JP5615245B2 - バグ対策優先度表示システム - Google Patents

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Description

本発明は、開発責任者がバグ対策優先度を判断することを支援し、更にプロジェクト関係者がバグ状況を容易に把握できることを可能とするバグ対策優先度表示システムに関するものである。
ソフトウェア開発プロジェクトにおいて、開発者がバグを発見した場合、バグの内容や対象となるプログラム名、重要度、影響度などをバグ管理システムに登録する。プロジェクト責任者は、バグ管理システムに記入された内容を元に、バグ対策順序を決める。
しかし、開発者によりバグの重要度や影響度の入力値にばらつきがでるため、バグ対策の優先度付けが適切に行えない場合がある。そこで、入力値の設定ガイドラインを作成することが多い。また、バグの比率や進捗情報を元により正確な優先順位を表示する方法が公知となっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−277153号公報
バグ対策の優先度を設定するには、当該バグの内容だけでなく、他のプログラムとの関係を考える必要がある。例えば、複数のプログラムから呼び出されるプログラムにバグがある場合、呼び出し元のバグよりも優先度が高いと考えられる。また、あるバグが原因で後続プログラムのテスト作業に大きな影響を及ぼす場合、他のバグよりも優先度を高くする必要がある。
しかし、これらの考慮事項は、通常は開発責任者や開発者が設計書やソースコード、テストの進捗管理資料などを元に人が判断することが多いため、対策優先度を誤って判断する可能性がある。
また、複数のバグがある場合、他のバグと比べてどの程度優先度が高いか、他のプログラムの作業への影響度はどの程度かを考慮する必要もある。しかし、バグ管理システムやバグ管理表では、優先度や重要度、影響度といったパラメータは数段階のレベルで設定するため、他のバグと比べてどの程度優先度が高いかを把握することは難しい。また、プロジェクト関係者にこれらの情報を提示することは、更に難しい。
以上の現状に鑑み、本発明は、バグ情報とプログラム間関係(実行順序、呼び出し関係)、プログラム毎の残テスト量の情報を元にバグ対策優先度を算出し、バグの対策優先度、後続プログラムや呼び出し関係のあるプログラムのテスト作業への影響度、他のバグとの関係をバグ間で比較できるよう図式化することで、開発責任者がバグ対策優先度を判断することを支援し、更にプロジェクト関係者がバグ状況を容易に把握できることを可能とするバグ対策優先度表示システムを提供することを目的とする。
上記の課題を解決すべく、本発明は以下の構成を提供する。
本発明のバグ対策優先度表示システムは、バグ管理番号とプログラム名を含むバグ情報と、プログラム間の呼び出し順序や実行順序を示す関係種別を含むプログラム間関係情報と、プログラム名と残テスト量を含むプログラム別テスト量情報と、プログラム名と優先度スコアを含むプログラム別優先度スコア情報と、バグ管理番号と優先度スコアとバグを画面に表示する座標位置X、Y及びバグを画面に表示する大きさZを含むバグ別優先度スコア情報とを格納する記憶装置を備えた、バグ対策優先度を表示するためのバグ対策優先度表示システムであって、
前記プログラム別テスト量情報に格納される全レコードのプログラム名と残テスト量を、前記プログラム別優先度スコア情報のプログラム名、優先度スコアにコピーして格納する手段と、
前記プログラム間関係情報から、関係種別が「開始」のレコードの一覧を取得する手段と、
取得した「開始」のレコードの一覧に基づき、全開始レコードから1件ずつ取り出し、前記プログラム間関係情報を利用して、関係種別が「順序」のものに限定して有向グラフを構築する手段と、
構築した有向グラフを深さ優先探索で辿り、親ノードに戻る際に、全ての子ノードについてプログラム名をキーに、前記プログラム別優先度スコア情報から優先度スコアを取得し、その値に1を加算し、前記プログラム別優先度スコア情報の優先度スコアに格納する手段と、
前記プログラム間関係情報から、関係種別が「開始」のレコードの一覧を再度取得する手段と、
