JP5619826B2 - 接着剤組成物およびレーザモジュール - Google Patents

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Description

本発明は、接着剤組成物およびレーザモジュールに関する。
レーザモジュールにおいて、半導体レーザ素子へ反射戻り光が入力されるのを防ぐため、光アイソレータが用いられている(特許文献1参照)。光アイソレータは、磁石部材を含む光学部品であり、磁気光学効果の1つであるファラデー効果を用いた素子である。光アイソレータは、モジュールの筐体内において、金属ホルダに収容された状態で、金属ホルダと基板とをYAGレーザにより溶接することによって、基板に固定されている場合があった(特許文献2参照)。
特開2006−216695号公報 特許第4639578号公報 特許第2546316号公報 特開昭61−115979号公報
レーザモジュールの小型化の要求にともなって、光アイソレータを樹脂接着剤で固定する方法が採用されてきている。樹脂接着剤で固定する方法では、金属ホルダを使用しないので、レーザモジュールの低背化、小型化が可能となる。
しかしながら、光アイソレータを樹脂接着剤で固定する方法を採用し、レーザモジュールを小型化した場合に、光アイソレータが、金属部材である筐体に引き寄せられて、基板から剥離やすくなる場合があるという問題があった。
本発明者らは、フィラーとして強磁性体を含有した接着剤(特許文献3、4参照)を用いて、上記課題を解決しようとしたところ、強磁性体を含有した接着剤において、強磁性体が沈降する場合があることを発見した。また、強磁性体を含有した接着剤が光硬化性の接着剤の場合は、光硬化性が不十分になる場合があることを発見した。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、良好な強磁性体分散性および光硬化性を有する接着剤組成物およびレーザモジュールを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る接着剤組成物は、主剤樹脂と、紫外光の照射によって活性化する光重合開始剤と、比表面積が1.4m/g以下である強磁性体からなる第1のフィラーと、密度が3.9g/cm以下であり、前記紫外光の波長において光透過性を有する第2のフィラーと、を含有したことを特徴とする。
また、本発明に係る接着剤組成物は、上記の発明において、前記第1のフィラーの飽和磁化(emu/g)と体積比率(vol%)との積が1.1×10以上であることを特徴とする。
また、本発明に係る接着剤組成物は、上記の発明において、前記第1のフィラーの飽和磁化(emu/g)と体積比率(vol%)との積が1.6×10以上であることを特徴とする。
また、本発明に係る接着剤組成物は、上記の発明において、4N/mm以上の磁力が発生することを特徴とする。
また、本発明に係る接着剤組成物は、上記の発明において、6N/mm以上の磁力が発生することを特徴とする。
また、本発明に係る接着剤組成物は、上記の発明において、前記主剤樹脂がエポキシ樹脂であることを特徴とする。
また、本発明に係る接着剤組成物は、上記の発明において、さらに熱重合開始剤を含有することを特徴とする。
また、本発明に係るレーザモジュールは、レーザ光源と、前記レーザ光源が載置される基板と、上記の発明の接着剤組成物を用いて前記基板に固定された、磁石を含む部品と、前記レーザ光源、前記基板、および前記部品を収容する筐体と、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係るレーザモジュールは、上記の発明において、前記部品は金属部材の近くに固定されることを特徴とする。
また、本発明に係るレーザモジュールは、上記の発明において、前記筐体の蓋は金属からなり、前記蓋は前記部品に含まれる磁石から所定の距離の範囲内に存在していることを特徴とする。
また、本発明に係るレーザモジュールは、上記の発明において、前記所定の距離は1.2mm以下であることを特徴とする。
また、本発明に係るレーザモジュールは、上記の発明において、前記部品は光アイソレータであることを特徴とする。
また、本発明に係るレーザモジュールは、上記の発明において、前記磁石はニッケルメッキが施されていることを特徴とする。
