[第1実施形態]
本発明の第1実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図1には、メッセージ配信システム100aと、端末200a〜200cと、広告管理部400と、購入管理部300との構成が、ブロック図で示されている。メッセージ配信システム100aは、複数のユーザを有する。そして、ユーザは、メッセージを発信することで、そのメッセージの配信元となる。また、各ユーザは、自らが配信を受けるメッセージの配信元を、メッセージ配信システム100aに任意に設定することにより、自らのページに配信元からのメッセージを配信順に表示させることができる。
以下では、一例として、ユーザAは、端末200aを使用して、メッセージ配信システム100aにメッセージを発信するものとする。また、ユーザBは、端末200bを使用しているが、配信元の設定に基づいて、端末200aが発信したメッセージを受信しないものとする。また、ユーザCは、端末200cを使用し、端末200aが発信したメッセージを、配信元の設定に基づいて、メッセージ配信システム100aを介して受信するものとする。これらの「配信元の設定」については、図6を用いて後述する。
図1に示された各構成は、概略として次のように動作する。
広告管理部400は、メッセージ配信システム100aに広告を登録する。なお、広告管理部400は、広告主による操作入力を受け付け、その操作入力に応じて、メッセージ配信システム100aに広告を登録してもよい。
メッセージ配信システム100aは、登録された広告が、配信元のユーザAの端末200aが発信したメッセージと共に、配信順に並んで配信先のユーザC(フォロワー)の端末200cに表示されるように、予め定められた条件に基づいて、メッセージと広告とを端末200cに配信する。なお、メッセージ配信システム100aは、他の端末200(不図示)と、通信可能に接続されてもよい。
そして、配信先のユーザCが、メッセージと共に配信順に並んで端末200cに表示された広告のバナーを、クリックしたとする。これにより、端末200cは、配信先のユーザCがクリックした広告のバナーに埋め込まれたリンクを辿り、購入管理部300にアクセスする。さらに、配信先のユーザCは、端末200cを操作することで、クリックした広告の商品等を、購入管理部300から購入してもよい。
なお、購入管理部300は、アフィリエイト・サービス・プロバイダー(ASP)又は広告主に属する操作者による操作入力を受け付け、その操作入力に応じて、広告の商品等を配信先のユーザCに購入させてもよい。
次に、メッセージ配信システム100aについて説明する。
メッセージ配信システム100aは、広告記憶部110と、広告配信指示部120と、配信部130と、配信記憶部140とを備える。さらに、配信記憶部140は、配信元記憶部141と、配信先記憶部142とを備える。
配信元記憶部141は、メッセージを配信する配信元のユーザを識別する識別子を、メッセージが配信される配信先のユーザID(識別子)毎に記憶する。また、配信先記憶部142は、配信先のユーザの端末200a〜200cを識別する識別子を、配信先のユーザID毎に記憶する。
広告記憶部110は、広告管理部400が登録した広告を記憶する。この広告管理部400が登録した広告については、図2〜5を用いて後述する。
広告配信指示部120は、広告管理部400が登録した広告の配信を、予め定められた条件に基づいて、配信部130に指示する。すなわち、広告配信指示部120は、広告を配信するタイミング(広告挿入間隔)を制御する。予め定められた条件については、図2〜6、及び図9を用いて後述する。
また、広告管理部400が登録した広告には、広告のバナー、及び「広告主を指定する指定子」が含まれる。ここで、広告主を指定する指定子(以下、「広告主URL」という)は、例えば、購入管理部300へのリンク先(アクセス先)を示すURL(Uniform Resource Locator)であってもよい。
配信部130は、端末を識別する識別子を、各端末から受信する。これにより、配信部130は、各端末を識別する。そして、配信部130は、配信先のユーザを識別する、すなわち、端末を識別する識別子を、配信先記憶部142に記憶させる。以下、配信先のユーザの端末を識別する識別子を、「配信先端末ID」という。
また、配信部130は、配信元の設定として、配信元のユーザのユーザID(以下、「配信元ユーザID」という)と、配信先のユーザ(フォロワー)のユーザID(以下、「配信先ユーザID」という)とを、端末200a〜200cからそれぞれ受信する。
そして、配信部130は、配信元ユーザIDと、配信先ユーザIDとを対応付けて、配信元記憶部141に記憶させる。これにより、例えば、配信元のユーザAが発信したメッセージを、配信先のユーザCに配信する、という対応付けがなされる。
さらに、配信部130は、配信先ユーザIDと、配信先端末IDとを対応付けて、配信先記憶部142に記憶させる。例えば、配信部130は、ユーザCと、そのユーザCが使用している端末200cとを対応付けて、配信先記憶部142に記憶させる。これにより、ユーザCに他のユーザからのメッセージを配信するには、配信先端末ID「端末200c」にメッセージを配信すればよい、という対応付けがなされる。
配信部130は、広告のバナー及び広告主URLを、広告配信指示部120から取得する。そして、配信部130は、配信元の端末200aから、メッセージ及び配信元ユーザIDを受信した場合、受信した「配信元ユーザID」に対応する「配信先ユーザID」を、配信元記憶部141から取得する。
さらに、配信部130は、配信先ユーザIDに基づいて、配信先のユーザが使用している端末の配信先端末IDを、配信先記憶部142から取得する。これらについては、図6を用いて後述する。
そして、配信部130は、配信先端末IDにより識別された端末に、メッセージと、広告(バナー、広告主URL、及びコメント)と、その広告の配信時刻を示す情報と、配信元ユーザIDと、を配信する。
ここで、配信部130は、広告配信指示部120が配信を指示した広告が、配信元のユーザの端末が発信したメッセージと共に、配信順に並んで配信先のユーザの端末に表示されるように、メッセージと、広告と、を配信する。これらの表示例については、図7及び8を用いて後述する。なお、配信時刻を示す情報は、例えば、メッセージを識別する識別子であってもよい。そして、メッセージの配信時刻は、メッセージを識別するための識別子に基づいて、特定されてもよい。
