JP5629262B2 - 縫合糸回収器−腱鞘拡張器道具 - Google Patents

縫合糸回収器−腱鞘拡張器道具 Download PDF

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Description

本出願は、2008年9月16日出願の米国仮特許出願第61/097,240号の恩典を主張し、同仮出願を参考文献としてここに援用する。
本発明は、概括的には、断裂した腱の修復をやり易くするための道具及びそれを使用するための方法に関する。より詳しくは、本発明は、断裂した屈筋腱の回収及び再付着をやり易くするための道具及びそれを使用するための方法に関する。より具体的には、本発明は、屈筋腱鞘及び対応するプーリーの拡張、断裂した屈筋腱の道具への取り付け、断裂した屈筋腱の屈筋腱鞘及び対応するプーリーの通過、及び断裂した屈筋腱の再付着、をやり易くするための道具及びそれを使用するための方法に関する。
手部では、指は、前腕の筋肉から派生している屈筋腱と伸筋腱によって動かされる。屈筋腱を使用しての指の動作をやり易くするための機構は、指1本1本の三大構成要素、即ち、1)指骨及び指骨同士の間の対応する連接部(指節間関節)を含めた骨格、2)屈筋腱鞘、及び3)屈筋腱そのものを含んでいる。
それぞれの指では、2つの屈筋腱、即ち浅指屈筋と深指屈筋がそれぞれに近位側と遠位側の指骨間関節を曲げる働きをしている。更に、屈筋腱が引っ張られると確実に瞬時に指骨間関節が動くように、屈筋腱鞘が屈筋腱を各指の指骨に密に近接して保定している。屈筋腱鞘が無ければ、屈筋腱は「弓の弦」でしかなく、所望の関節動作を作り出すことはできない。
屈筋腱鞘は、骨に固定されていて、非常に滑らかではあるが締まった繊維性トンネルを屈筋腱の周囲に形成している極めて特殊な組織である。屈筋腱が屈筋腱鞘に取り囲まれている状態では、腱質内には測定可能な静水圧が存在する。屈筋腱鞘は、均一な繊維性トンネルではなく、むしろ識別可能な個々の分節からできている。屈筋腱鞘を構成している個々の分節は、それらが果たす機械的役割、即ち、腱を骨に接近して保定すること、腱が「弓の弦のようになってしまう」のを防止すること、及び最終的に屈筋腱の牽引を関節動作に換えること、という役割からプーリーと呼ばれている。
数十年もの間、断裂した屈筋腱の外科的修復は、困難を伴うものであることが立証されている。指の屈筋腱が断裂すると、屈筋腱は屈筋腱鞘を通って後退する。従って、その修復をやり易くするには、断裂した屈筋腱を、屈筋腱鞘を通して修復部位まで渡さなくてはならない。しかしながら、断裂した屈筋腱の端は膨れ、屈筋腱が無ければ屈筋腱鞘(対応するプーリーを含む)は収縮する。従って、断裂した屈筋腱に屈筋腱鞘を通過させることは難しい。
米国仮特許出願第61/097,240号
それゆえ、断裂した屈筋腱の回収及び再付着をやり易くするための道具及びそれを使用するための方法が必要とされている。その様な道具及びそれを使用するための方法は、屈筋腱鞘及び対応するプーリーの拡張、断裂した屈筋腱の道具への取り付け、断裂した屈筋腱の屈筋腱鞘及び対応するプーリーの通過、及び断裂した屈筋腱の再付着、のうちの1つ又はそれ以上をやり易くするであろう。
本発明は、1つの好適な実施形態では、患者の腱への手術に使用するための縫合糸回収器‐腱鞘拡張器道具を考えており、本道具は、遠位端、遠位端とは反対側の近位端、及び遠位端と近位端の間の長さと、遠位端、遠位端とは反対側の近位端、及び遠位端と近位端の間の長さを有しているシャフトであって、シャフトは、少なくとも部分的に腱鞘を通過するように構成され、腱鞘の内面に接触するように構成された凸状上面を有しているシャフトの長さを横断する第1の断面を有し、シャフトの第1の断面は、腱の外面に接触するように構成されている上面とは反対側の凹状下面を有し、シャフトは、シャフトの長さに垂直な上面と下面の間の厚さを有し、シャフトの厚さ及び長さに垂直な幅を有し、厚さがシャフトの遠位端からシャフトの近位端へ向かってシャフトの長さの少なくとも一部分に亘って増加している、その様なシャフトと、腱鞘の中へ挿入及び挿通するためのシャフトの遠位端から延びている先端であって、腱の縫合糸を取り付けられるように構成されている先端と、シャフトの近位端から延びているハンドルと、を含んでいる。
本発明は、更なる好適な実施形態では、患者の腱への手術に使用するための縫合糸回収器‐腱鞘拡張器道具を考えており、本道具は、遠位端、遠位端とは反対側の近位端、及び遠位端と近位端の間の長さと、遠位端、遠位端とは反対側の近位端、及び遠位端と近位端の間の長さを有しているシャフトであって、シャフトは、少なくとも部分的に腱鞘を通過するように構成され、腱鞘の内面に接触するように構成された凸状上面を有しているシャフトの長さを横断する第1の断面を有し、シャフトの第1の断面は、腱の外面に接触するように構成されている上面とは反対側の凹状下面を有し、シャフトは、シャフトの長さに垂直な上面と下面の間の厚さを有し、シャフトの厚さ及び長さに垂直な幅を有し、厚さ及び幅がシャフトの遠位端からシャフトの近位端へ向かってシャフトの長さの少なくとも一部分に亘って増加している、その様なシャフトと、腱鞘の中へ挿入及び挿通するためのシャフトの遠位端から延びている先端であって、腱の縫合糸を取り付けられるように構成されている先端と、シャフトの近位端から延びているハンドルと、を含んでいる。
本発明は、更に別の好適な実施形態では、患者の腱への手術に使用するための縫合糸回収器道具を考えており、本道具は、遠位端、遠位端とは反対側の近位端、及び遠位端と近位端の間の長さと、遠位端、遠位端とは反対側の近位端、及び遠位端と近位端の間の長さを有しているシャフトであって、シャフトは、少なくとも部分的に腱鞘を通過するように構成され、腱鞘の内面に接触するように構成された凸状上面を有しているシャフトの長さを横断する第1の断面を有し、シャフトの第1の断面は、腱の外面に接触するように構成されている上面とは反対側の凹状下面を有し、シャフトは、シャフトの長さに垂直な上面と下面の間の厚さを有し、シャフトの厚さ及び長さに垂直な幅を有している、その様なシャフトと、腱鞘の中へ挿入及び挿通するためのシャフトの遠位端から延びている先端であって、腱の縫合糸を取り付けられるように構成されている先端と、シャフトの近位端から延びているハンドルと、を含んでいる。
