JP5582739B2 - 磁気共鳴イメージング装置および磁気共鳴イメージング装置の制御方法 - Google Patents

磁気共鳴イメージング装置および磁気共鳴イメージング装置の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、磁気共鳴現象を利用して被検体内部を画像化する磁気共鳴イメージング装置および磁気共鳴イメージング装置の制御方法に関し、特に、寝台天板を容易に目的の位置に設定するための技術に関する。
磁気共鳴イメージング(Magnetic Resonance Imaging)法は、磁気共鳴現象を利用して、物質の化学的および物理的な微視的情報を取得する方法である。ここで、磁気共鳴現象とは、対象原子核スピンの集団が磁場中に置かれたときに、その固有の磁気モーメントと存在磁場強度とに応じた特定の周波数(共鳴周波数)で回転する高周波磁場に共鳴し、その緩和過程で信号(磁気共鳴信号)を発生する現象である。
かかる磁気共鳴イメージング法を用いた磁気共鳴イメージング装置では、磁気共鳴信号を受信するための受信コイルと、傾斜磁場を印加する際の基準となる磁場中心との位置決めを行なう必要がある。つまり、受信コイルの中心と磁場中心とを一致させることが高精度なMR(Magnetic Resonance)画像を得るための条件となる。
なぜなら、磁石が発生する静磁場と傾斜磁場コイルが発生する傾斜磁場とは、ともに空間的に完全に均一なものを作ることが極めて困難であり、静磁場の均一性と傾斜磁場の直線性は一般的に中心で理想に近く、周辺に移るに従って劣化するように作られているため、周辺部で撮像された画像には静磁場の不均一性による脂肪抑制不良や傾斜磁場の非直線性に起因する画像歪を生じるからである。これらの画質の劣化は、程度を越すとしばしば診断に影響を与える。
従来の受信コイルおよび寝台天板の位置決めは、例えば受信コイルとして腹部等に用いられるコイルの場合、まず、受信コイルの中心を被検体の撮像しようとする部位に設置し、さらに、その撮像部位を位置決めのための投光器による投射光に合わせた後に、磁場中心に寝台天板を移動させるという方法で行われる。この方法は、二重の操作と確認が必要であり、手間と時間を要する。
特に、投光器が発する光を目的の場所に一致させる寝台天板移動操作については、一度の移動開始、停止の実行で行うことは困難である。そのため、通常、まず粗い設定を行ったあとに、寝台天板の移動速度を低速度に切り替えて、前後に微調整する操作を繰り返すという煩雑な操作が必要である。また、レーザ光を使用した投光器を用いる場合には、被検体の眼球が投光器の下を通過する際に、眼球保護のために投光器を消灯するか、または被検体に目を閉じる指示を与えるような注意を払うことが必要である。
また、フェイズドアレイコイル等の複数のエレメントからなるコイルを使用して撮像する場合には、使用するコイルエレメントと磁場中心との位置関係が正確に一致するように位置決めをすることは、受信コイルエレメントの感度が最も高い位置で撮像を行うとともに、不要な場所からの信号の混入を防ぐために不可欠である。
このような問題を解決するために、例えば、特許文献1には、受信コイルの中心部にMR信号を発生するマーカを付け、マーカからのMR信号を収集してマーカの位置を求め、受信コイルの位置合わせを行う方法が開示されている。図15は、マーカを用いて受信コイルの位置合せを行う従来の方法を説明するための図である。同図に示すように、この方法では、磁場中心においてZ方向の磁場がゼロとなる読み出し用傾斜磁場G[Hz/cm]を印加してMR信号が収集される。その結果、マーカから収集されたMR信号の周波数がf+Δf[Hz](fは中心周波数)であったとすると、磁場中心からマーカまでの距離dは、d=(f+Δf−f)/G[cm]により求められる。
また、特許文献2には、受信コイルの上面に取り付けた発光素子とガントリー開口部に取り付けた受光素子との組み合わせを使用して寝台天板を所望の位置まで挿入する方法が開示されている。また、特許文献3には、モニタ上に表示された画像上に関心領域を設定し、RF(Radio Frequency)コイルのひとつを選択する手段が開示されている。さらに、特許文献4には、使用されている受信コイルに、被検体に明示するための発光手段を設け、操作者の指示に被検体が的確に従うことができる方法が開示されている。
特開平7−124135号公報 特開2005−124855号公報 特公平5−65179号公報 特開2007−282735号公報
しかしながら、特許文献1では、受信コイルが複数のエレメントからなる場合に、磁場中心に設定すべきエレメントを操作者が容易に選択する手段が提案されていない。また、特許文献2の方法では、受信コイルが複数のエレメントからなる場合または複数の受信コイルが同時に装着された場合に、それらの中から使用するエレメントの位置に応じて寝台天板の送り量を設定することができない。
また、特許文献3の方法では、画像を収集する以前に撮像位置を指定することができないので、撮像に先立って寝台天板の位置を指定することは不可能であり、寝台天板挿入時の投光器を使用した手続きの手間と時間を解消する目的を達成することはできない。特許文献4にも、寝台天板挿入前に操作者がRFコイルの受信素子を選択する手段は提案されていない。
この発明は、上述した従来技術による課題を解決するためになされたものであり、磁気共鳴信号を受信するコイルとして複数のコイルが用いられる場合でも、撮像部位と磁場中心との位置決めを容易に行うことができる磁気共鳴イメージング装置および磁気共鳴イメージング装置の制御方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る磁気共鳴イメージング装置は、被検体から放射される磁気共鳴信号を受信する複数のコイルと、前記複数のコイルが配置された受信コイルと、前記受信コイルに設けられ、前記コイルを選択する選択操作を操作者から受け付けるコイル選択部と、前記コイル選択部による前記選択操作の受け付けによって選択されたコイルが磁場中心に位置決めされるように、前記被検体が載置される寝台天板を移動する制御部と、を備える。
また、本発明の他の態様にかかる磁気共鳴イメージング装置の制御方法は、被検体から放射される磁気共鳴信号を受信する受信コイルに設けられたコイル選択部が、前記受信コイルが有する複数のコイルの中から少なくとも一つのコイルを選択する選択操作を操作者から受け付け、制御部が、前記選択操作の受け付けによって選択されたコイルが磁場中心に位置決めされるように、前記被検体が載置される寝台天板を移動する、ことを含む。
本発明によれば、磁気共鳴信号を受信するコイルとして複数のコイルが用いられる場合でも、撮像部位と磁場中心との位置決めを容易に行うことができるという効果を奏する。
