JP5600557B2 - コンテンツ紹介映像作成装置およびそのプログラム - Google Patents
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Description
かかる構成によれば、コンテンツ紹介映像作成装置は、候補画像の位置を基準にカット点を検出するため、カット点の検出漏れを少なくできる。
かかる構成によれば、コンテンツ紹介映像作成装置は、選出画像の位置を基準にカット点を検出するため、カット点の検出回数を少なくできる。
かかる構成によれば、コンテンツ紹介映像作成装置は、正確なスコアに基づいてコンテンツ紹介映像を作成することができる。
本願第1,2発明によれば、コンテンツのジャンルに関わりなく、低い処理負荷でスコアを算出するため、処理時間を短くでき、コンテンツ紹介映像を素早く作成できる。
本願第2発明によれば、カット点の検出回数を少なくできるため、頻繁にカットが切り替わることを抑制し、見やすいコンテンツ映像を素早く作成できる。
本願第3発明によれば、正確なスコアに基づいてコンテンツ紹介映像が作成されるため、コンテンツのジャンル、雰囲気、登場人物等の情報が視聴者に伝わりやすくなる。
本願第4発明によれば、同一のコンテンツ映像に対する候補画像の抽出処理を最小限に抑えるため、処理時間をより短くでき、コンテンツ紹介映像を素早く作成できる。
以下、本願発明の各実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各実施形態において、同一の機能を有する手段には同一の符号を付し、説明を省略した。
図1を参照して、本願発明の第1実施形態に係るコンテンツ紹介映像作成装置1(図2参照)の概略について説明する。第1実施形態では、コンテンツ紹介映像作成装置1を、ソーシャルネットワークサービス(SNS)で利用する例で説明する。図1に示すように、このSNSでは、新作番組紹介画面Pgを視聴者に提示して、視聴者の間で新作番組を紹介するサービスを行っている。
以下、図2を参照して、コンテンツ紹介映像作成装置1の構成について説明する。
図2に示すように、コンテンツ紹介映像作成装置1は、コンテンツを紹介する映像であるコンテンツ紹介映像を作成するものであり、パラメータ記憶手段10と、候補画像データベース(候補画像記憶手段)20と、コンテンツ映像データベース30と、選出画像データベース(選出画像記憶手段)40と、候補画像抽出手段50と、候補画像順位付け手段60と、紹介映像作成手段70とを備える。
また、コンテンツ映像には、新作番組を一意に識別するコンテンツID(識別情報)と、新作番組のジャンルとが付加されていることとする。
候補画像抽出区間は、コンテンツ映像内において、候補画像を抽出する区間を示すパラメータである。ここで、候補画像抽出区間は、視聴者が事前に知りたくない情報が新作番組の終盤に含まれる可能性があるため、コンテンツ映像の終盤を除いて、コンテンツ映像の先頭から8割までとしてもよい。
なお、候補画像とは、コンテンツ映像を構成する画像のうち、後記する選出画像として選出対象となる画像のことである。
選出画像再生時間は、選出画像1枚あたりの再生時間を示すパラメータである。
なお、選出画像とは、コンテンツ映像を構成する画像のうち、コンテンツ紹介映像として表示される画像のことである。すなわち、選出画像は、コンテンツ映像を構成する画像のうち、視聴者が興味を示す可能性が高いと思われる画像である。
この他、他の視聴者が指定した画像がインターネットを介して送信された場合、選出画像データベース40は、送信されたこの画像を選出画像として記憶する。
ここでは、カット点検出区間が1秒間に設定されているとする。また、候補画像抽出手段50が、時刻ti,tj,tlの位置にある画像をそれぞれ候補画像として抽出したこととする。以後、時刻ti,tj,tlの位置にある候補画像を候補画像ti,tj,tlと呼ぶ。なお、各時刻の間には、ti<tj<tk<tlという関係が成立する。
候補画像順位付け手段60は、候補画像抽出手段50から候補画像とコンテンツIDとジャンルとが入力され、コンテンツ紹介映像を作成するために候補画像を順位付けするものであり、スコア算出手段61と、選出画像選出手段63とを備える。
図4を参照し、顔領域大きさ情報からスコアを算出する方法について説明する(適宜図2参照)。
