JP5615809B2 - 膨張式棘突起間スペーサ - Google Patents

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Description

〔関連出願との相互参照〕
本願は、2008年6月2日に出願された米国仮特許出願第61/057,985号に対する優先権を主張するものであり、該特許出願の内容はその全体が引用により本明細書に組み入れられる、
本発明は、一般に整形外科に関する。より具体的には、本発明は、低侵襲外科的処置により挿入可能であることが好ましい膨張式棘突起間スペーサに関する。
例えば、椎間板又は小関節面に関連する変性によって引き起こされる脊椎狭窄の治療及び腰痛の治療には、棘突起間スペーサが必要とされる。棘突起間スペーサは、痛みのある椎間板レベルの上下にある隣接する上部棘突起と下部棘突起との間の間隔を開離(distract)及び/又は維持するように構成することができる。
米国特許出願第10/837,082号明細書
臨床用途におけるほとんどの棘突起間スペーサは、金属又はPEEKなどの、通常の生理的負荷の下で変形しない硬い材料で作成される。硬いスペーサが時間とともに骨の棘突起内に沈み込み、従ってこれらの治療効果が失われる可能性があるということが最近の臨床研究データにより裏付けされており、これに対する懸念が高まっている。より柔らかいスペーサであれば、棘突起の広い範囲にわたって負荷を分散させることにより沈降を回避できる可能性がある。さらに、柔らかいスペーサの方が、これらがつなぐ骨の棘突起の部分に対して優しい可能性がある。
さらに、組織の損傷、切開痕の大きさ及びこれに伴う感染のリスク、及び回復時間を最小にできるという真に経皮的な解決法に適している可能性があるという点で膨張式棘突起間スペーサが望ましいと考えられる。
1つの実施形態では、本発明は、膨張式棘突起間スペーサに関する。スペーサは、棘突起間空間に収縮又は非拡張状態で挿入され、注入用充填材で膨張又は拡張する。膨張時には、スペーサは好ましくは棘突起を開離し、好ましくはスペーサを適所に保持して好ましくは棘突起と機械的に組み合った形状を呈する。スペーサは、一方のバルーンの方が他方のバルーンよりも柔らかくて変形しやすいように圧縮率が異なるように構成された2つの別個のバルーンを含むことが好ましい。
1つの例示的な実施形態では、隣接する上部棘突起と下部棘突起との間の棘突起間空間内に低侵襲外科的処置によって挿入するための膨張式棘突起間スペーサが、第1のバルーンと、第1の充填材と、第2のバルーンと、第2の充填材とを含む。第1のバルーンは、第1の端部と、第2の端部と、第1及び第2の端部間に位置する中心部分とを有することができる。第1の端部、第2の端部及び中心部分は、互いに流体連通状態にあることが好ましい。第1のバルーンは、膨張時に所定の形状を呈するように低コンプライアント材料で製造されることが好ましい。使用時には、第1のバルーンは、挿入可能な収縮状態から膨張した拡張状態へと膨張する。第1の充填材は、第1のバルーン内に導入されて第1のバルーンを、具体的には第1の端部、第2の端部及び中心部分を拡張させるように構成される。
第2のバルーンは、中空円筒形状であることが好ましく、第1のバルーンの中心部分の少なくとも一部の周囲に配置されることが好ましい。使用時には、第2のバルーンは、挿入可能な収縮状態から膨張した拡張状態へと膨張する。第2の充填材は、第2のバルーン内に導入されて第2のバルーンを拡張させるように構成される。
スペーサは、挿入可能な収縮状態では、第1のバルーンの中心部分の少なくとも一部及び第2のバルーンの少なくとも一部が隣接する棘突起間の棘突起間空間に位置するように、隣接する脊髄突起間の棘突起間空間に脊髄突起を実質的に変化させることなく横方向に挿入可能であることが好ましい。膨張した拡張状態では、第1のバルーンの第1及び第2の端部の高さの方が、第1のバルーンの中心部分の高さよりも高い。すなわち、第1のバルーンの第1及び第2の端部はそれぞれ第1及び第2の高さを有し、第1のバルーンの中心部分は第3の高さを有し、膨張した拡張状態のときには、第1及び第2の端部の第1及び第2の高さの方が中心部分の第3の高さよりも高い。従って、膨張した拡張状態のスペーサは、「H」型又はダンベル状の形状又は外形を成すことができる。また、膨張した拡張状態では、第1のバルーンの第1及び第2の端部が、隣接する棘突起の側面に沿って位置してスペーサを棘突起間の適所に保持することが好ましく、第2のバルーンが第1のバルーンの中心部分を覆って配置され、第1のバルーンよりも第2のバルーンの剛性の方が低いことが好ましい。膨張した拡張状態にあって棘突起間に位置するときの第2のバルーン、及び第1のバルーンの中心部分は、脊椎の伸展を制限することができる。第2の充填材の圧縮率は、第1の充填材の圧縮率よりも低くすることができる。
