JP5592303B2 - 実行環境構築装置および実行環境構築システム - Google Patents
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Description
特許文献2には、対象コンピュータ上の不正プログラムを検査サーバにより検査する技術が開示されている。
このように、ソフトウェア開発・サポートやマルウェア解析においては、様々なユーザPCと同等の計算機環境でプログラムを実行させることが要求される。
すなわち、本発明の実行環境構築装置は、実行端末上に、少なくとも1つ以上のソフトウェアリソースで構成される実行環境を構築する実行環境構築装置であって、各前記実行環境に係る環境構成データを格納する環境構成データベースと、各ユーザ端末から取得したユーザ環境情報を格納するユーザ環境情報データベースと、各前記環境構成データの各前記ソフトウェアリソースについて、前記ユーザ環境情報データベースにおける相対的出現頻度を算出することにより、各前記環境構成データの需要度を算出し、前記需要度に基づいて各前記環境構成データによる前記実行環境を構築する前記実行端末の数を決定する環境構成データ作成部と、前記実行環境を構築した前記実行端末から、前記ユーザ環境情報と環境類似度が近い前記環境構成データを有するものを選択する環境構成データ選択部とを有することを特徴とする。
その他の手段については、発明を実施するための形態のなかで説明する。
図1は、第1の実施形態に於ける実行環境構築システムを示す概略の構成図である。
実行環境構築システム10には、通信ネットワーク100−1を介して、ユーザPC200(=200−1〜200−3)が接続されている。
実行環境構築システム10の各要素は、パーソナルコンピュータやワークステーション等の計算機により構成されている。本実施形態の実行環境構築システム10は、ユーザPC200に対して、指定された環境構成を持つ実行端末50−n(nは1から5の自然数)の利用権限を提供する機能を有している。本実施形態では、実行端末50の数は5台であるが、これに限られず、任意の台数でも良い。
このソフトウェアリソースは更に、アプリケーションのリソースを含む場合がある。環境構成データDB42(図2)は更に、環境構成データ作成部34(図2)が指定したアプリケーションおよび当該アプリケーションのバージョン情報を具備する場合がある。ユーザ環境情報DB44(図2)は更に、ユーザが要求するアプリケーションの種別および当該アプリケーションのバージョン情報を具備する場合がある。
「環境構成データとユーザ環境情報が類似する」とは、実行端末50−nの構成とユーザが希望する構成のオペレーティングシステムやアプリケーションが、同一または類似した機能を持つことである。
実行環境構築装置20は、CPU(Central Processing Unit)21と、インタフェース22と、バス23と、メモリ30と、外部記憶装置40と、入出力装置24とを備えている。
CPU21は、処理を実行するための演算装置である。
インタフェース22は、実行環境構築装置20を通信ネットワーク100−2に接続するLANカードなどの通信装置である。
バス23は、CPU21と、メモリ30と、インタフェース22と、外部記憶装置40、入出力装置24とを接続するデータ経路である。
タスク終了部32は、ユーザに割り当てられている実行端末50を終了させるタスク終了処理を行う。
実行端末50は、図2に示す実行環境構築装置20と同様に、CPU21と、インタフェース22と、バス23と、入出力装置24とを有し、図2に示す実行環境構築装置20とは異なるメモリ60と、ルート記憶装置70aと、書き込み用記憶装置70bとを有している。
ユーザPC200は、図2に示す実行環境構築装置20と同様に、CPU21と、インタフェース22と、バス23と、入出力装置24とを有し、図2に示す実行環境構築装置20とは異なるメモリ210と、記憶装置220とを有している。
記憶装置220は、ユーザが使用する任意のデータやプログラムを格納する機能を有している。
環境構成リソース管理装置80は、OS記憶装置90−1〜90−3と、AP1記憶装置91−1〜91−3と、AP2記憶装置92−1〜92−3と、バス82と、リソース提供装置81とを有している。リソース提供装置81は、通信ネットワーク100−2に接続されると共に、OS記憶装置90−1〜90−3と、AP1記憶装置91−1〜91−3と、AP2記憶装置92−1〜92−3とに、バス82を介して接続されている。
OS記憶装置90−1は、オペレーティングシステムOS−1(図7)のデータを保存する。OS記憶装置90−2は、オペレーティングシステムOS−2(図7)のデータを保存する。OS記憶装置90−3は、オペレーティングシステムOS−3(図7)のデータを保存する。
