JP5597493B2 - Torque rod - Google Patents
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Description
この発明は、車体に搭載されたエンジンを支持するトルクロッドに関する。 The present invention relates to a torque rod that supports an engine mounted on a vehicle body.
車体に搭載されたエンジンを支持するとともに、エンジンから車体に伝達される振動を低減するトルクロッドが種々考案されている。特許文献1のトルクロッド(支持部材)には、力発生装置が組み込まれている。さらにこの特許文献1について、第3実施例(図7)に基づいて説明する。2つに支持部材11によって変位発生源であるエンジン101を支持する。支持部材11は、先端側接続部90がエンジン101に接続され、基端側接続部91が車体202に接続される。支持部材11は、図示されているように、シリンダ状の本体部70を有する。この本体部70の内部には、本体部70に対して軸方向に相対移動可能に内嵌された円筒状の可動部材72が設けられる。可動部材72の外周面の一部には、軸方向に延びるラック72aが形成される。また、本体部70の外周面70aには、モーターのような機械式のアクチュエータ71が設置される、このアクチュエータ71の出力軸71aに、ピニオンギヤ71bが固設される。またシリンダ状の本体部70の外周面70aには、所定の位置に開口部70bが形成される。この開口部70bを通して、可動部材72のラック72aに噛み合うようにピニオンギヤ71bが設置される。
Various torque rods that support an engine mounted on a vehicle body and reduce vibrations transmitted from the engine to the vehicle body have been devised. The torque rod (support member) of
しかしながら、このような構成では、ラック72aとピニオン71bとを噛み合わさなければならないので、トルクロッドに開口を設けてラックを露出させる必要がある。したがって特許文献1には明示されていないが、ラック及びピニオンの周囲を覆うカバーが必要になる。またトルクロッドに設けられる開口の位置によっては、過大な外力が加わったときにトルクロッドの開口が大きく変形するおそれがあるが、特許文献1では、そのような課題が全く認識されていない。
However, in such a configuration, since the rack 72a and the pinion 71b must be engaged with each other, it is necessary to provide an opening in the torque rod to expose the rack. Therefore, although not explicitly disclosed in
本発明は、このような課題に着目してなされたものであり、万一、過大な外力が加わっても、開口が大きく変形してしまうことを防止可能なトルクロッドを提供することを目的とする。 The present invention has been made paying attention to such a problem, and an object thereof is to provide a torque rod capable of preventing the opening from being greatly deformed even if an excessive external force is applied. To do.
本発明は以下のような解決手段によって前記課題を解決する。 The present invention solves the above problems by the following means.
本発明のトルクロッドは、エンジン及び車体にそれぞれ固定される固定部を結んだ軸線に直交する断面が長方形であるとともに、その長方形の短辺に開口するアクチュエーター室を含むロッド本体を備える。そして開口からアクチュエーター室に収装されて、軸線に平行なシャフトに沿って慣性マスを往復動させて前記ロッド本体に伝達する振動を低減する慣性マスアクチュエーターを有する。 The torque rod according to the present invention includes a rod body including an actuator chamber that is rectangular in cross section perpendicular to an axis connecting fixed portions fixed to the engine and the vehicle body, and that opens to a short side of the rectangle. And it has an inertial mass actuator which is housed in an actuator chamber from the opening and reduces the vibration transmitted to the rod body by reciprocating the inertial mass along a shaft parallel to the axis.
本発明によれば、ロッド本体のアクチュエーター室は、エンジン及び車体にそれぞれ固定される固定部を結んだ軸線に直交する長方形断面の短辺に開口するので、ロッドに非常に大きな引っ張り力が作用しても、開口の変形を防止できる。 According to the present invention, the actuator chamber of the rod body opens on the short side of the rectangular cross section perpendicular to the axis connecting the fixed portions fixed to the engine and the vehicle body, so that a very large tensile force acts on the rod. However, the deformation of the opening can be prevented.
以下では図面等を参照して本発明を実施するための形態について、さらに詳しく説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明によるトルクロッドを使用するエンジン支持構造を説明する図である。なお図1では、矢印に示すように左側が車両前方である。また車両右側がエンジンの前部である。
Hereinafter, embodiments for carrying out the present invention will be described in more detail with reference to the drawings.