取得したレコードの一覧に基づき、全開始レコードから1件ずつ取り出し、前記プログラム間関係情報を利用して、関係種別が「順序」、「呼出」のものに限定して、有向グラフを作成する手段と、
作成した有向グラフを深さ優先探索で辿り、関係種別が「順序」の場合は、そのまま探索を続行し、関係種別が「呼出」の場合は、プログラム名をキーに前記プログラム別優先度スコア情報の優先度スコアを取得し、取得した優先度スコアを、その後の全ての子ノードのプログラム別優先度スコア情報中の優先度スコアに加算する手段と、
前記関係種別が「呼出」の後にさらに「呼出」が出現した場合は、その両方の呼び出し元の優先度スコアを子ノード全てに加算する手段と、
前記バグ情報の全レコードについて、バグ管理番号を、前記バグ別優先度スコア情報のバグ管理番号に格納する手段と、
前記バグ情報のバグ管理番号を、前記バグ別優先度スコア情報のバグ管理番号に格納する際に、各レコードについて、前記プログラム別優先度スコア情報を参照して、優先度スコアを取得し、前記バグ別優先度スコア情報の優先度スコアに格納する手段と、
を備えたことを特徴とする。
好ましくは、本発明のバグ対策優先度表示システムは、前記座標位置Xの変数iを初期設定値として1に設定する手段と、
前記バグ別優先度スコア情報のレコードを優先度スコアの降順にソートする手段と、
ソートした1件ずつの対象レコードを元に、前記プログラム間関係情報を利用して、関係種別が「順序」、「呼出」のものに限定して、有向グラフを作成する手段と、
作成した有向グラフを深さ優先で探索し、各ノードに対して、前記バグ情報を利用して前記バグ別優先度スコア情報の座標位置Xに値が存在するか確認し、値が存在しない場合は、前記変数iの値を格納し、前記変数iの値に1を加算する手段と、
前記バグ別優先度スコア情報の優先度スコアの最大値を取得する手段と、
前記バグ別優先度スコア情報の各レコードに対して、「1−(優先度スコア)/(取得した前記優先度スコアの最大値)」を計算し、結果を前記バグ別優先度スコア情報の座標位置Yに格納する手段と、
前記プログラム別テスト量情報の全レコードから、「残テスト量の最大値」を取得し、
前記バグ別優先度スコア情報の各レコードに対して、前記バグ別優先度スコア情報のバグ管理番号から前記バグ情報を利用して、プログラム名を取得する手段と、
前記プログラム別テスト量情報から残テスト量を取得する手段と、
取得した残テスト量を前記「残テスト量の最大値」で割り、結果を前記バグ別優先度スコア情報の大きさZに格納する手段と、
を備えたことを特徴とする。
好ましくは、本発明のバグ対策優先度表示システムは、前記記憶装置に格納される出力情報から表示サイズ(縦)、表示サイズ(横)、表示用画像を取得する手段と、
前記バグ別優先度スコア情報の各々のレコードに対して、画像のX座標を座標位置X×表示サイズ(縦)、画像のY座標を座標位置Y×表示サイズ、表示用画像の画像サイズを大きさZ×画像のオリジナルサイズ×2として、画面に描画する手段と、
前記バグ別優先度スコア情報の各レコードを1件ずつ、前記プログラム間関係情報を利用して、対象レコードを始点とする有向グラフを構築する手段と、
構築した有向グラフを深さ優先で探索し、前記バグ別優先度スコア情報に登録済みのプログラムが見つかれば、対象レコードのバグと、見つかったバグ間に、バグ別優先度スコア情報の座標位置X、座標位置Yを利用して線を描画する手段と、
前記バグ別優先度スコア情報に登録済みのプログラムが1件見つかれば、当該ノードについては探索を中断し、上位のノードに戻り探索を続ける手段と、
を備えたことを特徴とする。
以上の構成により、本発明のバグ対策優先度表示システムによれば、次のような効果がある。
プログラムの呼び出し関係や後続処理への影響を考慮したバグ対策優先度を表示することができる。このことにより、プロジェクト責任者は、他のプログラムとの関係や影響をすぐに把握できるため、バグ対策優先順位を適切に判断することができる。
また、バグ対策優先度は、バグの対策優先度、後続プログラムや呼び出し関係にある他のプログラムのテスト作業への影響度、バグ間の関係を、システムのバグ間で比較できるよう図式化される。この図により、他のバグとの優先度、影響度を視覚的に把握でき、またバグ間の関連も表示できるため、プロジェクト責任者やプロジェクト関係者は、短時間でどの程度優先度が高いかを判断することが可能となる。
