JP5608808B1 - Hst車両およびその制御方法 - Google Patents

Hst車両およびその制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5608808B1
JP5608808B1 JP2013261353A JP2013261353A JP5608808B1 JP 5608808 B1 JP5608808 B1 JP 5608808B1 JP 2013261353 A JP2013261353 A JP 2013261353A JP 2013261353 A JP2013261353 A JP 2013261353A JP 5608808 B1 JP5608808 B1 JP 5608808B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hst
vehicle
traveling
travel
speed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013261353A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015117765A (ja
Inventor
英樹 平山
伸和 高橋
Original Assignee
株式会社日本除雪機製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社日本除雪機製作所 filed Critical 株式会社日本除雪機製作所
Priority to JP2013261353A priority Critical patent/JP5608808B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5608808B1 publication Critical patent/JP5608808B1/ja
Publication of JP2015117765A publication Critical patent/JP2015117765A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Control Of Fluid Gearings (AREA)

Abstract

【課題】HSTブレーキが作用しない状態で惰性走行を行なうことのできるHST車両およびその制御方法を提供する。
【解決手段】走行レバー31による所定の操作があった場合、制御器101から変速機12に対し変速段をニュートラルとする制御信号を出力するとともに、車速センサ35からの現在の車速と、その車速に適切な走行変速段に基づいて、惰性走行解除時におけるHST20の指令値を算出する。
【選択図】図5

