JP5628988B2 - 電動機の電機子および電動機の電機子の製造方法 - Google Patents
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Description
本発明の一実施形態に係るステータ1を図1に示す。このステータ1は、インナロータ式の三相同期モータに設けられるステータであり、1個のコイル部が1個のティースに巻回される、いわゆる集中巻きステータである。ステータ1はコア2と巻線3〜5とを有する。
次に、巻線3〜5を形成するための巻線装置21の構成について図6に基づいて説明する。以下、互いに直交するX軸、Y軸、Z軸の3軸を想定する。X軸は水平前後方向(矢印Ax参照)、Y軸は水平横方向(矢印Ay参照)、Z軸は垂直方向(矢印Az参照)に延びる軸である
巻線装置21は、ノズル25をティースTの回りに移動させてティースTに素線Wを巻回するように構成されている。巻線装置21は、インデックス機構22と、ノズル移動機構23と、ノズル傾動機構24と、ノズル25と、コントローラ26(図9参照)とを備える。
図14に本実施形態に係るステータ1と、巻線が連結部において捻られていない従来のステータとにおける個々の素線Wのインダクタンスを比較したデータを示す。図14においてラインL1は本実施形態に係るステータ1の素線Wのインダクタンスを示す。ラインL2は従来のステータの素線Wのインダクタンスを示す。図14から明らかなように、本実施形態に係るステータ1では、巻線3〜5を構成する複数の素線Wにおいて、従来のステータよりもインダクタンスのばらつきが抑えられる。これにより、本実施形態に係るステータ1を備えた電動機は、従来のステータを備えた電動機よりも高いコイル効率を得ることができる。また、従来よりも高出力化、小型化、軽量化を実現することができる。
(a)コア2のスロットSおよびティースTの数、巻線3〜5を構成する素線Wの数、コイル部および連結部の数は、上記のものに限られず、異なる数のものが用いられてもよい。
上記の実施形態では、全ての連結部において巻線3〜5が捻られた形状となっているが、巻線3〜5が一部の連結部において捻られた形状となっていてもよい。
上記の実施形態では、巻線3〜5は1つの連結部において180度捻られているが、複数の連結部に分けて合計180度に捻られてもよい。これにより、巻線3〜5が1箇所の連結部において180度捻られている場合と比べて、捻られることによる巻線3〜5の膨らみを抑えることができる。
連結部における素線Wの束の捻りの方向が全て同じではなく、部分的に異なる方向に捻られてもよい。例えば、第1連結部9aにおいてU相巻線3が所定方向に180度捻られ、第2連結部9bにおいてU相巻線3が第1連結部9aでの捻り方向とは逆方向に180度捻られてもよい。これにより、U相巻線3全体としての捻り量を少なくすることができる。V相巻線4、W相巻線5についても同様である。
上記のステータが備えられる三相同期モータとしては例えば、スイッチト・リラクタンスモータ(SRモータ)が挙げられるが、他の種類のモータに備えられるステータに本発明が適用されてもよい。
上記の実施形態では、ノズル25がティースTの間を移動することによって素線WがティースTに巻回されている。しかし、図15、16に示す巻線装置80によってティースTに素線Wが巻回されてもよい。この巻線装置80は、上記の実施形態の巻線装置21と同様に素線Wを繰り出すノズル25を有している。ただし、このノズル25はティースTの間の外側においてティースTに沿って移動する。また、巻線装置80は、上係止装置81と下係止装置82とを有している。上係止装置81は、コア2より上方に配置され、係止部材83と、係止部材移動機構84とを有する。係止部材83は、素線Wの束を係止可能なようにフック状の形状を有する。また、係止部材83は、係止部材移動機構84に回転可能に取り付けられている。係止部材移動機構84は、コア2の径方向(矢印Ay参照)に係止部材83を移動させる。また、係止部材移動機構84は、係止部材83を回転させる。下係止装置82は、係止部材85と、係止部材移動機構86とを有しており、上係止装置81と同様の構成である。また、巻線装置80の他の構成は巻線装置21と同様である。