本発明は、別の好適な実施形態では、患者の腱への手術に使用するための縫合糸回収器‐腱鞘拡張器道具を考えており、本道具は、遠位端、遠位端とは反対側の近位端、及び遠位端と近位端の間の長さと、遠位端、遠位端とは反対側の近位端、及び遠位端と近位端の間の長さを有しているシャフトであって、シャフトは、少なくとも部分的に腱鞘を通過するように構成され、腱鞘の内面に接触するように構成された凸状上面を有しているシャフトの長さを横断する第1の断面を有し、シャフトの第1の断面は、腱の外面に接触するように構成されている上面とは反対側の凹状下面を有し、シャフトは、シャフトの長さに垂直な上面と下面の間の厚さを有し、シャフトの厚さ及び長さに垂直な幅を有し、厚さがシャフトの遠位端からシャフトの近位端へ向かってシャフトの長さの少なくとも一部分に亘って増加し、シャフトは、収縮性のある可撓材料で形成され、道具が腱鞘の中へ挿入されたときに当該腱鞘の内面に圧力を印加するように構成されている挿入前断面をシャフトの長さの一部分に沿って有し、腱鞘によってシャフトに圧力が印加された結果としての挿入前断面より小さい第1の挿入後断面を有し、シャフトの材料が挿入前断面の形状に向かって動いた結果としての前記第1の挿入後断面より大きい第2の挿入後断面を有し、挿入前断面と第1及び第2の挿入後断面のそれぞれは、シャフトの長さに垂直な同一面を通って測定されており、シャフトは、道具が腱鞘の中へ挿入されたときに腱鞘の内面に圧力を印加するように構成されている第2の挿入前断面をシャフトの長さの一部分に沿って有し、第2の挿入前断面は、第1の挿入前断面とハンドルの間にあり、シャフトは、シャフトが腱鞘の中へ更に深く挿入された際に腱鞘によってシャフトに圧力が印加された結果としての第2の挿入前断面より小さいもう1つの第1の挿入後断面を有し、シャフトの材料が第2の挿入前断面の形状に向かって動いた結果としてのもう1つの第1の挿入後断面より大きいもう1つの第2の挿入後断面を有し、第2の挿入前断面ともう1つの第1の挿入後断面ともう1つの第2の挿入後断面のそれぞれは、シャフトの長さに垂直な同一面を通って測定されている、その様なシャフトと、腱鞘の中へ挿入及び挿通するためのシャフトの遠位端から延びている先端であって、腱の縫合糸を取り付けられるように構成されている先端と、シャフトの近位端から延びているハンドルと、を含んでいる。
本発明は、更に別の好適な実施形態では、患者の腱への手術に使用するための縫合糸回収器道具を考えており、本道具は、遠位端、遠位端とは反対側の近位端、及び遠位端と近位端の間の長さと、遠位端、遠位端とは反対側の近位端、及び遠位端と近位端の間の長さを有しているシャフトであって、シャフトは、可撓性があり少なくとも部分的に腱鞘を通過するように構成され、腱鞘の内面に接触するように構成された凸状上面を有しているシャフトの長さを横断する第1の断面を有し、シャフトの第1の断面は、腱の外面に接触するように構成されている上面とは反対側の凹状下面を有し、シャフトは、シャフトの長さに垂直な上面と下面の間の厚さを有し、シャフトの厚さ及び長さに垂直な幅を有し、凸状上面は半径を有し、凹状下面は半径を有し、下面の半径は上面の半径より大きい、その様なシャフトと、腱鞘の中へ挿入及び挿通するためのシャフトの遠位端から延びている先端であって、縫合針を通過させられるように構成されている穴を有している先端と、シャフトの近位端から延びているハンドルであって、シャフトの上面に対し鈍角を成している上面を有するハンドルと、を含んでいる。
本発明はまた、患者の腱に手術を行うための方法を考えており、本方法は、遠位端、遠位端とは反対側の近位端、及び遠位端と近位端の間の長さを有しているシャフトを有する道具を提供する段階であって、シャフトは、少なくとも部分的に腱鞘を通過するように構成され、腱鞘の内部面の上側の面に接触するように構成された凸状上面を有しているシャフトの長さを横断する第1の断面を有し、シャフトの第1の断面は腱鞘の内部面の下側の面と腱の外面のうちの一方に接触するように構成されている上面とは反対側の凹状下面を有し、シャフトは、シャフトの長さに垂直な上面と下面の間の厚さを有し、シャフトの厚さ及び長さに垂直な幅を有し、厚さがシャフトの前記遠位端からシャフトの前記近位端へ向かってシャフトの長さの少なくとも一部分に亘って増加し、シャフトは、収縮性のある可撓材料で形成され、道具が腱鞘の中へ挿入されたときに当該腱鞘の内面に圧力を印加するように構成されている第1の挿入前断面をシャフトの長さの一部分に沿って有している、その様なシャフトを有する道具を提供する段階と、道具のシャフトの遠位端を腱鞘の中へ、シャフトの少なくとも一部分が当該腱鞘の内部面に半径方向圧力を印加するように挿入する段階であって、シャフトが、腱鞘によってシャフトに圧力が印加された結果としての挿入前断面より小さい第1の挿入後断面を有する段階と、シャフトの材料が第1の挿入前断面の形状に向かって動く時間だけ待つ段階であって、シャフトが、シャフトの材料が挿入前断面の形状に向かって動いた結果としての第1の挿入後断面より大きい第2の挿入後断面を有し、挿入前断面と第1及び第2の挿入後断面のそれぞれは、シャフトの長さに垂直な同一面を通って測定されている、段階と、道具のシャフトの遠位端を腱鞘の中へ、第1の挿入前断面より大きい断面を有するシャフトの一部分が腱鞘の内部面に半径方向圧力を印加して腱鞘を更に拡張するように、更に深く挿入する段階と、によって行われる。
以上の概括的な説明及び以下の詳細な説明は共に例示であり、一例に過ぎず、特許請求の範囲に記載されている発明を制限するものではないと理解される。
本明細書に組み込まれ、その一部を構成している添付図面は、本発明の好適な実施形態を示している。それらは、詳細な説明と共に、本発明の目的、利点、及び原理を明らかにするために供されている。