Description

本発明は、静油圧無段変速機(HST)を介して走行用動力を伝達するHST車両およびその制御方法に関するものである。
静油圧無段変速機(HST)を介して走行用動力を伝達するHST車両は周知であり、例えば特許文献1に開示されているように、除雪車両や建設作業車両等として広く用いられている。また、線路上を走行する小型の鉄道車両、例えば軌道モータカーなどにも、HSTを介して走行用動力を伝達するように構成されたものがある。HSTは、少なくとも一方が可変容量型の油圧ポンプ及び油圧モータとから構成され、油圧ポンプ又は油圧モータの流量を制御して(斜板角度を制御して)走行速度を制御する。
ところで、HSTを駆動系に用いた従来のHST車両では、減速時に無条件でHSTブレーキが作用するため、従来のHST車両では惰性走行ができないという問題があった。なお、従来のHST車両において、走行変速機を強制的にニュートラルにすることで、惰性走行は可能であるが、惰性走行から再加速する際のクラッチ再接続時にHSTやミッション(変速機)に負荷が掛かり故障の原因となってしまうこと、変速ショックが大きいこと、ミッションのエンジン側・アクスル側の回転差が少なくなるように運転者がエンジン回転数及びHSTを適宜操作するのは困難であること、などにより、現実的には不可能である。
鉄道車両では、直線や下り勾配において、ある程度の速度が得られると、加速を行わず惰性により走行を行う惰性走行を行い、エネルギー消費の低減を図ることを可能としている。
しかしながら、上記のように、従来のHST車両では惰性走行ができないため、HSTを駆動系に用いた鉄道車両では、惰性走行ができないためにエネルギー消費の低減を図ることができないという問題があった。これは、一般道路上を走行するHST車両においても同様であり、省エネという観点からは、HSTブレーキがデメリットとして作用してしまうこととなる。
また、軌道モータカーは、保線用の荷物(機材やレールなど)を積んだ台車を牽引したり、貨車や故障車を移動させるなどといった使い方をされることが多く、すなわち、他の車両を牽引する牽引車両として使用する場合が多い。
そのような牽引走行時において、牽引車両であるHST車両(例えば軌道モータカー)が減速操作すると、上記のようにHSTブレーキが作用する。一方、牽引される側の被牽引車両ではHSTブレーキがかからないため、牽引走行での減速時に被牽引車両から押されてしまうという問題もあった。エアーブレーキは被牽引車両にも掛かるが、それは特性上遅れがあること、また牽引車両はエアーブレーキ+HSTブレーキのため、被牽引車両よりも強力にブレーキが作用し、被牽引車両から押されてしまう状況は免れない。
惰性走行が可能であれば、牽引走行での減速時に被牽引車両から押されてしまうという問題も解消できる。
本発明は、従来のHST車両における上述の問題を解決し、HSTブレーキが作用しない状態で惰性走行を行なうことのできるHST車両およびその制御方法を提供することを課題とする。
前記の課題は、本発明により、エンジンから静油圧無段変速機であるHSTを介して走行用動力を伝達するHST車両において、前記HSTから走行用動力が伝達される走行変速機と、該走行変速機を制御する制御手段を有し、惰性走行を指令する所定の操作があった場合、前記制御手段は前記走行変速機をニュートラルとする制御信号を出力するとともに、予め設定された車速と走行変速段との関係に基づいて現在の車速に対応した走行変速段を求め、現在の車速と求めた走行変速段に基づいて、惰性走行解除時の前記HSTの指令値を算出することにより解決される。
また、前記の課題は、本発明により、エンジンから静油圧無段変速機であるHSTを介して走行用動力を伝達するHST車両の制御方法において、惰性走行を指令する所定の操作があった場合、制御手段から走行変速機をニュートラルとする制御信号を出力するとともに、予め設定された車速と走行変速段との関係に基づいて現在の車速に対応した走行変速段を求め、現在の車速と求めた走行変速段に基づいて、惰性走行解除時の前記HSTの指令値を算出することにより解決される。
本発明のHST車両及びその制御方法によれば、惰性走行解除時にHSTや走行変速機に負荷を掛けることがなく、またショックを軽減するように制御できるため、従来不可能であったHST車両での惰性走行を実現することが可能となる。
本発明に係るHST車両の一例である軌道モータカーの側面図である。 その軌道モータカーにロータリ除雪装置及びラッセル式除雪装置を装着した様子を示す側面図である。 その軌道モータカーにロータリ除雪装置及びラッセル式除雪装置を装着した様子を示す平面図である。 その軌道モータカーにおける動力伝達系の構成を示す図である。 その軌道モータカーの制御系統を示すブロック図である。 実施形態における惰性走行モードの制御を示すフローチャートである。 走行レバー位置,変速段,エンジン回転数,HST指令値の関係を示す特性図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係るHST車両の一例である軌道モータカーの側面図である。この図に示すように、本実施形態の軌道モータカー100は、台車1上に運転室2および機関室3を備えている。機関室3内には、機関としてのエンジン10が配置される。台車1の前後両端部には連結器51,52が設けられ、他の車両を軌道モータカー100に連結できるようになっている。
また、軌道モータカー100は、車両前部又は/及び車両後部に除雪装置などの作業装置を装着可能に構成されている。図2及び図3に、軌道モータカー100の前部にロータリ除雪装置4を、後部にラッセル式除雪装置5を装着した様子を示す。なお、図2は側面図、図3は平面図である。なお、除雪装置は、車両前部又は後部のどちらか一方に装着することも可能であるし、ラッセル式除雪装置5を車両前部(運転室2側)に、ロータリ除雪装置4を車両後部に(機関室3側に)装着することも可能である。