本発明の一実施の形態に係るバグ対策優先度表示システムの概略構成を示すブロック図である。 バグ情報のデータ構造の一例を示す図である。 プログラム間関係情報のデータ構造の一例を示す図である。 プログラム別テスト量情報のデータ構造の一例を示す図である。 プログラム別優先度スコア情報のデータ構造の一例を示す図である。 バグ別優先度スコア情報のデータ構造の一例を示す図である。 出力情報のデータ構造の一例を示す図である。 優先度スコア計算部のスコア計算手順を示すフローチャートである。 表示位置計算部の処理手順を示すフローチャートである。 出力処理部の処理手順を示すフローチャートである。 バグ優先度表示結果の一例を示す図である。 バグ優先度表示結果の進捗比較の一例を示す図である。
以下、実施例を示した図面を参照しつつ本発明の実施の形態を説明する。
尚、上記バグ対策優先度表示システムはCPUとメモリーを持ったコンピュータを備え、上記各手段は、バグ対策優先度表示システムに於いて、CPUが記憶装置に記憶されている必要なコンピュータプログラムをメモリーに読み込んで実行することにより実現される手段であり、そのフローチャート図が図8乃至図10である。
図1は、本実施の形態に係るバグ対策優先度表示システムの概略構成を示す図である。
バグ優先度表示システム105は、優先度スコア計算部106と表示位置計算部107、出力処理部108の各処理部から構成されている。
バグ優先度表示処理に必要な情報として、バグ情報101、プログラム間関係情報102、プログラム別テスト量情報103が予め定義されている。バグ情報101は、バグ管理番号とプログラム名を含むもので、図示省略のバグ管理システムで管理されているものである。プログラム間関係情報102は、プログラム間の呼び出し順序や実行順序を格納するもので、プログラム解析ツールや設計書から取得可能である。プログラム別テスト量情報103は、プログラム毎のテスト量と、実施予定のテスト量を含むもので、図示省略の進捗管理システムから取得可能である。
また、バグ別優先度の計算に利用するためプログラム別優先度スコア情報109とバグ別優先度スコア情報110を備える。
バグ優先度表示時の画面情報や画像情報を格納するために、出力情報111を備える。
優先度スコア計算部106は、プログラム間関係情報102のプログラムの実行順序と呼び出し順序、またプログラム別テスト量情報103を利用して、プログラム毎に優先度スコアを計算し、結果をプログラム別優先度スコア情報109に格納する。その後バグ情報101を利用し、バグ別優先度スコア情報110にバグ別に優先度スコアを格納する。
表示位置計算部107は、バグ別優先度スコア情報110とプログラム間関係情報102を利用して、個々のバグを画面に表示する位置(X軸、Y軸)と大きさを計算し、バグ別優先度スコア情報110に格納する。
出力処理部108は、バグ別優先度スコア情報110と出力情報111、プログラム間関係情報102から、個々のバグを適切な位置に描画し、バグ優先度表示結果104を出力する。
以上の構成により、本実施の形態に係るバグ対策優先度表示システム105では、ツールやシステムにより得られたバグ情報101、プログラム間関係情報102、プログラム別テスト量情報103に基づき、優先度スコアを算出し、表示位置を計算した後バグ優先度表示結果104を出力する。
以下、本実施の形態に係るバグ対策優先度表示システム105の詳細について説明する。
図2は、優先度スコア計算部106に用いられるバグ情報101のデータ構造の一例を示す図である。バグ情報101には、バグ管理番号201とプログラム名202が含まれる。
バグ管理番号201は、バグ管理システムで採番される、バグ毎にユニークな値が格納される。
プログラム名202で用いられる名前は、プログラム間関係情報102、プログラム別テスト量情報103、プログラム別優先度スコア情報109でも利用されるもので、任意の大きさのプログラムに対してつけられたユニークな値である。
図3は、優先度スコア計算部106、表示位置計算部107、出力処理部108に用いられるプログラム間関係情報102のデータ構造の一例を示す図である。プログラム間関係情報102には、プログラム名(from)301、プログラム名(to)302、関係種別303が含まれる。