第2のバルーンが拡張することで、隣接する棘突起間のスペーサが位置する棘突起間空間を開離して拡張させることができる。第2のバルーンは、第1のバルーンの中心部分の周囲に配置された中空の実質的円筒形状を成すことができ、第1のバルーンの中心部分の少なくとも一部とともに共通の壁又は面を形成することができる。第2のバルーンを第1の端部及び第2の端部の少なくとも一部を覆って配置することもできる。第2のバルーンは、膨張時に所定の形状を呈するように低コンプライアント材料で製造することができる。一方これとは別に、第2のバルーンは、膨張時に非所定の形となるように製造されることが好ましい。例えば、第2のバルーンをセミコンプライアント又は高コンプライアント材料で製造して、第2のバルーンが弾性的に又は塑性的に伸びて棘突起の形状に適合し、スペーサと、隣接する棘突起の下面及び上面との間の表面積の接触を増加させるようにすることが好ましい。第2のバルーンは、スペーサに対する圧縮衝撃を吸収することができる。第1及び第2のバルーン内に含まれる第1又は第2の充填材を含まないスペーサは、内径5mmのカニューレに挿入することができる。
別の実施形態では、棘突起間に挿入するための膨張式棘突起間スペーサが第1及び第2のバルーンを含み、膨張した棘突起間スペーサが、中心領域、第1の端部領域及び第2の端部領域を形成する。この2バルーンスペーサは、挿入可能な収縮状態及び膨張した拡張状態を有し、挿入可能な収縮状態では、スペーサを内径5mmのカニューレに挿入することができ、膨張した拡張状態では、第1及び第2の端部領域の各々の一部が中心領域よりも大きく、中心領域は、隣接する棘突起間の棘突起間空間に位置して脊椎の伸展を制限することができる。
第2のバルーンは、第1のバルーンの少なくとも一部を取り囲むことが好ましく、中心領域の少なくとも一部を取り囲むことがより好ましい。第2のバルーンは、膨張した拡張状態では、隣接する棘突起の少なくとも一部と接触するように構成されることが好ましい。第2のバルーンは、膨張した拡張状態では、棘突起と第2のバルーンとの間の接触面積を増加させるために、第1のバルーンよりも剛性が少なく、接触する棘突起の形状に適合するように構成される。
別の実施形態では、脊椎の低侵襲外科的処置によって隣接する棘突起間に挿入するための膨張式棘突起間スペーサが、第1の膨張部材と、第1の充填材と、第2の膨張部材と、第2の充填材とを含むことが好ましい。第1の膨張部材は、膨張状態及び非膨張状態を有するとともに、第1の端部と、中心部分と、第2の端部とを含むことができ、膨張状態では第1及び第2の端部の高さの方が中心部分の高さよりも高い。従って、第1の膨張部材は、「H」型又はダンベル状の形状を呈することが好ましい。
第1の充填材は、第1の膨張部材の中に導入されることにより第1の膨張部材を拡張させるように構成されることが好ましい。第2の膨張部材は中空円筒形状を特徴とし、第1の膨張部材の中心部分の少なくとも一部の周囲に配置される。第2の充填材は、第2の膨張部材の中に導入されることにより第2の膨張部材を拡張させるように構成されることが好ましい。第1の充填材の弾性率は、第2の充填材の弾性率よりも高くすることができる。
さらに別の実施形態では、第1及び第2の膨張部材の拡張時には、第1の膨張部材の剛性よりも第2の膨張部材の剛性の方が低い。
添付の図面と併せて読めば、上述の要約、及び以下の本願の好ましい実施形態の詳細な説明がより良く理解されるであろう。本願の膨張式棘突起間スペーサを例示する目的で、図面には好ましい実施形態を示している。しかしながら、本願が、図示の正確な配置、構造、特徴、実施形態、態様及び手段に限定されるものではないこと、及び図示の特徴、構造及び態様を単独で、又は他の特徴、構造及び態様と組み合わせて使用できることを理解されたい。
隣接する棘突起間に挿入した膨張式棘突起間スペーサを示す図である。 本発明による膨張式棘突起間スペーサの好ましい実施形態の斜視図である。 本発明による膨張式棘突起間スペーサの代替の実施形態の斜視図である。
以下の説明では、便宜上の目的のみでいくつかの専門用語を使用しており、これらは限定的なものではない。「右の」、「左の」、「下側の」、「上側の」、「上部の」、及び「下部の」という単語は、参照する図面内の方向を示すものである。「内向きに」又は「外向きに」という単語は、スペーサの幾何学的中心及びスペーサの指定部品へ向かう方向及びこれらから離れる方向をそれぞれ意味する。「前部の」、「後部の」、「上位の」、「下位の」、「横方向の」、「中間の」という単語、並びに関連する単語及び/又は語句は、参照する人体の好ましい位置及び方向を示すものであり、限定することを意味するものではない。専門用語には、上記掲載した単語、これらの派生語及び同様の重要な単語が含まれる。