本発明によれば、良好な強磁性体分散性および光硬化性を有するという効果を奏する。
図1は、実施の形態に係るレーザモジュールの模式的な平面断面図である。 図2は、図1に示す光アイソレータの構成図である。 図3は、図1の要部A矢視側断面図である。 図4は、距離と磁力との関係を示す図である。 図5は、強磁性体の特性を示す図である。 図6は、第1のフィラーの体積比率と磁力との関係を示す図である。 図7は、樹脂接着剤の透過スペクトルを示す図である。 図8は、第2のフィラーとして適するフィラーの一例の特性を示す図である。 図9は、分散性の測定方法を説明する図である。 図10は、分散性の測定方法を説明する図である。 図11は、実施例、比較例の樹脂接着剤の組成および特性を示す図である。
以下に、図面を参照して本発明に係る部品の接着剤組成物およびレーザモジュールの実施の形態を詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、各図面において、同一または対応する要素には適宜同一の符号を付している。さらに、図面は模式的なものであり、各要素の寸法の関係や比率などは、現実のものとは異なる場合があることに留意する必要がある。図面の相互間においても、互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている場合がある。
(実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態に係るレーザモジュールの模式的な平面断面図である。図1に示すように、このレーザモジュール1は、レーザ光源2、ペルチェ素子3、サブマウント4、コリメートレンズ5、ビームスプリッタ6、パワーモニタ用フォトダイオード7、エタロンフィルタ8、波長モニタ用フォトダイオード9、ベースプレート10、ペルチェ素子11、光アイソレータ12、集光レンズ13、光ファイバ14、およびこれらの各要素を気密に収容する筐体15を備えている。また、レーザモジュール1は制御装置16に接続されている。制御装置16は、パワーモニタ用フォトダイオード7、波長モニタ用フォトダイオード9、レーザ光源2、ペルチェ素子3、11に接続している。
レーザ光源2は、たとえば、分布帰還型(Distributed FeedBack:DFB)の半導体レーザ素子であって、ベースプレート10の上に、サブマウント4およびペルチェ素子3を介して載置されている。このレーザ光源2は、制御装置16によって制御されたペルチェ素子3を用いてその素子温度を調整することによって、レーザ発振波長を制御することができる。なお、レーザ光源2は、単一の半導体レーザ素子を備えるものでもよいし、たとえば互いにレーザ発振波長が異なる複数の半導体レーザ素子、光合流器、および半導体光増幅器を集積した集積型半導体レーザ素子を備えるものでよい。このような集積型半導体レーザ素子は、駆動する半導体レーザ素子を切り替えると共に素子温度を制御することによって、単体の半導体レーザ素子よりも広帯域な連続した波長帯域のレーザ光を出力することができる。
コリメートレンズ5は、レーザ光源2の出射端面近傍に配置されている。コリメートレンズ5は、レーザ光源2から出射されたレーザ光Lを平行光に変換し、平行光に変換されたレーザ光Lをビームスプリッタ6に入力させる。
ビームスプリッタ6は、入力された光の一部を透過し、残部を反射させる部分反射面6a、6bを有している。ビームスプリッタ6は、部分反射面6aにおいて、コリメートレンズ5によって入力されたレーザ光Lの大部分(レーザ光L1とする)を透過して光アイソレータ12に入力させるとともに、レーザ光Lの残部を部分反射面6b側に反射させる。さらに、ビームスプリッタ6は、部分反射面6bにおいて、部分反射面6aが反射したレーザ光Lの残部のさらに一部(レーザ光L2とする)を透過してパワーモニタ用フォトダイオード7に入力させるとともに、さらに残部をエタロンフィルタ8側に反射させる。パワーモニタ用フォトダイオード7は、レーザ光L2の強度を検出し、検出された強度に応じた電気信号を制御装置16に入力する。
エタロンフィルタ8は、波長に対して周期的な透過特性(透過波長特性)を有し、その透過波長特性に応じた透過率で、部分反射面6bが反射したレーザ光を選択的に透過して波長モニタ用フォトダイオード9に入力する。波長モニタ用フォトダイオード9は、エタロンフィルタ8を透過したレーザ光(レーザ光L3とする)の強度を検出し、検出された強度に応じた電気信号を制御装置16に入力する。エタロンフィルタ8の透過波長特性の周期としては、光の周波数にしてたとえば50GHz、33.3GHz、25GHzなどである。
