JP5609108B2 - 撮影データ出力システム、撮影データ出力装置、撮影データ出力方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

撮影データ出力システム、撮影データ出力装置、撮影データ出力方法及びコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は、他の撮影者によって撮影された写真を観賞するための撮影データ出力システム、撮影データ出力装置、撮影データ出力方法及びコンピュータプログラムに関する。
写真撮影ツアー、ハイキング、旅行などのコミュニティ活動において各メンバが撮影した写真画像をデータベースに登録しておき、後日、登録しておいた写真画像を自動選択してスライドショー表示する写真観賞システムが存在する(例えば、特許文献1及び2を参照)。
コミュニティに属するメンバの一人が、他のメンバによって登録された写真画像を鑑賞する場合、検索キーワード等を入力し、データベースに登録されている多数の写真画像から目的とする写真画像を検索しなければならず、自分が閲覧したいと思う写真画像を効率的に観賞することが難しい。
このため、従来では、写真画像をスライドショー表示する際に優先順位を決定し、決定した優先順位に従って写真画像を表示するようにしていた。
たとえば、特許文献1では、予め登録された記念日情報と写真画像の撮影日時情報とに基づいて、スライドショー表示の際の表示優先度を決定し、決定した表示優先度に従ってスライドショー表示を行う技術が開示されている。
また、特許文献2では、写真画像内の顔画像を認識することにより被写体人物を特定し、特定した被写体人物の登場回数に基づいて被写体人物間の親密度を算出し、例えば、鑑賞者と親密度が高い人物が含まれる写真画像を選択的にスライドショー表示する技術が開示されている。
特開2006−173984号公報 特開2007−79460号公報
しかしながら、コミュニティに属する個々のメンバが、ある限られた地域を自由に訪問、散策しながら写真撮影を行い、共同で作品群を作成した後に、コミュニティに属するメンバの一人が鑑賞者となって作品(写真画像)を鑑賞することを想定した場合、前述のような技術を採用したとしても、必ずしも所望の写真画像を効率的に観賞できるとは限らない。
例えば、観賞者自身が訪問できなかったり、何らかの理由で撮影できなかったり、他に気を取られて見逃してしまった等の理由から、鑑賞者自身が撮影することができなかった風景や被写体の写真画像を鑑賞したいと思うことがある。
このとき、特許文献1に開示されているように日時を指定したとしても、鑑賞者自身も他のメンバに同行しているのであるから、必ずしも鑑賞者以外のメンバが撮影した写真画像が優先的にスライドショー表示されるとは限らない。
また、特許文献2に開示されているような技術を適用した場合、鑑賞者自身が訪問した場所の写真画像が優先的にスライドショー表示されることとなり、鑑賞者自身が見逃してしまった風景や被写体の写真画像が選択される可能性が低くなる。
本願は、上記の課題を解決するため、他の撮影者によって撮影された写真を効率的に観賞するための撮影データ出力システム、撮影データ出力装置、撮影データ出力方法及びコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
本願に開示する撮影データ出力システムは撮影データを生成する撮影部と、撮影者の位置情報、移動速度及び撮影頻度を含む撮影行動に係る行動情報を時系列的に記憶する撮影行動記憶部とを備える複数の撮影装置、及び各撮影装置に記憶された撮影データ及び行動情報を取得する取得部と、該取得部にて取得した行動情報に含まれる位置情報に基づいて、一の撮影者及び他の撮影者の同行範囲を特定する同行範囲特定部と、該同行範囲特定部が特定した同行範囲における撮影行動の近接度として、前記一の撮影者と前記他の撮影者との間の撮影頻度の差分量、又は同一時点の相対速度を算出すると共に、非同行範囲における撮影行動の近接度として、同一時点における前記一の撮影者と前記他の撮影者との相対距離を算出する算出部と、該算出部により算出された前記同行範囲及び前記非同行範囲における近接度の高低に従って撮影データを出力する出力部とを備える撮影データ出力装置を含むことを特徴とする。
本願によれば、鑑賞者自身が属するコミュニティ活動の中で作成された写真データベースに対して、当該コミュニティに属する鑑賞者と他のメンバとの撮影行動を比較照合し、鑑賞者が経験した訪問行動とは異なる視点の新鮮味溢れる写真作品を受動的かつ効率的に観賞することが可能となる。
本実施の形態に係る写真観賞システムの全体構成を示す模式図である。 サーバ装置に構築される撮影行動履歴データベースの一例を示す概念図である。 表示優先順位の決定手法を説明する説明図である。 表示優先順位の割り当て結果の一例を示す模式図である。 端末装置の内部構成を示すブロック図である。 表示タイミング制御部による表示タイミングの制御例を説明する説明図である。 端末装置が実行する処理の手順を説明するフローチャートである。 実施の形態2における端末装置及びサーバ装置の内部構成を説明するブロック図である。 撮影行動履歴データベースの一例を示す概念図である。 表示優先順位の決定手法を説明する説明図である。 表示優先順位の決定手法を説明する説明図である。 実施の形態3における端末装置の内部構成を示すブロック図である。 端末装置が実行する処理の手順を説明するフローチャートである。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。
実施の形態1.
