JP5628921B2 - ラウドスピーカー・ホーンの自動化されたカスタマイズ - Google Patents

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Description

本願は、ラウドスピーカー・ホーンの自動化されたカスタマイズに関する。
大型の会場用の音声再現システムは、通常モジュール式ラウドスピーカーの配列を使用して、会場を音で満たすために必要な音エネルギーのレベルおよび分配を作り出す。
いくつかの例では、1つのスピーカーで会場の一部を満たそうとする1個限りのカスタム・ラウドスピーカーは、設計者による、このようなラウドスピーカーの適切な大きさの目算に基づいて製造される。
米国特許出願公開10/964421 米国特許第5,812,676
通常、いくつかの態様において、ラウドスピーカーは、第1端面パネル、第2端面パネル、第1側面パネル、および、第2側面パネルを含むホーンを含む。少なくとも第1および第2側面パネルの端は、回折スロット開口部を画定する。第1および第2側面パネルは、それぞれ、少なくとも1つの剛性支持材によって、応力がかけられ、湾曲した状態で保持された可撓性素材から成るシートから製造される。
実施例は、1つ以上の以下の特徴を含んでもよい。第1および第2端面パネルはそれぞれ剛性シート材を含む。回折スロット開口部は、前記ホーンの内部に対して凸曲率を有する。前記側面パネルは、前記回折スロット開口部に対応する方向に湾曲されているとともに、前記回折スロット開口部に対して垂直な方向において真っ直ぐなままである。第1および第2側面パネルそれぞれの湾曲した形状は、真円錐表面の一部と一致する寸法を有する。前記円錐表面部分は、第1半径の第1円弧、第2半径の第2円弧、および、前記第1および第2円弧それぞれの端部と前記円錐の頂点と交差する前記円錐表面上の直線と共線的な真っ直ぐな端とによって囲まれる。円錐表面部分は、第1半径の第1円弧、様々な半径の第2円弧、および、前記第1および第2円弧それぞれの端部と前記円錐の頂点と交差する前記円錐表面上の直線と共線的な真っ直ぐな端とによって囲まれる。第1および第2側面パネルは、内周半径、外周半径および所定角度によって画定される、平面の環の一部と一致する平面である際の寸法を有し、第1および第2側面パネルそれぞれは、スロット開口部の程度に沿って長さおよび曲率が変化する。前記第1および第2側面パネルそれぞれは、第1端を備え、前記両側面パネルの前記第1端は、前記第1端の長さに沿って張力をうけて、かつ固定具なしに前記剛性支持部材にそれぞれ結合される。両側面パネルの前記第1端は、前記第1端の長さに沿って変化する角度で前記剛性支持体にそれぞれ結合される。
ラウドスピーカーは、複数のマニホールド部品であって、それぞれが前記回折スロット開口部に結合された出口を有し、前記複数のマニホールド部品の前記出口は、前記回折スロット開口部でともに回折スロット音源を構成する、複数のマニホールド部品と、複数の電気音響変換器であって、それぞれが前記マニホールド部品の1つの入口に結合される、複数の電気音響変換器と、を備える。前記マニホールド部品は、それぞれ2つの入口を有し、かつ2つの音響通路を備え、前記音響通路それぞれが、前記2つの入口のうち異なる方に第1端を、前記出口に第2端を有し、前記音響通路それぞれが、異なる方向において前記出口から離れるように湾曲しており、これにより、前記入口は、前記ホーンの両側付近に位置する。マニホールド部品はそれぞれ、1つの入口を有し、前記入口に第1端と前記出口に第2端とを有する1つの音響通路を備え、 前記マニホールド部品それぞれの前記音響通路は、隣接する前記マニホールド部品の音響通路の方向と反対方向において前記出口から離れるように湾曲しており、これにより前記入口が、前記隣接するマニホールド部品の入口から前記ホーンの反対側付近に位置する。
一般的にある態様では、本工程は、ラウドスピーカーに使用される電気音響変換器の数、前記ラウドスピーカーの水平および垂直カバー範囲角度、および、前記ラウドスピーカーのホーンの壁の長さを特定するラウドスピーカー・データを取得する。本工程は、変換器の数に基づいた長さを有する前記ラウドスピーカーの回折スロットの曲率を算出し、垂直カバー範囲角度に対応する、前記ラウドスピーカーの前記ホーンの上面および下面パネルを画定し、変換器の数、前記水平および垂直カバー範囲角度、および、前記回折スロットの前記曲率に基づいた長さ、幅および曲率を有する前記ホーンの第1および第2側面パネルを画定し、第1および第2側面パネルに対応する平面パネルの寸法を算出し、上面および下面パネルと前記第1および第2側面パネルの製造の機械可読な設計図を出力する。
実施例は、1つ以上の以下の特徴を含んでもよい。平面パネルは、出力された設計図に基づいて製造され、ホーンを形成するように組み立てられる。平面パネルを製造するステップは、CNC旋盤に設計図を入力するステップと、CNC旋盤を操作して設計図に従って薄い可撓性素材から成るパネルを切り出すステップと、を含む。薄い可撓性素材はPVCを含む。平面パネルを組み立てて前記ホーンを形成するステップは、側面パネルそれぞれの第1および第2端を前記上面および下面パネルの第1および第2端に固定するステップと、側面パネルそれぞれの第3端が算出された前記曲率に合うように前記側面パネルを屈曲するステップと、を含む。側面パネルを屈曲するステップは、上面または下面パネルの一方を算出された前記曲率に対応する湾曲した支持構造体の第1の端に固定するステップと、上面または下面パネルの他方を前記湾曲した支持構造体の第2の端に向けて引っ張り、これにより、前記側面パネルそれぞれの第3の端が前記湾曲した支持構造体内の溝内にそれぞれ収まるステップと、を含む。
算出された前記曲率に対応する湾曲した支持構造体を含むキールが組み立てられる。マニホールド部品は、前記支持構造体に固定され、それぞれが前記支持構造体内に位置する出口を有し、前記複数のマニホールド部品の前記出口がともに回折スロット音源を形成する。複数の電機音響交換器は、それぞれ前記マニホールド部品の1つにそれぞれ固定され、交換器それぞれが対応する前記マニホールド部品の入口に結合される。キールは、設計図に従って製造されるホーンに結合され、これにより、前記回折スロット音源が、前記第1および第2側面パネルの端によって画定される前記ホーンの回折スロット開口部に結合される。
前記第1および第2側面パネルを画定するステップは、環の内周半径R、前記環の外周半径R、および、前記環の一部の角度Vを算出するステップを含み、前記側面パネルそれぞれが、算出された前記角度によって挟まれる前記環の一部に対応する。前記半径Rは、数式
Figure 0005628921
を適用することによって算出され、ここでBは前記変換器の1つの寸法であり、Hは当該ラウドスピーカーの位置をカバー範囲エリアの両側に連結する面間の角度であり、Vは当該ラウドスピーカーの位置をカバー範囲エリアの前と後とに連結する面間の角度であり、Nは前記交換器の数である。前記Rは、数式R=R+Lを適用することによって算出され、ここで、Lは前記ホーンの長さである。前記角度Vは、数式
Figure 0005628921
を適用することによって算出され、ここで、Hは当該ラウドスピーカーの位置をカバー範囲エリアの両側に連結する面間の角度であり、Vは当該ラウドスピーカーの位置をカバー範囲エリアの前と後とに連結する面間の角度である。
第1および第2側面パネルを画定するステップは、回折スロットの一部に対応し、カバー範囲エリアの対応するセクションに回折スロットの一部によって投射される音響エネルギーを制限するように形状化された、サブ・ホーンのセットをモデル化するステップと、全てのサブ・ホーンにかかる連続的な湾曲されたシートを画定するように台形のサブ・ホーンの隣接する対の側壁面を変形し結合するステップとを含む。カバー範囲エリアの各セクションは、そのセクションへの回折スロットの対応するセクションからの投射方向に垂直な投射エリアに対応すし、全ての投射エリアは、略同一の面積を有する。回折スロットの曲率は、円弧を含む。回折スロットの曲率は、徐々に小さくなる半径を有する曲線を含む。側面パネルを画定するステップは、側面パネルの素材特性を表すデータに基づいて側壁面の曲率を変化させるステップを含む。
