JP5608119B2 - 配線ボックスの遮音装置及び遮音性配線ボックス - Google Patents
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Description
以下、本発明を具体化した第1の実施形態を図1〜図5にしたがって説明する。
図1に示すように、遮音性配線ボックス11のボックス部分を構成する合成樹脂製の配線ボックス12は、矩形板状の底壁13と、この底壁13の周縁から立設された四つの側壁13a〜13dとから前面(一面)に開口12aを有する有底四角箱状に形成されている。そして、底壁13及び側壁13a〜13dにより、配線ボックス12の周壁が形成されている。なお、以下の説明において、図1の上下に対向する側壁を上側壁13a及び下側壁13bとし、図1の右左に対向する側壁を右側壁13c及び左側壁13dとする。上側壁13a及び下側壁13bには、ケーブル挿通孔15が二つずつ形成されている。左側壁13dの外面には、遮音性配線ボックス11を柱(造営材)に固定するための固定部17が突設されるとともに、左側壁13d及び固定部17にはビス孔18が複数(本実施形態では三つ)形成されている。
図2(a)及び(b)に示すように、遮音カバー20は、非加硫ゴム製の制振層21と、この制振層21に積層されたアルミニウム製の拘束層22と、からなるシート材を箱状に折り曲げて形成されている。制振層21は、伝播してきた音による振動を吸収し、制振層21からの音の漏れを抑制する機能を有する。制振層21は、粘着性を有し、その粘着性によって一面が配線ボックス12に貼着されるとともに、他面に拘束層22が貼着されている。拘束層22は、制振層21への貼着により、その貼着された面を拘束して制振層21の振動を抑制し、制振層21の振動による音漏れを抑制する機能を有する。
壁表で発生した音は、貫通孔Waから配線ボックス12内に伝わる。そして、音は、配線ボックス12の周壁に伝播し、周壁を振動させようとする。このとき、周壁には遮音カバー20の制振層21が貼着されているため、制振層21によって周壁の振動が抑制され、振動に伴う配線ボックス12外への音の漏れが抑制される。さらに、音が、配線ボックス12の外面から制振層21に伝播しても、制振層21は拘束層22によって拘束されているため、制振層21の振動は抑制される。このため、遮音カバー20から音が漏れることが防止され、遮音性配線ボックス11の周壁から音が漏れることが抑制される。加えて、配線ボックス12の開口端と、壁材Wの裏面との隙間は、密閉部材30によって密閉されているため、この密閉部材30により、配線ボックス12の開口端と壁材Wの裏面との間から音が漏れることが抑制される。
(1)配線ボックス12の周壁外面に、この配線ボックス12の周壁を外面側から覆う遮音カバー20を接合(貼着)するとともに、この遮音カバー20の外面に、配線ボックス12の開口12aを包囲する密閉部材30を接合(貼着)し、遮音カバー20と密閉部材30とから遮音装置Sを形成した。そして、遮音カバー20により、配線ボックス12の振動を抑制してその振動に伴う音の漏れを抑制することができる。さらに、密閉部材30により、配線ボックス12の開口12aと、壁材Wの裏面との隙間が密閉されるため、配線ボックス12の開口端と壁材Wの裏面との隙間からの音漏れを抑制することができる。したがって、配線ボックス12の周壁からの音漏れ、及び配線ボックス12の開口12a側からの音漏れのいずれも抑制することができ、遮音性を向上させることができる。
次に、本発明を具体化した第2の実施形態を図6及び図7にしたがって説明する。また、第1の実施形態と同一構成については同一符号を付すなどし、その重複する説明を省略又は簡略する。
