JP5618553B2 - ズームレンズ及びそれを有する撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ズームレンズ及びそれを有する撮像装置に関し、例えばデジタルカメラ、ビデオカメラ、銀塩フィルム用カメラ、TVカメラ等の撮影系に好適なものである。
従来より、負の屈折力のレンズ群が先行する(最も物体側に位置する)所謂ネガティブリード型のズームレンズが知られている。ネガティブリード型のズームレンズは、近接撮影距離を比較的短くすることができ、広画角化が比較的容易であり、バックフォーカスを長くすることが容易である。このため、一眼レフカメラ用の広画角の撮影レンズとして多く用いられている。
ネガティブリード型のズームレンズとして、物体側から像側へ順に負、正、負、正の第1〜第4レンズ群の4つのレンズ群を有する広画角で高ズーム比の4群ズームレンズが知られている(特許文献1)。特許文献1のズームレンズでは、望遠端で第1レンズ群と第2レンズ群が全体として正の屈折力のレンズ群、第3レンズ群と第4レンズ群が全体として負の屈折力のレンズ群を形成している。これにより光学系全体としてテレフォトタイプとして、望遠端においても明るいFナンバーを確保している。この他、ネガティブリード型のズームレンズとして、物体側から像側へ順に負、正、負、正、負、正の6つのレンズ群を有する広画角で高ズーム比のズームレンズが知られている(特許文献2)。特許文献2のズームレンズは、全体として6つのレンズ群より成り、ズーミングに際して5つのレンズ群を移動させることにより高ズーム比を達成している。
特開平4−29109号公報 特開2004−198529号公報
一般に、負の屈折力のレンズ群が先行するネガティブリード型のズームレンズは、広画角化が比較的容易であり、又長いバックフォーカスが容易に得られるという特徴がある。しかしながらネガティブリード型のズームレンズは開口絞りに対し、レンズ構成が非対称となるため、諸収差の補正が難しく、全ズーム範囲にわたり高い光学性能を得るのが難しい。
例えば一眼レフ用のカメラに用いるために、長いバックフォーカスを確保する為には、前方(物体側)の負の屈折力のレンズ群の屈折力を強くする必要がある。そうすると、屈折力配置の強い非対称性によって画面周辺において像面湾曲や非点隔差が大きく変化し、光学性能が大きく低下してくる。ネガティブリード型のズームレンズにおいて、広画角化を図りつつ、全ズーム範囲にわたり高い光学性能を得るにはズーム構成及び各レンズ群の屈折力やレンズ構成等を適切に設定することが重要になってくる。特に前述したネガティブリード型のズームレンズでは、第3、第4レンズ群の焦点距離や第3、第4レンズ群の広角端と望遠端における結像倍率等を適切に設定することが重要になってくる。これらの要素が不適切であると広画角で長いバックフォーカスを有し、全ズーム範囲にわたり高い光学性能を得るのが困難になってくる。
本発明は、ネガティブリード型のズームレンズにおいて各レンズ群の屈折力や結像倍率等を適切に構成することによって、広画角で全ズーム範囲にわたり高い光学性能が得られるズームレンズ及びそれを有する撮像装置を提供することを目的とする。
本発明のズームレンズは、物体側より像側へ順に、負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の第2レンズ群、負の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群を有し、
ズーミングに際して、隣り合うレンズ群の間隔が変化するように、少なくとも前記第1レンズ群が移動するズームレンズであって、前記第3レンズ群の焦点距離をf3、前記第4レンズ群の焦点距離をf4、前記第3レンズ群の広角端における横倍率をβ3w、前記第3レンズ群の望遠端における横倍率をβ3t、前記第4レンズ群の望遠端における横倍率をβ4t、広角端における全系の焦点距離をfwとするとき、
2.50≦|f3/fw|<5.0
0.0<|β4t/β3t|<0.05
0.7<|β3t×β4t|<1.0
0.9<|β3t/β3w|<30.0
1.91≦|f4/fw|<5.0
なる条件式を満足することを特徴としている。
本発明によれば、広画角でかつ全ズーム範囲にわたり高い光学性能が得られるズームレンズ及びそれを有する撮像装置が得られる。
本発明の数値実施例1のレンズ断面図 本発明の数値実施例1における無限遠物体のときの諸収差図 本発明の数値実施例2のレンズ断面図 本発明の数値実施例2における無限遠物体のときの諸収差図 参考例1の数値実施例3のレンズ断面図 参考例1の数値実施例3における無限遠物体のときの諸収差図 本発明に係るMTFディフォーカス特性図 本発明の撮像装置の要部概略図
以下に、本発明のズームレンズ及びそれを有する撮像装置の実施の形態を添付の図面に基づいて詳細に説明する。本発明のズームレンズは、物体側より像側へ順に、負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の第2レンズ群、負の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群を有する。そしてズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化する。第4レンズ群の像側に屈折力があり、ズーミングの際に移動又は固定の少なくとも1つのレンズ群を有していても良い。この他本発明のズームレンズにおいて、第1レンズ群L1の物体側又は/及び最終レンズ群の像側にコンバーターレンズやアフォーカルレンズ群等の屈折力のあるレンズ群が位置していても良い。
図1(A)、(B)、(C)はそれぞれ本発明の実施例1のズームレンズの広角端(短焦点距離端)、中間のズーム位置、望遠端(長焦点距離端)におけるレンズ断面図である。図2(A)、(B)、(C)はそれぞれ実施例1のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における無限遠物体に合焦したときの収差図である。図3(A)、(B)、(C)はそれぞれ本発明の実施例2のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端におけるレンズ断面図である。
