JP5589924B2 - フリッカ/シーンチェンジ判定装置及び方法 - Google Patents

フリッカ/シーンチェンジ判定装置及び方法 Download PDF

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Description

本発明は、MPEGに代表されるフレーム間予測を用いる動画像符号化システムにおいて、符号化の際に発生するフリッカとシーンチェンジを判定するフリッカ/シーンチェンジ判定装置、方法及びプログラムに関する。
動画を表示する場合、動画を構成するフレーム間で輝度が小刻みにちらつくと、利用者は、目の疲れやめまいを起こすことがある。このような輝度変動はフリッカと呼ばれ、モニタのリフレッシュレートを上げることで、目立たなくすることができる。
動画の伝送又は記録再生のための動画符号化方式として、MPEG2及びH.264等の、フレーム間予測を使用する方式が広く使用されている。このようなフレーム間予測を使用する動画符号化方式では、GOP(Group Of Pictures)という一定フレーム数を単位としてフレーム内符号化のフレームが挿入されることにより、画面輝度が変動することがある。このような輝度変動も利用者にはフリッカと認識されることから、このような輝度変動を検出する手段が望まれる。
特許文献1には、GOP依存のフリッカを検出すると、GOP構成を変更すること、具体的には、クローズドGOPをオープンGOPに変更することが記載されている。
非特許文献1には、フレーム間予測符号化の符号化前の画像データのフレーム間差分量の二乗と、符号化後の画像データのフレーム間差分量の二乗との和(差の二乗和)でフリッカ発生度(又はフリッカメジャー)を定量評価することが記載されている。動画では、シーンチェンジの部分でフレーム間の輝度差分量が大きくなる。非特許文献1に記載の技術では、シーンチェンジをフリッカと誤判定することを防止するために、フレーム間差分量が著しく大きい場合には、シーンチェンジと判定するようにしている。
特開2007−214785号公報
X. Fan et al.,"Flicking Reduction in All Intra Frame Coding," JVT-E070, 2002.
フレーム間差分量が著しく大きいケースをシーンチェンジとして除外するとしても、シーンチェンジでのフレーム間差分量は、動画像の性質又は内容に依存するので、一律の閾値でシーンチェンジを制度良く判定するのは難しく、従って、依然として、シーンチェンジをフリッカと判定してしまう可能性がある。
本発明は、動画像符号化によるフリッカとシーンチェンジを判定するフリッカ/シーンチェンジ判定装置、方法及びプログラムを提示することを目的とする。
本発明に係るフリッカ/シーンチェンジ判定装置は、動画像を符号化する符号化装置の符号化によるフリッカと、当該動画像のシーンチェンジを判定するフリッカ/シーンチェンジ判定装置であって、当該符号化装置による符号化画像の復号化画像データのフレーム間差分量を評価する評価値を算出する評価値算出手段と、当該評価値算出手段により算出する当該評価値の平均値であって、注目フレームより時間的に前の第1の平均値と、注目フレームより時間的に後の第2の平均値を算出する平均算出手段と、当該第2の平均値が当該第1の平均値に対して一定の範囲にある場合に、フリッカと判定し、そうでない場合にシーンチェンジと判定する判別手段とを具備することを特徴とする。
本発明に係るフリッカ/シーンチェンジ判定方法は、動画像を符号化する符号化装置の符号化によるフリッカと、当該動画像のシーンチェンジを判定するフリッカ/シーンチェンジ判定方法であって、当該符号化装置による符号化画像の復号化画像データのフレーム間差分量を評価する評価値を算出する評価値算出ステップと、当該評価値算出ステップにより算出する当該評価値の平均値であって、注目フレームより時間的に前の第1の平均値と、注目フレームより時間的に後の第2の平均値を算出する平均算出ステップと、当該第2の平均値が当該第1の平均値に対して一定の範囲にある場合に、フリッカと判定し、そうでない場合にシーンチェンジと判定する判別ステップとを具備することを特徴とする。
