JP5625937B2 - ルータ、キャッシュルータ及びコンテンツデータキャッシュシステム並びにコンテンツデータキャッシュ方法 - Google Patents
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Description
[BC情報201−1]
・コンテンツID = A
・上流ノード = null
・下流ノード = 202
・データ通過時刻 = 2010/11/26 10:00:00
・リクエスト通過時刻 = null
もし、ルータ201においてコンテンツデータのキャッシュを保持するために十分な空き記憶領域が無い場合、最も過去にアクセスされたコンテンツキャッシュから削除することにより空き記憶領域を増やし、増加した記憶領域に新しいコンテンツキャッシュを保存する。コンテンツキャッシュが削除されても、転送情報であるBC情報の下流ノード方向にまだキャッシュを持つルータが存在する可能性があるため、BC情報はそのまま保持する。BC情報は、データ通過時刻が一定時間(Tf)更新されなかった場合、もしくはリクエスト通過時刻が一定時間(Tq)更新されなかった場合に削除される。基本的には、ルータが持つコンテンツキャッシュの容量は全流通コンテンツの容量に対して非常に小さいため、あまりダウンロードされないコンテンツのキャッシュは比較的早く削除される傾向となる。それに対してBC情報はタイマーで削除され、タイマーも新しいダウンロードやリクエストの到着により延長されるため、キャッシュに比べて長く残る。
[BC情報202−1]
・コンテンツID = A
・上流ノード = 201
・下流ノード = null
・データ通過時刻 = 2010/11/26 10:00:10
・リクエスト通過時刻 = null
一定時間の後、記憶領域の不足などなんらかの理由によりルータ201の記憶装置からコンテンツAのキャッシュデータが削除されたとする。
[BC情報201−2]
・コンテンツID = A
・上流ノード = null
・下流ノード = 202
・データ通過時刻 = 2010/11/26 10:00:00
・リクエスト通過時刻 = 2010/11/26 10:04:59
コンテンツ要求メッセージを受信したルータ202は、自身の記憶装置にコンテンツAのキャッシュが保存されているかどうかを確認する。ルータ202にはユーザ301へと転送したコンテンツのキャッシュが保存されているため、ルータ202はコンテンツAのデータを含めたコンテンツ応答メッセージを作成し、ユーザ端末302を宛先としてルータ201へと送信する。その後、ルータ202は自身のBCテーブルのコンテンツAに関する情報([BC情報202−1])の下流ノード、データ通過時刻、リクエスト通過時刻を以下のように書き換える。
[BC情報202−2]
・コンテンツID = A
・上流ノード = 201
・下流ノード = 201
・データ通過時刻 = 2010/11/26 10:05:01
・リクエスト通過時刻 = 2010/11/26 10:05:00
コンテンツ応答メッセージをルータ202から受信したルータ201は、再度コンテンツAのデータを自身の記録装置に保存し、コンテンツ応答メッセージをルータ203へ転送する。その後、自身のBCテーブルのコンテンツAに関する情報([BC情報201−2])の上流ノード、下流ノード、データ通過時刻を以下のように書き換える。
[BC情報201−3]
・コンテンツID = A
・上流ノード = 202
・下流ノード = 203
・データ通過時刻 = 2010/11/26 10:05:10
・リクエスト通過時刻 = 2010/11/26 10:04:59
同様にルータ203もコンテンツ応答メッセージに含まれるコンテンツAのキャッシュを保存し、ユーザ端末302にメッセージを転送する。その後、ルータ203は自身のBCテーブルに以下の情報を記録する。
[BC情報203−1]
・コンテンツID = A
・上流ノード = 201
・下流ノード = null
・データ通過時刻 = 2010/11/26 10:05:20
・リクエスト通過時刻 = null
[BC情報 211−1]
・コンテンツID = B
・上流ノード = 212
・下流ノード = 411
・データ通過時刻 = 2010/12/2 10:00:00
・リクエスト通過時刻 = null
[BC情報 212−1]
・コンテンツID = B
・上流ノード = 213
・下流ノード = 211
・データ通過時刻 = 2010/12/2 10:00:01
・リクエスト通過時刻 = null