図1は本実施の形態に係る写真観賞システムの全体構成を示す模式図である。本実施の形態に係る写真観賞システムは、あるコミュニティに属するメンバA、メンバB、メンバCが夫々所持する撮影装置10A、10B、10C、これらの撮影装置10A〜10Cで撮影されたデータ(写真データ)を管理するサーバ装置200、メンバの一人(鑑賞者)が写真観賞のために使用する端末装置100を備える。端末装置100及びサーバ装置200は、インターネットなどの通信ネットワークNを介して互いに接続される。
撮影装置10A〜10Cは、例えば、GPS機能及び写真撮影機能付きの携帯電話機、GPS機能付きのデジタルカメラである。撮影装置10A〜10Cは、風景、建築物、人物などの被写体を撮影し、撮影日時を示す撮影日時情報が付加された写真データを生成する。生成された写真データは、図に示していないメモリ(内蔵メモリ又は可搬型メモリ)などの記憶媒体に記憶される。
また、撮影装置10A〜10Cは、撮影時における撮影者(メンバA〜メンバC)の行動履歴を管理するために、GPS機能を有しており、適宜の時間間隔で緯度情報及び経度情報(行動情報)を記憶する。本実施の形態では、2秒毎に緯度情報及び経度情報を記憶するものとするが、時間間隔については任意に設定すればよい。
なお、本実施の形態では、撮影装置10A〜10CがGPS機能を備えるものとしたが、撮影装置10A〜10Cは写真撮影機能のみを有するものとし、撮影者の行動履歴を計測するための計測器を別途用意して、撮影時に撮影者が撮影装置及び計測器の双方を所持するようにしてもよい。
サーバ装置200は、撮影装置10A〜10Cに記憶された写真データ及び行動情報を取得し、撮影行動履歴データベース210を構築する。サーバ装置200が撮影装置10A〜10Cから写真データ及び行動情報を取得する経路については、特定の経路に限定されない。
例えば、撮影装置10Aが無線通信機能を有しており、通信ネットワークNに接続できる場合には、撮影装置10Aから直接サーバ装置200に写真データ及び行動情報をアップロードすることが可能である。また、撮影装置10Bが、無線通信機能を有しておらず、通信ネットワークNに接続できない場合であっても、通信ネットワークNに接続可能な別の端末装置(例えば、端末装置100)に写真データ及び行動情報を移し、その端末装置経由で写真データ及び行動情報をアップロードすることが可能である。
図2は、サーバ装置200に構築される撮影行動履歴データベース210の一例を示す概念図である。撮影行動履歴データベース210は、各メンバ毎に、時刻、緯度情報、経度情報、及び写真データを識別するための写真IDを互いに関連付けて記憶したデータの集合である。緯度情報及び経度情報については、撮影装置10A〜10Cが適宜の時間間隔(2秒間)で取得する構成としているが、写真データについては、撮影者が任意のタイミングで撮影するものとしている。このため、撮影行動履歴データベース210において、ある時刻においては写真データが登録されない場合があり、別の時刻では1又は複数の写真データが登録される場合がある。ある時刻に複数の写真IDが登録されている場合、ある時刻に行動情報を記憶してから次の行動情報を記憶するまでの間に、複数枚の写真が撮影されたことを示している。
図2の例では、10時10分のメンバAの行動情報として、北緯35.1度、東経135.5度が登録されているが、写真データについては登録されていないことを示している。また、10時14分のメンバAの行動情報として、北緯35.2度、東経135.6度が登録され、写真データとして、1枚の写真データ(写真ID:A0001)が登録されていることを示している。他の時刻のデータ、他のメンバのデータについても同様である。
本実施の形態では、行動情報と写真データとを併合した1つの履歴データを作成し、データベースを構築する構成としたが、行動情報及び写真データは何れも時刻情報が付加されたデータであるから、両者を個別に記憶したデータベースを作成し、時刻情報に基づいて行動情報及び写真データを関連付ける構成としてもよい。
端末装置100は、パーソナルコンピュータ、フォトフレーム等の表示機能を備えた装置である。端末装置100は、サーバ装置200に構築されている撮影行動履歴データベース210を参照し、各メンバの行動情報に基づいて写真データの表示優先順位を決定し、決定した表示優先順位に従って写真データのスライドショー表示を行う。より具体的には、端末装置100は、鑑賞者自身の撮影行動と他のメンバの撮影行動を比較して、鑑賞者の撮影行動と他のメンバの撮影行動の近接度を求め、鑑賞者と他のメンバとが同行したであろうと推定される時刻の写真データについて表示優先順位を低く設定し、逆に両者が同行していないであろうと推定される時刻の写真データについて表示優先順位を高く設定する。そして、設定した表示優先順位が高い写真データを優先的にスライドショー表示することを行う。
コミュニティのメンバの一人であるメンバAが鑑賞者となり、メンバB及びメンバCとの撮影行動を比較して表示優先順位の決定手法を以下で説明する。図3は表示優先順位の決定手法を説明する説明図である。図3(a)は、メンバA(鑑賞者)の撮影行動の全体行程を示している。本実施の形態では、撮影行動の全体行程を複数の区間に分割する。複数の区間に分割する手法としては、緯度情報及び経度情報を基に、南北方向及び東西方向に複数に分割し、分割した範囲に含まれる区間を抽出する手法を用いることができる。
図3(b)は、分割した区間内における、メンバA(鑑賞者)、メンバB、メンバCのそれぞれの行程を示している。メンバAの行程は実線、メンバBの行程は破線、メンバCの行程は一点鎖線により示されている。
図中においてハッチングで示した領域は、鑑賞者の撮影行動とメンバB(又はメンバC)の撮影行動との近接度が高く、両者が同行したであろうと推定される行程を示している。この行程では、メンバB(又はメンバC)が訪問した場所や閲覧した被写体を、鑑賞者自身が訪問したり、閲覧した可能性は高いため、この行程で得られた写真データを表示する必然性が少なく、表示優先順位を低く設定する。