本発明に係るフリッカ/シーンチェンジ判定プログラムは、動画像を符号化する符号化装置の符号化によるフリッカと、当該動画像のシーンチェンジを判定するデジタル演算装置に判定させるフリッカ/シーンチェンジ判定プログラムであって、当該デジタル演算装置に、当該符号化装置による符号化画像の復号化画像データのフレーム間差分量を評価する評価値を算出する評価値算出機能と、当該評価値算出機能により算出する当該評価値の平均値であって、注目フレームより時間的に前の第1の平均値と、注目フレームより時間的に後の第2の平均値を算出する平均算出機能と、当該第2の平均値が当該第1の平均値に対して一定の範囲にある場合に、フリッカと判定し、そうでない場合にシーンチェンジと判定する判別機能とを実現させることを特徴とする。
本発明によれば、動画像を符号化する符号化装置の符号化に起因するフリッカと、シーンチェンジとを識別でき、従来よりも正しくフリッカを検出できるようになる。
本発明の一実施例の概略構成ブロック図である。 本実施例の動作説明のフレーム列と評価値Sを示す模式図である。 本実施例のフリッカ/シーンチェンジ判定動作のフローチャートである。 本発明の第2実施例の概略構成ブロック図である。 第2実施例でフリッカ発生と判定するケースのフレーム列と評価値Sを示す模式図である。 第2実施例でシーンチェンジ発生と判定するケースのフレーム列と評価値Sを示す模式図である。 第2実施例のフリッカ/シーンチェンジ判定動作のフローチャートである。 本発明の第3実施例の概略構成ブロック図である。 図8に示す実施例のフリッカ/シーンチェンジ判定動作のフローチャートである。 図8に示す実施例の別のフリッカ/シーンチェンジ判定動作のフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施例の概略構成ブロック図を示す。入力端子10には、符号化すべき動画像を構成する画像データがフレーム順に入力する。フレームメモリ12は、入力端子10からの画像データを、後述するフレーム判定に必要なフレーム数分、一時記憶する。動き補償予測符号化装置14は、フレームメモリ12からの画像データを動き補償予測符号化する。動き補償予測符号化装置14は、符号化用に直交変換(例えば、離散コサイン変換)装置、量子化装置及びエントロピー符号化装置を具備し、直交変換及び量子化後の画像データ又は画像差分データを復号化する局所復号化装置を具備し、更に、フレーム間及びフレーム内で動きベクトルを算出し、動きを補償する動き補償装置と、動きベクトルに従いフレーム間及びフレーム内での予測のための予測画像データを生成する動き予測装置とを具備する。このような動き補償予測符号化装置14の構成自体は、周知である。
バッファ16は、動き補償予測符号化装置14により生成される符号データ(復号化に必要な動きベクトル等の情報を含む)を一時記憶し、出力端子18に出力する。バッファ16は、記憶容量の内で、動き補償予測符号化装置14からの符号データの占める割合、いわゆるデータ占有量と、単位時間当たりの発生符号量を符号化制御装置20に供給する。符号化制御装置20は、バッファ16からの占有量情報と発生符号量情報に従い、バッファ16でオーバーフローもアンダーフローも発生しないように、また、単位時間当たりの発生符号量が所定値に収まるように、動き補償予測符号化装置14の符号化条件、具体的には量子化ステップサイズを制御する。
フリッカ/シーンチェンジ判定装置30は、フレームメモリ12から符号化前の画像データを取り込み、動き補償予測符号化装置14から内部の局所復号化装置で復号化された画像データを取り込み、隣接フレーム間の輝度変動を定量評価して、フリッカかシーンチェンジかを判定する。フリッカ/シーンチェンジ判定装置30の判定結果は、符号化制御装置20と表示装置50に供給される。表示装置50は、フリッカ/シーンチェンジ判定装置30の判定結果をユーザ又はオペレータに知らせるために表示する。