ラウドスピーカーのデータを取得するステップは、会場内の当該ラウドスピーカーの場所、前記会場のカバー範囲エリア、および、前記カバー範囲エリアに対する音圧レベルの、会場を表す入力データを受け取るステップを含む。入力データから、当該ラウドスピーカーで使用される前記電気音響交換器の数、前記水平および垂直カバー範囲角度、および前記ホーンの長さの全てが決められる。
交換器の数を決定するステップは、ユーザーからの入力される変換器の数を取得するステップを含む。交換器の数を決定するステップは、前記ラウドスピーカーの位置から前記カバー範囲エリアにわたって前記音圧レベルを提供するのに必要な音響電力量を算出するステップと、算出された前記音響電力量を交換器モデルの電力容量で割るステップと、を含む。回折スロットの前記曲率を算出するステップは、(a)前記カバー範囲エリアを前記交換器の数に等しい複数の帯域に分割するステップと、(b)所定長さおよび軸を有する第1のモデル音源を、その長さの第1の端が当該ラウドスピーカーを前記カバー範囲エリアの後方に結合する平面上にあり、かつ、その軸は、前記カバー範囲エリアの後方に対応する、前記複数の帯域の第1の帯域内の中央位置に向けられた状態で配置するステップと、(c)所定長さおよび軸を有する次のモデル音源を、その長さの第1の端が前記第1のモデル音源の長さの第2の端と一致し、かつ、その軸は、前記複数の帯域の第1の帯域に隣接する、前記複数の帯域の次の帯域内の中央位置に向けられた状態で配置するステップと、(d)ステップ(c)を繰り返し、前記モデル音源の総数が決められた前記電気音響交換器の数に等しくなるまで、先のモデル音源それぞれに対して付随的なモデル音源を配置するステップと、を含み、回折スロットの曲率は、全ての前記モデル音源を結合する曲線になる。
利点は、少なくとも部分的に自動化された設計とカスタム・ラウドスピーカー部品を含む、特に会場用の特定音響カバー範囲を提供する1つの統合システムを提供することを含む。
他の特徴および利点は、本明細書および請求項の範囲から明らかになるだろう。
カスタム・ラウドスピーカーを設計するための工程を示す図である。 会場内のラウドスピーカーモデルの斜視図である。 会場内のラウドスピーカーモデルの概略的な側面図である。 会場内のラウドスピーカーモデルの概略的な側面図である。 平面パネルで構成されるラウドスピーカー・ホーンの斜視図である。 図4Aのラウドスピーカー・ホーンの側面図である。 図4Aのラウドスピーカー・ホーンの側面図である。 ラウドスピーカー・ホーンの構成に使用される平面パネルを示す図である。 ラウドスピーカー・ホーンの構成に使用される平面パネルを示す図である。 ラウドスピーカー・ホーンの構成に使用される平面パネルを示す図である。 図6Aの平面パネルの画定に使用される円錐断面を示す図である。 図6Aの平面パネルの画定に使用される円錐断面を示す図である。 会場内のラウドスピーカーモデルの概略的な側面図である。 会場内のラウドスピーカーのモデルの概略的な平面図である。 ラウドスピーカー・ホーンの中間モデルの側面図である。 図7Cの中間モデルの前面図である。 7Cの中間モデルの平面図である。 ラウドスピーカー・ホーンのモデルの側面図である。 図7Fのモデルの前面図である。 図7Fのモデルの平面図である。 図7Fのモデルの斜視図である。 例示的変換器マニホールド要素を示す図である。 例示的変換器マニホールド要素を有するラウドスピーカーの部品のための支持アセンブリを示す図である。 組み立てられたラウドスピーカーを示す図である。 組み立てられたラウドスピーカーを示す図である。 ラウドスピーカー・アセンブリの後斜視図である。 図12Aのラウドスピーカー・アセンブリの前斜視図である。 会場内の2つのラウドスピーカー平面図である。 会場内のラウドスピーカー配列の側面図である。
自動ラウドスピーカー設計システムは、図1に示すような工程を用いる。本システムの使用において、ユーザーは、会場の構造モデルから始め、スピーカーの位置、リスニングエリア、所望される音声のバンド幅、および、到達音響レベルなどの設計目標を入力する。図2に会場の簡略化した描写を示す。本システムは、特定の設計目標を達成するだろうカスタムスピーカーを設計する入力パラメータを用いる。いくつかの例では、本システムは、低音ラウドスピーカー、アンプ、および、コントローラなどの追加部品をカスタムスピーカーにさらに追加する。また、本システムは、イコライザ・カーブ、トポロジー、時間延長、および、出力制限などの構成要素のためのコンフィグパラメータを決めてもよい。
図1の自動ラウドスピーカー設計工程100において、ユーザーは、会場の建築モデルを入力する(102)によって始まり、図2の単純な直方形の部屋152として表される。これは、建築設計またはCADソフトから出力されたファイルをロードすることによって、または、会場のモデルを作り出すシステムによって提供されるユーザーインターフェースを使用することによって実施される。このようなシステムの1つが、2004年10月13日に出願された、特許文献1に記載されている。次いで、ユーザーは、会場内のどこの1つ以上のラウドスピーカー154が配置されるかを特定する(104)。「ラウドスピーカー」とは、アクティブ電気音響変換器と、会場に音を届けるために協働する導波管、ポート、ホーンなどのパッシブな構成要素との完成したアセンブリのことを意味する。図2において、1つのラウドスピーカー154は、ラウドスピーカーの最も目立つ部品であるホーンである、通常、台形の箱として示される。通常、建築、審美眼、または、他の考慮事項により、ラウドスピーカーを配置する場所の選択は限られている。ある例では、本システムの自動部分は、1つ以上のラウドスピーカーの設置箇所を特定してもよい。
また、ユーザーは、リスニングエリア156と、リスニングエリアにわたってサウンドシステムに必須である音圧レベル(SPL)とを特定する(106、108)。ある例では、ユーザーは、例えば、指数ホーンや、円弧、2次曲線(progressive curve)(螺旋状)、または、J形状曲線に沿ったライン配列や、他の形態などの、ラウドスピーカーのトポロジーを特定する(110)。上述のシステムは、特に、大型のホーンまたは導波管に結合された、連続して湾曲した形状、すなわち、円形の曲率または2次曲線の細長い回折スロット源を有するラウドスピーカーに良好に適している。ラウドスピーカーの形態の選択は、必要な範囲を実現する最適な形態を選択するシステムで自動化されてもよい。他のユーザー入力(図示せず)は、例を挙げると、作り出される音(例えば、音楽または声)のバンド幅またはタイプ、範囲の複合的な領域の識別、または、音声信号入力源のタイプを含み得える。
これらの入力がなされると、本システムは、音源160およびホーン158から成る、第1の(2つ以上の場合)ラウドスピーカーを設計(112)し始める。
第1のステップとして、本システムは、ラウドスピーカーが音声を投射してリスニングエリア156をカバーするのに必要な、水平範囲角度Hおよび垂直範囲角度Vの初期近似値を決める(114)。HおよびVは、リスニングエリアの大きさと、ラウドスピーカーの場所とから幾何学的に決定される。図2では、回折スロット音源160の長さと幅とが異なるために、Vは、実際のラウドスピーカー154の後方に位置する仮想点音源155での上および下壁面の交差への上および下壁面の投射に基づいて、ホーンの上壁と下壁との間で測定され、一方、Hは、ホーンの後端のすぐ後の両側壁の投射の交差から測定される。垂直投射角Vは、リスニングエリアの前列および後列に垂直点音源場所を連結する面間の角度である。水平投射角Hは、回折スロット音源を客席エリアの右側および左側に連結する面間の角度である。下記のように、最終的に使用される値は、会場の構造によって示唆される初期角度から異なってもよい。矩形の客席エリアでは、より長い距離の後列で、同じ幅をカバーするために、底面より上面で狭くなるように、角度Hは、ホーンの高さにわたって変化してもよい。(適切な大きさで)離れるにつれて広くなる客席エリアでは、角度Hは、ホーンの高さにわたって一定であってよく、離れるにつれて大きくなる投射範囲が、客席エリアの後の広くなった幅に釣り合う。一般的には、角度Hは、所定距離での投射範囲エリアの変化に基づいた作用に従って、ホーンの高さに沿って変化する。多数のドライバーが十分にあれば、非常に複雑な客席エリアを、極めて効果的にカバーすることができる。