一方、ハッチングが付されていない領域は、鑑賞者の撮影行動とメンバB(又はメンバC)の撮影行動との近接度が低く、両者が同行していないであろうと推定される行程を示している。この行程では、メンバB(又はメンバC)が訪問した場所や閲覧した被写体を、鑑賞者自身が訪問したり、閲覧した可能性は低く、この行程で撮影された写真データは鑑賞者に積極的に提示すべきものであるため、表示優先順位を高く設定する。
本実施の形態では、撮影行動の近接度として、鑑賞者を基準に同一時刻における他のメンバ(ここでは、メンバB及びメンバC)との相対距離を算出する。図3(c)は、相対距離の算出結果の一例を示すグラフである。鑑賞者とメンバBとの相対距離は破線DB により示され、鑑賞者とメンバCとの相対距離は一点鎖線DC により示されている。
サーバ装置200の撮影行動履歴データベース210には、各メンバ(メンバA〜メンバC)の撮影行動における時々刻々の緯度情報及び経度情報が記憶されているため、端末装置100は、サーバ装置200の撮影行動履歴データベース210を参照することにより、同一時刻における、メンバAとメンバBとの相対距離、メンバAとメンバCとの相対距離をそれぞれ算出することができる。算出する相対距離は、実距離である必要はなく、各演算結果間でスケールさえ合わせておけば、距離に相当する任意の演算値を用いてもよい。
本実施の形態では、算出された相対距離が長い程、撮影行動の近接度は低く、算出された相対距離が短い程、撮影行動の近接度は高くなる。端末装置100は、相対距離が短い(近接度が高い)時刻におけるメンバB及びメンバCの写真データに対し、より高い表示優先順位を設定する。このため、例えば、相対距離が短い順にメンバB及びメンバCの写真データをソートし、高位から順に表示優先順位を割り当てる処理を行う。図4は表示優先順位の割り当て結果の一例を示す模式図である。
上記のプロセスを実現する端末装置100の装置構成を以下で説明する。図5は端末装置100の内部構成を示すブロック図である。端末装置100は、観賞条件指定部101、撮影行動履歴データ抽出部102、訪問区間分割処理部103、相対行動差分量推定部104、表示優先順位決定部105、表示タイミング制御部106、及び表示部110を備える。
観賞条件指定部101は、鑑賞者が観賞したい写真データの条件を受付けるためのユーザインタフェースであり、例えば、キーボード、マウス、タッチパネルなどにより構成される。観賞条件としては、鑑賞者及びコミュニティに属する他のメンバを特定するための情報(メンバID)、撮影日の情報、撮影場所の情報が含まれる。
撮影行動履歴データ抽出部102は、観賞条件指定部101にて指定された観賞条件を基に対象となる撮影行動履歴データを抽出する。具体的には、通信ネットワークNを介してサーバ装置200にリクエストを送信し、撮影行動履歴データベース210から該当するメンバの行動情報及び写真IDを取得する。
訪問区間分割処理部103は、撮影行動履歴データ抽出部102により抽出された撮影行動履歴データついて、撮影行動の出発点と到着点との間の行程を複数の区間に分割する。
相対行動差分量推定部104は、訪問区間分割処理部103で分割された各区間において、鑑賞者の撮影行動と他のメンバの撮影行動との比較を行い、他のメンバとの同行区間を推定するために、撮影行動の近接度を算出する。本実施の形態では、撮影行動の近接度として、同一時刻における鑑賞者と他のメンバとの相対距離を算出する。
表示優先順位決定部105は、相対行動差分量推定部104で算出された撮影行動の近接度を基に、写真データの表示優先順位を決定する。
表示タイミング制御部106は、表示優先順位決定部105で決定された表示優先順位に従って、写真データを表示部110に表示するタイミングの制御を行う。
図6は表示タイミング制御部106による表示タイミングの制御例を説明する説明図である。表示タイミングの制御例の1つとして、図6(a)に示すように、各写真データの表示時間を一定とし、写真データの表示順序を、表示優先順位決定部105で決定された表示優先順位に従って変更することが挙げられる。この場合、表示タイミング制御部106は、サーバ装置200から写真データを順次取得し、決定した表示優先順位に従って写真データを表示部110に表示すると共に、所定時間毎に表示する写真データの切り替えを行う。
表示タイミングの制御例の他の1つとして、図6(b)に示すように、表示順序を撮影者順及び写真IDの順序とし、表示する時間を、表示優先順位決定部105で決定された表示優先順位に従って変更することが挙げられる。この場合、表示タイミング制御部106は、例えば、表示優先順位が最も高い写真データの表示時間を所定時間とし、表示優先順位が低くなるにつれて表示時間を段階的に短く設定する。表示タイミング制御部106は、サーバ装置200から写真データを順次取得し、撮影者順及び写真IDの順序で写真データを表示部110に表示すると共に、設定した時間幅で表示する写真データの切り替えを行う。
以下、端末装置100が実行する処理の手順について説明する。図7は端末装置100が実行する処理の手順を説明するフローチャートである。端末装置100は、まず、観賞条件指定部101にて観賞条件を受付ける(ステップS11)。このとき、鑑賞者のID、比較対象の他のメンバのID、撮影日、撮影場所などの情報が入力される。
次いで、端末装置100の撮影行動履歴データ抽出部102は、ステップS11で受付けた観賞条件に適合する鑑賞者及び他のメンバの撮影行動履歴をサーバ装置200の撮影行動履歴データベース210から取得する(ステップS12)。ここで取得するデータは、指定された撮影日及び撮影場所において、鑑賞者自身及び指定された他のメンバが写真撮影した際の撮影行動に関する情報であり、撮影時刻の情報、緯度及び経度の情報、撮影した写真の写真IDが含まれる。
