JP5581648B2 - 炭素汚染除去処理方法及び炭素汚染除去処理装置 - Google Patents

炭素汚染除去処理方法及び炭素汚染除去処理装置 Download PDF

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Description

本発明は炭素汚染除去処理方法及び炭素汚染除去処理装置に関するものであり、例えば、極端紫外光(EUV)を用いたリソグラフィー等における反射光学部材に付着する炭素汚染を除去する炭素汚染除去処理方法及び炭素汚染除去処理装置に関する。
加工寸法の縮小に伴い現在の真空紫外光源によるリソグラフィーは限界を迎え、より波長の短い極端紫外(EUV)光源を用いたリソグラフィーの開発が行なわれている。EUV光は大気中を透過しないため、EUVリソグラフィーは真空中で行なわれる。
また、同様にEUV光を透過させるガラス材が存在しないため、光学系は全て反射型で構成される。EUVリソグラフィーにおいてはマスクもまた反射型であり、鏡の表面にEUV光を吸収する材料でパターンを描いたものとなっている。これら反射型光学部材の反射部は屈折率の異なる物質の積層多層膜、例えば、Si/Mo多層膜で構成される。
EUVリソグラフィーでは、真空中の炭化水素等の残留ガスが光学素子の表面に吸着し、その炭化水素等の分子がEUV光で光化学分解を起こして光学素子表面に炭素系薄膜として堆積する。或いは、EUV光により発生した光電子もしくはその2次電子により分解反応を起こして、光学素子表面に炭素系薄膜として堆積する。この炭素系薄膜が本発明で言う所の炭素汚染である。
反射光学部材表面に堆積した炭素汚染は、EUV光照射量が増えるとともに薄膜内部での化学反応が進行し水素が脱離すると共に炭素―炭素間結合が発達して、つまり化学変化を起こして、最終的にアモルファスカーボン様薄膜となる。このようなアモルファスカーボン様薄膜は、原料である炭化水素ガスや堆積した直後の有機高分子的な薄膜とは化学的に全く異なった無機物質である。
炭素系無機材料のひとつであるアモルファスカーボンあるいはガラス状炭素は、高分子樹脂を高温で焼成して作製したものである。これらは、化学的に安定で耐食性や耐薬品性、耐熱性がきわめて高いことで知られ、プラズマエッチャーや電解装置の電極、坩堝などに利用されている。
EUV光(光子エネルギーが100eV、温度換算で10K程度)に照射され続けた炭素汚染もそれに近い状態となっていると考えられ、アモルファスカーボン同様に化学的反応性にきわめて乏しい。
この炭素汚染はEUV光を吸収し反射光学部材の反射率低下ひいてはリソグラフィープロセスのスループットの低下を引き起こす。特に、マスクにおいては、炭素汚染はパターン側壁にも堆積して、スペース部の反射率低下のみならず、パターン寸法変動をも引き起こす。したがって、EUV反射光学部材では、ある程度堆積した炭素汚染は除去しなければならない。
但し、EUV反射光学部材を構成する多層膜は熱的に不安定であるため、クリーニングにおいては極力温度上昇を避けなければならない。また、表面荒れは反射率低下を引き起こす可能性があるため、高エネルギー粒子による物理的なエッチングは実質上不可能である。
炭素汚染を除去する方法はこれまでさまざま提案されてきたが、大きく分けて酸化系のものと還元系のものがある。酸化系のものには大気中あるいは酸素雰囲気下で紫外(UV)光を照射することにより活性酸素類を生成して炭素を酸化除去するUVオゾン洗浄法、酸素プラズマにより炭素を酸化除去する酸素プラズマ洗浄法などがある。
