JP5581484B2 - 釣り竿用保持具 - Google Patents

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Description

本発明は、主に海、川、湖における釣りに使用する釣り竿用保持具に関する。
従来の釣り竿の多くは、図14に示すよう、竿本体の後方にグリップ部が設けられ、その断面形状は丸形状である。そして、竿尻より竿先に向かって30cm〜40cm程の位置にリールを取り付けるためのリールシートが設けられ、リールシートが設けられている位置を中心として竿を握るような形態となっている。また、中には黒鯛釣り用竿では竿尻部に肘当てを備える物もある(特許文献1、特許文献2、特許文献3及び特許文献4)。
特開2007−244352号公報 特開2006−149283号公報 特開2000−139281号公報 登録実用新案公報第3056316号公報
従来の釣り竿は、竿尻より竿先に向かい30cm〜40cm程の位置にリールを取り付けるためのリールシートが設けられ、そこにリールを取り付け、リールシートを中心として竿を握り、竿及びリールを操作するものであった。従って、竿を握った時の手首は、図7に示すように不自然になり、手首を捻りながら竿を握ることになる。また、魚を掛けた時には図8に示すよう引きを凌ぐため竿を横に寝かせながらの竿操作が要求されることがあるが、このとき竿尻は腕から離れ、手首のみで竿を支えることとなる。その結果、手首や腕に大きな負担が掛かり長時間釣りを行う場合、釣りを行う者は、手首の関節の痛みや腕の疲労を生じることになる。また、竿を痛めないために、釣り糸は竿先の延長線上に延びるのが理想であるが、従来の釣り竿では、図11に示すよう体の中心より左側に竿が位置することになるため、リール操作をする右手は竿側まで持って来る必要がある。このため、釣りを行う者は右手、右肩に疲労を生じる。また、図12に示すよう竿を体の中心に持って来ると、竿先に対して糸は角度を持ってしまうため、時には竿先を傷めてしまう問題もある。さらに、従来の釣り竿用の肘当ては金属、あるいはプラスッチック等の固い素材で造られており、肘付近に当たる面積が小さいため、使用する者に痛みを生じさせるといった問題もある。
本発明の目的は、前記の欠点を解決するため、釣り竿を持つ者の手首や腕に掛かる負担を軽減し、長時間釣り竿を握っても疲労を伴わず、竿の操作性も向上する釣り竿用保持具を提供するものである。
一実施形態に係る本発明の釣り竿用保持具は、保持具基部1と、グリップ2と、連結板3と、前記連結板3の後端に取り付けられた肘当て4Aと、リールを取り付けるためのリールシート8とを具備する釣り竿用保持具において、前記グリップ2が前記保持具基部1を側面から見た時に水平方向に対して前記保持具基部1の後部の下方に傾斜して形成され、且つ前記保持具基部1を上面から見た時に水平方向に対して前記保持具基部1の後部の左方に傾斜して形成されることを特徴としている。
また、前記肘当て4Aは、凹面状に形成されるようにしてもよい。前記連結板3は回転軸を具備して前記肘当て4Aの角度が調整可能な構造としてもよい。前記肘当て4Aは、前記連結板3とビスで螺合されて釣る対象となる魚または釣り方に応じて交換可能な機構を備えてもよい。前記肘当て4Aは、上面から見た時に前記連結板3に螺合される側の幅が狭く後端に向かうに従って広くなるように形成され、且つ側面から見た時に凹部の深さが前記連結板3に螺合される側が短く後端に向かうに従って深く形成されるようにしてもよい。前記グリップ2は、前記保持具基部1を上面から見た時に水平方向に対して前記保持具基部1の後部の右方に傾斜して形成されるようにしてもよい。前記連結板3の材質はマグネシウム、アルミニウム、ジュラルミン等軽量且つ高強度の板材を材質としてもよい。前記肘当て4Aの材質は発砲ウレタンまたはエラストマーの材質で作られてもよい。前記保持具基部1は、取り付ける竿本体7の形状に対応して交換可能な機構を備えるようにしてもよい。前記肘当て4Aと前記保持具基部1とが一体で形成されるようにしてもよい。前記保持具基部1は垂直方向に回転軸を備え、握り部10と垂直方向で螺合して回動することが可能な機構を備えることによって、握り部10の角度を調整する可能となり釣り人が右利き、左利きどちらにも対応出来るようにしてもよい。
