JP5614866B2 - 通信装置及び方法、並びにコンピュータプログラム - Google Patents
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Description
本発明は、ピアツーピア(Peer to Peer:P2P)方式によりデータの送受信を行う通信装置及び方法、並びにコンピュータプログラムの技術分野に関する。
この種の通信装置で用いられる従来のピアツーピア方式として、例えば、分散ハッシュテーブル(Distributed Hashing Table:DHT)にスモールワールド性を持たせた方式が提案されている(非特許文献1参照)。
G.S.Manku, M.Bawa, and P.Raghavan, "Symphony: Distributed Hashing in a Small World," in USITS 2003 (4th USENIX Symposium on Internet Technologies and Systems), p127−140, March 2003.
ソーシャルグラフを元にしたピアツーピア方式のネットワークでは、該ネットワークのスケールフリー性に起因して、隣接ノード数の比較的多いノード(所謂、ハブノード)に、比較的データが集中しやすい。すると、ネットワークを構成するノード間において処理負荷の偏りが生じる可能性があるという技術的問題点がある。上述の背景技術では、処理負荷の偏りを解消することは極めて困難であるという技術的問題点がある。
本発明は、例えば上記問題点に鑑みてなされたものであり、ピアツーピア方式のネットワークにおける処理負荷の偏りの発生を抑制することができる通信装置及び方法、並びにコンピュータプログラムを提供することを課題とする。
本発明の通信装置は、上記課題を解決するために、ピアツーピア方式によりネットワークを構築する通信装置であって、前記ネットワーク上における、当該通信装置である自ノードの周辺のネットワーク状況を確認する周辺ネットワーク状況確認手段と、前記確認されたネットワーク状況と、前記自ノードの隣接ノードの数と、に基づいて、前記自ノードがハブノードであるか否かを判定する判定手段と、を備える。
本発明の通信装置よれば、当該通信装置は、ピアツーピア方式によりネットワークを構築する。本発明に係る「ネットワーク」とは、典型的には、既存のネットワークを基盤として、該既存のネットワーク上に構築された仮想的なネットワーク(所謂、オーバーレイネットワーク)を意味する。
例えばメモリ、プロセッサ等を備えてなる周辺ネットワーク状況確認手段は、ネットワーク上における、当該通信装置である自ノードの周辺のネットワーク状況を確認する。具体的には例えば、周辺ネットワーク状況確認手段は、ネットワーク上において、自ノードから、例えば3ホップ以内に存在するノードの数を検出し、該検出されたノードの数から、該ネットワークに参加している全ノード数を推定し、該推定された全ノード数を、周辺のネットワーク状況とする。或いは例えば、周辺ネットワーク状況確認手段は、ネットワーク上において、自ノードから、例えば3ホップ以内に存在する複数のノード各々に係るノード次数を検出し、該検出されたノード次数の分布を、周辺のネットワーク状況とする。
尚、周辺ネットワーク状況確認手段は、例えば、ソーシャルグラフのスモールワールド性から3ホップで7%、3ホップ以内のノードの数をNとして、全ノード数=N÷7/100という演算式により全ノード数を推定する。
例えばメモリ、プロセッサ等を備えてなる判定手段は、確認されたネットワーク状況と、自ノードの隣接ノードの数と、に基づいて、該自ノードがハブノードであるか否かを判定する。具体的には例えば、判定手段は、自ノードの隣接ノードの数が、ネットワークに参加している全ノード数の、例えば1%以上の値であることを条件に、自ノードをハブノードと判定する。或いは例えば、判定手段は、自ノードのノード次数(即ち、自ノードの隣接ノードの数)が、ネットワークに係るノード次数の分布の、例えば上位5%以内にはいっていることを条件に、自ノードをハブノードであると判定する。
このように、本発明の通信装置では、判定手段により、自ノードがハブノードであるか否かが判定される。このため、当該通信装置を、例えば、自ノードがハブノードであると判定された場合に、当該通信装置が保持するデータを積極的に他のノードに移動するように構成すれば、或いは、自ノードにデータを保存しないように構成すれば、当該通信装置が保持するデータ量が低減されるので、ノード間における処理負荷の偏りを抑制することができる。或いは、当該通信装置を、例えば、自ノードがハブノードであると判定された場合に、自ノードの隣接ノードの数を低減するように構成すれば、当該通信装置の処理負荷が軽減され、もって、ノード間における処理負荷の偏りを抑制することができる。