実行端末50のディレクトリ構造は、実行環境構築装置20から指示される環境構成データに基づいて構築される。図6においては、後述する図8の環境構成データDB42に格納されている環境構成データ1に従い、オペレーティングシステムとしてOS−1が選択(設定)され、第1のアプリケーションとしてAP1−1が選択(設定)され、第2のアプリケーションとしてAP2−1が選択(設定)されている。
ルートディレクトリ71は、ディレクトリ構造の最上位であり、OSディレクトリ72と、AP1ディレクトリ73と、AP2ディレクトリ74と、書き込み用ディレクトリ75の上位に位置している。このルートディレクトリ71は、ルート記憶装置70a内に存在する。
リソースDB41は、リソースID41aの項目と、リソースタイプ41bの項目と、
重み付け41cの項目とを有している。
リソースDB41に於けるリソースID41aの項目は、環境構成リソース管理装置80に保管されるソフトウェアリソースを一意に識別する識別子が格納される。図7の例では、OS−1,OS−2,OS−3,AP1−1,AP1−2,AP1−3,AP2−1,AP2−2,AP2−3の種類のリソースの識別子が格納されている。環境構成リソース管理装置80、および、リソースDB41で管理するソフトウェアリソースの種類は、実行環境構築システム10の管理者が決定する。
環境構成リソース管理装置80、および、リソースDB41で扱うリソースタイプは、実行環境構築システム10の管理者が決定する。
このように、リソースDB41により、環境構成リソース管理装置80で管理されるリソースと、それらの重要度とを一元的に管理できる。
環境構成データDB42は、実行環境構築装置20が作成した環境構成データを管理する機能を有している。環境構成データDB42の各レコードは、リソースタイプ41bごとに、1つ以上のリソースを設定している。環境構成データDB42のいずれかのレコードに従って、実行端末50は構成される。このため、環境構成データDB42には、リソースタイプごとの設定項目が存在する。図8の例では、オペレーティングシステムOSのリソースタイプに対応したOS設定42bの項目と、第1のアプリケーションAP1のリソースタイプに対応したAP1設定42cの項目と、第2のアプリケーションAP2のリソースタイプに対応したAP2設定42dの項目とが設けられている。
このように、環境構成データDB42により、実行環境構築装置20が作成した環境構成データの一元的な管理が可能となる。
実行端末DB43は、実行環境構築システム10に設定されている環境構成データと、実行環境構築システム10内の各実行端末50の使用状況とを管理する機能を有している。実行端末DB43は、実行端末ID43aの項目と、適用環境構成データ43bの項目と、状態43cの項目とを有している。
実行端末ID43aの項目は、各実行端末50を一意に認識する機能を有している。
本実施形態では、実行端末50−1には、環境構成データ1が設定され、状態43cの値は、「未使用」である。
このように、実行端末DB43により、各実行端末50の使用状況、および、設定されている環境構成データの一元的な管理が可能となる。
ユーザ環境情報DB44は、ユーザ環境情報ID44aの項目と、OS設定44bの項目と、AP1設定44cの項目と、AP2設定44dの項目と、取得時間44eの項目とを有している。
ユーザ環境情報ID44aの項目は、ユーザ環境情報を一意に識別する識別子が格納されている。
以降の項目は、リソースタイプごとのユーザが希望する構成を示す識別子が格納されている。OS設定44bの項目は、ユーザが使用を希望するオペレーティングシステムOSの種類を示す値が格納されている。AP1設定44cの項目は、ユーザが使用を希望する第1のアプリケーションAP1の種類を示す値が格納されている。AP2設定44dの項目は、ユーザが使用を希望する第2のアプリケーションAP2の種類を示す値が格納されている。取得時間44eの項目は、環境構成データ選択部33がユーザからユーザ環境情報を取得した日時が格納されている。
本実施形態では、ユーザ環境情報DB44により、ユーザPC200から取得したユーザ環境情報の一元的な管理が可能となる。
しかし、これに限られず、専用のコンピュータプログラムを用いて、各ユーザの環境情報を自動生成し、環境構成データ選択部33に送信することによって、ユーザ環境情報DB44に保存される構成としても良い。
類似度DB45は、第1比較項目45aの項目と、第2比較項目45bの項目と、類似度45cの項目とを有している。