また、前記肘当て4Aの長さは、18cm〜20cmの範囲にしてもよい。連結板3の厚さは、6mm〜8mmとすることが望ましい。前記保持具基部1、前記連結板3及び前記グリップ2を組み上げる構成の場合、組み上げた時の形状は、縦長の楕円に近い形状とし、全体の長さは、30mm〜36mm程度とすることが望ましい。また、リールを取り付けるリールシートは保持具基部1の前方向下部に取り付けることが望ましい。
本発明の一実施形態に係る本発明の釣り竿用保持具によれば、釣り竿を持つ者の手首や腕に掛かる負担を軽減し、長時間釣り竿を握っても疲労を伴わず、竿の操作性も向上する釣り竿を提供することができる。具体的には、以下に示すとおりである。
竿本体7は自然に釣り竿を持つ者の体の中心付近に位置するようになることから、リール操作が楽になるという効果がある。
また、連結板3の後端に取り付けられる凹面状に形成された肘当て4Aを設けることにより、魚が掛かり釣り上げる最中に竿を寝かせたりする時でも、釣り竿を使用する者の肘がしっかりと肘当てA4に押し当てられることから、釣り竿を使用する者は安定した状態で釣り竿を操作することができる。
また、肘当て4Aの角度が調整できる機構を設けることにより、釣り竿を使用する者にとって、その手首の関節の曲り具合に対して、肘当て4Aを最適な角度に調整することができる。
また、釣りの対象となる魚、釣り方に応じた最良の形態の釣り竿を使用することができる。
また、肘当て4Aに凹部を設けて、連結板3に螺合される側の幅が狭く後端に向かうに従って広くなるように形成され、且つ肘当て4Aの凹部の深さが前記連結板に螺合される側が浅く後端に向かうに従って深く形成されることにより、肘側ではしっかりと肘と肘当て4Aとが密着し、手首側はいわゆる「逃げ」を設けることができ、竿を使用する者の手、手首及び腕の形状、手首の曲がり具合、並びに握るときの癖に対応することができる。
また、前記保持具基部1の垂直方向に回転軸を設け、握り部10と垂直方向で螺合して回動することが可能な機構を備えることによって、右利きの使用者でも、左利きの使用者であっても使用することができ、よりパーソナルユース性の高い釣り竿用保持具を提供することができる。
また、連結板3をマグネシウム、アルミニウム、ジュラルミン等の素材を使用することによって、軽量且つ高強度の釣り竿用保持具を提供することができる。
また、肘当て4Aの素材を発泡ウレタン、エラストマー等で成形することによって、ほどよい柔らかさで使用者の肘に当たるため、軽量で、且つ使用者が痛みや違和感を感じないという効果がある。
また、釣る対象となる魚、あるいは釣り方により竿本体7を交換可能にする構造を保持基部1に設けることによって、1つの保持具を購入することで竿本体7を必要に応じて買いそろえることによりキス釣りから黒鯛、真鯛、カンパチ等あらゆる釣りが可能となる。
以下に実施例を示すことで本発明の詳細を説明するが、保持具の各部を構成する材料は、各種の材料を使用することができ、構成も設計変更ができる。本発明は多くの異なる態様で実施することが可能であり、以下に示す実施例の記載内容に限定して解釈されるものではない。