符号化制御装置20は、フリッカ/シーンチェンジ判定装置30がフリッカの発生を示す場合に、フリッカを低減するように動き補償予測符号化装置14の符号化条件を制御する。例えば、特許文献1に記載されるように、クローズドGOPをオープンGOPに変更するものでも、輝度レベルの平均値を修正するものでもよい。シーンチェンジに対しては、該当するフレームがIピクチャでない場合に、Iピクチャで符号化しなおすこと等が考えられる。
フリッカ/シーンチェンジ判定装置30の構成と機能を詳細に説明する。評価値算出装置32は、非特許文献1にフリッカメジャー算出式として記載される下記式を使って、フリッカ/シーンチェンジ判定のための評価値Sを算出する。すなわち、
Figure 0005589924
ここで、iはフレーム番号、jはマクロブロック番号、O(,)はフレームメモリ12の符号化前の画像データ、R(,)は動き補償予測符号化装置14からの局所復号化画像データ、SSDは差の二乗和(Sum of Squared Differences)、AVGはi及びjにおける平均値をそれぞれ示す。式(1)式においてSSDの代わりに差分絶対値和SAD(Sum of Absolute Difference)を用いてもよい。なお、画像データは何れも輝度値である。
評価値Sはまた、下記式(2)を用いて算出しても良い。すなわち、
Figure 0005589924
ここで、iはフレーム番号、jはマクロブロック番号、R(,)は局所復号化画像データ、SSDは差の二乗和(Sum of Squared Differences)、AVGはi及びjにおける平均値である。なお、式(2)においてSSDの代わりに差分絶対値和SAD(Sum of Absolute Difference)を用いてもよい。式(2)では、原画を必要とせず、符号化画像のみでのフリッカの強さを評価できる。
符号化後の画像データでのフレーム間差分量は、符号化による劣化の影響と、元々の画像の動きの影響の両方を含むのに対し、符号化前の画像データでのフレーム間差分量は、元々の画像の動きの影響含む。本実施例で問題にするフリッカは、もっぱら符号化に起因するものであることから、式(1)により得られる評価値Sは、符号化によるフリッカを定量的に示す指標となりうる。他方、式(2)により得られる評価値Sも、符号化後の画像データでのフレーム間差分量から計算されることから、式(1)より精度は低いものの、符号化によるフリッカを定量的に示す指標となりうる。
平均算出装置34は、評価値算出装置32で算出される直前の所定数(例えば、5つ)の評価値Sを累計してその平均値(平均S又は平均評価値)を算出する。閾値決定装置36は、平均算出装置34からの平均Sから判定閾値εを算出する。例えば、平均Sに一定の係数(例えば、3)を乗算した結果を判定閾値εとする。
判別装置38は、現在の評価値Sと、閾値決定装置36で算出される閾値εとから、現在のフレームにフリッカが発生しているのかシーンチェンジが発生しているのかを判別する。判別装置38は、フリッカかシーンチェンジかを示すフラグと評価値Sを、フリッカ/シーンチェンジ判定装置30の判定結果として符号化制御装置20に供給する。上述したように、符号化制御装置20は、フリッカ/シーンチェンジ判定装置30からの判定結果がフリッカの発生を示す場合には、当該フリッカが低減するように動き補償予測符号化装置14の符号化条件を制御する。
図2及び図3を参照して、フリッカ/シーンチェンジ判定装置30の作用を具体的に説明する。図2は、説明用のフレーム例を示し、図3は、フリッカ判定手順のフローチャートを示す。図2に示すように、フレーム1〜7が順次、入力端子10に入力し、評価値算出装置32が、各フレーム1〜7に対して順次、評価値Sを算出し(S1,S2)、平均算出装置34が、評価値Sの一定期間内の平均値を算出する(S3)。
算出された評価値Sが、フレーム1,2間で1000、フレーム2,3間で1500、フレーム3,4間で500、フレーム4,5間で500、フレーム5,6間で1500であったとする。このとき、この5つのフリッカ評価値Sの平均値(平均S)は、1000となる。閾値決定装置36は、平均Sに一定の係数(例えば、3)を乗算して閾値εとする(S4)。このケースでは、平均Sが1000であるので、閾値εは3000となる。