次に、各端末200a〜200cについて説明する。
端末200aは、ユーザAによる操作入力を受け付け、その操作入力に応じて、自端末を識別する識別子を、配信先端末IDとして、メッセージ配信システム100aの配信部130に出力する。また、端末200b及び200cも同様である。
端末200aは、ユーザAによる操作入力を受け付け、その操作入力に応じて、配信元の設定を、メッセージ配信システム100aの配信部130に出力する。また、端末200b及び200cも同様である。
端末200aは、ユーザAによる操作入力を受け付け、その操作入力に応じて、ユーザAのメッセージを、メッセージ配信システム100aの配信部130を介して、他の端末に発信する。同様に、端末200b及び200cは、メッセージ等を発信可能である。
端末200cは、配信元の設定に基づいて、他の端末が発信したメッセージ、及びメッセージ配信システム100aが配信した広告を、メッセージ配信システム100aの配信部130を介して、受信する。同様に、端末200a及び200cは、メッセージ等を受信可能である。
なお、各端末(端末200a〜200c)は、受信したメッセージに対するレスポンス(フォロー)として、配信先のユーザ(フォロワー)の操作入力に応じて、メッセージ配信システム100aを介して、メッセージを発信した端末にメッセージを返信してもよい。
端末200cは、ユーザCによる操作入力を受け付け、配信された広告のバナー(画像)をクリックすることで、その広告のバナーに埋め込まれたリンク(広告主URL)を辿り、購入管理部300にアクセスする。そして、端末200cは、自端末(端末200c)の識別子と、自端末を使用するユーザのユーザID(ユーザC)とを、購入管理部300に送信する。また、端末200cは、配信元ユーザID(ユーザA)と、広告の配信時刻を示す情報とを、購入管理部300に送信する。
さらに、配信先のユーザCは、端末200cを操作することで、クリックした広告の商品等を、購入管理部300から購入してもよい。
購入管理部300は、アクセスをしてきた端末の識別子(端末200c)と、その端末がアクセスしてきた時刻と、その端末を使用するユーザのユーザID(ユーザC)と、配信元ユーザID(ユーザA)と、広告の配信時刻を示す情報とを、ログとして記憶する。
また、購入管理部300は、端末200cからのアクセスに応じて、メッセージ及び広告の配信先のユーザCに、その広告の商品又は役務等を購入させる。その購入処理には、適宜のアルゴリズムが用いられてよい。また、この場合、購入管理部300は、ユーザCが商品又は役務等を購入した購入日時(購入時刻)と、購入商品の情報(例えば、商品名又は商品ID)と、購入金額とをログ(購入実績)として記憶する。購入管理部300は、端末200a及び200bからのアクセスを受け付けた場合も、同様に動作する。
さらに、購入管理部300は、購入管理部300にアクセスをしてきた端末の識別子(端末200c)、又は配信先ユーザID(ユーザC)に基づいて、商品又は役務等を購入したユーザ(ユーザC)に対して、商品の発送、及び課金処理を実行してもよい。
次に、広告管理部400が広告記憶部110に登録する広告について説明する。
図2には、配信元ユーザIDと、広告のジャンル(カテゴリ)と、広告主と、広告(バナー)と、広告に付加するコメントとの関係が、表で示されている。ここで、広告(バナー)とは、広告の実体データである。広告の実体データは、例えば、広告のバナーの画像データであってもよい。なお、これらの関係は、一例である。
ユーザAが発信するメッセージと共に配信する広告のジャンル(カテゴリ)には、一例として、「旅行」がある。そして、その広告主は、D社である。また、その広告のバナーには、メッセージ配信システム100aが予め定めたコメント「冬は、やっぱり」が付加されて(組み合わされて)、広告のバナーが表示される。なお、図2に示すコメントは、一例である。例えば、コメントには、数字、記号、絵文字などが含まれていてもよい。
また、ユーザAが発信するメッセージと共に配信する広告のジャンルには、一例として、「ショッピング」がある。そして、その広告主は、E社である。また、その広告のバナーには、コメント「いつも、ここ」が付加されて、広告のバナーが表示される。
また、ユーザAが発信するメッセージと共に配信する広告のジャンルには、一例として、「食品」がある。そして、その広告主は、F社である。また、その広告のバナーには、コメント「午後3時の おやつ」が付加されて、広告のバナーが表示される。
同様に、ユーザBが発信するメッセージと共に配信する広告のジャンルには、一例として、「ショッピング」がある。そして、その広告主は、G社である。また、その広告のバナーには、コメントが付加されずに、広告のバナーが表示されるものとする。
同様に、ユーザCが発信するメッセージと共に配信する広告のジャンルには、一例として、「ゲーム」がある。そして、その広告主は、H社である。また、その広告のバナーには、コメントが付加されずに、広告のバナーが表示されるものとする。
そして、広告のバナー、広告主URL、及びコメントは、広告主に対応付けられて、広告記憶部110に登録される。
図3には、広告のジャンルと、広告主と、広告の配信パターンとの関係が、表で示されている。ジャンルが「旅行」である広告主「D社」の広告は、メッセージと共に不規則に配信される(配信パターン「ランダム」)。また、ジャンルが「食品」である広告主「F社」の広告は、図4を用いて後述する「配信パターンJ」で、メッセージと共に配信される。また、ジャンルが「ショッピング」である広告主「E社」の広告は、図5を用いて後述する「配信パターンK」で、メッセージと共に配信される。同様に、ジャンルが「ショッピング」である広告主「G社」の広告は、図5を用いて後述する「配信パターンK」で、メッセージと共に配信される。なお、これらの関係は、一例である。
図4には、広告の配信時刻と広告主との関係を示す「配信パターンJ」の例が、表で示されている。広告主「F社」の広告を配信する配信時刻「07:00」と、「12:00」と、「15:00」と、「18:00」とが、「配信パターンJ」として、広告記憶部110に登録されている。これにより、朝食「07:00」と、昼食「12:00」と、昼食と夕食との間食「15:00」と、夕食「18:00」とのそれぞれの時刻に、「F社」の「食品」の広告が、メッセージと共に配信される。