本発明の通信装置の一態様では、前記判定手段により、前記自ノードがハブノードであると判定されたことを条件に、前記自ノードの一以上の隣接ノードの少なくとも一の隣接ノードに対して、前記自ノードの負荷の少なくとも一部を負担するように依頼可能な負担依頼手段を、更に備える。
この態様によれば、例えばメモリ、プロセッサ等を備えてなる負担依頼手段は、判定手段により、自ノードがハブノードであると判定されたことを条件に、該自ノードの一以上の隣接ノードの少なくとも一の隣接ノードに対して、該自ノードの負荷の少なくとも一部を負担するように依頼可能である。
ここで、「自ノードの負荷」は、例えば、データ(典型的には、コンテンツデータ)の保持容量、隣接ノードに対するデータの転送量、隣接ノードからのリクエスト数、等を意味する。「自ノードの負荷の少なくとも一部を負担する」とは、例えば、(i)自ノードが保持するデータの一部を、該自ノードに変わって保持する、(ii)自ノードの隣接ノードの一部を、該自ノードに変わって隣接ノードとして、少なくとも一時的に、設定する、等を意味する。
このため、比較的容易にして、ピアツーピア方式のネットワークにおける処理負荷の偏りの発生を抑制することができる。
この態様では、前記自ノードに対して送信されるデータを解析し、前記ネットワーク内で流通しているデータである流通データの状況を確認する流通データ状況確認手段を更に備え、前記負担依頼手段は、前記確認された流通データの状況に応じて、前記少なくとも一の隣接ノードに対する依頼内容を決定してよい。
このように構成すれば、自ノードの負荷を、適切に分散させることができ、実用上非常に有利である。具体的には例えば、比較的人気のあるデータの保持を、多数の隣接ノードに対して依頼する、或いは、一の種類のデータを比較的頻繁に転送してくる隣接ノードに対して、該一のデータの保持を依頼する、ことにより自ノードの負荷を適切に分散させることができる。
「自ノードに対して送信されるデータを解析」とは、例えば、送信されるデータの種別(例えば、画像、文書、楽曲等、或いは、ジャンル等)の解析、検索キーワードの解析、トラフィック量の時間的な変移の解析、等を意味する。
本発明の通信方法は、上記課題を解決するために、ピアツーピア方式によりネットワークを構築する通信装置における通信方法であって、前記ネットワーク上における、前記通信装置である自ノードの周辺のネットワーク状況を確認する周辺ネットワーク状況確認工程と、前記確認されたネットワーク状況と、前記自ノードの隣接ノードの数と、に基づいて、前記自ノードがハブノードであるか否かを判定する判定工程と、を備える。
本発明の通信方法によれば、上述した本発明の通信装置と同様に、ピアツーピア方式のネットワークにおける処理負荷の偏りの発生を抑制することができる。
尚、本発明の通信方法においても、上述した本発明の通信装置における各種態様と同様の各種態様を採ることが可能である。
本発明のコンピュータプログラムは、上記課題を解決するために、コンピュータを、ピアツーピア方式によりネットワークを構築する通信装置であって、前記ネットワーク上における、当該通信装置である自ノードの周辺のネットワーク状況を確認する周辺ネットワーク状況確認手段と、前記確認されたネットワーク状況と、前記自ノードの隣接ノードの数と、に基づいて、前記自ノードがハブノードであるか否かを判定する判定手段と、を備える通信装置として機能させる。
本発明のコンピュータプログラムによれば、上述した本発明の通信装置と同様に、ピアツーピア方式のネットワークにおける処理負荷の偏りの発生を抑制することができる。
尚、本発明のコンピュータプログラムにおいても、上述した本発明の通信装置における各種態様と同様の各種態様を採ることが可能である。
本発明の情報記録媒体は、上記課題を解決するために、上述した本発明のコンピュータプログラム(但し、その各種態様を含む)が記録されている。
本発明の情報記録媒体によれば、上述した本発明のコンピュータプログラムと同様に、ピアツーピア方式のネットワークにおける処理負荷の偏りの発生を抑制することができる。
本発明の作用及び他の利得は次に説明する実施するための形態から明らかにされる。
以下、本発明の通信装置に係る実施形態について、図面に基づいて説明する。
(データ通信装置の構成)
先ず、本実施形態に係るデータ通信装置の構成について、図1及び図2を参照して説明する。図1は、第1実施形態に係るデータ通信装置の概略を示す概略図であり、図2は、第1実施形態に係るデータ通信装置の構成を示すブロック図である。尚、図1及び図2には、本実施形態に直接関係する部材のみを示し、その他の部材については図示を省略している。
