JP5585104B2 - ロータリーキルンの冷却装置および冷却方法 - Google Patents

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Description

本発明はロータリーキルン外表面の冷却に関する。
従来、特許文献1では、ロータリーキルンに霧を噴霧して冷却する技術が開示されている。この特許文献1にあっては、圧力水と圧力空気を混合させるノズル部を設けてキルンシェル面に霧を噴霧し、キルンシェル面に衝突した水の蒸発熱によってキルンシェルを冷却している。噴霧する霧はキルンシェル面が濡れない程度のものであって、キルンシェル面において水が全量、気化し蒸発される。この技術を用いることにより、キルンシェル表面に水膜が形成されないため赤外線温度計によるキルン表面温度の測定が可能となっている。
特開2001−241851号公報
しかしながら特許文献1にあっては、霧が噴霧された部分に冷却効果が集中するためロータリーキルン全体を適切に冷却できないという問題があった。
本発明は上記問題点に着目してなされたものであり、その目的とするところは、ロータリーキルン外表面の適切な冷却を可能としたロータリーキルンの装置を提供することにある。
上述の目的を解決するため、本願発明では、ロータリーキルンの冷却装置において、ロータリーキルンの回転軸よりも鉛直下方側の外表面に対して空気を送風する冷却ファンを設け、冷却ファンは、鉛直軸に対し、ロータリーキルンの周方向および/または軸方向に傾斜して前記冷却空気を送風することとした。
よって、ロータリーキルン外表面を適切に冷却することができる。
本発明におけるセメント製造装置の概略図である。 本発明におけるロータリーキルン1の側面図である。 実施の形態1におけるロータリーキルン1の径方向断面図である。 ロータリーキルン1における温度分布を示す図である。 冷却ファンの周方向傾斜を示す図である。 被処理物と冷却位置の関係を示す図である。 冷却ファンの軸方向傾斜を示す図である。 実施の形態2におけるロータリーキルン1の径方向断面図である。 実施の形態2における側面図である。 実施の形態3を示す図である。
[実施の形態1]
[セメント製造装置の概要]
図1は、本発明のロータリーキルンの冷却装置を適用したセメント製造装置100の模式図である。セメント製造装置は、ロータリーキルン1、サスペンションプレヒータ110、仮焼炉120、クリンカクーラ130を有する。
セメント原料はサスペンションプレヒータ110に投入されて予熱され、ロータリーキルン1の窯尻101に設けられた仮焼炉120を介してロータリーキルン1に供給される。窯前102からはバーナ30がロータリーキルン1内に延在して燃料を噴射する。バーナ30から噴射される燃料を燃焼することによりセメント原料(被処理物)は焼成され、クリンカとなって排出される。
ロータリーキルン1の鉛直下方側には冷却ファン2が設けられている。この冷却ファン2はロータリーキルン1と地面との間の空間に設けられ、ロータリーキルン1に対して冷却空気を送風する。
[ロータリーキルン]
ロータリーキルン1につき図2および図3に基づき説明する。図2はロータリーキルン1の側面図、図3は径方向断面図である。なお、ロータリーキルン1の回転軸方向(長手方向)をy軸とし、バーナ30側をy軸負方向とする。また、鉛直上方をz軸正方向とし、y軸およびz軸に直交する径方向の軸をx軸とする。x軸正方向は図3の右側とする。
ロータリーキルン1は円筒状のキルンシェル5を有し、内周側に耐火レンガ12が設けられている。ロータリーキルン1は、図3では時計回り方向に回転するものとするが反時計回りであってもよい。耐火レンガ12の内周側にはセメント原料9が導入され、バーナ30の熱により焼成が行われる。また、ロータリーキルン1の回転軸Lよりz軸の負方向側には冷却ファン2が設けられ、この冷却ファン2からの送風によってキルンシェル5を冷却する。