このようなUVオゾン洗浄法による炭素汚染の膜厚減少速度は典型的には0.1nm/分以下程度であり、酸素圧や照射光源を最適化した場合でも1nm/分程度のオーダである。例えば、波長172nmの紫外光と酸素による炭素汚染の除去試験結果が報告されている(例えば、非特許文献1参照)。これは現時点で知られているUVオゾン法による炭素汚染除去で最高レベルの除去速度であり、減圧酸素雰囲気下で2nm/分、大気下では0.53nm/分である。
一方、還元系では水素ラジカル洗浄法が知られている。これはプラズマあるいは熱フィラメントによる接触解離により水素ラジカルを発生させ、炭素汚染を炭化水素として除去する方法である。
その他、一般的なカーボン膜をエッチングする方法としてハロゲンを用いる方法が知られているが、ダメージが懸念されるため、EUV反射光学部材への適用は行なわれていない。
特開2000−243743号公報 特開2008−294170号公報
K.Hamamoto,et al.,"Cleaning of extreme ultraviolet lithography optics and masks using 13.5nm and 172nm",Journal of Vacuum Science and Technologies,Vol.B23,p.247,2005 三浦敏徳等,「高純度オゾンを用いたアッシング」,明電時報,323号,p.51,2009
前述のように、炭素汚染膜はアモルファスカーボン様であるため反応性にきわめて乏しく、除去が困難であるという特徴を持っている。そのため、これまで試みられている汚染除去処理方法では除去速度が遅いという問題がある。
例えば、波長172nmの紫外光によるポリイミド樹脂膜の除去試験結果として、大気下30分の照射で70nmのポリイミド膜が完全に除去されることが報告されている(例えば、特許文献1参照)。つまり、除去速度としては、2.3nm/分以上となる。この結果を上述の非特許文献1と、大気下のデータで比較すると0.53nm/分と2.3nm/分であるが、光照射強度が3倍程度異なるため、実質的に1桁以上の除去速度の違いがあると考えられる。
ポリイミド膜も高化学薬品耐性および高耐熱性で知られているエンジニアリングプラスティック材料であり、それに比してもさらに1桁以上除去速度が遅いことからも、アモルファスカーボン様の炭素汚染膜の除去困難性は明らかである。
その他に、活性な酸素原子を供給して汚染を除去する方法として酸素プラズマ洗浄法がある。しかし、これはどのようにして大量の酸素プラズマを発生させ、如何に効率よく試料に供給するかが問題になるとともに、高エネルギー粒子による反射光学部材表面の損傷が問題となる。
一方、還元系の洗浄法である水素ラジカル洗浄法は、水素ラジカルがきわめて活性であるため炭素汚染膜を比較的効率よく除去することが可能である。しかし、プラズマにより水素ラジカルを発生させる方法はラジカル発生量が小さく従って除去速度が遅く、また装置が大掛かりになるという問題がある。
また、熱フィラメントにより水素ラジカルを発生させる方法では簡便な装置でラジカル発生量も多く典型的には1nm/分程度の除去速度が得られるが、高温の熱フィラメントからの熱輻射が被除去素子の損傷を引き起こす場合がある。
また、明電舎では、明電ピュアオゾンジェネレータ(明電舎製商品名)により発生させた高純度オゾンにより、有機高分子膜であるノボラックレジストを高速にアッシング可能であることを発表している(例えば、非特許文献2参照)。
そこで、本発明者等は、非特許文献2と同様の装置を用い、モデル炭素汚染としてフェナントレンガスと電子線により電子線誘起化学堆積法で作製したアモルファスカーボン薄膜に対して除去実験を試みた。しかしながら、室温ではもちろん、EUV反射光学部材の耐熱限界温度に近い基板温度100℃で処理を施してもほとんど除去することができなかった。