基板としてのベースプレート10は、サブマウント4、コリメートレンズ5、ビームスプリッタ6、パワーモニタ用フォトダイオード7、エタロンフィルタ8、波長モニタ用フォトダイオード9、および光アイソレータ12を載置する。サブマウント4およびベースプレート10は、たとえば熱伝導率が高い窒化アルミニウム(AlN)からなる。ペルチェ素子11は、筐体15の底面とベースプレート10との間に設けられ、ベースプレート10及びサブマウント4を介してレーザ光源2を冷却または加熱する。なお、ペルチェ素子11は、ベースプレート10を介してエタロンフィルタ8の温度を調整して、エタロンフィルタ8の透過波長特性を制御してもよい。光アイソレータ12は、光ファイバ14からの反射戻り光がレーザ光源2に戻って入力することを抑制する。集光レンズ13は、光アイソレータ12を透過したレーザ光L1を光ファイバ14に結合させて出力する。
パワーモニタ用フォトダイオード7及び波長モニタ用フォトダイオード9によって検出されたレーザ光L2、L3の強度は、制御装置16による波長ロック制御(レーザ光Lの波長を所望の波長及び強度にするためのレーザ光源2の制御)に用いられる。
具体的には、波長ロック制御では、制御装置16は、パワーモニタ用フォトダイオード7によって検出されたレーザ光L2の強度と、波長モニタ用フォトダイオード9によって検出された、エタロンフィルタ8透過後のレーザ光L3の強度との比が、レーザ光L1の強度及び波長が所望の強度及び波長になるときの比になるように、レーザ光源2の駆動電流と温度とを制御する。これにより、レーザ光L1の強度及び波長を所望の強度及び波長(ロック波長)に制御することができる。
つぎに、光アイソレータ12についてより具体的に説明する。図2は、図1に示す光アイソレータの構成図である。図2に示すように、光アイソレータ12は、直方体状の2つの磁石部材12a、12aと、2つの磁石部材12a、12aの間に設けられた2つの偏光子12b、12cと、2つの偏光子12b、12cの間に設けられたファラデー回転子12dとを備えている。
レーザ光L1は、偏光子12b側から光アイソレータ12に入力する。レーザ光L1が偏波Pを有するとすると、偏光子12bの透過偏波軸は、偏波Pと平行方向に設定されている。一方、偏光子12cの透過偏波軸は、偏波Pと45度の角度をなすように設定されている。また、ファラデー回転子12dは、2つの磁石部材12a、12aから与えられる磁界によって、偏光子12bを透過したレーザ光L1の偏波Pを45度回転させて、偏光子12cを透過させるように構成されている。その結果、偏光子12bから入力されたレーザ光L1は、ファラデー回転子12d、偏光子12cを順次通過して出力する。しかし、偏波Pと45度の角度をなす偏波を有する反射戻り光は、偏光子12c側から入力すると、ファラデー回転子12dによってその偏波をさらに45度回転されて、偏波Pと90度の角度をなす偏波の光として偏光子12bに入力される。偏光子12bは、偏波Pと90度の角度をなす偏波の光を透過しない。したがって、偏光子12bは反射戻り光の透過を防止する。これによって、反射戻り光がレーザ光源2に入力されることが防止される。
光アイソレータ12は、2つの磁石部材12a、12aの底部において、接着剤組成物である樹脂接着剤17によってベースプレート10に接着されて固定されている。これによって、樹脂接着剤17が、レーザ光L1の光路となる偏光子12b、12cとファラデー回転子12dとに付着することが防止されている。
図3は、図1の要部A矢視側断面図である。筐体15の底板15aは、たとえば熱伝導率が高い銅タングステン(CuW)からなる。これによって、レーザ光源2が動作時に発生する熱は、ペルチェ素子3、サブマウント4、ベースプレート10、ペルチェ素子11を介して、底板15aから効率的に放熱される。また、筐体15の蓋15bは、熱膨張係数が低いたとえばKovar(登録商標)のような金属部材からなることが好ましい。
ここで、レーザモジュール1を小型化、低背化するために、光アイソレータ12と蓋15bとの距離Gを小さくすることが好ましい。しかしながら、距離Gが小さくなると、蓋15bが光アイソレータ12の磁石部材12a、12aの近くに存在することになるので、両者の間に引力としての磁力が働くこととなる。