本システムは、リスニングエリアにわたって特定の音響レベルを提供するのに必要になるだろう総合放射電力を予測する(116)。電力および放射範囲角度は、別々に決定されてもよいし、共依存であってもよい。ドライバーと称される、複合音響変換器によって駆動される回折スロット音源の場合、ユーザーは、使用されるドライバーの数Nを随意的に選択する(118)。ドライバーの数は、必要な放射電力を達成するためのホーンの壁長さLに対して相殺されるかもしれない。(投射範囲角HおよびVの)より長い壁のホーンは、より幅広い口部を有する。より低周波数への指向性の制御を実現する、すなわち、所定エリアをカバーするのに、より短いホーンより少ない電力を必要とする。所定ドライバーは、一定の入手可能な電力を有し、これにより、必要とされるドライバーの数は、で配電とホーンによって提供される自由空間インピーダンス整合とにわたってホーンが提供する制御量によって影響される。ドライバーの数とそれらの大きさによって決まる音源の全長は、音源がドライバーによってもたらされる電力を送達する際の効率にも影響する。多くの場合、ホーンの大きさは、建築によって、かつ、視覚的な考慮によって制約され、ドライバーの数は、リスニングエリアにわたって特定のSPLを提供するのに必要な電力によって決定される。また、ドライバーの様々なモデルが、異なる電力レベルを送達するように特定されてもよい。H、V、N、およびLが決定または入力されると、本システムは、特定の投射範囲を実現するだろう音源とホーンとを設計するのに必要な情報を有することになる。
幾何学的に、変換機構は、下記のように、音声を放射する開口または表面から離間してもよい。実際に、電気信号を音圧に変換する「ドライバー」から音源を分化するために「音源」としての回折スロット音源を形成する線において配置される、放射開口または表面が参照される。図1〜図3の参照において、本明細書で説明されているのは、これら「音源」の配置である。ドライバーの正確な位置決めは、音源の位置決めから独立していてよく、図8〜図10を参照に後述される。ラウドスピーカーのアルゴリズム設計のこの考察に対して、音源は、図示したように、回折スロットに直接配置されたドライバーとして考慮されてもよい。
円形の円弧形状回折スロットに対して、N個の音源が、全垂直投射範囲角Vに対応する円弧の角度範囲と、その角度および音源の高さで円弧に収める必要がある音源の数Nによって決まる半径とを有する円弧に単純に位置する(120)。
場所によって曲率半径が変化する、2次曲線形状を有する回折スロットに対して、構成要素である音源の角度および位置を決定するために使用されてもよい複数の方法がある。ある例では、角度は、等比級数などの、等差数列または他の数学数列に従って決定され、音源の位置は、その曲率に沿って連続的な音源を形成するように設定される。
別の例では、本システムは、図3Aに示され、湾曲した回折スロットを設計するために下記に説明されるモデルを使用してもよい。
図7Aおよび図7Bに位置するホーンの図も、この考察のために有益であるかもしれない。H、Vおよびリスニングエリアにわたって必要な電力を所与として、本システムは、リスニングエリアの長さに沿ってN個の同電力帯域162i(図3Aの場合N=7であり、7つの帯域162a〜162gが存在する)に分割し(120a)、これらの帯域はそれぞれその全副の長さであり、かつ、本システムは帯域162iに対応するN個の音源の列170を配置する。ドライバーと適切にサイズが決められたホーンから利用可能な所与の電力に対して、各音源は、音源の軸に垂直な、特定のサイズの所定エリアを明らかにすることができる(より幅が狭いホーンを必要とするより離れた同サイズのエリアであり、より狭い立体角に電力を抑制している)。帯域162iは、均一の電力によって駆動される音源からの同一音響レベルをもたらすリスニングエリアのセクションを示す。帯域が増減する(図示するように)か、ラウドスピーカーからの距離が遠くなるつれ一定の奥行きを維持するかどうかは、リスニングエリアの幅が増えるまたは減るか、ラウドスピーカーと各帯域との間の角度、および、ラウドスピーカーが離れる距離に従ってどれほど良好に分散を制御するか、による。音源160iは、音源それぞれの帯域162iをそれぞれカバーするように向けられ(120b)、連続的な湾曲を形成するように配置される。
ある例では、リスニングエリアは、下記のように、同一の電力帯域に分割される。図3Bは 追加的な測定を示す、図3Aからの帯域162gの詳細を示す。ラウドスピーカーが所定角度でリスニングエリアの帯域162gを投射する際に、リスニングエリアは、軸164gによって示される放射方向に垂直な放射エリア180gによってカバーされる。リスニングエリアの帯域162gへの投射は、前および後面182aおよび182bによって囲まれる。投射範囲エリアAcと称する、ラウドスピーカーから下方向の角度vでのリスニングエリアの小さなセクションに対して、投射されたエリアAp(v)が、投射範囲エリアAc(v)および入射角θから算出される。
Figure 0005628921
特定の直流電界強度Idをもたらすのに必要な電力は、強度×カバーされるエリアに等しい。入射角がリスニングエリアの前から後へかなり変化するリスニングエリアに十分近いラウドスピーカーに対して、投射されたエリアが、距離が離れても一定であり続ける間でさえ、実際の投射範囲エリアは角度とともに変化し(同様に位置とともに変化する)、よって、総必要電力(2)を求めるためにリスニングエリア(すなわち、前の垂直角度v0と後の垂直角度vnとの間)にわたって積分計算する。
Figure 0005628921
積分でAc(v)を定義する関数(2)は、θと同様、会場の形状およびラウドスピーカーの位置による。直接電界強度Iも、リスニングエリア内の位置の関数、または定数であってもよい。従って、積分に対する特殊解は、工程100を実施する本システムの性能に従って、工程100に対する入力に基づいて数的または代数的に解かれてもよい。
必要電力Wreqは、Nに対する下界を見いだすために1つのドライバーによって提供される公称電力Wによって分割される。
Figure 0005628921
ユーザーは、より大きな値のNを特定してもよく、または、少なくとも算出された最小値で始まるように選択してもよい。次いで、リスニングエリアは、1つのドライバーの電力Wによってカバーされるエリアを画定するVおよびVに値のために積分(2)を解くことによって、同一電力帯域162iに分割される。
Figure 0005628921
が既知(すなわち、第1の帯域に対して、V=V)である、リスニングエリアの後から始めると、積分(4)が、前のスライスの下方角Vが次のスライスの上方角Vになるとともに、各帯域162のために反復して解かれる。ユーザーが、(3)によって必要な数より大きいNを特定した場合、(4)のWは、Wreq/Nuserによって置き換えられ得る。角度が変化すると、実際の投射範囲エリアの面積が変化し、その一方、投射範囲エリアが、実際の投射範囲エリアそれぞれに対して同一である。ある例では、ラウドスピーカーが地面に対して低く、入射角度がかなり厳しいときなどに、追加的な数値計算が、ただ留意される単純化より、各音源および投射範囲エリアに対して必要かもしれない。1つのホーンの場合、実際のカバーエリアは、図3に示すように、リスニングエリアの幅に延在し、異なる奥行きを有する矩形の(または矩形に近い)帯域である。図3で使用される寸法は任意のものであり、工程を図示するためだけに選択されている。多数のラウドスピーカーが使用される場合、帯域は、リスニングエリアの全幅より小さくカバーしてもよい。帯域が求められると、音源がそれぞれの対応する帯域をカバーするようにそれぞれ向けられる(120b)。
