JP5615219B2 - ポンプおよびポンプの組立方法 - Google Patents
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Description
ポンプ127を組立てる場合、主軸120をケーシング121にセットし、図13の仮想線で示すように、軸受箱125を上方から主軸120の上端部に外嵌し、この状態で軸受箱125を取付位置Pまで軸心方向へ下降し、ボルト126を用いて支持アーム123をケーシング121に連結する。これにより、図13の実線で示すように、軸受装置122がケーシング121に取り付けられる。
ケーシングは主軸を中心に第1の分割ケーシングと第2の分割ケーシングとに分割され、
軸受装置は、軸受と、軸受を収納する軸受容器とを有し、
軸受容器は主軸を中心に第1の分割容器と第2の分割容器とに分割され、
第1の分割容器と第2の分割容器とは連結部材によって連結され、
支持部材は第1および第2の分割ケーシングのいずれか一方に設けられ、
第1および第2の分割容器の少なくともいずれか一方が支持部材に取り付けられ、
連結部材は支持部材に対向して支持部材の側から軸受容器に装着されているものである。
これによると、主軸を回転させる駆動装置をポンプの上部に配置することができ、これにより、ポンプの設置面積を小さくすることができる。さらに、ポンプを据え付けた状態で、ケーシングを第1および第2の分割ケーシングに分割することにより、ポンプの内部を点検することができる。この際、誤って連結部材を取り外して軸受容器が第1の分割容器と第2の分割容器とに分割されてしまうといった軸受装置の誤分解を防止することができるため、主軸は軸受装置により確実に上下方向に支持され、点検作業の安全性が確保される。
支持部材に取り付けられる一方の分割容器には、この一方の分割容器を、支持部材に対し、軸径方向において位置決めする第1の位置決め部材が設けられているものである。
本第4発明におけるポンプは、支持部材に取り付けられない他方の分割容器は支持部材に仮止め可能であり、
他方の分割容器には、この他方の分割容器を、支持部材に仮止めする際に、軸径方向において位置決めする第2の位置決め部材が設けられているものである。
本第5発明は、上記第4発明に記載のポンプの組立方法であって、
ケーシングが第1および第2の分割ケーシングに分割されている状態で、一方の分割容器との接合面を上向きにして他方の分割容器を支持部材に仮止めし、
主軸を他方の分割容器上に載せ、
連結部材を支持部材とは反対側から装着することにより、一方の分割容器を他方の分割容器に連結して、主軸を一方の分割容器と他方の分割容器との間に挟み、
他方の分割容器を支持部材から取り外し、
軸受容器を主軸の周方向へ回転させて、一方の分割容器を支持部材に取り付け、
第1および第2の分割ケーシングを接合するものである。
さらに、誤って連結部材を取り外そうとしても、支持部材が取り外し操作の邪魔になるため、取り外しに要する操作スペースが大幅に制限され、これにより、誤って連結部材を取り外して軸受容器が第1の分割容器と第2の分割容器とに分割されてしまうといった軸受装置の誤分解を防止することができる。
(第1の実施の形態)
第1の実施の形態では、図1に示すように、1は立型の両吸込み渦巻き形ポンプ(ポンプの一例)であり、ケーシング2と、回転自在な上下方向Aの主軸3と、ケーシング2の上下外方で主軸3を回転自在に支持する上下一対の軸受装置4,5と、軸受装置4,5を支持する支持部材6,7とを有している。主軸3はケーシング2内に挿入されており、主軸3には羽根車8が設けられている。
上部の支持部材6は、第1の分割ケーシング9の上部に一体に立設された半円筒状の支持腕部44と、支持腕部44の上端に設けられたほぼ半円環形状の支持フランジ部45とを有している。支持フランジ部45には複数のねじ孔46が形成されている。複数のボルト47をフランジ部26のボルト孔28に挿通して支持フランジ部45のねじ孔46に螺合することにより、第1の分割容器21(一方の分割容器の一例)が支持部材6に着脱自在に取り付けられる。尚、第1の分割容器21と第2の分割容器22とを連結するためのボルト23は、支持部材6の側から、縦断面で見て軸心11に直交する方向(横方向)で、ボルト孔29に挿通されねじ孔36に螺合されている。尚、図3〜図5に示すように、ボルト23の頭部は支持部材6に対向している。
以下、上記ポンプ1の組立方法について説明する。
羽根車8が設けられ且つボールベアリング17とデフレクター20が装着された主軸3を両軸受装置4,5の第2の分割容器22上に載せる。
上記のようなポンプ1の組立方法によると、軸受容器18を主軸3に軸心方向から外嵌して所定位置まで軸心方向へ移動させる作業は必要無いため、ポンプ1の組立が容易に行える。また、軸受容器18を第1および第2の分割容器21,22に二分割した状態で主軸3の径方向から外嵌することができるため、組立作業に要する作業スペースを軸長方向において縮小することができる。