図5には、広告の配信時刻と広告主との関係を示す「配信パターンK」の例が、表で示されている。広告主「G社」の広告を配信する配信時刻「14:30」及び「15:00」と、広告主「E社」の広告を配信する配信時刻「14:00」及び「15:30」とが、「配信パターンK」として、広告記憶部110に登録されている。これにより、ユーザAがメッセージを発信した場合、「E社」のショッピングの広告が、配信時刻「14:00」と「15:30」に、メッセージと共に配信される。
なお、例えば、配信元ユーザID(ユーザA)には、広告主「G社」が登録されていないので(図2を参照)、ユーザAがメッセージを発信しても、広告主「G社」の広告は、配信されない。
各ユーザは、誰のメッセージをフォローするかを、すなわち、メッセージの配信元を、任意に設定することができる。図6(A)には、配信元の設定として、配信先ユーザIDと、配信元ユーザIDと、の関係が、表で示されている。
ユーザAは、端末200aを操作し、配信先ユーザID「ユーザA」を、配信元ユーザID「ユーザC」に対応付けて、配信部130を介して、配信元記憶部141に記憶させたとする。
同様に、ユーザBは、端末200bを操作し、配信先ユーザID「ユーザB」を、配信元ユーザID「ユーザC」に対応付けて、配信部130を介して、配信元記憶部141に記憶させたとする。
同様に、ユーザCは、端末200cを操作し、配信先ユーザID「ユーザC」を、配信元ユーザID「ユーザA」に対応付けて、配信部130を介して、配信元記憶部141に記憶させたとする。
これらの操作により、図6(A)には、配信元のユーザAのフォロワーとして、ユーザCが登録されていることが示されている。また、配信元のユーザCのフォロワーとして、ユーザA及びユーザBが登録されていることが示されている。また、配信元のユーザBのフォロワーとして、誰も登録されていないことが示されている。なお、図6(A)に示す関係は、一例である。
また、端末200aは、ユーザAが使用する自端末のID「端末200a」を、配信先端末IDとして、その配信先端末IDと、配信先ユーザID(ユーザA)とを、配信部130を介して配信先記憶部142に登録する。
同様に、端末200bは、ユーザBが使用する自端末のID「端末200b」を、配信先端末IDとして、その配信先端末IDと、配信先ユーザID(ユーザB)とを、配信部130を介して配信先記憶部142に登録する。
同様に、端末200cは、ユーザCが使用する自端末のID「端末200c」を、配信先端末IDとして、その配信先端末IDと、配信先ユーザID(ユーザC)とを、配信部130を介して配信先記憶部142に登録する。
そして、図6(B)には、これらの登録を示す、配信先ユーザIDと、配信先端末IDとの関係が、表で示されている。
図7及び図8には、配信先の端末の表示画面における、メッセージと、広告のバナーと、広告のコメントとの表示例が示されている。メッセージと広告を受信した配信先の端末には、その広告が、メッセージと共に、配信順に並んで表示される。
なお、配信先の端末は、メッセージと、広告のバナーと、広告のコメントとを、例えば、ブラウザを使用して表示してもよい。そして、メッセージと、広告のバナーと、広告のコメントとのレイアウトは、配信先の端末と、メッセージ配信システム100aの配信部130との両方の制御により、変更されてもよい。
端末200cは、ユーザAからのメッセージと、F社の広告(バナー、広告主URL、及びコメント)と、その広告の配信時刻を示す情報と、配信元ユーザIDとを受信したとする。そして、端末200cは、ユーザAからのメッセージと共に、F社の広告(バナー、及びコメント)を、配信順に並べて表示する。ここで、以前に配信されたメッセージ及び広告がある場合、端末200cは、以前に配信されたメッセージ及び広告よりも上位に、新たなメッセージ及び広告を表示する。
図7に示す例では、端末200cは、配信元ユーザID「ユーザA」と、そのユーザAからのメッセージ「今、渋谷に来ています。これから会員限定のバーゲンセールがあるらしいですよ。とても楽しみです。」と共に、F社の広告のバナーと、F社の広告のコメントとを、以前に配信されたメッセージ「明日は、渋谷に行きます。」よりも上位に、表示する。
そして、この場合、以前に配信されたメッセージ等は、下位の表示位置に移動(シフト)されてもよい。また、以前に配信されたメッセージ等は、一時的に表示画面から消去され、ユーザCの操作入力に応じて、再表示されてもよい。
さらに、端末200cは、新たなメッセージ「昨日は、渋谷に行きました。」等を受信したとする。図8に示す例では、それより以前に受信したメッセージ「今、渋谷に来ています。これから会員限定のバーゲンセールがあるらしいですよ。とても楽しみです。」と、F社の広告のバナーと、F社の広告のコメントとは、下位の表示位置にシフトされる。そして、端末200cは、配信元ユーザID「ユーザA」と、新たなメッセージ「昨日は、渋谷に行きました。」とを、以前に受信したメッセージ等の上位に表示する。
次に、メッセージ配信システム100aの動作の手順を説明する。
図9には、メッセージ配信システム100aの動作の手順が、シーケンス図で示されている。まず、広告管理部400は、広告記憶部110に広告を登録する(ステップS1)。
また、配信部130は、配信先端末IDを、各端末から受信する。これにより、配信部130は、各端末(端末200a〜200c)を識別する。また、配信部130は、配信元の設定として、配信元ユーザIDと、配信先ユーザIDとを、各端末(端末200a〜200c)から受信する(ステップS2)。
そして、配信部130は、配信元ユーザIDと、配信先ユーザIDとを対応付けて、配信元記憶部141に記憶させる。これにより、例えば、配信元のユーザAが発信したメッセージを、配信先のユーザCに配信する、という対応付けがなされる
さらに、配信部130は、配信先ユーザIDと、配信先端末IDとを対応付けて、配信先記憶部142に記憶させる。例えば、配信部130は、ユーザCと、そのユーザCが使用している端末200cとを対応付けて、配信先記憶部142に記憶させる。これにより、例えば、ユーザCに他のユーザからのメッセージを配信するには、配信先端末ID「端末200c」にメッセージを配信すればよい、という対応付けがなされる(ステップS3)。