(First embodiment)
FIG. 1 is a diagram for explaining an engine support structure using a torque rod according to the present invention. In FIG. 1, the left side is the front of the vehicle as shown by the arrow. The right side of the vehicle is the front part of the engine.
エンジン100は、重心よりも上の2箇所が右側エンジンマウント103及び左側エンジンマウント104によって支持される。右側エンジンマウント103は、車両右側からエンジン100を支持する。左側エンジンマウント104は、車両左側からエンジン100を支持する。このような支持方法は、ペンデュラム方式と呼ばれる。
The
ペンデュラム方式のエンジンマウント構造では、エンジン100が、運転中の回転慣性力によって2つのマウント点を結んだ軸の回りに傾く。この傾きを防止するために、上側トルクロッド1−1と、下側トルクロッド1−2と、が設けられる。上側トルクロッド1−1は、車両右上側に設けられ、一端がエンジン100に連結され、他端が車体102に連結される。上側トルクロッド1−1は、ロッド本体11が水平に取り付けられる。下側トルクロッド1−2は、車両下側に設けられ、一端がエンジン100に連結され、他端が車体102に連結される。下側トルクロッド1−2も、ロッド本体11が水平に取り付けられる。
In the Pendulum-type engine mount structure, the
なお上側トルクロッド1−1及び下側トルクロッド1−2の基本構造は同一である。そこで以下では特に区別する必要がないときはトルクロッド1として説明する。
The basic structure of the upper torque rod 1-1 and the lower torque rod 1-2 is the same. Therefore, in the following description, the
図2は本発明によるトルクロッドの第1実施形態を示す図であり、図2(A)は平面図、図2(B)は正面図、図2(C)は図2(B)のC−C断面図である。なお図面の煩雑を避けるために図2(B)には慣性マスアクチュエーター12のうち特にシャフト121だけを波線で示し、図2(C)では慣性マスアクチュエーター12を省略した。
FIG. 2 is a view showing a first embodiment of a torque rod according to the present invention, FIG. 2 (A) is a plan view, FIG. 2 (B) is a front view, and FIG. 2 (C) is C in FIG. It is -C sectional drawing. In FIG. 2B, only the
トルクロッド1は、ロッド本体11と、慣性マスアクチュエーター12と、を含む。
The
ロッド本体11は、エンジン固定部111と、車体固定部112と、胴部113と、を含む。
The rod
エンジン固定部111は、外筒111aと、内筒111bと、弾性体111cと、を含む。外筒111aは、胴部113の一端に挿入されて固定される。内筒111bは、外筒111aと同心である。内筒111bは、図1に示されるようにボルト105が挿通されてエンジン100に固定される。弾性体111cは、外筒111aと内筒111bとの間に介装される。弾性体111cは、たとえば弾性ゴムである。弾性体111cは、弾性のみならず減衰性をも合わせ持つ。
The
車体固定部112は、エンジン固定部111よりも小径である。車体固定部112は、エンジン固定部111に直交する方向に開口する。車体固定部112のその他の基本構造は、エンジン固定部111と同じである。すなわち車体固定部112は、胴部113の一端に挿入されて固定される外筒112aと、外筒112aと同心の内筒112bと、外筒112aと内筒112bとの間に介装される弾性体112cと、を含む。
The vehicle
胴部113には、アクチュエーター室1131が形成されている。アクチュエーター室1131は、車体固定部112と同じ向きに開口する。この開口1131aは、車体固定部112の付け根1121を通ってエンジン固定部111の開口に接する接線Lよりも外側に位置する。また図2(A)から明らかなように、胴部113は、車体固定部側では厚さが一定である。そして胴部113は、エンジン固定部側では厚さが少し薄くなる。また図2(B)から明らかなように、胴部113は、車体固定部側では幅が小さくなる。図2(B)では、車体固定部側で1/3程度になっている。そして胴部113は、エンジン固定部側では幅が一定である。図2(C)は図2(B)のC−C断面図であるが、これはエンジン固定部111と車体固定部112とを結んだ軸線に直交する断面を示す。この図2(C)を見ると、アクチュエーター室1131の開口1131aは、長方形断面の短辺に開口していることがわかる。
An
慣性マスアクチュエーター12は、シャフト121と、板バネ122と、慣性マス123と、力発生部124と、を含む。
Inertial