繰り返し工程は、音源に位置を決め、全回折スロット音源の曲線を画定するためにも使用されてもよい。第1の音源160aは、その上端が曲線の最上部を画定する状態で配置される。この音源は、後列に点音源155をつげる面にすぐ上の曲線の起点となる。各音源のピッチ角は、上記計算に使用された、対応する帯域の中心の角度Vに一致するだろう。上端位置、ピッチ角、および音源の寸法から、第1の音源の下端の場所が分かる。隣りの音源は、その上端が前の音源の下端になる状態で配置され、上記ステップが繰り返される。これは、図3に示す2次曲線を作り出しながら全ての音源が配置されるまで継続する。最後の音源は、その底縁が点音源155を前列に連結する面を若干超えて延在する状態で位置する。カバーエリアの端での電力の落ち込みは、隣接する音源のカバーすることになる重複によって音源間で補われる。上記算出されたエリアは、各音源の投射されるエリアを適切に重複する音源間の角度をもたらすだろう。同じ工程が、最低光源160gおよび最前帯域162gからは始めて適用され、この工程は、例えば、リスニングエリアに亘る均一な強度が所望されない場合には、別の目標を達成すべく変更されてもよい。
音源の円弧によって設けられる回折スロット音源が画定されると、ホーン壁が、音源によって放射された音をリスニングエリアに限定するように設計される。汎用ホーン158を図4A〜図4Cに示す。音源の湾曲から独立して、ホーン158は、会場の後へ音を投射するために、頂部でより狭く、より深く、かつ、会場の前部にわたって音を分散するために、底部でより幅広く、より浅い、複雑な形状を有してもよい。このことが、1つのラウドスピーカーが、リスニングエリアのかなりの部分をカバーすることを可能にする。別の例では、ホーンは、頂部から底部まで同じ形状を維持する。ホーンの壁を画定するために、平面の上面パネルおよび下面パネル166、168が、リスニングエリア156の上下に一致するように垂直投射範囲角Vによって分離された平面に配置される(図2)(より一般的には、ラウドスピーカーが様々な向きで設置されてもよいことから、パネル166および168は、端面パネルと称されてもよい)。ホーン158の側壁200が、次に、リスニングエリア156の両側に一致するように画定される(124)。側壁200は、水平投射角Hによって分離され、上述のように高さにともなって変化してもよい。前ステップで画定された湾曲した音源に適合するために、側壁200も曲げられる。下述のホーンの製造工程において、側壁は平パネルから形成され、必要な湾曲形状に曲げられる。ある例では、側壁の理想的な曲線が、過度な負荷を素材に与えるため、側壁の曲線は、必要に応じて理想的な形状からやわらげられる(124a)。追加的なラウドスピーカーが要求される場合、これらのラウドスピーカーは、反復して、または、始めのラウドスピーカーに応じて同一工程に従って設計される。
一度ホーン形状が決定されてから、改善されてもよい。音響システム・シミュレーション・ソフトウェアが、等化パラメータを決め、ラウドスピーカーの放射パターンを予測するために使用されてもよい。次いで、予測放射パターンは、例えば、特許文献1に記載されているようにグラフで、または、例えば特許文献2に記載されているように音声シミュレーションを介してユーザーに提供される(128)。ユーザーは、設計を承認するか、1つ以上のパラメータ(H、V、N、またはL、あるいは、1つ以上の独自の入力パレメータ)を変更するかを選択する(130)。例えば、ドライバーの数、壁の長さ、または、放射角を変更することが、より滑らかな放射パターンをもたらすかもしれない。多すぎるドライバー、予算に対して特定された場合、ユーザーは、代替案として特定の音響レベルを下げるかもしれず、予算に余裕がある場合は、ユーザーは、より多くのドライバーを直接特定するかもしれないし、特定の音響レベルを上げるかもしれない。変更がなされた場合、新しい設計を作りシミュレーションするために、音源およびホーンの設計ステップが反復される。ある例では、この反復も自動化される。予測放射パターンが、ある閾値内で入力パラメータとマッチしない場合、差分を使用して、H、V、N、またはLの値を練り直し、次いで、練り直した値に従って音源およびホーンの形状を変える適切なステップを繰り返す。これを、目標からのずれ、反復ごとの改善、または、さらに設計を改善するために必要な変化が、所定の閾値より小さくなるように、値が収束するまで続けてもよい。ホーン形状が承認される(130)と、側壁が、数学的(分析的または数値的)に平面形状に変形される(132)。上下および側壁の設計図が、下記のように、製造のために出力される(134)。
ある例では、ラウドスピーカー設計工程100は、均等化設定、時間遅延、制限レベル、素材のビル、図表などの、同一または同様の入出力設定パラメータを使用するシステム設定工程と併用される。システム設定の自動工程が、参照により本明細書に組み込まれた特許文献2に記載されている。設定138は、手動で実行されてもよい。最後に、本システムが設置され(140)、使用される。
カスタマイズに適切な特定のラウドスピーカーと、特に、上述の自動設計工程とを図5〜図10に示す。図5A、5Bおよび6Aは、上述の工程に従って設計され、図4A〜4Cに示すホーンを形成するように組み立てられる平パネルを示す。特に、図6Aの側面パネル200は、図5Aおよび図5Bのもののように上面および下面パネル166および168に結合され、円弧の音源とともに使用されるホーンを形成する。これらのパネルの形状を決める工程は、下記に説明される。同類の素材から2次曲線のホーンを作り出すことが、図7A〜図7Iを参照に下記にさらに説明される。図8に示すような、モジュール式マニホールドセクションのセットは、変換器の対応する放射開口または表面に結合され、図9に示めす剛性湾曲キール上に組み立てられ、ホーン158に結合され図10に示す完成したラウドスピーカー154を形成する、湾曲した回折スロット音源を形成する。このタイプのラウドスピーカーが、手動で設計され、組み立てられる一方で、このラウドスピーカーは、入力する性能および会場パラメータに基づいてスピーカーを確定的に設計する、本明細書に記載の自動工程に適している。
ホーン158は、平パネルとして始まる4つの面から形成され、必要な複雑な曲率を形成するように結合される。図5Aおよび5Bに示すように、上面および下面パネル166および168は、側端202、204、206および208とともに三角形(先端を切り取られた状態)である。三角形の中心角が、ホーンの水平投射範囲角Hを決定する。三角形の端面パネル166および168が、同一である場合(図示せず)であれば、水平角Hが、ホーンの高さに沿って一定であろう。三角形の端面パネル166および168が、同一でない場合、側壁の曲率は、より複合的であり、Hはホーンの高さに沿って変化するだろう。幅と深さは独立したものであってよいが、一端がより狭くて深い、一方で、他端がより幅広で浅くてもよい。このような複合的な曲率は、上述の長くて幅狭い上面パネルと短くて幅広い下面パネルとをもたらす。さらに複雑な曲率において、上面パネル166の一対の端202および204は、下面パネル168の端206および208とは異なる長さであってよく、壁の長さLがホーンの高さに沿って変化させている。例えば、このことが、ホーンに幅狭い端部および幅広い端部だが、両端で同一の深さ端部を設ける。従って、示される例では、この三角形およびホーンは、所定軸に対して対称であるが、このことは必須ではない。ホーンは、各三角形の両端202/204および206/208が異なる場合、水平面において非対称であってもよい。