これに対して、本実施の形態に係るレーザモジュール1では、光アイソレータ12を、強磁性体からなる第1のフィラーを含有する樹脂接着剤17を用いてベースプレート10に固定している。その結果、樹脂接着剤17と光アイソレータ12の磁石部材12a、12aとの間にも引力としての磁力が働く。この磁力は、蓋15bと磁石部材12a、12aとの間に働く磁力と反対の方向に働く。その結果、光アイソレータ12は、樹脂接着剤17の接着力と磁力とによって、ベースプレート10に一層強固に固定されるので、蓋15bからの引力にもかかわらず、ベースプレート10から剥離しにくくなる。
特に、光アイソレータ用の磁石部材12aには、ニッケルメッキが施されている。ニッケルメッキと樹脂接着剤との間の引っ張り強度または剥離強度は小さく剥離しやすいため、樹脂接着剤17を適用してベースプレート10からの剥離を防止することがきわめて効果的である。
樹脂接着剤17は、主剤樹脂としてエポキシ系樹脂やアクリル系樹脂を含み、さらに、紫外光の照射によって活性化する光重合開始剤を含有しており、光硬化性接着剤として機能する。樹脂接着剤17は、さらに熱重合開始剤が配合され、光硬化性かつ熱硬化性の接着剤でもよい。
ここで、強磁性体である第1のフィラーを含有した樹脂接着剤の場合、第1のフィラーは一般に紫外光の透過率が低いため、第1のフィラーとの粒径が小さいと、樹脂接着剤に紫外線を照射した場合に紫外光の透過を妨げる場合がある。これによって、樹脂接着剤中の光重合開始剤の活性化およびそれによる光硬化が妨げられる場合がある。このため、第1のフィラーとしてある程度粒径が大きい(すなわち比表面積が小さい)ものを用いて、紫外線の透過性を高めることが好ましい。
ところが、第1のフィラーの粒径があまり大きいと、樹脂接着剤中での第1のフィラーの分散性が不十分となり、樹脂接着剤中で沈降し、特性が不安定になるという場合があった。
これに対して、本実施の形態に係る樹脂接着剤17は、BET法での比表面積が1.4m/g以下の強磁性体からなる第1のフィラーを含有するとともに、密度が3.9g/cm以下であり、光重合開始剤を活性化させる紫外光の波長において光透過性の第2のフィラーを含有して第1のフィラーの沈降を防止している。これによって、樹脂接着剤17は、光硬化性が十分であるとともに、第1のフィラーの沈降が防止された、特性が安定した樹脂接着剤となる。
樹脂接着剤17に含有させる第1のフィラーとしては、酸化鉄や、コバルト、ニッケル、フェライト、マグネタイト等の強磁性体の粉末を使用できる。
樹脂接着剤17に含有させる第2のフィラーとしては、光重合開始剤を活性化させる紫外光の波長(たとえば365nm)において、主剤樹脂100質量部に対して30質量部程度配合したものを厚さ30μm程度とした場合の透過率が80%以上であるような、光透過性のフィラーが好ましい。このような光透過性のフィラーとしては、板状のタルク、シリカ、アルミナ等の粉末がある。また、たとえば365nmの波長における樹脂接着剤17の透過率が30%程度以上であることが好ましい。
樹脂接着剤17についてさらに具体的に説明する。主剤樹脂としては、ビスフェノールA型、ビスフェノールF型、臭素化ビスフェノールA型、水添ビスフェノールA型、ビフェニル型、ナフタレン型、フェノールノボラック型、オルトクレゾールノボラック型、ビスフェノールAノボラック型、トリスヒドロキシメタン型、またはテトラフェノールエタン型などのグリシジルエーテル型のエポキシ樹脂または脂環式エポキシ樹脂などのエポキシ系樹脂、あるいはエポキシアクリレート、ウレタンアクリレート、またはポリエステルアクリレートなどのアクリル系樹脂を使用することができる。また、従来はヨードニウム塩系の光重合開始剤は長期保存時の安定性やコストの点からあまり用いられていなかったが、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、あるいはビスフェノールF型エポキシ樹脂等のエポキシ樹脂を主剤として用いた場合には長期保存時の安定性においても問題ないことを本発明者らは発見した。