図4(A)、(B)、(C)はそれぞれ実施例2のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における無限遠物体に合焦したときの収差図である。図5(A)、(B)、(C)はそれぞれ本発明の参考例1のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端におけるレンズ断面図である。図6(A)、(B)、(C)はそれぞれ参考例1のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における無限遠物体に合焦したときの収差図である。図7は本発明のズームレンズのMTFディフォーカス特性の説明図である。図8は本発明のズームレンズを備える一眼レフカメラ(撮像装置)の要部概略図である。
各実施例のズームレンズはビデオカメラやデジタルカメラそして銀塩フィルムカメラ等の撮像装置に用いられる撮影レンズ系(光学系)である。レンズ断面図において、左方が物体側(前方)で、右方が像側(後方)である。レンズ断面図において、iは物体側からのレンズ群の順番を示し、Liは第iレンズ群である。SPは開口絞りである。SP2はFナンバー絞り(Fno絞り)である。FCはフレアーカット絞りである。IPは像面であり、ビデオカメラやデジタルスチルカメラの撮影光学系として使用する際にはCCDセンサやCMOSセンサ等の固体撮像素子(光電変換素子)の撮像面に、銀塩フィルム用カメラのときはフィルム面に相当する。矢印は広角端から望遠端へのズーミングにおける各レンズ群の移動軌跡を示している。球面収差図はd線について示している。非点収差図においてM、Sはd線でのメリディオナル像面、サジタル像面である。FnoはFナンバー、ωは半画角である。尚、以下の各実施例において広角端と望遠端は変倍用レンズ群が機構上光軸上を移動可能な範囲の両端に位置したときのズーム位置をいう。
1の実施例1、図5の参考例1のズームレンズは、物体側より像側へ順に、負の屈折力の第1レンズ群L1、正の屈折力の第2レンズ群L2、負の屈折力の第3レンズ群L3、正の屈折力の第4レンズ群L4を有する。更に負の屈折力の第5レンズ群L5、正の屈折力の第6レンズ群L6の全体として6つのレンズ群より成っている。
広角端から望遠端へのズーミングに際して第1レンズ群L1は像側へ、第2レンズ群L2は物体側へ移動する。第3レンズ群L3は開口絞りSP、Fno絞りSP2と一体的に物体側に凸状の軌跡を描いて移動する。第4レンズ群L4は第2レンズ群L2と一体的に物体側へ移動し、第5レンズ群L5は物体側へ凸状の軌跡を描いて移動する。第6レンズ群L6はズーミング及びフォーカシングに際して不動である。無限遠物体から近距離物体へのフォーカスは第5レンズ群L5を像側へ移動させて行っている。第5レンズ群L5を光軸上移動させてフォーカシングを行うリヤーフォーカス式を採用している。望遠端において無限遠物体から近距離物体へフォーカスを行う場合には、同図矢印5cに示すように第5レンズ群L5を後方に繰り込むことによって行っている。第5レンズ群L5の実線の曲線5aと点線の曲線5bは各々無限遠物体と近距離物体にフォーカスしているときの広角端から望遠端へのズーミングに伴う際の像面変動を補正するための移動軌跡を示している。軽量な第5レンズ群L5をフォーカスの為に移動することで迅速なオートフォーカスを容易にしている。
実施例1、参考例1では広角端から望遠端へのズーミングの際、第1、第2、第4、第5レンズ群L1、L2、L4、L5で変倍を行い、変倍によって移動する像面を、第3レンズ群L3の移動によって補正している。ズーミングに際して5つのレンズ群が移動することで、必要なズーム比を容易に得るとともに、ズーミングによる諸収差の変動を抑えている。図3の実施例2のズームレンズは、物体側より像側へ順に、負の屈折力の第1レンズ群L1、正の屈折力の第2レンズ群L2、負の屈折力の第3レンズ群L3、正の屈折力の第4レンズ群L4より成っている。
広角端から望遠端へのズーミングに際して第1レンズ群L1は像側へ、第2レンズ群L2は物体側へ移動する。第3レンズ群L3は開口絞りSPと一体的に物体側に凸状の軌跡を描いて移動する。第4レンズ群L4はフレアーカット絞りFCと一体的に物体側へ移動する。無限遠物体から近距離物体へのフォーカスは第2レンズ群L2の一部のレンズ群を像側へ移動させて行っている。実施例2では広角端から望遠端へのズーミングの際、第2、第3、第4レンズ群L2、L3、L4で変倍を行い、変倍によって移動する像面を、第1レンズ群L1の移動によって補正している。ズーミングに際して4つのレンズ群が移動することで、必要なズーム比を容易に得るとともに、ズーミングによる諸収差の変動を抑えている。
各実施例において、第3レンズ群L3の焦点距離をf3とする。第3レンズ群L3の望遠端における横倍率をβ3tとする。第4レンズ群L4の望遠端における横倍率をβ4tとする。広角端における全系の焦点距離をfwとする。このとき、
2.50≦|f3/fw|<5.0 ‥‥‥(1)
0.0<|β4t/β3t|<0.05 ‥‥‥(2)
0.7<|β3t×β4t|<1.0 ‥‥‥(3)
なる条件式を満足している。
次に各条件式の技術的意味について説明する。条件式(1)は、第3レンズ群L3の屈折力に関し、主に長いバックフォーカスを確保するためと、像面湾曲を良好に補正するためのものである。レトロフォーカス型のレンズ系の屈折力配置は、正の屈折力のレンズ群の前方(物体側)に負の屈折力のレンズ群を配置し、バックフォーカスを焦点距離よりも長くすることができる特長がある。このレトロフォーカスタイプのレンズ系において、後方レンズ群の正の屈折力を弱めると、長いバックフォーカスを確保することが困難になる。これに対し本発明の各実施例では、第3レンズ群L3の負の屈折力を弱めることで、広角端での第2レンズ群L2以降の合成の正の屈折力を強めている。これによって、長いバックフォーカスを確保しながら開口絞りSPより後方のレンズ群の屈折力を弱め、広角端において像面湾曲を改善している。
