートブロック11を備える、本発明に基づくアンカー要素を断面で示している。左右取り付け要素9.1,9.2で保持されるチェーン10による吊り下げ状態が示されている。そうした様式で構成されたアンカー要素は、好ましくは、係留ブロックとして機能する。
剪断保護要素3.1〜3.11を受けるためのリセス4.1〜4.11がコンクリートブロック11に設けられるが、これは、好ましくは、繊維強化コンクリートからなる大きな荷重を受けるよう構成される。リセス4.1〜4.11は、好ましくは、マトリックス形状で配置され、かつ、目下の構成に関しては貫通開口の形態で設けられるが、これはコンクリートブロックの上面38からベース領域39へと延在する。リセス4.1〜4.11の長手方向軸線は、ここでは、直立面として提供される底面領域39に対して実質的に垂直に延びる。これに代えて、好ましくは、かなり急であるように、好ましくは45°未満、特に好ましくは20°未満であるように選択された、ある傾斜角度が考えられるが、これによって、保護要素3.1〜3.11は、側方ガイド内の摩擦力に打ち勝ち、そして、それ自身の重量によって、降下のために準備された方向に、リセス4.1〜4.11から突出する。
この例では、剪断保護要素3.1〜3.11は、円柱状でかつテーパー状であるように設計されている。さらに、上端領域において、それらはストッパー7を有するが、それらは、リセス4.1〜4.11の断面に関してオーバーサイズとされたカラーの形態で設計されており、脱落を抑止するデバイスを形成する。
各場合において、剪断保護要素3.1〜3.11の側面に対するフォームフィットとして設計されたリセス4.1〜4.11の壁は、剪断保護要素3.1〜3.11のための側方ガイド5として機能する。
さらに、壁12は、好ましくは、摩擦支持材6で覆われる。これは、例として、剪断保護要素3.1のためのリセス4.1によって示されている。摩擦支持材6は、側方ガイド5と、剪断保護要素3.1〜3.11との間の摩擦力を、剪断保護要素3.1〜3.11の自重がリセス4.1〜4.11から突出するのに十分である程度まで低減するために用いられる。さらに、変化する流入条件によるアンカー要素1の連続した移動のもと、あるいは、波の動きの結果として、剪断保護要素3.1〜3.11の、あるいはリセス4.1〜4.11の壁12の磨耗が低減されるべきである。
図1bは、水底8にアンカー要素1を設置した後の状況を示している。この例では、コンクリートブロック11が、水底8に対する接触ポイント37.1,37.2の上に載る。概して、少なくとも三つの接触ポイントが提供されるが、これは概略断面図には示されていない。
目下の代表的実施形態に関して、アンカー要素1は、剪断保護要素3.1〜3.11上で直に支持されない。だが、これらは、水底8と接触するか、あるいは終端ポジションに位置させられ、脱落を阻止するためのデバイスによって保持される。最後に言及した事例は剪断保護要素3.6に当てはまる。別な剪断保護要素3.1〜3.5,3.8〜3.11は、その自重によって水底8にのしかかり、そしてコンクリートブロック11のベース領域29と水底8との間の距離に依存して個々のポジションをとる。こうして、それらは、水底8の輪郭をたどり、そして、アンカー要素1に作用する力が接触ポイントの変位を引き起こさないように窪みと係合する。コンクリートブロック11が、大きな剪断力によって、ぐらつき動作をすることは全く可能であるが、これは、水底8との剪断保護要素3.1〜3.11の接触それ自体が失われることなく、関係する側方ガイド5に沿った剪断保護要素3.1〜3.11の一定の移動につながる。