[BC情報 213−1]
・コンテンツID = B
・上流ノード = null
・下流ノード = 212
・データ通過時刻 = 2010/12/2 10:00:02
・リクエスト通過時刻 = null
図7において、コンテンツ要求ノード312は同じコンテンツBを取得するため、コンテンツサーバ111に対してコンテンツ要求メッセージを送信する。送信されたコンテンツ要求メッセージは、ルータ212へ届くと、ルータ212が持つBC情報に従い、図7の点線矢印のようにキャッシュルータ411の方向へ転送される。
[BC情報 211−2]
・コンテンツID = B
・上流ノード = 214
・下流ノード = 411
・データ通過時刻 = 2010/12/2 10:10:00
・リクエスト通過時刻 = 2010/12/2 10:09:00
また、ルータ214には下記のBC情報が作成される。
[BC情報 214−1]
・コンテンツID = B
・上流ノード = null
・下流ノード = 211
・データ通過時刻 = 2010/12/2 10:10:01
・リクエスト通過時刻 = null
各ルータのBC情報の上流・下流ノードは、図8の実線矢印のようになる。
[BC情報 214−2]
・コンテンツID = B
・上流ノード = null
・下流ノード = 412
・データ通過時刻 = 2010/12/2 10:10:01
・リクエスト通過時刻 = null
上記の機能により、ルータはメッセージの転送のみに専念し、コンテンツのキャッシュをキャッシュルータに任せ、キャッシュへの誘導情報のみを持つことで、ルータの性能低下を防止し、ネットワークのパフォーマンスを維持できる。
受信したコンテンツ応答メッセージを最寄りのキャッシュルータ宛に転送する手段と、
受信したコンテンツ応答メッセージに含まれる転送情報作成フラグがOnである場合に、転送情報を当該ルータに記録する手段と、
当該ルータに転送情報が記録されている場合には、受信したコンテンツ要求メッセージを、転送情報に従って、コンテンツのデータをキャッシュするキャッシュルータ宛に転送する手段と、
を備えることを特徴とするルータ。
付記1に記載のルータであって、
受信したコンテンツ応答メッセージに含まれる転送情報作成フラグがOnである場合に、そのコンテンツ応答メッセージをコンテンツ要求ノード宛に転送する手段を更に備えることを特徴とするルータ。
付記1又は付記2に記載のルータであって、
転送情報に含まれるコンテンツIDは、当該コンテンツのIDであり、転送情報に含まれる上流ノードは、当該ルータから見たコンテンツ要求メッセージ転送時の上流のノードのIDであり、転送情報に含まれる下流ノードは、当該ルータから見たコンテンツ要求メッセージ転送時の下流のノードのIDであり、転送情報に含まれるデータ通過時刻は、コンテンツ応答メッセージが当該ルータを通過した時刻であり、転送情報に含まれるリクエスト通過時刻は、最後のコンテンツ要求メッセージが通過した時刻であることを特徴とするルータ。
付記1乃至3の何れか1に記載のルータであって、
当該ルータに転送情報が記録されている場合には、受信したコンテンツ要求メッセージを、転送情報に従って、コンテンツのデータをキャッシュするキャッシュルータ宛に転送するのみならず、コンテンツ要求メッセージを受信した時刻を転送情報に含まれるリクエスト通過時刻として設定する手段を更に備えることを特徴とするルータ。
付記1乃至4のいずれか1に記載のルータであって、
キャッシュ作成フラグと転送情報作成フラグがOnであるコンテンツ応答メッセージを受信したならば、最寄りのキャッシュルータを検索し、最寄りのキャッシュルータが、受信したコンテンツ応答メッセージを作成したキャッシュルータと異なる場合には、キャッシュ作成フラグと転送情報作成フラグをOffにして、受信したコンテンツ応答メッセージを最寄りのキャッシュルータ宛に転送する手段を更に備えることを特徴とするルータ。
付記1乃至5のいずれか1に記載のルータであって、
キャッシュルータにコンテンツデータが無いために、キャッシュルータからコンテンツ要求メッセージが送り返されたならば、そのコンテンツデータに対応する転送情報に従って、コンテンツ要求メッセージを逆転送し、そのコンテンツに対応する転送情報を削除する手段を更に備えることを特徴とするルータ。
受信したコンテンツ応答メッセージに含まれるコンテンツのデータをキャッシュする手段と、
受信したコンテンツ応答メッセージに含まれる転送情報作成フラグをOnに設定して、そのコンテンツ応答メッセージをコンテンツ要求ノード宛に転送する手段と、