ここで条件式(1)の上限を超えるほど第3レンズ群L3の屈折力が弱くなると、ズーミングによる球面収差の変動を軽減することが困難になる。また下限を超えるほど第3レンズ群L3の屈折力が強くなると、第2レンズ群L2以降の合成の正の屈折力が弱くなり、広角端において長いバックフォーカスを確保するのが困難になる。条件式(2)、(3)は、第3レンズ群L3と第4レンズ群L4の望遠端における倍率に関し、主に高いズーム比を確保するためのものである。広角端において像面湾曲を改善するために、後方の正の屈折力のレンズ群の屈折力を弱めると、全系で高いズーム比を保つことが困難となる。そこで各実施例では第4レンズ群L4の正の屈折力が弱まった分の変倍を、第3レンズ群L3に分担させることで、全系のズーム比を高く保ちつつ、後方の正の屈折力のレンズ群の屈折力を弱め、広角端において像面湾曲を改善している。
条件式(2)の上限を超えるほど第4レンズ群L4の横倍率が大きいと、広角端において像面湾曲の補正が困難になる。また条件式(2)の下限を超えるほど第4レンズ群L4の横倍率が小さいと、高いズーム比の確保が困難になる。条件式(3)の上限を超えるほど第3、第4レンズ群L3、L4の横倍率が大きいと、広角端において像面湾曲の補正が困難になる。また条件式(3)の下限を超えるほど第3、第4レンズ群L3、L4の横倍率が小さいと、高いズーム比の確保が困難になる。更に好ましくは条件式(1)(3)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。
2.50≦|f3/fw|<4.50 ‥‥‥(1a)
0.705<|β3t×β4t|<0.895 ‥‥‥(3a)
各実施例では以上のように構成することにより、一眼レフカメラとして必要な長さのバ
ックフォーカスを維持しながら、広角端の像面湾曲を低減し、画面周辺も含めて良好な光
学性能を得ている。各実施例において更に好ましくは次の諸条件のうち1以上を満足する
のが良い。第3レンズ群L3の広角端における横倍率をβ3wとする。第4レンズ群L4
の焦点距離をf4とする。このとき、
0.9<|β3t/β3w|<30.0 ‥‥‥(4)
1.91≦|f4/fw|<5.0 ‥‥‥(5)
なる条件式のうち1以上を満足するのが良い。
次に各条件式の技術的意味について説明する。条件式(4)は、第3レンズ群L3の望遠端における横倍率と、広角端における横倍率の比に関し、第3レンズ群L3で変倍するときの変倍比の範囲を示している。条件式(4)は前述のように、広角端において像面湾曲の補正を良好に行うために第3、第4レンズ群L3、L4の屈折力を弱めたことによる変倍分担の不足分を補うためのものである。条件式(4)の上限を超えるほど変倍比が大きいと全系が大型化してくる。また下限を超えるほど変倍比が小さいと、所定のズーム比を確保することが困難になる。条件式(5)は、第4レンズ群L4の屈折力に関し、主に広角端において像面湾曲を良好に改善するためのものである。条件式(5)の上限を超えるほど第4レンズ群L4の屈折力が弱いと、全系が大型化してくる。また条件式(5)の下限を超えるほど第4レンズ群L4の屈折力が強いと、広角端において像面湾曲が悪化してくる。更に好ましくは条件式(4)、(5)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。
0.9<|β3t/β3w|<10.0 ‥‥‥(4a)
1.91≦|f4/fw|<4.00 ‥‥‥(5a)
各実施例において最も像側に位置するレンズ群は正レンズと負レンズを少なくとも1枚ずつ含むのが収差補正上好ましい。実施例1、3においてズーミングのためには第6レンズ群L6は不動であるが必要に応じて移動させても良い。各実施例によれば、ズーム比約3倍、Fno2.8程度の広画角域を含んだズームレンズにおいて、必要な長さのバックフォーカスを維持しながら、広角端において像面湾曲を低減し、画面周辺に至るまで良好な光学性能を得ることができる。各実施例では各収差図に示すようにいずれも良好な収差となっており、特に広角端において画面周辺の像面湾曲が良好に補正されている。
一般に広角域を含むズームレンズにおいて、広角端において画面周辺の像面湾曲を低減するためには、軸外光線の光軸に対する入射高が高くなる絞りより後方のレンズ群の正の屈折力を弱くするのが良い。これによって、レンズ群の屈折力と、軸外光線の光軸からの入射高さに依存する、画面周辺の像面湾曲の性能を示す高次の収差係数IV^を低減することができる(松井吉哉著 レンズ設計法 共立出版 p88、p89参照)。しかし、これによって、絞りより後方のレンズ群の合成の正の屈折力が弱くなると、バックフォーカスが短くなってくるので良くない。
これに対して本発明者は第3レンズ群L3の負の屈折力を弱める事で第1レンズ群L1以外のレンズ群の合成の正の屈折力を強め、長いバックフォーカスを得ることができることを見出した。更に、開口絞りよりも後方のレンズ群に入射する軸外光線の光軸からの入射高さを低く保つことができることも見出した。これによって、本発明の各実施例では高次の収差係数IV^が更に低減し、画面周辺の像面湾曲を良好に改善している。
図7に特許文献2に開示されている数値実施例1と、本発明のズームレンズの数値実施例1におけるMTFのディフォーカス特性図を示す。ここでMTFとは、物体のコントラストと、撮影レンズを通して結像する像のコントラストの比で定義され、撮影レンズの結像性能評価に用いられる。図7は、空間周波数30本/mmのコントラストチャートに対して、横軸に近軸像面からのディフォーカス量[mm]、縦軸にMTF値を示したものである。図中のMTF曲線において、実線はサジタル像面、点線はメリディオナル像面のMTF曲線を示している。