端末装置100の相対行動差分量推定部104は、ステップS12で取得した撮影行動履歴を基に、同一時刻における鑑賞者と他のメンバとの間の相対距離を算出する(ステップS13)。次いで、端末装置100の表示優先順位決定部105は、ステップS13で算出した相対距離に基づき、他のメンバにより撮影された各写真データの表示優先順位を決定する(ステップS14)。
そして、端末装置100の表示タイミング制御部106は、ステップS14で決定した表示優先順位に従って表示タイミングを制御しながら、他のメンバの写真データを連続的に表示部110に表示する(ステップS15)。表示タイミングの制御手法としては、前述したように、表示優先順位に従って表示順序を制御し、所定時間間隔で連続的に表示する手法(表示モード1)と、表示優先順位に従って表示時間幅を制御しなら一定の順序で連続的に表示する手法(表示モード2)とが挙げられる。何れの表示モードで制御するかについては、装置内で予め定められていてもよく、観賞条件を受付ける際に表示モードを指定する構成としてもよい。
以上のように、本実施の形態では、コミュニティのメンバの一人である鑑賞者が、撮影活動により撮影された写真を、後日、家庭などの別の場所で観賞する場合、他のメンバの撮影活動と比較対照して表示優先順位を決定し、鑑賞者自身が訪問していない場所や閲覧していない被写体の写真を連続的に表示させることができるため、鑑賞者にとって、新鮮味溢れる写真群が効率的に提示されることになる。
なお、本実施の形態では、鑑賞者と他のメンバとの間の相対距離に基づき、写真データの表示優先順位を決定する構成としたが、サーバ装置200の撮影行動履歴データベース210に登録されている情報から、各時刻におけるメンバの移動速度、又は各時刻における撮影頻度を算出することが可能であるため、撮影行動の近接度として、鑑賞者と他のメンバとの相対移動速度、又は鑑賞者と他のメンバとの撮影頻度の差分を算出し、算出した相対移動速度又は撮影頻度の差分に基づいて写真データの表示優先順位を決定する構成としてもよい。
各時刻におけるメンバの移動速度及び撮影頻度を算出は、サーバ装置200において算出することが可能であり、また端末装置100において算出する構成としてもよい。また、移動速度を計測する機能、撮影頻度をカウントする機能を撮影装置10A〜10Cに持たせ、撮影装置10A〜10Cで記憶された移動速度の情報、撮影頻度の情報をサーバ装置200が取得し、撮影行動履歴データベース210に登録する構成としてもよい。
実施の形態2.
実施の形態1では、鑑賞者の撮影行動と他のメンバの撮影行動との近接度、写真データの表示優先順位等の算出処理を端末装置100において実行する構成としたが、これらの算出処理をサーバ装置200側で実行する構成としてもよい。
実施の形態2では、撮影行動履歴データベース210に登録されている情報を基に、写真データの表示優先順位を決定するプロセスをサーバ装置200が実行する構成について説明する。
図8は実施の形態2における端末装置100及びサーバ装置200の内部構成を説明するブロック図である。
端末装置100は、観賞条件指定部101、観賞条件送信部108、表示データ取得部109、表示部110を備える。
観賞条件指定部101は、鑑賞者が観賞したい写真データの条件を受付けるためのユーザインタフェースであり、実施の形態1と同様に、鑑賞者及びコミュニティに属する他のメンバを特定するためメンバID、撮影日、撮影場所、表示モード等の情報を受付ける。
観賞条件送信部は、観賞条件指定部101にて受付けた観賞条件をサーバ装置200へ送信する。表示データ取得部109は、サーバ装置200から送信される表示データを受信する。表示データ取得部109にて受信した表示データは表示部110にて表示される。
サーバ装置200は、観賞条件受信部201、撮影行動履歴データ抽出部202、訪問区間分割処理部203、相対行動差分量推定部204、表示優先順位決定部205、表示タイミング制御部206、表示データ送信部207、及び撮影行動履歴データベース210を備える。
観賞条件受信部201は、端末装置100から送信される観賞条件を受信する。撮影行動履歴データ抽出部202は、観賞条件受信部201にて受信した観賞条件を基に対象となる撮影行動履歴データを抽出する。具体的には、撮影行動履歴データベース210から該当するメンバの行動情報及び写真IDを取得する。
訪問区間分割処理部203は、撮影行動履歴データ抽出部202により抽出された撮影行動履歴データついて、撮影行動の出発点と到着点との間の行程を複数の区間に分割する。
相対行動差分量推定部204は、訪問区間分割処理部203で分割された各区間において、鑑賞者の撮影行動と他のメンバの撮影行動との比較を行い、他のメンバとの同行区間を推定するために、撮影行動の近接度を算出する。本実施の形態では、撮影行動の近接度として、同一時刻における鑑賞者と他のメンバとの相対距離を算出する。
表示優先順位決定部205は、相対行動差分量推定部204で算出された撮影行動の近接度を基に、写真データの表示優先順位を決定する。表示タイミング制御部206は、表示優先順位決定部205で決定された表示優先順位に従って、写真データを端末装置100の表示部110に表示させるタイミングを決定する。
表示データ送信部207は、表示させるべき写真データ(表示データ)を撮影行動履歴データベース210から抽出し、表示タイミング制御部206にて決定した表示タイミングの情報と共に端末装置100へ送信する。
端末装置100において、サーバ装置200から送信される表示データを、指定された表示タイミングで表示することにより、実施の形態1と同様の効果が得られ、鑑賞者自身が訪問していない場所や閲覧していない被写体の写真を連続的に表示させることができ、鑑賞者にとって、新鮮味溢れる写真群が効率的に提示されることになる。
また、サーバ装置200側で各種の演算処理を行うため、端末装置100として、高速な演算手段を有していないフォトフレーム等の表示装置にも適用し易い。
実施の形態3.
