JP5629496B2 - 海流発電装置及びそのメンテナンス方法 - Google Patents

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Description

本発明は、海流発電装置及びそのメンテナンス方法に関する。
近年、新エネルギーとして海流、潮流などの海流エネルギー資源の利用が注目されている。海流エネルギーには膨大なエネルギーポテンシャルがあること、CO2を排出しないクリーン性があること、空気に比べエネルギー密度が高く安定性があるなどの特徴がある。この海流エネルギーを利用する手段のひとつとして、海流発電機を海底と繋ぎ、海中に係留させて発電させる方法がある。この方法により水深の深い場所で強い水流や海流を捉えることができる。
このような海流、潮流を利用した発電方式に関して、従来から種々の提案がなされている。すなわち、特許文献1には、海流発電機をロープで浮力体(フロートともいう)と繋ぎ、安定させる構造とした浮力体式発電装置が示されている。また、特許文献2には、海流発電機そのものを浮力体とし、海流発電機を海面まで上昇させる構造とした浮力体式発電装置が示されている。また、特許文献3には、海流発電機をアンカーと繋ぎ、停泊させる構造とした停泊式発電装置が示されている。
また、メンテナンスを考慮した海流、潮流を利用した発電方式の一例として、例えば特許文献4に記載のように、海底に支柱を接置し、支柱に接続されたチェーンで海流発電機を上下移動可能となるようにし、組立やメンテナンスを海上に設けた台上で行う方式が開示されている。また、他の例として、例えば特許文献5には、海底に一部が固定されたアンカーに、一端が回転可能に支持された支柱の他端に海流発電機を接続し、発電時は海流発電機を海低に沈めて、海底に固定された他のアンカー上に設置し、メンテナンス時には上記支柱を回転させて海流発電機を界面まで移動させるシステムが開示されている。
特開2003−239839号公報 米国特許出願公開第2002/0197148号明細書 国際特許出願公開第2007/051968号明細書 特開2007−533909号公報 米国特許出願公開第2008/0232965号明細書
上述したように従来の海流発電装置においては、フロートを使用して海流発電機を安定させるといった手段や、海流発電機そのものを浮力体とするといった手段が用いられている。しかし、海流発電機を海中に係留させる必要がある場合、海流発電機を海中に安定して据えることが難しく、また、メンテナンスなどを行う場合、海流発電機が水深の深い場所にあるため、海面まで引き上げて作業を行うには大掛かりな作業となってしまうといった問題点があった。
また、特許文献4または特許文献5に記載の技術は、海底の浅い場所で海流エネルギーを得ることの可能な海流発電装置であり、海底までが深い場所に適した海流発電機に対して海底から海面まで支柱を設置する場合には、膨大な費用がかかることになる。また、海上でメンテナンスを行う場合には、海流発電機を海面まで移動させて船などを海流発電機に接近させ、船上でメンテナンスを行う必要がある。この場合、作業性が悪いなどの問題点がある。
本発明は、上述したような従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、海流発電機を海面まで安定して引き上げ、容易にメンテナンス作業をすることが可能な海流発電装置及びそのメンテナンス方法を提供することにある。
本発明の第1の態様による海流発電装置は、海流発電機と、前記海流発電機を海中に係留し、前記海流発電機を収容可能な空間が中央部に設けられたフロートと、前記海流発電機を海底に固定可能にする第1のワイヤーと、前記海流発電機と前記フロートとを連結する第2のワイヤーと、前記フロートに設けられ前記第2のワイヤーを巻き取ることにより、前記海流発電機を前記空間内に収容する第1の巻き取り装置と、を備えていることを特徴とする。
また、本発明の第2の態様による海流発電装置は、複数の海流発電機と、複数の前記海流発電機をそれぞれ海中に係留し、複数の前記海流発電機の少なくとも1つを収容可能な空間が中央部に設けられたフロートと、複数の前記海流発電機のそれぞれに対応して設けられ対応する前記海流発電機を海底に固定可能にする第1のワイヤーと、それぞれが分離可能な複数の接続体からなる接続体ユニットと、複数の前記海流発電機のそれぞれに対応して設けられ対応する前記海流発電機と前記接続体とを連結する第2のワイヤーと、複数の前記接続体に対応して設けられ対応する接続体と前記フロートとを連結する第3のワイヤーと、前記フロートに設けられ前記第3のワイヤーを巻き取ることにより、前記第3のワイヤーに対応する接続体に連結された前記第2のワイヤーに対応する前記海流発電機を前記空間内に収容する第1の巻き取り装置と、を備えていることを特徴とする。