図2aおよび図2bは、水底8への設置の前後のアンカー要素1の代替実施形態を断面で示している。大まかに図示された剪断保護要素3.1〜3.7は、平行でありかつ側方ガイド5を形成するために互いに離間された第1のガイドプレート13および第2のガイドプレート15の貫通孔内で保持される。第1のガイドプレート13および第2のガイドプレート15は、装填ウエイト2のかなりの部分を形成するコンクリートブロック11.1,11.2内に水平方向に埋め込まれる。構造物はカバープレート20によって覆われるが、これは、第1のガイドプレート13および第2のガイドプレート15に対応する耐腐食性のある十分に丈夫な素材から形成される。たとえば、これらのコンポーネントは、スチールプレートとして、あるいは繊維強化コンクリートからなるコンポーネントとして設計できる。
剪断保護要素3.1に関して、一例として、下側貫通開口14が第1のガイドプレート13に設けられ、かつ、上側貫通開口16がそれと整列状態で第2のガイドプレート15に設けられる。この結果、剪断保護要素3.1は、好ましくは20°未満の急な角度で横方向に、特に好ましくは実質的に設置方向と実質的に直交する方向にガイドされる。剪断保護要素3.1〜3.11のより細い下側円柱セクション17は下側貫通開口14を経て突出する。だが、これは、拡張された上側円柱セクション18にとっては過度に狭く、したがって脱落を抑止するデバイス36を形成する。上側円柱セクション18は、より大きな上側貫通開口16を貫通し、そして、図2aに示す剪断保護要素3.1〜3.11の完全突出静止ポジションのために、第2のガイドプレート15を越えて突出する。ヘッド19を形成する突出部分には丸みが付されており、これによって、剪断保護要素3.1〜3.11が完全に挿入されたとき、その上に配置されたカバープレート20の内側でのヘッド19の穏やかなスライドが保証される。
図2bは、水底8に配置された、図2aからのアンカー要素1の状況を示している。剪断保護要素3.1および3.6はアンカー要素1の垂直荷重を吸収することが分かる。関連接触ポイント37.1,37.2が示されている。確実な直立のために必要な第3の接触ポイントは、概略断面図には示されていない。荷重吸収剪断保護要素3.1および3.6は、この場合、それぞれ、カバープレート20の内側で、そのヘッド19の領域内に存在する。水平力が、第1のガイドプレート12の下側貫通開口14において、そして第2のガイドプレート15の上側貫通開口16において導入される。図示する例では、さらなる剪断保護要素3.2,3.3,3.5,3.7が、それ自身の重量によって水底8にのしかかり、そして、アンカー要素1の水平移動の場合には、それぞれの側方ガイド5を介して保持力を加える。
図3aおよび図3bは、本発明のさらなる代表的実施形態を示している。ここで、コンクリートブロック11.1,11.2およびカバープレート20はフレーム40の一部を形成しているが、これは嵌っている剪断保護要素3.1〜3.6のために上端に向かって閉塞されている。これらは、各個々の剪断保護要素3.1〜3.6が、突出のための準備される方向(この例では垂直方向)への積極的なスライドを可能とする、隣接要素に対する接触面21.1,21.221.3を有するように設計される。図示する実施形態に関して、剪断保護要素3.1〜3.6は、矩形コンクリートブロックとして選択されている。これらは、摩損からの保護のための摩擦支持材でカバーできるが、これは図面には示していない。カバープレート20の、脱落を抑止するためのデバイス36によって、当初、保持された個々の剪断保護要素3.1〜3.6は、現場に存在する不整に依存して、水底8へのアンカー要素1の設置の後、地面との接触時に後退する。剪断保護要素3.1および3.5はカバープレート20まで直接的にガイドされ、この結果、支承様式でアンカー要素1を支持することが分かる。他の剪断保護要素3.2〜3.4および3.6は中間ポジションに配置されるが、ここで、各個々のものは、その自重によって水底8の上にのしかかり、そして、それぞれ隣接する剪断保護要素3.1〜3.6に対する、このために必要な相対ポジションは、接触面21.1〜21.3に沿ってスライドすることで達成される。この結果、剪断保護要素3.1〜3.6の地面接触ポイントのトポロジーは水底8に適合させられるが、これによって、アンカー要素1への剪断力は側方ガイド5を介して確実に遮断できる。