シャフト121は、アクチュエーター室1131の内壁1131bに固定される。シャフト121は、エンジン固定部111と車体固定部112とを結んだ軸線と平行に配置される。
The
板バネ122は、シャフト121のエンジン側及び車体側に、2枚設けられる。板バネ122は、弾性部品である。板バネ122は、比較的剛性が小さい。
Two
慣性マス123は、シャフト121の周囲に設けられる。慣性マス123は、シャフト121と同軸である。慣性マス123は、角筒型である。慣性マス123は、シャフト121に直交する断面が長方形である。慣性マス123は、板バネ122の両端に固定される。慣性マス123の側壁の車体側端に、車体側の板バネが固定される。慣性マス123の側壁のエンジン側端に、エンジン側の板バネが固定される。すなわち板バネ122と慣性マス123との固定部分は、紙面手前から奥に延びる。慣性マス123は、磁気を帯びた金属体である。慣性マス123の断面は、左右対称であるとともに、上下対称である。慣性マス123の内壁123aの一部は、力発生部124の永久磁石124cに向けて凸である。
The
力発生部124は、慣性マス123をシャフト121の軸方向(図2の左右方向)に往復動させる。力発生部124は、フィードバックされたトルクロッド1の速度に基づいて力を発生する。これによって、力発生部124は、トルクロッド1の振動を減衰するように力を発生する。
The
力発生部124は、慣性マス123とシャフト121との間の空間に設けられる。力発生部124は、コア124aと、コイル124bと、永久磁石124cとを含む。
The
コア124aは、角筒形状である。コア124aは、シャフト121に固定される。コア124aは、複数の積層鋼鈑で構成される。コア124aは、コイル124bの磁路を構成する。コア124aは、鋼鈑がシャフト121の周囲に固定されて、全体として角筒形状のコア124aになる。コイル124bは、コア124aに巻装される。永久磁石124cは、コア124aの外周面に設けられる。
The
力発生部124は、このような構成であるので、コイル124bと永久磁石124cとで発生する磁界によるリラクタンストルクによって、慣性マス123をロッド軸方向に往復動させる。
Since the
図3は、第1実施形態のトルクロッドに用いられる胴部を示す斜視図である。 FIG. 3 is a perspective view showing a body part used in the torque rod of the first embodiment.
胴部113は、エンジン及び車体にそれぞれ固定される固定部を結んだ軸線に直交する断面が長方形であり、長方形断面の短辺にアクチュエーター室1131が開口する。
The
胴部113には、エンジン固定部111の孔と車体固定部112の孔とが形成される。エンジン固定部111の開口は、アクチュエーター室1131の開口1131aと直交する。車体固定部112の開口は、アクチュエーター室1131の開口1131aと同じ向きである。すなわち、エンジン固定部111の開口は、車体固定部112の開口と直交する。胴部113の車体固定部付近の厚さa1は、アクチュエーター室付近の厚さa2と等しい。すなわち、胴部113は、車体固定部側では厚さが一定である。また車体固定部側の孔の開口径b1は、アクチュエーター室の開口長さb2に等しい。
The
図4は第1実施形態のトルクロッドに用いられる蓋を説明する図であり、図4(A)はトルクロッドの部分拡大正面図、図4(B)はトルクロッドの部分拡大側面図、図4(C)は蓋を示す図である。 4A and 4B are views for explaining a lid used for the torque rod of the first embodiment. FIG. 4A is a partially enlarged front view of the torque rod, and FIG. 4B is a partially enlarged side view of the torque rod. 4 (C) is a view showing a lid.
蓋13は、胴部113に形成されたアクチュエーター室1131の開口1131aを閉塞する。蓋13は、アクチュエーター室1131の開口1131aに塗布された接着材14で固定される。蓋13は、金属製であり、熱伝導性がよい。このような蓋13を設けることで、アクチュエーター室1131の内部の防水性防塵性が保たれる。
The
図5は本発明によるトルクロッドの第1実施形態における作用効果を説明する図であり、図5(A)は本実施形態に引っ張り力を作用させた状態を示し、図5(B)は比較形態に引っ張り力を作用させた状態を示す。 FIG. 5 is a diagram for explaining the operational effects of the torque rod according to the first embodiment of the present invention. FIG. 5 (A) shows a state in which a tensile force is applied to this embodiment, and FIG. The state which applied the pulling force to the form is shown.