なお、図1のように、除雪装置を装着していない状態の軌道モータカー100を「夏姿」、図2,図3のように除雪装置を装着した状態(車両前部又は後部の少なくとも一方に装着した状態)の軌道モータカー100を「冬姿」と称する。
ロータリ式除雪装置4は、オーガ,ブロワ,シュートを備え、オーガにより雪を切り崩して掻き込むとともにブロワによりシュートを介して線路脇等へ投雪するもので、従来周知な構成を採用可能である。また、ラッセル式除雪装置5は、雪を押しのけるプラウを備え、さらに本実施形態では開閉式の補助翼を備えている。
図4は、軌道モータカー100における動力伝達系の構成を示す図である。
この図に示すように、エンジン10からの動力は、推進軸11により変速機(トランスミッション)12に入力される。変速機12にはHST20が取り付けられ、変速機12の入力側から出力側にHST20を介して動力が伝達される。HST20は、少なくとも一方が可変容量型の油圧ポンプ21および油圧モータ22から構成されている。なお、本実施形態では、HST20として2ポンプ2モータ型のHSTシステムを用いているが、HSTの構成はこれに限定されるものではなく、例えば1ポンプ1モータ型のHSTシステムを用いることもできる。
変速機12の出力側は走行用トランスミッションとして機能し、その出力軸からは推進軸13,14を介して、それぞれ前輪用の軸減速機15と後輪用の軸減速機16に動力が伝達され、前輪17及び後輪18を駆動する。なお、変速機12の入力側は動力分配機として機能し、出力軸19から作業用動力(例えばロータリ除雪装置4を駆動する動力)を取り出すことが可能となっている。
図5は、軌道モータカー100の制御系統を示すブロック図である。
この図において、制御器101は、エンジン10やHST20あるいは変速機12等を制御するコントローラであり、各種の信号や情報が入出力される。
制御器101とエンジン10は、CAN(コントローラー・エリア・ネットワーク)通信でデータ及び制御情報を転送する。図では、エンジン10から制御器101に実エンジン回転数が入力され、制御器101からエンジン10に目標回転数が出力される様子を示してある。
制御器101からHST20には、油圧ポンプ21又は油圧モータ22の斜板傾転角を制御する信号が出力される。また、制御器101から変速機12には、走行変速段を切り替える走行変速制御信号が出力される。
除雪装置4,5からは、軌道モータカー100本体との脱着を確認する信号が制御器101に入力される。また、車速センサ35からは、軌道モータカー100の走行速度を示す信号が制御器101に入力される。
さらに、軌道モータカー100は走行レバー31,走行モード切替スイッチ(SW)32,貫通/直通ブレーキ切替スイッチ(SW)33,走行変速切替スイッチ(SW)34を備えており、これらからの信号が制御器101に入力される。なお、図5の右斜め上に示した信号種別は、制御器101に入出力される各種信号が、どのような信号として入出力されるものであるかを示したものである。
上記走行レバー31は、HST20をコントロールする(HSTの油圧ポンプ21又は油圧モータ22の斜板傾転角を制御する)レバーである。ただし、後述する回送モード時には、走行レバー31によりHST20とエンジン10を連動して制御することが可能となる。
走行モード切替SW32は、実施形態の軌道モータカー100が有する2種類の走行モード(除雪モード、回送モード)を切り替えるためのスイッチである。ただし、本実施形態では、走行中に走行モードを切り替えることはできないように構成している。
除雪モード:走行レバー31の操作に応じてHST20の斜板角(油圧ポンプ21又は油圧モータ22の斜板傾転角)を制御するとともに、エンジン回転設定用ツマミ(図示せず)の操作に応じてエンジン回転数を制御する。すなわち、HST20の斜板角とエンジン回転数を、それぞれ独立して操作できるモードである。この除雪モードは、基本的に除雪作業を行なうためのモードであり、通常の除雪作業は、エンジン回転数を最高回転数に固定しつつ、低速で且つ一定速度で除雪作業を行なう。
回送モードは、走行レバー31の操作に応じて、HST20の斜板角とエンジン回転数が連動して制御される。この回送モードは、基本的に回送時など、HST斜板角とエンジン回転数を独立して操作する必要が無い場合に選択するモードである。
貫通/直通ブレーキ切替SW33は、貫通ブレーキと直通ブレーキを切り替えるためのスイッチである。鉄道用のエアブレーキは、用途によって2種類(貫通ブレーキ、直通ブレーキ)があり、これを用途によってオペレータが使い分ける。
直通ブレーキは、ブレーキ操作した車両のみにブレーキが作用する。基本的に単車時に選択するブレーキである。
貫通ブレーキは、ブレーキ操作した車両のみならず、連結した全ての車両にブレーキが作用する。基本的に牽引時に選択するブレーキである。
走行変速切替SW34は、走行変速段を切り替えるためのスイッチである。該スイッチからの信号により、変速機12の走行変速段が切り替えられる。本実施形態では、走行変速切替SW34を用いて走行変速段を切り替えること(オペレータが走行変速の段数を指示する手動切替)に加えて、走行変速を「自動」に設定できるようになっており、これも走行変速切替SW34により「自動」を指定することで設定される。走行変速が「自動」に設定された場合、制御器101からの制御信号出力により自動で変速段の切り替えが行なわれる。