また、本発明の第3の態様による海流発電装置は、複数の海流発電機と、複数の前記海流発電機をそれぞれ海中に係留し、複数の前記海流発電機の少なくとも1つを収容可能な空間が中央部に設けられたフロートと、複数の前記海流発電機のそれぞれに対応して設けられ対応する前記海流発電機を海底に固定可能にする第1のワイヤーと、複数の前記海流発電機のそれぞれに対応して設けられ対応する前記第1のワイヤーを巻き取ることにより前記第1のワイヤーの長さを調整可能な第1の巻き取り装置と、隣接する前記海流発電機間を連結する第2のワイヤーと、自身が回転することにより前記第2のワイヤーを滑らせて前記海流発電機までの前記第2のワイヤーの長さを変えることが可能な回転体と、前記回転体と前記フロートを連結する第3のワイヤーと、前記フロートに設けられ前記第3のワイヤーを巻き取ることにより、前記回転体を上昇させて前記第2のワイヤーに連結された海流発電機のうちの一つの海流発電機を前記空間内に収容する第2の巻き取り装置と、を備え、前記第2の巻き取り装置が前記第3のワイヤーを巻き取ることにより前記海流発電機を前記空間内に収容する場合に、前記第1の巻き取り装置は前記第1のワイヤーの長さを長くするように駆動されることを特徴とする。
また、本発明の第4の態様による海流発電装置は、複数の海流発電機と、複数の前記海流発電機をそれぞれ海中に係留し、複数の前記海流発電機の少なくとも1つを収容可能な空間が中央部に設けられたフロートと、複数の前記海流発電機のそれぞれに対応して設けられ対応する前記海流発電機を海底に固定可能にする第1のワイヤーと、複数の前記海流発電機のそれぞれに対応して設けられ対応する前記第1のワイヤーを巻き取ることにより前記第1のワイヤーの長さを調整可能な第1の巻き取り装置と、複数の海流発電機にそれぞれ対応して設けられ周囲に放射状に延在する複数の支持部材がそれぞれ個別に鉛直上方に回動可能に取り付けられた引き上げ装置と、前記フロートと前記引き上げ装置とを連結する第2のワイヤーと、前記フロートに設けられ前記第2のワイヤーを巻き取ることにより前記引き上げ装置を上昇させ、複数の前記海流発電機の一つを前記空間内に収容可能にする第1の巻き取り装置と、を備えていることを特徴とする。
また、本発明の第5の態様による海流発電装置のメンテナンス方法は、海流発電機と、前記海流発電機を海中に係留し前記海流発電機を収容可能な空間が中央部に設けられたフロートと、前記海流発電機を海底に固定可能にする第1のワイヤーと、前記海流発電機と前記フロートとを連結する第2のワイヤーと、前記フロートに設けられ前記第2のワイヤーを巻き取ることにより、前記海流発電機を前記空間内に収容する第1の巻き取り装置と、を備えた海流発電装置のメンテナンス方法であって、メンテナンス作業時には、前記第1の巻き取り装置によって前記第2のワイヤーを巻き取って前記海流発電機を前記空間内に収容して、前記フロート上で作業を行うことを特徴とする。
本発明によれば、海流発電機を海面まで安定して引き上げ、容易にメンテナンス作業をすることが可能な海流発電装置及びそのメンテナンス方法を提供することができる。
本発明の実施例1による海流発電装置を示す斜視図。 実施例1による海流発電装置のメンテナンスを説明する斜視図。 実施例2による海流発電装置を示す斜視図。 実施例3による海流発電装置を示す斜視図。 実施例4による海流発電装置を示す斜視図。 実施例5による海流発電装置を示す斜視図。 実施例6による海流発電装置を示す斜視図。 実施例7による海流発電装置を示す斜視図。 実施例7による海流発電装置のメンテナンスを説明する斜視図。 実施例7による海流発電装置のメンテナンスを説明する斜視図。 実施例8による海流発電装置のメンテナンスを説明する斜視図。 実施例8による海流発電装置のメンテナンスを説明する斜視図。 実施例9による海流発電装置を示す斜視図。 実施例9による海流発電装置のメンテナンスを説明する斜視図。 実施例9による海流発電装置のメンテナンスを説明する斜視図。 実施例10による海流発電装置を示す斜視図。 実施例10による海流発電装置のメンテナンスを説明する斜視図。 実施例10による海流発電装置のメンテナンスを説明する斜視図。 実施例11による海流発電装置を示す斜視図。 実施例11による海流発電装置のメンテナンスを説明する斜視図。 実施例11による海流発電装置のメンテナンスを説明する斜視図。
以下、本発明に係る海流発電装置の実施例について、図面を参照して説明する。
(1−1)実施例1の構成
本実施例においては、図1に示すように、海流発電機1は海面から水深の深い海中に設置され、海面にはこの海流発電機1を支持するフロート2が設置されている。なお、海流発電機1は、海流のエネルギーを利用して発電するものであって、例えば、海流によって回転する羽根が設けられ、この羽根が回転することにより発電する機能を有している。また、フロート2には、その中心付近に、海流発電機1を収容することのできる大きさを有するメンテナンス用空間4が設けられている。