を備えることを特徴とするキャッシュルータ。
付記7に記載のキャッシュルータであって、
当該キャッシュルータに記録されている或るコンテンツに対するアクセス頻度がしきい値を超えた場合、そのコンテンツに対応し、転送情報作成フラグとしてOnが設定され、キャッシュ作成フラグとしてOnが設定され、キャッシュルータIDとして自キャッシュルータのIDが設定されているコンテンツ応答メッセージを送信する手段を更に備えることを特徴とするキャッシュルータ。
付記7又は8に記載のキャッシュルータであって、
転送情報作成フラグとキャッシュ作成フラグがOffであるコンテンツ応答メッセージを受信したならば、コンテンツデータのキャッシュを自キャッシュルータに設け、コンテンツ応答メッセージの転送情報作成フラグをOnに変更して、コンテンツ応答メッセージを送信してきたルータにコンテンツ応答メッセージを返す手段を更に備えることを特徴とするキャッシュルータ。
少なくとも1つのコンテンツサーバと、少なくとも1つのコンテンツ要求ノードが接続されているネットワークに接続されている少なくとも1つのルータと少なくとも1つのキャッシュルータを備えるコンテンツデータキャッシュシステムであって、
各ルータは、
受信したコンテンツ応答メッセージを最寄りのキャッシュルータ宛に転送する手段と、
受信したコンテンツ応答メッセージに含まれる転送情報作成フラグがOnである場合に、転送情報を当該ルータに記録する手段と、
当該ルータに転送情報が記録されている場合には、受信したコンテンツ要求メッセージを、転送情報に従って、コンテンツのデータをキャッシュするキャッシュルータ宛に転送する手段と、
を備え、
各キャッシュルータは、
受信したコンテンツ応答メッセージに含まれるコンテンツのデータをキャッシュする手段と、
受信したコンテンツ応答メッセージに含まれる転送情報作成フラグをOnに設定して、コンテンツ要求ノード宛に転送する手段と、
を備え、
コンテンツデータはそのコンテンツデータをキャッシュするキャッシュルータからコンテンツ要求ノードに送信されることを特徴とするコンテンツキャッシュシステム。
少なくとも1つのコンテンツサーバと、少なくとも1つのコンテンツ要求ノードが接続されているネットワークに接続されている少なくとも1つのルータと少なくとも1つのキャッシュルータを備えるコンテンツデータキャッシュシステムにおけるコンテンツキャッシュ方法であって、
ルータが、受信したコンテンツ応答メッセージを最寄りのキャッシュルータ宛に転送するステップと、
キャッシュルータが、受信したコンテンツ応答メッセージに含まれるコンテンツのデータをキャッシュするステップと、
キャッシュルータが、受信したコンテンツ応答メッセージに含まれる転送情報作成フラグをOnに設定して、そのコンテンツ応答メッセージをコンテンツ要求ノード宛に転送するステップと、
ルータが、受信したコンテンツ応答メッセージに含まれる転送情報作成フラグがOnである場合に、転送情報を当該ルータに記録するステップと、
ルータが、当該ルータに転送情報が記録されている場合には、受信したコンテンツ要求メッセージを、転送情報に従って、コンテンツのデータをキャッシュするキャッシュルータ宛に転送するステップと、
を有し、
コンテンツデータはそのコンテンツデータをキャッシュするキャッシュルータからコンテンツ要求ノードに送信されることを特徴とするコンテンツキャッシュ方法。
コンピュータを、
受信したコンテンツ応答メッセージを最寄りのキャッシュルータ宛に転送する手段と、
受信したコンテンツ応答メッセージに含まれる転送情報作成フラグがOnである場合に、転送情報を当該ルータに記録する手段と、
当該ルータに転送情報が記録されている場合には、受信したコンテンツ要求メッセージを、転送情報に従って、コンテンツのデータをキャッシュするキャッシュルータ宛に転送する手段と、
として機能させるためのプログラム。
付記12に記載のプログラムであって、
コンピュータを更に、
受信したコンテンツ応答メッセージに含まれる転送情報作成フラグがOnである場合に、そのコンテンツ応答メッセージをコンテンツ要求ノード宛に転送する手段として機能させるためのプログラム。
付記12又は13に記載のプログラムであって、
転送情報に含まれるコンテンツIDは、当該コンテンツのIDであり、転送情報に含まれる上流ノードは、当該ルータから見たコンテンツ要求メッセージ転送時の上流のノードのIDであり、転送情報に含まれる下流ノードは、当該ルータから見たコンテンツ要求メッセージ転送時の下流のノードのIDであり、転送情報に含まれるデータ通過時刻は、コンテンツ応答メッセージが当該ルータを通過した時刻であり、転送情報に含まれるリクエスト通過時刻は、最後のコンテンツ要求メッセージが通過した時刻であることを特徴とするプログラム。