さて、HSTを介して走行用動力を伝達するHST車両においては、車両の制動に際して、HSTの発揮する減速度が大きいことから、停止までの余裕があるときにはHSTの減速作用のみにより車両を停止させることが可能である。この減速時におけるHSTブレーキ作用は、メリットである反面、従来のHST車両では惰性走行ができないというデメリットにもなる。惰性走行によりエネルギー消費の低減が図れるからである。また、軌道モータカーは、保線用の荷物(機材やレールなど)を積んだ台車を牽引したり、貨車や故障車を移動させるなどといった使い方をされることが多く、すなわち、他の車両を牽引する牽引車両として使用する場合が多い。そのような牽引走行時において、牽引車両であるHST車両が減速操作すると、上記のようにHSTブレーキが作用する一方、牽引される側の被牽引車両ではHSTブレーキがかからないため、牽引走行での減速時に被牽引車両から押されてしまうという問題もあった。
そこで、本実施形態の軌道モータカー100では、ソフトウェアにより変速機12(走行用トランスミッション)を制御し、トルクコンバータと同様の惰性走行を可能とするように構成した。
具体的には、惰性走行を行ないたいとき、指定された操作(所定の操作)を行なうことで制御器101が変速機12に対して変速段をN(ニュートラル)とする指令を出力し、惰性走行を可能とする。それとともに、制御器101は、再加速時に備え(再接続時のショックを軽減するため)、現在の車速とその場合の適切な変速段から演算した位置にHST20の斜板傾転角を制御する。そしてオペレータが加速操作(走行レバー31の操作)を行い、上記で演算した結果に相当する操作位置に(走行レバー31が)到達した時点で、適切なエンジン回転にして走行変速機を接続する(ニュートラルから前記適切な変速段に切替える)、ように制御するものである。なお、惰性走行中は燃費向上のため、エンジン回転数はアイドルまで落とすものとする。
以下、上記の制御を図6のフローチャートを参照して詳しく説明する。
図6は、本実施形態における惰性走行モードの制御を示すフローチャートである。なお、フローのS1〜S19は惰性走行モード開始の動作、S20以降は惰性走行モード終了の動作である。
図6のフローチャートにおいて、まず軌道モータカー100が「夏姿」であるかどうかを判断する(S1)。本実施形態では、除雪装置4,5を装着する際につなぐハーネスを接続することで自動認識するシステムとなっており、図5に示すように、除雪装置からの脱着確認信号に基づき判断する。
次に、ブレーキ設定が「直通ブレーキ」であるか、「貫通ブレーキ」であるかを判断する(S2)。これは図5に示すように、貫通/直通ブレーキ切替SW33からの入力に基づき判断する。
次に、走行変速が「自動」に設定されているかどうかを判断する(S3)。これは図5に示すように、走行変速切替SW34からの入力に基づき判断する。本実施形態では、走行変速が「自動」に設定されていない場合は、惰性走行モードに入らないように制御している。
続いて、走行モードが「回送モード」であるかどうか判断する(S4)。これは図5に示すように、走行モード切替SW32からの入力に基づき判断する。本実施形態では、走行モードが「回送モード」でない場合、すなわち走行モードが除雪モードの場合は、惰性走行モードに入らないように制御している。
ここまでのS1〜S4の判断がNoの場合はS9に進んで、惰性走行モードを解除するフラグを立てる。すなわち、本実施形態では、軌道モータカー100が「冬姿」の場合、ブレーキが「直通ブレーキ」に設定されている場合、走行変速が「自動」でない場合(手動の場合)、走行モードが「除雪モード」の場合は、惰性走行モードに入らないように制御している。
そして、S1〜S4の判断が全てYesの場合はS5〜S7で、走行レバー31の変化量及び操作方向を監視する。これは、オペレータの意図が、加速(力行:りきこう)なのか、一定速なのか、減速(ここでは惰性走行)なのか、走行レバー31の操作から判断する必要があるため、一定時間(一定サイクル)毎に走行レバー31の変化量及び操作方向を監視する。仮に、0.5秒サイクルで監視する場合の処理で説明すると、(1)監視タイマに5(一定時間)をセットして、走行レバー31の位置を読み取り記憶する。(2)0.1秒ごとにタイマが1つずつ減る(4→3→・・・→0)。(3)タイマが0になったら走行レバー31の現在の位置と先に記憶した位置との変化量を判定し、(1)に戻る、と処理し、判断を繰り返す。
そしてS8に進み、惰性走行モードフラグを立てる(オンする)とともに、惰性走行モード解除フラグをオフする。
次のS10では、惰性走行モードフラグがONであるか否かを判断する。ここでの判断がNoの場合は制御は終了となる。一方、惰性走行モードフラグがONしていればS11に進み、変速機12に対して「N(ニュートラル)」を指示する信号、すなわち走行変速段をニュートラルとするように指示する信号を出力する。
次に、S12〜S14で、走行変速段をニュートラルとする信号の出力後に所定時間(ここでは1秒)が経過したかどうかを見て、エンジン回転数をアイドリング回転数に固定する(S15)。
次に、現在の車速から、惰性走行解除時の走行変速段を求める(S16)。これは、図7の特性図に示す、走行レバー位置(走行レバー31の位置)、変速段、エンジン回転数、ポンプ傾転量の関係に基づき、惰性走行解除時の車速に最適な走行変速段を制御器101が算出するものである。図示例の場合、例えば車速がh1であれば走行変速段を2段(速)に、車速がh2であれば走行変速段を4段(4速)に制御する。
続いて、その車速と走行変速段から、惰性走行を解除する際のレバー位置(走行レバー31の位置)を算出する(S17)。図7において、例えば車速がh1のとき、走行変速段は2速に制御されるから、そのときに最適なレバー位置(走行レバー31の位置)はp1となる。また、車速がh2のとき、走行変速段は4速に制御されるから、そのときに最適なレバー位置(走行レバー31の位置)はp2となる。