14時30分に、端末200aは、ユーザAによる操作入力を受け付け、その操作入力に応じて、ユーザAのメッセージと、配信元ユーザID(ユーザA)と、をメッセージ配信システム100aの配信部130に発信したとする(ステップS4)。
配信部130は、配信元ユーザID(ユーザA)に対応する配信先ユーザID(ユーザC)を、配信元記憶部141から取得する(図6(A)を参照)。さらに、配信部130は、配信先ユーザID(ユーザC)に基づいて、配信先のユーザ(ユーザC)が使用している端末の配信先端末ID(端末200c)を、配信先記憶部142から取得する(図6(B)を参照)(ステップS5及びS6)。
また、配信部130は、広告配信指示部120に、配信元ユーザID(ユーザA)を通知する(ステップS7)。
そして、広告配信指示部120は、予め定められた条件が合致した場合に、広告の配信を指示する。具体的には、次のように動作する。広告配信指示部120は、広告記憶部110にアクセスし、配信元ユーザID(ユーザA)に基づいて、ユーザAのメッセージと共に配信する広告として、D社の広告と、E社の広告と、F社の広告とが登録されていることを、情報として取得する(図2を参照)(ステップS8、及びS9)。
さらに、F社の広告が「配信パターンJ」(図4を参照)で配信されるように登録されているため、広告配信指示部120は、配信パターンJに、現在時刻「14:30」が登録されているか否かを判定する。そして、配信パターンJに現在時刻「14:30」が登録されていないので、広告配信指示部120は、現在時刻において、F社の広告を配信させないと決定する。
また、広告配信指示部120は、G社の広告が「配信パターンK」(図3、図5を参照)で配信されるように登録されているため、広告配信指示部120は、配信パターンKに、現在時刻「14:30」が登録されているか否かを判定する。そして、配信パターンKに現在時刻「14:30」が登録されているので、さらに、広告配信指示部120は、配信元ユーザIDがユーザAである場合、広告主に「G社」が登録されているか否かを判定する(図2を参照)。そして、配信元ユーザIDがユーザAである場合、広告主に「G社」が登録されていないので、広告配信指示部120は、現在時刻において、G社の広告を配信させないと決定する。
広告配信指示部120は、広告を配信しないことを示す情報を、配信部130に出力する(ステップS10)。なお、広告配信指示部120は、D社の広告がランダムに配信されるように登録されているので、D社の広告のバナーと、D社の「広告主URL」と、を配信部130に配信させてもよい。また、広告配信指示部120は、各社の広告がランダムに配信されるように、配信部130に広告を配信させてもよい。
配信部130は、広告を配信しないことを示す情報を、広告配信指示部120から受信したので、広告を配信せずに、ユーザAのメッセージと、配信元ユーザID(ユーザA)と、を端末200cに配信する。そして、端末200cには、ユーザAのメッセージと、配信元ユーザID(ユーザA)とが、表示される(ステップS11)。
次に、15時00分に、端末200aは、ユーザAによる操作入力を受け付け、その操作入力に応じて、ユーザAの新たなメッセージと、配信元ユーザID(ユーザA)と、をメッセージ配信システム100aの配信部130に発信したとする(ステップS12)。
配信部130は、配信元ユーザID(ユーザA)に対応する配信先ユーザID(ユーザC)を、配信元記憶部141から取得する(図6(A)を参照)。さらに、配信部130は、配信先ユーザID(ユーザC)に基づいて、配信先のユーザ(ユーザC)が使用している端末の配信先端末ID(端末200c)を、配信先記憶部142から取得する(図6(B)を参照)(ステップS13及びS14)。
さらに、配信部130は、広告配信指示部120に、配信元ユーザID(ユーザA)を通知する(ステップS15)。
そして、広告配信指示部120は、広告記憶部110にアクセスし、配信部130から取得した配信元ユーザID(ユーザA)に基づいて、ユーザAのメッセージと共に配信する広告として、D社の広告と、E社の広告と、F社の広告とが登録されていることを、情報として取得する(図2を参照)(ステップS16、及びS17)。
さらに、F社の広告が「配信パターンJ」(図4を参照)で配信されるように登録されているため、広告配信指示部120は、配信パターンJに、現在時刻「15:00」が登録されているか否かを判定する。そして、配信パターンJに現在時刻「15:00」が登録されているので、広告配信指示部120は、F社の広告を配信させると決定する。
また、広告配信指示部120は、G社の広告が「配信パターンK」(図5を参照)で配信されるように登録されているため、広告配信指示部120は、配信パターンKに、現在時刻「15:00」が登録されているか否かを判定する。そして、配信パターンKに現在時刻「15:00」が登録されているので、さらに、広告配信指示部120は、配信元ユーザIDがユーザAである場合について、広告主に「G社」が登録されているか否かを判定する(図2を参照)。そして、配信元ユーザIDがユーザAである場合について、広告主に「G社」が登録されていないので、広告配信指示部120は、現在時刻において、G社の広告を配信させないと決定する。
さらに、広告配信指示部120は、配信させると決定した、F社の広告主URLが埋め込まれた広告のバナーと、F社の広告のコメント「午後3時の おやつ」と、を配信部130に出力する(ステップS10)。
配信部130は、ユーザAのメッセージと、配信元ユーザID(ユーザA)と、広告(バナー、広告主URL、及びコメント)と、その広告の配信時刻を示す情報と、を端末200cに配信する。そして、端末200cには、ユーザAのメッセージと、配信元ユーザID(ユーザA)と、F社の広告主URLが埋め込まれた広告のバナーと、F社の広告のコメント「午後3時の おやつ」と、が表示される(図7を参照)(ステップS19)。