また、海流発電機1は、ワイヤー3bによって海底と繋がれると共に、ワイヤー3aによって、海面に浮いているフロート2と繋がれ、係留されている。なお、ワイヤー3bは、海底に固定された例えば支柱(図示せず)に一端が取り外し可能なように繋がれている。すなわち、海流発電機1はワイヤー3bによって海底に固定可能に構成されている。また、フロート2には、海流発電機1を海面まで引き上げるためのワイヤー巻き取り装置5a、5bが取り付けられている。
なお、ワイヤー巻き取り装置5aはフロート2の外周側の四隅に設置され、また、ワイヤー巻き取り装置5bはメンテナンス用空間4側に設置され、海流発電機1を海面まで安定した状態で真上に引き上げることができるように構成されている。ただし、これらのワイヤー巻き取り装置5a、5bの設置個数、設置位置は特に限定されるものではない。
(1−2)実施例1の作用・効果
上記のような構成を有する本実施例の海流発電装置は以下のように作用する。すなわち、海流発電機1のメンテナンス時には、図2に示すように、まずフロート2から海底までアンカー8を降ろし、海底と海流発電機1を繋いでいるワイヤー3bを海底から切り離し、切り離したワイヤー3bを海流発電機1に設置されているワイヤー巻き取り装置7によって巻き取る。なお、ワイヤー3bの海底からの切り離しは、遠隔操作によりまたはダイバーが海底に潜って行う。その後、フロート2上にあるワイヤー巻き取り装置5a、5bでワイヤー3aを巻き取り、海流発電機1をフロート2のメンテナンス用空間4まで上昇させる。
このように本実施例においては、フロート2の中心付近にメンテナンス用空間4が設けられているため、引き上げられた海流発電機1はフロート2のメンテナンス用空間4に収容される。その結果、フロート2上で海流発電機1のメンテナンス作業を実施することができる。また、メンテナンス用空間4をフロート2の中心付近に設けることで、海流発電機1のメンテナンス作業をその周囲のいずれの位置からも実施することができるので、従来のように船上などで作業するよりはるかに容易な作業が実現できる。なお、本実施例においては、フロート2は中心付近に開口が設けられた形状であったが、「コ」の字型の形状であってもよい。
本実施例は上記実施例1の変形例であって、図3に示すように、海流発電機1に設けられた図示しない連結装置のワイヤーの長さを適宜調節することができるように構成することにより、フロート2の海中での係留位置を任意に設定できるようにしたものである。
すなわち、本実施例においては、海流発電機1のメンテナンス時以外で、この海流発電機1がワイヤー3bによって海底に固定されている場合に、ワイヤー巻き取り装置5a、5bを用いてワイヤー3aを所定の長さだけ巻き取り、フロート2を海中に係留させておくことができるように構成されている。一方、海流発電機1のメンテナンス時には、ワイヤー巻き取り装置5a、5bを緩め、海中にあるフロート2を海面まで上昇させた後、上記実施例1と同様にして海流発電機1をフロート2のメンテナンス用空間4まで上昇させる。
上記のような構成を有する本実施例によれば、海流発電機1のメンテナンス時以外はフロート2を海中に係留させることにより、台風などの大しけ時、海面が荒れた場合でもフロート2に作用する外力を増加させることなく、フロート2をより安定させることができる。また、フロート2を海中に沈めることで海面での船などの進行の妨げにならないという利点がある。また、本実施例は、実施例1と同様に、海流発電機を海面まで安定して引き上げ、容易にメンテナンス作業をすることができる。なお、ワイヤー3bの海底からの切り離しは、第1実施例と同様に、遠隔操作によりまたはダイバーが海底に潜って行う。また、本実施例においては、フロート2は中心付近に開口が設けられた形状であったが、「コ」の字型の形状であってもよい。
本実施例においては、図4に示すように、フロート2の形状を海流に対して流線形としたものである。フロート2の形状を流線形にすることにより、海流の流れがフロート2に与える抵抗力を極力低減することができる。図4では一般的な船の前縁部と同様の形状を示したものであるが、後縁部についても同様の形状としても良い。このようにフロート2を流線形にすることで係留時だけでなく船を曳行する際にも海流の影響を受けにくくフロート2がより安定する。また、本実施例は、実施例1と同様に、海流発電機を海面まで安定して引き上げ、容易にメンテナンス作業をすることができる。