本実施形態は、上述のように、アクチュエーター室1131が、エンジン固定部111及び車体固定部112を結んだ軸線に直交する長方形の断面の短辺に開口するが、比較形態は、長方形の断面の長辺に開口する。このような構成であると、アクチュエーター室1131の開口1131aが、車体固定部112の付け根1121を通ってエンジン固定部111の開口に接する接線Lよりも内側に位置することとなる。このような比較形態に対して、エンジン固定部111及び車体固定部112に、矢印で示すように大きな引っ張り力が作用すると、図5(B)に一点波線で示されるように、胴部113の肩部分が変形し、開口1131aが変形する。したがって蓋13が外れるおそれがある。また一部が外れて胴部113に当たったり共鳴による異音を発生するおそれがある。
In the present embodiment, as described above, the
これに対して、本実施形態では、アクチュエーター室1131が、エンジン固定部111及び車体固定部112を結んだ軸線に直交する長方形の断面の短辺に開口する。このように構成すると、アクチュエーター室1131の開口1131aは、車体固定部112の付け根1121を通ってエンジン固定部111の開口に接する接線Lよりも外側に位置する。すなわち、アクチュエーター室1131は、胴部113の外側面に開放する開口1131aを備え、その開口1131aは、エンジン固定部111及び車体固定部112を結んで定義される空間(立体的な範囲)から外れた部位に存在している。エンジン固定部111及び車体固定部112に、矢印で示すように大きな引っ張り力が作用すると、その引っ張り力は主に接線Lよりも内側に作用する。したがって、本実施形態のような構成であれば、大きな引っ張り力が作用しても、図5(A)に示されるように、開口1131aがほとんど変形しない。それゆえ蓋13が外れにくく、異音発生も防止できる。
On the other hand, in the present embodiment, the
図6は、本発明によるトルクロッドの第1実施形態における作用効果を説明する図である。 FIG. 6 is a diagram for explaining the operational effects of the torque rod according to the first embodiment of the present invention.
トルクロッド1は、アクチュエーター室1131の開口1131aがボンネットフード110を向くように車両に搭載するとよい。このようにすれば、万一、蓋13の一部が外れて異音が発生したとしても、その異音が、ボンネットフード110の裏面に貼付された防音材111によって吸音される。したがって車室内の静粛性が保たれる。
The
また本実施形態によれば、蓋13は金属製であるので、熱伝導性がよく、放熱性が良好である。したがって慣性マスアクチュエーター12が発熱しても放熱され、慣性マスアクチュエーター12の温度上昇を抑制できる。このため慣性マスアクチュエーター12へ大きな電力を供給できるので、慣性マスアクチュエーター12が大きな力を発生できる。
Moreover, according to this embodiment, since the lid | cover 13 is metal, heat conductivity is good and heat dissipation is favorable. Therefore, even if the inertial
さらに胴部113の車体固定部付近の厚さa1は、アクチュエーター室付近の厚さa2と等しい。すなわち、胴部113は、車体固定部側では厚さが一定である。また車体固定部側の孔の開口径b1は、アクチュエーター室の開口長さb2に等しい。したがってロッド本体11の肉厚変化による応力集中を防止でき、これによっても開口1131aの変形を抑制できる。
Further, the thickness a1 of the
さらにまた慣性マス123は、シャフト121に直交する断面が長方形である。また慣性マス123は、永久磁石124cに対向する部分が他の部分よりも集中してマスが設けられる。したがってアクチュエーター室1131の開口面積を小さくでき、この点でも開口1131aの変形を抑制できる。
Furthermore, the
(第2実施形態)
図7は、本発明によるトルクロッドの第2実施形態を示す図である。
(Second Embodiment)
FIG. 7 is a view showing a torque rod according to a second embodiment of the present invention.
なお以下では前述と同様の機能を果たす部分には同一の符号を付して重複する説明を適宜省略する。 In the following description, parts having the same functions as those described above are denoted by the same reference numerals, and redundant description is omitted as appropriate.