光重合開始剤としては、特に限定されないが、たとえばヨードニウム塩系光カチオン重合開始剤である、アニオン種が(Rf)PF6−nであるサンアプロ社のIK−1、またはIK−2(いずれも商品名)を使用することができる。または、アニオン種がPFであるBASF社のIrgacure250(商品名)を使用してもよい。上述のように本実施の形態のヨードニウム塩系光カチオン重合開始剤のカウンターアニオン種は、特殊リン系((Rf)PF6−n)、あるいはリン系(PF)のものが都合が良く、特に特殊リン系のものが接着力が強く好ましい。これらの光重合開始剤は、波長200nm〜450nmの波長の紫外光で活性化するものである。
熱重合開始剤としては、特に限定されないが、熱カチオン重合開始剤である、SbF 系スルホニウム塩であるSI−80L、SI−100L(いずれも三新化学工業社の商品名)を使用することができる。熱カチオン重合開始剤については、設定した熱硬化温度において反応性が高いものを使用することが好ましい。また、保存時の環境下の放射で生じる光重合開始剤の発熱や環境温度で反応しない反応開始温度のものを使用することが好ましい。
つぎに、樹脂接着剤17に強磁性体からなる第1のフィラーを含有することによって発生させる磁力の好ましい例を説明する。以下では、磁石部材12aがサマリウムコバルト磁石(SmCo17)からなるとする。また、磁石部材12aの幅W、厚さT、高さH1(図2、3参照)をそれぞれ1.5mm、2.1mm、1.8mmとする。そして、Kovarからなる蓋15bと磁石部材12aとの距離Gと、両者の間に働く磁力との関係を調べた。
図4は、距離と磁力との関係を示す図である。図4に示すように、距離を遠くするに応じて磁力は低下する。したがって、所望の距離Gにおける、蓋15bと磁石部材12aとの間に働く磁力を勘案して、この磁力を打ち消すような磁力を、磁石部材12aとの間に発生させるように、樹脂接着剤17に第1のフィラーを含有させることが好ましい。
たとえば、図4において、距離Gが1.2mm、0.5mmの場合は、磁力はそれぞれ0.019N、0.078Nである。したがって、これらの磁力を打ち消すような磁力を発生させるように、樹脂接着剤17に第1のフィラーを含有させることが好ましい。
本実施の形態に係るレーザモジュール1においては、距離Gを1.2mm以下とできる。距離Gを1.2mm以下とすれば、筐体15内の高さH2も4.0mm程度と、公知の高さよりも45%程度低くできるので、レーザモジュール1の低背化、小型化に大きく寄与する。
また、距離Gとしては、樹脂接着剤17の厚さや、筐体15に収容される各部品や筐体15自体の製造誤差等や接着剤への磁性体の添加の増量による物性の低下を勘案すると、0.2mm以上に設定するのが好ましい。
樹脂接着剤17と磁石部材12aとの間に0.02Nの磁力を発生させるには、たとえば、主剤樹脂としてのビスフェノール型エポキシ樹脂(たとえば三菱化学社製のjER 828(ビスフェノールA型)やjER 807(ビスフェノールF型)(いずれも商品名))100質量部に対して、強磁性体からなる第1のフィラーとして所定の質量部のフェライト(たとえばJFEケミカル社製のMn−Zn系フェライトであるLD−M(商品名))を含有させればよい。さらに強い磁力を発生させるためには、フィラーの含有量を増加させればよい。なお、上記のように幅W、厚さTがそれぞれ1.5mm、2.1mmの場合の磁石部材12aに0.02Nの磁力を発生させる場合、樹脂接着剤17または蓋15bに対向する磁石部材12aの各面における、単位面積当たりの磁力は、0.02/(1.5×2.1)=0.006N/mmである。
なお、樹脂接着剤17と磁石部材12aとの間に発生させるべき磁力(または単位面積あたりの磁力)は、蓋15bの材質、磁石部材12aの材質およびサイズ、ならびに蓋15bと磁石部材12aとの好ましい距離に応じて適宜設定するのが好ましい。
つぎに、樹脂接着剤に発生する磁力と第1のフィラーの含有量との関係についてより具体的に説明する。以下では、樹脂接着剤として、主剤樹脂としてのjER 828の100質量部に対して、熱重合開始剤として2.0質量部のSI−80Lと、光重合開始剤として1.5質量部のIK−1を含有した樹脂接着剤を使用した。
また、上記樹脂接着剤に含有させる強磁性体である第1のフィラーとして、鉄粉である300NH、FA−SCM440−LC(いずれも神戸製鋼所社の商品名)、LD−M、Ni−Zn系フェライトであるKNI−106(JFEケミカル社の商品名)、超微粒純鉄粉(Fe)であるJC−HRM01(JFEケミカル社の商品名)を使用した。なお、各強磁性体の飽和磁化は、300NH(200emu/g)、FA−SCM440−LC(200emu/g)、KNI−106(69emu/g)、JC−HRM01(197emu/g)である。ここで、1emu/g=4π×10−7Wb/m/kgである。