図1は、ハウジング25及び注入用充填材28を含む膨張式棘突起間スペーサ20を示している。スペーサ20は、収縮した非拡張状態で棘突起間空間内12に挿入され、注入用充填材28で膨張又は別様に拡張することが好ましい。拡張時には、スペーサ20は棘突起10を開離することが好ましく、この棘突起10間に保持されてこの棘突起10と機械的に組み合った形状を呈することが好ましい。
図2に示す好ましい実施形態では、スペーサ20が、第1のバルーン又は膨張空洞30、及び第2のバルーン又は膨張空洞50を含む。第1のバルーン30は、第1の充填材40で拡張したときに、第1のバルーン30の材料及び製造形状に起因して、例えば「ダンベル」型などの所定の形状を呈するように低コンプライアント材料で製造されることが好ましい。第2のバルーン50は、第1のバルーン30の少なくとも一部を取り囲むことが好ましく、第1のバルーン30の隣接する棘突起10間の棘突起間空間12内に位置する領域を取り囲むことがより好ましい。第2のバルーン50は、第2の充填材60で膨張したときに径方向に拡大して、棘突起10を開離することが好ましい。第2のバルーン50は、中空円筒スリーブであることが好ましいが、その他の形状も考えられる。第2のバルーン50の膨張の容積及び/又は圧力を第2の充填材60で制御することにより、開離の量を調整することができる。スペーサ20の形状及び構成は、スペーサ20を棘突起10間に保持するものであることが好ましく、スペーサ20の安定性を向上させるために棘突起10と機械的に組み合うことが好ましい。スペーサ20、及び特に第1のバルーン30を「ダンベル」型として示しているが、スペーサ20及び/又は第1のバルーン30の他の形状、例えば「H型」又は好ましくはスペーサ20を体内の適所に保持するのに役立つように端部を拡大した他の形状なども考えられる。
使用時には、膨張式棘突起間スペーサ20が、隣接する棘突起10間の棘突起間空間12に挿入される。棘突起間スペーサ20は、2つのバルーン30、50を含むことが好ましく、隣接する棘突起10間の空間12に横方向に挿入されることが好ましい。スペーサ20は、棘突起間空間12又は棘突起10の修正をほとんど乃至は全く伴わない横方向挿入技術によって棘突起10間の空間12をぎりぎり通り抜ける収縮した非拡張状態又は状況で棘突起10間に挿入されることが好ましい。従って、スペーサ20、及び特に第1及び第2のバルーン30、50は、スペーサ20を小さな開口部、切開部分又はカニューレを通じて挿入できるように、小さな収縮した挿入構成又は形状に伸縮及び折り畳み可能であることが好ましい。
第1のバルーン30は、このような目的で現在知られている又は今後知られるいずれの生体適合性材料であってもよい。第1のバルーン30は、可撓性のある低コンプライアント材料で形成されることが好ましい。第1のバルーン30の材料は、実質的に伸びることなくその形状を保つように低コンプライアントであることが好ましく、また棘突起間空間12に挿入するために小さなサイズ及び形状に折り畳んで詰めることができるように可撓性であることが好ましい。例えば、第1のバルーン30は、ポリエーテルケトンケトン(PEKK)、ポリエチレンテレフタレート(PET)などの非コンプライアント材料で製造することができる。第1のバルーンは、ポリエーテルケトンケトン(Optima PEKK)で製造できることがより好ましい。
或いは、第1のバルーン30をセミ又は高コンプライアント材料で製造することもできる。例えば、第1のバルーン30は、ポリカーボネートウレタン(PCU)、Bionate75D、Bionate55D、PEBAX、ナイロン、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレンなどを含む低密度ポリオレフィンなどのセミコンプライアント材料で製造することができる。さらに、第1のバルーン30は、例えば、Bionate、Carbosilなどを含むポリカーボネートウレタン、例えば、修正Elasteonを含むポリエーテルウレタンシリコーン、例えば、Estane、シリコーンエラストマー、ラテックス天然ゴム(加硫処理した)、ニトリルラテックスゴム(加硫処理した)などを含むポリエステルウレタンなどの高コンプライアント材料で製造することができる。
セミ又は高コンプライアント材料を使用した場合、第1のバルーン30を、例えばカテーテルなどの円筒部材を介して第1のバルーン30の中心領域35に沿って剛体的に制約し、第1のバルーン30が、第1の充填材40によって拡張したときに所定のバルーン形状をとらずに「ダンベル」形状を達成するようにすることができる。