先ず、本実施形態に係るデータ通信装置の構成について、図1及び図2を参照して説明する。図1は、第1実施形態に係るデータ通信装置の概略を示す概略図であり、図2は、第1実施形態に係るデータ通信装置の構成を示すブロック図である。尚、図1及び図2には、本実施形態に直接関係する部材のみを示し、その他の部材については図示を省略している。
図1に示すように、本実施形態に係るデータ通信装置10は、例えばWAN(Wide Area Network)等であるネットワーク30を介して、他のデータ通信装置21及びノード管理サーバ22と接続されている。ノード管理サーバ22には、ピアツーピア方式によるネットワークを構成するノードに係る情報が格納されている。尚、データ通信装置21の構成は、データ通信装置10の構成と同様であるので、その詳細については説明を割愛する。また、ノード管理サーバ22は、データ通信装置としての機能も併せ持つことができ、ノードとなり得る。
データ通信装置10は、CPU(Central Processing Unit)11、ユーザメモリ12、コンテンツメモリ13、ノードメモリ14及びネットワークIF(Interface)15を備えて構成されている。該CPU11、ユーザメモリ12、コンテンツメモリ13、ノードメモリ14及びネットワークIF15は、バス16を介して相互に接続されている。
ユーザメモリ12には、例えばデータ通信装置10のユーザ(以降、適宜“自ユーザ”と称する)と関わりのあるユーザ(例えば、友人・知人、会社の同僚、学校の同級生、等)に係る情報であるユーザ情報(以降、適宜、“ソーシャルユーザ情報”と称する)が格納されている。
ソーシャルユーザ情報には、例えば、一のユーザを他のユーザから識別するための識別情報としてのユーザID、該一のユーザが利用しているノードのリスト、該一のユーザのプロフィール、等が含まれている。尚、ソーシャルユーザ情報は、例えば、自ユーザにより入力されてもよいし、ネットワーク30を介して、ノード管理サーバ22若しくはデータ通信装置21から取得されてもよい。
コンテンツメモリ13には、例えば画像データ、テキストデータ、楽曲データ、動画データ等のコンテンツに係る情報であるコンテンツ情報が格納されている。コンテンツ情報には、例えば、一のコンテンツを他のコンテンツから識別するための識別情報としてのコンテンツID、該一のコンテンツのデータ容量を示す容量情報、該一のコンテンツに係る説明、該一のコンテンツの実体データ、等が含まれている。
ノードメモリ14には、隣接ノードが設定されていれば、データ通信装置10の隣接ノードに係る情報であるノード情報が格納されている。尚、ノードメモリ14には、データ通信装置10の隣接ノードに係るノード情報だけでなく、該隣接ノードの隣接ノードに係るノード情報も格納されてよい。このように構成すれば、データ通信装置10が、当該データ通信装置10近傍のクラスタ関係を比較的容易に認識することができる。
ノード情報には、例えばノードID、IPアドレス、ポート番号、URL(Uniform Resource Locator)、メーカー名、機種情報、等が含まれてもよい。
次に、データ通信装置10の詳細な構成について、図2を参照して説明する。
図2において、CPU11は、ソーシャル管理部111、コンテンツ管理部112、隣接ノード管理部113、ソーシャルユーザ取得部114、コンテンツ入出力部115、コンテンツ検索・流通依頼入力部116、ユーザ検索依頼入力部117及び自ユーザ情報取得部118を備えて構成されている。
ソーシャルユーザ取得部114は、他のユーザに係るユーザID、及び該他のユーザに係るソーシャル関係(即ち、自ユーザとの関係性)を示す情報を取得する。ここで、ソーシャル関係としては、例えば、友人・知人、自ユーザが興味を持っている人物、自ユーザが参加するネットワーク上のコミュニティの参加者、自ユーザが所有するコンテンツやデバイスに類似するコンテンツやデバイスを所有する人物、自ユーザの居住地若しくは現在地近傍に存在する人物、等が挙げられる。
自ユーザ情報取得部118は、自ユーザに係るユーザ情報(以降、適宜、“自ユーザ情報”と称する)を取得する。ここで、自ユーザ情報には、自ユーザに係るユーザID、自ユーザのプロフィール、自ユーザが、データ通信装置10以外に使用しているノードに係る情報、等が含まれる。
ソーシャル管理部111は、ユーザメモリ12に格納されているユーザ情報(即ち、自ユーザ情報、及びソーシャルユーザ情報)を管理すると共に、ソーシャルユーザ取得部114により取得されたユーザID及びソーシャル関係を示す情報に基づいてソーシャルユーザ情報を取得し、ユーザメモリ12に格納する。