冷却ファン2からz軸正方向側に向かって冷却空気7の送風を行う。このためキルンシェル5には、円周上最もz軸負方向側の部分から冷却空気7が当たることとなる。なお、冷却ファン2は軸流ファンを用いるが、他の形式のファンであってもよい。また、冷却ファン2からの冷却空気7はロータリーキルン1のキルンシェル5のうち、回転軸Lより鉛直下方(z軸負方向側)の外表面に向かって送風すればよく、冷却空気7を当てる位置は特に限定しない。
冷却ファン2は複数であってy軸に対し平行、または概略平行に1列設けられている。冷却の範囲、必要能力によっては2列以上であってもよい(実施の形態2参照)。また、冷却ファン2の送風量は可変とされ、冷却要請に合わせて送風量は適宜変更される。
冷却ファン2からは冷却空気7が送風され、この冷却空気7はバーナ30の取り付け側のキルン端部からy軸正方向側に向かって所定範囲内に少なくとも1箇所設置されるものとする。実施の形態1ではバーナ30の取り付け側のキルン端部から、ロータリーキルン1内部の耐火物表面にコーティング層13が付着する領域に冷却ファン2を設置することが特に好ましいが、該領域外であってもよい。
[キルン周囲の上昇気流と冷却効果の関係]
キルンシェル5の外表面には、ロータリーキルン1の熱による上昇気流20が形成される(図3参照)。この上昇気流20に冷却ファン2からの冷却空気7を同伴させることで、キルンシェル5外表面にわたって冷却空気7を導入し、効果的に冷却するものである。
また、ロータリーキルン1の回転動作に伴ってキルンシェル5が時計回り方向に回転する。そのため、キルンシェル5と冷却空気7との相対運動は、ロータリーキルン1の回転軸Lよりもx軸正方向側では逆方向、x軸負方向側では順方向となる。逆方向となったx軸正方向側では冷却空気7とキルンシェル5の周速との相対速度差が大きくなるため、強制対流熱伝達速度が大きくなって冷却効果が向上する。一方、冷却空気7とキルンシェル5の回転との相対速度が順方向では、冷却空気7がキルンシェル5の回転に乗ってキルンシェル5の外表面に拡散し、効果的に外表面が冷却される。
[バーナと冷却位置の関係]
図4はロータリーキルン1のy軸方向温度分布を示す図である。ロータリーキルン1においてはバーナ30から噴出される火炎の先端付近が最も高温となり、該火炎の存在する領域にコーティング層13が付着するが、キルンシェル5の熱的負担が大きい。そのため、上述のようにバーナ30の該火炎の先端付近に冷却ファン2を設け、冷却空気7を送風することによりキルンシェル5を効果的に冷却するものである。
また、ロータリーキルン1の全長をYとすると、ロータリーキルン1のうちバーナ30の火炎が存在する領域は、ロータリーキルン1のバーナ30側端部から、バーナ30の火炎噴射方向(y軸正方向側)に向かってほぼ(1/3)Yの範囲内となる。
したがって、ロータリーキルン1のバーナ30側端部から、バーナ30の火炎噴射方向(y軸正方向側)に向かってほぼ(1/3)Yの範囲内で、冷却空気7を送風することにより、ロータリーキルン1のうち最も冷却要請の高い領域を効果的に冷却するものである。
なお、図2では2つの冷却ファン2を用いてキルンシェル5を冷却しているが、冷却空気7はバーナ30の取り付け部からy軸正方向側に向かってコーティング層13が付着する領域(またはバーナ30の火炎噴射方向に向かってほぼ(1/3)Yの領域)に1箇所以上送風すればよい(複数の場合は実施の形態2参照)。また、設計上冷却効果を高めたい場合は、上記領域以外の場所に冷却ファン2を用いて冷却空気7を送風してもよい。また、冷却ファン2の個数は要求される冷却性能に合わせて適宜変更してもよい。
また、冷却空気7はz軸に対しx軸方向側(キルンシェル5の周方向)に傾斜して送風される。
図5はロータリーキルン1の径方向断面図、図6は冷却ファン2による冷却位置を示す図である。図6に示すように、キルンシェル5内には耐火レンガ12が設けられ、その内周側でセメント原料9(被処理物)が焼成されている。なお、説明のため図6では上昇気流20は省略する。