図5は、上述した強磁性体の特性を示す図である。図5に示す強磁性体のうち、KNI−106は、BET法での比表面積が1.4m/gより大きいが、その他の強磁性体はいずれも比表面積が1.4m/g以下であるので好適である。
図6は、樹脂接着剤における第1のフィラーの体積比率と磁力との関係を示す図である。図6において、サンプル1、2、3、4は、それぞれ第1のフィラーがFA−SCM440−LC、JC−HRM01、LD−M、KNI−106の場合の樹脂接着剤を示している。線L11〜L14はそれぞれサンプル1〜4のデータ点の最小二乗法による近似直線である。なお、磁力は、上述した磁石部材12aの面積である1.5mm×2.1mm=3.15mmの面積当りの磁力を示している。
図6に示すように、発生する磁力は、強磁性体の体積比率にほぼ比例しており、その比例係数は各強磁性体の飽和磁化が大きいほど大きかった。したがって、樹脂接着剤において所望に磁力を発生させるには、所定の飽和磁化の強磁性体を所定の体積比率となるように含有させればよい。
つぎに、主剤樹脂としてのjER 828の100質量部に対して、熱重合開始剤として2.0質量部のSI−80Lと、光重合開始剤として3.0質量部のCPI−101A(サンアプロ社の商品名)を含有した樹脂接着剤について、フィラーを含有しない場合と、第1のフィラーまたは第2のフィラーを含有する場合とで、樹脂接着剤の透過率を測定した。第1のフィラーとしては、図5に示す特性を有するFA−SCM440−LC、LD−MおよびKNI−106を用いた。第2のフィラーとしては密度が2.7g/cmの板状のタルク(日本タルク社製のFG−15(商品名))を用いた。第1のフィラーおよび第2のフィラーの添加量は体積比率にして11.5vol%とした。また、各樹脂接着剤は厚さを20μmの状態で透過率を測定した。
図7は、樹脂接着剤の透過スペクトルを示す図である。図7において、サンプル5、6、7、8、9は、それぞれ、フィラーを含有しない樹脂接着剤、タルク、FA−SCM440−LC、LD−M、KNI−106を含有する樹脂接着剤を示している。データ線D21〜D25はそれぞれサンプル5〜9の透過スペクトルのデータ点(波長1nm毎)を結んだものである。
図7に示すように、たとえば波長400nmにおいて、フィラーを含有しないサンプル5の透過率は約94%であり、タルクを含有するサンプル6の透過率は約90%であった。このように、タルクは紫外光の透過率が高く、光透過性であるので、第2のフィラーとして好ましい。一方、強磁性体であるFA−SCM440−LC、LD−M、KNI−106を含有するサンプル7〜9の透過率は、35%以下であった。
図8は、第2のフィラーとして適するフィラーの一例の特性を示す図である。第2のフィラーとして、タルクのほか、たとえば、球状シリカ粒子としては、SO−C5、AO−809(いずれもアドマテック社の商品名)を使用でき、アルミナ粒子としては、DAM−45、DAM−07(電気化学工業社の商品名)、AO−802(アドマテック社の商品名)を使用できる。これらのフィラーはいずれも密度が3.9以下であって分散性が良好であり、かつ波長365nmにおいて、主剤樹脂100質量部に対して30質量部程度配合したものを厚さ30μm程度とした場合の透過率が80%以上である。
つぎに、実施例および比較例の樹脂接着剤を作製し、その分散性、光硬化性(紫外線硬化性)、および発生する磁力を測定した。実施例および比較例の樹脂接着剤は、主剤樹脂としてのjER 807の100質量部に対して、熱重合開始剤として2.0質量部のSI−80Lと、光重合開始剤として3.0質量部のCPI−101Aを含有したものである。さらに、実施例および比較例の樹脂接着剤は、300NH(実施例1、比較例1)、第1のフィラーとしてFA−SCM440−LC(実施例2、5、6、比較例2)、JC−HRM01(実施例3、比較例3)、LD−M(実施例4、比較例4)、KNI−106(比較例5)、第2のフィラーとしてFG−15(実施例1〜4)、SO−C5(実施例5)、DAM−07(実施例6)をそれぞれ所定の質量部で含有したものである。なお、各樹脂接着剤の硬化は、主な波長が365nmであるスポット型UVランプ(浜松ホトニクス社製スポット光源LC6)を用いて60秒間照射し、続いて、130℃で60分間加熱することによって行った。