本発明による縫合糸回収器‐腱鞘拡張器道具の1つの実施形態を上から見た平面図である。 図1の道具の側方立面図である。 図1の道具の前方立面部分断面図であり、断面は図2の3−3線に沿っている。 図1の道具の斜視図である。 屈筋腱鞘(又は対応するプーリー)に隣接する、断裂した屈筋腱の斜視図である。 屈筋腱鞘(又は対応するプーリー)に挿通されている図1の道具の斜視図である。
下の説明は、単に典型を示すことを意図したものであり、限定を課そうとするものではなく、これらの教示に基づき、多くの変型が予想され得る。これより本発明の好適な実施形態を詳しく参照してゆくが、その実施例は添付図面に示されている。
図1−図4は、本発明による縫合糸回収器‐腱鞘拡張器道具の1つの好適な実施形態を描いている。縫合糸回収器‐腱鞘拡張器道具の好適な実施形態は全体として数字の10で示されている。図5に描かれている様に、断裂した屈筋腱Tは、屈筋腱鞘Sに隣接して描かれている。図5には1つの断裂した屈筋腱Tしか示されていないが、道具10は、浅指屈筋と深指屈筋の両方の回収及び修復をやり易くするのに使用することができる。道具10は、図6に描かれている様に、その様な回収及び修復中に屈筋腱鞘S及び対応するプーリーの操作も行う。下に論じられている様に、屈筋腱鞘Sという記述はその対応するプーリーをも指す。
道具10とその構成要素は、収縮性があって、それにより道具10に可撓性と弾力性を提供するものとすることができる。そのために、道具10は、例えばポリプロピレン又はより具体的にはサントプレン(登録商標)、の様な単一のポリマー材料で作ることができる。道具10の可撓性には、道具を屈筋腱鞘S内で動かせる余裕があり、一方で可撓性は、その様な動きによる屈筋腱鞘Sへの潜在的な損傷を抑制する。更に、道具10の弾力性には、少なくともその一部分の断面を収縮させその後に拡大させる余裕がある。そうすることで、道具10の少なくとも一部分の断面は、最終的にその元の未収縮時寸法に戻ることができる。よって、道具10の寸法は或る程度の記憶を含んでいる。以下に論じられている様に、収縮した屈筋腱鞘Sからの圧力下で、道具10の少なくとも一部分は挿入前断面からより小さい第1の挿入後断面に収縮する。その後、道具10の少なくとも一部分は、第1の挿入後断面からより大きい第2の挿入後断面に拡大して、収縮した屈筋腱鞘Sを拡げる。
図1−図3に描かれている様に、道具10は、遠位端12と反対側の近位端14とを含んでおり、先端部分16、シャフト部分18、及びハンドル部分20を含んでいる。シャフト部分18は、先端部分16とハンドル部分20の間に位置している。先端部分16は、遠位端12からシャフト部分18まで延びており、ハンドル部分20は、シャフト部分18から近位端14まで延びている。道具10の使用中、先端部分16及びシャフト部分18の少なくとも一部は屈筋腱鞘Sに通され、ハンドル部分20は先端部分16及びシャフト部分18の少なくとも一部分の通過を制御するのに使用される。上に論じられている様に、道具10の使用中、その少なくとも一部分(先端部分16及び/又はシャフト部分18)の断面は、収縮し、その後拡大することができる。従って、道具10は、図1−図4ではその元の未収縮時寸法で描かれている。
シャフト部分18は、先端部分16とハンドル部分20の間に延びている長さと、その長さに垂直な幅と、その長さ及び幅に垂直な上面22と下面24の間の厚さと、を含んでいる。以下に論じられている様に、シャフト部分18の厚さと幅のうちの少なくとも一方は、その長さに沿って増加していてもよい。
シャフト部分18の長さは、1インチ(2.54cm)から4インチ(10.16cm)又はそれ以上の範囲とすることができ、2インチ(5.08cm)から3インチ(7.62cm)が断裂した屈筋腱Tの修復での好適な長さ範囲である。更に、シャフト部分18の少なくとも一部分は、その長さに沿って湾曲を有することができる。例えば、シャフト部分18の長さに沿って、上面22は凹状湾曲を有し、下面24は凸状湾曲を有することができる。シャフト部分18のその長さに沿った上面22の曲率半径は、10インチ(25.4cm)から30インチ(76.2cm)の範囲にあるのが望ましく、15インチ(38.1cm)から25インチ(63.5cm)が更に好適な範囲である。
シャフト部分18の幅は、側縁26と28の間に延びており、シャフト部分の長さの少なくとも一部分に亘って先端部分16からハンドル部分20に向かって増加していてもよい。シャフト部分18の幅の増加は、(図1に描かれている様に)漸進的であってもよいし、段階的に増分されていてもよいであろう。図1に描かれている様に、シャフト部分18の幅は、先端部分16からハンドル部分20に向かって、その全長に亘って増加している。更に、幅増加部分が全長に亘るのではなく、シャフト部分18の幅は、先端部分16からハンドル部分20に向かって、長さの半分を超える大部分に亘って増加していてもよいし、長さの半分未満の実質的な部分に亘って増加していてもよい。
シャフト部分18の厚さは同様に、その長さの少なくとも一部分に亘って先端部分16からハンドル部分20に向かって増加していてもよい。シャフト部分18の厚さの増加は、(図2に描かれている様に)漸進的であってもよいし、段階的に増分されていてもよいであろう。図2に描かれているものでは、シャフト部分18の厚さは、先端部分16からハンドル部分20に向かって、その全長に亘って増加している。更に、厚さ増加部分が全長に亘るのではなく、シャフト部分18の厚さは、先端部分16からハンドル部分20に向かって、長さの半分を超える大部分に亘って増加していてもよいし、長さの半分未満の実質的な部分に亘って増加していてもよい。
屈筋腱鞘Sは、上部分54と下部分56を備えた内部面52を有する内部50を含んでいる。道具10の使用中、上面22は、おそらく内部面52の上部分54に接触し、下面24は、おそらく内部面52の下部分56に接触する。上面22と下面24は、シャフト部分18の長さの少なくとも一部分に亘って平坦であってもよい。よって、上面22と下面24は、シャフト部分18の長さの全部に亘って、長さの半分を超える大部分に亘って、又は長さの半分未満の実質的な部分に亘って、平坦又は略平坦であってもよい。