そして、端末200cは、ユーザCによる操作入力を受け付け、配信された広告のバナー(画像)をユーザCがクリックすることで、その広告のバナーに埋め込まれたリンク(広告主URL)を辿り、購入管理部300にアクセスする。そして、端末200cは、自端末(端末200c)の識別子と、自端末を使用するユーザのユーザID(ユーザC)と、を購入管理部300に送信する。また、端末200cは、配信元ユーザID(ユーザA)と、広告の配信時刻を示す情報と、を購入管理部300に送信する。さらに、配信先のユーザCは、端末200cを操作することで、クリックした広告の商品等を、購入管理部300から購入してもよい。
一方、購入管理部300は、アクセスをしてきた端末200cと、その端末がアクセスしてきた時刻と、その端末を使用するユーザのユーザID(ユーザC)と、配信元ユーザID(ユーザA)と、広告の配信時刻を示す情報と、をログとして記憶する。
また、購入管理部300は、端末200cからのアクセスに応じて、メッセージ及び広告の配信先のユーザCに、その広告の商品又は役務等を購入させる。この場合、購入管理部300は、さらに、ユーザCが商品又は役務等を購入した購入日時(購入時刻)と、購入商品の情報と、をログ(購入実績)として記憶する。
さらに、購入管理部300は、購入管理部300にアクセスをしてきた端末の識別子(端末200c)、又は配信先ユーザID(ユーザC)に基づいて、商品又は役務等を購入したユーザCに対して、商品の発送、及び課金処理を実行してもよい(ステップS20)。
以上のように、メッセージ配信システム100aは、予め定められた条件に基づいて、広告を配信させるので、広告の宣伝効果を高くすることができる。例えば、広告配信指示部120は、予め定められた条件として、予め定められた時刻(配信タイミング)に、予め定められた広告を配信させるので、広告の宣伝効果を高くすることができる。
また、広告配信指示部120は、メッセージと共に広告が配信順に並んで配信先のユーザの端末200cに表示されるように、当該メッセージと、当該広告と、を配信先のユーザの端末200cに配信させるので、広告の宣伝効果を高くすることができる。
また、配信部130は、以前に配信されたメッセージ等がある場合には、それらのメッセージ及び広告よりも上位に、新たなメッセージ及び広告を端末に表示させるので、広告の宣伝効果を高くすることができる。
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態について図面を参照して詳細に説明する。第2実施形態では、メッセージを発信するユーザが広告に付加するコメントを選択又は入力することができる点が、第1実施形態と異なる。以下では、第1実施形態との相違点についてのみ説明する。
図10には、メッセージ配信システム100bと、端末200a〜200cと、広告管理部400と、購入管理部300との構成が、ブロック図で示されている。メッセージ配信システム100bは、第1実施形態のメッセージ配信システム100aに対応する。
端末200aは、ユーザAの操作入力に基づいて、広告のコメントを入力し、入力した広告のコメントを広告記憶部110に広告配信指示部120を介して記憶させる。また、端末200aは、ユーザAの操作入力に基づいて、広告のコメントを選択し、選択した広告のコメントを広告記憶部110に広告配信指示部120を介して記憶させる。
図11には、広告のコメントを選択するための表示例を示す図である。広告配信指示部120は、メッセージを発信するユーザAに、例えば、ジャンルが「旅行」であるD社の広告について、プルダウンメニューからコメントを選択させてもよい。また、そのプルダウンメニューには、ユーザAが入力したコメントが表示されてもよい。このようにして、ユーザAが選択したコメント、又はユーザAが入力したコメントは、広告記憶部110に記憶される(図2を参照)。
図12には、メッセージと、広告のバナーと、選択したコメントとの表示例が示されている。図12には、一例として、ユーザAのメッセージ「冬の京都に来ています。」と、広告のバナー「D社(旅行)の広告のバナー」と、ユーザAが選択したコメント「私も行ってみたい」との表示例が示されている。このように、メッセージが配信された端末200cには、ユーザAが選択したコメントが、メッセージ及び広告のバナーと共に表示される。
以上のように、メッセージ配信システム100aは、ユーザが選択したコメントを、メッセージ及び広告のバナーと共に端末に表示させるので、広告の宣伝効果を高くすることができる。
なお、広告配信指示部120は、メッセージの配信元のユーザに、配信する広告のジャンル(カテゴリ)を選択させてもよい。
[第3実施形態]
本発明の第3実施形態について図面を参照して詳細に説明する。第3実施形態では、メッセージ配信システム100bが、ユーザの居場所を位置情報として端末から取得し、その位置情報に関連する広告を配信する点が、第1及び第2実施形態と異なる。
また、メッセージ配信システム100bが、端末からメッセージを取得し、そのメッセージに対して、形態素解析、構文解析、及びキーワード検索の少なくとも1つを実行した結果に基づいて、広告を配信する点が、第1及び第2実施形態と異なる。以下では、第1及び第2実施形態との相違点についてのみ説明する。
図13には、広告主と、メッセージに含まれるキーワードと、配信元の端末の位置情報との関係の例が、表で示されている。これらの関係を示すデータは、広告記憶部110に記憶される。そして、広告主「E社」の広告には、キーワード「渋谷」が対応付けられている。さらに、そのキーワード「渋谷」には、位置情報「渋谷駅構内アクセスポイント」が対応付けられている。
ここで、位置情報とは、測位部(不図示)が測位した配信元のユーザの居場所を示す情報である。例えば、位置情報は、配信元のユーザが携帯する端末200aがアクセスしているアクセスポイントのIPアドレスであってもよい。また、位置情報は、配信元のユーザが携帯する端末200aがアクセスしている基地局からの電波の強弱に基づいて測位(三角測量)された端末200aの位置であってもよい。そして、この位置情報は、測位部(不図示)から配信元のユーザの居場所を示す情報を取得した端末200aから、広告配信指示部120に通知されるものとする。
同様に、広告主「E社」の広告には、キーワード「会員限定のバーゲンセール」が対応付けられている。さらに、そのキーワード「会員限定のバーゲンセール」には、位置情報「経度、緯度」が対応付けられている。ここで、位置情報は、人工衛星からの電波によって測位された配信元のユーザの居場所(端末200aの位置)であってもよい。そして、この位置情報は、測位部(不図示)から配信元のユーザの居場所を示す情報を取得した端末200aから、広告配信指示部120に通知されるものとする。なお、測位部(不図示)がユーザの居場所を測位する方法は、上記に限らなくてよい。