したがって、本発明は、反射光学部材に損傷を与えることなく、炭素汚染除去速度を大きくすることを目的とする。
開示する一観点からは、炭素汚染物が付着し、波長が100nm以下の極端紫外線を反射する反射光学部材を、処理室内に収容する工程と、前記処理室内において前記反射光学部材を不飽和炭化水素ガスを供給する第1のノズルから供給した不飽和炭化水素ガスとオゾンガスを供給する第2のノズルから供給したオゾンガスとを反応させて発生させた活性種を含む雰囲気中に曝す工程とを有する炭素汚染除去処理方法が提供される。
また、開示する別の観点からは、炭素汚染物が付着し、波長が100nm以下の極端紫外線を反射する反射光学部材を収容する処理室と、前記反射光学部材を保持する保持部材と、不飽和炭化水素ガスを前記処理室内に導入する第1のノズルと、オゾンガスを前記処理室内に導入し、前記第1のノズルと対をなす第2のノズルと、前記第1のノズルと前記第2のノズルとの間隔を一定に保つノズル保持機構とを備えた炭素汚染除去処理装置が提供される。
開示の炭素汚染除去処理方法及び炭素汚染除去処理装置によれば、不飽和炭化水素とオゾンガスとを反応させて発生させた活性種を用いることにより、反射光学部材に損傷を与えることなく、炭素汚染除去速度を大きくすることが可能となる。
本発明の実施例1の炭素汚染除去処理方法に用いる炭素汚染除去処理装置の概念的構成図である。 本発明の炭素汚染除去処理方法による除去速度の説明図である。 本発明の実施例2のEUVマスク用炭素汚染除去処理装置の概念的構成図である。 マスク保持機構の具体的構成図である。 本発明の実施例3のEUVマスク用炭素汚染除去処理装置の概念的構成図である。 本発明の実施例4のEUV反射ミラー汚染除去処理装置の概念的断面図である。
ここで、本発明の実施の形態の炭素汚染除去処理方法を説明する。本発明は、高純度オゾン単独ではなく、処理室内において不飽和炭化水素とオゾンガスとを反応させて発生させた活性種を利用して、100nm以下の波長の極端紫外線の曝されるEUV露光装置等の反射ミラーやマスクの表面の炭素汚染を除去するものである。
即ち、本発明者は鋭意研究の結果、不飽和炭化水素とオゾンガスとを反応させて発生させた活性種を利用することによって、室温で70nm/分〜80nm/分で高速にアモルファスカーボン膜を除去することができることを見出した。また、EUV反射光学部材の耐熱限界温度に近い基板温度100℃では150nm/分〜200nm/分と極めて高速にアモルファスカーボン薄膜を除去することができることを確認した。
なお、不飽和炭化水素ガスと高純度オゾンにより有機高分子膜を室温でアッシング可能であることは既に知られている(例えば、特許文献2参照)。しかし、有機高分子膜より化学反応性がはるかに低く、しかも高分子膜とは全く異なる無機物質であるアモルファスカーボン薄膜が有機高分子膜に匹敵するほどの速度で除去可能であることは全く予想できなかったことであり、本発明者の研究により今回始めて明らかとなった。
この場合の不飽和炭化水素としては、炭素原子同士の二重結合或いは三重結合を有するものであれば良く、例えば、エチレンガス、アセチレンガス、プロペンガス、或いは、ブテンガスが挙げられる。この炭素原子同士の二重結合或いは三重結合にOが作用して二重結合或いは三重結合を開き、さらに、それが分解して活性種が生成される。
また、オゾンガスは不純物の混入による不所望な反応を抑制するために、できるだけ高純度であることが望まれ、例えば、明電ピュアオゾンジェネレータ(明電舎製商品名)を用いる。この明電ピュアオゾンジェネレータ(明電舎製商品名)は、オゾン含有ガスを蒸気圧の差に基づいてオゾンのみを液化分離するもので、液体オゾンとしては、ほぼ100%の純度のものが得られる。この超高純度の液体オゾンを再び気化させてオゾンガスを発生させるが、処理装置内に導入する段階でのオゾンガスの純度としても95%以上の超高純度である。但し、95%以上の超高純度オゾンガスを用いても良く、効率は落ちるものの同様の効果が得られる。