2 コア
3〜5 巻線
8a〜8l コイル部
9a〜9k 連結部
25 ノズル
83,85 係止部材
S スロット
T ティース
W 素線
Claims (18)
- 複数のスロットと、前記スロットの間に形成される複数のティースとを有するコアと、
非整列に束ねられた複数本の素線からなる巻線であって、前記ティースのそれぞれに集中巻によって複数回位置をずらしながら巻回された複数のコイル部と、前記コイル部同士を連結する連結部と、を有し、前記連結部において捻られた形状を有する前記巻線と、
を備える電動機の電機子。 - 前記巻線に含まれる前記素線は少なくとも3本である、
請求項1に記載の電動機の電機子。 - 前記連結部は、複数の前記ティースのうち一のティースの歯元から他のティースの歯元に渡って設けられる、
請求項1または2に記載の電動機の電機子。 - 前記ティースは、前記コアの内周側に設けられており、
前記連結部は、前記コアの外周側に設けられる、
請求項1から3のいずれかに記載の電動機の電機子。 - 前記コアは、一体的に形成されている、
請求項1から4のいずれかに記載の電動機の電機子。 - 前記連結部は、前記巻線が前記所定方向に180度捻られた第1連結部と、前記巻線が前記所定方向とは逆方向に180度捻られた第2連結部とを有する、
請求項1から5のいずれかに記載の電動機の電機子。 - 前記巻線は、複数の前記連結部に分けて合計180度に捻られている、
請求項1から5のいずれかに記載の電動機の電機子。 - 前記連結部は、前記巻線が所定方向に捻られた第1連結部と、前記巻線が前記所定方向とは逆方向に捻られた第2連結部とを有する、
請求項7に記載の電動機の電機子。 - 束ねられた複数本の素線が、コアに形成された複数のティースに非整列に巻回されることにより、前記ティースのそれぞれに集中巻によって複数回位置をずらしながら巻回された複数のコイル部が形成されるステップと、
それぞれの前記コイル部の形成の間に、前記コイル部から連続した前記素線によって前記コイル部同士を連結する連結部が形成されると共に、前記連結部において前記素線が捻られるステップと、
を備える電動機の電機子の製造方法。 - 複数本の前記素線を繰り出すノズルが前記ティースの間を移動することにより、前記ティースに前記素線が巻回される、
請求項9に記載の電動機の電機子の製造方法。 - 複数本の前記素線を繰り出すノズルが前記ティースに沿って移動すると共に、係止部材が前記ノズルから繰り出された複数本の前記素線を係止して前記ティースの間に挿入することにより前記ティースに前記素線が巻回される、
請求項9に記載の電動機の電機子の製造方法。 - 前記連結部は、複数の前記ティースのうち一のティースの歯元から他のティースの歯元に渡って設けられる、
請求項9から11のいずれかに記載の電動機の電機子の製造方法。 - 前記連結部は、前記コアの径方向外側に設けられる、
請求項9から12のいずれかに記載の電動機の電機子の製造方法。 - 前記コアは、一体的に形成されている、
請求項9から13のいずれかに記載の電動機の電機子の製造方法。 - 前記連結部のうち第1連結部が形成される際には前記素線が前記所定方向に180度捻られ、第2連結部が形成される際には、前記素線が前記所定方向とは逆方向に180度捻られる、
請求項9から14のいずれかに記載の電動機の電機子の製造方法。 - 前記素線は、複数の前記連結部に分けて合計180度に捻られている、
請求項9から14のいずれかに記載の電動機の電機子の製造方法。 - 前記連結部のうち第1連結部が形成される際には前記素線が所定方向に捻られ、第2連結部が形成される際には前記素線が前記所定方向とは逆方向に捻られる、
請求項16に記載の電動機の電機子の製造方法。 - 前記巻線に含まれる前記素線は少なくとも3本である、
請求項9から17のいずれかに記載の電動機の電機子の製造方法。
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