本実施形態のトルクロッド1の胴部113は、エンジン固定部111の開口が、アクチュエーター室1131の開口1131aと直交する。車体固定部112の開口もアクチュエーター室1131の開口1131aと直交する。すなわち、エンジン固定部111の開口は、車体固定部112の開口と同じ向きである。なお本実施形態でも、第1実施形態と同様に、アクチュエーター室1131の開口1131aは、車体固定部112の付け根1121を通ってエンジン固定部111の開口に接する接線Lよりも外側に位置する。
In the
このような構造であっても、トルクロッドに非常に大きな引っ張り力が作用しても、第1実施形態と同様に、アクチュエーター室1131の開口1131aがほとんど変形しない。したがって蓋13が外れないし、異音発生も防止できる。
Even with such a structure, even if a very large pulling force acts on the torque rod, the
(第3実施形態)
図8は本発明によるトルクロッドの第3実施形態を示す図であり、図8(A)は平面図、図8(B)は正面図、図8(C)は図8(B)のC−C断面図である。なお図面の煩雑を避けるために図2と同様にアクチュエーター12を示した。
(Third embodiment)
8A and 8B are views showing a third embodiment of the torque rod according to the present invention. FIG. 8A is a plan view, FIG. 8B is a front view, and FIG. 8C is C in FIG. It is -C sectional drawing. In order to avoid complication of the drawing, the
本実施形態のトルクロッド1は、車体固定部112が、エンジン固定部111と同径である。
In the
図8(C)に示されているように、胴部113に形成されたアクチュエーター室1131は、エンジン及び車体にそれぞれ固定される固定部を結んだ軸線に直交する長方形の断面の短辺に開口する。
As shown in FIG. 8 (C), the
このようにすれば、アクチュエーター室1131が長方形の断面の長辺に開口する場合に比較して、アクチュエーター室1131の開口1131aの変形を抑えることができ、蓋13が外れにくく、また異音も発生しにくい。
In this way, the deformation of the
(第4実施形態)
図9は本発明によるトルクロッドの第4実施形態を示す図であり、図9(A)はトルクロッドの部分拡大正面図、図9(B)はトルクロッドの部分拡大側面図、図9(C)はシールを示す図、図9(D)は蓋を示す図である。
(Fourth embodiment)
FIG. 9 is a view showing a fourth embodiment of the torque rod according to the present invention, FIG. 9 (A) is a partially enlarged front view of the torque rod, FIG. 9 (B) is a partially enlarged side view of the torque rod, and FIG. FIG. 9C is a view showing a seal, and FIG. 9D is a view showing a lid.
本実施形態のトルクロッド1は、車体固定部112の付け根1121にリブ1121aが形成されている。そして図9(B)に示されているように、アクチュエーター室1131の開口側から見たときにリブ1121aの延長に、蓋固定用のネジ穴113aが設けられる。そしてこの部分に、シール15を介して蓋13がボルト止めされる。
In the
このように構成すれば、蓋13を締結する部分の応力を小さくすることができ、蓋13を取り付ける部分の変形を抑制できる。そのため、蓋13から異音が発生することを抑制できる。
If comprised in this way, the stress of the part which fastens the lid | cover 13 can be made small, and the deformation | transformation of the part which attaches the lid | cover 13 can be suppressed. Therefore, it is possible to suppress abnormal noise from the
(第5実施形態)
図10は本発明によるトルクロッドの第5実施形態に使用する蓋を示す図であり、図10(A)は蓋の正面図、図10(B)は図10(A)のB−B断面図、図10(C)は図10(A)のC−C断面図である。
(Fifth embodiment)
FIG. 10 is a view showing a lid used in the fifth embodiment of the torque rod according to the present invention, FIG. 10 (A) is a front view of the lid, and FIG. 10 (B) is a cross-sectional view taken along line BB in FIG. 10 (A). FIG. 10C is a cross-sectional view taken along the line C-C in FIG.