○ 図8(a)及び(b)に示すように、第2の実施形態の遮音性配線ボックス40において、遮音カバー20の上側被覆部24a及び下側被覆部24bにおいては、拘束層22の短辺方向への自由端が、上側壁13a及び下側壁13bの開口側の側縁と同一平面上に位置している。また、上側被覆部24a及び下側被覆部24bにおいて、制振層21の短辺方向への自由端も、上側壁13a及び下側壁13bの開口側の側縁と同一平面上に位置している。また、右側被覆部24c及び左側被覆部24dにおいても、拘束層22の短辺方向への自由端が、右側壁13c及び左側壁13dの開口側の側縁と同一平面上に位置している。そして、右側被覆部24c及び左側被覆部24dにおいて、制振層21の短辺方向への自由端も、右側壁13c及び左側壁13dの開口側の側縁と同一平面上に位置している。すなわち、遮音カバー20において、制振層21及び拘束層22の短辺方向への自由端は一致している。そして、密閉部材30の底壁13側の周縁部は、拘束層22及び制振層21によって覆われている。また、密閉部材30は、底壁13の一部が固定部17に被さるように設けられている。
○ 各実施形態において、密閉部材30の両端部を配置する位置は、遮音カバー20を介した固定部17の外側でなくてもよく、任意に変更してもよい。
○ 実施形態では、制振層21を粘着性の有するものとし、その粘着性により遮音カバー20を配線ボックス12の外面に貼着したが、制振層21は貼着性を有しないものであってもよい。
Claims (6)
- 周壁によって囲み形成された開口を前面に有する有底箱状をなすとともに壁裏に設置される配線ボックスに設けられ、該配線ボックスの設置箇所からの音漏れを抑制する配線ボックスの遮音装置であって、
前記開口を除いて前記配線ボックスを外面側から覆うように前記周壁の外面に接触し、該周壁を制振する制振性の遮音カバーと、
前記配線ボックスの開口端より前方に突出し、かつ前記開口を包囲するように前記配線ボックスの開口端側で前記遮音カバー又は前記周壁の外面に接合される弾性変形可能な発泡材製の密閉部材と、からなり、
前記密閉部材は、前記配線ボックスの開口端と壁材裏面との間で圧縮方向に弾性変形した状態で介装され、前記密閉部材の圧縮状態から原形状への復帰力により、前記配線ボックスの開口端と前記壁材裏面との隙間を密閉することを特徴とする配線ボックスの遮音装置。 - 前記遮音カバーは、前記配線ボックスを覆う箱状に折り曲げ可能なシート材より形成される請求項1に記載の配線ボックスの遮音装置。
- 前記遮音カバーは、前記周壁の外面に接触する制振層と、該制振層における前記周壁への接触面と反対側の面に設けられ、前記制振層の振動を抑える拘束層とからなる請求項1又は請求項2に記載の配線ボックスの遮音装置。
- 壁裏に設置される遮音性配線ボックスであって、
周壁によって囲み形成された開口を前面に有する有底箱状をなすとともに、壁材に形成された貫通孔を介して前記開口が壁表に臨む配線ボックスと、
前記開口を除いて前記配線ボックスを外面側から覆うように前記周壁の外面に接触し、該周壁を制振する制振性の遮音カバーと、
前記配線ボックスの開口端より前方に突出し、かつ前記開口を包囲するように前記配線ボックスの開口端側で前記遮音カバー又は前記周壁の外面に接合された弾性変形可能な発泡材製の密閉部材と、からなり、
前記密閉部材は、前記配線ボックスの開口端と壁材裏面との間で圧縮方向に弾性変形した状態で介装され、前記密閉部材の圧縮状態から原形状への復帰力により、前記配線ボックスの開口端と前記壁材裏面との隙間を密閉することを特徴とする遮音性配線ボックス。 - 前記遮音カバーは、前記配線ボックスを覆う箱状に折り曲げ形成なシート材より形成される請求項4に記載の遮音性配線ボックス。
- 前記遮音カバーは、前記周壁の外面に接触する制振層と、該制振層における前記周壁への接触面と反対側の面に設けられ、前記制振層の振動を抑える拘束層とからなる請求項4又は請求項5に記載の遮音性配線ボックス。
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