図4は、洋上発電プラント用の重力基礎22の形態の本発明のさらなる展開を示しているが、その上には、風力タービン、あるいは、この例において図示するように、潮力タービンを配置できる。図は、その上で回転する水力タービン28と、基礎側サポート構造体24上のカップリング要素25の上に配置可能な隣接タワーアダプター26とを備えたタービンシャーシ27を示している。
本発明によれば、重力基礎22は、リセス4.1〜4.8内に垂直方向に移動可能に配置された剪断保護要素3.1〜3.8を備えたアンカー要素1を備える。これらは、重力基礎22が底との接触を維持しながら水底8に設置された際に後退し、したがって重力基礎22の適合された底面領域39を形成する。
重力基礎は、この重力基礎23の重量を支持するリフティングデバイス23.1および23.3によって水平にされる。したがって、自由に垂直に移動可能な剪断保護要素3.1〜3.8は、設備の運転中、重力基礎22に作用する横力のかなりの部分を遮断する。
さらなる代替実施形態に関して、重力基礎22の安定性は、キャビティを充填するために、供給チャネル35を介して、さらなる構築ステップへと、セメント混合物を供給することによって増大させることができる。この実施形態に関して、剪断保護要素3.1〜3.8は、セメント塊が最終的に硬化するまで、設置の間の初期固定のために使用される。
図5は、おそらくはモノパイル基礎を形成するためのボーリングのためのセンタリングおよび案内補助30を示している。バラストウエイト2として、そして同時に支持コンポーネントとして機能するコンクリートブロック11を備えた基礎要素が再び示されている。本発明によれば、コンクリートブロック11上に配置された剪断保護要素3.1〜3.8は、リセス4.1〜4.8内で、その自重によって、垂直方向に自由に移動可能に配置される。これらは、水底8の変化への適合のために再び使用される。リフティングデバイス23.1,23.3による水平化の後、ドリルヘッド33を備えたドリルパイプ32を、ドリルホール34内へとガイドパイプ31を経て降下させることができる。
本発明のさらなる実施形態は、特許請求の範囲の記載から得られる。特に、それらが設置の方向に対して傾斜したポジションで突出するように、剪断保護要素3.1〜3.11のための側方ガイド5を設計することが可能である。さらに、剪断保護要素3.1〜3.11を、その突出の方向によって、そして、その重量あるいはその突出長さによって、あるいは水底に対する接触領域の形状に関連して相違する異なるグループに分割することも可能である。さらに、アンカー要素1の全外面は剪断保護要素3.1〜3.11で覆うことができ、この場合、剪断保護要素3.1〜3.11の一部のみが、設置の方向に依存して、水底8と接触する。この結果、アンカー要素1は、方向に関係なく、水底8に配置でき、これによって設置が簡素化される。
1 アンカー要素
2 バラストウエイト
3.1〜3.11 剪断保護要素
4.1〜4.11 リセス
5 側方ガイド
6 摩擦支持材
7 ストッパー
8 水底
9.1,9.2 取り付け要素
10 チェーン
11,11.1,11.2 コンクリートブロック
12 壁
13 第1のガイドプレート
14 下側貫通開口
15 第2のガイドプレート
16 上側貫通開口
17 下側円柱セクション
18 上側円柱セクション
19 ヘッド
20 カバープレート
21.1,21.2,21.3 接触面
22 重力基礎
23.1,23.2 リフティングデバイス
24 サポート構造体
25 カップリング要素
26 タワーアダプター
27 タービンシャーシ
28 水力タービン
29 洋上発電プラント
30 センタリングおよび案内補助
31 ガイドパイプ
32 ドリルパイプ
33 ドリルヘッド
34 ドリルホール
35 供給チャネル
36.1〜36.6 脱落を抑止するためのデバイス
37.1,37.2 接触ポイント
38 上面
39 底面領域
40 フレーム