実施例1のズームレンズのMTFディフォーカス特性図は、特許文献2と比較して、像高21.6mmのMTFピーク位置が明らかに像高0mmのピークに近づいており、像面湾曲が低減していることが分かる。表−1(a)に特許文献1の数値実施例2から引用した従来例と、本発明の数値実施例2において、5次の収差係数IV^を比較した表を示す。また表−1(b)に、特許文献2の数値実施例1から引用した従来例と、本発明の数値実施例1、参考例1の数値実施例3において、5次の収差係数IV^を比較した表を示す。本発明のいずれの数値実施例においても、従来例と比較して開口絞りより後方のレンズ群の係数分担値が特に大きく減少し、全系の収差係数値も減少していることが分かる。
次に各レンズ群のレンズ構成について説明する。以下、各レンズ群のレンズ構成は物体側から像側の順に配置されているものとする。実施例1において第1レンズ群L1は物体側の面が凸でメニスカス形状の負レンズG11、両レンズ面が凹形状の負レンズG12、物体側の面が凸形状の正レンズG13から成っている。第2レンズ群L2は像側の面が凹形状の負レンズG21と両レンズ面が凸形状の正レンズG22とを接合した接合レンズ、物体側のレンズ面が凸形状の正レンズG23、物体側の面が凸形状の正レンズG24より成っている。
第3レンズ群L3は像側の面が凹形状の負レンズG31、両レンズ面が凹形状の負レンズG32と両レンズ面が凸形状の正レンズG33とを接合した接合レンズより成っている。第4レンズ群L4は像側の面が凹形状の負レンズG41と両レンズ面が凸形状の正レンズG42とを接合した接合レンズ、両レンズ面が凸形状の正レンズG43より成っている。第5レンズ群L5は両レンズ面が凸形状の正レンズG51と両レンズ面が凹形状の負レンズG52とを接合した接合レンズより成っている。第6レンズ群L6は像側の面が凸形状の正レンズG61と像側の面が凸形状の負レンズG62とを接合した接合レンズより成っている。
実施例1では、第1レンズ群L1の3つのレンズ面を非球面形状としている。これにより広角端において画角周辺のサジタル像面湾曲の改善によって急激な補正不足となるメリディオナル像面と、歪曲の補正を良好に行っている。実施例1では、第3レンズ群L3、第4レンズ群L4にそれぞれ1つの非球面形状のレンズ面を配している。これにより、開口絞りSP近傍のレンズ群の屈折力が弱まったことにより生じる、ズーミングに伴う球面収差の変動を軽減している。
実施例2において、第1レンズ群L1は物体側の面が凸でメニスカス形状の負レンズG11、負レンズG12と負レンズG12の像側に樹脂性の非球面レンズG13を付加した接合レンズ、両レンズ面が凹形状の負レンズG14を有している。更に物体側の面が凸形状の正レンズG15の全体として5つのレンズから成っている。第2レンズ群L2と第3レンズ群L3は実施例1と同じである。第4レンズ群L4は負レンズG41、両レンズ面が凸面の正レンズG42、負レンズG43と正レンズG44とを接合した接合レンズより成っている。実施例2は第1レンズ群L1に2つの非球面形状のレンズ面を配している。また第4レンズ群L4に1つの非球面形状のレンズ面を配している。これにより広角端において画角周辺のサジタル像面湾曲の改善によって急激な補正不足となるメリディオナル像面と歪曲の補正を良好に行っている。また、実施例2は、第3レンズ群L3に1つの非球面形状のレンズ面を配している。これにより開口絞りSP近傍のレンズ群の屈折力が弱まったことにより生じる、ズーミングに伴う球面収差の変動を軽減している。
参考例1において第1レンズ群L1は物体側の面が凸でメニスカス形状の負レンズG11、負レンズG12、両レンズ面が凹形状の負レンズG13、物体側の面が凸形状の正レンズG14から成っている。第2レンズ群L2、第3レンズ群L3、第4レンズ群L4は実施例1と同じである。第5レンズ群L5は正レンズG51と両レンズ面が凹形状の負レンズG52より成っている。第6レンズ群L6は両レンズ面が凸形状の正レンズG61と両レンズ面が凹形状の負レンズG62より成っている。参考例1では第1レンズ群L1に2つの非球面形状のレンズ面を配している。また第5、第6レンズ群L5、L6にそれぞれ1つの非球面形状のレンズ面を配している。これにより広角端において画角周辺のサジタル像面湾曲の改善によって急激な補正不足となるメリディオナル像面と、歪曲の補正を良好に行っている。
次に実施例1、2、参考例1に示したズームレンズを撮像装置に適用した実施例を図8を用いて説明する。図8は一眼レフカメラの要部概略図である。図8において、10は実施例1、2、参考例1のズームレンズ1を有する撮影レンズである。ズームレンズ1は保持部材である鏡筒2に保持されている。20はカメラ本体であり、撮影レンズ10からの光束を上方に反射するクイックリターンミラー3、撮影レンズ10の像形成位置に配置された焦点板4より構成されている。更に、焦点板4に形成された逆像を正立像に変換するペンタダハプリズム5、その正立像を観察するための接眼レンズ6などによって構成されている。
7は感光面であり、CCDセンサやCMOSセンサ等のズームレンズによって形成される像を受光する固体撮像素子(光電変換素子)や銀塩フィルムが配置される。撮影時にはクイックリターンミラー3が光路から退避して、感光面7上に撮影レンズ10によって像が形成される。実施例1〜3にて説明した利益は、本実施例に開示したような撮像装置において効果的に享受される。
以下に実施例1、2、参考例1に対応する数値実施例1〜3を示す。各数値実施例においてiは物体側からの面の順番を示す。数値実施例においてriは物体側より順に第i番目のレンズ面の曲率半径、diは物体側より順に第i番目のレンズ厚及び空気間隔、ndiとνdiは各々物体側より順に第i番目のレンズの材料の屈折率とアッベ数である。BFはバックフォーカスである。非球面形状は光軸方向にX軸、光軸と垂直方向にH軸、光の進行方向を正とし、rを近軸曲率半径、各非球面係数をA4、A6、A8、A10、A12としたとき
で与えるものとする。数値実施例1においてr1は設計上用いたダミー面である。前述の各条件式と数値実施例の関係を表−2に示す。