本実施例は、図5に示すように、フロート2と海底を直接ワイヤーによって繋ぐ装置を付加したものである。すなわち、メンテナンス時以外でもフロート2と海底をワイヤー3cで直接繋ぐ構造とすることで、海流速度が速い時に海流などの影響を受けにくく、フロート2をより安定した場所に停泊させることができる。また、メンテナンス時に、海流発電機1をフロート2まで引き上げる時においても、海流発電機1をフロート2のより中心に引き上げることが可能となる。また、本実施例は、実施例1と同様に、海流発電機を海面まで安定して引き上げ、容易にメンテナンス作業をすることができる。
本実施例は、図6に示すように、フロート2に蓄電装置9を内蔵させたものである。一般に、海流発電機1で発電した電気は海底ケーブルにより陸上まで搬送されるが、海底ケーブルを施設するには莫大な費用が必要であり、電力ロスも大きいという欠点があることから、図6に示すようにフロート2に蓄電装置9を内蔵した構造とするものである。
これにより、蓄電した電力は周辺海域を航行する船などに供給することが可能となる。また、送電線により海流発電機1と蓄電装置9とを繋ぐだけでよく、送電ロスも少なくコストも抑えることができる。また、本実施例は、実施例1と同様の効果を得ることができる。
実施例6の海流発電装置を、図7を参照して説明する。この実施例6の海流発電装置は、図1に示す実施例1の海流発電装置において、ワイヤー巻き取り装置7をワイヤー巻き取り装置5cに置き換えた構成となっている。このワイヤー巻き取り装置5cは、海流発電機1が発電動作中ではワイヤー3bを巻いた状態となっており、メンテナンス時ではワイヤー3bを長くのばした状態となっている。なお、ワイヤー巻き取り装置5cは、遠隔操作によりワイヤー3bを長くのばした状態、または巻いた状態とすることができる。ワイヤー3bを長くのばした状態で、ワイヤー巻き取り装置5a、5bによってワイヤー3aを巻き取り、海流発電機1をフロート2のメンテナンス用空間4まで上昇させ、メンテナンスを行う。
このように、本実施例においては、メンテナンス時には、ワイヤー3bを海底から取り外す必要がなく、実施例1と異なりワイヤー3bは一端が海底に固定された例えば支柱に取り外し可能なように繋がれている必要がなく、海底に固定されていてもよい。すなわち、海流発電機1はワイヤー3bによって海底に固定可能に構成されている。この場合、本実施例の海流発電装置は深い海底にも適用可能となる。
なお、本実施例は、実施例1と同様に、海流発電機を海面まで安定して引き上げ、容易にメンテナンス作業をすることができる。
実施例7の海流発電装置を、図8を参照して説明する。この実施例7の海流発電装置は、図7に示す海流発電装置において、海流発電機1を複数個設けた構成となっている。各海流発電機1は、実施例6の場合と同様に、ワイヤー3bによって海底と繋がれると共に、隣接する海流発電機1は連結部材11によって連結されている。また、各海流発電機1はワイヤー3aによって、複数の接続体12が一つにまとまった接続体ユニットと繋がれている。この接続体ユニットは、それぞれの接続体12毎に切り離し可能な構成となっている。これらの接続体12はワイヤー3aによって海面に浮いているフロート2と繋がれている。すなわち、各海流発電機1はワイヤー3a、接続体、ワイヤー3a介してフロート2に係留されている。なお、ワイヤー3a、3aはそれぞれ接続体12と取り外し可能なように繋がれる。また、本実施例においては、実施例6と異なり、フロート2には、図7に示すワイヤー巻き取り装置5bは設けられていなくともよい。
次に、本実施例の海流発電装置のメンテナンス方法を図9および図10を参照して説明する。
まず、図9に示すように、メンテナンスすべき海流発電機(例えば、図9では右端の海流発電機)1に繋がっているワイヤー3a、3aを、他の海流発電機に繋がっている接続体12から切り離し、単独で一つの接続体12に繋がるようにする。この切り離しおよび単独での接続体12への繋ぎは、遠隔操作またはダイバーが潜ることにより行う。その後、フロート2をメンテナンスすべき海流発電機1の真上に移動させる。
続いて、図10に示すように、メンテナンスすべき海流発電機1を、この海流発電機1に連結されている連結部材11から例えば遠隔操作により切り離し、各海流発電機1のワイヤー巻き取り装置5cを遠隔操作することによりワイヤー3bを長くする。その後、メンテナンスすべき海流発電機1に繋がっているワイヤー3a、接続体12、およびワイヤー3aをフロート2に設けられているワイヤー巻き取り装置5aにより巻き取り、海流発電機1をフロート2のメンテナンス用空間4まで上昇させ、メンテナンスを行う。なお、図10において、矢印20は海流を示す。
本実施例によれば、複数の海流発電機を有していても、1台の海流発電機をメンテナンスできる程度の大きさの1台のフロートのみで、海流発電機を海面まで安定して引き上げ、容易にメンテナンス作業をすることができる。このため、海面での船の運航の妨げになりにくいという利点がある。