図1は、本実施例1に係るMRI装置の構成を示す図である。 図2は、従来の撮像部位の位置決めを説明するための図(1)である。 図3は、従来の撮像部位の位置決めを説明するための図(2)である。 図4は、本実施例1に係るMRI装置において被検体に受信コイルが装着された状態を示す図である。 図5は、本実施例1に係る受信コイルの外観を示す図である。 図6は、本実施例1に係る表示器を示す図である。 図7は、本実施例1に係る受信コイルおよび計算機システムの構成を示す機能ブロック図である。 図8は、本実施例1に係るMRI装置による撮像部位の位置決めの流れを示すフローチャートである。 図9は、本実施例2に係る受信コイルの外観を示す図である。 図10は、本実施例2に係るMRI装置による撮像部位の位置決めの流れを示すフローチャートである。 図11は、エレメントの表面を発光させる場合を示す図(1)である。 図12は、エレメントの表面を発光させる場合を示す図(2)である。 図13は、被検体の背中側に配置される受信コイルを示す図である。 図14は、Z軸方向にエレメントの配列が一つしかない受信コイルの一例を示す図である。 図15は、マーカを用いて受信コイルの位置合せを行う従来の方法を説明するための図である。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る磁気共鳴イメージング装置および磁気共鳴イメージング装置の制御方法の好適な実施例を詳細に説明する。なお、以下に説明する実施例では、磁気共鳴イメージング装置を「MRI(Magnetic Resonance Imaging)装置」と呼び、磁気共鳴信号を「MR(Magnetic Resonance)信号」と呼ぶ。
最初に、図1を用いて、本実施例1に係るMRI装置の構成について説明する。図1は、本実施例1に係るMRI装置の構成を示す図である。同図に示すように、本実施例1に係るMRI装置100は、静磁場磁石1、傾斜磁場コイル2、傾斜磁場電源3、寝台4、寝台制御部5、送信コイル6、送信部7、受信コイル8、受信部9、計算機システム10を備える。
静磁場磁石1は、中空の円筒形状に形成されており、内部の空間に一様な静磁場を発生する。この静磁場磁石1としては、例えば永久磁石、超伝導磁石等が使用される。
傾斜磁場コイル2は、中空の円筒形状に形成されており、静磁場磁石1の内側に配置される。この傾斜磁場コイル2は、互いに直交するX,Y,Zの各軸に対応する3つのコイルが組み合わされて形成されており、これら3つのコイルは、後述する傾斜磁場電源3から個別に電流供給を受けて、X,Y,Zの各軸に沿って磁場強度が変化する傾斜磁場を発生させる。なお、Z軸方向は、静磁場と同方向とする。
ここで、傾斜磁場コイル2によって発生するX,Y,Z各軸の傾斜磁場は、例えば、スライス選択用傾斜磁場Gs、位相エンコード用傾斜磁場Geおよびリードアウト用傾斜磁場Grにそれぞれ対応している。スライス選択用傾斜磁場Gsは、任意に撮像断面を決めるために利用される。位相エンコード用傾斜磁場Geは、空間的位置に応じてMR信号の位相を変化させるために利用される。リードアウト用傾斜磁場Grは、空間的位置に応じてMR信号の周波数を変化させるために利用される。
傾斜磁場電源3は、計算機システムから送られるパルスシーケンス実行データに基づいて、傾斜磁場コイル2に電流を供給する。
寝台4は、被検体Pが載置される寝台天板4aを備えており、後述する寝台制御部5による制御のもと、寝台天板4aを、被検体Pが載置された状態で傾斜磁場コイル2の空洞(撮像口)内へ挿入する。通常、この寝台4は、長手方向が静磁場磁石1の中心軸と平行になるように設置される。
寝台制御部5は、寝台4を駆動して、寝台天板4aを長手方向および上下方向へ移動する。
送信コイル6は、傾斜磁場コイル2の内側に配置されており、送信部7から高周波パルスの供給を受けて、高周波磁場を発生する。
送信部7は、計算機システムから送られるパルスシーケンス実行データに基づいて、ラーモア周波数に対応する高周波パルスを送信コイル6に送信する。この送信部7は、発振部、位相選択部、周波数変換部、振幅変調部、高周波電力増幅部などを有する。
発振部は、静磁場中における対象原子核に固有の共鳴周波数の高周波信号を発生する。位相選択部は、上記高周波信号の位相を選択する。周波数変換部は、位相選択部から出力された高周波信号の周波数を変換する。振幅変調部は、周波数変調部から出力された高周波信号の振幅を例えばsinc関数に従って変調する。高周波電力増幅部は、振幅変調部から出力された高周波信号を増幅する。これらの各部の動作の結果として、送信部7は、ラーモア周波数に対応する高周波パルスを送信コイル6に送信する。
受信コイル8は、傾斜磁場コイル2の内側に配置されており、上記の高周波磁場の影響によって被検体Pから放射されるMR信号を受信する。具体的には、受信コイル8は、MR信号を受信するためのコイルを備えたエレメントを複数有しており、各エレメントのコイルによってMR信号が受信されると、受信されたMR信号を受信部9へ出力する。
受信部9は、計算機システムから送られるパルスシーケンス実行データに基づいて、受信コイル8から出力されるMR信号に基づいてMR信号データを生成する。この受信部9は、MR信号データを生成すると、そのMR信号データを計算機システム10に送信する。
計算機システム10は、MRI装置100の全体制御や、データ収集、画像再構成などを行う。この計算機システム10は、インタフェース部11、データ収集部12、データ処理部13、記憶部14、表示部15、入力部16および制御部17を有している。
インタフェース部11は、傾斜磁場電源3、寝台制御部5、送信部7および受信部9に接続されており、これらの接続された各部と計算機システム10との間で授受される信号の入出力を制御する。
データ収集部12は、インタフェース部11を介して、受信部9から送信されるMR信号データを収集する。データ収集部12は、MR信号データを収集すると、収集したMR信号データを記憶部14に記憶させる。
データ処理部13は、記憶部14に記憶されているMR信号データに対して、後処理、すなわちフーリエ変換等の再構成処理を施すことによって、被検体P内における所望核スピンのスペクトラムデータあるいは画像データを生成する。
記憶部14は、データ収集部12によって収集されたMR信号データと、データ処理部13によって生成された画像データなどを、被検体Pごとに記憶する。
表示部15は、データ処理部13によって生成されたスペクトラムデータあるいは画像データ等の各種の情報を表示する。この表示部15としては、液晶表示器などの表示デバイスを利用可能である。
入力部16は、操作者から各種操作や情報入力を受け付ける。この入力部16としては、マウスやトラックボールなどのポインティングデバイス、モード切替スイッチ等の選択デバイス、あるいはキーボード等の入力デバイスを適宜に利用可能である。