さらに、その算出された走行レバー31の位置より、HST20の斜板傾転角(HST指令値)を算出する(S18)。図7において、例えば車速がh1のとき、最適なレバー位置はp1であるから、特性図より、HST指令値(ここでは油圧ポンプ21の傾転角)としてk1を算出する。同様に、車速がh2のとき、最適なレバー位置はp2であるから、特性図より、HST指令値(ここでは油圧ポンプ21の傾転角)としてk2を算出する。また、オペレータによる加速(力行:りきこう)操作に備え、算出したHST指令値を出力に設定する。すなわち、算出したHST指令値を目標HST指令値に設定する(S19)。
S20以降は惰性走行モード終了の動作であり、S20で走行レバー31の加速側への倒し量が所定量以上であるかどうかを見る。すなわち、走行レバー31を前述の惰性走行を解除する際のレバー位置(前述の例ではp1、もしくはp2)以上加速側へ倒した場合は、S23に進んで惰性走行モード解除フラグをオンする。一方、走行レバー31の倒し量が先に求めた惰性走行を解除する際のレバー位置(前述の例ではp1、もしくはp2)未満の場合はS21へ進み、走行レバー31の位置が中立よりもブレーキ側に位置するかどうかを判断する。ここでレバー位置がブレーキ側の場合は車速センサ35の出力に基づき車速が0km/hかどうか見る(S22)。車速が0km/hであればS23に進んで惰性走行モード解除フラグをオンし、車速が0km/hでなければS24に進む。また、S21で走行レバー31の位置が中立よりもブレーキ側でない場合もS24に進む。
S24では、惰性走行モード解除フラグがオンであるかどうかを判断する。この解除フラグが立っていない場合は制御を終了する。一方、解除フラグが立っていれば、エンジン回転数のアイドル固定を解除する(S25)。
そして、エンジン回転数が目標値から所定の範囲(±α)以内であるかどうかを判断する(S26)。エンジン回転数が目標値±α以内でない場合は目標値±α以内になるまで待つ、即ち走行変速の出力はニュートラルを保持する。
エンジン回転数が目標値±α以内の場合は、先に求めた惰性走行解除時の走行変速段を変速機12に出力する(S27)。そして、惰性走行モードフラグをオフし、惰性走行モード解除フラグをオフして(S28)終了する。
図6のフローチャートで分かるように、本実施形態においては、減速時に(オペレータによる減速操作=走行レバー31によりHSTの斜板を中立側に戻す操作時)に、条件が成立していれば自動的に惰性走行モードとなり、制御器101が惰性走行解除時に最適な走行変速段・最適なレバー位置(走行レバー31の位置)・最適なHST指令値を演算して制御するため、オペレータに何ら難しい操作を要求すること無く惰性走行が可能となるとともに、惰性走行解除時(再加速時)にHST20や変速機12に負荷が掛からず、故障発生を防止し、また変速ショックも軽減することができる。
なお、上記フローではS10,S11でニュートラル指令を出力した後にS16〜18で惰性走行解除時の変速段を算出しているので、順序が逆のように感じるかもしれないが、惰性走行解除時にHST20や変速機12に負荷を掛けず、またショックを軽減するように制御するから、惰性走行を実現することができると言うことになる。
従来のHST車両では、単に走行変速機を強制的にニュートラルにしただけでは、惰性走行を解除する際にHSTやミッション(変速機)に負荷が掛かり故障の原因となってしまうこと、変速ショックが大きいこと、それらを抑制するように運転者がエンジン回転数及びHSTを適宜操作するのは困難であることにより、現実的には惰性走行は不可能であった。
図7は、惰性走行解除時の制御量算出に用いる、走行レバー位置,変速段,エンジン回転数,HST指令値(ここでは油圧ポンプ斜板の傾転量であるが、油圧モータを制御しても良い)の関係を示す特性図である。同図において、グラフの横軸は走行レバー位置であり、左端が中立位置、右端が最高速となる。縦軸は右側がエンジン回転数であり、左側は車速およびポンプ傾転角(傾転量)である。
なお、本実施形態では、減速操作時に所定の条件が成立していれば自動的に惰性走行モードとなるように構成している。そのため、ハード面での新規な付加物を必要とせずに、制御ソフトのみで惰性走行を実現できるため、従来構成からのコスト上昇を最小限に抑えることができる。
ただし、これに限らず、例えばニュートラルを指定する(惰性走行を指示する)スイッチあるいはボタン等の入力手段を設けて、オペレータがこのスイッチあるいはボタンによりニュートラルを指定した場合に惰性走行モードとなるように構成してもよい。その場合も、特性図に基づき、最適な走行変速段・最適な走行レバー位置・最適なHST指令値を演算して制御すればよい。
なお、本実施形態では、車両が上り坂などで自然に減速した場合は、所定の条件が成立しない(実施例では走行レバー31を操作しない)ので、変速段がニュートラルに切り替わることがない。したがって、オペレータが意図せずに惰性走行となってしまうことはない。
次に、HST車両で他の車両を牽引する牽引走行について説明する。
先に記載したように、軌道モータカーは、保線用の荷物(機材やレールなど)を積んだ台車を牽引したり、貨車や故障車を移動させるなどといった使い方をされることが多く、すなわち、他の車両を牽引する牽引車両として使用する場合も多い。そのような牽引走行時において、牽引車両である従来のHST車両で減速操作するとHSTブレーキが作用する。一方、被牽引車両ではHSTブレーキがかからないため、牽引走行での減速時に被牽引車両から押されてしまうという問題があった。エアーブレーキは牽引車両だけでなく被牽引車両にも掛かるが、それは特性上遅れがあること、また牽引車両はエアーブレーキ+HSTブレーキのため、被牽引車両よりも強力にブレーキが作用し、被牽引車両から押されてしまう状況は免れない。