また、不飽和炭化水素の供給方法は、処理室内に不飽和炭化水素ガスが充満するように供給しても良いし、或いは、ノズルを用いて局所的に供給しても良い。一方、オゾンガスは、生成される活性種の寿命等の関連で反応箇所から5mm〜50mm程度の範囲内でしかクリーニング効果がないので、ノズル或いはシャワーヘッドを用いて局所的に供給する。
或いは、処理容器を耐オゾン性とし除害装置をオゾンも無害化できるものとすれば、処理容器にオゾンガスを満たし、その中にノズル或いはシャワーヘッドを用いて不飽和炭化水素ガスを供給するようにしても良い。
シャワーヘッドを用いる場合或いはノズルを二次元アレイ状に設ける場合には、移動機構は必要ない。しかし、単一ノズル或いは多連ノズルを用いる場合には、ノズル或いは反射光学部材を保持するステージに移動機構を設けて反射光学部材の全表面をクリーニングできるようにスキャンする必要がある。
また、表面が湾曲しているEUV反射ミラーをクリーニングする場合には、Z軸方向、即ち、鉛直方向の移動機構を設ける必要があり、X−Y方向にスキャンさせながら、ノズル先端とEUV反射ミラーの表面との間隔を一定に保ちながらクリーニングする。
また、クリーニング時間は、予めEUV装置の稼働時間と炭素汚染膜の膜厚の関係を把握しておき、EUV装置の稼働時間に応じてクリーニング時間を設定する。このようにクリーニング時間を設定することにより、過剰なクリーニングによる反射光学部材の表面がダメージを受けることを回避することができる。
また、EUV反射ミラーの場合には、場所によりEUV光の当たる強度が均一ではないので、付着する炭素汚染膜の膜厚分布も不均一になることがある。その場合には、予め、エリプソメータ等の光学手段を用いて炭素汚染膜の膜厚分布を取得し、取得した膜厚分布に応じてノズルの滞在時間を設定すれば良い。
本発明によれば、汚染除去を室温乃至EUV反射光学部材の耐熱限界温度の範囲で行なうことが可能であるためEUV反射光学部材に対する熱損傷は皆無である。さらに、高エネルギー粒子を発生させることもないため反射光学部材表面の損傷も与えずに簡便な装置構成で汚染膜を高速に除去することが可能となる。
以上を前提として、次に、図1及び図2を参照して本発明の実施例1の炭素汚染除去処理方法を説明する。図1は、本発明の実施例1の炭素汚染除去処理方法に用いる炭素汚染除去処理装置の概念的構成図である。図に示すように、被処理反射光学部材13を載置する試料台12を収容する処理容器11、処理容器11にオゾン発生器15からオゾンガスを導入するノズル14、処理容器11に不飽和炭化水素源17から不飽和炭化水素ガスを供給するガス導入管16を備える。また、処理容器11には、除害装置18を介して排気装置19が接続されている。
処理容器11、試料台12及びノズル14はステンレス製であり、試料台12はヒーターが組み込まれ昇温できるようになっている。また、試料台12には水平方向、即ち、X−Y方向への移動機構が備えられている。なお、ノズル14の噴出孔の外径は、例えば、6mmで、内径は4mmとする。
処理容器11は排気装置19により真空に排気される。処理容器11には不飽和炭化水素源17からの不飽和炭化水素ガスが満たされた状態で、オゾン発生器15からノズル14を介して被処理反射光学部材13上の炭素汚染膜20上にオゾンガスが供給される。ノズル14から噴出したオゾンガスは充満している不飽和炭化水素ガスと反応して活性種を発生させ、この活性種が炭素汚染膜20に作用して除去する。