代わりに、上面22と下面24を、屈筋腱T及び/又は屈筋腱鞘Sの内部面52の解剖学的構造に沿うように構成することもできる。例えば、上面22の少なくとも一部分と下面24の少なくとも一部分には、側縁26と38の間のシャフト部分18の幅を横切って凸状湾曲又は凹状湾曲を設けることもできる。図4に描かれている様に、上面22の少なくとも一部分を凸状にして、下面24の少なくとも一部分を凹状にすることもできる。よって、例えば下面24は屈筋腱鞘Sの内部面52の下部分56を受ける窪みを形成していてもよい。
上面22の凸状構成と下面24の凹状構成は、シャフト部分18の長さの少なくとも一部分に亘って設けることができる。以上に論じられている様に、シャフト部分18の長さの当該部分は、シャフト部分18の長さの全部、長さの半分を超える大部分、又は長さの半分未満の実質的な部分を含むことができる。
図3に描かれているものでは、上面22の凸状構成と下面24の凹状構成は、シャフト部分18の長さを横断する第1断面30に設けられている。上面22の凸状構成と下面24の凹状構成はシャフト部分18の長さの少なくとも一部分に亘って設けることができるので、シャフト部分18は、シャフトの長さを横断する断面であって上面22の凸状構成と下面24の凹状構成を有している追加の断面を含むことができる。
シャフト部分18の幅と厚さがシャフト部分の長さに沿って変化し得るとするならば、シャフト部分18の長さを横断するシャフト部分の断面の大きさも同様に変化するであろう。例えば、シャフト部分18の幅と厚さは、図1と図2に描かれている様に、先端部分16からハンドル部分20に向かって、シャフト部分18の長さに沿って増加している。従って、シャフト部分18の断面積は、先端部分16からハンドル部分20に向かって、シャフト部分18の少なくとも一部分に亘って増加することになる。図1と図2に描かれている様に、先端部分16に隣接するシャフト部分18の断面の寸法は、ハンドル部分20に隣接するシャフト部分18の断面の寸法より小さい。こうして、第1断面30は、シャフト部分18の長さの中間に設けられているので、第1断面30の寸法は、先端部分16に近いシャフト部分18の断面より大きく、ハンドル部分20に近いシャフト部分18の断面より小さくなる。
図3に描かれている様に、上面22と下面24は、シャフト部分18の側縁26と28に沿って互いに交わっている。従って、上面22が凸状構成で下面24が凹状構成であるとするならば、下部分24の凹状構成の曲率半径は、上部分22の凸状構成の曲率半径より大きい。仮に、上面22と下面24が、側縁26と28に沿って互いに交わるのではなく、互いから間隔を空けて配置されているなら、代わりに上面22の凹状構成の曲率半径が下面24の凸状構成の曲率半径より大きいこともあり得る。
シャフト部分18の元の未収縮時寸法では、その幅を横切る上部分22の凸状構成の曲率半径は、0.03インチ(0.0762cm)から0.09インチ(0.2286cm)の範囲にあるのが望ましく、0.05インチ(0.127cm)から0.07インチ(0.1778cm)が更に好適な範囲である。また、シャフト部分18の元の未収縮時寸法では、その幅を横切る下部分24の凹状構成の曲率半径は、0.05インチ(0.127cm)から0.13インチ(0.3302cm)の範囲にあるのが望ましく、0.07インチ(0.1778cm)から0.11インチ(0.2794cm)が更に好適な範囲である。
先端部分16は、道具10の遠位端12からシャフト部分18へ延びている長さを含んでいる。更に、先端部分16は、その長さに垂直な幅と、その長さ及び幅に垂直な上面32と下面(図示せず)の間の厚さと、を含んでいる。以下に論じられている様に、先端部分16の厚さと幅のうちの少なくとも一方は、先端部分の長さに沿って増加していてもよい。図2に描かれている様に、先端部分16は、上向きに湾曲している。よって、先端部分16の長さに沿って、上面32は凹状湾曲を有し、下面は凸状湾曲を有することになる。先端部分16の上向きの曲線は、先端部分の屈筋腱鞘Sへの挿入及び挿通を支援することができる。
図1に描かれている様に、先端部分16の幅は、シャフト部分18の最小幅以下であり、先端部分16の厚さはシャフト部分18の最小厚さ以下である。更に、先端部分16の幅及び厚さは、長さの少なくとも一部分に亘って道具10の遠位端12からシャフト部分18に向かって増加していてもよい。従って、シャフト部分18と同様に、先端部分16の断面積は、長さの少なくとも一部分に亘って道具10の遠位端12からシャフト部分18に向かって増加していてもよい。先端部分16の長さの当該部分は、長さの全部、長さの半分を超える大部分、又は長さの半分未満の実質的な部分を含むことができる。更に、先端部分16の幅及び厚さの増加は、(図1と図2に描かれている様に)漸進的であってもよいし、段階的に増分されていてもよいであろう。
図2に描かれている様に、先端部分16の上面32と下面はシャフト部分18の上面22と下面24それぞれに続いていてもよい。更に、上面32と下面は、先端部分16の側縁36と38の間のその幅を横切って凸状湾曲又は凹状湾曲が設けられていてもよい。その結果、上面32はシャフト部分18の上面22の凸状構成を共有し、下面はシャフト部分18の下面24の凸状構成を共有することができる。
上面32の凸状構成と下面の凹状構成は、先端部分16の長さの少なくとも一部分に亘って設けることができる。先端部分16の元の未収縮時寸法では、先端部分の幅を横切る上面32の曲率半径は、0.03インチ(0.0762cm)から0.07インチ(0.1778cm)の範囲にあるのが望ましい。代わりに、先端部分16の上面32と下面は、先端部分16の長さの少なくとも一部分に亘って平坦又は略平坦であってもよい。先端部分16の長さの当該部分は、長さの全部、長さの半分を超える大部分、又は長さの半分未満の実質的な部分を含むことができる。
先端部分16はまた、縫合糸及び縫合針を通過させられる穴40を含んでいる。代わりに、先端部分16を縫合針で穿孔することもできる。例えば、先端部分16は、その厚さが縫合針の穿通を許容するように構成されていてもよい。何れにせよ、先端部分16は、断裂した屈筋腱Tを縫合糸及び縫合針を使用して道具10に取り付けられるように構成することができる。