ソーシャル管理部111は、更に、少なくともソーシャルユーザ情報に基づいて、データ通信装置10の隣接ノードを設定する。具体的には例えば、ソーシャル管理部111は、自ユーザ情報とソーシャルユーザ情報との間の類似度を算出し、該算出された類似度が比較的高いソーシャルユーザ情報に対応するノードを、データ通信装置10の隣接ノードとして設定する。
隣接ノード管理部113は、ソーシャル管理部111により設定され、ノードメモリ14に格納された隣接ノードに係るノード情報を管理する。
コンテンツ入出力部115は、具体的には例えば、MPEG(Moving Picture Experts Group)デコーダ及びビデオ端子、DA(Digital to Analog)コンバータ及びスピーカ出力、動画データ、楽曲データ、テキストデータ等を所定のファイル形式で出力可能な出力部、ビデオ入力端子、オーディオ入力端子、所定のファイル形式を入力可能な入力部、等により構成すればよい。
尚、ソーシャルユーザ取得部114、コンテンツ入出力部115、コンテンツ検索・流通依頼入力部116、ユーザ検索依頼入力部117、及び自ユーザ情報取得部118の各々は、バス16(図1参照)を介して、例えばユーザインターフェース(図示せず)等にも接続されている。
ネットワークIF15は、ノード情報送受信部151、データ検索・取得部152、データ流通部153、一時リンク依頼部154及び周辺ノード次数確認部155を備えて構成されている。
ノード情報送受信部151は、ユーザメモリ12に格納されているソーシャルユーザ情報に含まれるノードID(即ち、一のユーザが利用しているノードのリストを構成するノードID)に基づいて、該ノードIDに対応するノードに係るアドレスやポート番号を含むノード情報を取得する。尚、ノード情報は、例えば、ネットワーク30を介して、ノード管理サーバ22若しくはデータ通信装置21から取得すればよい。
データ検索・取得部152は、他のユーザ(即ち、一のデータ通信装置21を使用するユーザ)に係るユーザ情報等を、データ通信装置10が取得するために、該データ通信装置10の隣接ノードに対して、該他のユーザに係る検索リクエストを送信すると共に、検索リクエストに対する回答としての該他のユーザに係るユーザ情報を取得する。データ検索・取得部152は、更に、他のノードから要求されたユーザに係るユーザ情報等を、他のノードに対して送信する。
データ流通部153は、自ユーザ情報等を、データ通信装置10の隣接ノードに対して送信すると共に、他のユーザに係るユーザ情報等を、データ通信装置10の隣接ノードから受信する。
一時リンク依頼部154は、例えば、一の隣接ノードに対して、該一の隣接ノードとは異なる他の隣接ノードとの間に、一時的なリンクを設定するように依頼可能である。
周辺ノード次数確認部155は、ピアツーピア方式のネットワーク上において、自ノード(即ち、当該データ通信装置10)の周辺に位置するノードの数、及び/又は、自ノードの周辺に位置する複数のノード各々に係るノード次数を確認する。周辺ノード次数確認部155は、更に、確認されたノード数及びノード次数の少なくとも一方に基づいて、自ノードがハブノードであるか否かを判定する。
(隣接ノード設定処理)
以上のように構成されたデータ通信装置10における隣接ノード設定処理について、図3及び図4のフローチャートを参照して説明する。
以上のように構成されたデータ通信装置10における隣接ノード設定処理について、図3及び図4のフローチャートを参照して説明する。
(ノードメモリにノード情報が格納されていない場合)
図3において、先ず、ソーシャルユーザ取得部114は、自ユーザと関わりのあるユーザに係るユーザIDを取得する(ステップS101)。次に、ソーシャル管理部111は、取得されたユーザIDに基づいて、ノード管理サーバ22から、該ユーザIDに対応するソーシャルユーザ情報を取得する(ステップS102)。
図3において、先ず、ソーシャルユーザ取得部114は、自ユーザと関わりのあるユーザに係るユーザIDを取得する(ステップS101)。次に、ソーシャル管理部111は、取得されたユーザIDに基づいて、ノード管理サーバ22から、該ユーザIDに対応するソーシャルユーザ情報を取得する(ステップS102)。
次に、ソーシャル管理部111は、取得されたソーシャルユーザ情報を、ユーザメモリ12に格納する(ステップS103)。続いて、ソーシャル管理部111は、格納されたソーシャルユーザ情報に係るユーザが使用しているノードを隣接ノードに決定する(ステップS104)。次に、ノード管理部113は、ソーシャル管理部111により決定された隣接ノードに係るノード情報をノードメモリ14に格納する(ステップS105)。