この場合の典型的な処理条件は、不飽和炭化水素ガスとしてエチレンガスを用いた場合には、エチレンガス及びオゾンはそれぞれ100sccm〜1000sccmの範囲で供給して流量比が2: 1〜1: 2になるようにする。また、処理中のガス圧は10〜1000Paとする。典型的には、100sccmずつ流して流量比を1:1とし、ガス圧を300Paとする。
また、オゾンガスはできるだけ高純度であることが望まれ、ここでは、95%以上の高純度のオゾンガスの供給が可能な明電ピュアオゾンジェネレータ(明電舎製商品名)を用いる。
余剰のエチレンガスならびにオゾンガス、及び、反応により発生したケトン、アルデヒド、アルコール等は除害装置18により燃焼除害され、最終的に炭酸ガスと水等となって排気装置19で排気される。
図2は、本発明の炭素汚染除去処理方法による除去速度の説明図であり、ここでは、シリコン基板上に堆積した模擬炭素汚染の除去例を示す。模擬汚染はフェナントレンガスと電子線による電子線誘起化学蒸着法により作製した炭素膜を使用し、原子間力顕微鏡(AFM)で測定した模擬炭素汚染表面の断面形状を示した。
図2から明らかなように、初期膜厚が20nm〜230nmの模擬汚染を室温で1分間処理したところ、初期膜厚80nm以下の模擬汚染は全て除去された。また、初期膜厚が230nmの模擬汚染は膜厚が160nmまで減少した。したがって、本発明の実施例1においては、室温で1分間に70nm〜80nmの炭素汚染を除去することができた。なお、基板温度を100℃とした場合には、除去速度を150nm/分〜200nm/分と加速することができた。
次に、図3及び図4を参照して、本発明の実施例2の炭素汚染除去処理方法を説明する。図3は、EUVマスク用炭素汚染除去処理装置の概念的構成図であり、図3(a)は透視鳥瞰図であり、図3(b)は図3(a)におけるA−A′を結ぶ一点鎖線に沿った断面図である。なお、図1と同じ部材は同じ符号を付している。
図に示すように、被処理反射光学部材であるEUVマスク23を保持するマスク保持機構22及びシャワーヘッド24を収容する処理容器21、シャワーヘッド24にオゾン発生器15からオゾンガスを導入するオゾン導入管25を備える。また、図1に示した実施例1と同様に、処理容器21は不飽和炭化水素源17から不飽和炭化水素ガスを供給するガス導入管16を備え、除害装置18を介して排気装置19が接続されている。なお、処理容器21は、152mm×152mmで、6.3mmの6025規格のEUVマスク23を収容できる大きさとする。なお、符号30は炭素汚染膜である。
処理容器21、マスク保持機構22及びシャワーヘッド24はステンレス製であり、マスク保持機構22はヒーターが組み込まれ昇温できるようになっている。また、不飽和炭化水素とオゾンとの反応による活性種はシャワーヘッド24の噴出孔より数10mmの範囲内で多く発生するため、シャワーヘッドの噴出孔の間隔はそれよりも狭く、典型的には10mmとする。なお、噴出孔の直径は、例えば、0.2mmとする。
図4は、マスク保持機構の具体的構成図である。図4(a)は載置型マスク保持機構の側面図であり、EUVマスク23に形成したパターン面を開口する開口部を有するマスクステージ26の周辺に支持ピン27を設けたものである。EUVマスク23は支持ピン27上に載置するだけで、特別な固定機構は設けない。
図4(b)は持ち上げ型マスク保持機構の側面図であり、EUVマスクの周辺をマスク搬送用のロボットハンド28をそのままマスク保持機構として用いたものである。この場合も、特別な固定機構は設けない。