スコア算出手段61は、入力された候補画像の全てに対して、顔領域検出処理を施す。ここで、例えば、スコア算出手段61は、ViolaとJonesとが提案した顔領域検出処理を用いて、候補画像から人物顔を高速に検出する。このViolaとJonesとの顔領域検出処理は、オープンソースの画像処理・認識ライブラリであるOpenCVで公開されている(例えば、“http://opencv.jp/”を参照)。
以下、図2に戻り、動きベクトルの大きさの合計値からスコアを算出する方法について説明する(適宜図2参照)。
スコア算出手段61は、入力された候補画像ごとに、この候補画像の位置を基準とした動きベクトル検出区間から動きベクトルを検出する。そして、スコア算出手段61は、動きベクトル検出区間から検出された動きベクトルの大きさを合計し、その候補画像のスコアとする。例えば、スコア算出手段61は、動きベクトル検出区間内に位置する画像をそれぞれ、所定サイズのマクロブロックで走査して、動きベクトルを検出する(マクロブロック法)。
選出画像選出手段63は、入力された候補画像のうち、スコア算出手段61が算出したスコアが高い方から順に選出画像選出数(所定数)の候補画像を、選出画像として選出するものである。例えば、選出画像選出手段63は、選出画像選出数が10枚に設定されている場合、スコアが1位から10位までの候補画像を選出画像として選出する。また、選出画像選出手段63は、同じスコアの候補画像が2枚以上存在する場合、タイムコードが小さい方の候補画像を優先的に選出画像として選出する。そして、選出画像選出手段63は、選出した全ての選出画像とコンテンツIDとを紹介映像作成手段70に出力する。
この他、紹介映像作成手段70は、10枚の選出画像が1秒間ずつ再生されるようなコンテンツ紹介映像を作成してもよい。
以下、候補画像データベース20の利用方法について説明する。
前記したように、コンテンツ紹介映像作成装置1では、同一のコンテンツ映像が2回以上入力され、それぞれのコンテンツ映像からコンテンツ紹介映像を作成することがある。例えば、ある新作番組の前半部分(先頭から30分間)を収録したコンテンツ映像が入力された後、同じ新作番組の全体(先頭から60分間)を収録したコンテンツ映像が入力されることとする。
以下、図5を参照し、コンテンツ紹介映像作成装置1の動作について説明する(適宜図2参照)。
コンテンツ紹介映像作成装置1は、候補画像抽出手段50によって、コンテンツ映像内に設定された候補画像抽出区間から候補画像抽出数の候補画像を抽出する。具体的には、コンテンツ紹介映像作成装置1は、候補画像抽出手段50によって、候補画像抽出区間を候補画像抽出数で等分割した位置にある画像を候補画像として抽出する(ステップS1)。
一方、従来のダイジェスト映像は、その作成に長い時間が必要になるため、放送開始直後であれば新作番組の前半部分からダイジェスト映像を作成し、放送終了後であれば新作番組全体からダイジェスト映像を作成するというように、新作番組の放送状況にあわせてダイジェスト映像を即座に作成することが困難である。
一方、従来のダイジェスト映像は、1分程度に編集されているが、視聴者にとって長すぎるために好ましくない。
なお、第1実施形態では、選出画像選出手段63が、入力された候補画像から選出画像を選出するとして説明したが、これに限定されない。例えば、選出画像選出手段63は、入力された候補画像から選出画像を選出する代わりに、選出画像データベース40から選出画像を取得してもよい。具体的には、選出画像選出手段63は、コンテンツIDを検索キーとして、選出画像データベース40から選出画像を検索して取得する。そして、選出画像選出手段63は、選出画像データベース40から取得した選出画像をコンテンツIDと共に紹介映像作成手段70に出力する。これによって、選出画像選出手段63は、視聴者自身や他の視聴者が指定した選出画像をコンテンツ紹介映像に含めることができ、視聴者に対してジャンル等の様々な情報を提供しやすいコンテンツ紹介映像を作成できる。
なお、第1実施形態では、候補画像データベース20を各視聴者が個別に利用する例を説明したが、本発明は、これに限定されない。以下、変形例2として、候補画像データベース20を複数の視聴者で共有する例について説明する。
[コンテンツ紹介映像作成装置の構成]
以下、図6を参照して、本願発明の第2実施形態に係るコンテンツ紹介映像作成装置1Bの構成について、第1実施形態と異なる点を説明する。第2実施形態では、図2の候補画像抽出手段50の代わりに、候補画像順位付け手段60Bがカット点検出手段62を備える点が大きく異なる。