(ノードメモリにノード情報が格納されている場合)
図4において、上述したステップS101の処理の後、ソーシャル管理部111は、ソーシャル管理部114により取得されたユーザIDに基づいて、ノードメモリ14に格納されている一又は複数のノード情報に夫々対応する隣接ノードのうち少なくとも一の隣接ノードに対して、該取得されたユーザIDに対応するソーシャルユーザ情報の取得を依頼する。該依頼の結果として、ソーシャル管理部111は、隣接ノードからソーシャルユーザ情報を取得する(ステップS201)。その後、ソーシャル管理部111は、上述したステップS103以降の処理を実行する。
図4において、上述したステップS101の処理の後、ソーシャル管理部111は、ソーシャル管理部114により取得されたユーザIDに基づいて、ノードメモリ14に格納されている一又は複数のノード情報に夫々対応する隣接ノードのうち少なくとも一の隣接ノードに対して、該取得されたユーザIDに対応するソーシャルユーザ情報の取得を依頼する。該依頼の結果として、ソーシャル管理部111は、隣接ノードからソーシャルユーザ情報を取得する(ステップS201)。その後、ソーシャル管理部111は、上述したステップS103以降の処理を実行する。
尚、設定可能な隣接ノードの数に上限値が設けられている場合、ソーシャル管理部111は、例えば自ユーザ情報とソーシャルユーザ情報との間の類似度を算出し、該算出された類似度に応じて隣接ノードを設定すればよい。
上述の如く隣接ノードを設定することにより、自ユーザと関わりのあるユーザが使用するノードが、当該データ通信装置10の隣接ノードとして設定される。このため、自ユーザと全く関わりのないユーザが使用するノードが、当該データ通信装置10の隣接ノードとして設定される場合と比較して、無駄なトラフィックの発生を抑制することができる。従って、比較的高速なデータ通信を行うことができる。更に、スモールワールド性、スケールフリー性、及びクラスタ性を有するピアツーピア方式のネットワークを比較的容易に構築することができる。
(負荷分散処理)
次に、本実施形態に係る負荷分散処理について、図5のフローチャートを参照して説明する。
次に、本実施形態に係る負荷分散処理について、図5のフローチャートを参照して説明する。
図5において、先ず、周辺ノード次数確認部155は、ピアツーピア方式のネットワーク上において、自ノードの周辺(例えば3ホップ以内等)に位置するノードの数、及び/又は、自ノードの周辺に位置する複数のノード各々に係るノード次数を確認する(ステップS301)。
尚、ノード数の確認、及びノード次数の確認には、公知の各種態様を適用可能であるので、その詳細については、説明の煩雑化を避けるために割愛する。また、周辺ノード次数確認部155により確認された、自ノードの周辺に位置する複数のノード各々に係るノード次数は、ソーシャル管理部111(図2参照)等によりノードメモリ14に格納される。
周辺ノード次数確認部155は、自ノードの周辺に位置するノード数を確認した場合、該確認されたノード数に基づいて、当該データ通信装置10が参加しているピアツーピア方式のネットワークに参加している全ノードの数を推定する。
次に、周辺ノード次数確認部155は、推定された全ノードの数、及び/又は、確認されたノード次数に基づいて、自ノードがハブノードであるか否かを判定する(ステップS302)。
具体的には例えば、周辺ノード次数確認部155は、自ノードのノード次数(即ち、自ノードに設定されている隣接ノードの数+1(自ノード))と、推定された全ノードの数とを比較し、自ノードのノード次数が、推定された全ノードの数の1%以上であることを条件に、自ノードがハブノードであると判定する。
或いは、周辺ノード次数確認部155は、確認されたノード次数の分布における自ノードのノード次数が、該ノード次数の分布の上位5%に入っていることを条件に、自ノードがハブノードであると判定する。
或いは、周辺ノード次数確認部155は、推定された全ノードの数の1%となるノード次数と、確認されたノード次数の分布の上位5%となるノード次数とを比較し、推定された全ノードの数の1%となるノード次数の方が大きくなる場合には、周辺ノード次数確認部155は、推定された全ノードの数の1%以上であることを条件に、自ノードがハブノードであると判定し、確認されたノード次数の分布の上位5%となるノード次数の方が大きくなる場合には、周辺ノード次数確認部155は、ノード次数の分布の上位5%に入っていることを条件に、自ノードがハブノードであると判定してもよい。