Claims (8)

  1. 水力工学設備用のアンカー要素(1)であって、重み付けのための少なくとも一つのバラストウエイト(2)を有し、前記バラストウエイト(2)は底面領域(39)を備え、
    前記アンカー要素(1)は複数の剪断保護要素(3.1〜3.11)を備え、この複数の剪断保護要素(3.1〜3.11)は、前記アンカー要素(1)が水底(8)に設置される前に、前記剪断保護要素(3.1〜3.11)が前記底面領域(39)を越えて突出すると共に脱落を防止するためのデバイス(36.1〜36.6)によって保持されるように、前記アンカー要素(1)の側方ガイド(5)の上で後退可能に自由に移動可能に配置され、前記剪断保護要素(3.1〜3.11)は、前記底と接触状態にあるとき、単にそれ自身の重量によって前記水底(8)にのしかかり、かつ、前記アンカー要素(1)が平衡のポジションを呈するまで前記それぞれの側方ガイド(5)に沿って個々に後退することを特徴とするアンカー要素。
  2. 前記剪断保護要素(3.1〜3.11)のそれぞれは、前記アンカー要素(1)のリセス(4.1〜4.11)内に配置され、かつ、前記リセス(4.1〜4.11)の壁(12)は前記側方ガイド(5)を形成していることを特徴とする請求項1に記載のアンカー要素。
  3. 前記側方ガイド(5)および/または前記側方ガイド(5)と接触する前記剪断保護要素(3.1〜3.11)の部位は、摩擦支持材(6)によって覆われることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のアンカー要素。
  4. 前記剪断保護要素(3.1〜3.11)の少なくとも一つの部位は互いに直接側方接触状態にあり、個々の剪断保護要素(3.1〜3.11)は、互いに対してスライドでき、かつ、前記側方ガイド(5)は、互いに隣接する隣接剪断保護要素(3.1〜3.11)の相互接触面によってもたらされることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のアンカー要素。
  5. 前記剪断保護要素(3.1〜3.11)は、前記アンカー要素(1)から脱落しないように固定されることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のアンカー要素。
  6. 前記アンカー要素(1)は、繊維強化コンクリートから、少なくとも部分的に製造されることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載のアンカー要素。
  7. 前記アンカー要素(1)は、水底(8)へ設置した後の水平化のためのリフティングデバイス(23.1,23.2)を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載のアンカー要素。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載のアンカー要素を有する水力工学設備であって、前記水力工学設備は、洋上発電プラント(29)用の重力基礎(22)として、あるいは係留ブロックとして、あるいは、モノパイル基礎を立設するためのあるいは水底のボーリングのためのセンタリングおよび案内補助(30)として機能することを特徴とする水力工学設備。
JP2013504139A 2010-04-16 2011-02-03 水力工学設備用のアンカー要素 Expired - Fee Related JP5630929B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE102010015533.0 2010-04-16
DE102010015533A DE102010015533B3 (de) 2010-04-16 2010-04-16 Verankerungselement für eine wasserbauliche Anlage
PCT/EP2011/000482 WO2011128006A1 (de) 2010-04-16 2011-02-03 Verankerungselement für eine wasserbauliche anlage