図1は、本発明釣り竿用保持具の側面図である。竿本体7を除く部材は保持具基部1、グリップ2、連結板3、肘当て4A、グリップ止めネジ5、及び肘当て止めネジ6から構成される。保持具基部1は、竿本体7を差し込む溝が設けられ、前端部の形状が略円形になっており、差し込み溝に弾性力のある凹凸面をもったゴムやウレタンフォームを付着させるなど異なる形状の竿本体を差し込んでも勘合する機構となっている。また、保持具基部1に設けられた竿本体7を差し込む溝は、竿本体側の前端部からグリップ2側になるに従い溝穴が狭くなるようにしても良い。また、保持具基部1の外周にナット穴を設け外周からナットで竿本体7を締め付けるようにしてもよい。保持具基部1の全体の形状は、後端に向かうに従ってその断面形状は縦長の楕円、もしくはそれに近い形状に滑らかに変化してゆくように形成される。これは、リールシートを保持具基部1に取り付けるスペースを確保するためと、強度を増すための理由によるものである。図16に示すように、保持具基部1は、その水平方向の中心線より後方下方に0°以上45°以下の範囲で傾斜がつけられ、その傾斜が付けられた部位にグリップ2及び連結板3が取り付けられる。グリップ2は、連結板3を保持具基部1との間に挟み込むようにして2本のグリップ止めネジ5を介してしっかりと保持具基部1の傾斜がつけられた部位に螺合される。保持具基部1に固定された連結板3の後端には、肘当て4Aを取り付けるための取り付け穴が設けられ、請求項3に示すように、釣り竿を使用する人にとって最良の角度で肘が当たるよう、肘当4Aが上下に動くように角度調整機構が施されている。角度調整は、角度を数段階に設定できるようするために、板バネを使用したり、スプリング状の押しバネを肘当て4Aに内蔵し、その先端にボールベアリングを設置し、連結板3側に半球状のへこみを設け、肘当て4Aが移動する毎に前述のベアリングがへこみ部に落ち込みクリック感を出す等、様々な方法が考えられるが、その方法を問うものではない。
図2は、本発の一実施形態に係る釣り竿用保持具の正面図であるが、肘当て4Aは竿本体7の中心の延長線上ではなく、ある角度をもって取り付けられるようになっている。
図3は、本発の一実施形態に係る釣り竿用保持具の背面図である。
図4は、本発の一実施形態に係る釣り竿用保持具の上面図であるが、竿本体7に対して後方左方に竿本体7の水平方向を基準として0°以上30°以下の範囲で傾斜している。これは、図8に示すように魚とのやりとりの際に魚の逃げる方向と逆方向に竿を寝かせて対処することがあるが、従来の竿の断面形状が円のために厳密には円の頂点一箇所しか肘付近に接していないため、竿尻が外れることがしばしばある。すると手首のみで竿を支え、竿を操作することとなり、竿納する頃には、手首や肩に痛みや疲労を覚える。さらに図10に示すように手のひらで握る部分及び肘当て4Aを、竿の水平方向の中心線に対して角度をつけることによって、従来の竿のように手首を不自然な形で握ることもなく、手首を真直ぐ伸ばした状態で、手のひらで握る部分と肘当て4Aの2箇所で支えられ、常に安定した竿操作が出来る。
図5は、本発の一実施形態に係る釣り竿用保持具の左側面図である。図5中のdの部位は、図10に示すような自然なかたちで左手の親指が添えられる形状になっており竿の方向を安定させる役割を担う。
図6は、本発の一実施形態に係る釣り竿用保持具の底面図である。
図7は、従来の釣り竿を握った時の状態を示す側面図であるが、市場に出ているほとんどの竿は、竿の延長線上に手のひらで握る部分があり、使用者は竿を安定して持つために竿尻を肘付近に当てながら竿を操作する必要がある。そのため、図7に示すように手首を不自然な形で捻曲げながら竿を操作することとなり、結果として使用者の手首や肩等に疲労を生じることがある。
図8は、魚の引きをいなすために、使用者が竿を寝かせるように竿を握っている図である。図8に示すよう、竿を支えるための竿尻が使用者の肘付近からはずれてしまい、使用者の手首の関節のみで竿を支えることになり、手首へ掛かる負担が大きくなってしまう。