さらに、当業者であれば理解するであろうが、代わりにスペーサ20を後部又は後側部を小さく切開する方法によって隣接する棘突起まで挿入することにより、外科医が、外科的解剖を通じて移植部位にアクセスし、棘突起間靭帯の外側面を露出させてスペーサを横方向に送り込めるようにすることができる。
既述のように、第1のバルーン30は、例えば低コンプライアント材料で製造されることにより、又は制約されることにより、第1の充填材40で満たされたときに所定のサイズ及び形状に拡張することが好ましい。第1のバルーン30は、2つの端部領域すなわち領域32、34間に位置する中心領域すなわち領域35を有することが好ましい。使用時には、中心領域35が、隣接する棘突起10間の棘突起間空間12内に位置することが好ましい。端部領域32、34が中心領域35の外側に存在し、好ましくは膨張した拡張構成において端部領域32、34の少なくとも一部が中心領域35及び/又は棘突起間空間12よりも大きくなるように拡大することにより、端部領域32、34の少なくとも一部が隣接する棘突起10の側面に隣接するようになる。端部領域32、34は、同じ形状又は異なる形状であってもよく、図示のようにほぼ円盤型、又は他の多くの形のうちのいずれか1つであってもよい。端部領域32、34は、スペーサ20を棘突起10間に保持して、スペーサ20の外側への排出、移動又は動きを防ぐことが好ましい。中心領域35は、図示のような円筒形であってもよく、或いは、例えば卵形、正方形、長方形、六角形などの断面を有する形状のような他のいずれの形状であってもよい。第1のバルーン30は、図2に示すように充填管42を通じて第1の充填材40を挿入することにより拡張することが好ましい。
スペーサ20、及び特に第1のバルーン30の第1及び第2の端部領域32、34は、膨張時に端部領域32、34が隣接する棘突起10の側面に接触し及び/又はこれらを保持するように構成することができる。スペーサ20、及び特に第1のバルーン30の第1及び第2の端部領域32、34は、棘突起10に割り込んでこれを圧迫するように拡張して、棘突起10と機械的に連結することができる。
第1及び第2の端部領域32、34並びに中心領域35を1つの連続する区画として示しているが、個々の領域32、34、35は、別個の充填管を有する独立した区画であってもよく、又は領域32、34、35の2又はそれ以上を組み合わせて1つの充填管を使用してもよい。スペーサ20には3つの領域があると説明したが、第1のバルーン30は1又はそれ以上の領域を有することができ、図示し説明した領域の形状又は数に限定されるものでない。
第1の充填材40は、流動可能状態で注入され、埋め込まれた状態で硬化したときに半剛性硬度又は生強度を帯びることが好ましい。第1の充填材40を第1のバルーン30に注入すると、結果として得られる構造が、棘突起間スペーサ20に構造的形状及び構造的安定性を与える。第1の充填材40は、以下に限定されるわけではないが、生理食塩水、空気、ガス、水、例えば、ポリウレタン、シリコーン、又はヒドロゲルなどの、現在体内で使用されている又は今後体内で使用される注入可能原位置硬化性ポリマー群のいずれかを含む、このような目的で現在知られている又は今後知られるいずれの生体適合性材料であってもよい。しかしながら、第1の充填材40は、様々な弾性率の熱ゲル化転移ポリマー、相転移ポリマー又は熱硬化性ポリマーであることが好ましい。このようなポリマーを利用して第1のバルーン30を拡張させることで、外科医が、スペーサ20及び/又は硬化ポリマーの特性を自然の椎骨と同様の構造特性を有するように変化させることにより、第1のバルーン30を外科医の特定の用途のために最適化できるようになる。Lowman他に付与された、2004年11月4日に出願された「生体物質適用のための熱ゲル化ポリマー混合物」という名称の米国特許出願第10/837,082号には、体温をわずかに下回って弾性固体に移行するPniPaamコポリマーの形の熱ゲル化材料が開示されており、該特許出願はその全体が引用により本明細書に組み入れられる。スペーサ内で弾性固体を形成することにより、液体入り容器の漏れに関連する不都合を克服することができる。