広告配信指示部120は、端末200aからメッセージ「今、渋谷に来ています。これから会員限定のバーゲンセールがあるらしいですよ。とても楽しみです。」を取得し、そのメッセージに対して、形態素解析、構文解析、及びキーワード検索の少なくとも1つを実行する。その処理には、適宜のアルゴリズムが用いられてよい。例えば、キーワード検索を実行する場合、広告配信指示部120は、キーワードとして登録されている文字列「渋谷」と、文字列「会員限定のバーゲンセール」とを、メッセージから検索する。
そして、検索結果に応じて、E社の広告(バナー及びコメント)が表示される。なお、「渋谷」と、「会員限定のバーゲンセール」とが、メッセージに含まれているので、広告配信指示部120は、「渋谷」と、「会員限定のバーゲンセール」とが表示される各箇所に、広告主URL(E社)を埋め込んで、メッセージを配信部130に出力する。ここで、広告主URLが埋め込まれている文字には、下線が引かれて表示されるようにしてもよい。また、広告主URLが埋め込まれている文字は、斜体で表示されるようにしてもよい。
そして、配信部130は、キーワードが表示される箇所に「広告主URL(E社)」が埋め込まれているメッセージを、端末200cに出力する。図14には、広告主URLが埋め込まれているメッセージと、広告のバナーと、広告のコメントとの表示例が示されている。ユーザCは、端末200cを操作し、下線が引かれて表示されているメッセージをクリックしてもよい。この場合、端末200cは、配信先のユーザCがクリックしたメッセージに埋め込まれたリンク(広告主URL)を辿り、購入管理部300にアクセスする。
以上のようにすれば、メッセージ配信システム100bは、端末から位置情報を取得し、その位置情報に関連する広告を配信するので、広告の宣伝効果を高くすることができる。
また、メッセージ配信システム100bは、メッセージに対して、形態素解析、構文解析、及びキーワード検索の少なくとも1つを実行し、当該実行の結果に対応する広告が、広告記憶部110に記憶されている場合、これを予め定められた条件として、当該広告を配信するので、広告の宣伝効果を高くすることができる。
[第4実施形態]
本発明の第4実施形態について図面を参照して詳細に説明する。第4実施形態では、広告の宣伝効果(アフィリエイターであるユーザAの貢献度)に応じて、ユーザAがインセンティブを得る点が、第1〜第3実施形態と異なる。以下では、第1〜第3実施形態との相違点についてのみ説明する。
図15には、メッセージ配信システム100cと、端末200a〜200cと、広告管理部400と、購入管理部300との構成が、ブロック図で示されている。メッセージ配信システム100cは、第1実施形態のメッセージ配信システム100aと、第2及び第3実施形態のメッセージ配信システム100bとに対応する。メッセージ配信システム100cは、購入情報取得部150と、ポイント設定部160と、付与ポイント記憶部170と、保有ポイント記憶部180と、を更に備える。
付与ポイント記憶部170には、広告の配信時刻から、その広告の商品又は役務等が購入された購入時刻までの時間と、アフィリエイターである配信元のユーザが保有するポイントに、インセンティブとして付与するポイント(以下、「付与ポイント」という)と、の関係を示すデータが記憶されている。ここで、付与ポイントは、広告管理部400によって、付与ポイント記憶部170に記憶(登録)されてもよい。
図16には、配信時刻から購入時刻までの時間と、付与ポイントとの関係が、表で示されている。配信時刻から購入時刻までの時間が、1時間以内である場合、付与ポイントは、100Pts(ポイント)である。また、配信時刻から購入時刻までの時間が、1時間〜5時間以内である場合、付与ポイントは、80Ptsである。また、配信時刻から購入時刻までの時間が、5時間〜1日以内である場合、付与ポイントは、80Ptsである。また、配信時刻から購入時刻までの時間が、1日より長い場合、付与ポイントは、40Ptsである。なお、これらの関係は、一例である。
図16に示されているように、配信時刻から購入時刻までの時間が短いほど、付与ポイントが高い。すなわち、配信時刻から購入時刻までの時間が短いほど、広告の宣伝効果が高いとされる。そして、メッセージ配信システム100cは、広告の宣伝効果に応じて、アフィリエイターである配信元のユーザAが保有するポイントに、インセンティブとしてポイントを付与する。
保有ポイント記憶部180には、ユーザIDと、ユーザIDが示すユーザが保有する保有ポイントとの関係を示すデータが記憶されている。図17には、ユーザIDと、ユーザIDが示すユーザが保有する保有ポイントとの関係が、表で示されている。ここで、ユーザAは、100Pts(ポイント)を保有しているものとする。また、ユーザBは、80Ptsを保有しているものとする。ユーザCは、60Ptsを保有しているものとする。なお、これらの関係は、一例である。
購入管理部300は、購入管理部300にアクセスした端末200cから取得した、配信元ユーザID(ユーザA)と、広告の配信時刻を示す情報と、をメッセージ配信システム100aの購入情報取得部150に出力する。
また、ユーザCが広告の商品又は役務等を購入した場合、購入管理部300は、そのユーザCが商品又は役務等を購入した購入日時(購入時刻)と、購入商品の情報と、購入金額とを、メッセージ配信システム100aの購入情報取得部150に出力する。これにより、メッセージ配信システム100cは、成果報酬型アフィリエイトに対応することが可能となる。
また、ユーザCが広告の商品又は役務等を購入していない場合、購入管理部300は、端末200cが購入管理部300にアクセスしてきた時刻(ユーザが広告のバナーをクリックした時刻)を、メッセージ配信システム100aの購入情報取得部150に出力する。これにより、メッセージ配信システム100cは、クリック型アフィリエイトに対応することが可能となる。