実施例8の海流発電装置を、図11を参照して説明する。図9および図10に示す実施例7においては、メンテナンス時に、メンテナンスしない海流発電機1に繋がっているワイヤー3bの一部は、図10に示すように海流20のよって緩む可能性があり、このため、メンテナンスしない海流発電機1の羽根が海底に当たってしまうおそれもある。そこで、実施例8の海流発電装置は、図9に示す実施例7の海流発電装置において、フロート2に伸縮可能な位置制御部材14を設けるとともにこの位置制御部材14上にワイヤー巻き取り装置5dを設けた構成となっている。メンテナンス時に位置制御部材14をフロート2から伸ばし、ワイヤー巻き取り装置5dをメンテナンスしない海流発電機1の中心位置上に位置させる。そして、このワイヤー巻き取り装置5dを用いて、ワイヤー3a、3aの長さを制御することにより、海流発電機1に繋がれているワイヤー3bが緩まないように調整する構成となっている。
メンテナンス時には、まずメンテナンスすべき海流発電機(例えば、図11では右端の海流発電機)1に繋がっているワイヤー3a、3aを、他の海流発電機に繋がっている接続体12から切り離し、単独で一つの接続体12に繋がるようにする。この切り離しおよび単独での接続体12への繋ぎは、遠隔操作またはダイバーが潜ることにより行う。
その後、位置制御部材14をフロート2から伸ばし、ワイヤー巻き取り装置5dをメンテナンスしない海流発電機1のほぼ中心位置上に位置させる。そして、このワイヤー巻き取り装置5dを用いて、ワイヤー3a、3aの長さを制御することにより、海流発電機1に繋がれているワイヤー3bが緩まないように調整する。
続いて、図12に示すように、メンテナンスすべき海流発電機1を、この海流発電機1に連結されている連結部材11から例えば遠隔操作により切り離し、各海流発電機1のワイヤー巻き取り装置5cを遠隔操作することによってワイヤー3bを長くする。その後、メンテナンスすべき海流発電機1に繋がっているワイヤー3a、接続体12、およびワイヤー3aをフロート2に設けられているワイヤー巻き取り装置5aにより巻き取り、海流発電機1をフロート2のメンテナンス用空間4まで上昇させ、メンテナンスを行う。
この実施例8によれば、位置制御部材14およびワイヤー巻き取り装置5dを設けることにより、メンテナンスしない海流発電機1を、羽根を損傷させることなく、より安定に係留することが可能となり、
メンテナンス時も発電を安定に行うことができる。
また、本実施例も実施例7と同様に、海流発電機を海面まで安定して引き上げ、容易にメンテナンス作業をすることができる。
実施例9の海流発電装置を、図13を参照して説明する。この実施例9の海流発電装置は、図8に示す実施例7において、各海流発電機1にエアタンク16を設けるとともに、フロート2にコンプレッサ18を設け、エアタンク16とコンプレッサ18とを送風管17で接続した構成となっている。なお、図13においては、送風管17は一つの海流発電機1にしか設けられていないが、全ての海流発電機1に設けるようにしてもよい。
この実施例9の海流発電装置のメンテナンス時においては、まず、メンテナンスすべき海流発電機1のエアタンク16にコンプレッサ18から送風管17を介して圧縮空気を送り込む。その後、図14に示すように、メンテナンスすべき海流発電機1を、この海流発電機1に連結されている連結部材11から例えば遠隔操作により切り離す。そして、メンテナンスすべき海流発電機1に設けられたワイヤー巻き取り装置5cを遠隔操作することによってこのワイヤー3bの長さを長くする。すると、メンテナンスすべき海流発電機1のエアタンク16には圧縮空気が充填されているので、図14に示すようにメンテナンスすべき海流発電機1は浮く。そして、複数の接続体12が一体となった接続体ユニットが支点となって図15に示すように、メンテナンスすべき海流発電機1は接続体ユニットの真上に位置するようになる。その後、ワイヤー巻き取り装置5cを遠隔操作することによってワイヤー3bの長さを長くすることにより、海流発電機1をフロート2のメンテナンス用空間4まで上昇させ、メンテナンスを行う。なお、図14および後述の図15においては、送風管17は省略されており、メンテナンスすべき海流発電機1の上昇とともに図示しない巻き取り装置によって巻き取られる。
本実施例によれば、メンテナンスすべき海流発電機1に設けられたエアタンクに圧縮空気を送り込み、このメンテナンスすべき海流発電機1を浮力体とすることが可能となるので、海流発電機を海面まで安定して容易に引き上げることができ、容易にメンテナンス作業をすることができる。
また、メンテナンスすべき海流発電機を接続体ユニットから切り離すことなくフロート2のメンテナンス用空間4まで上昇させることが可能となり、全体のメンテナンス作業が容易となる。
