JP5594921B1 - 硬度測定装置 - Google Patents

硬度測定装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5594921B1
JP5594921B1 JP2013253685A JP2013253685A JP5594921B1 JP 5594921 B1 JP5594921 B1 JP 5594921B1 JP 2013253685 A JP2013253685 A JP 2013253685A JP 2013253685 A JP2013253685 A JP 2013253685A JP 5594921 B1 JP5594921 B1 JP 5594921B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
jig
container
measured
holding cup
hardness measuring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013253685A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015114104A (ja
Inventor
裕司 尾崎
豊 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Morinaga Milk Industry Co Ltd
Original Assignee
Morinaga Milk Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Morinaga Milk Industry Co Ltd filed Critical Morinaga Milk Industry Co Ltd
Priority to JP2013253685A priority Critical patent/JP5594921B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5594921B1 publication Critical patent/JP5594921B1/ja
Publication of JP2015114104A publication Critical patent/JP2015114104A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)

Abstract

【課題】被測定物の硬度の測定が簡便な測定装置を提供することを課題とする。
【解決手段】被測定物Pを収容する容器4と、被測定物Pに向けて落下させ、被測定物Pに刺入された寸法を示す棒状の冶具2と、筒状のガイド部10を有し、ガイド部10に冶具2を挿通させた状態でガイド部10の軸線を鉛直方向に向けて容器4に被冠される冶具保持カップ3とを備え、容器4には、被測定物Pを充填する上限の位置K1が示され、冶具保持カップ3及び冶具2のいずれか一方に係合部が設けられているとともに同他方に前記係合部を係合させる被係合部が設けられ、前記係合部と前記被係合部とは、冶具2を持ち上げて冶具2の先端を測定開始位置に位置させた際に互いに係合し冶具2の鉛直上方への移動を規制する位置に形成されていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、硬度測定装置に関する。
生クリームやマヨネーズなどの半固形の食品その他の物の硬度を測るために、従来より、円錐形状の測定部を被測定物に落下させ、時間当たりの落下寸法を測定して食品の硬度を測定する測定装置が開発されている(例えば下記特許文献1)。
下記特許文献1に記載の測定装置は、基端側にロッドを備えた円錐形状の測定部と、貫通孔内に挿入させたロッドを押圧ピンによって側方から押圧し測定部を被測定物の上方に保持する保持部と、測定部及び保持部を上方に固定する棒状の軸部と、これらすべてを支持するとともに被測定物を充填させるカップを位置決めする台部とを備えている。
そして、測定部を保持部から落下させるには、ロッドを挿入させている保持部の貫通孔に、棒状の冶具を挿入し、測定部のロッドをピンの下方に押し下げ、測定部に対するピンの押圧を解除して測定部を被測定物に落下させる。このとき冶具は、ピンによって貫通孔を形成する壁側へ押しつけられるため、操作者に負荷を付与しつつ冶具を操作できるようになっている。
特開2013−002852号公報
ところで、上記従来の測定装置では、被測定物を充填したカップを設置する度に測定部の高さ位置を操作者が厳密に測り、測った高さ位置で測定部を一旦ピンにより固定し、更に冶具を用いて固定を解除する必要があったため、操作が煩雑であるという問題があった。
そこで本発明は、被測定物の硬度の測定が簡便な測定装置を提供することを課題とする。
本発明の硬度測定装置は、被測定物を収容する容器と、前記被測定物に向けて落下させ、前記被測定物に刺入された寸法を示す棒状の冶具と、筒状のガイド部を有し、このガイド部に前記冶具を挿通させた状態で前記ガイド部の軸線を鉛直方向に向けて前記容器に被冠される冶具保持カップと、を備え、前記容器には、被測定物を充填する上限の位置が示され、前記冶具保持カップ及び前記冶具のいずれか一方に係合部が設けられているとともに同他方に前記係合部を係合させる被係合部が設けられ、前記係合部と前記被係合部とは、前記冶具を持ち上げてこの冶具の先端を測定開始位置に位置させた際に当接して係合し前記冶具の鉛直上方への移動を規制する位置に形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、係合部と被係合部が、冶具を持ち上げてこの冶具の先端を測定開始位置に位置させた際に互いに係合し前記冶具の鉛直上方への移動を規制する位置に形成されている。そして、容器に被測定物を充填する上限位置が設定されているとともに冶具保持カップが容器に被冠される構成となっているため、冶具を持ち上げて係合部と被係合部とを係合させるだけで、被測定物の硬度の測定を開始できる状態に容易に設定できる。
本発明は、前記ガイド部がこのガイド部の内部を透視可能な材質により形成され、前記冶具及び前記ガイド部のいずれか一方に目盛が付され、同他方に測定基準位置を示す表示が付されていることが好ましい。
この構成によれば、冶具の被測定物に対する刺入寸法を簡便に測定することができる。
本発明の前記容器と前記冶具保持カップとは、前記冶具保持カップを前記容器に被冠させた際に面一となるとともに内径が同一に形成されていることが好ましい。
この構成によれば、被測定物が容器から溢れることなく、かつ、容器の内部と同条件で冶具保持カップ内で嵩を上げることになる。したがって、冶具の先端が被測定物に刺し込まれることにより被測定物が容器の上端を超えて嵩高くなった場合であっても、冶具が差し込まれた状態の被測定物の測定条件を一定に保つことができる。
本発明の前記容器及び前記冶具保持カップの内壁は、断面円形に形成されていることが好ましい。
この構成によれば、被測定物に冶具が刺し込まれた際に、被測定物を偏りなく冶具を中心に同心円状に押し広げることができる。したがって、被測定物の測定条件を一定に保つことができる。
本発明の前記ガイド部及び前記冶具には、それぞれの軸線に平行であることを示す表示が設けられていることが好ましい。
この構成によれば、冶具がガイド部の軸線に対して傾くことなく鉛直下方に落下したかを容易に確認することができる。
本発明の硬度測定装置は、被測定物の硬度を容易に測定することができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態として示した硬度測定装置を分解して示した斜視図である。 (a)本発明の一実施形態として示した硬度測定装置の側断面図である。(b)本発明の一実施形態として示した硬度測定装置の一部を示した側面図である。 (a)本発明の一実施形態として示した硬度測定装置の使用状態を示した側断面図である。(b)本発明の一実施形態として示した硬度測定装置の使用状態の一部を示した側面図である。 (a)−(e)本発明の一実施形態として示した硬度測定装置の冶具の変形例の一部を示した側面図である。 本発明の一実施形態として示した硬度測定装置の変形例を示した斜視図である。 (a)本発明の一実施形態として示した硬度測定装置の変形例を示した側断面図である。(b)本発明の一実施形態として示した硬度測定装置の変形例の一部を示した側面図である。 本発明の一実施形態として示した硬度測定装置の変形例を示した側断面図である。 本発明の一実施形態として示した硬度測定装置の変形例の一部を示した斜視面図である。 (a)本発明の一実施形態として示した硬度測定装置の変形例の一部を示した側面図である。(b)本発明の一実施形態として示した硬度測定装置の変形例の一部を示した平面図である。 (a)本発明の一実施形態として示した硬度測定装置の冶具保持カップの変形例の一部を示した平面図である。(b)本発明の一実施形態として示した硬度測定装置の冶具保持カップの変形例の一部を示した側断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1に示すように、本発明の一実施形態である硬度測定装置1は、略棒状に形成された冶具2と、冶具2の上下動をガイドしつつ冶具2を保持して容器4上に設置する冶具保持カップ3と、被測定物Pを内部に収容するとともに冶具保持カップ3を被冠させる容器4とを備えている。
図2に示すように、冶具2は、軸線L1を通る円柱状に形成されたロッド5と、ロッド5の先端に形成され被測定物Pに刺し入れられる刺入部6と、ロッド5の基端に取り付けられた蓋部7とを備えている。ロッド5と刺入部6とは軸線L1を共通にして形成されている。
ロッド5の軸線L1方向中間部には、その外周面に測定基準位置を示す表示(すなわち印)Sが示されている。
刺入部6は、円錐形状の外周面6aとロッド5側に形成された平坦な端面6bとを備えている。この端面6bは、後述する冶具保持カップ3に設けられた係合部に係合する被係合部X1を構成している。なお、刺入部6が円錐形に形成されている本実施形態のような冶具2は、「コーン」と呼ばれることもある。
また、刺入部6の端面6bから刺入部6の先端6tまでの長さYは、冶具2を後述する冶具保持カップ3の収容部11内に配置した際に、測定が開始可能となるよう所定の寸法で形成されている。
図1に示すように、冶具2の外面(本実施形態では、蓋部7の頂面)には、必須ではないが、例えば冶具2の重量を示す数字Wが表示されている。
冶具2の材質は、硬さや強度が維持されれば特に限定されるものではなく、アルミニウム,ステンレス,チタン,合成樹脂,セラミックス,ガラス,石英,カーボン等により、蓋部7の頂面に示した所定の重量となるように形成されている。
蓋部7は、ロッド5の断面の外径及び後述するガイド部10の内径よりも大径な円板状に形成されており、ロッド5に対して着脱自在に構成されている。
図2に示すように、冶具保持カップ3は、ロッド5を挿通させて容器4の上方に冶具2を設置する部材であり、冶具2の軸線L1方向(直線方向)の動きをガイドする筒状のガイド部10と、ガイド部10の先端においてガイド部10よりも大径に形成されるとともに、刺入部6を収容する内部空間12が形成された筒状の収容部11とを備えている。
冶具保持カップ3の材質は、視認性が保持されれば特に限定されるものではなく、透明又は半透明の塩化ビニル,ポリプロピレン,アクリルの合成樹脂,透明又は半透明のガラスであり、ガイド部10の内孔13及び収容部11の内部空間12を透視可能にしている。
収容部11は、ガイド部10の先端からガイド部10の軸線L2を中心とする径方向に広がる円板状の頂壁部11aと、ガイド部10の軸線L2を共通にする円筒状の側壁部11bと、を備えた有底筒状に形成されている。
頂壁部11aの上面には、必須ではないが、例えば冶具2の重量を示す数字Wが表示されている。
収容部11の内部空間12とガイド部10の内孔13とは連通しており、冶具2をガイド部10の内孔13から収容部11の内部空間12に亘って挿通可能となっている。
この構成において、収容部11の頂壁部11aは、刺入部6の端面6bを係合させる係合部X2を構成している。
収容部11の下端内壁部には、容器4の周壁部4aの肉厚寸法と同寸法で周方向に切り欠かれて形成された嵌合段差部14が形成されている。
ガイド部10の内径は、ロッド5の外径よりも大径に形成されており、冶具2の移動時にロッド5がガイド部10の内壁面10aに摩擦し難いように構成されている。
図2(b)に示すように、ガイド部10の外周面10bには、目盛Mが付されている。この目盛Mは、冶具2をガイド部10の基端面15方向に持ち上げ、図2(a)に示すように冶具2の端面6bを収容部11の頂壁部11aに係合させ、冶具2のガイド部10に対する鉛直方向上方への移動を規制した際に、ロッド5の測定位置表示Sが目盛Mの測定開始位置、すなわちゼロ(0)の表示となるように設けられている。
本実施形態においては、ロッド5の測定基準表示Sがガイド部10の基端面15に一致するように設けられているとともに、ガイド部10の基端面15が測定開始位置となるように目盛Mが付されている。
容器4は、被測定物Pを充填する部材であり、一定の肉厚寸法で形成された周壁部4aと円板状の底壁部4bとを備えた有底円筒状に形成されている。周壁部4aの内径R2は、冶具保持カップ3の側壁部11bの内径R1と同寸法に形成されている。
また、周壁部4aには、被測定物Pを充填する上限の位置が示されている。「被測定物Pを充填する上限の位置」とは、冶具2による測定開始位置との関係で冶具2と被測定物Pとの距離を考慮して設定された容器4内に充填すべき被測定物Pの表面の高さであり、本実施形態では、上限の位置は、容器4の上端K1とされ、擦り切れいっぱいに被測定物Pを充填する設定となっている。
そして、上端K1から所定寸法下方に至るまでの上端部4tが収容部11の下端に形成された嵌合段差部14に密に嵌合するようになっている。
以上の構成の下に、冶具保持カップ3には、ガイド部10の基端面15から蓋部7及びロッド5の一部を突出させた状態で、かつ、刺入部6及び蓋部7が頂壁部11a及びガイド部10の基端面15にそれぞれ係合し得る状態で、ロッド5がガイド部10から抜けないように冶具2が挿通されている。
そして、冶具保持カップ3の軸線L2を鉛直方向に向けた際に、冶具2がガイド部10との間でほとんど摩擦を発生させることなく鉛直下方に落ちるようになっている。
また、冶具保持カップ3の内径R1と容器4の内径R2とが同寸法に形成されているとともに、嵌合段差部14が容器4の肉厚寸法と同寸法に形成されているため、容器4に冶具保持カップ3を被冠させた場合に、容器4の周壁部4aの内壁面4fと冶具保持カップ3の内壁面11fとが面一となるように形成されている。そして、冶具保持カップ3と容器4とが密に嵌合するようになっている。
次に、硬度測定装置1の使用方法と作用及び機能について説明する。
硬度測定装置1により被測定物Pの硬度を測定するには、図1に示すように、まず容器4の内部に擦り切れいっぱいに被測定物Pを充填し、水平な台の上に設置する。そして、刺入部6の端面6bが収容部11の頂壁部11aに当接するようにロッド5をガイド部10から最大限引き出した状態で保持するとともに、図2(a)に示すように冶具保持カップ3の嵌合段差部14に容器4の上端部4tを嵌合させて、冶具保持カップ3を容器4に被冠し、固定させる。
この状態で冶具保持カップ3の軸線L2及び冶具2の軸線L1は一致して鉛直方向を向き、冶具2の測定基準表示Sがガイド部10の基端面15の高さ位置に一致するとともに、冶具2の刺入部6の先端6tが容器4に充填された被測定物Pの表面に位置する。そこで、冶具2の保持を解除し、冶具2を被測定物Pに対して落下させる。
図3(a)に示すように、冶具2が落下して刺入部6が被測定物Pに刺入されると、刺入部6の体積に応じて被測定物Pの嵩が上がる。しかし、冶具保持カップ3の収容部11の内径R1は、容器4の内径R2と同寸法に形成されているとともに、面一とされているため、被測定物Pへの刺入条件を途中で変えることなく冶具2が漸次挿入される。
冶具2を落下させた後、所定時間の経過後に、図3(b)に示すように、ロッド5に示された測定基準表示Sの位置を確認し、冶具2の被測定物Pへの刺入寸法を確認することで、被測定物Pの硬度を確認する。
以上のように、硬度測定装置1によれば、図2(a)に示すように冶具保持カップ3に対して冶具2のロッド5をガイド部10から最大限に引き出した状態にし、擦り切れいっぱいに被測定物Pを充填した容器4に被冠させて冶具2をリリースするだけで、極めて簡単に被測定物Pの硬度を測定することができるという効果が得られる。
また、硬度測定装置1は、容器4に、冶具2を挿通させた冶具保持カップ3を被冠させたシンプル構成となっており、コンパクトな構成であるため、硬度測定装置1の持ち運びが極めて容易で、容器4を水平に設置可能な場所であれば、どこでも簡便に被測定物Pの硬度を測定することができるという効果が得られる。
また、容器4は、被測定物Pの充填量が定められているため、被測定物Pの容量を計測する必要がなく、簡便に被測定物Pの硬度を測定することができるという効果が得られる。
また、容器4に冶具保持カップ3を密に被冠して測定する構成となっているため、測定中に容器4から被測定物Pを溢れさせたり、冶具2の落下により周囲に飛散させたりすることがない。したがって、被測定物Pの容量を変化させることなく、かつ、周囲を汚すことなく簡便かつ正確に被測定物Pの硬度を測定することができるという効果が得られる。
また、冶具保持カップ3の収容部11の内径R1は、容器4の内径R2と同寸法に形成されているとともに面一とされているため、被測定物Pへの刺入条件を途中で変えることなく冶具2を一定条件下で挿入することができる。したがって、被測定物Pの表面が冶具保持カップ3に至っても被測定物Pの硬度を正確に測定することができるという効果が得られる。
また、容器4及び冶具保持カップ3の収容部11が円筒形状に形成されており、冶具2が冶具保持カップ3の軸線L2上に設置されているため、冶具2の刺入部6を被測定物Pに刺入させた際に、被測定物Pを容器4又は冶具保持カップ3の収容部11の中心軸L2から径方向に均等に押し広げつつ刺入することができる。したがって、被測定物Pからの圧力が冶具2にかかっても冶具2は可及的に軸線L2に沿って落下することができ、被測定物Pの硬度を正確に測定することができるという効果が得られる。
以上が本発明の硬度測定装置1の説明であるが、本発明は上記実施形態の硬度測定装置1に限定されるものではない。すなわち、上記実施形態の硬度測定装置1は、上記実施形態の冶具2の刺入部6として円錐形に形成されたものを例示して説明したが、これに限定されるものではなく、被測定物Pの硬度,粘度,その他の特性に応じて適宜形状を変更したものを使用することができる。具体的には、図4(a)−(e)に示すように、断面円形の円柱形状,断面円形の砲弾形状,先端が球形に形成された円柱形状,球形等の諸形状のものを採用することができる。
そして、図4(b)に示すように、刺入部6がロッド5と同じかロッド5よりも小さい外径寸法に形成されたものを使用することも可能であり、この場合、刺入部6とロッド5との間に、図2(a)に示す頂壁部11aに係合させるフランジ等の係合突部20(被係合部X1)を設ければよい。
また、ロッド5の外周面及びガイド部10の外周面(若しくは内周面)には、図5に示すように、それぞれの軸線L1,L2に平行な直線状の表示21,22が設けられていてもよい。このような構成とすることにより、冶具2がガイド部10と軸線L1,L2を共通にしてまっすぐにリリースされたか否かを容易に視認することができる。すなわち、冶具2がガイド部10に対して傾いてリリースされた場合には、測定が不正確になり得るため、これを簡単に確認することができるという効果が得られる。
また、上記実施形態においては、図2(b)に示すように目盛Mがガイド部10に付され、測定基準表示Sがロッド5に付された構成となっているが、目盛Mがロッド5に付され、測定基準表示Sがガイド部10に示されたものであってもよい。
また、図6(a),(b)に示すように、冶具2の端面(被係合部)6bと冶具保持カップ3の頂壁部(係合部)11aとが係合する位置で目盛Mの測定開始位置(すなわちガイド部10の基端面15)と測定基準表示Sとが一致するように設定されていれば、目盛Mはガイド部10の軸線L2方向中間部に形成されていてもよい。
また、上記実施形態においては、被測定物Pを容器4の擦り切れいっぱいに充填する設定の例を用いて説明したが、図7に示すように係合部11aと被係合部6bとが係合した際に、刺入部6の先端6tが被測定物Pの表面に位置するように、容器4の高さ方向中間部に容量の上限を示す表示K2を付す等して、所定の容量で被測定物Pを充填できるようにしたものであってもよい。
また更に、冶具2の被係合部X1と冶具保持カップ3の係合部X2とが係合する位置で目盛Mの測定開始位置(すなわちガイド部10の基端面15)と測定基準表示Sとが一致するように設定されていれば、刺入部6の先端6tと容器4に充填された被測定部Pの表面とに間隔が形成されていてもよい。
また、硬度測定装置1は、図8に示すように、図1に示す被測定物Pの測定開始が可能な状態で冶具2を支持する支持具25を有したものであってもよい。
この支持具25は、図2に示すように被係合部X1と係合部X2とを係合させて冶具2による被測定物Pの測定が開始できるようにした状態で、ガイド部10と蓋部7との間に嵌合され、冶具2が被測定物Pに落下しないように構成された部材である。
具体的に支持具25は、図8に示すように蓋部7に当接させる上壁部26と、ガイド部10に当接させる下壁部27と、上壁部26と下壁部27との間を連結しこれらの間の距離を維持する連結部28とを備えて形成されるものである。
図8に示す変形例では、支持具25は、上壁部26,連結部28及び下壁部27が略半円筒状に一体的に形成されている。そして、支持具25は、ロッド5の外周面と略同径の内孔を備えた円筒部材を半周未満の範囲で周方向に一部切り欠いて開口部30を形成した構成とされ、弾性変形可能な材質で形成されている。
支持具25の軸線L3方向の長さは、ガイド部10から突出したロッド5の長さ寸法、すなわちガイド部10の基端面15から蓋部7の下端面7bまでの寸法となるように形成されている。
また、支持具25の外周面の軸線L3方向中間部には、つまみ29が形成されており、支持具25のロッド5への着脱を容易にすることができるようになっている。
そして、支持具25をロッド5に装着させる際には、開口部30をロッド5に向けて支持具25の側端部25a,25bをロッド5に押し当て、支持具25を弾性変形により拡開させ、ロッド5の半周面を乗り越えた時点で弾性復帰させることにより、ロッド5に簡便に嵌着させる。また、支持具25をロッド5から離脱させる際には、つまみ29を把持して開口部30と反対方向に引っ張り、開口部30を拡開させつつロッド5から離脱させる。
硬度測定装置1は、上記のような支持具25を備えることにより、ロッド5をガイド部10から引き出した状態、すなわち図2に参照されるように、被係合部X1と係合部X2とを係合させて冶具2による被測定物Pの測定が開始できるようにした状態を確実に維持することができる。
したがって、冶具保持カップ3を容器4に装着して被測定物Pの硬度の測定を行う際に、冶具2を誤って落下させてしまうということを回避することができるという効果が得られる。
また更に、硬度測定装置1は、図9(a),(b)に示すように、ガイド部10及び頂壁部11aを一体的に形成するとともに、この一体的に形成されたガイド部10及び頂壁部11aと側壁部11bとを分離可能としたものであってもよい(図9及び図10において冶具2は省略している)。
この場合、図9,図10に示すように、頂壁部11a及び側壁部11bのいずれか一方には係止部40を形成し、同他方に被係止部41を形成することで、ガイド部10及び頂壁部11aと側壁部11bとを確実に固定することができるようにしておくことが好ましい。
具体的に係止部40は、一例として図9(b)に示すように、頂壁部11aの外縁部に周方向に等間隔に張り出した複数(本変形例では2つ)の係止凸部40aとすることができる。これに対し、被係止部41は、図10(a),(b)に示すように、側壁部11bの上端に図9(b)に示す係止凸部40aを嵌入させる凹所42aを形成するとともに、上端面11cから所定寸法下方の位置に凹所42aと連通する周方向の溝42bが形成された係止凹所41aとすることができる。
以上の構成とすることにより、図9(b)に示す頂壁部11aの係止凸部40a,40aを図10(a),(b)に示す凹所42a,42aに合わせて側壁部11bの上端に上方から嵌合させた後、軸線L2を中心に頂壁部11aを回転させて係止凸部40a,40aを凹所42a,42a間の溝42b内に位置させることでガイド部10及び頂壁部11aを側壁部11bに装着することができる。
また、図9(a),(b)に示すガイド部10及び頂壁部11aを側壁部11bから分離する場合には、係止凸部40a,40aが凹所42a,42aに位置するように軸線L2を中心として頂壁部11aを回転させ、ガイド部10及び頂壁部11aを側壁部11bから上方に引き抜く。
このように操作することにより、冶具2(図9(a),(b)においては省略)をガイド部10及び頂壁部11aと共に、側壁部11bと着脱自在にすることができる。そして、図1に示す冶具2及び冶具保持カップ3の洗浄を容易にすることができるという効果が得られる。
また、ガイド部10及び頂壁部11aを一体的に形成して、収容部11のその他の部分と着脱自在な構成とすることにより、例えば、図10(b)に示す側壁部11bよりも直径が大きい側壁部50と頂壁部11aを嵌着可能な開口部51aを有した頂壁部51を備えた収容部52に着脱自在となり、冶具保持カップ3及び容器4の寸法を適宜変更することが可能となるという効果が得られる。
1 硬度測定装置, 2 冶具, 3 冶具保持カップ, 4 容器,
6b 端面(被係合部), 10 ガイド部, 11a 頂壁部(係合部)
21 表示, 22 表示, K1,K2 被測定物を充填する上限の位置,
M 目盛, L1 軸線, L2 軸線, P 被測定物,
S 測定基準位置, X1 被係合部, X2 係合部,

Claims (5)

  1. 被測定物を収容する容器と、
    前記被測定物に向けて落下させ、前記被測定物に刺入された寸法を示す棒状の冶具と、
    筒状のガイド部を有し、このガイド部に前記冶具を挿通させた状態で前記ガイド部の軸線を鉛直方向に向けて前記容器に被冠される冶具保持カップと、を備え、
    前記容器には、被測定物を充填する上限の位置が示され、
    前記冶具保持カップ及び前記冶具のいずれか一方に係合部が設けられているとともに同他方に前記係合部を係合させる被係合部が設けられ、
    前記係合部と前記被係合部とは、前記冶具を持ち上げてこの冶具の先端を測定開始位置に位置させた際に当接して係合し前記冶具の鉛直上方への移動を規制する位置に形成されていることを特徴とする硬度測定装置。
  2. 前記ガイド部がこのガイド部の内部を透視可能な材質により形成され、前記冶具及び前記ガイド部のいずれか一方に目盛が付され、同他方に測定基準位置を示す表示が付されていることを特徴とする請求項1に記載の硬度測定装置。
  3. 前記容器と前記冶具保持カップとは、前記冶具保持カップを前記容器に被冠させた際に面一となるとともに内径が同一に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の硬度測定装置。
  4. 前記容器及び前記冶具保持カップの内壁は、断面円形に形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の硬度測定装置。
  5. 前記ガイド部及び前記冶具には、それぞれの軸線に平行であることを示す表示が設けられていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の硬度測定装置。
JP2013253685A 2013-12-06 2013-12-06 硬度測定装置 Active JP5594921B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013253685A JP5594921B1 (ja) 2013-12-06 2013-12-06 硬度測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013253685A JP5594921B1 (ja) 2013-12-06 2013-12-06 硬度測定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5594921B1 true JP5594921B1 (ja) 2014-09-24
JP2015114104A JP2015114104A (ja) 2015-06-22