制御部17は、図示していないCPUやメモリ等を有し、上述した各機能部を制御することによってMRI装置100を総括的に制御する。
以上、本実施例1に係るMRI装置100の全体構成について説明した。以降は、かかるMRI装置100の詳細について説明するが、その前に、まずは図2および3を用いて、従来の撮像部位の位置決めについて説明しておく。図2および3は、従来の撮像部位の位置決めを説明するための図である。
なお、ここで説明する撮像部位の位置決めとは、検査の最初に、被検体Pを寝台天板4aに載せた後、被検体Pの撮像したい部位を寝台天板4aの移動により磁場中心に設定することである。また、ここでいう「磁場中心」とは、磁場均一性が最も高い1点に限られるわけではなく、磁場均一性が基準より高い所定の範囲の領域を示す。また、ここでは、
X軸方向およびZ軸方向にそれぞれ4列となるように配置された計16個のエレメントを有する受信コイル18が用いられる場合について説明し、被検体Pの頭側から3列目のエレメントを使用して撮像が行われることとする。
従来の撮像部位の位置決めでは、操作者は、図2に示すように、寝台4の上に設置された水平方向に移動可能な寝台天板4aの上に被検体Pを載せ、その後、撮像目的の部位、例えば肝臓の上に受信コイル18を設置する。このとき、操作者は、被検体Pにおける撮像したい領域の中心と、3列目のエレメントの感度領域における寝台天板移動方向(Z軸方向)の中心とが一致するように、被検体Pに受信コイル18を装着する。
続いて、操作者は、静磁場磁石1に設置された投光器1aを点灯し、その後、図3に示すように、寝台天板4aをZ軸方向に移動させる。ここで、操作者は、投光器1aから投影された光Lと被検体Pの撮像したい領域の中心とが一致する位置で、寝台天板4aを一度停止させる。これにより、MRI装置100において寝台天板4aの送り量が認識される。
その後、操作者は、MRI装置100に対して寝台天板4aの自動送りを指示する。この指示を受けると、MRI装置100は、投光器1aによって設定された箇所が磁場中心に一致するまで寝台天板4aを移動する。なお、上述した投光器1aの点灯や、寝台天板4aの移動、停止、自動送りなどの指示は、操作パネル1b上のボタンを用いて行われる。
このように、従来の撮像部位の位置決めは、受信コイルの中心を撮像部位に設置する操作、投光器1aの投射光を用いて位置合せを行う操作、磁場中心に寝台天板4aを移動させる操作をそれぞれ必要とし、手間と時間を要するものであった。
そこで、本実施例1に係るMRI装置100では、投光器1aの投射光を用いて位置合せを行う操作を不要にすることによって、磁気共鳴信号を受信するコイルとして複数のコイルが用いられる場合でも、撮像部位と磁場中心との位置決めを容易に行うことができるようにしている。
そのため、本実施例1に係るMRI装置100では、受信コイル8に複数のボタンが設けられており、各ボタンが、複数のコイルの中からコイルを選択する選択操作を操作者から受け付ける。そして、計算機システム10の制御部17が、ボタンによる選択操作の受け付けによって選択されたコイルが磁場中心に位置決めされるように、被検体が載置される寝台天板を移動する。
以下、受信コイル8および計算機システム10を中心に、かかるMRI装置100の詳細について説明する。まず、図4、5および6を用いて、本実施例1に係る受信コイル8について詳細に説明する。なお、ここでは、受信コイル8が、X軸方向およびZ軸方向にそれぞれ4列となるように配置された計16個のエレメントを有する場合について説明するが、受信コイル8が有するエレメントの個数はこれに限られるわけではない。
図4は、本実施例1に係るMRI装置100において被検体Pに受信コイル8が装着された状態を示す図である。同図に示すように、受信コイル8は、例えば、被検体Pの腹部に装着され、図2に示した受信コイル18と同様に、X軸方向およびZ軸方向にそれぞれ4列となるように配置された16個のエレメントを有する。ここで、X軸方向に並置されたエレメントの組をそれぞれ「セクション」と呼ぶ。すなわち、本実施例1に係る受信コイル8は、それぞれが4個のエレメントからなる4列のセクションを有している。
そして、本実施例1では、受信コイル8の各セクションに、操作者がセクション単位でコイルを選択するためのボタン50a〜50dがそれぞれ設けられている。図5は、本実施例1に係る受信コイル8の外観を示す図である。同図は、受信コイル8の上面を示しており、左右方向がZ軸方向に対応している。同図に示すように、受信コイル8は、Z軸方向に並ぶ4列のセクション40a〜40dを有しており、各セクションの一端のエレメントにはそれぞれボタンが設けられている。具体的には、セクション40aの一端のエレメントにはボタン50aが、セクション40bの一端のエレメントにはボタン50bが、セクション40cの一端のエレメントにはボタン50cが、セクション40dの一端のエレメントにはボタン50dがそれぞれ設けられている。
これらボタン50a〜50dは、それぞれ、自身が設けられているセクションを選択する選択操作を操作者から受け付ける。具体的には、ボタン50a〜50dは、それぞれ、オンまたはオフの状態をとることが可能であり、操作者によって押された場合(オンの状態になった場合)には、自身が設けられているセクションが操作者によって選択されたことを示すエレメント選択情報を受信コイル8に保持させる。
また、ボタン50a〜50dには、表示器がそれぞれ設けられている。図6は、本実施例1に係る表示器を示す図である。なお、ボタン50a〜50dはそれぞれ同様の構成を有するので、ここでは、ボタン50aの構成を例にあげて説明する。同図に示すように、ボタン50aには、表示器60aが設けられている。
この表示器60aは、ボタン50aによる選択操作の受け付けによって選択されたセクションを報知する。具体的には、表示器60aは、例えば発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)などによって実現され、操作者によってボタン50aが押された場合(オンの状態になった場合)に点灯する。
このように、表示器60a〜60dが、ボタン50a〜50dが押された場合にそれぞれ点灯することによって、操作者は、選択したセクション(または、エレメント)を容易に確認することができる。なお、表示器60a〜60dは、必ずしもボタン50a〜50dに設けられている必要はなく、それぞれ、ボタン50a〜50dの近傍に、独立に設けられていてもよい。
次に、図7を用いて、受信コイル8と計算機システム10との関連について説明する。図7は、本実施例1に係る受信コイル8および計算機システム10の構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、受信コイル8と計算機システム10とは、切替器20を介して各種信号をやり取りする。