数値実施例1
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd 有効径
1 ∞ 1.5 68.2
2* 1054.753 2.5 1.816 46.6 60.73
3 32.866 15 48.68
4 -70.892 2.3 1.53172 48.8 48.72
5* 74.087 0.15 48.56
6 63.051 5 2.0033 28.3 48.79
7* 623.901 (可変) 48.58
8 174.415 1.9 1.80518 25.4 34.74
9 47.076 6.25 1.7725 49.6 35.76
10 -255.009 0.15 36.28
11 80.627 3.85 1.804 46.6 37.25
12 -401.032 0.15 37.21
13 49.168 5 1.6968 55.5 36.63
14 502.592 (可変) 35.91
15(Fno絞り) ∞ 2.2 27.94
16* -358.014 1.3 1.883 40.8 26.71
17 44.128 4 25.73
18 -50.551 1.3 1.72342 38 25.73
19 28.975 6 1.80518 25.4 27.17
20 -53.427 0.7 27.31
21(絞り) ∞ (可変) 26.99
22 118.985 1.3 1.84666 23.9 26.84
23 18.882 8 1.497 81.5 25.86
24 -73.703 0.15 26.25
25 37.771 4.5 1.6516 58.5 26.88
26* -91.087 (可変) 26.71
27 174.15 4 1.84666 23.9 22.17
28 -25.737 1.2 1.834 37.2 22.08
29 28.532 (可変) 21.57
30 687.638 8 1.56907 71.3 34.75
31 -28.077 2 1.7859 44.2 35.28
32 -44.496 (可変) 37.25
像面 ∞