購入情報取得部150には、配信元ユーザID(ユーザA)と、広告の配信時刻を示す情報とが、購入管理部300から入力される。また、購入情報取得部150には、ユーザCが商品又は役務等を購入した購入日時(購入時刻)と、購入商品の情報と、購入金額とが、購入管理部300から入力される。また、購入情報取得部150には、端末200cが購入管理部300にアクセスしてきた時刻が、購入管理部300から入力される。そして、購入情報取得部150は、購入管理部300から入力されたデータを、ポイント設定部160に出力する。
ポイント設定部160には、配信元ユーザID(ユーザA)と、広告の配信時刻を示す情報とが、購入情報取得部150から入力される。また、ポイント設定部160には、ユーザCが商品又は役務等を購入した購入日時(購入時刻)と、購入商品の情報と、購入金額とが、購入情報取得部150から入力される。また、ポイント設定部160には、端末200cが購入管理部300にアクセスしてきた時刻が、購入情報取得部150から入力される。
そして、ポイント設定部160は、購入情報取得部150から入力されたデータに基づいて、購入時刻から配信時刻を減算することで、配信時刻から購入時刻までの時間を算出する。さらに、ポイント設定部160は、算出した「配信時刻から購入時刻までの時間」に対応する「付与ポイント」を、付与ポイント記憶部170から取得する。そして、ポイント設定部160は、保有ポイント記憶部180にアクセスし、配信元ユーザIDが示すユーザAが保有するポイントに、取得した付与ポイントを加算(設定)する。
次に、メッセージ配信システム100cの動作の手順を説明する。
図18には、メッセージ配信システム100cの動作の手順が、シーケンス図で示されている。図18のステップSa1は、図9のステップS20と同じである(ステップSa1)。
そして、購入管理部300は、購入管理部300にアクセスした端末200cから取得した、配信元ユーザID(ユーザA)と、広告の配信時刻を示す情報とを、メッセージ配信システム100aの購入情報取得部150に出力する。
また、ユーザCが広告の商品又は役務等を購入した場合、購入管理部300は、そのユーザCが商品又は役務等を購入した購入日時(購入時刻)と、購入商品の情報と、購入金額とを、メッセージ配信システム100aの購入情報取得部150に出力する。
また、ユーザCが広告の商品又は役務等を購入していない場合、購入管理部300は、端末200cが購入管理部300にアクセスしてきた時刻(ユーザが広告のバナーをクリックした時刻)を、メッセージ配信システム100aの購入情報取得部150に出力する(ステップSa2)。
ポイント設定部160には、配信元ユーザID(ユーザA)と、広告の配信時刻を示す情報とが、購入情報取得部150から入力される。また、ポイント設定部160には、ユーザCが商品又は役務等を購入した購入日時(購入時刻)と、購入商品の情報と、購入金額とが、購入情報取得部150から入力される。また、ポイント設定部160には、端末200cが購入管理部300にアクセスしてきた時刻が、購入情報取得部150から入力される(ステップSa3)。
そして、ポイント設定部160は、購入情報取得部150から入力されたデータに基づいて、購入時刻から配信時刻を減算することで、配信時刻から購入時刻までの時間を算出する。さらに、ポイント設定部160は、算出した「配信時刻から購入時刻までの時間」に対応する「付与ポイント」を、付与ポイント記憶部170から取得する(ステップSa4、及びSa5)。
そして、ポイント設定部160は、保有ポイント記憶部180にアクセスし、配信元ユーザIDが示すユーザAが保有するポイントに、取得した付与ポイントを加算(設定)する(ステップSa6)。
以上のように、メッセージ配信システム100cは、配信元のユーザが保有するインセンティブとしてのポイントを記憶する保有ポイント記憶部180と、保有ポイント記憶部180にポイントを設定するポイント設定部160と、を備える。
そして、ポイント設定部160は、広告の宣伝効果に応じたポイントを、保有ポイント記憶部180に設定するので、広告の高い宣伝効果(アフィリエイターであるユーザAの貢献度)に応じて、ユーザAに多くのインセンティブを付与することができる。
また、ポイント設定部160は、配信部130が広告を配信した時刻と、配信先のユーザCが広告の商品又は役務を購入した時刻(購入時刻)との差を、広告の宣伝効果として、当該宣伝効果に応じたポイントを、保有ポイント記憶部180に設定する。これにより、ポイント設定部160は、広告の宣伝効果(配信時刻から購入時刻までの時間)に応じて、ユーザAにインセンティブを付与することができる。
[第5実施形態]
本発明の第5実施形態について図面を参照して詳細に説明する。第5実施形態では、ユーザがメッセージを発信する頻度に応じて、メッセージ配信システム100cが、広告を配信する配信タイミング(広告挿入間隔)を制御する点が、第4実施形態と異なる。以下では、第4実施形態との相違点についてのみ説明する。
配信部130は、各端末からメッセージを受信した時刻に基づいて、各ユーザがメッセージを発信(公開)する頻度を、ユーザID毎に配信記憶部140に記憶させる。ここで、頻度とは、例えば、予め定められた期間内にユーザが発信したメッセージの数である。なお、頻度は、例えば、メッセージが発信された時刻から、新たなメッセージが発信された時刻までの時間で表現されてもよい。
広告配信指示部120は、予め定められた条件として、ユーザがメッセージを発信する頻度に応じて、広告が配信されるタイミング(広告挿入間隔)を制御する。例えば、ユーザAがメッセージを発信する頻度が、他のユーザがメッセージを発信する頻度の平均よりも多い場合、広告配信指示部120は、ユーザAのメッセージと共に配信される広告が多くなるように、広告の配信時刻の時間間隔(広告挿入間隔)を短くする(図4及び5を参照)。
また、ユーザAがメッセージを発信する頻度が、他のユーザがメッセージを発信する頻度の平均よりも一定数以上多い場合、すなわち、メッセージが頻発されている場合、広告がスパム(SPAM)化しないように、広告配信指示部120は、ユーザAのメッセージと共に配信される広告が少なくなるように、広告の配信時刻の時間間隔(広告挿入間隔)を長くする(図4及び5を参照)。
なお、広告が配信されるタイミング(広告挿入間隔)は、メッセージ配信システム100cの広告配信指示部120が定めてもよいし、広告主が定めて、広告管理部400を介して広告記憶部110に記憶させてもよい。
