JP5589767B2 - 音声処理装置 - Google Patents
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Description
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、歌唱表現の幅を狭めることなく、歌唱音声のピッチ変換を可能にすることを目的とする。
図1は、本発明の一実施形態に係るカラオケシステムのハードウェア構成を示す図である。同図においてカラオケ装置1は、マイク2と、スピーカ3と、ディスプレイ4に接続されている。マイク2は、歌唱者の歌唱音声を収音し、アナログ信号として後述するA/Dコンバータ11に出力する。スピーカ3は、後述するミキサ14からステレオ信号を取得し、当該信号に基づいて音声を出力する。ディスプレイ4は、液晶ディスプレイ等の表示デバイスであって、後述するVDP(Video Display Processor)17の制御の下、イメージ画像や歌詞テロップを表示する。
ピッチ量子化部121A及び121Bは、A/Dコンバータ11から出力される歌唱音声信号により表される歌唱音声のピッチを所定のピッチに変換する。具体的には、まず、ピッチ量子化部121A及び121Bは、A/Dコンバータ11から出力される歌唱音声信号から所定時間長のフレーム単位でピッチを検出する。ピッチを検出する際は、例えば、歌唱音声信号を高速フーリエ変換により周波数スペクトルに変換し、当該スペクトルからピッチを検出する。次に、ピッチ量子化部121A及び121Bは、検出したピッチを所定のピッチに変換する。具体的には、検出したピッチを12音階のうちのいずれかの音のピッチに変換する。本実実施形態においては、ピッチ量子化部121Aには、12音階のうち「ド」、「レ」、「ミ」、「ファ♯」、「ソ♯」及び「ラ♯」の音が割り当てられ(すなわち、200セント刻みで音が割り当てられ)、検出されたピッチを、当該音のピッチのうち最も近似するものに変換する。そして、ピッチ変換を施した歌唱音声信号を量子化パターン選択部123に出力する。図3は、ピッチ量子化部121Aに入力される音と出力される音の関係の一例を示す図である。同図において縦軸は出力される音を表し、横軸は入力される音を表している。
一方、ピッチ量子化部121Bには、12音階のうち「ド♯」、「レ♯」、「ファ」、「ソ」、「ラ」及び「シ」の音が割り当てられ(すなわち、ピッチ量子化部121Aとは異なる音が200セント刻みで割り当てられ)、検出されたピッチを、当該音のピッチのうち最も近似するものに変換する。そして、ピッチ変換を施した歌唱音声信号を、同じく量子化パターン選択部123に出力する。図4は、ピッチ量子化部121Bに入力される音と出力される音の関係の一例を示す図である。同図において縦軸は出力される音を表し、横軸は入力される音を表している。
(1)上記の実施形態において、ピッチ量子化部121の数を3つ以上にしてもよい。図6は、ピッチ量子化部121の数を3つにした場合の、DSP12により実現される機能の構成図である。本構成図では、図2の構成図と比較して、ピッチ量子化部121Cが追加されている。
上記の実施形態では各ピッチ量子化部121に200セント刻みで音が割り当てられていたが、本変形例では各ピッチ量子化部121に300セント刻みで音が割り当てられる。具体的には、ピッチ量子化部121Aには、「ド」、「レ♯」、「ファ♯」及び「ラ」の音が割り当てられ、ピッチ量子化部121Bには、「ド♯」、「ミ」、「ソ」及び「ラ♯」の音が割り当てられ、ピッチ量子化部121Cには、「レ」、「ファ」、「ソ♯」及び「シ」の音が割り当てられる。量子化パターン判定部122は、ガイドメロディデータのノートナンバが、「ド」、「レ♯」、「ファ♯」及び「ラ」のいずれかの音高を表す場合には、ピッチ量子化部121Aを指定するデータを量子化パターン選択部123に出力する。「ド♯」、「ミ」、「ソ」及び「ラ♯」のいずれかの音高を表す場合には、ピッチ量子化部121Bを指定するデータを量子化パターン選択部123に出力する。「レ」、「ファ」、「ソ♯」及び「シ」のいずれかの音高を表す場合には、ピッチ量子化部121Cを指定するデータを量子化パターン選択部123に出力する。量子化パターン選択部123は、量子化パターン判定部122により出力される指定データに基づいて、D/Aコンバータ13に出力すべき信号を選択する。