図6Aは、三角形の端面パネル166に結合され、円形の曲率に音源を合わせるホーンを形成する、平面の側面パネル200を示す。パネル200は、環の一セクションであり、中心211から半径Rを有する内円周セクション210、2つの端212と214との間の角V、各長さL(ホーンの深さ)、および、半径Rの外円周216よって画定される。2つのパネル200が水平投射範囲角Hで分岐する一方で、2つのパネルの内周端210が平行を維持するように、2つのパネル200を結合することは、それらの垂直な空間に沿ってパネル上に曲率を与える。図6Bに示すように、このようなホーンの側面パネル200は、コーン220の一部の面のセクションに相当する。図6Cは、明確にするために1つのパネル200のみを有する図6Bと同一である。コーンは、頂点221を有し、側壁パネル200を画定する面は、線222および224上に位置する端212および214と、コーン220の面上に平行な円弧を形成する内円周端210および外円周端216と、を有するバンドである。
側面パネル200の寸法は、先に定義された、初期値H、V、N、およびLによって順に決められる、コーン220の所定の態様によって決定される。図6Bでは、水平面228が、そのコーンとの交差によって内周端210を画定する。面228は、設置時には通常垂直である、湾曲した回折スロット音源(図示せず)の円弧を含む。側面パネル200は、コーンの基部に向けて面228から離れるように延在する。図6Bでは、第2の側面パネルが、コーンから少しオフセットされ、回折スロット音源の幅を表している。第2のパネルに対応する第2のコーンは図示されていない。
各側面パネル200が、中心面228から水平投射範囲角Hの半分であるように、側面パネル200と面228との間の角度はH/2である。面228はコーンの軸230に垂直なので、H/2はコーンの底角でもある。ホーンの垂直投射角Vは、軸230で交差する端面パネル166および168を画定する、2つの面間の面228における角度とマッチする(図示しないが、2つ面は端面パネル166および168はコーン220の図示したセクションの近い面と遠い面とに相当する)。上述のように、端212および214の長さはLであり、ホーンの壁の長さを直接画定する。(下面パネル200の遠端214は隠される。しかしながら、両端212および214h可視であるが、両端212および214は、図6Aにおいて上面パネル上に可視でありラベル表示される。)
内円周端210は、ドライバーの数Nにマッチする複数の線分210aを連結し、それぞれの線分は長さBを有する。一線分210aに中心からコーンの軸230に戻すように垂直セグメント234を投射することは、長さB/2の底辺と斜辺238とを有する直角三角形を形成する。パネル200がコーンに適合するように曲げられるとき、斜辺238の長さRは、内周縁端210面の面228における半径である。この三角形の角度は、軸230で、1V/2N(角度VがN個のセグメントに分割され、また、この三角形はそれらの1つを半分にさらに分割する)であり、底辺の長さは、B/2であり、これにより、斜辺238の長さは次のように求められる。
Figure 0005628921
内縁半径Rと、図6の平面パネル200の端212および214間の角度Vとの値は、円錐面が平面に広げられた際に、端210が円形を維持するが、コーン内で有した半径Rと異なる半径Rを有する事実から求められる。結果として、端210の円弧長は両方の図において同一である。すなわち:
Figure 0005628921
パネル200の角から頂点221への線222の線分も、長さRを有する。この線分は、半径238bとコーンの軸230とともに直角三角形を形成するように見られる。面228とコーンの表面との間の角度H/2が分かると、頂点221から端210までの長さは次のように求められる。
Figure 0005628921
に対して(4)および(5)を解くと、
Figure 0005628921
(5)および(7)を組み合わせて、Rも入力単位として求められる。
Figure 0005628921
、R、およびLが与えられ、パネル200は、内周半径R、外周半径R=R+L、および含まれる角度Vを有する、単に環の一部として、平面シートから切り出され得る。
図6Bに示すホーンは、上面パネルおよび下面パネル166および168が同一であるように、一定な角度Hを維持する。パネルが、コーンの形状に応じて設計されても、それが、異なる角度を有する上面パネルと下面パネルとを用いることによって変化する水平角を有するホーンにおいて使用されてもよい。その高さに沿って長さLが変化するホーンを設計するために、外半径Rは、Hも応用に変化するかは関係なく、場所に応じて変化してもよい。このような場合、外半径R2は、一端から他端へ単調に変化する。すなわち、それは、見方によって、大きくなる、または小さくなる。水平角が小さくなるにつれ、壁が長くなるように、LおよびHがともに変化する場合、ホーンは、変化する角度とともに形成されてもよく、依然として矩形の口部、または、角度が狭くなるにつれ、むしろ広くなる口部を有する。
ホーンの側面を形成する第2の方法は、一連の平面形状体から始まる。この方法は、例えば、J状曲線、2次曲線、または、別の複雑な音源をともなうときに便利である。図7A〜図7Eに示すように、ホーン158は、各ドライバーに1つ、一連の重ねられたサブ・ホーン158に概念的に分割され得る。図7Aおよび図7Bは、明確にするために、上および下サブ・ホーン158a、158gのみを示す(7つのドライバーホーンに対して)。これらの図は、図内または図間で縮小拡大されていないことに留意するべきである。各サブ・ホーンは、図3に関して説明した、その場所とリスニングエリアの対応する帯域162iとの間の関係に基づいた、それ自体の水平および垂直投射角Hi、Viを有する。このサブ・ホーン158iが重ねられたものは、図7C〜図7Eに示すようにモデル化される。始めに、各サブ・ホーンは、矩形の口部を有してモデル化され、側壁のより小さく平面のバージョンとその三角形の上面パネルおよび下面パネルとによって形成される。
単純化した場合では、側壁は、始めに台形、または、上記で円弧の音源に関して説明したように環の一部として、それぞれが、1のNと、帯域162iのカバー範囲エリアに関して設定されるH、V、およびLとともに始めに作られる。図7Aおよび7Bに示すように、上面パネルおよび下面パネルは、これらの対応する(上記に工程100のステップ120aおよび120bで決定される)音源160a、160gの上および下端で始まるように位置し、リスニングエリアの対応するスライスの上端および下端に一致する(音源位置決め工程に関して上術のように、実際のカバー範囲エリアは、カバー範囲エリアの端での電力の落ち込みを補うために、通常、リスニングエリアの限界を僅かに超えて延在する)。これらのカバー範囲エリアに対応する破線は、図7Aの音源160aおよび160gに対して示される。交差点に投げ戻されるこれらの破線間の角度は、サブ・ホーンに対してYiになる(平行に近い、帯域162aの上線および下線交差点は、その頁に入りきらないほど遠くなるため、これらの破線は不完全な形で示される)。図の3つ全ての軸が、異なる構成要素として異なる尺度で引かれているので、図の幾何学的関係は、実際の導入にはマッチしないかもしれない。異なる垂直カバー範囲角度を有するサブ・ホーンのこのような重ねられたものを一緒に結合することは、リスニングエリア全体にわたって、より均一な周波数応答を可能にする。
サブ・ホーンのスタックが作られると、図7F〜7Iに示すように、サブ・ホーンの台形の側壁が、サブ・ホーンの端および角で合わさるように変形され、シートを形成し、かつ、このシートに連続的な曲率を設けるように曲げられる。破線は、変形され併合されたセグメントを示す。例を挙げれば、長さの平均化、中点のマッチング、または、各下隅を隣接する上隅に移動するなどの、様々な技術が、パネルを結合するために使用されてもよい。作られたサブ・ホーンそれぞれの上面および下面パネル(一番外側の上面および下面パネルは除く)は、1つの開口部を残して取り外される。ある例では、1以上の中間の上面および下面パネル、またはより小さい支持部材は、ホーンに構造的安定性にもたらすために保持され、設計された水平投射角Hを維持する。この工程から作り出された側面パネルの曲率が、使用される素材に対して可能または構造的に安全なものを超える場合であれば、曲率は、ホーンを幅広くするまたは狭くして、変曲点(曲率が凸から凹にかわる点)を除くこと、あるいは、半径を縮小することなどによって、変更されてもよい。ある例では、局部相対曲率が0である任意の点で少なくとも一方向が残る限り、非常に複雑な湾曲が可能であることが分かった。