切替器20は、計算機システム10の制御部17による制御のもと、受信コイル8が有するエレメント40a〜40dのうち、操作者によって選択されたエレメントのコイルを受信可能状態にする。この切替器20は、例えば、受信部9に含まれる。
受信コイル8は、前述したように複数のエレメントを有する。同図においては、これら複数のエレメントのうち、ボタン50a〜50dが設けられているエレメント70a〜70dを示している。ここで、エレメント70aは、コイル71a、信号増幅器72a、ボタン50aおよび表示器60aを有する。また、エレメント70bは、コイル71b、信号増幅器72b、ボタン50bおよび表示器60bを有し、エレメント70dは、コイル71d、信号増幅器72d、ボタン50dおよび表示器60dを有する。なお、エレメント70a〜70dはそれぞれ同様の構成を有するので、ここでは、エレメント70aの構成を例にあげて説明する。
ボタン50aは、エレメント70aが含まれるセクションを選択するためのボタンであり、表示器60aは、ボタン50aが押された場合に点灯する。具体的には、ボタン50aが操作者によって押された場合には、表示器60aが点灯するとともに、エレメント70aを含むセクションが選択されたことを示すエレメント選択情報が受信コイル8によって保持される。
ここで、受信コイル8に保持されたエレメント選択情報は、計算機システム10の制御部17からの要求に応じて、インタフェース部11を介して制御部17に転送される。制御部17は、エレメント選択情報が転送されると、そのエレメント選択情報に基づいて、操作者によって選択されたセクションに含まれるエレメントのコイルのみを受信可能状態とするように切替器20を制御する。このとき、制御部17は、インタフェース部11を介して、選択されたセクションに含まれるエレメントのコイルのみを受信可能状態にすることを命令するエレメント選択命令を切替器20に送信する。
コイル71aは、被検体Pから放射されるMR信号を受信する。信号増幅器72aは、コイル71aによって受信されたMR信号を増幅し、増幅したMR信号を、切替器20を介して計算機システム10に送信する。
次に、本実施例1に係るMRI装置100による撮像部位の位置決めについて説明する。図8は、本実施例1に係るMRI装置100による撮像部位の位置決めの流れを示すフローチャートである。なお、ここでは、被検体Pの頭側から3列目にあるセクション40cに含まれるエレメントのコイルを使用して撮像が行われる場合について説明する。
同図に示すように、本実施例1に係るMRI装置100では、まず、操作者によって被検体Pの撮像部位に受信コイル8が装着される(ステップS101,Yes)。その後、操作者が被検体Pの撮像したい領域の中心に位置するセクションのボタンを押すことによって、磁場中心に位置決めするセクションが選択される。ここでは、操作者がボタン50cを押すことによって、セクション40cが選択される。
磁場中心に位置決めするセクション40cが選択されると(ステップS102,Yes)、選択されたセクション40cの表示器60cが点灯する(ステップS103)。
続いて、操作者が操作パネル1b上のボタンを押すことによって、寝台天板4aの自動送りが指示されると(ステップS104)、計算機システム10の制御部17が、受信コイル8にエレメント選択情報を要求する。これにより、インタフェース部11を介して、受信コイル8から制御部17にエレメント選択情報が転送される(ステップS105)。
制御部17は、エレメント選択情報が転送されると、そのエレメント選択情報に基づいて、セクション40cに含まれるエレメントのコイルのみを受信可能状態とするように切替器20を制御する。これにより、セクション40cに含まれるエレメントのコイルが、MR信号を受信するエレメントとして選択された状態となる。
続いて、制御部17は、寝台制御部5を制御して寝台天板4aのZ軸方向(寝台天板4aの長手方向)への移動を開始するとともに(ステップS106)、所定のパルスシーケンスを実行して、選択されたセクション40cに含まれるエレメントのコイルで被検体PのMR信号を受信する(ステップS107)。
ここで、MR信号は、Z軸方向に傾斜磁場が印加された状態で受信される。そのため、選択されたセクションが送信コイル6の感度領域内に入った状態で当該セクションに含まれるエレメントのコイルで受信された信号をフーリエ変換すれば、選択されたセクションの中心と磁場中心との間のZ軸方向の距離を計測することができる。この計測方法は、基本的には、特許文献1に詳細に示されているものと同様である。
本実施例1では、特許文献1に示されたようなエレメントに装着されたマーカからのMR信号ではなく、被検体Pから放射されるMR信号を使用するが、測定の原理に基本的な相違はない。ここで、被検体PからのMR信号を使用する場合には、フーリエ変換して得られるスペクトルは受信エレメントのZ軸方向の感度領域の幅に広がるが、計測制度を向上させるためには、例えば、スペクトルの雑音成分より高い所定の閾値を超えた信号を抽出して、半値幅を求めるなどの処理を行えばよい。
その後、制御部17は、セクション40cの中心位置を測定可能なMR信号が受信されると(ステップS108,Yes)、上記の計測方法によって、セクション40cの中心と磁場中心との間のZ軸方向の距離を計測する(ステップS109)。そして、制御部17は、計測した距離に基づいて、セクション40cの中心と磁場中心とが一致するまでZ軸方向へ寝台天板4aを移動し、それぞれが一致した時点で寝台天板4aの移動を停止する(ステップS110)。
このように、本実施例1に係るMRI装置100による撮像部位の位置決めでは、操作者は、被検体Pに受信コイル8を装着した後に、撮像したい領域すなわち磁場中心に設定したい部分に最も近い場所にあるセクションのボタンを押し、その後、操作パネル1b上のボタンを押すことによって寝台天板4aの自動送りを指示するだけで、撮像部位が磁場中心に位置決めされる。すなわち、従来は必要とされていた投光器を用いたわずらわしい位置決めの操作が省略される。
上述してきたように、本実施例1では、受信コイル8が有する複数のセクション40a〜40dにボタン50a〜50dがそれぞれ設けられており、各ボタンが、自身が設けられているセクションを選択する選択操作を操作者から受け付ける。そして、計算機システム10の制御部17が、ボタン50a〜50dによる選択操作の受け付けによって選択されたセクションの中心が磁場中心に位置決めされるように、寝台天板4aを移動する。したがって、本実施例1によれば、投光器1aの投射光を用いて位置合せを行う操作が不要になり、MR信号を受信するコイルとして複数のコイルが用いられる場合でも、撮像部位と磁場中心との位置決めを容易に行うことが可能になる。また、総検査時間を短縮することができる。