自ノードがハブノードではないと判定された場合(ステップS302:No)、一旦処理が終了される。他方、自ノードがハブノードであると判定された場合(ステップS303:Yes)、周辺ノード次数確認部155は、当該データ通信装置10に対して、送信されるデータを常に又は逐次解析し、ピアツーピア方式のネットワーク内に流通しているデータの状況を確認する(ステップS303)。
具体的には例えば、周辺ノード次数確認部155は、送信されるデータの種別、検索キーワード、トラフィック量の時間的な変移、等を解析して、流通しているデータの状況を確認する。
次に、一時リンク依頼部154は、確認された流通しているデータの状況に応じて、自ノードの処理負担が軽減されるように、隣接ノードに対して、所定の負担処理の依頼を示す信号を送信する(ステップS304)。
ここで、「所定の負担処理」とは、例えば、自ノードが保持するコンテンツデータのうち、検索キーワードとして比較的頻繁に現れる語句に対応する一又は複数のコンテンツデータの少なくとも一部の保持、或いは、自ノードの一の隣接ノードと、該一の隣接ノードとは異なる他の隣接ノードとの間の一時的なリンクの設定、等を意味する。
次に、一時リンク依頼部154は、隣接ノードから送信された依頼受諾を示す信号が受信されたか否かを判定する(ステップS305)。依頼受諾を示す信号が受信されなかったと判定された場合(ステップS305:No)、一旦処理が終了される。
他方、依頼受諾を示す信号が受信されたと判定された場合(ステップS305:Yes)、負担分散処理が実行される(ステップS306)。具体的には例えば、依頼受諾を示す信号を送信した隣接ノードに対して、自ノードが保持するコンテンツデータの少なくとも一部が送信される。或いは、依頼受諾を示す信号を送信した隣接ノードに対して、一時的にリンクを設定すべきノードに係る情報を示す信号が送信される。
上述した負担分散処理が実行される結果、ピアツーピア方式のネットワークにおける処理負荷の偏りの発生を抑制することができる。また、例えば、検索キーワードとして比較的頻繁に現れる語句に対応するコンテンツデータを保持するノードの数が増加し、ネットワークにおける検索性を向上させることができる。加えて、トラフィック量に応じて適切にリンクが設定され、ネットワークの通信効率及び安定性を向上させることができる。
更に、ハブノードである自ノードがピアツーピア方式のネットワークから離脱する場合に、自ノードの離脱に起因して該ネットワークにおよぼす影響を抑制することができ、実用上非常に有利である。
尚、本実施形態に係る「周辺ノード次数確認部155」は、本発明に係る「周辺ネットワーク状況確認手段」、「判定手段」及び「流通データ状況確認手段」の一例であり、本実施形態に係る「一時リンク依頼部154」は、本発明に係る「負担依頼手段」の一例である。
本発明は、上述した実施形態に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う通信装置及び方法、並びにコンピュータプログラムもまた本発明の技術的範囲に含まれるものである。
10、21…データ通信装置、11…CPU、12…ユーザメモリ、13…コンテンツメモリ、14…ノードメモリ、15…ネットワークIF、22…ノード管理サーバ、30…ネットワーク、111…ソーシャル管理部、112…コンテンツ管理部、113…隣接ノード管理部、114…ソーシャルユーザ取得部、115…コンテンツ入出力部、116…コンテンツ検索・流通依頼入力部、117…ユーザ検索依頼入力部、118…自ユーザ情報取得部、151…ノード情報送受信部、152…データ検索・取得部、153…データ流通部、154…一時リンク依頼部、155…周辺ノード次数確認部
Claims (5)
- ピアツーピア方式によりネットワークを構築する通信装置であって、
前記ネットワーク上における、当該通信装置である自ノードの周辺のネットワーク状況を確認する周辺ネットワーク状況確認手段と、
前記確認されたネットワーク状況と、前記自ノードの隣接ノードの数と、に基づいて、前記自ノードがハブノードであるか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により、前記自ノードがハブノードであると判定されたことを条件に、前記自ノードの一以上の隣接ノードの少なくとも一の隣接ノードに対して、前記自ノードの負荷の少なくとも一部を負担するように依頼可能な負担依頼手段と、
を備えることを特徴とする通信装置。 - 前記自ノードに対して送信されるデータを解析し、前記ネットワーク内で流通しているデータである流通データの状況を確認する流通データ状況確認手段を更に備え、