実施の形態1では、1つの指標(同一時刻における鑑賞者と他のメンバとの相対距離)に基づいて撮影行動の近接度を算出する構成としたが、複数の指標に基づいて撮影行動の近接度を総合的に判断する構成としてもよい。
実施の形態3では、同一時刻における鑑賞者と他のメンバとの相対距離、相対移動速度、撮影頻度に基づいて近接度を総合的に判断する構成について説明する。
本実施の形態では、近接度を判断する指標として、相対距離の他に、相対移動速度及び撮影頻度を用いるため、サーバ装置200の撮影行動履歴データベース210は、各メンバ毎に、時々刻々の移動速度、撮影頻度を記憶する。
図9は撮影行動履歴データベース210の一例を示す概念図である。本実施の形態において、撮影行動履歴データベース210は、各メンバ毎に、時刻、緯度情報、経度情報、及び写真データを識別するための写真ID、移動速度、撮影頻度を互いに関連付けて記憶したデータの集合である。
時々刻々の位置情報が撮影行動履歴データベース210に登録されるので、サーバ装置200による演算によって撮影者の移動速度を求め、演算によって求めた移動速度を撮影行動履歴データベース210に登録することが可能である。また、撮影装置10A〜10Cに移動速度を計測する機能を持たせ、撮影装置によって計測された移動速度をサーバ装置200が取得し、撮影行動履歴データベース210に登録する構成であってもよい。
同様に、時々刻々で撮影された写真データの情報が撮影行動履歴データベース210に登録されるので、サーバ装置200にて時々刻々の撮影頻度をカウントし、カウントした撮影頻度を撮影行動履歴データベース210に登録することが可能である。また、撮影装置10A〜10Cに時々刻々の撮影頻度をカウントする機能を持たせ、撮影装置によって計測された撮影頻度をサーバ装置200が取得し、撮影行動履歴データベース210に登録する構成であってもよい。
実施の形態3における表示優先順位の決定手法を以下で説明する。図10及び図11は表示優先順位の決定手法を説明する説明図である。本実施の形態においては、まず、実施の形態1と同様にして、同一時刻における鑑賞者と他のメンバとの相対距離を算出する。図10(a)に算出結果の一例を示す。サーバ装置200は、算出した相対距離を基に、他のメンバが鑑賞者に同行していると推定される範囲を特定する。同行範囲及び非同行範囲の区分は、サーバ装置200が設定した閾値を用いる。相対距離が閾値以下である場合には同行範囲であると特定し、相対距離が閾値より大きい場合には非同行範囲であると特定する。
この閾値は、サーバ装置200内で予め定められるものであってもよく、サーバ装置200が適宜算出する(例えば、相対距離の最大値に対して所定の割合を閾値として算出する)構成であってもよい。また、鑑賞者等のメンバが閾値を入力する構成としてもよい。
同行範囲において撮影された写真データは、非同行範囲において写真データと比較して近接度が高いものであるため、実施の形態1では表示優先順位が低くなる傾向にある。しかしながら、同行範囲であっても移動速度や撮影頻度が大きく異なっている場合には、他のメンバは観測者と異なる撮影行動を行っている可能性が高いため、表示優先順位を高くするような補正を行ってもよい。
そのため、本実施の形態においては、同行範囲であると特定された区間(同行範囲内のデータ)については、撮影行動の近接度をより詳細に検討するため、相対移動速度、撮影頻度の差分量を求める。図10(b)は、同一時刻における鑑賞者と他のメンバとの相対移動速度の算出結果の一例を示したグラフである。また、図10(c)は、同一時刻における鑑賞者の撮影頻度と他のメンバの撮影頻度との差分量の算出結果の一例を示したグラフである。
算出された時々刻々の相対距離、相対移動、相対撮影頻度をそれぞれD(t)、V(t)、F(t)としたとき、サーバ装置200は、同行範囲における行動差分量を、D(t)×W1+V(t)×W2+F(t)×W3により算出する。ここで、W1、W2、W3は、それぞれ相対距離、相対移動、相対撮影頻度に対する重み計数であり、撮影当時の状況等に応じて適宜設定する。
一方、非同行範囲については、時々刻々の相対距離のみを用いて近接度を算出する。
このようにして得られる同行範囲及び非同行範囲における総合的な近接度の演算結果の一例を図11に示す。実施の形態3に依れば、同行範囲であっても近接度を上昇させることができるため、同行範囲において鑑賞者自身が見逃したと推定される写真を提示することが可能となる。
上記のプロセスを実現する端末装置100の装置構成を以下で説明する。図12は実施の形態3における端末装置100の内部構成を示すブロック図である。端末装置100は、観賞条件指定部111、撮影行動履歴データ抽出部112、訪問区間分割処理部113、相対距離算出部114、同行範囲特定部115、相対移動速度算出部116、相対撮影頻度算出部117、相対行動差分量推定部118、観賞有効度判定部119、表示優先順位決定部120、表示タイミング制御部121、及び表示部122を備える。