判別装置38は、現在のフレーム7とその直前のフレーム6に対して評価値算出装置32が算出する評価値S(これを現在評価値Scとする)を閾値εと比較し(S5)、この現在評価値Scが閾値ε以下の場合には、フリッカと判定し(S6)、そうでない場合には、シーチェンジと判定する(S7)。例えば、フレーム6,7間の評価値Scが5000の場合、フレーム7に対してシーンチェンジと判定され、2000の場合、フリッカの発生と判定される。判別装置38の判別結果(フリッカ/シーンチェンジ判定結果と評価値Sc)は、符号化制御装置20に供給される。
平均Sを算出する対象フレーム数は任意であり、また、平均Sから閾値εを算出するための乗数も任意であり、適宜に選択されうる。
図4は、本発明の第2実施例の概略構成ブロック図を示す。図1と同じ構成要素には同じ符号を付してあり、フリッカ/シーンチェンジ判定装置30に代えてフリッカ/シーンチェンジ判定装置130を用いる。
フリッカ/シーンチェンジ判定装置130の構成と機能を詳細に説明する。評価値算出装置132は、評価値算出装置32と同様に、隣接フレーム間でフリッカ/シーンチェンジ判定のための評価値Sを算出し、メモリ134に格納する。メモリ134には、フリッカ/シーンチェンジを判定しようとするフレーム(注目フレーム)の前後の所定数の評価値Sが格納される。平均算出装置136は、メモリ134に記憶される評価値Sを使って、注目フレームの前後の平均評価値を算出する。
判別装置138は、メモリ134から注目フレームの評価値S(Scとする)を読み込み、平均算出装置136から、注目フレームの前後の平均Sを読み込む。注目フレームの時間的に前の平均S(前平均S)をAvとし、時間的に後の平均S(後平均S)をAvとする。判別装置138は、Av(後平均S)がAv(前平均S)の3倍以下、且つ1/3以上である場合、注目フレームの前後で平均Sが同様の傾向を示すことから、フリッカと判定し、それ以外の場合には、シーンチェンジと判定する。判別装置138の判別結果(注目フレームの評価値Scを含む)は、フリッカ/シーンチェンジ判定装置130の判定結果として、符号化制御装置20と表示装置50に供給される。
図5は、判別装置138によりフリッカ発生と判定されるケースの評価値Sの変化例を示し、図6は、シーンチェンジ発生と判定されるケースの評価値の変化例を示す。図7は、フリッカ/シーンチェンジ判定装置130の判定動作のフローチャートを示す。
図5及び図6に示すように、フレーム1〜13が順次、入力端子10に入力し、評価値算出装置132は、各フレーム1〜13に対して順次、フレームメモリ12から符号化前の画像データを、動き補償予測符号化装置14から内部の局所復号化装置で復号化された画像データをそれぞれ取り込み(S11)、フレーム間の評価値Sを算出し、メモリ134に格納する(S12)。ここで、注目フレームはフレーム7であるとする。平均算出装置136は、注目フレーム7に対し、メモリ134に記憶されるフレーム1〜6から計算される評価値Sから平均S(Av)を算出し、メモリ134に記憶されるフレーム8〜13から計算される評価値Sから平均S(Av)を算出する(S13)。
評価値算出装置132が、フレーム12とフレーム13間の評価値Sを算出してメモリ134に格納し、平均算出装置136が、フレーム8〜13の平均評価値Avを算出できた段階で、注目フレームはフレーム7となる。平均算出装置136は、注目フレーム7の前平均S(Av)と後平均S(Av)を判別装置138に供給する。判別装置138は、Av(後平均S)がAv(前平均S)の3倍以下、且つ1/3以上である場合(S14)、フリッカと判定し(S15)、それ以外の場合には(S14)、シーンチェンジと判定する(S16)。判別装置138はまた、注目フレーム7の評価値Sをメモリ134から読み込み、フリッカ/シーンチェンジの判別結果(注目フレーム7の評価値S(Sc)を含む)を符号化制御装置20と表示装置50に供給する。
平均Sを算出する対象フレーム数は任意である。注目フレーム前後での平均評価値を算出するためのフレーム数もまた、任意であり、注目フレーム前後での平均評価値の傾向の同一性を判定する際の係数(3と1/3)は、上記数値例に限定されず、適宜に選択されるものである。