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013525629A JP2013525629A (ja) 2013-06-20
JP5630929B2 true JP5630929B2 (ja) 2014-11-26

Family

ID=43624663

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013504139A Expired - Fee Related JP5630929B2 (ja) 2010-04-16 2011-02-03 水力工学設備用のアンカー要素

Country Status (7)

Country Link
US (1) US20130101359A1 (ja)
EP (1) EP2558650B1 (ja)
JP (1) JP5630929B2 (ja)
KR (1) KR20130060192A (ja)
CA (1) CA2796547A1 (ja)
DE (1) DE102010015533B3 (ja)
WO (1) WO2011128006A1 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102009051425A1 (de) * 2009-10-30 2011-05-05 Voith Patent Gmbh Strömungskraftwerk und Verfahren für dessen Erstellung
BR112012023745B1 (pt) * 2010-03-24 2019-12-03 Vestas Wind Sys As método de assentamento de um fundamento
KR101337646B1 (ko) * 2011-07-08 2013-12-05 삼성중공업 주식회사 해상 풍력 발전기, 해상 풍력 발전기 이송용 리프팅 지그 및 이를 이용한 해상 풍력 발전기 설치 방법 및 시스템
GB2585375B (en) * 2019-07-04 2022-02-09 Subsea 7 Ltd Sliding subsea foundation mat
CN110500223B (zh) * 2019-09-12 2024-07-19 上海交通大学 采用侧向张紧辅助的潮流能水轮机导管架式支撑基础
NL2025306B1 (en) * 2020-04-08 2021-10-25 Heerema Marine Contractors Nl Devices and methods for installing piles into the ground or seabed
CN114919691B (zh) * 2022-06-07 2023-08-15 中广核新能源六安有限公司 浮动式水上光伏锚固装置

Family Cites Families (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2675680A (en) * 1954-04-20 Construction of submerged
US645885A (en) * 1899-04-25 1900-03-20 William Bramwell Bonnell Piling.
US2354142A (en) * 1942-04-20 1944-07-18 Moran Proctor Freeman & Mueser Self-adjusting sealing edge for installation of piers
US2637978A (en) * 1946-04-25 1953-05-12 Stanolind Oil & Gas Co Marine drilling
US2895301A (en) * 1955-02-08 1959-07-21 California Research Corp Stabilization of submarine raft foundations
US2933898A (en) * 1955-11-16 1960-04-26 Raymond Int Inc Offshore platform structures
CH368985A (fr) * 1960-05-11 1963-04-30 Francis Wittgenstein Gerard Procédé d'immersion d'un pipe-line subaquatique et pipe-line immergé par le procédé
US3347053A (en) * 1965-04-28 1967-10-17 Mobil Oil Corp Partially salvageable jacket-pile connection
US3992890A (en) * 1974-01-28 1976-11-23 Pynford Limited Method of forming foundations
GB1492562A (en) * 1975-01-30 1977-11-23 Offshore Concrete Bv Semi-submergible submergible or sinkable structures
US4304506A (en) * 1978-08-07 1981-12-08 A/S Hoyer-Ellefsen Marine structure
IT1166864B (it) * 1979-05-29 1987-05-06 Saipem Spa Apparecchiatura perfezionata per il supporto di tubazioni sospese su avvallamenti situati anche a grandi profondita' del mare e metodo perfezionato per l'installazione di essa
JPS5673725A (en) * 1979-11-20 1981-06-18 Kawasaki Steel Corp Construction of foundation under water
US4480944A (en) * 1981-04-30 1984-11-06 Raymond International Builders, Inc. Offshore drilling of large diameter holes in rock formations
JPS60233221A (ja) * 1984-05-04 1985-11-19 Shimizu Constr Co Ltd 海洋構造物の据え付け方法
JPS6146791A (ja) * 1984-08-10 1986-03-07 Agency Of Ind Science & Technol 海上係留物係留用コンクリ−トおもり
DK304285D0 (da) * 1985-07-03 1985-07-03 Atlas Ingeniorforretningen Lejekonstruktion og fartoej med en saadan lejekonstruktion
JP2718241B2 (ja) * 1990-03-23 1998-02-25 鹿島建設株式会社 軟弱海底地盤上の基礎施工法
US6409433B1 (en) * 2000-01-27 2002-06-25 David A. Hubbell Foundation piles or similar load carrying elements
JP2002097651A (ja) * 2000-09-25 2002-04-02 Kajima Corp 構造物基礎
JP2004044200A (ja) * 2002-07-11 2004-02-12 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ジャケット構造体
JP2004044199A (ja) * 2002-07-11 2004-02-12 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ジャケット構造体の施工方法及び水平調整装置
DE102005006988A1 (de) * 2005-02-15 2006-08-17 Ed. Züblin Ag Flächengründung, bevorzugt aufgelöst, für Offshore-Windenergieanlage
WO2007019609A1 (en) * 2005-08-12 2007-02-22 Biopower Systems Pty. Ltd. A mooring
US20080112759A1 (en) * 2006-11-10 2008-05-15 Stewart Hardison Artificial reef anchor structure
EP1988219A1 (en) * 2007-05-04 2008-11-05 Anatoliusz Z. Jaroszewicz Monopile foundation
GB0902289D0 (en) * 2009-02-12 2009-03-25 Marine Current Turbines Ltd Methods for installing pin-piled jacket type structures at sea
DE102009051425A1 (de) * 2009-10-30 2011-05-05 Voith Patent Gmbh Strömungskraftwerk und Verfahren für dessen Erstellung