観賞条件指定部111、撮影行動履歴データ抽出部112、及び訪問区間分割処理部113は、実施の形態1における端末装置の観賞条件指定部101、撮影行動履歴データ抽出部102、及び訪問区間分割処理部103と全く同一の機能を有する。
相対距離算出部114は、訪問区間分割処理部103で分割された各区間において、鑑賞者の撮影行動と他のメンバの撮影行動との比較を行い、同一時刻における鑑賞者と他のメンバとの相対距離を算出する。
同行範囲特定部115は、相対距離算出部114で算出された相対距離と設定された閾値との大小を比較することにより、鑑賞者と他のメンバとの同行範囲及び非同行範囲を特定する。
相対移動速度算出部116は、同行範囲特定部115で特定された同行範囲内のデータを用いて、同一時刻における鑑賞者と他のメンバとの相対移動速度を算出する。
相対撮影頻度算出部117は、同様に、同行範囲特定部115で特定された同行範囲内のデータを用いて、同一時刻における鑑賞者と他のメンバとの撮影頻度の差分量(相対撮影頻度)を算出する。
相対行動差分量推定部118は、算出された相対距離、相対移動速度、及び相対撮影頻度に基づいて、鑑賞者と他のメンバとの相対的な行動差分量を算出し、鑑賞者の撮影行動と他のメンバの撮影行動との総合的な近接度を推定する。このとき、同行範囲特定部115で区分される同行範囲及び非同行範囲を考慮する。すなわち、非同行範囲においては、その範囲における時々刻々の相対距離D(t)を行動差分量とすることができる。一方、同行範囲においては、前述したように、例えばD(t)×W1+V(t)×W2+F(t)×W3を演算することにより求めることができる。鑑賞者の撮影行動と他のメンバの撮影行動との総合的な近接度は、例えば行動差分量の逆数として与えられる。
観賞有効度判定部119は、相対行動差分量推定部118の出力値に基づいて、行動差分量が大きい範囲において撮影された写真データに対し、鑑賞有効度を判定する。
表示優先順位決定部120は、観賞有効度判定部119で求めれた観賞有効度を基に、写真データの表示優先順位を決定する。また、表示タイミング制御部121、表示優先順位決定部120で決定された表示優先順位に従って、写真データを表示部122に表示するタイミングの制御を行う。
表示優先順位の決定手法、表示タイミングの制御手法は、実施の形態1と全く同様である。
以下、端末装置100が実行する処理の手順について説明する。図13は端末装置100が実行する処理の手順を説明するフローチャートである。端末装置100は、まず、観賞条件指定部111にて観賞条件を受付ける(ステップS21)。このとき、鑑賞者のID、比較対象の他のメンバのID、撮影日、撮影場所などの情報が入力される。
次いで、端末装置100の撮影行動履歴データ抽出部112は、ステップS21で受付けた観賞条件に適合する鑑賞者及び他のメンバの撮影行動履歴をサーバ装置200の撮影行動履歴データベース210から取得する(ステップS22)。ここで取得するデータは、指定された撮影日及び撮影場所において、鑑賞者自身及び指定された他のメンバが写真撮影した際の撮影行動に関する情報であり、撮影時刻の情報、緯度及び経度の情報、撮影した写真の写真IDが含まれる。
端末装置100の相対距離算出部114は、ステップS22で取得した撮影行動履歴を基に、同一時刻における鑑賞者と他のメンバとの間の相対距離を算出する(ステップS23)。次いで、端末装置100の同行範囲特定部115は、ステップS23で算出した相対距離に基づき、鑑賞者と他のメンバとの間の同行範囲を特定する(ステップS24)。
次いで、端末装置100は、撮影行程に同行範囲が含まれているか否かを判断し(ステップS25)、同行範囲が含まれていると判断した場合(S25:YES)、相対移動速度算出部116にて鑑賞者と他のメンバとの相対移動速度を算出する(ステップS26)と共に、相対撮影頻度算出部117にて、鑑賞者と他のメンバとの相対撮影頻度量を算出する(ステップS27)。
次いで、端末装置100の相対行動差分量推定部118は、総合的な行動差分量を推定する(ステップS28)。ステップS25で同行範囲が含まれていないと判定されている場合には(S25:NO)、ステップS23で算出した相対距離Z(t)を総合的な行動差分量とすることができる。一方、ステップS25で同行範囲が含まれていると判定した場合には、ステップS23で算出した相対距離Z(t)、ステップS26で算出した相対移動速度V(t)、ステップS27で算出した相対撮影頻度量F(t)を用いて、D(t)×W1+V(t)×W2+F(t)×W3の重み付け演算を行い、総合的な行動差分量を求める。
次いで、端末装置100の観賞有効度判定部119は、データベース内の該当する全ての写真データに対し、観賞有効度合いを判定し(ステップS29)、表示優先順位決定部120にて、他のメンバにより撮影された各写真データの表示優先順位を決定する(ステップS30)。