付記12乃至14の何れか1に記載のプログラムであって、
コンピュータを更に、
当該ルータに転送情報が記録されている場合には、受信したコンテンツ要求メッセージを、転送情報に従って、コンテンツのデータをキャッシュするキャッシュルータ宛に転送するのみならず、コンテンツ要求メッセージを受信した時刻を転送情報に含まれるリクエスト通過時刻として設定する手段として機能させるためのプログラム。
付記12乃至15のいずれか1に記載のプログラムであって、
コンピュータを更に、
キャッシュ作成フラグと転送情報作成フラグがOnであるコンテンツ応答メッセージを受信したならば、最寄りのキャッシュルータを検索し、最寄りのキャッシュルータが、受信したコンテンツ応答メッセージを作成したキャッシュルータと異なる場合には、キャッシュ作成フラグと転送情報作成フラグをOffにして、受信したコンテンツ応答メッセージを最寄りのキャッシュルータ宛に転送する手段として機能させるためのプログラム。
付記12乃至16のいずれか1に記載のプログラムであって、
コンピュータを更に、
キャッシュルータにコンテンツデータが無いために、キャッシュルータからコンテンツ要求メッセージが送り返されたならば、そのコンテンツデータに対応する転送情報に従って、コンテンツ要求メッセージを逆転送し、そのコンテンツに対応する転送情報を削除する手段として機能させるためのプログラム。
コンピュータをキャッシュルータとして機能させるためのプログラムであって、
コンピュータを、
受信したコンテンツ応答メッセージに含まれるコンテンツのデータをキャッシュする手段と、
受信したコンテンツ応答メッセージに含まれる転送情報作成フラグをOnに設定して、そのコンテンツ応答メッセージをコンテンツ要求ノード宛に転送する手段と、
として機能させるためのプログラム。
付記18に記載のプログラムであって、
コンピュータを更に、
当該キャッシュルータに記録されている或るコンテンツに対するアクセス頻度がしきい値を超えた場合、そのコンテンツに対応し、転送情報作成フラグとしてOnが設定され、キャッシュ作成フラグとしてOnが設定され、キャッシュルータIDとして自キャッシュルータのIDが設定されているコンテンツ応答メッセージを送信する手段として機能させるためのプログラム。
付記18又は19に記載のプログラムであって、
コンピュータを更に、
転送情報作成フラグとキャッシュ作成フラグがOffであるコンテンツ応答メッセージを受信したならば、コンテンツデータのキャッシュを自キャッシュルータに設け、コンテンツ応答メッセージの転送情報作成フラグをOnに変更して、コンテンツ応答メッセージを送信してきたルータにコンテンツ応答メッセージを返す手段として機能させるためのプログラム。
211〜214 ルータ
311、312 コンテンツ要求ノード(ユーザ端末)
411、412 キャッシュルータ
Claims (10)
- 受信したコンテンツ応答メッセージを最寄りのキャッシュルータ宛に転送する手段と、
受信したコンテンツ応答メッセージに含まれる転送情報作成フラグがOnである場合に、転送情報を当該ルータに記録する手段と、
当該ルータに転送情報が記録されている場合には、受信したコンテンツ要求メッセージを、転送情報に従って、コンテンツのデータをキャッシュするキャッシュルータ方向に転送する手段と、
を備えることを特徴とするルータ。 - 請求項1に記載のルータであって、
受信したコンテンツ応答メッセージに含まれる転送情報作成フラグがOnである場合に、そのコンテンツ応答メッセージをコンテンツ要求ノード宛に転送する手段を更に備えることを特徴とするルータ。 - 請求項1又は2に記載のルータであって、
転送情報に含まれるコンテンツIDは、当該コンテンツのIDであり、転送情報に含まれる下流ノードは、当該ルータから見たコンテンツ応答メッセージ転送時の上流のノードのIDであり、転送情報に含まれる上流ノードは、当該ルータから見たコンテンツ応答メッセージ転送時の下流のノードのIDであり、転送情報に含まれるデータ通過時刻は、コンテンツ応答メッセージが当該ルータを通過した時刻であり、転送情報に含まれるリクエスト通過時刻は、最後のコンテンツ要求メッセージが通過した時刻であることを特徴とするルータ。 - 請求項1乃至3の何れか1に記載のルータであって、