図2を参照すると分かるように、第2のバルーン50は、第1のバルーン30の中心領域35を取り囲むことが好ましい。第1及び第2のバルーン30、50は、共通の壁又は面を共有することができる。第2のバルーン50は、第1のバルーン30に備わる受け入れ特徴に確実に係合するための1又はそれ以上の突起、返し、隆起、又はその他の嵌合特徴をさらに含む。第2のバルーン50は、第2のバルーン50を小さな切開部分、開口部又はカニューレを通じて挿入できるように、小さなサイズ及び挿入形状に伸縮及び折り畳み可能であることが好ましい。第2のバルーン50は、第1のバルーン30と組み合わせて及び/又はこれとともに単一のスペーサとして挿入されることが好ましい。第2のバルーン50は、スペーサ20を棘突起間空間12又は棘突起10の修正をほとんど乃至は全く伴わずに棘突起10間に横方向に挿入できるように伸縮及び折り畳み可能であることが好ましい。第2のバルーン50は、第2の充填材60によって満たされると、第2の膨張サイズ及び形状に拡張することが好ましい。第2のバルーン50のサイズ及び形状は、図2に示すように円筒管であってもよく、或いは、例えば卵形、正方形、長方形、六角形などの断面を有する形状のような他のいずれの形状を成すこともできる。図示のように、第2のバルーン50は、第1のバルーン30を収容するための中心縦方向管腔を含むことが好ましい。第2のバルーン50は、膨張時に所定の形を成すように可撓性のある低コンプライアント材料(この例については第1のバルーン30に関して既述した)で形成することができる。このようにして、第2のバルーン50は、所定の直径及び/又は高さに拡張して開離の量を制御することができる(この場合、いくつかのスペーササイズを提供することができる)。一方これとは別に、第2のバルーン50をセミコンプライアント又はコンプライアント材料(この例については第1のバルーン30に関して既述した)で製造して、第2のバルーン50が、注入した第1の充填材60の量により制御される様々な直径及び/又は厚さに拡張できるように(ひいては様々な量の開離を実現するように)することが好ましい。硫酸バリウム又は他の何らかの造影剤を充填材40、60に組み入れて、第1及び/又は第2のバルーン30、50を蛍光透視法の下で視覚化できるようにすることができる。
第2のバルーン50は、第2の充填管62により第2の充填材60で満たすことができる。図2に示すように、第2の充填管62は、開口部を有する第1のバルーン30の一部内を、及びこれを通じて第2のバルーン50の内部へ延びることができる。或いは、第2の充填管62は、第1のバルーン30を通過せずに第2のバルーン50から延びることができる。
第2の充填材60は、流動可能状態で注入され、第1の充填材40よりも低圧縮率に硬化することが好ましい。第2の充填材60を第2のバルーン50に注入すると、結果として得られる構造が、隣接する棘突起10に開離(拡張力)を与える一方で、棘突起10に対する「緩衝」効果を維持することができる。第2のバルーン50の拡張を第1のバルーン30の拡張端部32、34により軸方向に制約して正確な開離量に制御することができる。第2の充填材60は、以下に限定されるわけではないが、第1の充填材40に関して上述したような、好ましくは硬化時に低圧縮率をもたらすようにのみ化学的に調整されたものを含む、このような目的で現在知られている又は今後知られるいずれの生体適合性材料であってもよい。一方これとは別に、第2の充填材60は、硬化時に第1の充填材40と同じ又はそれ以上の圧縮率を有することができる。例えば、第2の充填材60は、PMMAなどの骨セメントであってもよい。
スペーサ20は、2つの膨張式バルーン30、50を含むことが好ましいので、(内径5mmなどの)比較的小型の手術用カニューレの下に棘突起間スペーサ20を非膨張状態で送達して、この結果、真に経皮的な埋め込み方法を可能にすることができる。最初に第1のバルーン30が拡張し、その後第2のバルーン50が拡張することが好ましい。スペーサ20は、例えば3個、4個又はそれ以上のバルーンなどの、2つよりも多くの膨張式バルーンを含むことができる。
使用時には、スペーサ20を、好ましくは椎骨の棘突起10又はその他の部分を修正することなく棘突起10間の棘突起間空間内12に横方向に挿入し、棘突起間靭帯を除去せずに、又は(鉗子などの)公知の低侵襲的組織解剖用具を使用して棘突起間靭帯の一部又は全体を除去することにより、スペーサ20の十分な拡張に対応してこれを可能にする。スペーサ20は、横方向挿入技術により患者の側面から患者の体内に入れられることが好ましい。次に、第1のバルーン30を第1の充填材40で満たすことにより第1のバルーン30を拡張させ、スペーサ20に安定性を提供してスペーサ20を位置決めする。その後、第2のバルーン50を第2の充填材60で満たすことが好ましい。好ましくは第2のバルーン50が拡張し、より弾性率の低い充填材で満たされた結果、第2のバルーン50が棘突起10の周囲に適合して棘突起10との表面積の接触を増加させ、棘突起10に伝播されるあらゆる力をより広い面積にわたって広げるようになることが好ましい。同時に、充填材を有する第1のバルーン30が、スペーサ20に構造的一貫性及び安定性を加える。より柔らかい第2のバルーン50により、スペーサ20が、突然加わった負荷の衝撃を吸収するように減衰又は緩衝構造又は特徴を有することができるようになる。