図8は、本発明の第3実施例の概略構成ブロック図を示す。図8に示す実施例は,図1に示す実施例によるフリッカ/シーンチェンジ判定と、図4に示す実施例によるフリッカ/シーンチェンジ判定とを組み合わせたものである。図1と同じ構成要素には同じ符号を付してある。図1に示すフリッカ/シーンチェンジ判定装置30に代えてフリッカ/シーンチェンジ判定装置230を用いる。
図9は、フリッカ/シーンチェンジ判定装置230の判定動作のフローチャートを示す。図8及び図9を参照して、フリッカ/シーンチェンジ判定装置230の構成と機能を詳細に説明する。
符号化対象の動画を構成するフレームが順次、入力端子10からフレームメモリ12に入力する。評価値算出装置232は、評価値算出装置132と同様に、各フレームに対して順次、フレームメモリ12から符号化前の画像データを、動き補償予測符号化装置14から内部の局所復号化装置で復号化された画像データをそれぞれ取り込み(S21)、フレーム間の評価値Sを算出し、メモリ234に格納する(S22)。メモリ234には、フリッカ/シーンチェンジを判定しようとするフレーム(注目フレーム)の前後の所定数の評価値Sが格納される。
平均算出装置236は、メモリ234に記憶される評価値Sを使って、注目フレームの前後の平均評価値を算出する(S23)。注目フレームは、図5及び図6に示すケースの、フレーム7であるとすると、平均算出装置236は、注目フレーム7に対し、メモリ234に記憶されるフレーム1〜6から計算される評価値Sから平均S(Av)を算出し、メモリ234に記憶されるフレーム8〜13から計算される評価値Sから平均S(Av)を算出する。
閾値決定装置238は、平均算出装置236からの前平均S(Av)から判定閾値εを算出する。例えば、前平均S(Av)に一定の係数(例えば、3)を乗算した結果を判定閾値εとする(S24)。
判別装置240は、注目フレームとその直前のフレームに関する評価値S(注目評価値Sc)を閾値εと比較し(S25)、注目評価値Scが閾値εを越える場合には(S25)、シーンチェンジ発生と判別する(S26)。
注目評価値Scが閾値ε以下である場合(S25)、注目フレーム前の平均評価値Avと後の平均評価値Avとを対比する(S27)。すなわち、平均算出装置236は、注目フレームの前平均S(Av)と後平均S(Av)を判別装置240に供給する。判別装置240は、Av(後平均S)がAv(前平均S)の3倍を超えるか、又は1/3未満である場合(S27)、シーンチェンジと判別する(S29)。Av(後平均S)がAv(前平均S)の3倍以下で且つ1/3以上である場合(S27)、判別装置240は、フリッカ発生と判別する(S28)。
ステップS25とステップS27の間でステップS23に相当する処理を実行しても良いことは、明らかである。
図9に示すフローでは、注目フレームに対する評価値Scと判定閾値εとの対比を行ってから、平均評価値の傾向比較を行っているが、この判断の順序を逆にしても良い。図10は、そのように変更したフリッカ/シーンチェンジ判定動作のフローチャートを示す。ステップS31〜S34は、図9のステップS21〜S24と同じであるので、詳細な説明は省略する。
まず、注目フレーム前の平均評価値と後の平均評価値との対比により、シーンチェンジかどうかを判定する(S35)。すなわち、平均算出装置236は、注目フレームの前平均S(Av)と後平均S(Av)を判別装置240に供給する。判別装置240は、Av(後平均S)がAv(前平均S)の3倍を超えるか、又は1/3未満である場合(S35)、シーンチェンジと判別する(S36)。
Av(後平均S)がAv(前平均S)の3倍以下で且つ1/3以上である場合(S35)、判別装置240は、第1実施例と同様の方法で、閾値決定装置238により算出される閾値εを使ってフリッカ/シーンチェンジを判定する(S37)。すなわち、判別装置240は、注目フレームとその直前のフレームに関する評価値S(注目評価値Sc)を閾値εと比較し(S37)、注目評価値Scが閾値ε以下の場合には、フリッカと判定し(S38)、そうでない場合には、シーチェンジと判定する(S39)。
ステップS35とステップS37の間でステップS34に相当する処理を実行しても良いことは、明らかである。