以上はピッチ量子化部の数を3つにした場合の説明であるが、4つ以上にする場合には、ピッチ量子化部に割り当てられる音の間隔がさらに100セント単位で増加することになる。
(3)上記の実施形態において、12音階以外の音階の音を各ピッチ量子化部121に割り当ててもよい。例えば、琉球音階のように五音(「ド」、「ミ」、「ファ」、「ソ」及び「シ」)からなる音階の音のうち、「ド」、「ファ」及び「シ」をピッチ量子化部121Aに割り当て、「ミ」及び「ソ」をピッチ量子化部121Bに割り当てるようにしてもよい。
なお、ピッチ量子化部121を2つ使用するか3つ使用するかを決定するパラメータは、ジャンルデータ以外のデータでもよく、例えば、操作部18を介して歌唱者によって設定されるデータでもよい。また、上記の説明では、ピッチ量子化部121を2つ使用する場合と3つ使用する場合とを選択可能な構成としたが、2つ使用する場合と4つ使用する場合とを選択可能な構成としてもよい。選択可能な使用態様は任意で選択可能である。
Claims (4)
- 音階を構成する音のうち、当該音階において隣接しない関係にある第1の複数の音が割り当てられた第1の量子化手段であって、音声を収音して音声信号を出力する収音手段から出力された音声信号により表される音声のピッチを、前記第1の複数の音のピッチのうち最も近似するピッチに変換する第1の量子化手段と、
前記音階を構成する音のうち、当該音階において隣接しない関係にあり、かつ、前記第1の複数の音とは異なる第2の複数の音が割り当てられた第2の量子化手段であって、前記収音手段から出力された前記音声信号により表されるピッチを、前記第2の複数の音のピッチのうち最も近似するピッチに変換する第2の量子化手段と、
記憶手段から順次読み出される、前記第1の量子化手段と前記第2の量子化手段のうちいずれかを指定する指定データに基づいて、前記第1の量子化手段と前記第2の量子化手段のうちいずれか一方を選択する選択手段と、
前記選択手段により選択された量子化手段によりピッチ変換された音声信号を出力する出力手段と
を備えることを特徴とする音声処理装置。 - 前記記憶手段に記憶される前記指定データは、楽曲の経過時間とメロディの音高との対応を表すデータであり、
前記選択手段は、前記指定データにより得られるメロディの現在時刻の音高に基づいて、前記第1の量子化手段と前記第2の量子化手段のうちいずれか一方を選択する
ことを特徴とする請求項1に記載の音声処理装置。 - 音階を構成する音のうち、当該音階において隣接しない関係にある第1の複数の音が割り当てられた第1の量子化手段であって、音声を収音して音声信号を出力する収音手段から出力された音声信号により表される音声のピッチを、前記第1の複数の音のピッチのうち最も近似するピッチに変換する第1の量子化手段と、
前記音階を構成する音のうち、当該音階において隣接しない関係にあり、かつ、前記第1の複数の音とは異なる第2の複数の音が割り当てられた第2の量子化手段であって、前記収音手段から出力された前記音声信号により表されるピッチを、前記第2の複数の音のピッチのうち最も近似するピッチに変換する第2の量子化手段と、
前記音階を構成する音のうち、当該音階において隣接しない関係にあり、かつ、前記第1及び第2の複数の音とは異なる第3の複数の音が割り当てられた第3の量子化手段であって、前記収音手段から出力された前記音声信号により表されるピッチを、前記第3の複数の音のピッチのうち最も近似するピッチに変換する第3の量子化手段と、
記憶手段から順次読み出される、前記第1の量子化手段と前記第2の量子化手段と前記第3の量子化手段のうちいずれかを指定する指定データに基づいて、前記第1の量子化手段と前記第2の量子化手段と前記第3の量子化手段のうちいずれか一を選択する選択手段と、
前記選択手段により選択された量子化手段によりピッチ変換された音声信号を出力する出力手段と
を備えることを特徴とする音声処理装置。 - 前記記憶手段に記憶される前記指定データは、楽曲の経過時間とメロディの音高との対応を表すデータであり、
前記選択手段は、前記指定データにより得られるメロディの現在時刻の音高に基づいて、前記第1の量子化手段と前記第2の量子化手段と前記第3の量子化手段のうちいずれか一方を選択する
ことを特徴とする請求項3に記載の音声処理装置。
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