実施例10の海流発電装置を、図16を参照して説明する。この実施例10の海流発電装置は、図8に示す実施例7の海流発電装置において、隣接する海流発電機1を連結する連結部材11を削除するとともに接続体12を削除し、隣接する海流発電機1間をワイヤー3aで連結し、自身が回転することによりワイヤー3aを滑らせて隣接する海流発電機までのワイヤー3aの長さを変えることのできる例えば滑車のような回転体22を設け、この回転体22をワイヤー3aでフロート2と繋ぐように構成されている。
次に、本実施例の海流発電装置のメンテナンス方法を図17および図18を参照して説明する。メンテナンス時は、メンテナンスすべき海流発電機1が例えば図17に示すように右端の海流発電機1の場合には、この海流発電機1に設けられているワイヤー巻き取り装置5cを遠隔操作することによってワイヤー3bを長く伸ばした状態にするとともに、この海流発電機1に繋がれているワイヤー3aの長さを調整することのできる回転体22を、ワイヤー巻き取り装置5aによってワイヤー3aを巻き上げることにより上昇させ、メンテナンスすべき海流発電機1をフロート2上まで引き上げ、メンテナンスを行う。また、メンテナンスすべき海流発電機1が例えば図18に示すように真ん中の海流発電機1の場合には、この海流発電機1に設けられているワイヤー巻き取り装置5cを遠隔操作することによってワイヤー3bを長く伸ばした状態にするとともに、この海流発電機1に繋がれているワイヤー3aの長さを調整することのできる2つの回転体22を、ワイヤー巻き取り装置5aによってワイヤー3aを巻き上げることにより上昇させ、メンテナンスすべき海流発電機1をフロート2上まで引き上げ、メンテナンスを行う。
本実施例によれば、回転体22を設けることにより、ワイヤーを切り離さずにメンテナンスすべき海流発電機1をフロート2上まで引き上げることが可能となる。これにより、メンテナンスすべき海流発電機を海面まで安定して容易に引き上げることができ、容易にメンテナンス作業をすることができる。
なお、本実施例においては、引き上げる海流発電機は1台であったが、同じ回転体に繋がっている2台の海流発電機をフロート2上まで引き上げるように構成してもよい。
実施例11の海流発電装置を、図19を参照して説明する。この実施例11の海流発電装置は、中央付近にメンテナンス用空間(開口)4が設けられているフロート2にワイヤー3aを介して繋がった引き上げ装置30を備えている。この引き上げ装置30は、上面が例えば円形である。そして、この引き上げ装置30の周囲には、放射線状に延びた複数の支持部材32が設けられている。各支持部材32は、鉛直上方に回動可能となるように一端が引き上げ装置30に例えばヒンジを介して固定され、他端に海流発電機1が接続されている。なお、支持部材32の鉛直方向への立ち上げは、引き上げ装置30内に設けられている駆動装置(図示せず)を用いて、遠隔操作により行う。各海流発電機1には、海流発電機1が発電動作中のときには海底に一端が固定されたワイヤー3bを巻いた状態とし、メンテナンスのときにはワイヤー3bを長くのばした状態とすることが可能なワイヤー巻き取り装置5cが設けられている。また、他の実施例と同様に、フロート2には、ワイヤー3aを巻き取るワイヤー巻く取り装置5aが設けられている。なお、フロート2は図19に示すように、ワイヤー3dによって海底と繋がれた状態となっている。また、本実施例においては、引き上げ装置30は海底に固定されておらず、ワイヤー3aによって海中に吊された状態となっている。
次に、本実施例のメンテナンス方法について図20および図21を参照して説明する。まず、第1のメンテナンス方法は、図20に示すように、メンテナンスすべき海流発電機1に設けられたワイヤー巻き取り装置5cを遠隔操作することによりワイヤー3bが長くなるようにするとともに、メンテナンスすべき海流発電機1に接続されている支持部材32を、引き上げ装置30内に設けられた駆動装置を用いて遠隔操作により鉛直上方に立ち上げ、メンテナンスすべき海流発電機1がフロート2のメンテナンス用空間4の真下に位置するようにする。その後、他の海流発電機1に設けられたワイヤー巻き取り装置5cを遠隔操作によってワイヤー3bが長くなるようにするとともに、ワイヤー3aをワイヤー巻き取り装置5aによって巻き取ることにより、引き上げ装置30を上昇させ、メンテナンスすべき海流発電機1をフロート2上まで引き上げ、メンテナンス作業を行う。
また、第2のメンテナンス方法は、図21に示すように、全ての海流発電機1に対して、ワイヤー巻き取り装置5cを遠隔操作することによりワイヤー3bが長くなるようにするとともに、ワイヤー3aをワイヤー巻き取り装置5aによって巻き取ることにより、引き上げ装置30を上昇させ、この上昇を途中で止める。その後、メンテナンスすべき海流発電機1に接続されている支持部材32を、引き上げ装置30内に設けられた駆動装置を用いて遠隔操作により鉛直上方に立ち上げ、メンテナンスすべき海流発電機1がフロート2のメンテナンス用空間4の真下に位置するようにする。続いて、ワイヤー3aをワイヤー巻き取り装置5aによって巻き取ることにより、引き上げ装置30を上昇させ、メンテナンスすべき海流発電機1をフロート2上まで引き上げ、メンテナンス作業を行う。