図3を参照すると、代替の実施形態では、第1のバルーン及び第1の充填材を剛性要素30’に置き換えることができる。例えば、第1の剛性要素30’は、剛性ポリウレタン、又はPEEK、ステンレス鋼、チタン又はその他の生体適合性材料などの他の材料を含むことができる。第1の要素30’は、剛性のあるロッド又はその他の支持部材であってもよく、若干の可撓性を有することもできる。第1の要素30’は、棘突起10と係合して、その最終構成において例えば「H」型となるようにするための固定された又は配置可能な「止め具」を含むことができる。これとは別に、及び/又はこれに加えて、スペーサ75は、第1の要素30’の少なくとも一部を取り囲む膨張式バルーン又はハウジング82を含むことができる。膨張式バルーン又はハウジング82は、充填材90で膨張することができる内部空洞又は区画80を形成することが好ましい。膨張式バルーン又はハウジング82は、可撓性のある低コンプライアント材料で形成されることが好ましい。膨張式バルーン又はハウジング82は、好ましくは第1の要素30’ほどのサイズ及び形状である小さな挿入形状及びサイズに伸縮及び折り畳み可能であることが好ましく、また小さな開口部、切開部分又はカニューレを通じて(例えば約5mmの開口部を通じて)挿入できることが好ましい。
膨張式バルーン又はハウジング82は、第1の端部領域86、第2の端部領域88及びこれらの間に位置する中心領域85を含むことが好ましい。端部領域86、88は中心領域85の外側に位置することが好ましく、また膨張した拡張構成では、第1及び第2の端部領域86、88の少なくとも一部が中心領域85及び/又は棘突起間空間12よりも大きくなるように拡大することが好ましい。第1及び第2の端部領域86、88は、スペーサ75を棘突起10間に保持することが好ましく、一方で中心領域85は、隣接する棘突起10の上面及び下面と接触することが好ましい。第1及び第2の端部領域86、88と中心領域85は流体連通状態にあることが好ましい。
膨張式バルーン又はハウジング82は、充填材90を注入することより、収縮した非拡張構成から膨張した拡張構成に拡張することが好ましい。膨張式バルーン又はハウジング82のサイズ及び形状は、図示のような「ダンベル型」、「H型」、又はその他のいずれの形状であってもよい。充填材90は、流動可能状態で注入されることが好ましく、第1の要素30’と比較して膨張式バルーン又はハウジング82の方が柔らかくなるように第1の要素30’よりも低い圧縮率に硬化することが好ましい。充填材90を膨張式バルーン又はハウジング82に注入すると、結果として得られるスペーサ75が、棘突起10を開離する一方で、棘突起10に対する「緩衝効果」を維持することができる。バルーン又はハウジング82は、所定の直径及び/又は高さ及び/又は形状に膨張して開離の量を制御するように低コンプライアント材料で製造されることが好ましい。バルーン又はハウジング82を比較的可撓性のある材料で形成し、好ましい及び所定の比較的圧縮率の低い材料で満たした結果、バルーン又はハウジング82が棘突起10の周囲に適合して点接触を最小にし、これにより棘突起10との表面積の接触を増加させ、棘突起10に伝播されるあらゆる力をより広い面積にわたって広げるようになることが好ましい。より柔らかいバルーン又はハウジング82により、スペーサ75が、突然加わった負荷の衝撃を吸収するように減衰又は緩衝構造又は特徴を有することができるようになる。一方これとは別に、充填材90は、硬化時に第1の要素30’と同じ又はそれ以上の圧縮率を有することができる。
既述のように、第1及び第2の充填材40、60は、このような目的で現在知られている又は今後知られるいずれの生体適合性材料であってもよい。しかしながら、第1及び第2の充填材40、60は、熱ゲル化転移ポリマー、相転移ポリマー又は熱硬化性ポリマーとすることができることが好ましい。スペーサ20、75と併せて使用できる追加の充填材40、60は、例えば、紫外線(UV)硬化性材料、及び骨セメントを硬化させるポリメチルメタクリレートなどのその他の化学的架橋性質を含む。一般的には、UV硬化材料はアクリレート又はメタクリレートである。使用時には、UV硬化材料をスペーサに注入することができ、第1及び/又は第2のバルーンが所望の充填圧力又は容積にあるときに、UV光源を使用して硬化反応を開始し、最終的ポリマー材料を形成することができる。また、異なるモノマー材料を使用して、充填材の機械的特性を調整することができる。反応は、表面で開始して内向きに広がることができるので、一般に未反応要素が浸出する危険性は限られる。UV光源をスペーサの表面で(すなわち、スペーサ内に形成された注入ポート又は穴で)使用してもよく、スペーサの内部に挿入してもよく、又はこれらの両方であってもよい。また、第1及び/又は第2のバルーンに光ファイバー要素を組み入れて、バルーン内からUV光を発生させ、この結果スペーサ全体の周囲ではあるがちょうど注入点ではないところで硬化を開始できるようにすることができる。