しかし、本実施形態の軌道モータカー100では減速時には惰性走行となるため、被牽引車両から押されてしまうことがなく、牽引走行時における問題を生じることがない。なお、実施形態では、除雪装置を装着した「冬姿」の場合には減速時に惰性走行しないように制御している。これにより、除雪作業時におけるHSTのメリットを維持することができる。HSTの斜板を中立位置に戻したときのブレーキ作用(HSTブレーキの作用)は、除雪時にパワーが必要なためエンジン回転を高回転に固定して作業を行なう状態であっても、ブレーキ操作(ブレーキペダルによるブレーキ操作)をしなくてもほぼ安全に停止できるだけの減速度をHSTブレーキ作用によって発揮できるため、一定速で、しかも低速で作業する除雪作業においては、安全上、HSTブレーキの作用が非常なメリットとなる。このHSTブレーキの作用を、軌道モータカー100による除雪作業時には発揮することができるように制御している。
また、図6のフローでは牽引走行時のブレーキが貫通モードでない場合は惰性走行にはならない。したがって、牽引走行時の惰性走行においてブレーキは貫通モードであり、連結した全ての車両に対して同様にブレーキを作用させることができる。そのため、牽引状態での惰性走行時のブレーキ操作時に、一部の車両が押されたり引っ張られたりすることなく、惰性走行から安全な制動を行なうことができる。
また、軌道上を走行する鉄道車両では力行(りきこう)以外は惰性走行で運転することも多いが、本実施形態の軌道モータカー100では、上記のように単独走行及び牽引走行の双方において惰性走行が可能なため、省エネ効果を得ることもできる。
なお、上記説明した実施形態のHST車両は線路上を走行する鉄道車両の一例である軌道モータカーとしたが、本発明は鉄道車両に限らず、一般道路を走行する車両や、一般道路を走行する車両にアタッチメントを装着して道路と軌道の両方を走行可能な軌陸両用車(デュアルモード車両)であってもよい。
例えば、一般道路を走行するロータリ除雪車(HSTを駆動系に用いるもの)に本発明を適用することも可能である。一般道路を走行するHST車両においては牽引走行を行なう機会は少ないと考えられるが、本発明により惰性走行が可能であれば、一般道路を走行するうえでも、省エネ効果が期待できる。
ここまで説明したように、本発明では、惰性走行を指令する所定の操作があった場合、制御手段(制御器101)は走行変速機(変速機12)をニュートラルとする制御信号を出力するとともに、現在の車速と該車速に適切な走行変速段に基づいて惰性走行解除時のHST(HST20)の指令値(斜板傾転角)を算出するので、惰性走行解除時にHSTや走行変速機に負荷を掛けることがなく、またショックを軽減するように制御できるため、従来不可能であったHST車両での惰性走行を実現することが可能となった。
また、惰性走行解除を指令する所定の操作があった場合、算出された指令値でHSTを制御するとともに、そのHST制御値に適した回転数にエンジンを制御して走行変速機をニュートラルから走行変速段に切替えるので、実際の惰性走行解除時にHSTや走行変速機に負荷がかからず、またショックも軽減することができる。
また、HSTを操作する操作部材(走行レバー31)を有し、所定の操作が操作部材による操作であることにより、操作部材で減速操作したときに自動で惰性走行に移行することが可能となる。そのため、オペレータに何ら難しい操作を要求すること無く惰性走行が可能となる。
また、惰性走行を指示する入力手段を設け、惰性走行を指令する所定の操作が入力手段による入力であることにより、オペレータが所望するときに的確に惰性走行に移行することができる。
また、除雪装置を装着可能に設けられ、除雪装置が装着されている場合は惰性走行を禁止することにより、除雪作業時におけるHSTブレーキの作用を得られるため、HSTのメリットを維持して安全で容易な除雪作業を行なうことができる。
また、牽引走行時に選択手段により貫通ブレーキモードが選択されていない場合は惰性走行を禁止することにより、牽引走行時に安全な制動を行なうことができる。また、制動時に被牽引車両から押されることを防止できる。
また、走行変速機が自動変速モードに設定されていない場合は惰性走行を禁止することにより、惰性走行を所望しない場合に惰性走行となってしまうことが防止される。
また、HST車両の走行モードが回送モードでない場合は惰性走行を禁止することにより、作業走行等におけるHSTブレーキ作用を得ることができる。
また、惰性走行中はエンジン回転数をアイドル回転に制御することで、燃費を向上させることができる。
また、当該HST車両が軌道上を走行する鉄道車両であることにより、鉄道車両に特有な力行以外の走行で惰性走行できるため、燃費向上・省エネルギーを図ることができる。また、鉄道車両に特有な牽引走行時の、減速時に被牽引車両によって牽引車両が押されてしまう問題を解決できる。
以上、本発明を図示の実施形態により説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、HSTは2ポンプ2モータ型に限らず、適宜な構成を採用可能である。また、HSTを操作する操作部材も、実施形態の走行レバーに限らず、つまみやスライダー等の形態であっても構わない。
さらに、変速機は、動力分配機や走行用トランスミッションが別体であってもよい。車両のエンジンもディーゼルエンジンやガソリンエンジンを含め、任意の原動機を採用可能である。
HST車両は線路上を走行する鉄道車両に限らず、道路走行用の車両であってもよい。また、道路及び線路上の走行が可能な軌陸両用車とすることもできる。さらに、本発明はホイールローダ等の建設作業車や重量物運搬車などのHST車両にも適用可能なものである。
1 台車
2 運転室
3 機関室
4 ロータリ除雪装置
5 ラッセル式除雪装置
10 エンジン(原動機)
12 変速機
15,16 軸減速機
20 HST(静油圧無段変速機)
21 油圧ポンプ
22 油圧モータ
31 走行レバー(HST操作部材)
32 走行モード切替スイッチ
33 貫通/直通ブレーキ切替
34 走行変速切替スイッチ
35 車速センサ
100 軌道モータカー(HST車両)
101 制御器(制御手段)
再表2005/054720号公報

