JP5614174B2 - 電磁弁制御ユニット及び電磁弁制御盤 - Google Patents
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Description
図1は本発明の実施の形態の電磁弁制御ユニットの平面図である。この平面図に示すように、電磁弁制御ユニット3は、基板90の上にコネクタ70、端子台60及び電磁弁制御回路30が一体的に取り付けられることによって構成されている。コネクタ70はI/Oカードとの接続用のコネクタであって、I/Oカードからの信号が入力される複数の入力端子71を備えている。端子台60は電源及び電磁弁接続用の端子台であって、電源接続用の端子と電磁弁接続用の端子とを含む複数の端子61を備えている。電磁弁制御回路30は、端子台60に接続された電磁弁をI/Oカードからの入力信号に応じて制御するための制御回路である。電磁弁制御回路30とコネクタ70とを結ぶ信号線、及び、電磁弁制御回路30と端子台60とを結ぶ信号線は、基板90上に形成されたパターン配線34によって構成されている。
次に、電磁弁制御ユニット3の動作についてその使用方法と併せて説明する。まず、電磁弁制御ユニット3をシングルソレノイド型電磁弁の制御に用いる場合について図4を用いて説明する。この場合、最初に行われることになるのがサーキットプロテクタによる電磁弁保護回路を使用するか不使用とするかの選択である。過電流からの保護が必要な電磁弁81であれば、端子61C,61D或いは端子61J,61Kに電磁弁81をつなぐ。その際、端子61C,61Dを使用する場合にはタブコンタクト33A,33Bに2極型サーキットプロテクタ31を取り付ける。端子61J,61Kを使用する場合にはタブコンタクト33D,33Eに2極型サーキットプロテクタ31を取り付ける。一方、過電流からの保護が必要でない電磁弁82であれば、端子61F,61G或いは端子61L,61Mに電磁弁82をつなぐ。なお、電磁弁制御ユニット3をシングルソレノイド型電磁弁の制御に用いる場合には、サーキットプロテクタ2極/3極切換スイッチ45はオフにしておく。
以上のように、本実施の形態の電磁弁制御ユニット3は、シングルソレノイド型の電磁弁の制御にもダブルソレノイド型の電磁弁の制御にも使用することができる。また、電磁弁を制御するために必要な回路や端子は何れも基板の表面に取り付けられているので、部品の交換やコードの接続等の作業性に優れている。このことはサーキットプロテクタの取り付け/取り外しについても当てはまり、制御対象とする電磁弁のタイプに合わせて2極型サーキットプロテクタから3極型サーキットプロテクタへ、或いは、3極型サーキットプロテクタから2極型サーキットプロテクタへ容易に交換することができる。
以上説明した電磁弁制御ユニット3は、電磁弁制御盤内に収められて使用される。図6は、本発明の実施の形態の電磁弁制御盤の斜視図である。この図に示すように、電磁弁制御盤1の内部には、電源パネル16とI/Oカード取付パネル17とが収納されている。電源パネル16は、電源装置2、電気部品5及び電源用端子台6といった複数の電源部品が取り付けられたパネル(電源部品用パネル)である。I/Oカード取付パネル17は、I/Oカード14や電磁弁制御ユニット3といった複数の制御部品が取り付けられたパネル(制御部品用パネル)である。I/Oカード14と電磁弁制御ユニット3は、何れもDINレール13を介してI/Oカード取付パネル17に取り付けられている。I/Oカード取付パネル17にはケーブル・サポート15も取り付けられている。ケーブル・サポート15は、電源パネル16からI/Oカード取付パネル17へ電気を供給する電源ケーブル46を支持している。電源パネル16とI/Oカード取付パネル17とは、電磁弁制御盤1の背板にあたる取付板11に取り付けられている。取付板11は、上カバー21と下カバー22と前扉25とともに、電源パネル16とI/Oカード取付パネル17とを収納する筐体を形成している。
図7は、電磁弁制御盤1の製作方法を示す図である。電磁弁制御盤1の製作にあたっては、各部品を取り付け済みの電源パネル16及びI/Oカード取付パネル17を事前に準備しておくことが行われる。電源パネル16に各電源部品を取り付ける工程では、電源部品間の配線も同時に行われる。I/Oカード取付パネル17に各制御部品を取り付ける工程では、制御部品間の配線も同時に行われる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。例えば電磁弁制御ユニット3が収められる電磁弁制御盤は次の各例のように変形して実施してもよい。
2 電源装置
3 電磁弁制御ユニット
5 電気部品
6 電源用端子台
8 電源装置
11 取付板
12 表面カバー
13 DINレール
14 I/Oカード