ハンドル部分20は、道具10を操作する場合に使用される。以上に論じられている様に、ハンドル部分20は、先端部分16及びシャフト部分18の少なくとも一部の屈筋腱鞘Sの通過を制御するためのものである。そのために、ハンドル部分20は、把持面42と44を含んでいる。更に、道具10の操作を支援するために、ハンドル部分20はシャフト部分18に対して或る角度を成して設けられている。ハンドル部分20のシャフト部分18に対する角度は、鈍角とすることができ、100度から140度が好適な範囲である。
上に論じられている様に、屈筋腱鞘Sの内部50は、上部分54と下部分56を備えた内部面52を含んでいる。使用中、道具10は、屈筋腱鞘Sの拡張をやり易くするために、最初に内部50に挿入される。以上に論じられている様に、先端部分16及びシャフト部分18の幅と厚さのうちの1つ又はそれ以上は、道具10の遠位端12から近位端14に向かう方向に増加していてもよい。
屈筋腱鞘Sは、そこから屈筋腱Tが無くなったために収縮してしまっている。屈筋腱鞘Sは、先端部分16及びシャフト部分18の少なくとも一部を内部50へ挿入すること(図6に描かれている)を通じて拡大させることができる。その際、先端部分16は、道具10の収縮した屈筋腱鞘Sへの挿入をやり易くする。先端部分16の厚さがシャフト部分18の厚さ及び内部50の寸法より小さいとするならば、先端部分16は、上部分54と下部分56の間に嵌まるが必ずしも両方に接触するとは限らない構成である。先端部分16の挿入後、シャフト部分18の少なくとも一部の上面22と下面24は上部分54と下部分56それぞれに接触する。こうして、上面22の上部分54との接触及び下面24の下部分56との接触を通じて、シャフト部分18の少なくとも一部は内部面52の上部分54と下部分56に対する楔の役目を果たして、収縮した屈筋腱鞘Sを部分的に拡げることができる。
更に、収縮した屈筋腱鞘Sの内部面50からの圧力下で、道具10の弾力性は収縮及びその後の拡大を可能にする。例えば、先端部分16及び/又はシャフト部分18は、その様に収縮してその後拡大する能力を有することができる。その結果、収縮した屈筋腱鞘Sからの圧力下で、先端部分16及び/又はシャフト部分18は収縮することになる。収縮により、先端部分16及びシャフト部分18の少なくとも一部は内部50を通過できるようになる。ひとたび通過が完了すると、道具の弾力性が先端部分16及び/又はシャフト部分18をその後拡大させる。先端部分16及び/又はシャフト部分18が元の未収縮時寸法に向かって拡大してゆくことによって、収縮した屈筋腱鞘Sが更に拡げられる。その様な拡張を与えるために、先端部分16及び/又はシャフト部分18を、元の未収縮時寸法に向かって拡大するように内部50内の所定の場所に一定時間放置することができ、放置する時間は、20秒から5分が好適な範囲であり、1分から4分がより好適な範囲であり、2分から3分がなお一層好適な範囲である。
先端部分16及び/又はシャフト部分18が収縮しその後拡大している間、それらの断面は、相応して収縮しその後拡大する。従って、収縮した屈筋腱鞘Sからの圧力下で、先端部分16及び/又はシャフト部分18の両部分は、挿入前断面から、より小さい第1の挿入後断面へ収縮することになる。先端部分16及び/又はシャフト部分18の両部分は、その後、第1の挿入後断面から、より大きい第2の挿入後断面に拡大して、収縮した屈筋腱鞘Sを拡げることになる。収縮した屈筋腱鞘Sの拡張によって、道具10を屈筋腱鞘Sの中へ更に深く挿通させられるようになり、シャフト部分18の少なくとも一部が内部面52の上部分54と下部分56に更に割り込んで両者を離間させ、こうして更に拡張することができる。従って、収縮した屈筋腱鞘Sの拡張は、2回又はそれ以上の制御された繰り返しの中で増分的に起こることになる。
シャフト部分18には、その厚さ及び/又は幅に相関付けられた表示を設けることができる。そうすれば、外科医は、断裂した屈筋腱Tの大きさを測ることができ、屈筋腱Tを通せるようにするためにシャフト部分18を内部50の中へ挿入させる必要のある深さが分かるようになる。
先端部分16とシャフト部分18の少なくとも一部が内部50に挿通された後、断裂した屈筋腱Tは先端部分16に固着される。以上に論じられている様に、穴40は、縫合糸及び縫合針(断裂した屈筋腱Tにも取り付けられている)の先端部分16への取り付けをやり易くする。更に、縫合糸及び縫合針(断裂した屈筋腱Tにも取り付けられている)の先端部分への取り付けをやり易くするのに、先端部分16を縫合針で穿孔してもよい。何れの場合も、断裂した屈筋腱Tを、先端部分16に、道具10の遠位端12で又は遠位端に隣接して取り付けることができる。代わりに、先端部分16が、上部分54と下部分56の間に嵌まるが必ずしも両方に接触するとは限らない構成であるとすれば、断裂した屈筋腱Tを、上面32及び/又は下面に接触させて、それらの道具10への取り付けをやり易くすることができ、なお且つ道具10の引き出し中も断裂した屈筋腱Tを内部50内に納めておくことができる。更に、先端部分16に隣接するシャフト部分16の厚さによっては、断裂した屈筋腱Tを上面22及び/又は下面24に付着又は接触させて、屈筋腱の道具10への取り付けをやり易くすることができる。好適な或る実施形態では、断裂した屈筋腱Tは、先端の下面に接触し、縫い留められており、そして更にはシャフト部分16の下面24に接触しているかもしれない。
ひとたび、断裂した屈筋腱Tが先端部分16に取り付けられたら、断裂した屈筋腱Tに屈筋腱鞘Sを通過させることができる。そうすることで、道具10(及びそれに取り付けられている断裂した屈筋腱T)は、屈筋腱鞘Sから引き出される。道具10を使用した屈筋腱鞘Sの拡張は、断裂した屈筋腱Tに屈筋腱鞘Sを通過させる場合の難度を軽減するのに役立つ。最後に、ひとたび、断裂した屈筋腱Tが屈筋腱鞘Sを通って修復部位へ渡されたら、断裂した屈筋腱Tを再付着させることができる。腱修復のための外科的処置において補完するため及び改善するために本発明の道具を使用することのできる処置の一例が、米国特許公開2009/0048616号の中でGonzalez-Hernandezによって教示され、説明されており、同特許を参考文献としてここに援用する。