Also Published As

Publication number Publication date
KR20130060192A (ko) 2013-06-07
US20130101359A1 (en) 2013-04-25
EP2558650B1 (de) 2016-08-24
DE102010015533B3 (de) 2011-05-05
JP2013525629A (ja) 2013-06-20
CA2796547A1 (en) 2011-10-20
EP2558650A1 (de) 2013-02-20
WO2011128006A1 (de) 2011-10-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5630929B2 (ja) 水力工学設備用のアンカー要素
NL2019701B1 (en) Off shore wind energy installation foundation system.
KR101399983B1 (ko) 근해 풍력 기지 산업에 이용하기 위한 지지 구조물
RU2719516C1 (ru) Опирающаяся на дно платформа и способ создания бурового терминала для бурения на мелководном шельфе
CN110382781B (zh) 用于在海洋环境中利用重力铺设建筑物、设备和风力涡轮机的基础的海事结构
PH12014502301B1 (en) Partially floating marine platform for offshore wind-power, bridges and marine buildings, and construction method
EP2574698B1 (en) Method and device for driving a multiplicity of piles into a seabed
CN110382344B (zh) 用于与离岸设施连接的自主式的能漂浮的重力基件
US10443207B2 (en) Pile foundations for supporting power transmission towers
US11713098B2 (en) Multiline ring anchor and installation method
CN101429761A (zh) 深海裸岩墩护筒、定位桩、水下围堰一体化平台及施工法
KR20200081143A (ko) 스퍼드캔 기초를 이용한 프리파일링 템플리트 및 이를 이용한 해상 구조물 설치 방법
GB2524460A (en) Offshore foundation
JP6105044B2 (ja) 海上風力、橋および海上建造物用部分浮体式海上プラットホーム、および施工方法
NL2028088B1 (en) Concrete connector body for an offshore wind turbine.
WO2013044977A1 (en) A wall element system for an offshore power storage facility
KR101630522B1 (ko) 프리로딩을 위한 석션기초 및 그 시공방법
KR20170080051A (ko) 조류발전 지지구조 시스템
KR101384168B1 (ko) 위치센서를 이용한 해상풍력 발전기의 기초슬래브 설치 방법
KR101117927B1 (ko) 해상구조물 가설 공법
CN201292535Y (zh) 深海裸岩墩护筒、定位桩、水下围堰一体化平台
KR102480830B1 (ko) 해양 에너지 하베스터를 위한 프레임
KR101290898B1 (ko) 신축이음 및 내부 속채움을 갖는 조력발전소용 수문구조물 및 수차구조물
DK2840185T3 (en) Support construction
CN113668531A (zh) 一种用于海洋大直径管桩安装中防溜桩控制装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140124

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140424

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140507

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140909

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141006

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5630929

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees