JP5596454B2 - バラスト水槽システムを有する船舶 - Google Patents
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Description
(1)図2を用いて、海水,湖水や河川水等の原水(以下、「海水等」と称する。)を浄化し、左舷のバラスト水槽1L,2L,3Lに蓄える場合の送水フローを説明する。ここでは、制御装置100の制御により、弁11L,17L,19L,20L,22L,23L,25L,26Lが開放され、他の弁は閉鎖されているものとする。
バラスト水ポンプ9Lで加圧送水された海水等は、弁17Lを通って、バラスト水原水浄化装置15Lに至る。ここで浄化された海水等は、弁19L,20L,配管21Lを通って、バラスト水槽1Lに蓄えられる。なお、バラスト水槽1Lにバラスト水が流入するとき、大気開放口28からは、空気が流出し、バラスト水槽1L内の気圧が一定に保たれる。同様に、弁19L,22L,23L,配管24Lを通った海水等がバラスト水槽2Lに蓄えられ、弁19L,22L,25L,26L,配管27Lを通った海水等がバラスト水槽3Lに蓄えられる。
(2)次に、図3を用いて、バラスト水槽1L,2L,3Lに積載したバラスト水を船外に排水する場合の送水フローを説明する。ここでは、制御装置100の制御により、弁19L,20L,22L,23L,25L,26L,65L,52L,66L,71Lが開放され、他の弁は閉鎖されているものとする。
(3)次に、図4を用いて、船外の淡水供給施設で浄化した浄化淡水を左舷の受配水口から導入し、左舷のバラスト水槽1L,2L,3Lに積載する場合の送水フローを説明する。ここでは、制御装置100の制御により、弁45L,48L,50L,81L,52L,19L,20L,22L,23L,25L,26Lが開放され、他の弁は閉鎖されているものとする。
淡水供給施設の送水ポンプと、バラスト水ポンプ9Lの運転制御は連動して行われる。これらの連動運転制御は、制御装置100によって行われても良いし、淡水供給施設の制御装置によって行われても良い。
(4)次に、図5を用いて、左舷のバラスト水槽1L,2L,3Lに蓄えられた浄化淡水を、左舷の受配水口から陸上の淡水利用施設(図示せず)等に荷揚げする場合の送水フローを説明する。ここでは、制御装置100の制御により、弁45L,48L,66L,52L,65L,19L,20L,22L,23L,25L,26Lが開放され、他の弁は閉鎖されているものとする。
(5)次に、図6を用いて、図3の送水フローから図4の送水フローに切り替えるときの中途の送水フローを説明する。バラスト水槽に積載した海水を排水した直後に、船外で処理した浄化淡水をバラスト水槽に積載すると、バラスト水ポンプ9L,弁52L,配管53Lなどに残留した海水が、浄化淡水と共にバラスト水槽1L,2L,3Lに流入し、バラスト水槽1L,2L,3Lに蓄えられる浄化淡水の塩分濃度が上昇し、浄化淡水の品質が劣化してしまうという問題がある。これを回避するため、図3の送水フローから図4の送水フローに切り替えるときに、制御装置100の制御により、弁45L,91L,52L,66L,71Lを開放し、他の弁を閉鎖することによって図6の送水フローを形成することとした。
(6)次に、図7,図8を用いて、図2〜図5を組み合わせた送水フローを説明する。図7は、左舷バラスト水槽システムのバラスト水槽2Lから浄化淡水を配水するとともに、右舷バラスト水槽システムのバラスト水槽3Rに海水を積載する例である。一方、図8は、左舷バラスト水槽システムのバラスト水槽2Lに浄化淡水を積載するとともに、右舷バラスト水槽システムのバラスト水槽3Rから海水を排水する例である。
(7)次に、原油やLNGなど(以下「原油等」と称する。)を荷下ろしするときの、図2,図4の送水フローについて説明する。原油等を荷下ろしするときには、船舶側の排出口と、港側の受け口の接続部における気密接続を維持するため、両者の相対高さの変動を招く船舶の喫水の変動を避ける必要がある。すなわち、制御装置100は、荷下ろしされた原油等と同重量のバラスト水を積載できるように、バラスト水ポンプ9L,9Rを制御することによって、船舶の喫水の変動を抑制し、安全に原油等を荷下ろしすることができる。
化淡水/海水の積載、バラスト水槽からの浄化淡水の荷下ろし/海水の排水を並列して行
うことができるので、浄化淡水の荷下ろしや積載に要する時間を短縮することができる。
また、原油等や浄化淡水の荷下ろしや積載時に、船舶の喫水を一定に保つことができるの
で、安全に原油や浄化淡水を荷下ろしや積載することができる。