ところで、上記実施例1では、撮像に使用されるセクションが1つである場合について説明したが、本発明はこれに限られるわけではなく、2つ以上のセクションが用いられる場合でも同様に適用することができる。そこで、以下では、実施例2として、2つ以上のセクションが用いられる場合を説明する。
なお、本実施例2におけるMRI装置の構成は、基本的には、実施例1のMRI装置100と同様であり、受信コイル8のセクション40a〜40dに設けられるボタンの構成と、計算機システム10における制御部17の動作が異なるだけであるので、ここでは、本実施例2における受信コイル8のセクション40a〜40dに設けられるボタンの構成、および、本実施例2に係るMRI装置100による撮像部位の位置決めについて説明する。
まず、図9を用いて、本実施例2におけるセクション40a〜40dに設けられるボタンの構成について説明する。図9は、本実施例2に係る受信コイル8の外観を示す図である。同図に示すように、本実施例2に係る受信コイル8では、実施例1と同様に、セクション40a〜40dの一端に、ボタン150a〜150dがそれぞれ設けられている。
これらボタン150a〜150dは、それぞれ、磁場中心に位置決めするセクションを選択する第一の選択操作と、当該第一の選択操作によって選択されたセクションの他に撮像に使用するセクションを選択する第二の選択操作とをそれぞれ操作者から受け付ける。
具体的には、ボタン150a〜150dは、それぞれ、オンまたはオフの2つの状態だけではなく、状態1、状態2またはオフの3つの状態をとることが可能である。これらの状態の遷移は、例えば、操作者によってボタン150a〜150dが押されるたびに周期的に変化し、押された回数に応じて、オフ→状態1→状態2→オフと状態の変化が繰り返される。
そして、ボタン150a〜150dは、状態1の状態になった場合には、自身が設けられているセクションが磁場中心に位置決めされるセクションであることを示すエレメント選択情報を受信コイル8に保持させる。一方、状態2の状態になった場合には、ボタン150a〜150dは、自身が設けられているセクションが撮像に使用されるセクションとして選択されたことを示すエレメント選択情報を受信コイル8に保持させる。
さらに、ボタン150a〜150dには、実施例1と同様に、表示器160a〜160dがそれぞれ設けられている。図9は、本実施例2に係る表示器を示す図である。同図に示すように、本実施例2では、表示器160a〜160dは、それぞれ、磁場中心に位置決めさせるセクションと、そのセクションの他に撮像に使用されるセクションとをそれぞれ識別可能に報知する。
具体的には、表示器160a〜160dは、点灯または消灯の2つの状態だけでなく、第一の色(例えば、赤色など)に点灯する状態1、第二の色(例えば、青色など)に点灯する状態2、消灯の3つの状態をとることが可能である。そして、表示器160a〜160dは、ボタン150aが状態1となった場合には第一の色に点灯し(状態1)、ボタン150aが状態2となった場合には第二の色に点灯し(状態2)、ボタン50aがオフの状態となった場合には消灯する。
このように、表示器160a〜160dが、ボタン150a〜150dの状態に応じて表示を切り替えることによって、操作者は、磁場中心に位置決めするセクション(または、エレメント)と、撮像に使用するセクション(または、エレメント)とを容易に確認することができる。
次に、本実施例2に係るMRI装置100による撮像部位の位置決めについて説明する。図10は、本実施例2に係るMRI装置100による撮像部位の位置決めの流れを示すフローチャートである。なお、ここでは、セクション40cを磁場中心に位置決めし、その他にセクション40bを撮像に使用する場合について説明する。
同図に示すように、本実施例2に係るMRI装置100では、まず、操作者によって被検体Pの撮像部位に受信コイル8が装着される(ステップS201,Yes)。その後、操作者が被検体Pの撮像したい領域の中心に位置するセクションのボタンを1回押すことによって、磁場中心に位置決めするエレメントが選択される。ここでは、操作者がボタン150cを2回押すことによって、セクション40cが選択される。
磁場中心に位置決めするセクション40cが選択されると(ステップS202,Yes)、選択されたセクション40cの表示器160cが状態1になり、第一の色に点灯する(ステップS203)。
続いて、操作者が他のいずれかのエレメントのボタンを2回選択することによって、撮像に使用するエレメントが選択される。ここでは、操作者がボタン150bを2回押すことによって、セクション40bが選択される。
撮像に用いられるセクションとしてセクション40bが選択されると(ステップS204,Yes)、選択されたセクション40bの表示器160bが状態2になり、第二の色に点灯する(ステップS205)。
続いて、操作者が操作パネル1b上のボタンを押すことによって、寝台天板4aの自動送りが指示されると(ステップS206)、計算機システム10の制御部17が、受信コイル8にエレメント選択情報を要求する。これにより、インタフェース部11を介して、受信コイル8から制御部17にエレメント選択情報が転送される(ステップS207)。
制御部17は、エレメント選択情報が転送されると、そのエレメント選択情報に基づいて、セクション40cおよび40bに含まれるエレメントのコイルを受信可能状態とするように切替器20を制御する。これにより、セクション40cおよび40bに含まれるエレメントのコイルが、MR信号を受信するエレメントとして選択された状態となる。
続いて、制御部17は、寝台制御部5を制御して、寝台天板4aのZ軸方向(寝台天板4aの長手方向)への移動を開始するとともに(ステップS208)、所定のパルスシーケンスを実行して、選択されたセクション40cおよび40bに含まれるエレメントから被検体PのMR信号を受信する(ステップS209)。
その後、制御部17は、セクション40cの中心位置を測定可能なMR信号が受信されると(ステップS210,Yes)、セクション40cの中心と磁場中心との間のZ軸方向の距離を計測する(ステップS211)。そして、制御部17は、計測した距離に基づいて、セクション40cの中心と磁場中心とが一致するまでZ軸方向へ寝台天板4aを移動し、それぞれが一致した時点で寝台天板4aの移動を停止する(ステップS212)。
上述してきたように、本実施例2では、ボタン150a〜150dが、それぞれ、撮像に使用するとともに磁場中心に位置決めさせるセクションを選択する第一の選択操作と、当該第一の選択操作によって選択されたセクションの他に撮像に使用するセクションを選択する第二の選択操作とをそれぞれ操作者から受け付ける。そして、表示器160a〜160dが、それぞれ、ボタン150a〜150dによる第一の選択操作の受け付けによって選択されたセクションと、第二の選択操作の受け付けによって選択されたセクションとをそれぞれ識別可能に表示する。したがって、本実施例2によれば、2つ以上のセクションに含まれるエレメントを撮像に使用することが可能になるとともに、選択したセクションを容易に確認することができる。