類似度DB45は、リソースタイプが同じである2つのリソース間の「類似度」を管理している。ここでいう「類似度」は、2つのリソースを比較して、振る舞いや機能の違いの程度を、定量的に評価したものである。2つのリソースの類似度が高いほど、お互いを、代替手段として用いることができる可能性が高くなる。例えば、リソースAとリソースBの類似度が高い場合を考える。この場合、リソースAが含まれる機能構成を要求するユーザに対し、リソースAの代わりにリソースBを含む機能構成を提供しても、リソースAを含む機能構成を提供した場合と同等、若しくは近い結果を得ることができる。
或るリソースと、このリソースと同一のリソースとの間の類似度45cの項目は、常に1.0の値である。或るリソースと”N/A”(Not Available)との間の類似度45cの項目は、常に0.0の値となる。本実施形態では、同一のリソースとの類似度45cと、”N/A”(Not Available)との類似度45cは、類似度DB45に格納していないが、これらの値を示すレコードを類似度DB45に格納しても良い。
このように、類似度DB45により、同一リソースタイプに属するリソース間の類似度の一元的な管理が可能となる。
(第1の実施形態の動作)
処理が開始すると、ステップS10において、実行環境構築装置20は、環境構成データDB42に基づき、オペレーティングシステムOS、第1のアプリケーションAP1、第2のアプリケーションAP2の組合せである環境構成データを全て抽出する。
ステップS11〜S13において、実行環境構築装置20は、全ての環境構成データについて処理を繰り返す。
ステップS12において、実行環境構築装置20は、当該環境構成データの構成需要度算出処理(図13)を呼び出す。
ステップS13において、実行環境構築装置20は、全ての環境構成データについて処理を繰り返していなかったならば、ステップS11の処理に戻る。
ステップS14において、実行環境構築装置20は、構成需要度の比率に基づき、各環境構成データを割り当てる実行端末50の数を決定する。
ステップS15において、実行環境構築装置20は、各実行端末50に、環境構成命令を送信する。
ステップS16において、実行環境構築装置20は、実行端末DB43の適用環境構成データ43bを設定する。
ステップS17において、実行環境構築装置20は、作成した環境構成データを、環境構成データDB42に書き込み、図12の処理を終了する。
ステップS20において、各実行端末50は、実行環境構築装置20から環境構成命令を受信する。
処理が開始すると、ステップS30において、実行環境構築装置20は、環境構成データ内のオペレーティングシステムOSをOS−iとし、環境構成データ内の第1のアプリケーションAP1をAP1−jとし、環境構成データ内の第2のアプリケーションAP2をAP2−kとする。
ステップS31において、実行環境構築装置20は、ユーザ環境情報DB44に基づき、OS−iの相対出現頻度F(OS−i)を算出する。
ステップS32において、実行環境構築装置20は、ユーザ環境情報DB44に基づき、AP1−jの相対出現頻度F(AP1−j)を算出する。
ステップS33において、実行環境構築装置20は、ユーザ環境情報DB44に基づき、AP2−kの相対出現頻度F(AP2−k)を算出する。
例として、オペレーティングシステムOS−1と、第1のアプリケーションAP1−3と、第2のアプリケーションAP2−2とである環境構成データの場合を考える。図7から、オペレーティングシステムOSの重み付け41cの値は100、第1のアプリケーションAP1の重み付け41cの値は50、第2のアプリケーションAP2の重み付け41cの値は20である。OS−1の相対出現頻度Fは、0.67である。第1のアプリケーションAP1−3の相対出現頻度Fは、0.33である。第2のアプリケーションAP2−2の相対出現頻度Fは、0.67である。
当該環境構成データの構成需要度は、各リソースの相対出現頻度に重み付け41cの値を掛けて加算したものであり、0.67×100+0.33×50+0.67×20=96.9となる。
処理が開始すると、ステップS40において、ユーザPC200は、実行環境構築装置20に、ユーザ環境情報を送信する。
ステップS41において、ユーザPC200は、実行環境構築装置20から「実行端末割り当て通知」を受信し、図14の処理を終了する。
ステップS60において、実行環境構築装置20は、ユーザPC200から、ユーザ環境情報を受信する。
ステップS61において、実行環境構築装置20は、実行端末DB43の状態が「未使用」である実行端末50の一覧を取得する。
ステップS62〜S64において、実行環境構築装置20は、取得した実行端末分の処理を繰返す。
ステップS63において、実行環境構築装置20は、ユーザ環境情報と当実行端末50の環境構成データとの環境類似度算出処理(図15)を呼び出す。