Family

ID=51702095

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013253685A Active JP5594921B1 (ja) 2013-12-06 2013-12-06 硬度測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5594921B1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108593539A (zh) * 2018-05-21 2018-09-28 崇州天智轻量化制造有限公司 一种接触式金属半固态触变特性测量装置及其测量方法
CN111595706A (zh) * 2020-06-06 2020-08-28 苏月兰 一种桩土复合地基承载力检测装置
JP2020153902A (ja) * 2019-03-22 2020-09-24 森永乳業株式会社 半固形状食品の硬度測定装置、半固形状食品の硬度測定方法および食品の製造方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09236529A (ja) * 1996-02-29 1997-09-09 Shimadzu Corp 硬度計
JP4171694B2 (ja) * 2003-10-22 2008-10-22 株式会社ミツトヨ 硬さ試験機
JP5109993B2 (ja) * 2009-01-30 2012-12-26 株式会社Jvcケンウッド 落錘試験装置
US8683849B2 (en) * 2010-01-12 2014-04-01 Imi Cornelius, Inc. Method and apparatus for testing consistency of frozen beverages

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108593539A (zh) * 2018-05-21 2018-09-28 崇州天智轻量化制造有限公司 一种接触式金属半固态触变特性测量装置及其测量方法
JP2020153902A (ja) * 2019-03-22 2020-09-24 森永乳業株式会社 半固形状食品の硬度測定装置、半固形状食品の硬度測定方法および食品の製造方法
CN111595706A (zh) * 2020-06-06 2020-08-28 苏月兰 一种桩土复合地基承载力检测装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015114104A (ja) 2015-06-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5594921B1 (ja) 硬度測定装置
EP3190060A1 (en) Sealing cap
JP2014076360A (ja) 多軸骨アンカーを組み立てるための機器、ならびに多軸骨アンカーを組み立てるための機器および多軸骨アンカーのシステム
US20090249935A1 (en) Slicer
JP2015152581A (ja) ゲージ検査機、ゲージ検査方法およびゲージをゲージの検査機にセットするための治具
KR101462162B1 (ko) 자동충전 피펫장치
JP6667952B2 (ja) 液体計量容器
US20140120228A1 (en) Bakeware insert
JP5672523B2 (ja) 自転・公転式の撹拌脱泡装置用アダプタ
JP4859209B2 (ja) スタンド兼計量具
US9983040B2 (en) Measuring apparatus—all in one measuring components embedded in one structure
KR101528036B1 (ko) 버니어 캘리퍼스
KR101225297B1 (ko) 차량용 성형 패널 검사 지그
US20120186201A1 (en) Device and method for docking a vial with a container
JP6624763B1 (ja) 半固形状食品の硬度測定装置、半固形状食品の硬度測定方法および食品の製造方法
JP6633912B2 (ja) フックコア
US9228874B2 (en) Measuring cup
JP3185113U (ja) 試料カップ
JP2017119540A (ja) 粒状物定量取り出し容器
KR101906519B1 (ko) 샤프트의 홈 측정장치
JP3191780U (ja) 厚み測定装置
JP5820632B2 (ja) 硬さ測定装置
KR200455571Y1 (ko) 가변 정량 계량컵
KR101401411B1 (ko) 용기 뚜껑용 착탈식 손잡이
JP7323624B2 (ja) 医薬品用注射器のカートリッジの充填に使用される延長具

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140619

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140708

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140804

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5594921

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531