当該ルータに転送情報が記録されている場合には、受信したコンテンツ要求メッセージを、転送情報に従って、コンテンツのデータをキャッシュするキャッシュルータ方向に転送するのみならず、コンテンツ要求メッセージを受信した時刻を転送情報に含まれるリクエスト通過時刻として設定する手段を更に備えることを特徴とするルータ。 - 請求項1乃至4のいずれか1に記載のルータであって、
キャッシュ作成フラグと転送情報作成フラグがOnであるコンテンツ応答メッセージを受信したならば、最寄りのキャッシュルータを検索し、最寄りのキャッシュルータが、受信したコンテンツ応答メッセージを作成したキャッシュルータと異なる場合には、キャッシュ作成フラグと転送情報作成フラグをOffにして、受信したコンテンツ応答メッセージを最寄りのキャッシュルータ宛に転送する手段を更に備えることを特徴とするルータ。 - 請求項1乃至5のいずれか1に記載のルータであって、
キャッシュルータにコンテンツデータが無いために、キャッシュルータからコンテンツ要求メッセージが送り返されたならば、そのコンテンツデータに対応する転送情報に従って、コンテンツ要求メッセージを逆転送し、そのコンテンツに対応する転送情報を削除する手段を更に備えることを特徴とするルータ。 - 受信したコンテンツ応答メッセージに含まれるコンテンツのデータをキャッシュする手段と、
受信したコンテンツ応答メッセージに含まれる転送情報作成フラグをOnに設定して、そのコンテンツ応答メッセージをコンテンツ要求ノード宛に転送する手段と、
を備えることを特徴とするキャッシュルータ。 - 請求項7に記載のキャッシュルータであって、
当該キャッシュルータに記録されている或るコンテンツに対するアクセス頻度がしきい値を超えた場合、そのコンテンツに対応し、転送情報作成フラグとしてOnが設定され、キャッシュ作成フラグとしてOnが設定され、キャッシュルータIDとして自キャッシュルータのIDが設定されているコンテンツ応答メッセージを送信する手段を更に備えることを特徴とするキャッシュルータ。 - 少なくとも1つのコンテンツサーバと、少なくとも1つのコンテンツ要求ノードが接続されているネットワークに接続されている少なくとも1つのルータと少なくとも1つのキャッシュルータを備えるコンテンツデータキャッシュシステムであって、
各ルータは、
受信したコンテンツ応答メッセージを最寄りのキャッシュルータ宛に転送する手段と、
受信したコンテンツ応答メッセージに含まれる転送情報作成フラグがOnである場合に、転送情報を当該ルータに記録する手段と、
当該ルータに転送情報が記録されている場合には、受信したコンテンツ要求メッセージを、転送情報に従って、コンテンツのデータをキャッシュするキャッシュルータ方向に転送する手段と、
を備え、
各キャッシュルータは、
受信したコンテンツ応答メッセージに含まれるコンテンツのデータをキャッシュする手段と、
受信したコンテンツ応答メッセージに含まれる転送情報作成フラグをOnに設定して、コンテンツ要求ノード宛に転送する手段と、
を備え、
コンテンツデータはそのコンテンツデータをキャッシュするキャッシュルータからコンテンツ要求ノードに送信されることを特徴とするコンテンツキャッシュシステム。 - 少なくとも1つのコンテンツサーバと、少なくとも1つのコンテンツ要求ノードが接続されているネットワークに接続されている少なくとも1つのルータと少なくとも1つのキャッシュルータを備えるコンテンツデータキャッシュシステムにおけるコンテンツキャッシュ方法であって、
ルータが、受信したコンテンツ応答メッセージを最寄りのキャッシュルータ宛に転送するステップと、
キャッシュルータが、受信したコンテンツ応答メッセージに含まれるコンテンツのデータをキャッシュするステップと、
キャッシュルータが、受信したコンテンツ応答メッセージに含まれる転送情報作成フラグをOnに設定して、そのコンテンツ応答メッセージをコンテンツ要求ノード宛に転送するステップと、
ルータが、受信したコンテンツ応答メッセージに含まれる転送情報作成フラグがOnである場合に、転送情報を当該ルータに記録するステップと、
ルータが、当該ルータに転送情報が記録されている場合には、受信したコンテンツ要求メッセージを、転送情報に従って、コンテンツのデータをキャッシュするキャッシュルータ方向に転送するステップと、
を有し、
コンテンツデータはそのコンテンツデータをキャッシュするキャッシュルータからコンテンツ要求ノードに送信されることを特徴とするコンテンツキャッシュ方法。
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