そして、端末装置100の表示タイミング制御部106は、ステップS30で決定した表示優先順位に従って表示タイミングを制御しながら、他のメンバの写真データを連続的に表示部110に表示する(ステップS31)。表示タイミングの制御手法としては、実施の形態1で説明したように、表示優先順位に従って表示順序を制御し、所定時間間隔で連続的に表示する手法(表示モード1)、又は表示優先順位に従って表示時間幅を制御しなら一定の順序で連続的に表示する手法(表示モード2)を用いることができる。
以上のように、本実施の形態では、コミュニティのメンバの一人である鑑賞者が、撮影活動により撮影された写真を、後日、家庭などの別の場所で観賞する場合、他のメンバの撮影活動と比較対照して表示優先順位を決定し、鑑賞者自身が訪問していない場所や閲覧していない被写体の写真を連続的に表示させることができるため、鑑賞者にとって、新鮮味溢れる写真群が効率的に提示されることになる。
特に、本実施の形態では、鑑賞者と他のメンバが同行していると推定される範囲であっても、鑑賞者自身が見過ごした可能性がある風景や被写体の写真を優先的に選択して表示することが可能となる。
なお、本実施の形態においても、鑑賞者の撮影行動と他のメンバの撮影行動との近接度(総合的な行動差分量)、写真データの表示優先順位等の算出処理をサーバ装置200側で実行する構成としてもよいことは勿論のことである。
以上の実施の形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
撮影データを生成する撮影部と、
撮影者の撮影行動に係る行動情報を時系列的に記憶する撮影行動記憶部と
を備える複数の撮影装置、及び
各撮影装置に記憶された撮影データ及び行動情報を取得する取得部と、
該取得部にて取得した各撮影者の行動情報に基づき、一の撮影者による撮影行動と他の撮影者による撮影行動との間の近接度を算出する算出部と、
該算出部により算出された近接度の高低に従って撮影データを出力する出力部と
を備える撮影データ出力装置
を含むことを特徴とする撮影データ出力システム。
(付記2)
複数の撮影者により撮影された撮影データ、及び時系列的に生成された各撮影者の撮影行動に係る行動情報を取得する取得部と、
該取得部にて取得した各撮影者の行動情報に基づき、一の撮影者による撮影行動と他の撮影者による撮影行動との間の近接度を算出する算出部と、
該算出部により算出された近接度の高低に従って撮影データを出力する出力部と
を備えることを特徴とする撮影データ出力装置。
(付記3)
前記行動情報は、撮影者の位置情報を含み、
前記算出部は、撮影行動の近接度として、同一時点における一の撮影者と他の撮影者との相対距離を算出するようにしてあることを特徴とする付記2に記載の撮影データ出力装置。
(付記4)
前記行動情報は、撮影者の移動速度を含み、
前記算出部は、撮影行動の近接度として、同一時点における一の撮影者と他の撮影者との相対速度を算出するようにしてあることを特徴とする付記2に記載の撮影データ出力装置。
(付記5)
前記行動情報は、撮影者による撮影頻度を含み、
前記算出部は、撮影行動の近接度として、同一時点における一の撮影者の撮影頻度と他の撮影者の撮影頻度との差分を算出するようにしてあることを特徴とする付記2に記載の撮影データ出力装置。
(付記6)
前記行動情報は、撮影者の位置情報、移動速度、及び撮影頻度を含み、
前記行動情報に含まれる撮影者の位置情報に基づいて一の撮影者及び他の撮影者の同行範囲を特定する同行範囲特定部を更に備え、
前記算出部は、前記一の撮影者及び他の撮影者の非同行範囲における撮影行動の近接度として、同一時点における前記一の撮影者と他の撮影者との相対距離を算出するようにしてあり、同行範囲における撮影行動の近接度として、同一時点における前記一の撮影者と他の撮影者との相対速度、又は前記一の撮影者の撮影頻度と他の撮影者の撮影頻度との差分量を算出するようにしてあることを特徴とする付記2に記載の撮影データ出力装置。
(付記7)
一の撮影者及び他の撮影者の同行範囲及び非同行範囲を区分するための閾値を設定する設定部を備え、
前記同行範囲特定部は、前記一の撮影者及び他の撮影者の相対距離と設定した閾値との大小を比較することにより、同行範囲を特定するようにしてあることを特徴とする付記6に記載の撮影データ出力装置。
(付記8)
前記出力部は、近接度が低い撮影者の撮影データを優先的に出力するようにしてあることを特徴とする付記2から付記7の何れか1つに記載の撮影データ出力装置。
(付記9)
前記出力部は、撮影データに基づいて画像を表示することを特徴とする付記2から付記8の何れか1つに記載の撮影データ出力装置。
(付記10)
前記出力部は、外部の表示装置へ撮影データを送信することを特徴とする付記2から付記8の何れか1つに記載の撮影データ出力装置。
(付記11)
複数の撮影者により撮影された撮影データ、及び時系列的に生成された各撮影者の撮影行動に係る行動情報をコンピュータにより取得し、
取得した各撮影者の行動情報に基づき、一の撮影者による撮影行動と他の撮影者による撮影行動との間の近接度を算出し、
算出された近接度の高低に従って撮影データを出力する