なお、本実施例においては、いずれのメンテナンス方法を用いても、メンテナンスすべき海流発電機1をメンテナンス作業中は、メンテナンスしない海流発電機1は海中に停留することになる。
本実施例によれば、引き上げ装置30および支持部材32を設けたことにより、フロート2のメンテナンス用空間4の真下に海流発電機1を位置させることが可能となり、海流発電機を海面まで安定して容易に引き上げることができ、容易にメンテナンス作業をすることができる。また、ワイヤーを切り離すことなく、海流発電機1をフロート2上まで引き上げることができ、メンテナンス作業が容易となる。
1 海流発電機
2 フロート
3a ワイヤー
3a ワイヤー
3a ワイヤー
3b ワイヤー
3c ワイヤー
3d ワイヤー
4 メンテナンス用空間
5a、5b、5c、5d ワイヤー巻き取り装置
7 ワイヤー巻き取り装置
8 アンカー
9 蓄電装置
11 連結部材
12 接続体
14 位置制御部材
16 エアタンク
17 送風管
18 コンプレッサ
20 海流
22 回転体
30 引き上げ装置
32 支持部材

Claims (18)

  1. 海流発電機と、
    前記海流発電機を海中に係留し、前記海流発電機を収容可能な空間が中央部に設けられたフロートと、
    前記海流発電機を海底に固定可能にする第1のワイヤーと、
    前記海流発電機と前記フロートとを連結する第2のワイヤーと、
    前記フロートに設けられ前記第2のワイヤーを巻き取ることにより、前記海流発電機を前記空間内に収容する第1の巻き取り装置と、
    を備え
    前記海流発電機が前記第1のワイヤーによって前記海底に固定されている場合に、前記第1の巻き取り装置によって前記第2のワイヤーの長さを調節することにより、前記フロートを海中の任意の位置に係留することができるように構成されている海流発電装置。
  2. 前記海流発電機に設けられ前記第1のワイヤーを巻き取ることにより前記第1のワイヤーの長さを調整可能な第2の巻き取り装置を更に備えてい請求項記載の海流発電装置。
  3. 海流発電機と、
    前記海流発電機を海中に係留し、前記海流発電機を収容可能な空間が中央部に設けられたフロートと、
    前記海流発電機を海底に固定可能にする第1のワイヤーと、
    前記海流発電機と前記フロートとを連結する第2のワイヤーと、
    前記フロートに設けられ前記第2のワイヤーを巻き取ることにより、前記海流発電機を前記空間内に収容する第1の巻き取り装置と、
    前記海流発電機に設けられ前記第1のワイヤーを巻き取ることにより前記第1のワイヤーの長さを調整可能な第2の巻き取り装置と、
    を備えてい海流発電装置。
  4. 前記第1の巻き取り装置が前記第2のワイヤーを巻き取ることにより前記海流発電機を前記空間内に収容する場合に、前記第2の巻き取り装置は前記第1のワイヤーの長さを長くするように駆動され請求項2または3記載の海流発電装置。
  5. 前記第1のワイヤーは一端が前記海底に取り外し可能に固定され、前記第1の巻き取り装置が前記第2のワイヤーを巻き取ることにより前記海流発電機を前記空間内に収容する場合に、前記第1のワイヤーの一端は前記海底から取り外されて前記第1のワイヤーは前記第2の巻き取り装置によって巻き取られ請求項2または3記載の海流発電装置。
  6. 前記フロートは流線形の形状を有してい請求項1乃至5のいずれか1項に記載の海流発電装置。
  7. 前記フロートを前記海底に固定可能にする第3のワイヤーを更に備えてい請求項1乃至5のいずれか1項に記載の海流発電装置。
  8. 前記フロート内に設けられ前記海流発電機で発電した電気を蓄電する蓄電装置を更に備えてい請求項1乃至7のいずれか1項に記載の海流発電装置。
  9. 複数の海流発電機と、
    複数の前記海流発電機をそれぞれ海中に係留し、複数の前記海流発電機の少なくとも1つを収容可能な空間が中央部に設けられたフロートと、
    複数の前記海流発電機のそれぞれに対応して設けられ対応する前記海流発電機を海底に固定可能にする第1のワイヤーと、
    それぞれが分離可能な複数の接続体からなる接続体ユニットと、
    複数の前記海流発電機のそれぞれに対応して設けられ対応する前記海流発電機と前記接続体とを連結する第2のワイヤーと、
    複数の前記接続体に対応して設けられ対応する接続体と前記フロートとを連結する第3のワイヤーと、
    前記フロートに設けられ前記第3のワイヤーを巻き取ることにより、前記第3のワイヤーに対応する接続体に連結された前記第2のワイヤーに対応する前記海流発電機を前記空間内に収容する第1の巻き取り装置と、