Claims (12)

  1. エンジンから静油圧無段変速機であるHSTを介して走行用動力を伝達するHST車両において、
    前記HSTから走行用動力が伝達される走行変速機と、該走行変速機を制御する制御手段を有し、
    惰性走行を指令する所定の操作があった場合、前記制御手段は前記走行変速機をニュートラルとする制御信号を出力するとともに、予め設定された車速と走行変速段との関係に基づいて現在の車速に対応した走行変速段を求め、現在の車速と求めた走行変速段に基づいて、惰性走行解除時の前記HSTの指令値を算出することを特徴とするHST車両。
  2. 惰性走行解除を指令する所定の操作があった場合、前記算出された指令値で前記HSTを制御するとともに、該HST制御値に適した回転数に前記エンジンを制御して前記走行変速機をニュートラルから前記走行変速段に切替えることを特徴とする、請求項1に記載のHST車両。
  3. 前記HSTを操作する操作部材を有し、
    前記所定の操作が、前記操作部材による操作であることを特徴とする、請求項1又は2に記載のHST車両。
  4. 惰性走行を指示する入力手段を設け、
    前記惰性走行を指令する所定の操作が、前記入力手段による入力であることを特徴とする、請求項1に記載のHST車両。
  5. 除雪装置を装着可能に設けられ、
    前記除雪装置が装着されている場合、惰性走行を禁止することを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載のHST車両。
  6. 他の車両を牽引可能に設けられ、
    他の車両を牽引している場合に全ての車両にブレーキが作用する貫通ブレーキモードと、当該HST車両のみにブレーキが作用する直通ブレーキモードとを選択する選択手段を有し、
    牽引走行時に前記選択手段により前記貫通ブレーキモードが選択されていない場合、惰性走行を禁止することを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載のHST車両。
  7. 前記走行変速機を自動で制御する自動変速モードを有し、
    前記走行変速機が自動変速モードに設定されていない場合、惰性走行を禁止することを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載のHST車両。
  8. 前記HSTと前記エンジンを連動して制御する回送モードを有し、
    当該HST車両の走行モードが前記回送モードでない場合、惰性走行を禁止することを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載のHST車両。
  9. 惰性走行中は前記エンジン回転数をアイドル回転に制御することを特徴とする、請求項1〜8のいずれか1項に記載のHST車両。
  10. 当該HST車両が軌道上を走行する鉄道車両であることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか1項に記載のHST車両。
  11. エンジンから静油圧無段変速機であるHSTを介して走行用動力を伝達するHST車両の制御方法において、
    惰性走行を指令する所定の操作があった場合、制御手段から走行変速機をニュートラルとする制御信号を出力するとともに、予め設定された車速と走行変速段との関係に基づいて現在の車速に対応した走行変速段を求め、現在の車速と求めた走行変速段に基づいて、惰性走行解除時の前記HSTの指令値を算出することを特徴とするHST車両の制御方法。
  12. 惰性走行解除を指令する所定の操作があった場合、前記算出された指令値でHSTを制御するとともに、該HST制御値に適した回転数にエンジンを制御して走行変速機をニュートラルから前記走行変速段に切替えることを特徴とする、請求項11に記載のHST車両の制御方法。
JP2013261353A 2013-12-18 2013-12-18 Hst車両およびその制御方法 Active JP5608808B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013261353A JP5608808B1 (ja) 2013-12-18 2013-12-18 Hst車両およびその制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013261353A JP5608808B1 (ja) 2013-12-18 2013-12-18 Hst車両およびその制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5608808B1 true JP5608808B1 (ja) 2014-10-15
JP2015117765A JP2015117765A (ja) 2015-06-25