セメント原料9は重力の影響によりz軸負方向側に偏っているが、高温で焼成されるためセメント原料9の表面が溶融して粘りが大きくなり、キルンシェル5の時計回り回転に伴って耐火レンガ12、またはコーティング層13の炉壁面11またはコーティング層13との摩擦抵抗が増大して回転する炉壁面11によって掻き上げられる。このため、セメント原料9はx軸負方向側において鉛直上方(z軸正方向側)に掻き上げられる。一方、セメント原料9のx軸正方向側はキルンシェル5の時計回り回転に伴って鉛直下方(z軸負方向側)に移動する。
ここで、キルンシェル5内部には高温ガス10が導入されているが、キルンシェル5のうち耐火レンガ12および/またはコーティング層13を介してセメント原料9と接している位置では高温ガス10には接しない。そのためキルンシェル5は、耐火レンガ12および/またはコーティング層13を介して高温ガス10と直接接する高温ガス接触部D1において温度が上昇し、耐火レンガ12および/またはコーティング層13を介して原料と接する原料接触部D2において温度が低下する。
また、キルンシェル5は時計回り方向に回転するため、回転に伴って高温ガス接触部D1に接する時間が増大して温度も上昇し、x軸正方向側においてセメント原料9と接する直前の領域(高温ガス10とセメント原料9との境界である境界領域D3)において最も高温となる。したがって、キルンシェル5ではこの境界領域D3において最も冷却要請が大きい。
境界領域D3を冷却するため、冷却ファン2からの冷却空気7の吹き出し方向をz軸正方向側(鉛直)からx軸正方向側に傾斜させる。これにより冷却空気7を直接境界領域D3に送風し、キルンシェル5のうち最も冷却が必要な部分を効果的に冷却するものである。なお、実施の形態2では3°〜30°傾斜させるものとするが、キルンシェル5および冷却ファン2の形状、および位置関係によって適宜変更してもよい。
この傾斜角度は、ロータリーキルン1の直径に比例して大きくするが、傾斜角度が過大となるとロータリーキルン1の外周側(x軸の正、負方向側)に冷却空気が流れてしまい、キルンシェル5の上部まで到達しにくくなる。また、傾斜角度が過小となるとシェル下部に冷却空気7が直撃して局所冷却を起す一方、キルンシェル5の上部へ冷却空気7が到達しにくくなるためである。
なお、境界領域D3はキルンシェル5の回転軸Lに対しx軸正方向側に位置し、冷却空気7とキルンシェル5の回転との相対速度差が大きくなるため、強制対流熱伝達速度が大きくなって冷却効果が向上する(図5参照)。また、冷却ファン2をロータリーキルン1の回転軸方向(y軸方向)に傾斜させ、冷却空気7をy軸方向の所望の位置に噴射してもよい。これにより、冷却位置をロータリーキルン1の軸方向で可変とし、所望の位置を効果的に冷却するものである(図7参照)。
[実施の形態1の効果]
(1)(9)ロータリーキルン1の回転軸よりも鉛直下方側の外表面に対して冷却空気7を送風する冷却ファン2を設け、冷却ファン2は、鉛直軸に対し、ロータリーキルン1の周方向および/または軸方向に傾斜して冷却空気7を送風することとした。
これにより、冷却空気7をキルンシェル5外表面に発生する上昇気流20を用いて外表面にわたって導入することが可能となり、キルンシェル5を効果的に冷却することができる。また、キルンシェル5外表面を濡らすことなく冷却して赤外線温度計によるキルンシェル5外表面の温度を正しく測定することができる。
また、冷却空気7を鉛直軸(z軸)に対し、ロータリーキルン1の周方向に傾斜して送風することにより、境界領域D3等、冷却要請の高い位置を適切に冷却することができる。
また、冷却ファン2をロータリーキルン1の回転軸方向(y軸方向)に傾斜させ、冷却空気7をy軸方向の所望の位置に噴射することにより、冷却位置をロータリーキルン1の軸方向で可変とし、所望の位置を効果的に冷却することができる。
(4)ロータリーキルン1の一端側に、ロータリーキルン1内に供給された被処理物(セメント原料)を加熱するバーナ30を設け、
被処理物は、バーナ30の熱によって融解し、耐火物の内周側表面に付着することでコーティング層13を形成し、
冷却ファン2は、ロータリーキルン1の外表面であって、コーティング層13が形成される領域に少なくとも1箇所に対し、冷却空気7を送風することとした。