ここで、カット点検出手段62は、選出画像tjについて、カット点検出区間の開始時刻tjから終了時刻tj+1までの1秒間でカット点を検出する。ここでは、時刻tkでカット点が検出されたこととする。この場合、カット点検出手段62は、選出画像tjの代わりに、カット点tkから1秒遡った位置にある選出画像tk-1を紹介映像作成手段70に出力する。これによって、コンテンツ紹介映像作成装置1Bでは、選出画像tk-1から1秒間、カット点が含まれることを防止できる。
以下、図7を参照し、コンテンツ紹介映像作成装置1Bの動作について説明する(適宜図6参照)。
なお、ステップS11,S12,S13,S16の処理は、図5のステップS1,S4,S5,S6と同様の処理であるため、説明を省略する。
また、各実施形態では、コンテンツ紹介映像作成装置1をSNSに利用する例をあげて説明したが、コンテンツ紹介映像作成装置1は、これに限定されない。例えば、本願発明に係るコンテンツ紹介映像作成装置は、ハードディスクレコーダ等の映像蓄積装置に内蔵され、この装置に蓄積された各映像からコンテンツ紹介映像を作成することができる。
10 パラメータ記憶手段
20 候補画像データベース(候補画像記憶手段)
30 コンテンツ映像データベース
40 選出画像データベース(選出画像記憶手段)
50,50B 候補画像抽出手段
51,62 カット点検出手段
60,60B 候補画像順位付け手段
61 スコア算出手段
63,63B 選出画像選出手段
70 紹介映像作成手段
Claims (6)
- コンテンツを紹介する映像であるコンテンツ紹介映像を作成するコンテンツ紹介映像作成装置であって、
前記コンテンツのジャンルを付加したコンテンツ映像が入力され、入力された当該コンテンツ映像内に予め設定された候補画像抽出区間から所定数の候補画像を抽出する候補画像抽出手段と、
前記コンテンツ映像に付加されたジャンルが予め設定された顔領域検出対象の設定ジャンルに属するか否かを判定し、前記設定ジャンルに属すると判定した場合、前記候補画像抽出手段によって抽出された候補画像の顔領域大きさ情報をスコアとして算出し、前記設定ジャンルに属さないと判定した場合、前記コンテンツ映像内における候補画像の位置を基準に予め設定された動きベクトル検出区間から検出した動きベクトルの大きさの合計値を前記スコアとして算出するスコア算出手段と、
前記スコア算出手段によって算出されたスコアが高い方から順に、所定数の前記候補画像を選出画像として選出する選出画像選出手段と、
前記選出画像選出手段によって選出された選出画像が、予め設定された選出画像1枚あたりの再生時間である選出画像再生時間だけ再生されるように、前記コンテンツ紹介映像を作成する紹介映像作成手段と、
前記コンテンツ映像内における候補画像の位置を基準として、予め設定されたカット点検出区間からカット点を検出するカット点検出手段と、を備え、
前記候補画像抽出手段は、前記カット点が検出された場合、検出された当該カット点から前記選出画像再生時間だけ遡った位置の画像を前記候補画像として抽出することを特徴とするコンテンツ紹介映像作成装置。 - コンテンツを紹介する映像であるコンテンツ紹介映像を作成するコンテンツ紹介映像作成装置であって、
前記コンテンツのジャンルを付加したコンテンツ映像が入力され、入力された当該コンテンツ映像内に予め設定された候補画像抽出区間から所定数の候補画像を抽出する候補画像抽出手段と、
前記コンテンツ映像に付加されたジャンルが予め設定された顔領域検出対象の設定ジャンルに属するか否かを判定し、前記設定ジャンルに属すると判定した場合、前記候補画像抽出手段によって抽出された候補画像の顔領域大きさ情報をスコアとして算出し、前記設定ジャンルに属さないと判定した場合、前記コンテンツ映像内における候補画像の位置を基準に予め設定された動きベクトル検出区間から検出した動きベクトルの大きさの合計値を前記スコアとして算出するスコア算出手段と、
前記スコア算出手段によって算出されたスコアが高い方から順に、所定数の前記候補画像を選出画像として選出する選出画像選出手段と、
前記選出画像選出手段によって選出された選出画像が、予め設定された選出画像1枚あたりの再生時間である選出画像再生時間だけ再生されるように、前記コンテンツ紹介映像を作成する紹介映像作成手段と、
前記コンテンツ映像内における選出画像の位置を基準として、予め設定されたカット点検出区間からカット点を検出するカット点検出手段と、を備え、