この実施例でも、平均Sを算出する対象フレーム数は任意である。注目フレーム前後での平均評価値を算出するためのフレーム数もまた、任意であり、注目フレーム前後での平均評価値の傾向の同一性を判定する際の係数(3と1/3)は、上記数値例に限定されず、適宜に選択されるものである。
本実施例の機能、特に、動き補償予測符号化装置14、符号化制御装置20及びフリッカ/シーンチェンジ判定装置30,130,230の機能は、マイクロコンピュータ、デジタル信号処理装置(いわゆるDSP)等のデジタル演算装置上で動作するソフトウエアプログラムとして実現することが可能である。
特定の説明用の実施例を参照して本発明を説明したが、特許請求の範囲に規定される本発明の技術的範囲を逸脱しないで、上述の実施例に種々の変更・修整を施しうることは、本発明の属する分野の技術者にとって自明であり、このような変更・修整も本発明の技術的範囲に含まれる。
10:入力端子
12:フレームメモリ
14:動き補償予測符号化装置
16:バッファ
18:出力端子
20:符号化制御装置
30:フリッカ/シーンチェンジ判定装置
32:評価値算出装置
34:平均算出装置
36:閾値決定装置
38:判別装置
130:フリッカ/シーンチェンジ判定装置
132:評価値算出装置
134:メモリ
136:平均算出装置
138:判別装置
230:フリッカ/シーンチェンジ判定装置
232:評価値算出装置
234:メモリ
236:平均算出装置
238:閾値決定装置
240:判別装置

Claims (12)

  1. 動画像を符号化する符号化装置の符号化によるフリッカと、当該動画像のシーンチェンジを判定するフリッカ/シーンチェンジ判定装置であって、
    当該符号化装置による符号化画像の復号化画像データのフレーム間差分量を評価する評価値を算出する評価値算出手段と、
    当該評価値算出手段により算出する当該評価値の平均値であって、注目フレームより時間的に前の第1の平均値と、注目フレームより時間的に後の第2の平均値を算出する平均算出手段と、
    当該第2の平均値が当該第1の平均値に対して一定の範囲にある場合に、フリッカと判定し、そうでない場合にシーンチェンジと判定する判別手段
    とを具備することを特徴とするフリッカ/シーンチェンジ判定装置。
  2. 当該評価値算出手段は、当該符号化装置による符号化画像の復号化画像データのフレーム間差分量と、当該符号化装置による符号化前の画像データのフレーム間差分量とから当該評価値を算出することを特徴とする請求項に記載のフリッカ/シーンチェンジ判定装置。
  3. 更に、当該第1の平均値からフリッカ/シーンチェンジ判定の判定閾値を決定する閾値決定手段を具備し、
    当該判別手段は、当該評価値算出手段からの現在の評価値が当該判定閾値より大きい場合に、シーンチェンジと判定し、当該現在の評価値が当該判定閾値以下の場合であって、当該第2の平均値が当該第1の平均値に対して一定の範囲にあるときにフリッカと判定し、そうでないときにシーンチェンジと判定する
    ことを特徴とする請求項又はに記載のフリッカ/シーンチェンジ判定装置。
  4. 更に、当該第1の平均値からフリッカ/シーンチェンジ判定の判定閾値を決定する閾値決定手段を具備し、
    当該判別手段は、当該第2の平均値が当該第1の平均値に対して一定の範囲にない場合にシーンチェンジと判定し、当該一定の範囲にある場合であって、当該評価値算出手段からの現在の評価値が当該判定閾値より大きいときに、シーンチェンジと判定し、当該現在の評価値が当該判定閾値以下のときにフリッカと判定する
    ことを特徴とする請求項又はに記載のフリッカ/シーンチェンジ判定装置。
  5. 動画像を符号化する符号化装置の符号化によるフリッカと、当該動画像のシーンチェンジを判定するフリッカ/シーンチェンジ判定方法であって、
    当該符号化装置による符号化画像の復号化画像データのフレーム間差分量を評価する評価値を算出する評価値算出ステップと、
    当該評価値算出ステップにより算出する当該評価値の平均値であって、注目フレームより時間的に前の第1の平均値と、注目フレームより時間的に後の第2の平均値を算出する平均算出ステップと、