このように、本発明の実施例2においては、シャワーヘッドによりEUVマスクの前面にオゾンガスを噴出しているので、シャワーヘッド或いはマスク保持機構に移動機構を設ける必要がなく、シャワーヘッドにより効率よく大面積の炭素汚染除去処理可能となる。なお、図4(b)にようにマスク搬送用のロボットハンドを用いた場合には、移動機構が存在することになる。また、EUVマスクのパターン面を下方に向けたまま処理することにより異物付着の可能性を低減することが可能となる。
次に、図5を参照して、本発明の実施例3の炭素汚染除去処理方法を説明する。図5は、EUVマスク用炭素汚染除去処理装置の概念的構成図であり、図5(a)は透視鳥瞰図であり、図5(b)は図5(a)におけるA−A′を結ぶ一点鎖線に沿った断面図である。なお、図1と同じ部材は同じ符号を付している。
図に示すように、処理容器31内に被処理反射光学部材であるEUVマスク23を保持するマスク保持機構22及び第1多連ノズル33と第2多連ノズル34からなる多連ノズル対32を収容する。第1多連ノズル33にオゾン発生器15からオゾンガスを供給するオゾン導入管25を備えるとともに、第2多連ノズル34に不飽和炭化水素源17から不飽和炭化水素ガスを供給するガス導入管16を備える。また、処理容器31には、除害装置18を介して排気装置19が接続されている。
処理容器31、マスク保持機構22及び多連ノズル対32はステンレス製であり、マスク保持機構22はヒーターが組み込まれ昇温できるようになっている。また、マスク保持機構22には、一軸移動機構29が設けられており、図において左右方向にマスク保持機構22を移動させる。
また、第1多連ノズル33及び第2多連ノズル34に設ける噴出孔のピッチは典型的には10mmとし、噴出孔の直径は0.5mmとする。なお、第1多連ノズル33及び第2多連ノズル34噴出方向はノズルから適切な距離で交差するように設定し、不飽和炭化水素ガスとオゾンガスが効率よく混合するようにしても良い。具体的には不飽和炭化水素ガスとオゾンガスとの噴出方向の交点がEUVマスク23の表面から30mm以下の距離だけ離れた位置とする。
この実施例3においては、EUVマスク23は一軸移動機構29により多連ノズル対32に対して移動し、これによりマスク全面の処理を行なう。なお、多連ノズル対32に一軸移動機構を設けて、EUVマスク23を静止させて多連ノズル対32を走査しても同様の効果が得られる。
上述のように、炭素汚染除去の活性種は不飽和炭化水素ガスとオゾンガスが混合した部分で発生し、典型的には数10mm程度の位置では失活する。この実施例3では両方のガスを多連ノズルを用いて近接した位置で同時に噴出させているので、実施例2に比べて面内均一性が高まるとともに、供給量の制御も容易になる。
また、不飽和炭化水素ガスを容器全体にフローしないので使用ガス量が少なくてすみ、同時に容器汚染の可能性も下げることが可能となる。さらに、不要な場所で反応が起こることによる温度上昇も防くことができる。
次に、図6を参照して、本発明の実施例4の炭素汚染除去処理方法を説明する。図6は、EUV反射ミラー汚染除去処理装置の概念的断面図である。なお、図1と同じ部材は同じ符号を付している。なお、EUV反射ミラーは、凹面鏡や凸面鏡等の部分球面であるが、円筒面、放物面、双曲面、その他自由曲面を持った場合にも適用される。
図に示すように、処理容器41内に被処理反射光学部材であるEUV反射ミラー43を保持するミラー保持機構42、X−Y軸移動機構44、第1ノズル46と第2ノズル47からなるノズル対45を保持するノズル保持機構48、Z軸移動機構49を収容する。
第1ノズル46にオゾン発生器15からオゾンガスを供給するオゾン導入管25及びフレキシブル管50を備えるとともに、第2ノズル47に不飽和炭化水素源17から不飽和炭化水素ガスを供給するガス導入管16及びフレキシブル管51を備える。また、処理容器41には、除害装置18を介して排気装置19が接続されている。また、第1ノズル46及び第2ノズル47の配置間隔は例えば、10mmであり、また、噴出孔の直径は1.0mmとする。