複雑な湾曲を平パネルから形成するために、側面パネル200は、比較的剛性にある完成組立体を維持するのに十分な剛性を有する薄い可撓性素材から製造される。ある例では、3.18mm(0.125in)の厚みのPVCシートが、適した剛性を有することが分かっている。また、1.27mm(0.050in)の厚みのアルミ材シートが、適した剛性を有することが分かっているが、金属は壁を通して音がもれること防ぐのに、十分な内部損失を有さないかもしれない。三角形の端面パネル166、169は、この例のように曲げられないので、より硬い、またはより厚い素材から作ることができる。プラスチックの側面パネルは、薄い素材であるにも関わらず、非常に高い音圧レベルの音でさえ壁を通してもれることを防ぐことが分かっている。これは、素材の高い内部損失とともに組み立てられると、側壁の加圧された湾曲が剛性を増していることに起因していると思われる。「可撓性」とは、素材の弾性限界内に残りつつ、すなわち、シートを屈曲して形状を作るときにプラスチック変形または亀裂がなく、所望形状に屈曲され得る素材を意味する。反対に、「剛性」とは、自体が屈曲される、でなければ変形されることなしに支持する部品の屈曲された形状を維持するために必要な圧力を分散するのに十分な剛性を有する素材を意味する。ホーンに使用される全ての素材が環境的に安定していることが好ましい。
ある例では、ホーンは、垂直方向において最小の曲率を有する側壁をもたらす、小さな垂直投射角と平端な上および下端とを必要とする場合がある。この場合、剛性のために必要な圧力を足すために、側壁は、水平方向において任意の曲率、すなわち、ホーンの幅が曲線に沿って外側に広がる曲率であってもよい。
ある例では、上面および下面パネルが湾曲されてもよい。この場合、ホーンの特性に応じて、側面パネルも湾曲されてよいし、平面のままでもよい。例えば、非常に小さな垂直投射角に対して、回折スロットは、概ね平面の側面パネルをもたらす、小さな曲率を有してもよく、一方、上面および下面パネルは、回折スロットから広がり離れるように湾曲されてもよい。この形状において、両側面パネルの端は、真っ直ぐより、むしろ湾曲され、湾曲した端面パネルに合う。湾曲された端面パネルが剛性素材から形成される場合、構造は上述通りであってよい。一方、端面パネルが可撓性素材から形成される場合、側面パネルは、端面パネルの湾曲を支持するために剛性である必要があるかもしれない。または、キールと側面パネルの湾曲した端との接合は、4つのパネル全てが可撓性であり、張力において互いを保持して形を保つのに、十分な剛性をもたらすものであってよい。
完成したラウドスピーカーのホーン158で使用する音源は、電気音響変換器のセットによって駆動される湾曲した回折スロットである。例えば、変換器は、圧縮ドライバー、コーン型変換器、静電変換器、または他のタイプの電気音響変換器であってよい。回折スロットは、複数のモジュール式マニホールド部品のスタッキングによって形成され、モジュール式マニホールド部品それぞれが、対になる変換器をスロット形状出口に結合する。
例示的マニホールド部品300を図8に示す。この例では、各マニホールド部品300は、圧縮ドライバー(図示せず)が取り付けられる2つの取付けプレート302を有する。
圧縮ドライバーは、音響エネルギーをダクト306内の開口304内に向ける。ダクト306は、長方形孔308で終端する。図9(異なる例のマニホールド部品301と)および図10に示すように、複数のマニホールド部品300がスタックされる際に、複数の孔308はともに回折スロット音源を形成する。変換器を回折スロットから離し、より広い空間があるホーンの側壁の後の空間に移動することによって、マニホールド部品300は、変換器が回折スロットに直接配置された場合より、より大型の変換器の使用を可能にする。図8の例が両側マニホールド体を示す一方、片側マニホールド部品が使用されてもよく、さらに大きい直径の変換器に適合するように、図9および図12に示すように側面を交互に代える。
ある例では、図9に示す剛性キール320が、マニホールド部品を所望の曲率で揃え、ホーン158にマニホールド部品を結合するための構造を実現する。図9の例では、図8の両側式マニホールド部品300とは対照的に、片側式マニホールド部品301が示される。各マニホールド部品301は、より大きな直径を有するドライバーに適合する、ラウドスピーカーの両側に屈曲するマニホールドセクションとともに、シングルドライバー(図示せず)を回折スロットに結合する。キール320は、ホーンの構造上の「背骨」をもたらしてもよい。ある例では、キールは、別の部品を固定するため、かつ、組み立てられたラウドスピーカーを吊るすための剛性支持体を提供する鉄鋼パネル322、324、326、328から組み立てられる。ある例では、キールは、単にマニホールド部品を挟む2つの湾曲した部品から形成される。図9の例では、マニホールド部品は、キールの両側に固定されるのではない。キールの両側は前方に突出し、ホーンの後の一側面に位置し、一方、マニホールド部品は、両側壁の端210に接触する。
上述の部品が組み立てられ、図10に示すような完成したラウドスピーカー154を形成する。キール320は、ホーン158の基部に取り付けられる。マニホールド部品300のスタック330は、ホーンの開口と一体になり回折スロット音源を形成するマニホールド部品の孔308とともにキール320に取り付けられる。各マニホールド部品は、少なくとも1つのドライバー184と一体にされる。図10の例では、図8の両側式マニホールド部品が使用されるため、2つのドライバーが各マニホールド部品にしようされるが、より遠い側の上のものだけが図では可視である。
ラウドスピーカー154にカバーされる面積は、ホーン158の寸法によって決まる。任意の必要なカバー範囲パターン、ホーン158の寸法は、上述のように決められる。ある例では、図11に示すように、異なる水平および垂直方向の角度および長さを有するホーン158a、158bを有する複合ラウドスピーカー154a、154bと、同一または異なる数のドライバーを有するマニホールドスタック330a、330bとは、スタックされてもよい。このことは、部品の製造、配送、および在庫を単純化する、より小さな個々の部品の使用を可能にする。ある例では、上述の2次曲線の工程は、側面パネルにおける過度な曲率をもたらすだろうため、作られた1つのホーンの対応する部分のカバー範囲をそれぞれが提供する、2つ以上のスタックされたラウドスピーカーが使用されるだろう。ラウドスピーカーがこのようにスタックされる際、隣接するホーンの上面および底面パネルは、隣接する回折スロットが互いに十分近接して、1つの連続して湾曲した回折スロットとして振舞うように協働するのに十分な薄さである。
上述のように、ホーンのパネル166、168および200が決められると、システム出力(134)が設計する、すなわち、パネル、また、ある例では平面材からのキールを製造する指示である。ある例では、システムは、平面CNCフライス盤などの自動化された加工機による使用のための機械可読な指示を直接出力する。パネルおよびキールは、注文対応でカットされてもよく、設置者は、多数かつ限りすらない様々なカスタムホーンを提案するために維持される必要がある独自の商品の数を減らしている。カスタムカットか、既成か関わらず、パネルは、平面状で送られ、取付けの時点で組み立てられてもよく、在庫および配送に必要な空間の容積を減少させている。ねじ、接着剤、圧入などの様々な標準工法が、パネルおよび他の部品を結合するために使用されてもよい。
一例では、両側面パネルの端部は、上面および下面パネルにねじで固定され、付随的パネルが、上面および下面パネルをキールに固定するために使用される。