関係種別303は、プログラムの開始点を示す開始、実行順序を示す「順序」、呼び出し関係を示す「呼出」のいずれかの値が格納される。例えば、図3では、Module Aの直後に実行されるプログラムは、Module Bである。また、Module Bは、Module Cを呼び出す。Module Aは、あるまとまったプログラムの実行順序の先頭となるプログラムであることを示す。
図4は、優先度スコア計算部106に用いられるプログラム別テスト量情報103のデータ構造の一例を示す図である。プログラム別テスト量情報103は、プログラム名401と残テスト量402が含まれる。
残テスト量402は、プログラム名401に格納したプログラムの未実施のテスト件数を格納する。
図5は、優先度スコア計算部106の結果を格納するプログラム別優先度スコア情報109のデータ構造の一例を示す図である。プログラム別優先度スコア情報109は、プログラム名501、優先度スコア502が含まれる。
優先度スコア502は、優先度スコア計算部106で計算した結果を格納する。
図6は、優先度スコア計算部106、表示位置計算部107、出力処理部108で用いられるバグ別優先度スコア情報110のデータ構造の一例を示す図である。バグ別優先度スコア情報110は、バグ管理番号601、優先度スコア602、座標位置X603、座標位置Y604、大きさZ605が含まれる。
このデータは、プログラム別優先度スコア情報109をバグ毎に整理し、出力位置情報を保持するものである。
バグ管理番号601は、バグ情報101のバグ管理番号201と同じものが格納される。優先度スコア602は、プログラム別優先度スコア情報109の優先度スコア502の値が格納される。座標位置X603、座標位置Y604、大きさZ605は、表示位置計算部107の結果が格納され、その値を用いて出力部108で出力される。座標位置X603は、バグ情報を画面表示する際のX座標位置を表す。座標位置Y604は、同様にY座標位置を表す。大きさZ605は、バグを画面に表示する時の大きさを表す。座標位置X603、座標位置Y604、大きさZ605は、0〜1の間の数値が格納され、実際には、出力情報111に格納された表示サイズを利用して座標位置と大きさを算出する。
図7は、出力部109で用いられる出力情報111のデータ構造の一例を示す図である。出力情報111は、表示サイズ(縦)701、表示サイズ(横)702、表示用画像703が含まれる。
表示サイズ(縦)701、表示サイズ(横)702は、バグ優先度表示結果104の表示幅を格納する。表示用画像703は、バグ優先度表示結果に表示される、バグを表す画像へのパスを格納する。
バグ優先度表示システム105の詳細を説明する。
図8は、バグ優先度表示システム105の優先度スコア計算部106の計算手順を示すフローチャートである。優先度スコア計算部106は、前処理以外に、順序関係計算部802、呼び出し関係計算部806、情報格納部810の3つから構成される。
まず、前処理として、ステップ801で、各プログラムの優先度スコアの初期値を登録する。具体的には、プログラム別テスト量情報103の全レコードのプログラム名401と残テスト量402を、プログラム別優先度スコア情報109のプログラム名501、優先度スコア502にコピーして格納する。
次に、順序関係計算部802を実行する。プログラム間関係情報102は、プログラム名(from)301とプログラム名(to)302をノード、同一レコードのプログラム名(from)301とプログラム名(to)302を、プログラム名(from)のノードから、プログラム名(to)へのエッジとした有向グラフと考えることができる。
順序関係計算部802では、プログラム間関係情報102から、関係種別303が「開始」のレコードの一覧を取得する(ステップ803)。開始レコードから1件取り出し、プログラム間関係情報102を利用して、関係種別303が「順序」のものに限定して有向グラフを構築する(ステップ804)。次に、グラフを深さ優先探索で辿り、親ノードに戻る際に、全ての子ノードについてプログラム名をキーに、プログラム別優先度スコア情報109から優先度スコア502の値を取得し、その値に1を加算し、プログラム別優先度スコア情報109の優先度スコア情報502に上書きして格納する(ステップ805)。ステップ804、ステップ805は、ステップ803の全てのレコードに対して実行する。