前記負担依頼手段は、前記確認された流通データの状況に応じて、前記少なくとも一の隣接ノードに対する依頼内容を決定する
ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。 - ピアツーピア方式によりネットワークを構築する通信装置における通信方法であって、
前記ネットワーク上における、前記通信装置である自ノードの周辺のネットワーク状況を確認する周辺ネットワーク状況確認工程と、
前記確認されたネットワーク状況と、前記自ノードの隣接ノードの数と、に基づいて、前記自ノードがハブノードであるか否かを判定する判定工程と、
前記判定工程において、前記自ノードがハブノードであると判定されたことを条件に、前記自ノードの一以上の隣接ノードの少なくとも一の隣接ノードに対して、前記自ノードの負荷の少なくとも一部を負担するように依頼可能な負担依頼工程と、
を備えることを特徴とする通信方法。 - コンピュータを、
ピアツーピア方式によりネットワークを構築する通信装置であって、
前記ネットワーク上における、当該通信装置である自ノードの周辺のネットワーク状況を確認する周辺ネットワーク状況確認手段と、
前記確認されたネットワーク状況と、前記自ノードの隣接ノードの数と、に基づいて、前記自ノードがハブノードであるか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により、前記自ノードがハブノードであると判定されたことを条件に、前記自ノードの一以上の隣接ノードの少なくとも一の隣接ノードに対して、前記自ノードの負荷の少なくとも一部を負担するように依頼可能な負担依頼手段と、
を備える通信装置
として機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。 - 請求項4に記載のコンピュータプログラムが記録されたことを特徴とする情報記録媒体。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
PCT/JP2011/064396 WO2012176302A1 (ja) | 2011-06-23 | 2011-06-23 | 通信装置及び方法、並びにコンピュータプログラム |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP5614866B2 true JP5614866B2 (ja) | 2014-10-29 |
JPWO2012176302A1 JPWO2012176302A1 (ja) | 2015-02-23 |
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Family Applications (1)
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JP2013521374A Expired - Fee Related JP5614866B2 (ja) | 2011-06-23 | 2011-06-23 | 通信装置及び方法、並びにコンピュータプログラム |
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CN113205374A (zh) * | 2021-05-31 | 2021-08-03 | 上海苍苔信息技术有限公司 | 一种基于二维码的支付广告投放系统和方法 |
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- 2011-06-23 JP JP2013521374A patent/JP5614866B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 2011-06-23 WO PCT/JP2011/064396 patent/WO2012176302A1/ja active Application Filing
Non-Patent Citations (1)
Title |
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JPN6014034039; 菅原 淳也、他2名: 'P2Pネットワークにおける隣接リンク数を利用したメッセージ転送方式' 電子情報通信学会論文誌B Vol.J90-B,第3号, 20070301, pp.245-255, 社団法人電子情報通信学会 * |
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