要約すると、道具10は、本発明の1つの好適な実施形態では、屈筋腱鞘Sの拡張、断裂した屈筋腱Tの道具への取り付け、断裂した屈筋腱Tの屈筋腱鞘Sの通過、及び/又は断裂した屈筋腱Tの再付着をやり易くする。当業者には、ここに開示されている本発明の明細書及び実践を考察することから、本発明の他の実施形態が自明となるであろう。従って、本明細書及び実施例は単なる例示であって、本発明の真の範囲及び精神は、以下の特許請求の範囲によって指し示されているとものと見なされるべきであると考えている。
10 道具
12 遠位端
14 近位端
16 先端部分
18 シャフト部分
20 ハンドル部分
22 シャトルの上面
24 シャトルの下面
26、28 シャフト部分の側縁
30 第1断面
32 先端部分の上面
36、38 先端部分の側縁
40 穴
42、44 把持面
50 屈筋腱鞘の内部
52 内部面
54 上部分
56 下部分
T 屈筋腱
S 屈筋腱鞘

Claims (16)

  1. 患者の腱への手術に使用するための縫合糸回収器‐腱鞘拡張器道具において、
    遠位端、前記遠位端とは反対側の近位端、及び前記遠位端と前記近位端の間の長さと、
    遠位端、前記遠位端とは反対側の近位端、及び前記遠位端と前記近位端の間の長さを有しているシャフトであって、前記シャフトは、少なくとも部分的に腱鞘を通過するように構成され、前記腱鞘の内面に接触するように構成された凸状上面を有している前記シャフトの前記長さを横断する第1の断面を有し、前記シャフトの前記第1の断面は、前記腱の外面に接触するように構成されている前記上面とは反対側の凹状下面を有し、前記シャフトは、前記シャフトの前記長さに垂直な前記上面と前記下面の間の厚さを有し、前記シャフトの前記厚さ及び前記長さに垂直な幅を有し、前記厚さが、前記シャフトの前記遠位端から前記シャフトの前記近位端へ向かって前記シャフトの前記長さの少なくとも一部分に亘って増加している、シャフトと、
    前記腱鞘の中へ挿入及び挿通するための前記シャフトの前記遠位端から延びている先端であって、前記腱の縫合糸を取り付けられるように構成されている先端と、
    前記シャフトの前記近位端から延びているハンドルと、を備え、
    前記シャフトは、収縮性のある可撓材料で形成され、前記道具が前記腱鞘の中へ挿入されたときに前記腱鞘の前記内面に圧力を印加するように構成されている第1の挿入前断面を前記シャフトの前記長さの一部分に沿って有し、前記腱鞘によって前記シャフトに前記圧力が印加された結果としての前記第1の挿入前断面より小さい第1の挿入後断面を有し、前記シャフトの前記材料が前記第1の挿入前断面の形状に向かって動いた結果としての前記第1の挿入後断面より大きい第2の挿入後断面を有し、前記第1の挿入前断面と前記第1及び前記第2の挿入後断面のそれぞれは、前記シャフトの前記長さに垂直な同一面を通って測定されている、道具。
  2. 前記シャフトは、前記幅が、前記シャフトの前記遠位端から前記シャフトの前記近位端へ向かって前記シャフトの前記長さの実質的な部分に亘って増加している、請求項1に記載の道具。
  3. 前記凸状上面は半径を有し、前記凹状下面は半径を有し、前記下面の前記半径は前記上面の前記半径より大きい、請求項1に記載の道具。
  4. 前記シャフトは、前記シャフトの前記長さを横断する第2の断面と、前記シャフトの前記長さを横断する第3の断面を有し、前記第2の断面は、前記第1の断面と前記第3の断面の間にあり、前記第1の断面は前記シャフトの前記遠位端に近接し、前記第3の断面は前記シャフトの前記近位端に近接し、前記第2の断面と前記第3の断面は、それぞれ、前記腱鞘の前記内面に接触するように構成されている凸状上面を有し、前記第1、前記第2、及び前記第3の断面のそれぞれは半径を有し、前記第2の断面の前記半径は前記第1の断面の前記半径より大きく、前記第3の断面の前記半径は前記第2の断面の前記半径より大きい、請求項1に記載の道具。
  5. 前記シャフトは、前記道具が前記腱鞘の中へ挿入されたときに前記腱鞘の前記内面に圧力を印加するように構成されている第2の挿入前断面を前記シャフトの前記長さの一部分に沿って有し、前記第2の挿入前断面は前記第1の挿入前断面と前記ハンドルの間にあり、前記シャフトは、前記腱鞘によって前記シャフトに前記圧力が印加された結果としての前記第2の挿入前断面より小さいもう1つの第1の挿入後断面を有し、前記シャフトの前記材料が前記第2の挿入前断面の形状に向かって動いた結果としての前記もう1つの第1の挿入後断面より大きいもう1つの第2の挿入後断面を有し、前記第2の挿入前断面と前記もう1つの第1の挿入後断面と前記もう1つの第2の挿入後断面のそれぞれは、前記シャフトの前記長さに垂直な同一面を通って測定されている、請求項1に記載の道具。
  6. 患者の腱への手術に使用するための縫合糸回収器‐腱鞘拡張器道具において、
    遠位端、前記遠位端とは反対側の近位端、及び前記遠位端と前記近位端の間の長さと、
    遠位端、前記遠位端とは反対側の近位端、及び前記遠位端と前記近位端の間の長さを有しているシャフトであって、前記シャフトは、少なくとも部分的に腱鞘を通過するように構成され、前記腱鞘の内面に接触するように構成された凸状上面を有している前記シャフトの前記長さを横断する第1の断面を有し、前記シャフトの前記第1の断面は、前記腱の外面に接触するように構成されている前記上面とは反対側の凹状下面を有し、前記シャフトは、前記シャフトの前記長さに垂直な前記上面と前記下面の間の厚さを有し、前記シャフトの前記厚さ及び前記長さに垂直な幅を有し、前記厚さ及び前記幅が、前記シャフトの前記遠位端から前記シャフトの前記近位端へ向かって前記シャフトの前記長さの少なくとも一部分に亘って増加している、シャフトと、
    前記腱鞘の中へ挿入及び挿通するための前記シャフトの前記遠位端から延びている先端であって、前記腱の縫合糸を取り付けられるように構成されている先端と、
    前記シャフトの前記近位端から延びているハンドルと、を備え、