また、樹脂接着剤の分散性の測定は以下のように行った。図9、図10は、分散性の測定方法を説明する図である。はじめに、図9に示すように、作製した樹脂接着剤のサンプルSを筒状の容器20に入れた後に、矢印の方向に重力が働くように設置して、室温にて3日間放置する。放置後、所定の硬化方法によって、容器20に入れた状態のままでサンプルSを硬化させる。
つぎに、容器20から硬化したサンプルSを取り出して、サンプルSを、重力の方向に対して上部のサンプルS1、中部のサンプルS2、および下部のサンプルS3に略等分に3分割する。つぎに、サンプルS1、S2、S3のそれぞれの比重を測定する。
図10に示すように、分割したサンプルの各比重は、サンプルにおける磁性体の分散性の良否に応じて異なる関係となる。たとえば、分散性が悪いサンプルAの場合、磁性体を含む所定の添加剤を配合してすぐに硬化させた接着剤の比重(初期値)と比較して、分割したうちの上部のサンプルの比重よりも下部のサンプルの比重の方が大きくなっている。これは、分散性の悪いサンプルAでは強磁性体からなる第1のフィラーが下部に沈降したことを示している。一方、分散性が良いサンプルBの場合、比重の初期値と比較して、分割した各上中下のサンプル間での比重の差が小さい。これは、強磁性体からなる第1のフィラーがサンプル内で良好に分散し、沈降していないことを示している。
なお、以下では、分割した各サンプルの比重が、比重の初期値に対して±5%以内に収まっていれば、分散性が良好なサンプルであり、そうでなければ分散性が悪いサンプルであると判断した。また、光硬化性に関しては、上記UVランプによって100mW/cmの紫外光を30秒照射した際に、1N/mm程度の接着力がない場合には×、ある場合には○とした。
図11は、実施例、比較例の樹脂接着剤の組成および特性を示す図である。図11では、分散性または光硬化性が良好な場合を「○」、悪い場合を「×」で示してある。図11に示すように、第2のフィラーを含有していない比較例1〜5の樹脂接着剤については、比表面積が1.4m/g以下である第1のフィラーを含有する比較例1〜4は紫外線硬化性は良好であったが分散性が悪く、比表面積が1.4m/gより大きい第1のフィラーを含有する比較例5は、分散性は良好であったが紫外線硬化性が悪かった。
これに対して、比表面積が1.4m/g以下である第1のフィラーと、密度が3.9g/cm以下である第2のフィラーとを含有する実施例1〜6は、分散性および紫外線硬化性のいずれもが良好であった。なお、第2のフィラーの密度は、たとえば5g/cm以下程度が好ましい。また、第2のフィラーは、主剤樹脂100質量部に対して、10質量部以上が好ましく、15〜20質量部がより好ましく、さらには、それ以上であって、樹脂接着剤の所望の粘度に応じて30質量部程度までとしてもよい。
また、図11では、各第1のフィラー(磁性体)の飽和磁化と体積比率との積の値(飽和磁化×体積比率)、および面積3.15mm当りの磁力を示している。(飽和磁化×体積比率)が1.6×10emu/g・vol%以上であれば、単位面積当たりの磁力を0.006N/mm(6kPa)以上とでき、3.15mm当りの磁力を0.02N以上とできる。したがって、上述した光アイソレータの磁石部材を蓋に1.2mmの距離に近接させた場合に発生する磁力を打ち消すような磁力を発生させることができる。また、(飽和磁化×体積比率)が1.1×10emu/g・vol%以上であれば、単位面積当たりの磁力を0.004N/mm(4kPa)以上とでき、3.15mm当りの磁力を0.014N以上とできる。したがって、上述した光アイソレータの磁石部材を蓋に1.4mmの距離に近接させた場合に発生する磁力を打ち消すような磁力を発生させることができる。
なお、体積比率は、60vol%以下であれば、樹脂接着剤の粘度が取り扱い易い程度となるので好ましい。また、体積比率が60vol%であれば、LD−Mの場合に0.065Nの磁力を得ることができる。また、第2のフィラーの体積比率としては、たとえば2〜6vol%であるが、樹脂接着剤の所望の粘度に応じて調整すればよい。