また、本実施例2によれば、操作者によって選択されなかったセクション(セクション40aおよび40d)に含まれるエレメントのコイルはMR信号を受信しない状態となるので、関心領域外の不要な信号の混入を抑制することが可能になり、すべてのエレメントのコイルからの信号を受信した場合に比べ、アーティファクトの少ない画像を得ることができる。
なお、セクションを選択する手順は上記で説明したものに限られるわけではなく、例えば、最初に、ボタンを1回押すことによって、撮像に使用する全てのセクションを選択し、次に、ボタンをさらに1回押すことによって、磁場中心に設定するセクションを選択するようにしてもよい。
また、セクションに設けられるボタンは、磁場中心に設定されるべきセクションを指定するためのものと、撮像に使用するセクションを指定するためのものとをそれぞれ独立に設けてもよい。また、表示器は、多色のLEDに限らず、状態1と状態2をあらわす2つのLEDからなる構成であってもよい。
ところで、上記実施例では、表示器をセクション40a〜40dそれぞれの一端のエレメントに設ける場合について説明したが、例えば、エレメントの表面を発光させるようにしてもよい。図11および12は、エレメントの表面を発光させる場合を示す図である。
この場合、例えば、図11に示すように、表示器として有機エレクトロルミネッセンスなどの面発光素子を使用し、エレメント(コイル)の感度領域全体を発光させる。これにより、撮像に使用するエレメント(コイル)の受信感度領域を操作者によりよく認識させることができる。または、例えば、図12に示すように、エレメントが選択された状態において、そのエレメント(コイル)の受信感度空間分布に応じて、発光の色や強度を変化させるようにしてもよい。これにより、被検体に対してさらに精密にコイルを装着することが可能となる。
なお、上記実施例では、セクション単位でコイルを選択する場合、すなわち、受信コイル8においてセクションごとにボタン50a〜50dが設けられており、制御部17が、寝台天板4aをZ軸方向(長手方向)に移動する場合について説明した。しかしながら、本発明はこれに限られるわけではなく、例えば、Z軸方向だけでなくX軸方向(短手方向)にも寝台天板4aを移動することが可能な機構をMRI装置100が備えている場合には、エレメント単位でコイルを選択するようにしてもよい。
この場合、具体的には、受信コイル8においてエレメントごとにボタンを設けておき、制御部17が、操作者によって選択されたエレメントが磁場中心に位置決めされるように、Z軸方向およびX軸方向に寝台天板4aを移動する。
かかる構成によれば、操作者は、X軸方向に並べられた複数のエレメントの中から、磁場中心に位置決めするエレメントを選択することができるようになる。これにより、例えば、心臓の撮像を行う場合に、操作者は、被検体に受信コイルを装着した後に心臓に最も近いエレメントを選択することで、撮像部位となる心臓を磁場中心に容易かつ正確に位置決めすることができる。
また、上記実施例では、腹部用の受信コイルを用いた場合について説明したが、本発明はこれに限られるわけではなく、腹部用以外の受信コイルが用いられる場合でも同様に適用することができる。そこで、例えば、被検体の背中側に配置される受信コイルを有するMRI装置に本発明を適用した場合について説明する。かかる受信コイルは、例えば、脊椎を撮像する場合などに用いられる。
図13は、被検体の背中側に配置される受信コイルを示す図である。同図に示す受信コイル80は、寝台天板に複数のコイルを埋め込むことによって実現されており、コイルごとに複数のエレメントに分割されている。そして、同図に示すように、この受信コイル80には、これまでに説明した腹部用の受信コイル8と同様に、エレメントごとに、Z軸方向に複数のボタン80a〜80hが配置される。
被検体の背中側に配置される受信コイルとしては、同図のように寝台天板にコイルが埋め込まれている場合と、寝台天板上にZ軸方向に移動して設置可能な脊椎用コイルが設置される場合とが考えられる。
寝台天板自体に受信コイルが埋め込まれている場合、または、寝台天板上の特定の位置にしか脊椎用コイルが設置できない場合には、操作者が磁場中心に設定するエレメントを選択すれば、磁場中心と磁場中心に設定するエレメントとの距離は確定する。したがって、これらの場合には、MR信号を受信して距離を計測する必要はない。
一方、脊椎用コイルがZ方向の任意の位置に設置できる場合には、実施例1で説明した腹部用コイルの場合と同様に、MR信号を受信して磁場中心とエレメントとの距離を計測する方法によって位置決めを行うことができる。
また、上記実施例では、受信コイルが複数のエレメントを有する場合について説明したが、本発明はこれに限られるわけではなく、受信コイルが一つのエレメントのみを有する場合や、Z軸方向にエレメントの配列が一つしかないような場合でも同様に適用することができる。
図14は、Z軸方向にエレメントの配列が一つしかない受信コイルの一例を示す図である。同図は、肩用の受信コイル(以下、「肩用コイル」と呼ぶ)90が被検体Pの右肩に装着されている場合を示している。ここで、肩用コイル90は、Z軸方向に一つしか配置されていないこととする。このような場合であっても、例えば、図13に示したように、被検体Pが乗せられた寝台天板4aにMR信号を受信可能なエレメントが配置されている場合がある。
その場合には、寝台天板4aに配置されているエレメントと実際に使用する肩用コイル90とを区別して選択するため、肩用コイル90の上にも選択用のボタン90aを設ける。被検体Pの位置決めについては、肩用コイル90と寝台天板4aとの位置関係が固定されていない場合であっても、実施例1と同様に、肩用コイル90からのMR信号を使用することによって、投光器を用いた位置決めの操作を行うことなく肩用コイル90を磁場中心まで移動することが可能である。
また、上記実施例では、寝台4が静磁場磁石1の架台に固定されている場合を想定して説明したが、本発明はこれに限られるわけではなく、寝台4が静磁場磁石1の架台に着脱可能な場合でも同様に適用することができる。その場合には、磁場中心に位置決めするエレメントや撮像に使用するエレメントを検査室の外であらかじめ設定しておくことも可能になり、総検査時間をさらに短縮することができる。
また、上記実施例では、エレメント(または、セクション)を選択する選択操作を操作者から受け付けるための手段として、ボタンを用いた場合について説明したが、本発明はこれに限られるわけではない。例えば、受信コイルをMRI装置本体に接続するためのコネクタがエレメントごとに設けられている場合には、制御部17が、コネクタの接続状態を監視し、コネクタが接続されたエレメントを選択されたエレメントとして、位置決めの処理を行うようにしてもよい。