    前記シャフトは、収縮性のある可撓材料で形成され、前記道具が前記腱鞘の中へ挿入されたときに前記腱鞘の前記内面に圧力を印加するように構成されている第1の挿入前断面を前記シャフトの前記長さの一部分に沿って有し、前記腱鞘によって前記シャフトに前記圧力が印加された結果としての前記第1の挿入前断面より小さい第1の挿入後断面を有し、前記シャフトの前記材料が前記第1の挿入前断面の形状に向かって動いた結果としての前記第1の挿入後断面より大きい第2の挿入後断面を有し、前記第1の挿入前断面と前記第1及び前記第2の挿入後断面のそれぞれは、前記シャフトの前記長さに垂直な同一面を通って測定されている、道具。
  7. 前記シャフトは、前記シャフトの前記長さを横断する第2の断面と、前記シャフトの前記長さを横断する第3の断面を有し、前記第2の断面は、前記第1の断面と前記第3の断面の間にあり、前記第1の断面は前記シャフトの前記遠位端に近接し、前記第3の断面は前記シャフトの前記近位端に近接し、前記第2の断面と前記第3の断面は、それぞれ、前記腱鞘の前記内面に接触するように構成されている凸状上面を有し、前記第1、前記第2、及び前記第3の断面のそれぞれは半径を有し、前記第2の断面の前記半径は前記第1の断面の前記半径より大きく、前記第3の断面の前記半径は前記第2の断面の前記半径より大きい、請求項6に記載の道具。
  8. 前記シャフトは、前記道具が前記腱鞘の中へ挿入されたときに前記腱鞘の前記内面に圧力を印加するように構成されている第2の挿入前断面を前記シャフトの前記長さの一部分に沿って有し、前記第2の挿入前断面は前記第1の挿入前断面と前記ハンドルの間にあり、前記シャフトは、前記腱鞘によって前記シャフトに前記圧力が印加された結果としての前記第2の挿入前断面より小さいもう1つの第1の挿入後断面を有し、前記シャフトの前記材料が前記第2の挿入前断面の形状に向かって動いた結果としての前記もう1つの第1の挿入後断面より大きいもう1つの第2の挿入後断面を有し、前記第2の挿入前断面と前記もう1つの第1の挿入後断面と前記もう1つの第2の挿入後断面のそれぞれは、前記シャフトの前記長さに垂直な同一面を通って測定されている、請求項6に記載の道具。
  9. 患者の腱への手術に使用するための縫合糸回収器道具において、
    遠位端、前記遠位端とは反対側の近位端、及び前記遠位端と前記近位端の間の長さと、
    遠位端、前記遠位端とは反対側の近位端、及び前記遠位端と前記近位端の間の長さを有しているシャフトであって、前記シャフトは、少なくとも部分的に腱鞘を通過するように構成され、前記腱鞘の内面に接触するように構成された凸状上面を有している前記シャフトの前記長さを横断する第1の断面を有し、前記シャフトの前記第1の断面は、前記腱の外面に接触するように構成されている前記上面とは反対側の凹状下面を有し、前記シャフトは、前記シャフトの前記長さに垂直な前記上面と前記下面の間の厚さを有し、前記シャフトの前記厚さ及び前記長さに垂直な幅を有している、シャフトと、
    前記腱鞘の中へ挿入及び挿通するための前記シャフトの前記遠位端から延びている先端であって、前記腱の縫合糸を取り付けられるように構成されている先端と、
    前記シャフトの前記近位端から延びているハンドルと、を備え、
    前記シャフトは、収縮性のある可撓材料で形成され、前記道具が前記腱鞘の中へ挿入されたときに前記腱鞘の前記内面に圧力を印加するように構成されている第1の挿入前断面を前記シャフトの前記長さの一部分に沿って有し、前記腱鞘によって前記シャフトに前記圧力が印加された結果としての前記第1の挿入前断面より小さい第1の挿入後断面を有し、前記シャフトの前記材料が前記第1の挿入前断面の形状に向かって動いた結果としての前記第1の挿入後断面より大きい第2の挿入後断面を有し、前記第1の挿入前断面と前記第1及び前記第2の挿入後断面のそれぞれは、前記シャフトの前記長さに垂直な同一面を通って測定されている、道具。
  10. 前記シャフトは、前記シャフトの前記長さを横断する第2の断面と、前記シャフトの前記長さを横断する第3の断面を有し、前記第2の断面は、前記第1の断面と前記第3の断面の間にあり、前記第1の断面は前記シャフトの前記遠位端に近接し、前記第3の断面は前記シャフトの前記近位端に近接し、前記第2の断面と前記第3の断面は、それぞれ、前記腱鞘の前記内面に接触するように構成されている凸状上面を有し、前記第1、前記第2、及び前記第3の断面のそれぞれは半径を有し、前記第2の断面の前記半径は前記第1の断面の前記半径より大きく、前記第3の断面の前記半径は前記第2の断面の前記半径より大きい、請求項9に記載の道具。
  11. 前記シャフトは、前記道具が前記腱鞘の中へ挿入されたときに前記腱鞘の前記内面に圧力を印加するように構成されている第2の挿入前断面を前記シャフトの前記長さの一部分に沿って有し、前記第2の挿入前断面は前記第1の挿入前断面と前記ハンドルの間にあり、前記シャフトは、前記腱鞘によって前記シャフトに前記圧力が印加された結果としての前記第2の挿入前断面より小さいもう1つの第1の挿入後断面を有し、前記シャフトの前記材料が前記第2の挿入前断面の形状に向かって動いた結果としての前記もう1つの第1の挿入後断面より大きいもう1つの第2の挿入後断面を有し、前記第2の挿入前断面と前記もう1つの第1の挿入後断面と前記もう1つの第2の挿入後断面のそれぞれは、前記シャフトの前記長さに垂直な同一面を通って測定されている、請求項9に記載の道具。
  12. 患者の腱への手術に使用するための縫合糸回収器‐腱鞘拡張器道具において、
    遠位端、前記遠位端とは反対側の近位端、及び前記遠位端と前記近位端の間の長さと、