処理容器41、ミラー保持機構42、X−Y軸移動機構44、ノズル対45、ノズル保持機構48及びZ軸移動機構49はステンレス製であり、ミラー保持機構42はヒーターが組み込まれ昇温できるようになっている。
この実施例4においては、X−Y軸移動機構44によりEUV反射ミラー43をX−Y方向に走査しながら、Z軸移動機構49によりノズル対45の高さを調節して、ノズル対45とEUV反射ミラー43の表面の間隔を常に10mm〜30mmの範囲で一定とする。したがって、常に一定の除去速度でEUV反射ミラー43のミラー面に付着した炭素汚染膜52をムラなく除去することが可能になる。
この実施例4においては、ノズルの本数を減らすことによりガスの供給が容易になり、かつ均一性も向上する。また、面内各位置での滞在時間(処理時間)を制御することにより、場所により除去処理の度合いを調整可能である。さらに、ノズルの高さや流量を変えることで、EUV光学系のレンズ(非平面)も最適な条件で炭素汚染の除去が可能となる。なお、曲面だけではなく、平坦なEUVマスクの汚染除去にも使用できることはいうまでもない。
また、図6においては、Z軸移動機構を備えたノズル対を1対だけ設けているが、2次元マトリクス状に複数個配置しても良い。この場合には、Z軸移動機構をノズル保持機構の下に設け、フレキシブル管をZ軸移動機構の内部を貫通するように設ければ良い。
ここで、実施例1乃至実施例4を含む本発明の実施の形態に関して、以下の付記を開示する。
(付記1) 炭素汚染物が付着し、波長が100nm以下の極端紫外線を反射する反射光学部材を、処理室内に収容する工程と、前記処理室内において前記反射光学部材を不飽和炭化水素ガスを供給する第1のノズルから供給した不飽和炭化水素ガスとオゾンガスを供給する第2のノズルから供給したオゾンガスとを反応させて発生させた活性種を含む雰囲気中に曝す工程とを有する炭素汚染除去処理方法。
(付記2) 前記第1のノズル及び前記の第2のノズルが、複数のガス噴出孔を配列させた多連ノズルである付記1に記載の炭素汚染除去方法。
(付記) 前記不飽和炭化水素と反応させるオゾンガスが、オゾン含有ガスを蒸気圧の差に基づいてオゾンのみを液化分離した後に再び気化して得られるオゾン濃度が95%以上のオゾンガスである付記1または付記2に記載の炭素汚染除去処理方法。
(付記) 前記活性種を含む雰囲気の温度が、20℃乃至100℃である付記1乃至付記3のいずれか1に記載の炭素汚染除去処理方法。
(付記) 前記活性種を、前記処理室内を前記不飽和炭化水素ガスで満たしたのち、前記不飽和炭化水素ガス雰囲気中にオゾンガスを供給して発生させる付記1乃至付記のいずれか1に記載の炭素汚染除去処理方法。
(付記) 前記活性種を、不飽和炭化水素ガスを供給する第1のノズルと、前記オゾンガスを供給する第2のノズルとから同時に噴出させて発生させる付記1乃至付記のいずれか1に記載の炭素汚染除去処理方法。
(付記) 炭素汚染物が付着し、波長が100nm以下の極端紫外線を反射する反射光学部材を収容する処理室と、前記反射光学部材を保持する保持部材と、不飽和炭化水素ガスを前記処理室内に導入する第1のノズルと、オゾンガスを前記処理室内に導入し、前記第1のノズルと対をなす第2のノズルと、前記第1のノズルと前記第2のノズルとの間隔を一定に保つノズル保持機構とを備えた炭素汚染除去処理装置。
(付記炭素汚染物が付着し、波長が100nm以下の極端紫外線を反射する反射光学部材を収容する処理室と、前記反射光学部材を保持する保持部材と、不飽和炭化水素ガスを前記処理室内に導入する不飽和炭化水素ガス導入手段と、オゾンガスを前記処理室に導入するシャワーヘッドを備えたオゾンガス導入手段とを備えた炭素汚染除去処理装置。