本実施形態の蓋13は、表面が外方に凸に湾曲した形状である。蓋13の内面には、リブ131が形成されている。図10(C)から判るように、本実施形態では、3本のリブ131が形成されている。リブ131は、エンジン固定部111と車体固定部112とを結んだ軸線と平行である。また図10(B)から判るように、リブ131は、端から中央に向けて高くなる。
The
図11は本発明によるトルクロッドの第5実施形態に使用する蓋による作用効果を説明する図である。 FIG. 11 is a diagram for explaining the function and effect of the lid used in the fifth embodiment of the torque rod according to the present invention.
トルクロッド1では、トルクロッド1の振動を減衰するように慣性マスアクチュエーター12が力を発生して慣性マス123をシャフト121の軸方向(図10の上下方向)に往復動させる。このとき本実施形態のように蓋13の内側にリブ131が形成されていると、図11(A)のように慣性マス123が下降するときは、リブ131に沿って空気が上昇する。また図11(B)のように慣性マス123が上昇するときは、リブ131に沿って空気が下降する。このため慣性マスアクチュエーター12が発熱しても効率よく放熱でき、慣性マスアクチュエーター12の温度上昇を抑制できる。
In the
また本実施形態では、特に、リブ131は、端から中央に向けて高くなるので、空気の流れ通路の断面積が絞られることとなり、流速が上昇するとともに、放熱面積が増加する。このことから、特に放熱性に優れる。
In the present embodiment, in particular, the
これらによって慣性マスアクチュエーター12へ大きな電力を供給できるので、慣性マスアクチュエーター12から大きな力を発生させることが可能になる。
Since large electric power can be supplied to the inertial
またリブ131が設けられることで、断面二次モーメントが増し、共振励起を抑制できる。また強度が増すので、アクシデントによって過大な入力があっても破損しにくくなる。
Further, by providing the
(第6実施形態)
図12は本発明によるトルクロッドの第6実施形態に使用する蓋を示す図であり、図12(A)は蓋の平面図、図12(B)は図12(A)のB−B断面図である。
(Sixth embodiment)
FIG. 12 is a view showing a cover used in a sixth embodiment of the torque rod according to the present invention, FIG. 12 (A) is a plan view of the cover, and FIG. 12 (B) is a BB cross section of FIG. 12 (A). FIG.
本実施形態の蓋13には、加速度センサー14が固設されている。この加速度センサー14の信号がフィードバックされて、力発生部124が、力を発生する。これによって、力発生部124は、トルクロッド1の振動を減衰するように力を発生する。
An
加速度センサー14を固定するボルト15は、リブ131の直上に配置される。
The
本実施形態によれば、蓋13に重量物(加速度センサー14)が固設されることで、蓋13の共振周波数が低下する。そのため蓋13の防振領域を拡大できる。またセンサー取り付け面の剛性が上がるので、センサーに入力されるノイズを減らすことができる。さらにボルト15をリブ131の直上に配置することによって重量物の集中による蓋13の変形を抑制できる。
According to the present embodiment, the heavy object (acceleration sensor 14) is fixed to the
以上説明した実施形態に限定されることなく、その技術的思想の範囲内において種々の変形や変更が可能であり、それらも本発明の技術的範囲に含まれることが明白である。 Without being limited to the embodiments described above, various modifications and changes are possible within the scope of the technical idea, and it is obvious that these are also included in the technical scope of the present invention.
たとえば、第5実施形態では、リブ131を内側、すなわちアクチュエーター室側に形成したが、蓋13の強度にのみ着目するのであれば、リブ131を外側、すなわちアクチュエーター室の反対側に形成してもよい。また内外両面に形成してもよい。
For example, in the fifth embodiment, the
1 トルクロッド
11 ロッド本体
111 エンジン固定部(他方の固定部)
112 車体固定部(一方の固定部)
113 胴部
1131 アクチュエーター室
1131a 開口
12 慣性マスアクチュエーター
121 シャフト
122 板バネ
123 慣性マス
124 力発生部
124a コア
124b コイル
124c 永久磁石
1
112 Car body fixing part (one fixing part)
113
Claims (8)
前記開口から前記アクチュエーター室に収装されて、前記軸線に平行なシャフトに沿って慣性マスを往復動させて前記ロッド本体に伝達する振動を低減する慣性マスアクチュエーターと、
を有するトルクロッド。 A rod body including an actuator chamber that is rectangular in cross section perpendicular to an axis connecting fixed portions fixed to the engine and the vehicle body, and that opens to the short side of the rectangle;
An inertial mass actuator that is housed in the actuator chamber from the opening and reciprocates the inertial mass along a shaft parallel to the axis to reduce vibrations transmitted to the rod body;
Torque rod having
前記慣性マスは、前記シャフトに直交する断面が長方形である、
ことを特徴とするトルクロッド。 The torque rod according to claim 1,
The inertial mass has a rectangular cross section orthogonal to the shaft.