ステップS64において、実行環境構築装置20は、取得した実行端末分の処理を繰返していなかったならば、ステップS62の処理に戻る。
ステップS65において、実行環境構築装置20は、環境類似度が最大の実行端末50の状態を「使用中」に変更する。
ステップS66において、実行環境構築装置20は、ユーザPC200に、「実行端末割り当て通知」を送信する。
ステップS67において、実行環境構築装置20は、実行端末50に、タスク実行命令を送信し、図14の処理を終了する。
ステップS50において、実行端末50は、実行環境構築装置20からタスク実行命令を受信し、図14の処理を終了する。
処理が開始すると、ステップS70において、実行環境構築装置20は、
ステップS70において、実行環境構築装置20は、類似度DB45に基づき、環境構成データ内のOS−iと、ユーザ環境情報内のOS−aの類似度を取得する。
処理が開始すると、ステップS80において、ユーザPC200は、実行環境構築装置20に終了通知とフィードバックとを送信し、図16の処理を終了する。フィードバックには、使用した実行端末50の環境が、ユーザが期待していた環境に充分に近かったかどうかの情報が含まれる。実行端末50の環境が、ユーザが期待した環境に充分に近かった場合、フィードバックには肯定値である“GOOD”が設定される。実行端末50の環境が、ユーザが期待した環境に近くなかった場合には、フィードバックには否定値である“BAD”が設定される。フィードバックとして肯定値である“GOOD”、否定値である“BAD”の何れかを送信するかは、実行端末50を利用したユーザの判断に依る。
ステップS100において、実行環境構築装置20は、ユーザPC200から終了通知・フィードバックを受信する。
ステップS101において、実行環境構築装置20は、フィードバックに基づき、類似度更新処理(図17)を呼び出す。
ステップS102において、実行環境構築装置20は、実行端末DB43の当該実行端末の状態を「未使用」に設定する。
ステップS103において、実行環境構築装置20は、当該実行端末50に、「終了命令」を送信し、図16の処理を終了する。
ステップS90において、実行端末50は、実行環境構築装置20から、「終了命令」を受信する。
ステップS91において、実行端末50は、書き込み用ディレクトリ75をクリアする。
ステップS92において、実行端末50は、当該実行端末50自身を再起動し、図16の処理を終了する。
処理が開始すると、ステップS110において、実行環境構築装置20は、環境構成データ内のオペレーティングシステムOSをOS−i(図7参照)とし、ユーザ環境情報のオペレーティングシステムOSをOS−a(図7参照)とする。
ステップS122において、実行環境構築装置20は、フィードバックは肯定値である“GOOD”であるか否かを判断する。フィードバックが“GOOD”であったならば(Yes)、ステップS123の処理において、類似度DB45のAP2−kとAP2−cの類似度45cの値をα加算する。フィードバックが“GOOD”でなかったならば(No)、ステップS124の処理において、類似度DB45のAP2−kとAP2−cの類似度45cの値をβ減算する。
例えば、ユーザが、Webブラウザの所定バージョンとオペレーティングシステムの所定バージョンの組合せである計算機環境に於いて不具合が発生した場合を考える。実行環境構築装置20は、実行端末50(=50−1〜50−5)に計算機環境を構築し、そのユーザの環境と最も近い計算機環境を有する実行端末50を選択してユーザPC200に通知する。ユーザは、選択された実行端末50を操作して、不具合が再現したならば、“GOOD”のフィードバックを返し、不具合が再現しなかったならば、“BAD”のフィードバックを返す。
以上説明した第1の実施形態では、次の(A)〜(D)のような効果がある。
図18は、第2の実施形態に於ける実行環境構築装置を示す概略の構成図である。第1の実施形態を示す図2中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
本実施形態の実行環境構築装置20Aは、第1の実施形態の実行環境構築装置20とは異なる外部記憶装置40Aを有している他は、第1の実施形態の実行環境構築装置20と同様の構成を有している。本実施形態の外部記憶装置40Aは、第1の実施形態の外部記憶装置40と同様の構成に加えて、更に脆弱性情報DB46を有している。
脆弱性情報DB46は、脆弱性ID46aの項目と、対象リソース46bの項目と、深刻度46cの項目と、公開日46dの項目とを有している。