    を備えてい海流発電装置。
  10. 隣接する海流発電機同士を連結する連結部材を更に備えてい請求項9記載の海流発電装置。
  11. 複数の前記海流発電機のそれぞれに対応して設けられ対応する前記第1のワイヤーを巻き取ることにより前記第1のワイヤーの長さを調整可能な第2の巻き取り装置を更に備えてい請求項9または10記載の海流発電装置。
  12. 前記第1の巻き取り装置が前記第3のワイヤーを巻き取ることにより前記海流発電機を前記空間内に収容する場合に、前記第2の巻き取り装置は前記第1のワイヤーの長さを長くするように駆動され請求項11記載の海流発電装置。
  13. 前記フロートに設けられ、水平方向に伸縮自在な位置制御部材と、前記位置制御部材上に設けられ前記第3のワイヤーを巻き取り可能な第3の巻き取り装置を更に備えてい請求項9乃至12のいずれか1項に記載の海流発電装置。
  14. 前記フロートに設けられ圧縮空気を生成するコンプレッサと、
    複数の前記海流発電機それぞれに対応して設けられたエアタンクと、
    前記エアタンクに前記コンプレッサからの圧縮空気を送り込む送風管と、
    更に備えてい請求項12記載の海流発電装置。
  15. 複数の海流発電機と、
    複数の前記海流発電機をそれぞれ海中に係留し、複数の前記海流発電機の少なくとも1つを収容可能な空間が中央部に設けられたフロートと、
    複数の前記海流発電機のそれぞれに対応して設けられ対応する前記海流発電機を海底に固定可能にする第1のワイヤーと、
    複数の前記海流発電機のそれぞれに対応して設けられ対応する前記第1のワイヤーを巻き取ることにより前記第1のワイヤーの長さを調整可能な第1の巻き取り装置と、
    隣接する前記海流発電機間を連結する第2のワイヤーと、
    自身が回転することにより前記第2のワイヤーを滑らせて前記海流発電機までの前記第2のワイヤーの長さを変えることが可能な回転体と、
    前記回転体と前記フロートを連結する第3のワイヤーと、
    前記フロートに設けられ前記第3のワイヤーを巻き取ることにより、前記回転体を上昇させて前記第2のワイヤーに連結された海流発電機のうちの一つの海流発電機を前記空間内に収容する第2の巻き取り装置と、
    を備え、
    前記第2の巻き取り装置が前記第3のワイヤーを巻き取ることにより前記海流発電機を前記空間内に収容する場合に、前記第1の巻き取り装置は前記第1のワイヤーの長さを長くするように駆動され海流発電装置。
  16. 複数の海流発電機と、
    複数の前記海流発電機をそれぞれ海中に係留し、複数の前記海流発電機の少なくとも1つを収容可能な空間が中央部に設けられたフロートと、
    複数の前記海流発電機のそれぞれに対応して設けられ対応する前記海流発電機を海底に固定可能にする第1のワイヤーと、
    複数の前記海流発電機のそれぞれに対応して設けられ対応する前記第1のワイヤーを巻き取ることにより前記第1のワイヤーの長さを調整可能な第1の巻き取り装置と、
    複数の海流発電機にそれぞれ対応して設けられ周囲に放射状に延在する複数の支持部材がそれぞれ個別に鉛直上方に回動可能に取り付けられた引き上げ装置と、
    前記フロートと前記引き上げ装置とを連結する第2のワイヤーと、
    前記フロートに設けられ前記第2のワイヤーを巻き取ることにより前記引き上げ装置を上昇させ、複数の前記海流発電機の一つを前記空間内に収容可能にする第1の巻き取り装置と、
    を備えてい海流発電装置。
  17. 海流発電機と、前記海流発電機を海中に係留し前記海流発電機を収容可能な空間が中央部に設けられたフロートと、前記海流発電機を海底に固定可能にする第1のワイヤーと、前記海流発電機と前記フロートとを連結する第2のワイヤーと、前記フロートに設けられ前記第2のワイヤーを巻き取ることにより、前記海流発電機を前記空間内に収容する第1の巻き取り装置と、を備えた海流発電装置のメンテナンス方法において、
    メンテナンス作業時には、前記第1の巻き取り装置によって前記第2のワイヤーを巻き取って前記海流発電機を前記空間内に収容して、前記フロート上で作業を行海流発電装置のメンテナンス方法。
  18. 前記海流発電機には前記第1のワイヤーを巻き取ることにより前記第1のワイヤーの長さを調整可能な第2の巻き取り装置が設けられており、
    前記第1の巻き取り装置によって前記第2のワイヤーを巻き取って前記海流発電機を前記空間内に収容して、前記フロート上で作業を行う場合に、前記第2の巻き取り装置を操作することにより前記第1のワイヤーの長さを長くす請求項17記載の海流発電装置のメンテナンス方法。
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