以上のように、広告配信指示部120は、配信元のユーザAの端末200aがメッセージを発信する頻度を予め定められた条件として、広告を配信させるので、広告をスパム化させることなく、広告の宣伝効果を高くすることができる。
[第6実施形態]
本発明の第6実施形態について図面を参照して詳細に説明する。第6実施形態では、メッセージ配信システム100dが、広告管理部400(広告主)にマーケティング情報を提供する点が、第4及び第5実施形態と異なる。以下では、第4及び第5実施形態との相違点についてのみ説明する。
図19には、メッセージ配信システム100dと、端末200a〜200cと、広告管理部400と、購入管理部300との構成が、ブロック図で示されている。配信記憶部140には、配信部130により、マーケティング情報が記憶される。ここで、マーケティング情報とは、例えば、配信元のユーザAのフォロワーの人数、ユーザAのメッセージに対する返信(フォロー)数、ユーザAがメッセージを発信(公開)してから、返信(フォロー)が届くまでの時間、又はユーザAがメッセージを発信(公開)したことにより、その広告の商品を購入したユーザ(フォロワー)の人数、などである。
また、マーケティング情報には、配信先のユーザ(フォロワー)毎の属性情報(性別、年齢など)、及びそのユーザの位置情報(場所情報)が含まれていてもよい。
購入管理部300は、ログ(購入実績)として記憶した「購入商品の情報」に基づいて、その商品の広告主を識別する広告主IDを、メッセージ配信システム100dの購入情報取得部150に出力する。
そして、購入情報取得部150は、広告主IDを配信記憶部140に記憶させる。また、購入情報取得部150は、広告主ID毎に、配信元ユーザID(ユーザA)と、広告の配信時刻を示す情報と、を配信記憶部140に記憶させる。
また、購入情報取得部150は、ユーザCが商品又は役務等を購入した購入日時(購入時刻)と、購入商品の情報と、購入金額とを、広告主ID毎に、配信記憶部140に記憶させる。また、購入情報取得部150は、端末200cが購入管理部300にアクセスしてきた時刻(ユーザが広告のバナーをクリックした時刻)を、広告主ID毎に、配信記憶部140に記憶させる。
広告管理部400は、広告主ID毎に、配信記憶部140からマーケティング情報を取得する。そして、広告管理部400は、マーケティング情報に基づいて、アフィリエイターである配信元のユーザ毎に、付与ポイントを設定する。ここで、広告管理部400は、付与ポイントについて、ユーザ毎に傾斜をつけてもよい。すなわち、広告管理部400は、広告の宣伝効果が高いユーザに付与する付与ポイントを、他のユーザに付与する付与ポイント(図16を参照)と比較して、高く設定してもよい。そして、広告管理部400は、高く設定した付与ポイントを、広告の宣伝効果が高いユーザに付与する付与ポイントとして、付与ポイント記憶部170に記憶させる。
また、広告管理部400は、配信記憶部140に記憶された、配信元ユーザID(ユーザA)と、広告の配信時刻を示す情報と、ユーザ(フォロワー)が商品又は役務等を購入した購入日時(購入時刻)と、購入商品の情報と、購入金額と、ユーザの端末が購入管理部300にアクセスしてきた時刻(ユーザが広告のバナーをクリックした時刻)とに基づいて、アフィリエイターである配信元のユーザ毎に、付与ポイントを設定してもよい。
以上のように、メッセージ配信システム100dは、広告管理部400(広告主)にマーケティング情報を提供する。このため、広告管理部400(広告主)は、マーケティング情報に基づいて、広告の宣伝効果を高くすることができる。
また、メッセージ配信システム100dは、広告の宣伝効果が高いメッセージ及び広告を発信するユーザに付与する付与ポイントを、他のユーザに付与する付与ポイントと比較して、高く設定する。このため、配信元のユーザは、インセンティブとして高いポイントを得ることができる。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
例えば、メッセージ配信システムは、配信元ユーザAが発信(投稿)したメッセージを受信し、受信したメッセージを、メッセージ配信システムが備える記憶部(不図示)に蓄積してもよい。そして、メッセージ配信システムは、蓄積したメッセージを、配信先ユーザCが使用する端末200cからのメッセージ参照要求に応じて、その端末200cの表示部(不図示)に、ブラウザ等により表示させてもよい。すなわち、本実施形態におけるメッセージ配信システムは、メッセージと広告をプッシュ型で配信するシステムでなくとも、配信元のユーザAのメッセージ(つぶやき)を、ブラウザ等により配信先のユーザCに参照させることができる。
また、例えば、以上のメッセージ配信システム100a〜100dは、クレジットカード会員が利用できるポータルサイトなど、特定の会員向けのサイトに適用されてもよい。
また、例えば、以上のメッセージ配信システム100a〜100dは、ミニブログ(例えば、「TWITTER(登録商標)」)に適用されてもよい。
また、例えば、広告配信指示部120は、端末がメッセージを発信した時刻から、一定の時間が経過した場合に、広告を配信させるようにしてもよい。例えば、広告配信指示部120は、配信する広告を一時的に保持することで、その広告を配信予定とし、その広告の配信時刻を遅らせてもよい。
また、例えば、メッセージ配信システム100a〜100dは、ユーザが発信したメッセージが無くても、予め定められた条件に基づいて、広告(バナー及びコメント)を配信するようにしてもよい。
また、例えば、メッセージ配信システム100b〜100dは、端末から位置情報を取得し、ユーザが発信したメッセージが無くても、その位置情報に関連する広告(バナー及びコメント)を配信するようにしてもよい。
また、上記で説明した動作の手順を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、実行処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものであってもよい。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory))のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。
さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。