Family

ID=51840564

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013261353A Active JP5608808B1 (ja) 2013-12-18 2013-12-18 Hst車両およびその制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5608808B1 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05180336A (ja) * 1991-12-27 1993-07-20 Hitachi Constr Mach Co Ltd Hst油圧走行駆動装置
JP2008267547A (ja) * 2007-04-24 2008-11-06 Iseki & Co Ltd 作業車両の変速制御装置
JP2012017821A (ja) * 2010-07-09 2012-01-26 Nichijo Manufacturing Co Ltd 走行用hst

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05180336A (ja) * 1991-12-27 1993-07-20 Hitachi Constr Mach Co Ltd Hst油圧走行駆動装置
JP2008267547A (ja) * 2007-04-24 2008-11-06 Iseki & Co Ltd 作業車両の変速制御装置
JP2012017821A (ja) * 2010-07-09 2012-01-26 Nichijo Manufacturing Co Ltd 走行用hst

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015117765A (ja) 2015-06-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10518831B2 (en) Self-powered actively steerable converter dollies for long combination vehicles
CN103568810B (zh) 可以能量回收的轮毂马达液压辅助驱动系统及其控制方法
US9156463B2 (en) Vehicle and method for operating a vehicle
EP2371674B1 (en) Power steering system for a vehicle provided with means for actuating the stop & start function in a moving vehicle, especially an industrial or commercial or special vehicle
CN103043056B (zh) 控制车轮轴扭矩的方法和用于其的控制系统
KR101607697B1 (ko) 차량용 방법 및 시스템
CN103029596B (zh) 电动汽车蠕动控制方法、装置及电动汽车
CN103118909B (zh) 用于机动车辆的制动控制系统和控制制动器的方法、以及车辆
CA2243418C (en) Road maintenance tracklaying vehicle
CN104684783A (zh) 用于控制工作车辆的回退的系统和方法
KR100339093B1 (ko) 차량의브레이크제어장치
KR20210095773A (ko) 차량의 제동 제어 방법
CN104071158B (zh) 车辆用控制装置
JP2015504018A (ja) 走行距離を制御する方法及びシステム
CN103434389A (zh) 具有直驶助力机构的履带车辆电传动装置
US20160101700A1 (en) Control system and method for a vehicle
KR102470084B1 (ko) 전기모터의 보호기능을 구비한 특장차량용 하이브리드 친환경 다목적 도로관리차
CN102849106B (zh) 一种双侧电机驱动履带车辆转向系统
EP2768709A1 (en) Vehicle traction control method and system
US10926818B1 (en) Pooling vehicle and trailer system
JP2013543368A (ja) 牽引力を制御するためのシステムおよび方法
CN102616277A (zh) 一种双电机耦合驱动履带车辆转向系统
JP5608808B1 (ja) Hst車両およびその制御方法
KR102471149B1 (ko) 특장차량용 하이브리드 친환경 다목적 도로관리차
EP0537183B1 (en) Cleaning Vehicle

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140709

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140805

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140901

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5608808

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250