また、上記の実施の形態では、磁石を含む部品が光アイソレータであり、基板はベースプレートである。しかしながら、本発明はこれに限られず、たとえば磁気光学素子等の磁石を含む部品を金属部材の近くに固定する場合に広く適用できるものである。また、金属部材としては、蓋に限られず、磁石を含む部品がその近くに固定されるものであれば特に限定されない。また、磁石を含む部品とは、磁石を構成要素の一つとして含む部品に限られず、磁石そのものであってもよい。
また、上記実施の形態により本発明が限定されるものではない。上述した各構成要素を適宜組み合わせて構成したものも本発明に含まれる。また、さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。よって、本発明のより広範な態様は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。
1 レーザモジュール
2 レーザ光源
3、11 ペルチェ素子
4 サブマウント
5 コリメートレンズ
6 ビームスプリッタ
6a、6b 部分反射面
7 パワーモニタ用フォトダイオード
8 エタロンフィルタ
9 波長モニタ用フォトダイオード
10 ベースプレート
12 光アイソレータ
12a 磁石部材
12b、12c 偏光子
12d ファラデー回転子
13 集光レンズ
14 光ファイバ
15 筐体
15a 底板
15b 蓋
16 制御装置
17 樹脂接着剤
20 容器
G 距離
H1、H2 高さ
L、L1、L2、L3 レーザ光
L11〜L14 線
D21〜D25 データ線
P 偏波
S、S1、S2、S3 サンプル
T 厚さ
W 幅

Claims (13)

  1. エポキシ系樹脂またはアクリル系樹脂を有する主剤樹脂と、
    紫外光の照射によって活性化し、カチオンを発生する光重合開始剤と、
    比表面積が1.4m/g以下である強磁性体からなる第1のフィラーと、
    密度が3.9g/cm以下であり、前記紫外光の波長において光透過性を有する第2のフィラーと、
    を含有し、前記第2のフィラーの光透過性は、前記主剤樹脂100質量部に対して当該第2のフィラーを30質量部配合し、かつ当該接着剤組成物の厚さ30μmとした場合の、前記紫外光の波長における当該接着剤組成物の透過率が30%以上であるような光透過性であることを特徴とする接着剤組成物。
  2. 前記第1のフィラーの飽和磁化(emu/g)と体積比率(vol%)との積が1.1×10以上であることを特徴とする請求項1に記載の接着剤組成物。
  3. 前記第1のフィラーの飽和磁化(emu/g)と体積比率(vol%)との積が1.6×10以上であることを特徴とする請求項2に記載の接着剤組成物。
  4. 4N/mm以上の磁力が発生することを特徴とする請求項2に記載の接着剤組成物。
  5. 6N/mm以上の磁力が発生することを特徴とする請求項3に記載の接着剤組成物。
  6. 前記主剤樹脂がエポキシ樹脂であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の接着剤組成物。
  7. さらに熱重合開始剤を含有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の接着剤組成物。
  8. レーザ光源と、
    前記レーザ光源が載置される基板と、
    請求項1〜7のいずれか一つに記載の接着剤組成物を用いて前記基板に固定された、磁石を含む部品と、
    前記レーザ光源、前記基板、および前記部品を収容する筐体と、
    を備えることを特徴とするレーザモジュール。
  9. 前記部品は金属部材の近くに固定されることを特徴とする請求項8に記載のレーザモジュール。
  10. 前記筐体の蓋は金属からなり、前記蓋は前記部品に含まれる磁石から所定の距離の範囲内に存在していることを特徴とする請求項8に記載のレーザモジュール。
  11. 前記所定の距離は1.2mm以下であることを特徴とする請求項10に記載のレーザモジュール。
  12. 前記部品は光アイソレータであることを特徴とする請求項8〜11のいずれか一つに記載のレーザモジュール。
  13. 前記磁石はニッケルメッキが施されていることを特徴とする請求項8〜12のいずれか一つに記載のレーザモジュール。
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