先述した第1の実施の形態では、図1に示すように、上部の軸受装置4のボルト23が上部の支持部材6の側から挿通されて装着され、下部の軸受装置5のボルト23が下部の支持部材7の側から挿通されて装着されているが、本第2の実施の形態では、図12に示すように、下部の軸受装置5のボルト23が下部の支持部材7の反対側から挿通されて装着されている。
上記各実施の形態では、上部および下部の支持部材6,7を第1の分割ケーシング9に一体に設けたが、上部および下部の支持部材6,7と第1の分割ケーシング9とを別体とし、ボルト等を用いて、支持部材6,7と第1の分割ケーシング9とを取外し可能に連結してもよい。
2 ケーシング
3 主軸
4,5 軸受装置
6,7 支持部材
9 第1の分割ケーシング
10 第2の分割ケーシング
17 ボールベアリング(軸受)
18 軸受容器
21 第1の分割容器(一方の分割容器)
22 第2の分割容器(他方の分割容器)
23 ボルト(連結部材)
37,38 接合面
49 第1の印籠部(第1の位置決め部材)
50 第2の印籠部(第2の位置決め部材)
A 上下方向
Claims (5)
- ケーシングと、回転自在な主軸と、ケーシングの外部で主軸を回転自在に支持する軸受装置と、軸受装置を支持する支持部材とを有するポンプであって、
ケーシングは主軸を中心に第1の分割ケーシングと第2の分割ケーシングとに分割され、
軸受装置は、軸受と、軸受を収納する軸受容器とを有し、
軸受容器は主軸を中心に第1の分割容器と第2の分割容器とに分割され、
第1の分割容器と第2の分割容器とは連結部材によって連結され、
支持部材は第1および第2の分割ケーシングのいずれか一方に設けられ、
第1および第2の分割容器の少なくともいずれか一方が支持部材に取り付けられ、
連結部材は支持部材に対向して支持部材の側から軸受容器に装着されていることを特徴とするポンプ。 - 主軸は上下方向に設けられていることを特徴とする請求項1記載のポンプ。
- 第1および第2の分割容器のいずれか一方は支持部材に着脱自在に取り付けられ、
支持部材に取り付けられる一方の分割容器には、この一方の分割容器を、支持部材に対し、軸径方向において位置決めする第1の位置決め部材が設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のポンプ。 - 支持部材に取り付けられない他方の分割容器は支持部材に仮止め可能であり、
他方の分割容器には、この他方の分割容器を、支持部材に仮止めする際に、軸径方向において位置決めする第2の位置決め部材が設けられていることを特徴とする請求項3記載のポンプ。 - 上記請求項4に記載のポンプの組立方法であって、
ケーシングが第1および第2の分割ケーシングに分割されている状態で、一方の分割容器との接合面を上向きにして他方の分割容器を支持部材に仮止めし、
主軸を他方の分割容器上に載せ、
連結部材を支持部材とは反対側から装着することにより、一方の分割容器を他方の分割容器に連結して、主軸を一方の分割容器と他方の分割容器との間に挟み、
他方の分割容器を支持部材から取り外し、
軸受容器を主軸の周方向へ回転させて、一方の分割容器を支持部材に取り付け、
第1および第2の分割ケーシングを接合することを特徴とするポンプの組立方法。
Priority Applications (1)
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JP2011069083A JP5615219B2 (ja) | 2011-03-28 | 2011-03-28 | ポンプおよびポンプの組立方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011069083A JP5615219B2 (ja) | 2011-03-28 | 2011-03-28 | ポンプおよびポンプの組立方法 |
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JP2012202347A JP2012202347A (ja) | 2012-10-22 |
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JP2011069083A Active JP5615219B2 (ja) | 2011-03-28 | 2011-03-28 | ポンプおよびポンプの組立方法 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP5615219B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010203255A (ja) * | 2009-02-27 | 2010-09-16 | Kubota Corp | 立軸形渦巻ポンプ用横転装置およびそれを用いた立軸形渦巻ポンプの分解方法 |
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2011
- 2011-03-28 JP JP2011069083A patent/JP5615219B2/ja active Active
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