脆弱性情報DB46は、一定期間内に発見された、脆弱性に関する情報を管理する機能を有している。ここで、脆弱性とは、オペレーティングシステムやアプリケーションなどのリソースの欠陥や仕様上の問題点のうち、特に、攻撃に悪用される可能性があるものを言う。一般的に、リソースの脆弱性が発見された場合、その脆弱性を狙った攻撃が急増する傾向にある。このため、あるリソースに脆弱性が発見されると、当該リソースを含むユーザ環境情報が、ユーザPC200から送られる頻度が高くなる。本実施形態において脆弱性情報DB46は、環境構成データ作成部34において、今後の需要が増えると推定される環境構成データを算出する際に用いられる。
本実施形態では、深刻度46cの値は、0.0〜1.0の数値範囲に限らず、0〜100など、任意の数値範囲を指定しても良い。但し、深刻度46cの値は、環境構成データ作成部34で行われる数値計算で用いられるため、数値換算できない記号などは利用できない。
図20は、第2の実施形態に於ける構成需要度算出処理を示すフローチャートである。図20のフローチャートは、図12のステップS13の具体的処理内容を示している。
本実施形態は、ソフトウェア動作確認システムに適用した場合と異なり、構成需要度の算出に、脆弱性情報DB46を利用する。
処理が開始したのち、ステップS30〜S34の処理は、図13に示すステップS30〜S34の処理と同様である。
ステップS140において、実行環境構築装置20は、脆弱性情報DB46に基づき、OS−iに関する脆弱性の深刻度の総和V(OS−i)を算出する。
ステップS141において、実行環境構築装置20は、脆弱性情報DB46に基づき、AP1−jに関する脆弱性の深刻度の総和V(AP1−j)を算出する。
ステップS142において、実行環境構築装置20は、脆弱性情報DB46に基づき、AP2−kに関する脆弱性の深刻度の総和V(AP2−k)を算出する。
OS−iの相対出現頻度は0.67であり、重み付けは100である。AP1−jの相対出現頻度は0.33であり、重み付けは50である。AP2−kの相対出現頻度は0.67であり、重み付けは20である。
このときの構成需要度は、それぞれの相対出現頻度と脆弱性の深刻度の総和とを加算して重み付けを掛け、これらの総和によって算出するので、(0.67+0.0)×100+(0.33+0.0)×50+(0.67+0.2)×20=100.9となる。
以上説明した第2の実施形態では、次の(E)〜(G)のような効果がある。
(E) 脆弱性情報DB46に基づき、各リソースの組合せの構成需要度を算出している。これにより、今後の需要が増えると推定される環境構成データを算出することが可能である。
(G) 脆弱性情報DB46に基づき、各リソースの出現頻度と脆弱性の深刻度の総和とを加算して、重み付けを掛け、これらの総和を算出して構成需要度としている。これにより、脆弱性の深刻度の高い計算機環境を、より高い頻度で評価することが可能である。
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更実施が可能である。この利用形態や変形例としては、例えば、次の(a)〜(d)のようなものがある。
11 ゲートウェイ
20 実行環境構築装置
31 環境構成管理プログラム
32 タスク終了部
33 環境構成データ選択部
34 環境構成データ作成部
40 外部記憶装置
41 リソースDB
42 環境構成データDB(ユーザ環境情報)
43 実行端末DB
44 ユーザ環境情報DB(環境構成データ、ユーザ環境情報ログ)
45 類似度DB(ソフトウェアリソース間の機能の類似性)
46 脆弱性情報DB(ソフトウェアリソースの脆弱性情報)
50 実行端末
60 メモリ
61 環境構築プログラム
62 タスク実行プログラム
63 タスク終了プログラム
70a ルート記憶装置(ソフトウェアリソース保管用記憶装置)
70b 書き込み用記憶装置
71 ルートディレクトリ
72 OSディレクトリ
73 AP1ディレクトリ
74 AP2ディレクトリ
75 書き込み用ディレクトリ
80 環境構成リソース管理装置
81 リソース提供装置
90−1〜90−3 OS記憶装置
91−1〜91−3 AP1記憶装置
92−1〜92−3 AP2記憶装置
100−1,100−2 通信ネットワーク
200 ユーザPC
Claims (17)
- 実行端末上に、少なくとも1つ以上のソフトウェアリソースで構成される実行環境を構築する実行環境構築装置であって、
各前記実行環境に係る環境構成データを格納する環境構成データベースと、
各ユーザ端末から取得したユーザ環境情報を格納するユーザ環境情報データベースと、
各前記環境構成データの各前記ソフトウェアリソースについて、前記ユーザ環境情報データベースにおける相対的出現頻度を算出することにより、各前記環境構成データの需要度を算出し、前記需要度に基づいて各前記環境構成データによる前記実行環境を構築する前記実行端末の数を決定する環境構成データ作成部と、