非球面データ
第2面
K =0.00E+00 A4=4.11024E-06 A6=-2.80857E-09 A8=1.83365E-12
A10=-1.29881E-15 A12=4.88579E-19
第5面
K =0.00E+00 A4=2.73456E-06 A6=-1.58065E-10 A8=-1.46110E-12
A10=-1.96817E-14 A12=2.21216E-17
第7面
K =0.00E+00 A4=2.86653E-07 A6=-1.22072E-09 A8=3.48964E-12
A10=3.05532E-15 A12=-6.04525E-18
第16面
K =0.00E+00 A4=-2.43124E-06 A6=1.96574E-09 A8=-6.62819E-12
A10=-6.36389E-14 A12=3.28925E-16
第26面
K =0.00E+00 A4=-4.94471E-06 A6=-6.52653E-09 A8=-1.97101E-11
A10=-6.90092E-14 A12=3.35312E-16

各種データ
ズーム比 2.69

焦点距離 24.54 35.14 66.07
Fナンバー 2.91 2.91 2.92
半画角 41.4 31.62 18.13
像高 21.64 21.64 21.64
レンズ全長 204.97 190.33 170.32
BF 37.06 37.06 37.06

d7 61.79 35.91 0.89
d14 0.81 3.49 12.47
d21 12.05 9.36 0.39
d26 0.08 0.66 6.17
d29 4.79 15.43 24.94
d32 37.06 37.06 37.06