呼び出し関係計算部806も、プログラム間関係情報102から、関係種別303が「開始」のレコードの一覧を取得する(ステップ807)。開始レコードから1件取り出し、プログラム間関係情報102を利用して、関係種別303が「順序」、「呼出」のものに限定して、有向グラフを作成する(ステップ808)。次に、深さ優先探索で辿り、関係種別303が「順序」の場合は、そのまま探索を続行し、関係種別303が「呼出」の場合は、プログラム名をキーにプログラム別優先度スコア情報109の優先度スコア502を取得し、その後の全ての子ノードのプログラム別優先度スコア情報109中の優先度スコア502に加算する(ステップ809)。「呼出」の後にさらに「呼出」が出現した場合は、その両方の呼び出し元の優先度スコア502を子ノード全てに加算する。
情報格納部810は、プログラム別優先度スコア情報109を、バグ別に分類したものである。まず、バグ情報101の全レコードについて、バグ管理番号201を、バグ別優先度スコア情報110のバグ管理番号601に格納する(ステップ811、812)。この際、各レコードについて、プログラム別優先度スコア情報109を参照して、優先度スコア情報502を取得し、バグ別優先度スコア情報110の優先度スコア602に格納する(ステップ813)。
図9は、表示位置計算部107の計算手順を示すフローチャートである。表示位置計算部107は、X座標計算部901、Y座標計算部906、サイズ計算部910から構成される。
X座標計算部901は、座標位置X603の初期設定値として変数iを1に設定する(ステップ902)。
次に、バグ別優先度スコア情報110のレコードを優先度スコア602の降順にソートし、1件ずつ次の処理を行う(ステップ903)。まず、対象レコードを元に、プログラム間関係情報102を利用して、関係種別303が「順序」、「呼出」のものに限定して、有向グラフを作成する(ステップ904)。次に深さ優先で探索し、各ノードに対して、バグ情報101を利用してバグ別優先度スコア情報110の座標位置X603に値が存在するか確認し、値が存在しない場合は、変数iの値を格納し、変数iに1を加算する(ステップ905)。
Y座標計算部906は、まず、バグ別優先度スコア情報110の優先度スコア602の最大値を取得する(ステップ907)。次にバグ別優先度スコア情報110の各レコードに対して(ステップ908)、「1−(優先度スコア602)/(ステップ907で求めた優先度スコア602の最大値)」を計算し、結果をバグ別優先度スコア情報110の座標位置Y604に格納する(ステップ909)。この計算により、各バグの優先度スコアの相対的な位置が求められる。
サイズ計算部910は、まず、プログラム別テスト量情報103の全レコードから、残テスト量の最大値を取得する(ステップ911)。次に、バグ別優先度スコア情報110の各レコードに対して(ステップ912)、バグ管理番号601からバグ情報101を利用して、プログラム名202を取得し、さらにプログラム別テスト量情報103から残テスト量402を取得し、その値を、前記ステップ911で取得した最大値で割り、結果をバグ別優先度スコア情報110の大きさZ605に格納する(ステップ913)。この計算により、各バグ単体のテスト量の大きさが求められる。
図10は出力処理部108の処理手順を示すフローチャートである。まず出力情報111から表示サイズ(縦)701、表示サイズ(横)702、表示用画像703を取得する(ステップ1001)。次に、バグ別優先度スコア情報110の各々のレコードに対して、ステップ1003〜1005のように表示位置を計算する(ステップ1002)。画像のX座標は、座標位置X603×表示サイズ(横)702(ステップ1003)、画像のY座標は座標位置Y604×表示サイズ(縦)703(ステップ1004)、表示用画像の表示倍率を大きさZ605×2とし、表示用画像の画像サイズを大きさZ605×画像のオリジナルサイズ×2(ステップ1005)として、画面に描画する。