    遠位端、前記遠位端とは反対側の近位端、及び前記遠位端と前記近位端の間の長さを有しているシャフトであって、前記シャフトは、少なくとも部分的に腱鞘を通過するように構成され、前記腱鞘の内面に接触するように構成された凸状上面を有している前記シャフトの前記長さを横断する第1の断面を有し、前記シャフトの前記第1の断面は、前記腱の外面に接触するように構成されている前記上面とは反対側の凹状下面を有し、前記シャフトは、前記シャフトの前記長さに垂直な前記上面と前記下面の間の厚さを有し、前記シャフトの前記厚さ及び前記長さに垂直な幅を有し、前記厚さが、前記シャフトの前記遠位端から前記シャフトの前記近位端へ向かって前記シャフトの前記長さの少なくとも一部分に亘って増加し、前記シャフトは、収縮性のある可撓材料で形成され、前記道具が前記腱鞘の中へ挿入されたときに前記腱鞘の前記内面に圧力を印加するように構成されている第1の挿入前断面を前記シャフトの前記長さの一部分に沿って有し、前記腱鞘によって前記シャフトに圧力が印加された結果としての前記第1の挿入前断面より小さい第1の挿入後断面を有し、前記シャフトの前記材料が前記第1の挿入前断面の形状に向かって動いた結果としての前記第1の挿入後断面より大きい第2の挿入後断面を有し、前記第1の挿入前断面と前記第1及び前記第2の挿入後断面のそれぞれは、前記シャフトの前記長さに垂直な同一面を通って測定されており、前記シャフトは、前記道具が前記腱鞘の中へ挿入されたときに前記腱鞘の前記内面に圧力を印加するように構成されている第2の挿入前断面をシャフトの長さの一部分に沿って有し、前記第2の挿入前断面は、前記第1の挿入前断面とハンドルの間にあり、前記シャフトは、前記腱鞘によって前記シャフトに前記圧力が印加された結果としての前記第2の挿入前断面より小さいもう1つの第1の挿入後断面を有し、前記シャフトの前記材料が前記第2の挿入前断面の形状に向かって動いた結果としての前記もう1つの第1の挿入後断面より大きいもう1つの第2の挿入後断面を有し、前記第2の挿入前断面と前記もう1つの第1の挿入後断面と前記もう1つの第2の挿入後断面のそれぞれは、前記シャフトの前記長さに垂直な同一面を通って測定されている、シャフトと、
    前記腱鞘の中へ挿入及び挿通するための前記シャフトの前記遠位端から延びている先端であって、前記腱の縫合糸を取り付けられるように構成されている先端と、
    前記シャフトの前記近位端から延びているハンドルと、を備えている、道具。
  13. 前記シャフトは、前記シャフトの前記長さを横断する第2の断面と、前記シャフトの前記長さを横断する第3の断面を有し、前記第2の断面は、前記第1の断面と前記第3の断面の間にあり、前記第1の断面は前記シャフトの前記遠位端に近接し、前記第3の断面は前記シャフトの前記近位端に近接し、前記第2の断面と前記第3の断面は、それぞれ、前記腱鞘の前記内面に接触するように構成されている凸状上面を有し、前記第1、前記第2、及び前記第3の断面のそれぞれは半径を有し、前記第2の断面の前記半径は前記第1の断面の前記半径より大きく、前記第3の断面の前記半径は前記第2の断面の前記半径より大きい、請求項12に記載の道具。
  14. 患者の腱への手術に使用するための縫合糸回収器道具において、
    遠位端、前記遠位端とは反対側の近位端、及び前記遠位端と前記近位端の間の長さと、
    遠位端、前記遠位端とは反対側の近位端、及び前記遠位端と前記近位端の間の長さを有しているシャフトであって、前記シャフトは、可撓性があり少なくとも部分的に腱鞘を通過するように構成され、前記腱鞘の内面に接触するように構成された凸状上面を有している前記シャフトの前記長さを横断する第1の断面を有し、前記シャフトの前記第1の断面は、前記腱の外面に接触するように構成されている前記上面とは反対側の凹状下面を有し、前記シャフトは、前記シャフトの前記長さに垂直な前記上面と前記下面の間の厚さを有し、前記シャフトの前記厚さ及び前記長さに垂直な幅を有し、前記凸状上面は半径を有し、前記凹状下面は半径を有し、前記下面の前記半径は前記上面の前記半径より大きい、シャフトと、
    前記腱鞘の中へ挿入及び挿通するための前記シャフトの前記遠位端から延びている先端であって、縫合針を通過させられるように構成されている穴を有している先端と、
    前記シャフトの前記近位端から延びているハンドルであって、前記シャフトの前記上面に対し鈍角を成している上面を有するハンドルと、を備え、
    前記シャフトは、前記道具が前記腱鞘の中へ挿入されたときに前記腱鞘の前記内面に圧力を印加するように構成されている第1の挿入前断面を前記シャフトの前記長さの一部分に沿って有し、前記腱鞘によって前記シャフトに圧力が印加された結果としての前記第1の挿入前断面より小さい第1の挿入後断面を有し、前記シャフトの前記材料が前記第1の挿入前断面の形状に向かって動いた結果としての前記第1の挿入後断面より大きい第2の挿入後断面を有し、前記第1の挿入前断面と前記第1及び前記第2の挿入後断面のそれぞれは、前記シャフトの前記長さに垂直な同一面を通って測定されている、道具。
  15. 前記シャフトは、前記シャフトの前記長さを横断する第2の断面と、前記シャフトの前記長さを横断する第3の断面を有し、前記第2の断面は、前記第1の断面と前記第3の断面の間にあり、前記第1の断面は前記シャフトの前記遠位端に近接し、前記第3の断面は前記シャフトの前記近位端に近接し、前記第2の断面と前記第3の断面は、それぞれ、前記腱鞘の前記内面に接触するように構成されている凸状上面を有し、前記第1、前記第2、及び前記第3の断面のそれぞれは半径を有し、前記第2の断面の前記半径は前記第1の断面の前記半径より大きく、前記第3の断面の前記半径は前記第2の断面の前記半径より大きい、請求項14に記載の道具。
  16. 前記シャフトは、前記道具が前記腱鞘の中へ挿入されたときに前記腱鞘の前記内面に圧力を印加するように構成されている第2の挿入前断面を前記シャフトの前記長さの一部分に沿って有し、前記第2の挿入前断面は前記第1の挿入前断面と前記ハンドルの間にあり、前記シャフトは、前記腱鞘によって前記シャフトに前記圧力が印加された結果としての前記第2の挿入前断面より小さいもう1つの第1の挿入後断面を有し、前記シャフトの前記材料が前記第2の挿入前断面の形状に向かって動いた結果としての前記もう1つの第1の挿入後断面より大きいもう1つの第2の挿入後断面を有し、前記第2の挿入前断面と前記もう1つの第1の挿入後断面と前記もう1つの第2の挿入後断面のそれぞれは、前記シャフトの前記長さに垂直な同一面を通って測定されている、請求項14に記載の道具。
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