入射瞳位置 33.29 32.26 37.03
射出瞳位置 -48.39 -71.59 -87.56
前側主点位置 50.78 56.03 68.07
後側主点位置 12.52 1.92 -29.01

数値実施例2
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd 有効径
1* 242.552 2.3 1.7725 49.6 48.68
2 20.224 10.11 34.58
3 427.355 1.8 1.804 46.6 33.75
4 49.864 0.16 1.5164 52.2 31.28
5* 46.167 5.97 30.62
6 -76.335 1.6 1.7725 49.6 30.2
7 231.451 0.15 30.03
8 55.799 4.5 1.72825 28.5 30.06
9 -147.959 (可変) 29.68
10 48.674 1.3 1.80518 25.4 25.16
11 24.529 6.2 1.53172 48.8 25.34
12 -199.64 0.15 26.01
13 156.179 2.55 1.7725 49.6 26.46
14 793.779 3.66 26.75
15 56.402 3.8 1.58913 61.1 28.23
16 -68.125 (可変) 28.22
17(絞り) ∞ 1.9 22.99
18 686.843 1.4 1.883 40.8 22.41
19 121.253 2.36 22.11
20 -41.897 1.1 1.90366 31.3 22.05
21 111.616 4.5 1.92286 18.9 22.6
22* -73.776 (可変) 23.12
23 67.044 1.2 1.8061 33.3 23.52
24 47.417 0.2 23.89
25 24.579 6.5 1.56907 71.3 26.2
26 -79.022 0.2 26.21
27 1089.271 1.2 1.834 37.2 25.97
28 16.755 6.95 1.56907 71.3 25.23
29* -73.367 0 25.4
30(フレアーカット絞り)∞ (可変) 25.69
像面 ∞

非球面データ
第1面
K=6.7294E+01 A4=1.7822E-05 A6=-3.1659E-08 A8=4.3784E-11
A10=-3.7089E-14 A12=1.2456E-17
第5面
K=2.1608E+00 A4=1.7724E-05 A6=-3.9978E-09 A8=-1.8302E-10
A10=4.8290E-13 A12=-4.9640E-16
第22面
K=1.8275E+01 A4=5.5241E-06 A6=5.6306E-09 A8=2.7504E-12
A10=4.7347E-13 A12=-9.2932E-16
第29面
K=-1.7399E+01 A4=7.4774E-06 A6=5.7454E-08 A8=-1.8284E-10
A10=3.5590E-13 A12=1.6854E-15
各種データ
ズーム比 2.06

焦点距離 16.51 24.01 33.93
Fナンバー 3.07 2.91 2.91
半画角 52.65 42.03 32.52
像高 21.64 21.64 21.64
レンズ全長 152.87 146.38 147.49
BF 37.46 44.68 55.88

d9 25.07 10.04 0.92
d16 1 8.74 16.46
d22 16.07 9.66 0.97
d30 37.46 44.68 55.88
FC絞り径 25.69 20.87 19.49

入射瞳位置 20.01 20.06 21.35
射出瞳位置 -58.34 -39.55 -22.68
前側主点位置 33.68 37.22 40.63
後側主点位置 20.95 20.67 21.95

数値実施例3
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd 有効径
1* 123.106 2.5 1.7725 49.6 62.24
2* 34.884 7.47 51.63
3 82.658 3 1.51633 64.1 51.2
4 48.472 10.77 47.47
5 -126.6 2.3 1.7725 49.6 46.17
6 113.194 0.15 45.35
7 82.524 4.5 1.80518 25.4 45.45
8 498.619 (可変) 45.08
9 310.697 1.7 1.84666 23.9 36.85
10 56.318 6.2 1.883 40.8 38.21
11 -119.013 0.15 38.57
12 74.291 4.6 1.56907 71.3 39.63
13 -609.013 0.15 39.55
14 46.859 5.2 1.56907 71.3 38.99
15 218.843 (可変) 38.27
16(Fno絞り) ∞ 1.15 27.9
17 -100.764 1.3 1.883 40.8 27.8
18 52.054 2.73 27.24
19 -149.626 1.3 1.7495 35.3 27.31
20 30.104 6.04 1.84666 23.9 28.44
21 -119.627 0.7 28.66
22(絞り) ∞ (可変) 28.73
23 101.87 1.3 1.84666 23.9 28.81
24 27.187 7.16 1.497 81.5 28.36
25 -60.453 0.15 28.59
26 36.9 5.03 1.618 63.4 28.56
27 -124.55 (可変) 28.13
28 639.902 2.8 1.84666 23.9 22.6
29 -53.15 0.15 22.53
30 -57.193 1.2 1.83481 42.7 22.42
31* 28.932 (可変) 22.22
32 48.602 7.61 1.497 81.5 36.16
33 -63.695 0.15 36.34
34 -688.356 2.2 1.58313 59.4 36.07
35* 90.378 (可変) 35.86
像面 ∞