他の化学的架橋性質として、アルデヒド含有物質の追加により反応することができるアミン含有ポリマー及び/又はモノマーの使用が挙げられる。一般に、アルデヒド/アミン反応は、物質を様々な用途で架橋させるために使用される。
第1及び第2のバルーン内で異なるUV硬化性物質又は架橋性物質を使用して、第1及び第2のバルーンの機械的特性が異なるようにすることができる。例えば、埋め込み後にバルーンの一方が他方のバルーンよりも固くなるようにモノマーを選択することができる。
1つの実施形態では、図2に示すように、第1及び第2の充填材40、60が、当業で公知の一方向弁又はその他の装置のような、例えば自己密封弁を含む第1及び第2の注入ポート42、62を介して、第1及び第2のバルーンにそれぞれ別個に導入される。代替の実施形態では、第1及び第2のバルーンにより形成されるチャンバが、注入ポートが1つで済むように流体連結される。注入ポートが1つの実施形態では、第1及び第2のバルーンが同時に拡張することができる。或いは、注入ポートが1つである別の実施形態では、隣接するバルーン内部の一部を弁又は膜によりスペーサに接続して、第1のバルーン内に充填材が導入されると、一定の内圧に達成するまで第1のバルーンが拡張し、この一定の内圧になると、第1及び第2のバルーンを内部的に接続する弁又は膜部材が圧力に屈し、充填材を第1のバルーンの内部を通じて第2のバルーン内に導入できるようにすることができる。
充填材がUV硬化性であるか又は架橋性物質であるかにかかわらず、UV硬化プロセスを使用して、或いはアルデヒド又はその他の化学的架橋性質を追加してスペーサの注入ポートを密封することができる。この方法を、例えば、閉じたポートを縫合又はクランプする弁のような機械的閉鎖システムの代わりに又はこれと併せて使用することができる。ポートをUV硬化又は架橋システムで密封する能力により、充填材は、開口部から排出することを気にすることなく、より長い時間をかけてその最終状態に固化及び/又は変形することができる。
さらに、X線造影に関しては、外科医が充填前及び充填後の両方においてスペーサが挿入されているときにスペーサの位置及び方向を視覚化できるように、バルーンがX線不透過特性を有することができる。例えば、スペーサは、第1及び/又は第2のバルーン上のX線不透過性インクによる印刷を含むことができる。或いは、第1及び/又は第2のバルーンは、(単複の)バルーンの配置及び方向を視覚化できるようにする、バルーン固有のX線不透過性材料の繊維、ストランド又は帯を含むことができる。充填材にX線不透過性材料を組み入れて、埋め込み後にスペーサ全体をX線写真で視覚化できるようにすることもできる。或いは、充填管に、第1及び/又は第2のバルーンに対する既知の位置を示す1又はそれ以上のX線不透過性マーキングを組み入れ、X線不透過性視覚化を通じて外科的配置及び位置決めを容易にすることができる。
当業者であれば、本発明の広範な発明概念から逸脱することなく、上述した実施形態に変更を行い得ることを理解するであろう。従って、本発明は、開示した特定の実施形態に限定されるものではなく、添付の特許請求の範囲により定義される本発明の思想及び範囲内の修正を含むことが意図されていると理解されたい。
10 棘突起
12 棘突起間空間
20 スペーサ
25 ハウジング
28 注入用充填材

Claims (13)

  1. 隣接する上部棘突起と下部棘突起との間の棘突起間空間に低侵襲外科的処置によって挿入するための膨張式棘突起間スペーサであって、
    挿入可能な収縮状態及び膨張した拡張状態を有し、第1の高さを有する第1の端部と、第2の高さを有する第2の端部と、前記第1及び第2の端部間に延びる第3の高さを有する中心部分とを含み、前記膨張した拡張状態にあるときに、前記第1及び第2の端部の前記第1及び第2の高さが前記中心部分の前記第3の高さよりもそれぞれ高くなって「H」型又はダンベル状の形状を呈する第1の膨張式バルーンと、
    前記第1の膨張式バルーン内に導入されて、該第1の膨張式バルーンを前記挿入可能な収縮状態から前記膨張した拡張状態に膨張させるように構成された第1の充填材と、
    中空円筒形状を特徴とし、挿入可能な収縮状態及び膨張した拡張状態を有し、前記第1の膨張式バルーンの前記中心部分を取り囲む第2の膨張式バルーンと、
    前記第2の膨張式バルーン内に導入されて、該第2の膨張式バルーンを前記挿入可能な収縮状態から前記膨張した拡張状態に拡張させるように構成された第2の充填材と、