前記実行環境を構築した前記実行端末から、前記ユーザ環境情報と環境類似度が近い前記環境構成データを有するものを選択する環境構成データ選択部と、
を有することを特徴とする実行環境構築装置。 - 前記ソフトウェアリソースは、オペレーティングシステムのリソースであり、
前記環境構成データは、前記環境構成データ作成部が指定したオペレーティングシステムおよび当該オペレーティングシステムのバージョン情報を具備し、
前記ユーザ環境情報は、オペレーティングシステムの種別および当該オペレーティングシステムのバージョン情報を具備すること
を特徴とする請求項1に記載の実行環境構築装置。 - 前記ソフトウェアリソースは更に、アプリケーションのリソースを含み、
前記環境構成データは更に、前記環境構成データ作成部が指定したアプリケーションおよび当該アプリケーションのバージョン情報を具備し、
前記ユーザ環境情報は更に、アプリケーションの種別および当該アプリケーションのバージョン情報を具備すること
を特徴とする請求項2に記載の実行環境構築装置。 - 前記環境構成データ作成部は、過去に取得したユーザ環境情報ログに基づいて前記需要度を算出すること
を特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の実行環境構築装置。 - 前記環境構成データ作成部は、過去に取得したユーザ環境情報ログと前記ソフトウェアリソースの脆弱性情報とに基づいて前記需要度を算出すること
を特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の実行環境構築装置。 - 前記環境構成データ作成部は、前記ソフトウェアリソースをそれぞれ保管する記憶装置を用いて、前記実行環境を構築すること
を特徴とする請求項4または請求項5に記載の実行環境構築装置。 - 前記環境構成データ作成部は、前記ソフトウェアリソースの前記ユーザ環境情報ログにおける出現頻度に基づき、前記需要度を算出すること
を特徴とする請求項4または請求項5に記載の実行環境構築装置。 - 前記環境構成データ作成部は更に、前記ソフトウェアリソースの種類に応じた重み付けを行って前記需要度を算出すること
を特徴とする請求項7に記載の実行環境構築装置。 - 前記環境構成データ選択部は、ソフトウェアリソース間の機能の類似性に基づき、前記ユーザ環境情報と前記環境構成データ間の前記環境類似度を評価すること
を特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の実行環境構築装置。 - 前記環境構成データ選択部は、前記ソフトウェアリソース間の機能の前記類似性を数値で評価する
ことを特徴とする、請求項9に記載の実行環境構築装置。 - 前記環境構成データ選択部は、ユーザが前記実行環境を使用した後のフィードバック情報に基づいて、前記ソフトウェアリソース間の前記類似性の評価を変更すること
を特徴とする請求項10に記載の実行環境構築装置。 - 前記フィードバック情報は、少なくとも肯定値と否定値の2値が選択可能である
ことを特徴とする請求項11に記載の実行環境構築装置。 - 前記フィードバック情報の値が前記肯定値であった場合、前記環境構成データと前記ユーザ環境情報とで異なる前記ソフトウェアリソース間の前記類似性の値を増加させること
を特徴とする、請求項12に記載の実行環境構築装置。 - 前記フィードバック情報の値が前記否定値であった場合、前記環境構成データと前記ユーザ環境情報とで異なる前記ソフトウェアリソース間の前記類似性の値を減少させること
を特徴とする、請求項12に記載の実行環境構築装置。 - 前記環境構成データ選択部は、前記実行環境を構築した前記実行端末から、前記ユーザ環境情報と前記環境類似度が一定以上である前記環境構成データを有するものを複数選択すること
を特徴とする請求項1ないし請求項14のいずれか1項に記載の実行環境構築装置。 - 請求項1ないし請求項15のいずれか1項に記載の実行環境構築装置と、前記実行端末からなる実行環境構築システムであって、
前記実行端末は、書き込み専用記憶装置と、ソフトウェアリソース保管用記憶装置とを有し、
タスク実行中に発生した記録装置への変更は前記ソフトウェアリソース保管用記憶装置には記録せず、代わりに前記書き込み専用記憶装置に記録する
ことを特徴とする実行環境構築システム。 - 請求項1ないし請求項15のいずれか1項に記載の実行環境構築装置と、前記実行端末からなる実行環境構築システムであって、
前記実行端末は、1台の物理構成からなる計算機の上で実行される複数の仮想マシンであること
を特徴とする実行環境構築システム。
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