次に、バグ別優先度スコア情報110の各レコードを1件ずつ処理する(ステップ1006)。まず、プログラム間関係情報102を利用して、対象レコードを始点とする有向グラフを構築する(ステップ1007)。有向グラフを深さ優先で探索し、バグ別優先度スコア情報に登録済みのプログラムが見つかれば、対象レコードのバグと、見つかったバグ間に、バグ別優先度スコア情報110の座標位置X603、座標位置Y604を利用して線を描画する(ステップ1008)。1件見つかれば、当該ノードについては探索を中断し、上位のノードに戻り探索を続ける。
図11は、バグ優先度表示システム105で出力されたバグ優先度表示結果104の一例を示す図である。バグ優先度表示結果104は、線1101、画像1102、線1103を含む。
画像1102は、バグ1件毎に表示され、図9のフローチャートの通りXY座標と画像サイズを計算し表示される。線1101も同様に図9のフローチャートの通り画像1102間を線で描画する。線1103は、バグ優先度表示結果104の最下部を示す。
図11では、優先度スコアが高いものは下部に表示され、低いものほど上位に表示される。また、左から順に優先度スコアの高いバグと、そのバグの影響を受ける可能性のあるバグを順に表示する。さらに画像の大きさで、バグのあるプログラムの作業量(残テスト量)があらわされる。
この図11を見ることで、プロジェクト責任者やプロジェクト関係者がバグの相対比較、バグ間の関連、バグが含まれるプログラムの作業量(残テスト量)を一目で把握できる。
以上のように、本実施の形態に係るバグ対策優先度表示システムでは、プログラム間関係やプログラム別の作業量(残テスト量)の情報を含めた優先度スコアを算出し、さらに、優先度、バグ毎の作業量、バグ間の関連を図式化することで、プロジェクト責任者によるバグ対策優先度の決定をサポートするとともに、プロジェクト関係者でも状況が把握できるようになる。
図12は、図11に前回との差分表示を追加した場合の一例を示す図である。図11の構成要素に加え、画像1202、画像1203を含む。
これは、バグ別優先度スコア情報110の優先度スコア602の前回時点の値と比較し、前回より改善されている場合は、画像1201を利用し、逆に前回に比べ追加テスト等で作業量が多くなり悪化している場合は、画像1202の画像を利用することで、前回との比較情報を視覚的に分かりやすく表示することができる。
なお、前記実施の形態では、プログラム別残テスト量の情報を作業量として利用したが、テスト量以外のプログラムの作業量を表す情報を加えることとしても良い。
101 バグ情報
102 プログラム間関係情報
103 プログラム別テスト量情報
105 バグ優先度表示システム
109 プログラム別優先度スコア情報
110 バグ別優先度スコア情報
111 出力情報
201,601 バグ管理番号
202,301,302,401,501 プログラム名
303 関係種別
402 残テスト量
502,602 優先度スコア
603 座標位置X
604 座標位置Y
605 大きさZ
701 表示サイズ(縦)
702 表示サイズ(横)
703 表示用画像
1101 線
1102 画像

Claims (3)

  1. バグ管理番号とプログラム名を含むバグ情報と、プログラム間の呼び出し順序や実行順序を示す関係種別を含むプログラム間関係情報と、プログラム名と残テスト量を含むプログラム別テスト量情報と、プログラム名と優先度スコアを含むプログラム別優先度スコア情報と、バグ管理番号と優先度スコアとバグを画面に表示する座標位置X、Y及びバグを画面に表示する大きさZを含むバグ別優先度スコア情報とを格納する記憶装置を備えた、バグ対策優先度を表示するためのバグ対策優先度表示システムであって、
    前記プログラム別テスト量情報に格納される全レコードのプログラム名と残テスト量を、前記プログラム別優先度スコア情報のプログラム名、優先度スコアにコピーして格納する手段と、
    前記プログラム間関係情報から、関係種別が「開始」のレコードの一覧を取得する手段と、
    取得した「開始」のレコードの一覧に基づき、全開始レコードから1件ずつ取り出し、前記プログラム間関係情報を利用して、関係種別が「順序」のものに限定して有向グラフを構築する手段と、
    構築した有向グラフを深さ優先探索で辿り、親ノードに戻る際に、全ての子ノードについてプログラム名をキーに、前記プログラム別優先度スコア情報から優先度スコアを取得し、その値に1を加算し、前記プログラム別優先度スコア情報の優先度スコアに格納する手段と、