非球面データ
第1面
K=0.0000E+00 A4=1.61135E-06 A6=-1.09916E-09 A8=-4.51741E-13
A10=8.89662E-16 A12=-3.16475E-19
第2面
K=3.2499E-02 A4=4.28850E-07 A6=-9.94947E-10 A8=-2.77069E-12
A10=1.65264E-15 A12=-1.26561E-18
第31面
K=0.0000E+00 A4=1.07978E-06 A6=-3.89229E-09 A8=3.41002E-11
A10=-1.70363E-13
第35面
K=0.0000E+00 A4=1.39002E-06 A6=-3.28401E-09 A8=2.05919E-11
A10=-5.79794E-14 A12=6.93716E-17

各種データ
ズーム比 2.74

焦点距離 24.76 35.45 67.91
Fナンバー 2.91 2.91 2.92
半画角 41.15 31.4 17.67
像高 21.64 21.64 21.64
レンズ全長 214.98 199.21 182.05
BF 38.49 38.49 38.49

d8 59.87 34.1 3.57
d15 2.6 6.37 20.4
d22 18.73 14.96 0.93
d27 0.95 2.71 8.95
d31 4.69 12.93 20.06
d35 38.49 38.49 38.49

入射瞳位置 35.15 34.58 43.18
射出瞳位置 -50.94 -63.31 -60.05
前側主点位置 53.05 57.68 64.28
後側主点位置 13.73 3.04 -29.43
SP 開口絞り SP2 Fナンバー絞り S サジタル像面、M メリディオナル像面
L1 第1レンズ群 L2 第2レンズ群 L3 第3レンズ群 L4 第4レンズ群
L5 第5レンズ群 L6 第6レンズ群

Claims (6)

  1. 物体側より像側へ順に、負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の第2レンズ群、負の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群を有し、
    ズーミングに際して、隣り合うレンズ群の間隔が変化するように、少なくとも前記第1レンズ群が移動するズームレンズであって、前記第3レンズ群の焦点距離をf3、前記第4レンズ群の焦点距離をf4、前記第3レンズ群の広角端における横倍率をβ3w、前記第3レンズ群の望遠端における横倍率をβ3t、前記第4レンズ群の望遠端における横倍率をβ4t、広角端における全系の焦点距離をfwとするとき、
    2.50≦|f3/fw|<5.0
    0.0<|β4t/β3t|<0.05
    0.7<|β3t×β4t|<1.0
    0.9<|β3t/β3w|<30.0
    1.91≦|f4/fw|<5.0
    なる条件式を満足することを特徴とするズームレンズ。
  2. 広角端から望遠端へのズーミングに際して、前記第1レンズ群は像側へ移動し、前記第2レンズ群は物体側へ移動し、前記第3レンズ群は物体側へ凸状の軌跡を描いて移動し、前記第4レンズ群は物体側へ移動することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
  3. 物体側より像側へ順に、負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の第2レンズ群、負の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群、負の屈折力の第5レンズ群、正の屈折力の第6レンズ群より構成されていることを特徴する請求項1または2に記載のズームレンズ。
  4. 広角端から望遠端へのズーミングに際して、前記第1レンズ群は像側へ移動し、前記第2レンズ群は物体側へ移動し、前記第3レンズ群は物体側へ凸状の軌跡を描いて移動し、前記第4レンズ群は前記第2レンズ群と一体的に物体側へ移動し、前記第5レンズ群は物体側へ凸状の軌跡を描いて移動し、ズーミングのためには前記第6レンズ群は不動であることを特徴とする請求項に記載のズームレンズ。
  5. 最も像側に位置するレンズ群は正レンズと負レンズを少なくとも1枚ずつ含むことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  6. 請求項1乃至のいずれか1項に記載のズームレンズと、該ズームレンズによって形成される像を受光する光電変換素子を有することを特徴とする撮像装置。
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