    当該第2の平均値が当該第1の平均値に対して一定の範囲にある場合に、フリッカと判定し、そうでない場合にシーンチェンジと判定する判別ステップ
    とを具備することを特徴とするフリッカ/シーンチェンジ判定方法。
  6. 当該評価値算出ステップは、当該符号化装置による符号化画像の復号化画像データのフレーム間差分量と、当該符号化装置による符号化前の画像データのフレーム間差分量とから当該評価値を算出することを特徴とする請求項に記載のフリッカ/シーンチェンジ判定方法。
  7. 更に、当該第1の平均値からフリッカ/シーンチェンジ判定の判定閾値を決定する閾値決定ステップを具備し、
    当該判別ステップは、当該評価値算出ステップにより得られる現在の評価値が当該判定閾値より大きい場合に、シーンチェンジと判定し、当該現在の評価値が当該判定閾値以下の場合であって、当該第2の平均値が当該第1の平均値に対して一定の範囲にあるときにフリッカと判定し、そうでないときにシーンチェンジと判定する
    ことを特徴とする請求項又はに記載のフリッカ/シーンチェンジ判定方法。
  8. 更に、当該第1の平均値からフリッカ/シーンチェンジ判定の判定閾値を決定する閾値決定ステップを具備し、
    当該判別ステップは、当該第2の平均値が当該第1の平均値に対して一定の範囲にない場合にシーンチェンジと判定し、当該一定の範囲にある場合であって、当該評価値算出ステップにより得られる現在の評価値が当該判定閾値より大きいときに、シーンチェンジと判定し、当該現在の評価値が当該判定閾値以下のときにフリッカと判定する
    ことを特徴とする請求項又はに記載のフリッカ/シーンチェンジ判定方法。
  9. 動画像を符号化する符号化装置の符号化によるフリッカと、当該動画像のシーンチェンジを判定するデジタル演算装置に判定させるフリッカ/シーンチェンジ判定プログラムであって、当該デジタル演算装置に、
    当該符号化装置による符号化画像の復号化画像データのフレーム間差分量を評価する評価値を算出する評価値算出機能と、
    当該評価値算出機能により算出する当該評価値の平均値であって、注目フレームより時間的に前の第1の平均値と、注目フレームより時間的に後の第2の平均値を算出する平均算出機能と、
    当該第2の平均値が当該第1の平均値に対して一定の範囲にある場合に、フリッカと判定し、そうでない場合にシーンチェンジと判定する判別機能
    とを実現させることを特徴とするフリッカ/シーンチェンジ判定プログラム。
  10. 当該評価値算出機能は、当該符号化装置による符号化画像の復号化画像データのフレーム間差分量と、当該符号化装置による符号化前の画像データのフレーム間差分量とから当該評価値を算出することを特徴とする請求項に記載のフリッカ/シーンチェンジ判定プログラム。
  11. 更に、当該デジタル演算装置に当該第1の平均値からフリッカ/シーンチェンジ判定の判定閾値を決定させる閾値決定機能を具備し、
    当該判別機能は、当該評価値算出機能により得られる現在の評価値が当該判定閾値より大きい場合に、シーンチェンジと判定し、当該現在の評価値が当該判定閾値以下の場合であって、当該第2の平均値が当該第1の平均値に対して一定の範囲にあるときにフリッカと判定し、そうでないときにシーンチェンジと判定する
    ことを特徴とする請求項又は10に記載のフリッカ/シーンチェンジ判定プログラム。
  12. 更に、当該デジタル演算装置に当該第1の平均値からフリッカ/シーンチェンジ判定の判定閾値を決定させる閾値決定機能を具備し、
    当該判別機能は、当該第2の平均値が当該第1の平均値に対して一定の範囲にない場合にシーンチェンジと判定し、当該一定の範囲にある場合であって、当該評価値算出機能により得られる現在の評価値が当該判定閾値より大きいときに、シーンチェンジと判定し、当該現在の評価値が当該判定閾値以下のときにフリッカと判定する
    ことを特徴とする請求項又は10に記載のフリッカ/シーンチェンジ判定プログラム。
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