これにより、ロータリーキルン1において高温となるコーティング層13付近を適切に冷却することができる。
(5)冷却ファン2は、ロータリーキルン1の外表面であって所定範囲内に少なくとも1箇所に対し、冷却空気7を送風し、
所定範囲は、ロータリーキルン1の全長をYとすると、このロータリーキルン1のバーナ30側端部から、バーナ30の火炎噴射方向に向かって(1/3)Yの範囲であることとした。
これにより、ロータリーキルン1において高温となるバーナ30付近を適切に冷却することができる。
(6)冷却ファン2の送風量を可変とすることとした。可変とすることにより、冷却効果を向上させることができる。
(7)冷却ファン2は複数設けられ、冷却ファン2の送風量は、それぞれの冷却ファン2において独立に制御可能であることとした。独立制御とすることにより、冷却効果を向上させることができる。
(8)ロータリーキルン1は、セメント製造装置におけるロータリーキルン1であることとした。これによりセメント製造装置にあっても、上記と同様の効果を得ることができる。
[実施の形態2]
実施の形態2につき説明する。実施の形態1では冷却ファン2はy軸に対し平行又は概略平行に1列設けられていたが、実施の形態2では2列設ける点で異なる。
図8は実施の形態2におけるロータリーキルン1の径方向断面図、図9は側面図である。なお、実施の形態2では冷却ファン2をy軸に対し平行又は概略平行に2列とするが、2列以上であってもよい。
複数の冷却ファン2はy軸に対し平行又は概略平行に設けられた2列のレール41,42上に配置され、それぞれ独立してこのレール41,42上をy軸に対し平行移動可能に設けられている。冷却空気7の送風位置を適宜移動させることで、キルンシェル5の冷却位置を適宜変更することが可能である。また、2本のレール41,42上に冷却ファン2を設けることで、冷却空気7がキルンシェル5の広い範囲に一層行き渡らせることが可能となり、冷却効率も一段と高められる。
また、x軸正方向側のレール41に設けられた冷却ファン2をx軸正方向側冷却ファン21、x軸負方向側のレール42に設けられた冷却ファン2をx軸負方向側冷却ファン22とすると、x軸正、負方向側の各冷却ファン21,22間の距離は1m〜2mに設定される。x軸正、負方向側の各冷却ファン21,22間の距離を1m〜2mに設定することにより、キルンシェル5の下面部の全体に冷却空気7の流れが行き渡るようにするためである。このような配列により、キルンシェル5の冷却は各冷却ファン21,22からの冷却空気7によって直接、冷却が行われる。
また実施の形態2では冷却ファン2をz軸に対しx軸方向に傾斜させる。例えばキルンシェル5の外表面に広く冷却空気7が行き渡るように、冷却ファン2の吹出し方向の傾斜角度をz軸に対して、3°〜30°ほど傾斜させる。
[実施の形態2の効果]
(2)冷却ファン2は複数であって、ロータリーキルン1の軸に対し平行に2列以上設けられることとした。ロータリーキルン1の軸に対し平行に2列以上設けることにより、より効果的に冷却することができる。
(3)冷却ファン2は、ロータリーキルン1の回転軸に対し平行移動可能とした。適宜移動させることにより、冷却効果を向上させることができる。
[実施の形態3]
図10は実施の形態3を示す図である。実施の形態3では、ロータリーキルン1を支持するタイヤ16(支持部)付近を冷却する。冷却ファン21,22から送風された冷却空気7を、ロータリーキルン1の外表面とタイヤ16との接続部に当てるものである。
タイヤ16はロータリーキルン1の全周を覆うため、このタイヤ16付近が特に冷えにくい。そのためタイヤ16とロータリーキルン1外表面との接続位置に送風することで、適切に冷却することができる。また、タイヤ16の軸方向両側に向かって送風することにより、さらに冷却効果を向上させることができる。
本発明は、ロータリーキルンを利用するあらゆる産業の炉において、キルンシェルの外表面温度を監視し、温度を基準値以下に管理する場合に適用できる技術であって、特に炉内の最高温度が高温である炉であるほど有効である。生石灰の製造、軽量骨材の製造、ドロマイトの製造、高炉ダストの還元、各種廃棄物の処理(焼却灰、廃プラスチック、廃油、廃液、廃木材、脱水汚泥等)などロータリーキルンを利用する産業は多く、いずれの産業においても、本発明を適用することができる。