上面および下面パネルをキールに固定する前に、両側面パネルは、減少した応力を受け、異なる形状に弛緩してもよく、これにより、回折スロット開口部を形成する端が、平行でなくなる。ホーンを組み立てるために、一端面パネル、すなわち、上または下面パネルは、キールに固定され、次いで他方のパネルはキールのもう一端に向けて引っ張られる。自由端面パネルが、所定位置に引っ張られると、それは、両側面パネルを所望の形状に変形させる。ある例では、側面パネル端は、キールの位置で所望の曲率に有し、キール構造体内に用意された溝に収まる。自由端面パネルがキールに固定されると、両側面パネルの屈曲された端はキールの溝内に押圧されたままになり、付随的な固定具の使用なしにきつく収まるが、接合部を完全に密封するために、シーリング材が必要な場合がある。別の例では、キール支持構造体は、スロット開口部より幅広く、両側面パネルの屈曲された端はキール構造体に接触しないが、マニホールド開口部のみに結合する。
本明細書で説明する大型ホーンは、並べられた変換器と組み合わせて、広域範囲わたって良好な指向性制御を可能にし、ある例では、20kHzの高域および400Hz、300Hzまたは250Hzの低域までをカバーする。完全な音響再生システムのためには、図12A、12Bに示すようにモジュール式低音ラウドスピーカーが足されてもよい。図12Aおよび12Bの例では、モジュール式低音ラウドスピーカー500は、ラウドスピーカー154のホーン158の広がった部分の後に部分的に収まるような形状にされる。低音ラウドスピーカー500は、任意の広がり角度または可能なホーンの範囲内の曲率を有するホーンの後に収まるような形状にされ、これにより、同一の低音ラウドスピーカー500が上述の工程を使用して作られる任意のホーンと一緒に使用される。例えば、図12Aおよび12Bでは、同一の低音ラウドスピーカー500が、比較的幅狭く上方のホーン158aと、また、比較的より幅広い下方のホーン158bとともに使用される。図12Aの例では、各マニホールド部分502が、図9と同じように、1つのドライバーを交互に側を変えて回折スロットに結合させる。
ラウドスピーカーの1つにタイプから400Hz以下に下げて制御された指向性を有する良好な再生を提供すること、また、可能であればいくらかの重複領域を有する、より低い周波数専用の複数の低音ラウドスピーカーを使用することによって、システムのクロスオーバー・ポイントは、人の声の範囲(約300Hz〜4kHz)を下回る、または、低端に位置する。このことは、クロスオーバーが、1kHz〜2kHzぐらいの音声範囲においてより高い必要がある場合に起こり得るように、音声範囲の中間において指向性の不連続性を有することを防止する。ホーン・ラウドスピーカーに近づけて、かつ性格に制御された相対位置に、低音ラウドスピーカーを配置できることは、クロスオーバー・ポイントでの指向性伝達をさらに強化し、全ての角度範囲にわたって良好な位相およびタイミング調整を可能にする。
図13および図14は、上述の複数の変化手段を組み合わせた2つの設置例を示す。
図13では、2つの非対称ラウドスピーカー154−Lおよび154−Rが使用され、リスニングエリア156の各側に1ずつ配置される。ラウドスピーカーの内側壁(リスニングエリアの中心を向いた側壁)は、リスニングエリアの前方−中央に届くように大きな水平角H1を有し、一方、外側壁は、十分なシャープネスが後方に届くように、リスニングエリアの外側に音声を制限するために狭い水平角Hを有する。回折スロットは、均一な音声カバー範囲をもたらすために、各ホーンの内壁と外壁との間の中央よりむしろ、リスニングエリア156の後方−中央に向けられているため、角度HおよびHは同一ではない。他の図でもそうであるように、軸は、尺度があっておらず、図13における角度および距離は、それらの違いを示すために誇張されている。
図14では、ラウドスピーカー154a〜145dの配列が使用され、非常に長い回折スロットを提供し、1つのリスニングエリア156a、156bを有する大型会場をカバーしている。最上のラウドスピーカー154aは、バルコニー156bまで届ける一方で、下の3つのラウドスピーカー154b〜154dは、下フロア156aをカバーする。
このような構成では、単純な形状の円弧ホーンおよびキールを使用して、異なる半径の円弧モジュールが配列され、長い螺旋配列の効果を可能してもよい。
別の実施例が、以下の請求項、および出願者が特許権を有する別の請求項の範囲内に存在する。
154 ラウドスピーカー
156 リスニングエリア
158 ホーン
166 上面パネル、(第1)端面パネル
168 下面パネル、(第2)端面パネル
200 側壁、側面パネル
202、204 上面パネルの一対の側端
206、208 下面パネル168の一対の側端
210 内円周セクション、内円周端、内周端
211 中心
216 外円周端
220 コーン
221 頂点
228 水平面、中心面
300 (両側式)マニホールド部品
301 (片側式)マニホールド部品
308 キール
500 低音ラウドスピーカー

Claims (29)

  1. 第1端面パネル、第2端面パネル、第1側面パネル、および第2側面パネルを備えるホーンであって、少なくとも前記第1および第2側面パネルの端が回折スロット開口部を画定する、ホーンを備え、
    前記第1および第2側面パネルそれぞれが、少なくとも湾曲した剛性キールによって応力がかけられ湾曲した形状で保持される、可撓性素材から成るシートから成ることを特徴とするラウドスピーカー。
  2. 前記第1および第2端面パネルそれぞれが、剛性シート材から成ることを特徴とする請求項1に記載のラウドスピーカー。
  3. 前記回折スロット開口部は、前記ホーンの内部に対して凸曲率を有することを特徴とする請求項1に記載のラウドスピーカー。
  4. 前記側面パネルは、前記回折スロット開口部に対応する方向に湾曲されているとともに、前記回折スロット開口部に対して垂直な方向において真っ直ぐなままであることを特徴とする請求項1に記載のラウドスピーカー。
  5. 前記第1および第2側面パネルそれぞれの湾曲した形状は、真円錐表面の一部と一致する寸法を有することを特徴とする請求項1に記載のラウドスピーカー。
  6. 前記円錐表面の一部は、第1半径の第1円弧、第2半径の第2円弧、および、前記円錐の母線の一部に対応する直線状の端であって、前記母線が第1円弧及び前記第2円弧の各端部と交差する、直線状の端によって囲まれることを特徴とする請求項5に記載のラウドスピーカー。
  7. 前記円錐表面部分は、第1半径の第1円弧、様々な半径の第2円弧、および、前記円錐の母線の一部に対応する直線状の端であって、前記母線が第1円弧及び前記第2円弧の各端部と交差する、直線状の端によって囲まれることを特徴とする請求項5に記載のラウドスピーカー。
  8. 前記第1および第2側面パネルは、内側半径、外側半径および所定角度によって画定される、平面の環の一部と一致する平面である際の寸法を有することを特徴とする請求項1に記載のラウドスピーカー。
  9. 前記第1および第2側面パネルそれぞれが、スロット開口部の程度に沿って長さおよび曲率が変化することを特徴とする請求項1に記載のラウドスピーカー。
  10. 前記第1および第2側面パネルそれぞれは、第1端を備え、前記両側面パネルの前記第1端は、前記第1端の長さに沿って張力をうけて、かつ固定具なしに前記剛性キールにそれぞれ結合されることを特徴とする請求項1に記載のラウドスピーカー。
  11. 前記両側面パネルの前記第1端は、前記第1端の長さに沿って変化する角度で前記剛性キールにそれぞれ結合されることを特徴とする請求項10に記載のラウドスピーカー。
  12. 複数のマニホールド部品であって、それぞれが前記回折スロット開口部に結合された出口を有し、前記複数のマニホールド部品の前記出口は、前記回折スロット開口部でともに回折スロット音源を構成する、複数のマニホールド部品と、
    複数の電気音響変換器であって、それぞれが前記マニホールド部品の1つの入口に結合される、複数の電気音響変換器と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のラウドスピーカー。