7 取排水口
9,284 バラスト水ポンプ
15 バラスト水原水浄化装置
43,44 受配水口
Claims (10)
- 第1のバラスト水槽と、
該第1のバラスト水槽の注水および排水を行う第1のバラスト水ポンプと、
第2のバラスト水槽と、
該第2のバラスト水槽の注水および排水を行う第2のバラスト水ポンプと、
甲板に設けられ、配管を介して前記第1のバラスト水ポンプに接続される第1の受配水口と、
前記甲板に設けられ、配管を介して前記第2のバラスト水ポンプに接続される第2の受配水口と、
船体の底部に設けられ、配管を介して前記第1のバラスト水ポンプに接続されて船舶が浮かぶ水域からバラスト水を取水し、または、前記水域にバラスト水を排水する第1の取排水口と、
前記底部に設けられ、配管を介して前記第2のバラスト水ポンプに接続されて前記水域からバラスト水を取水し、または、前記水域にバラスト水を排水する第2の取排水口と、
前記第1の受配水口を介して前記第1のバラスト水槽に注水するように前記第1のバラスト水ポンプを制御しているときには、前記第2の取排水口を介して前記第2のバラスト水槽から排水するように前記第2のバラスト水ポンプを制御し、前記第1の受配水口を介して前記第1のバラスト水槽から排水するように前記第1のバラスト水ポンプを制御しているときには、前記第2の取排水口を介して前記第2のバラスト水槽に注水するように前記第2のバラスト水ポンプを制御する制御装置と、
を具備することを特徴とする船舶。 - 請求項1に記載の船舶において、
前記第1のバラスト水槽に注入されるのは、外部から積載される浄化淡水であり、前記第2のバラスト水槽から排水されるのは、海水であることを特徴とする船舶。 - 請求項1に記載の船舶において、
前記第1のバラスト水槽に注入されるのは、海水であり、前記第2のバラスト水槽から排水されるのは、浄化淡水であることを特徴とする船舶。 - 請求項1に記載の船舶において、
前記第1のバラスト水槽に注入される液体の重量と、前記第2のバラスト水槽から排水される液体の重量は、略等しいことを特徴とする船舶。 - 請求項1に記載の船舶において、
前記第1および第2のバラスト水ポンプ稼働中の喫水は略等しいことを特徴とする船舶。 - 請求項1に記載の船舶において、
前記制御装置は、
前記第1の受配水口を介して前記第1のバラスト水槽に注水する送水フローと、前記第1のバラスト水槽から前記第1の受配水口を介して排水する送水フローと、を切り替え可能であり、
前記第2の受配水口を介して前記第2のバラスト水槽に注水する送水フローと、前記第2のバラスト水槽から前記第2の受配水口を介して排水する送水フローと、を切り替え可能であることを特徴とする船舶。 - 請求項6に記載の船舶において、
前記制御装置は、
前記第1の取排水口から前記第1のバラスト水ポンプを介して前記第1のバラスト水槽にバラスト水を注水する送水フローと、前記第1の取排水口から前記第1のバラスト水ポンプを介して前記第1のバラスト水槽のバラスト水を排水する送水フローと、を切り替え可能であり、
前記第2の取排水口から前記第2のバラスト水ポンプを介して前記第2のバラスト水槽にバラスト水を注水する送水フローと、前記第2の取排水口から前記第2のバラスト水ポンプを介して前記第2のバラスト水槽のバラスト水を排水する送水フローと、を切り替え可能であることを特徴とする船舶。 - 請求項7に記載の船舶において、
前記制御装置は、
前記第1のバラスト水ポンプを介して、前記第1の受配水口から前記第1の取排水口まで直接送水する送水フロー、および、前記第2のバラスト水ポンプを介して、前記第2の受配水口から前記第2の取排水口まで直接送水する送水フローに、切り替え可能であることを特徴とする船舶。 - 請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載の船舶において、
前記第1のバラスト水槽と前記第1の取排水口を結ぶ配管、および、前記第2のバラスト水槽と前記第2の取排水口を結ぶ配管には、塩分濃度を測定する塩分濃度センサーを設けたことを特徴とする船舶。 - 請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載の船舶において、
前記甲板上に原油またはLNGの受配液口が配設され、
前記受配液口と前記第1の受配水口、および、前記受配液口と前記第2の受配水口は、それぞれ荷物用クレーンの稼働操作範囲内に設けられていることを特徴とする船舶。
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