(付記) 前記第1のノズルと前記第2のノズルとを、前記第1のノズルの噴出方向と前記第2のノズルの噴出方向が交差するように配置した付記に記載の炭素汚染除去処理装置。
(付記10) 前記第1のノズル及び前記の第2のノズルが、複数のガス噴出孔を配列させた多連ノズルである付記7または付記9に記載の炭素汚染除去処理装置。
(付記11) 前記第1のノズル及び第2のノズル、或いは、前記保持部材の少なくとも一方が、前記反射光学部材の炭素汚染部位全域に渡って除去処理を行なうことが可能な移動機構を備えている付記7、付記9または付記10に記載の炭素汚染除去処理装置。
(付記12) 前記反射光学部材の炭素汚染部位の汚染の程度に応じて、前記炭素汚染部位での前記第1のノズル及び前記第2のノズルのノズル滞在時間を調整する機構を有する付記7または付記9乃至付記11のいずれか1に記載の炭素汚染除去処理装置。
(付記13) 前記ノズル対を複数設けた付記に記載の炭素汚染除去処理装置。
(付記14) 前記保持部材が、前記反射光学部材を前記反射光学部材の反射面が下方を向くように保持する機構を備えている付記7または付記9乃至付記13のいずれか1に記載の炭素汚染除去処理装置。
11,21,31,41 処理容器
12 試料台
13 被処理反射光学部材
14 ノズル
15 オゾン発生器
16 ガス導入管
17 不飽和炭化水素源
18 除害装置
19 排気装置
20,30,52 炭素汚染膜
23 EUVマスク
22 マスク保持機構
24 シャワーヘッド
25 オゾン導入管
26 マスクステージ
27 支持ピン
28 ロボットハンド
29 一軸移動機構
32 多連ノズル対
33 第1多連ノズル
34 第2多連ノズル
42 ミラー保持機構
43 EUV反射ミラー
44 X−Y軸移動機構
45 ノズル対
46 第1ノズル
47 第2ノズル
48 ノズル保持機構
49 Z軸移動機構
50,51 フレキシブル管

Claims (5)

  1. 炭素汚染物が付着し、波長が100nm以下の極端紫外線を反射する反射光学部材を、処理室内に収容する工程と、
    前記処理室内において前記反射光学部材を不飽和炭化水素ガスを供給する第1のノズルから供給した不飽和炭化水素ガスとオゾンガスを供給する第2のノズルから供給したオゾンガスとを反応させて発生させた活性種を含む雰囲気中に曝す工程と
    を有する炭素汚染除去処理方法。
  2. 前記第1のノズル及び前記の第2のノズルが、複数のガス噴出孔を配列させた多連ノズルである請求項1に記載の炭素汚染除去処理方法。
  3. 炭素汚染物が付着し、波長が100nm以下の極端紫外線を反射する反射光学部材を収容する処理室と、
    前記反射光学部材を保持する保持部材と、
    不飽和炭化水素ガスを前記処理室内に導入する第1のノズルと
    オゾンガスを前記処理室内に導入し、前記第1のノズルと対をなす第2のノズルと、
    前記第1のノズルと前記第2のノズルとの間隔を一定に保つノズル保持機構と
    を備えた炭素汚染除去処理装置。
  4. 前記第1のノズル及び前記の第2のノズルが、複数のガス噴出孔を配列させた多連ノズルである請求項に記載の炭素汚染除去処理装置。
  5. 前記第1のノズル及び第2のノズル、或いは、前記保持部材の少なくとも一方が、前記反射光学部材の炭素汚染部位全域に渡って除去処理を行なうことが可能な移動機構を備えている請求項3または請求項4に記載の炭素汚染除去処理装置。
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