Torque rod characterized by that.
前記慣性マスアクチュエーターは、
前記アクチュエーター室の内壁に固定されるシャフトと、
前記シャフトに固定されるコアと、
前記コアに巻装されるコイルと、
前記コアの外周面に設けられる永久磁石と、を含み、
前記慣性マスは、前記永久磁石に対向する部分が他の部分よりも集中してマスが設けられる、
ことを特徴とするトルクロッド。 In the torque rod according to claim 1 or 2,
The inertial mass actuator is
A shaft fixed to the inner wall of the actuator chamber;
A core fixed to the shaft;
A coil wound around the core;
A permanent magnet provided on the outer peripheral surface of the core,
The inertia mass is provided with a mass in which the portion facing the permanent magnet is concentrated more than other portions,
Torque rod characterized by that.
一方の固定部は、他方の固定部よりも小径であり、
前記アクチュエーター室の開口は、前記一方の固定部の付け根を通って前記他方の固定部の開口に接する接線よりも外側に位置する、
ことを特徴とするトルクロッド。 In the torque rod according to any one of claims 1 to 3,
One fixed part has a smaller diameter than the other fixed part,
The opening of the actuator chamber is located outside a tangent line that contacts the opening of the other fixing portion through the root of the one fixing portion.
Torque rod characterized by that.
一方の固定部は、他方の固定部よりも小径であり、
前記一方の固定部は、前記アクチュエーター室と同じ向きに開口し、
前記他方の固定部は、前記アクチュエーター室と直交する向きに開口する、
ことを特徴とするトルクロッド。 In the torque rod according to any one of claims 1 to 4,
One fixed part has a smaller diameter than the other fixed part,
The one fixed portion opens in the same direction as the actuator chamber,
The other fixing portion opens in a direction orthogonal to the actuator chamber;
Torque rod characterized by that.
一方の固定部は、他方の固定部よりも小径であり、
前記一方の固定部及び前記他方の固定部は、前記アクチュエーター室と直交する向きに開口し、
さらに、
前記一方の固定部の付け根に設けられたリブと、
前記アクチュエーター室の開口側から見たときに前記リブの延長に設けられた蓋固定用のネジ穴と、
を有することを特徴とするトルクロッド。 In the torque rod according to any one of claims 1 to 4,
One fixed part has a smaller diameter than the other fixed part,
The one fixing part and the other fixing part open in a direction orthogonal to the actuator chamber,
further,
A rib provided at the base of the one fixing part;
A screw hole for fixing the lid provided in the extension of the rib when viewed from the opening side of the actuator chamber;
A torque rod characterized by comprising:
前記アクチュエーター室の開口がボンネットフードを向くように車両に搭載される、
ことを特徴とするトルクロッド。 In the torque rod according to any one of claims 1 to 6,
The actuator chamber is mounted on the vehicle so that the opening of the actuator chamber faces the hood.
Torque rod characterized by that.
前記固定部間を連結する胴部と、
前記胴部の内部に設けられたアクチュエーター室に収容されて、軸線方向に慣性マスを往復動させる慣性マスアクチュエーターと、
を備えたトルクロッドにおいて、
前記アクチュエーター室は、胴部外側面に開放する開口を備え、
前記開口は、前記それぞれの固定部を結んで定義される空間から外れた部位に存在している、
ことを特徴とするトルクロッド。 A fixed part fixed to the engine and the vehicle body,
A body portion connecting the fixed portions;
An inertial mass actuator that is housed in an actuator chamber provided inside the barrel and reciprocates the inertial mass in the axial direction;
In a torque rod with
The actuator chamber has an opening that opens to the outer surface of the body part,
The opening is present at a site deviating from the space defined by connecting the respective fixed portions.
Torque rod characterized by that.
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