ことを特徴とする撮影データ出力方法。
(付記12)
コンピュータに、
外部から取得した時系列的に生成された各撮影者の撮影行動に係る行動情報に基づき、一の撮影者による撮影行動と他の撮影者による撮影行動との間の近接度を算出させるステップと、
外部から取得した撮影データを、算出させた近接度の高低に従って出力させるステップと
を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
10A〜10C 撮影装置(撮影部,撮影行動記憶部)
100 端末装置
101,201,111 観賞条件指定部
102,202,112 撮影行動履歴データ抽出部(取得部)
103,203,113 訪問区間分割処理部
104,204,118 相対行動差分量推定部(算出部)
105,205,120 表示優先順位決定部
106,206,121 表示タイミング制御部
110,122 表示部(出力部)
114 相対距離算出部
115 同行範囲特定部
116 相対移動速度算出部
117 相対撮影頻度算出部
119 観賞有効度判定部
200 サーバ装置
210 撮影行動履歴データベース



Claims (5)

  1. 撮影データを生成する撮影部と、
    撮影者の位置情報、移動速度及び撮影頻度を含む撮影行動に係る行動情報を時系列的に記憶する撮影行動記憶部と
    を備える複数の撮影装置、及び
    各撮影装置に記憶された撮影データ及び行動情報を取得する取得部と、
    該取得部にて取得した行動情報に含まれる位置情報に基づいて、一の撮影者及び他の撮影者の同行範囲を特定する同行範囲特定部と、
    該同行範囲特定部が特定した同行範囲における撮影行動の近接度として、前記一の撮影者と前記他の撮影者との間の撮影頻度の差分量、又は同一時点の相対速度を算出すると共に、非同行範囲における撮影行動の近接度として、同一時点における前記一の撮影者と前記他の撮影者との相対距離を算出する算出部と、
    該算出部により算出された前記同行範囲及び前記非同行範囲における近接度の高低に従って撮影データを出力する出力部と
    を備える撮影データ出力装置
    を含むことを特徴とする撮影データ出力システム。
  2. 複数の撮影者により撮影された撮影データ、及び時系列的に生成された各撮影者の位置情報、移動速度及び撮影頻度を含む撮影行動に係る行動情報を取得する取得部と、
    該取得部にて取得した行動情報に含まれる位置情報に基づいて、一の撮影者及び他の撮影者の同行範囲を特定する同行範囲特定部と、
    該同行範囲特定部が特定した同行範囲における撮影行動の近接度として、前記一の撮影者と前記他の撮影者との間の撮影頻度の差分量、又は同一時点の相対速度を算出すると共に、非同行範囲における撮影行動の近接度として、同一時点における前記一の撮影者と前記他の撮影者との相対距離を算出する算出部と、
    該算出部により算出された前記同行範囲及び前記非同行範囲における近接度の高低に従って撮影データを出力する出力部と
    を備えることを特徴とする撮影データ出力装置。
  3. 前記出力部は、近接度が低い撮影者の撮影データを優先的に出力するようにしてあることを特徴とする請求項2に記載の撮影データ出力装置。
  4. 複数の撮影者により撮影された撮影データ、及び時系列的に生成された各撮影者の位置情報、移動速度及び撮影頻度を含む撮影行動に係る行動情報をコンピュータにより取得し、
    取得した行動情報に含まれる位置情報に基づいて、一の撮影者及び他の撮影者の同行範囲を特定し、
    特定した同行範囲における撮影者の近接度として、前記一の撮影者と前記他の撮影者との間の撮影頻度の差分量、又は同一時点の相対速度を算出すると共に、非同行範囲における撮影行動の近接度として、同一時点における前記一の撮影者と前記他の撮影者との相対距離を算出し、
    算出された前記同行範囲及び前記非同行範囲における近接度の高低に従って撮影データを出力する
    ことを特徴とする撮影データ出力方法。
  5. コンピュータに、
    外部から取得した時系列的に生成された各撮影者の位置情報、移動速度及び撮影頻度を含む撮影行動に係る行動情報に基づき、一の撮影者及び他の撮影者の同行範囲を特定させるステップと、
    特定させた同行範囲における撮影者の近接度として、前記一の撮影者と前記他の撮影者との間の撮影頻度の差分量、又は同一時点の相対速度を算出すると共に、非同行範囲における撮影行動の近接度として、同一時点における前記一の撮影者と前記他の撮影者との相対距離を算出させるステップと、
    外部から取得した撮影データを、算出させた前記同行範囲及び前記非同行範囲における近接度の高低に従って出力させるステップと
    を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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