また、上記実施例では、操作者が、被検体に受信コイルを装着した後に、撮像部位に最も近いエレメントを選択する場合について説明したが、本発明はこれに限られるわけではない。例えば、撮像条件を設定する際に受信コイルのエレメントが選択されるような場合には、被検体に受信コイルが装着される前に、あらかじめ、選択されたエレメントの表示器を点灯しておくようにしてもよい。
この場合には、例えば、計算機システム10が、撮像条件の設定において操作者によって選択されたエレメントを示すエレメント選択情報を、コネクタを介して受信コイルに送信する。そして、受信コイルが、送信されたエレメント選択情報に基づいて、選択されたエレメントの表示器を点灯させる。なお、例えば、計算機システム10および受信コイルにそれぞれ無線通信手段が設けられている場合には、計算機システム10が、無線通信によって受信コイルにエレメント選択情報を送信するようにしてもよい。
通常、静磁場磁石1や寝台4などと計算機システム10とは別の部屋に設置されることが多い。そのため、操作者は、計算機システム10を用いて撮像条件を設定した後、静磁場磁石1や寝台4などが設置されている部屋に移動する間に、どのエレメントを選択したかを忘れてしまう場合もある。そのような場合に、あらかじめエレメントの表示器が点灯していれば、操作者は、選択したエレメントを間違えることなく、被検体の適切な位置に受信コイルを装着することができる。
なお、上記実施例では、操作者がボタンをオンの状態にすることによって、受信コイルのエレメント(または、セクション)を選択する場合について説明した。しかし、例えば、撮像が終わった時点で、操作者が、撮像に使用したコイルのボタンをオフの状態にするのを忘れてしまう可能性もある。その場合、次の撮像において、想定外のエレメントが磁場中心に位置付けられたり、想定外のエレメントが撮像に使用されたりすることも考えられる。
そこで、例えば、所定の時点で、エレメントが選択された状態を自動的に解除するようにしてもよい。その場合には、例えば、計算機システム10の制御部17が、操作者によって選択されたエレメントが磁場中心に位置するまで寝台天板4aを移動した時点で、選択されているエレメントのボタンをオフにするとともに、受信コイルによって保持されているエレメント選択情報を削除する。
または、例えば、計算機システム10の制御部17が、受信コイルからエレメント選択情報を取得した後に、寝台天板4aの移動を開始した時点で、選択されているエレメントのボタンをオフにするとともに、受信コイルによって保持されているエレメント選択情報を削除してもよい。
これにより、撮像が終わった時点で、操作者が、撮像に使用したコイルのボタンをオフの状態にするのを忘れてしまった場合でも、次の撮像において、想定外のエレメントが磁場中心に位置付けられたり、想定外のエレメントが撮像に使用されたりすることを防ぐことができる。
また、実施例2では、撮像に使用するとともに磁場中心に位置決めするセクションを選択する第一の選択操作と、第一の選択操作によって選択されたセクションの他に撮像に使用するセクションを選択する第二の選択操作とをそれぞれ受け付け、第一の選択操作の受け付けによって選択されたセクションが磁場中心に位置決めされるように、寝台天板を移動する場合について説明した。
しかし、例えば、複数のセクション(または、エレメント)が撮像に使用される場合に、操作者によって選択された複数のセクション全体の中心が磁場中心に位置決めされるように、寝台天板を移動するようにしてもよい。
その場合には、例えば、計算機システム10の記憶部14が、あらかじめ、受信コイルの種類ごとに、受信コイルが有するセクション(または、エレメント)の位置関係を示す情報をコイル情報として記憶する。また、制御部17が、受信コイルがコネクタに接続された時点でその受信コイルの種類を検出する。そして、制御部17は、撮像に使用するものとして選択されたセクションによってMR信号が受信された場合に、記憶部14に記憶されているコイル情報を参照して、選択されているセクション全体の中心と磁場中心との間のZ軸方向の距離を算出する。その後、制御部17は、計測した距離に基づいて、選択されているセクション全体の中心と磁場中心とが一致するまでZ軸方向へ寝台天板4aを移動する。
これにより、操作者によって奇数のセクションが選択されたときには、選択されたセクションのうち中心に位置するセクションの中心が磁場中心に位置付けられる。また、偶数のセクションが選択されたときには、選択されたセクションのうち中心に位置する2つのセクションの間が磁場中心に位置付けられる。
また、この場合、セクションを選択するためのボタンとしては、実施例2のように状態1、状態2またはオフの3つの状態をとることが可能なボタンを用いなくとも、オンまたはオフの2つの状態をとることが可能なボタンを用いればよく、操作者が撮像に使用するセクションを選択するだけで、複数のセクション全体の中心が磁場中心に自動的に位置決めされる。したがって、複数のセクションが撮像に使用される場合に、より容易に撮像部位と磁場中心との位置決めを行うことができるようになる。
以上のように、本発明に係る磁気共鳴イメージング装置および磁気共鳴イメージング装置の制御方法は、複数の受信コイルあるいは複数のエレメントからなる受信コイルが撮像に用いられる場合に有用であり、特に、撮像部位の位置決めを行うために必要な操作を減らして総検査時間を短縮することが求められる場合に適している。
1 静磁場磁石
1a 投光器
1b 操作パネル
2 傾斜磁場コイル
3 傾斜磁場電源
4 寝台
4a 寝台天板
5 寝台制御部
6 送信コイル
7 送信部
8,80 受信コイル
9 受信部
10 計算機システム
11 インタフェース部
12 データ収集部
13 データ処理部
14 記憶部
15 表示部
16 入力部
17 制御部
18 受信コイル
20 切替器
40a〜40d セクション
50a〜50d,80a〜80h,90a,150a〜150d ボタン
60a〜60d,160a〜160d 表示器
70a〜70d エレメント
71a〜71d コイル
72a〜72d 信号増幅器
90 肩用コイル
100 MRI装置(磁気共鳴イメージング装置)

Claims (20)

  1. 被検体から放射される磁気共鳴信号を受信する複数のコイルと、
    前記複数のコイルが配置された受信コイルと、
    前記受信コイルに設けられ、前記コイルを選択する選択操作を操作者から受け付けるコイル選択部と、
    前記コイル選択部による前記選択操作の受け付けによって選択されたコイルが磁場中心に位置決めされるように、前記被検体が載置される寝台天板を移動する制御部と、
    を備える、磁気共鳴イメージング装置。