  13. 前記マニホールド部品は、それぞれ2つの入口を有し、かつ2つの音響通路を備え、前記音響通路それぞれが、前記2つの入口のうち異なる方に第1端を、前記出口に第2端を有し、前記音響通路それぞれが、異なる方向において前記出口から離れるように湾曲しており、これにより、前記入口は、前記ホーンの両側付近に位置することを特徴とする請求項12に記載のラウドスピーカー。
  14. 前記マニホールド部品はそれぞれ、1つの入口を有し、前記入口に第1端と前記出口に第2端とを有する1つの音響通路を備え、
    前記マニホールド部品それぞれの前記音響通路は、隣接する前記マニホールド部品の音響通路の方向と反対方向において前記出口から離れるように湾曲しており、これにより前記入口が、前記隣接するマニホールド部品の入口から前記ホーンの反対側付近に位置することを特徴とする請求項12に記載のラウドスピーカー。
  15. ラウドスピーカーに使用される電気音響変換器の数、前記ラウドスピーカーの水平および垂直カバー範囲角度、および、前記ラウドスピーカーのホーンの壁の長さを特定するラウドスピーカーのデータを取得するステップと、
    前記変換器の数に基づいた長さを有する前記ラウドスピーカーの回折スロットの曲率を算出するステップと、
    前記垂直カバー範囲角度に対応する、前記ラウドスピーカーの前記ホーンの上面および下面パネルを画定するステップと、
    前記変換器の数、前記水平および垂直カバー範囲角度、および、前記回折スロットの前記曲率に基づいた長さ、幅および曲率を有する前記ホーンの第1および第2側面パネルを画定するステップと、
    前記第1および第2側面パネルに対応する平面パネルの寸法を算出するステップと、
    前記上面および下面パネルと前記第1および第2側面パネルの製造の機械可読な設計図を出力するステップと、
    を備える方法。
  16. 前記出力された設計図に基づいて平面パネルを製造するステップと、
    前記平面パネルを組み立てて前記ホーンを形成するステップと、
    をさらに含むことを特徴とする請求項15に記載の方法。
  17. 前記平面パネルを製造するステップが、
    CNC旋盤に設計図を入力するステップと、
    CNC旋盤を操作して設計図に従って薄い可撓性素材から成るパネルを切り出すステップと、
    を備えることを特徴とする請求項16に記載の方法。
  18. 前記平面パネルを組み立てて前記ホーンを形成するステップが、
    前記第1および第2側面パネルそれぞれの第1および第2端を前記上面および下面パネルの第1および第2端に固定するステップと、
    前記側面パネルそれぞれの第3端が算出された前記曲率に合うように前記側面パネルを屈曲するステップと、
    を備えることを特徴とする請求項16に記載の方法。
  19. 前記側面パネルを屈曲するステップが、
    前記上面または下面パネルの一方を算出された前記曲率に対応する湾曲した支持構造体の第1の端に固定するステップと、
    前記上面または下面パネルの他方を前記湾曲した支持構造体の第2の端に向けて引っ張り、これにより、前記側面パネルそれぞれの第3の端が前記湾曲した支持構造体内の溝内にそれぞれ収まるステップと、
    を備えることを特徴とする請求項18に記載の方法。
  20. 算出された前記曲率に対応する湾曲した支持構造体と、前記支持構造体に固定される複数のマニホールド部品であって、それぞれが前記支持構造体内に位置する出口を有し、前記複数のマニホールド部品の前記出口がともに回折スロット音源を形成する、複数のマニホールド部品と、それぞれが前記マニホールド部品の1つにそれぞれ固定された複数の電機音響交換器であって、前記交換器それぞれが対応する前記マニホールド部品の入口に結合される、複数の電機音響交換器と、を備えるキールを組み立てるステップと、
    前記キールを前記設計図に従って製造されるホーンに結合するステップであって、これにより、前記回折スロット音源が、前記第1および第2側面パネルの端によって画定される前記ホーンの回折スロット開口部に結合される、前記キールを前記設計図に従って製造されるホーンに結合するステップと、
    をさらに備えることを特徴とする請求項15に記載の方法。
  21. 前記第1および第2側面パネルを画定するステップが、環の内周半径R、前記環の外周半径R、および、前記環の一部の角度Vを算出ステップを備え、前記側面パネルそれぞれが、算出された前記角度によって挟まれる前記環の一部に対応することを特徴とする請求項15に記載の方法。
  22. 前記内周半径Rは、数式
    Figure 0005628921
    を適用することによって算出され、ここでBは前記変換器の1つの寸法であり、Hは当該ラウドスピーカーの位置をカバー範囲エリアの両側に連結する面間の角度であり、Vは当該ラウドスピーカーの位置をカバー範囲エリアの前と後とに連結する面間の角度であり、Nは交換器の数であることを特徴とする請求項21に記載の方法。
  23. 前記Rは、数式
    = R+L
    を適用することによって算出され、ここで、Lは前記ホーンの長さであることを特徴とする請求項22に記載の方法。
  24. 前記角度Vは、数式
    Figure 0005628921
    を適用することによって算出され、ここで、Hは当該ラウドスピーカーの位置をカバー範囲エリアの両側に連結する面間の角度であり、Vは当該ラウドスピーカーの位置をカバー範囲エリアの前と後とに連結する面間の角度であることを特徴とする請求項21に記載の方法。
  25. 前記回折スロットの前記曲率は、円弧であることを特徴とする請求項15に記載の方法。
  26. 前記側面パネルを画定するステップは、前記側面パネルの素材特性を表すデータに基づいて前記側面パネルの曲率を変更するステップを含むことを特徴とする請求項15に記載の方法。
  27. 前記ラウドスピーカーのデータを取得するステップは、
    会場内の当該ラウドスピーカーの場所、前記会場のカバー範囲エリア、および、前記カバー範囲エリアに対する音圧レベルの、会場を表す入力データを受け取り、前記入力データから、当該ラウドスピーカーで使用される前記電気音響交換器の数、前記水平および垂直カバー範囲角度、および前記ホーンの長さを決定するステップを備えることを特徴とする請求項15に記載の方法。
  28. 前記交換器の数を決定するステップは、
    前記ラウドスピーカーの位置から前記カバー範囲エリアにわたって前記音圧レベルを提供するのに必要な音響電力量を算出するステップと、
    算出された前記音響電力量を交換器モデルの電力容量で割るステップと、
    を備えることを特徴とする請求項27に記載の方法。
  29. 前記回折スロットの前記曲率を算出するステップは、
    (a) 前記カバー範囲エリアを前記交換器の数に等しい複数の帯域に分割するステップと、
    (b) 所定長さおよび軸を有する第1のモデル音源を、その長さの第1の端が当該ラウドスピーカーを前記カバー範囲エリアの後方に結合する平面上にあり、かつ、その軸は、前記カバー範囲エリアの後方に対応する、前記複数の帯域の第1の帯域内の中央位置に向けられた状態で配置するステップと、
    (c) 所定長さおよび軸を有する次のモデル音源を、その長さの第1の端が前記第1のモデル音源の長さの第2の端と一致し、かつ、その軸は、前記複数の帯域の第1の帯域に隣接する、前記複数の帯域の次の帯域内の中央位置に向けられた状態で配置するステップと、
    (d) ステップ(c)を繰り返し、前記モデル音源の総数が決められた前記電気音響交換器の数に等しくなるまで、先のモデル音源それぞれに対して付随的なモデル音源を配置するステップ、
    を備え、前記回折スロットの曲率が、全ての前記モデル音源を結合する曲線になることを特徴とする請求項27に記載の方法。
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