    を含み、前記第1の膨張式バルーンが、膨張時に所定の形状になるように低コンプライアント材料で製造され、前記第2の膨張式バルーンが、セミコンプライアント材料又は高コンプライアント材料で製造され、前記第2の充填材の前記弾性率よりも前記第1の充填材の弾性率の方が高い、ことを特徴とする膨張式棘突起間スペーサ。
  2. 脊椎の低侵襲外科的処置中に隣接する棘突起間に取り付けるための膨張式棘突起間スペーサであって、
    拡張状態及び非拡張状態を有し、ある高さを有する中心部分と第1及び第2の端部とを含み、前記第1及び第2の端部の前記高さが前記中心部分の前記高さよりも高く、前記拡張状態において「H」型又はダンベル状の形状を呈する第1の膨張部材と、
    前記第1の膨張部材内に導入されることにより前記第1の膨張部材を拡張させるように構成された第1の充填材と、
    中空円筒形状を特徴とし、第1の挿入可能部材の前記中心部分を取り囲む第2の膨張部材と、
    前記第2の膨張部材内に導入されることにより前記第2の膨張部材を拡張させるように構成された第2の充填材と、
    含み、前記第1及び第2の膨張部材の膨張時には、前記第1の膨張部材の前記剛性よりも前記第2の膨張部材の剛性の方が低い、ことを特徴とする膨張式棘突起間スペーサ。
  3. 隣接する棘突起間に配置するための膨張式スペーサシステムであって、
    第1の端部と、第2の端部と、該第1及び第2の端部間に位置する中心部分とを有し、前記第1の端部と前記第2の端部と前記中心部分とが互いに流体連通状態にあり、挿入可能な状態及び膨張した状態を有する可撓性のある低コンプライアントハウジングを有し、前記膨張した状態において前記中心部分と前記第1及び第2の端部とがある高さを有する第1のバルーンと、
    前記第1のバルーン内に導入されて前記第1のバルーンを拡張させるように構成された第1の充填材と、
    前記中心部分を取り囲む可撓性のあるハウジングを有し、挿入可能な状態及び膨張した状態を有する第2の膨張式バルーンであって、この第2の膨張式バルーンが、前記中心部分の周囲に配置された中空の実質的円筒形状を成し、前記中心部分の少なくとも一部とともに共通の壁を形成する、第2の膨張式バルーンと、
    前記第2のバルーン内に導入されて前記第2のバルーンを拡張させるように構成された第2の充填材と、
    を含み、
    前記挿入可能な状態では、前記スペーサを、前記中心部分及び前記第2のバルーンの少なくとも一部が前記隣接する棘突起間に位置するように、隣接する脊髄突起間の前記棘突起間空間に脊髄突起を実質的に変化させることなく横方向に挿入することができ、前記膨張した状態では、前記第1及び第2の端部が前記棘突起の側面に沿って位置して、前記スペーサを前記棘突起間の適所に保持し、
    前記膨張した状態では、前記第1の拡張可能バルーンよりも前記第2の拡張可能バルーンの方が剛性が低く、前記膨張した状態にある前記中心部分及び該中心部分を覆って配置された前記第2のバルーンの高さよりも、前記膨張した状態にある前記第1及び第2の端部の前記高さの方が高い、ことを特徴とする膨張式スペーサシステム。
  4. 前記第2のバルーンの前記ハウジングが、低コンプライアント材料で形成される請求項3に記載のシステム。
  5. 前記拡張状態にある前記スペーサが、「H」型又はダンベル状の形状を成す請求項3に記載のシステム。
  6. 前記第2の充填材よりも前記第1の充填材の圧縮率の方が低い請求項3に記載のシステム。
  7. 前記拡張状態にあって前記棘突起間に位置するときの前記第2のバルーン及び前記中心部分が、前記脊椎の伸展を制限する請求項3に記載のシステム。
  8. 前記第2のバルーンが前記棘突起の前記形状に適合して、前記スペーサと前記棘突起の前記下面及び上面との間の表面積の接触を増加させる請求項7に記載のシステム。
  9. 前記第2のバルーンの拡張により、前記隣接する棘突起間の前記スペーサが位置する前記空間を開離して拡張させる請求項3に記載のシステム。
  10. 前記第2のバルーンの前記ハウジングがセミコンプライアントである請求項3に記載のシステム。
  11. 前記第2のバルーンが、前記第1の端部及び前記第2の端部の少なくとも一部を覆って配置される請求項3に記載のシステム。
  12. 前記挿入可能な状態において、前記第1又は第2の充填材を含まない前記第1及び第2のバルーンを含む前記スペーサを、内径5mmのカニューレ内に挿入することができる請求項3に記載のシステム。
  13. 前記第2のバルーンが、前記スペーサに対する圧縮衝撃を吸収する請求項3に記載のシステム。
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