1 ロータリーキルン
2 冷却ファン
5 キルンシェル
7 冷却空気
9 原料
10 高温ガス
11 炉壁面
12 耐火レンガ
13 コーティング層
14 ダクト
15 吹出し口
16 タイヤ(支持部)
21 冷却ファン
22 冷却ファン
30 バーナ
41 レール
42 レール
100 セメント製造装置

Claims (9)

  1. ロータリーキルンの冷却装置において、
    前記ロータリーキルンの回転軸よりも鉛直下方側の外表面に対して冷却空気を送風する冷却ファンを設け、
    前記冷却ファンは、鉛直軸に対し、前記ロータリーキルンの周方向にロータリーキルンの回転方向と対向する向きに傾斜して前記冷却空気を送風すること
    を特徴とするロータリーキルンの冷却装置。
  2. 請求項1に記載のロータリーキルンの冷却装置において、
    前記冷却ファンは複数であって、前記ロータリーキルンの軸に対し平行に2列以上設けられること
    を特徴とするロータリーキルンの冷却装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のロータリーキルンの冷却装置において、
    前記冷却ファンは、前記ロータリーキルンの回転軸に対し平行移動可能であること
    を特徴とするロータリーキルンの冷却装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のロータリーキルンの冷却装置において、
    前記ロータリーキルンの一端側に、前記ロータリーキルン内に供給された被処理物を加熱するバーナを設け、
    前記被処理物は、前記バーナの熱によって融解し、前記耐火物の内周側表面に付着することでコーティング層を形成し、
    前記冷却ファンは、前記ロータリーキルンの外表面であって、前記コーティング層が形成される領域に少なくとも1箇所に対し、前記冷却空気を送風すること
    を特徴とするロータリーキルンの冷却装置。
  5. 請求項4に記載のロータリーキルンの冷却装置において、
    前記冷却ファンは、前記ロータリーキルンの外表面であって所定範囲内に少なくとも1箇所に対し、前記冷却空気を送風し、
    前記所定範囲は、前記ロータリーキルンの全長をYとすると、このロータリーキルンの前記バーナ側端部から、前記バーナの火炎噴射方向に向かって(1/3)Yの範囲であること
    を特徴とするロータリーキルンの冷却装置。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載のロータリーキルンの冷却装置において、
    前記冷却ファンの送風量を可変とすること
    を特徴とするロータリーキルンの冷却装置。
  7. 請求項6に記載のロータリーキルンの冷却装置において、
    前記冷却ファンは複数設けられ、
    前記冷却ファンの送風量は、それぞれの冷却ファンにおいて独立に制御可能であること
    を特徴とするロータリーキルンの冷却装置。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載のロータリーキルンの冷却方法において、
    前記ロータリーキルンは、セメント製造装置のロータリーキルンであること
    を特徴とするロータリーキルンの冷却装置。
  9. ロータリーキルンを有するロータリーキルンの冷却装置の冷却方法において、
    前記ロータリーキルンの回転軸よりも鉛直下方の外表面に向かって空気を送風することにより、前記ロータリーキルンを冷却し、
    前記冷却空気は、鉛直軸に対し、前記ロータリーキルンの周方向にロータリーキルンの回転方向と対向する向きに傾斜して送風されること
    を特徴とするロータリーキルンの冷却方法。
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