15 ケーブル・サポート
16 電源パネル
17 I/Oカード取付パネル
18 用品取付パネル
19 収納箱
20 スタンドタイプ収納箱
21 上カバー
22 下カバー
25 前扉
26 裏面カバー
30 電磁弁制御回路
31 2極型サーキットプロテクタ(プラグイン型サーキットプロテクタ)
32 3極型サーキットプロテクタ(プラグイン型サーキットプロテクタ)
33,33A―33E タブコンタクト
34 パターン配線
35 レシーバ
36 過電流制御回路
37 電磁弁制御出力トランジスタ
38 電磁弁駆動用FET
39 電流検出用抵抗
40 過電流検出アンプ
41 過電流検出用基準電圧
42 過電流検出回路有効スイッチ
43 プルアップ抵抗
45 サーキットプロテクタ2極/3極切換スイッチ
46 電源ケーブル
48 操作器具
50A, 50B 駆動回路
60 端子台
61,61A―61M 端子
70 コネクタ
71A,71B 端子
73 電源線
74 コモン信号線
75,76,77 駆動信号線
81 シングルソレノイド型電磁弁(サーキットプロテクタ使用)
82 シングルソレノイド型電磁弁(サーキットプロテクタ不使用)
83 ダブルソレノイド型電磁弁(サーキットプロテクタ使用)
84 ダブルソレノイド型電磁弁(サーキットプロテクタ不使用)
90 基板
Claims (5)
- 単独ではシングルソレノイド型電磁弁の駆動に用いられ、組み合わせることによってダブルソレノイド型電磁弁の駆動に用いられる第1及び第2の駆動回路を備える電磁弁制御回路と、
I/Oカード接続用のコネクタであって、前記第1の駆動回路への入力信号線が接続された第1の入力端子と、前記第2の駆動回路への入力信号線が接続された第2の入力端子とを備えるコネクタと、
電源及び電磁弁接続用の端子台であって、コモン信号線が接続されたコモン用端子と、前記第1の駆動回路の駆動信号線(以下、第1の駆動信号線)が接続された第1の駆動信号用端子と、前記第2の駆動回路の駆動信号線(以下、第2の駆動信号線)が接続された第2の駆動信号用端子とを備え、前記シングルソレノイド型電磁弁の接続時には前記コモン用端子及び第1の駆動信号用端子が使用され、前記ダブルソレノイド型電磁弁の接続時には前記コモン用端子及び第1の駆動信号用端子に加えて前記第2の駆動信号用端子が使用されるように各端子が割り付けられている端子台と、
サーキットプロテクタ取り付け用の接点群であって、前記コモン信号線及び第1の駆動信号線の各途中に配置されて2極型サーキットプロテクタの取り付けに用いられる2対の接点と、前記第2の駆動信号線の途中に配置されて前記2対の接点と共に3極型サーキットプロテクタの取り付けに用いられる1対の接点とを含む接点群と、
を備え、前記電磁弁制御回路、コネクタ、端子台及び接点群は1つの基板上に設けられていることを特徴とする電磁弁制御ユニット。 - 前記コモン信号線、第1の駆動信号線及び第2の駆動信号線は、それぞれ前記基板上に形成されたパターン配線によって構成されていることを特徴とする請求項1に記載の電磁弁制御ユニット。
- 前記端子台は、前記第1の駆動回路に直結された第2のコモン用端子及び第3の駆動信号用端子と、前記第2の駆動回路に直結された第4の駆動信号用端子とをさらに備え、前記第2のコモン用端子及び第3の駆動信号用端子を使用した前記シングルソレノイド型電磁弁への接続と、前記第2のコモン用端子及び第3の駆動信号用端子並びに第4の駆動信号用端子を使用した前記ダブルソレノイド型電磁弁への接続とを可能に構成され、
前記第1及び第2の駆動回路には、過電流の検出時には駆動信号の出力をオフにする過電流制御回路が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の電磁弁制御ユニット。
- 電源用端子台と電源装置とを含む電源部品が取り付けられた電源部品用パネルと、
請求項1乃至3の何れか1項に記載の電磁弁制御ユニットとI/OカードとがDINレールを介して取り付けられた制御部品用パネルと、
前記電源部品用パネルと制御部品用パネルとを接続して、前記電源用パネルから前記制御部品用パネルへ電気を供給する電源ケーブルと、
前記電源部品用パネルと制御部品用パネルとが取り付けられた取付板と、
前記取付板とともに筐体を形成するカバーと、
を備えることを特徴とする電磁弁制御盤。 - 請求項1乃至3の何れか1項に記載の電磁弁制御ユニットとI/OカードとがDINレールを介して取り付けられるとともに、電源用端子台と電源装置とを含む電源部品が併せて取り付けられ、さらに電源ケーブルが配線された用品取付パネルと、
前記用品取付パネルが内部に取り付けられた収納箱と、
を備えることを特徴とする電磁弁制御盤。
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