  2. 前記コイル選択部による前記選択操作の受け付けによって選択されたコイルを報知する選択コイル報知部をさらに備える、
    請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  3. 前記コイル選択部は、撮像に使用するとともに前記磁場中心に位置決めするコイルを選択する第一の選択操作と、当該第一の選択操作によって選択されたコイルの他に撮像に使用するコイルを選択する第二の選択操作とをそれぞれ操作者から受け付け、
    前記制御部は、前記コイル選択部による前記第一の選択操作の受け付けによって選択されたコイルが前記磁場中心に位置決めされるように、前記寝台天板を移動する、
    請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  4. 前記コイル選択部による前記第一の選択操作の受け付けによって選択されたコイルと、前記コイル選択部による前記第二の選択操作の受け付けによって選択されたコイルとをそれぞれ識別可能に報知する選択コイル報知部をさらに備える、
    請求項3に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  5. 前記選択コイル報知部は、前記選択操作の受け付けによって選択されたコイルの感度領域または感度の空間分布に応じて報知の態様を変化させる、
    請求項2に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  6. 前記選択コイル報知部は、前記選択操作の受け付けによって選択されたコイルの感度領域または感度の空間分布に応じて報知の態様を変化させる、
    請求項4に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  7. 前記制御部は、前記選択操作の受け付けによって選択されたコイルにより受信された磁気共鳴信号に基づいて当該コイルと前記磁場中心との位置関係を計測し、計測した位置関係に基づいて前記寝台天板を移動する、
    請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  8. 前記制御部は、前記選択操作の受け付けによって選択されたコイルにより受信された磁気共鳴信号に基づいて当該コイルと前記磁場中心との位置関係を計測し、計測した位置関係に基づいて前記寝台天板を移動する、
    請求項2に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  9. 前記制御部は、前記選択操作の受け付けによって選択されたコイルにより受信された磁気共鳴信号に基づいて当該コイルと前記磁場中心との位置関係を計測し、計測した位置関係に基づいて前記寝台天板を移動する、
    請求項3に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  10. 前記制御部は、前記選択操作の受け付けによって選択されたコイルにより受信された磁気共鳴信号に基づいて当該コイルと前記磁場中心との位置関係を計測し、計測した位置関係に基づいて前記寝台天板を移動する、
    請求項4に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  11. 前記制御部は、前記選択操作の受け付けによって選択されたコイルにより受信された磁気共鳴信号に基づいて当該コイルと前記磁場中心との位置関係を計測し、計測した位置関係に基づいて前記寝台天板を移動する、
    請求項5に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  12. 前記受信コイルは、前記寝台天板の長手方向に沿って前記複数のコイルが並置され、
    前記制御部は、前記寝台天板を長手方向に移動する、
    請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  13. 前記受信コイルは、前記寝台天板の長手方向に沿って前記複数のコイルが並置され、
    前記制御部は、前記寝台天板を長手方向に移動する、
    請求項2に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  14. 前記受信コイルは、前記寝台天板の長手方向に沿って前記複数のコイルが並置され、
    前記制御部は、前記寝台天板を長手方向に移動する、
    請求項3に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  15. 前記受信コイルは、前記寝台天板の長手方向に沿って前記複数のコイルが並置され、
    前記制御部は、前記寝台天板を長手方向に移動する、
    請求項4に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  16. 前記受信コイルは、前記寝台天板の短手方向に沿って前記複数のコイルが並置され、
    前記制御部は、前記寝台天板を短手方向に移動する、
    請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  17. 前記受信コイルは、前記寝台天板の短手方向に沿って前記複数のコイルが並置され、
    前記制御部は、前記寝台天板を短手方向に移動する、
    請求項2に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  18. 前記受信コイルは、前記寝台天板の短手方向に沿って前記複数のコイルが並置され、
    前記制御部は、前記寝台天板を短手方向に移動する、
    請求項3に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  19. 前記受信コイルは、前記寝台天板の短手方向に沿って前記複数のコイルが並置され、
    前記制御部は、前記寝台天板を短手方向に移動する、
    請求項4に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  20. 磁気共鳴イメージング装置の制御方法であって、
    被検体から放射される磁気共鳴信号を受信する受信コイルに設けられたコイル選択部が、前記受信コイルが有する複数のコイルの中から少なくとも一つのコイルを選択する選択操作を操作者から受け付け、
    制御部が、前記選択操作の受け付けによって選択されたコイルが磁場中心に位置決めされるように、前記被検体が載置される寝台天板を移動する、
    ことを含む、制御方法。
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