    前記プログラム間関係情報から、関係種別が「開始」のレコードの一覧を再度取得する手段と、
    取得したレコードの一覧に基づき、全開始レコードから1件ずつ取り出し、前記プログラム間関係情報を利用して、関係種別が「順序」、「呼出」のものに限定して、有向グラフを作成する手段と、
    作成した有向グラフを深さ優先探索で辿り、関係種別が「順序」の場合は、そのまま探索を続行し、関係種別が「呼出」の場合は、プログラム名をキーに前記プログラム別優先度スコア情報の優先度スコアを取得し、取得した優先度スコアを、その後の全ての子ノードのプログラム別優先度スコア情報中の優先度スコアに加算する手段と、
    前記関係種別が「呼出」の後にさらに「呼出」が出現した場合は、その両方の呼び出し元の優先度スコアを子ノード全てに加算する手段と、
    前記バグ情報の全レコードについて、バグ管理番号を、前記バグ別優先度スコア情報のバグ管理番号に格納する手段と、
    前記バグ情報のバグ管理番号を、前記バグ別優先度スコア情報のバグ管理番号に格納する際に、各レコードについて、前記プログラム別優先度スコア情報を参照して、優先度スコアを取得し、前記バグ別優先度スコア情報の優先度スコアに格納する手段と、
    を備えたことを特徴とするバグ対策優先度表示システム。
  2. 前記座標位置Xの変数iを初期設定値として1に設定する手段と、
    前記バグ別優先度スコア情報のレコードを優先度スコアの降順にソートする手段と、
    ソートした1件ずつの対象レコードを元に、前記プログラム間関係情報を利用して、関係種別が「順序」、「呼出」のものに限定して、有向グラフを作成する手段と、
    作成した有向グラフを深さ優先で探索し、各ノードに対して、前記バグ情報を利用して前記バグ別優先度スコア情報の座標位置Xに値が存在するか確認し、値が存在しない場合は、前記変数iの値を格納し、前記変数iの値に1を加算する手段と、
    前記バグ別優先度スコア情報の優先度スコアの最大値を取得する手段と、
    前記バグ別優先度スコア情報の各レコードに対して、「1−(優先度スコア)/(取得した前記優先度スコアの最大値)」を計算し、結果を前記バグ別優先度スコア情報の座標位置Yに格納する手段と、
    前記プログラム別テスト量情報の全レコードから、「残テスト量の最大値」を取得し、
    前記バグ別優先度スコア情報の各レコードに対して、前記バグ別優先度スコア情報のバグ管理番号から前記バグ情報を利用して、プログラム名を取得する手段と、
    前記プログラム別テスト量情報から残テスト量を取得する手段と、
    取得した残テスト量を前記「残テスト量の最大値」で割り、結果を前記バグ別優先度スコア情報の大きさZに格納する手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1記載のバグ対策優先度表示システム。
  3. 前記記憶装置に格納される出力情報から表示サイズ(縦)、表示サイズ(横)、表示用画像を取得する手段と、
    前記バグ別優先度スコア情報の各々のレコードに対して、画像のX座標を座標位置X×表示サイズ(縦)、画像のY座標を座標位置Y×表示サイズ、表示用画像の画像サイズを大きさZ×画像のオリジナルサイズ×2として、画面に描画する手段と、
    前記バグ別優先度スコア情報の各レコードを1件ずつ、前記プログラム間関係情報を利用して、対象レコードを始点とする有向グラフを構築する手段と、
    構築した有向グラフを深さ優先で探索し、前記バグ別優先度スコア情報に登録済みのプログラムが見つかれば、対象レコードのバグと、見つかったバグ間に、バグ別優先度スコア情報の座標位置X、座標位置Yを利用して線を描画する手段と、
    前記バグ別優先度スコア情報に登録済みのプログラムが1件見つかれば、当該ノードについては探索を中断し、上位のノードに戻り探索を続ける手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項2記載のバグ対策優先度表示システム。
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