前記選出画像選出手段は、前記カット点が検出された場合、検出された当該カット点から前記選出画像再生時間だけ遡った位置の画像を前記選出画像として選出することを特徴とするコンテンツ紹介映像作成装置。 - 前記スコア算出手段は、前記候補画像から顔領域を検出し、検出された当該顔領域の半径または面積を前記顔領域大きさ情報として算出し、前記候補画像から複数の顔領域が検出された場合、前記顔領域大きさ情報の最大値または合計値を前記スコアとして算出することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のコンテンツ紹介映像作成装置。
- 前記候補画像を前記コンテンツの識別情報に対応付けて記憶する候補画像記憶手段をさらに備え、
前記候補画像抽出手段は、前記識別情報がさらに付加されたコンテンツ映像が入力され、入力された当該コンテンツ映像から抽出した候補画像を当該コンテンツ映像に付加された識別情報に対応付けて前記候補画像記憶手段に書き込むと共に、前記識別情報に基づいて、当該入力されたコンテンツ映像と同一のコンテンツ映像の候補画像が前記候補画像記憶手段に記憶されているか否かを判定し、当該候補画像が記憶されていると判定した場合、前記候補画像記憶手段から当該候補画像を読み出すことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一項に記載のコンテンツ紹介映像作成装置。 - コンテンツを紹介する映像であるコンテンツ紹介映像を作成するために、コンピュータを、
前記コンテンツのジャンルを付加したコンテンツ映像が入力され、入力された当該コンテンツ映像内に予め設定された候補画像抽出区間から所定数の候補画像を抽出する候補画像抽出手段、
前記コンテンツ映像に付加されたジャンルが予め設定された顔領域検出対象の設定ジャンルに属するか否かを判定し、前記設定ジャンルに属すると判定した場合、前記候補画像抽出手段によって抽出された候補画像の顔領域大きさ情報をスコアとして算出し、前記設定ジャンルに属さないと判定した場合、前記コンテンツ映像内における候補画像の位置を基準に予め設定された動きベクトル検出区間から検出した動きベクトルの大きさの合計値を前記スコアとして算出するスコア算出手段、
前記スコア算出手段によって算出されたスコアが高い方から順に、所定数の前記候補画像を選出画像として選出する選出画像選出手段、
前記選出画像選出手段によって選出された選出画像が、予め設定された選出画像1枚あたりの再生時間である選出画像再生時間だけ再生されるように、前記コンテンツ紹介映像を作成する紹介映像作成手段、
前記コンテンツ映像内における候補画像の位置を基準として、予め設定されたカット点検出区間からカット点を検出するカット点検出手段、として機能させ、
前記候補画像抽出手段は、前記カット点が検出された場合、検出された当該カット点から前記選出画像再生時間だけ遡った位置の画像を前記候補画像として抽出することを特徴とするコンテンツ紹介映像作成プログラム。 - コンテンツを紹介する映像であるコンテンツ紹介映像を作成するために、コンピュータを、
前記コンテンツのジャンルを付加したコンテンツ映像が入力され、入力された当該コンテンツ映像内に予め設定された候補画像抽出区間から所定数の候補画像を抽出する候補画像抽出手段、
前記コンテンツ映像に付加されたジャンルが予め設定された顔領域検出対象の設定ジャンルに属するか否かを判定し、前記設定ジャンルに属すると判定した場合、前記候補画像抽出手段によって抽出された候補画像の顔領域大きさ情報をスコアとして算出し、前記設定ジャンルに属さないと判定した場合、前記コンテンツ映像内における候補画像の位置を基準に予め設定された動きベクトル検出区間から検出した動きベクトルの大きさの合計値を前記スコアとして算出するスコア算出手段、
前記スコア算出手段によって算出されたスコアが高い方から順に、所定数の前記候補画像を選出画像として選出する選出画像選出手段、
前記選出画像選出手段によって選出された選出画像が、予め設定された選出画像1枚あたりの再生時間である選出画像再生時間だけ再生されるように、前記コンテンツ紹介映像を作成する紹介映像作成手段、
前記コンテンツ映像内における選出画像の位置を基準として、予め設定されたカット点検出区間からカット点を検出するカット点検出手段、として機能させ、
前記選出画像選出手段は、前記カット点が検出された場合、検出された当該カット点から前記選出画像再生時間だけ遡った位置の画像を前記選出画像として選出することを特徴とするコンテンツ紹介映像作成プログラム。
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