図9は、前述の課題を解決するために本発明者が考案した本発明の一実施形態に係る釣り竿用保持具を握った時の状態を示す図である。竿本体7の水平方向の中心線を基準として傾斜角αは後方下方に0°〜45°の範囲であるのが好適であるが、手首を捻ることなく握るための傾斜角αは好ましくは28°〜35°である。
図10は、本発明の一実施形態に係る釣り竿用保持具を握った時の状態を上面から示した図である。図10に示すように竿本体7の水平方向の中心線を基準として後方左方に傾斜を付け、更に肘当て4Aを取り付けることにより、使用者は手首を捻ることなく握ることができる。この傾斜角βは0°〜30°の範囲で設定することが好適であるが、好ましくは15°〜23°である。
図11乃至図12は、従来の竿を使用したときの竿と糸と竿を握る手とリールを持つ手の位置関係を示した図であり、図13は、本発明の一実施形態に係る釣り竿用保持具を使用したときの竿と糸と釣り竿用保持具を握る手とリールを持つ手の位置関係を示した図である。従来の釣り竿の場合は、使用者の体に対して正面に糸を伸ばそうとすると、竿を持つ手とリールを巻く手との距離が広くなってしまい、使用者はリールを巻く側の腕を竿側に持ってこなくてはならない。図11に示すような姿勢で長時間の釣りを行った場合、使用者の右肩への負担が大きく、疲労を生じることになる。次に、図12に示すよう竿先を使用者の体の中心付近に持ってくるとリールを巻く側の肩は楽になるが、糸は竿先のガイドから鈍角で折れ曲がり、竿先のガイドのみでテンションを受けるため、竿先を折ったり、傷めたりすることとなってしまう。道糸は竿の下、或いは上に設けられたガイドを通って、その延長線上に延びていることが竿を傷めることもなく好ましい。そこで、図13に示すよう、本発明の一実施形態に係る釣り竿用保持具を竿とは別に作成して、グリップ2及び肘当て4Aを竿本体7に対して傾斜させることにより竿本体7は体の中心付近に位置することとなりリールを巻く側の肩にも負担が掛からず、且つ糸は曲がること無く竿の延長線上に延びることになり、釣りを行う者にとって理想的な釣り竿を保持する姿勢がとれることになる。
図15は、本発明の一実施形態に係る釣り竿用保持具の組み立て斜視図である。請求項5に記載した肘当て4Aの形状は、連結板3の後端に取り付けられる側の幅を狭くし、凹部を浅くし、後端に向かうに従って幅が広く、凹部が深くなる形状となっている。これは使用者の肘が当たる側の凹部を深く、幅を広くすることによって、しっかりと肘付近が肘当て4Aに密着し、逆に手首付近は凹部を浅く、幅を狭くすることによる手首の「逃げ」を得るためである。同時に中央部付近をくり抜くことで、軽量化を図っている。
図16は、本発明の一実施形態に係る釣り竿用保持具の部品構成を表わす分解斜視図である。保持具基部1はABS樹脂や握り心地のよい発泡ウレタン、エラストマー、ポリカーボネイト等で成形する。耐久性の高いポリカーボネイトが好適であるが、その素材を問うものではない。グリップ2も上記同様の素材で成形する。連結板3は強度が要求されるため、マグネシウム、アルミニウム、ジュラルミン、チタン等軽量の素材の7ミリ前後の平板を採用するが、現存する金属の中で最も比重が軽く、且つ強度が高いマグネシウムを使用するのが好適である。肘当て4A及び肘当て4Bはその素材を肘や手首に当たっても痛くない発泡ウレタンやエラストマー等で成形することが望ましい。グリップ2は連結板3を挟み込むようにしてグリップ止めネジ5を介して保持具基部1にしっかりと固定され、肘当て4Aも連結板3の後端に肘当て止めネジ6で固定される。
図17は、肘当て4Bを取り付けた図である。釣る対象となる魚または釣り方に応じて最適な条件を満たすために、請求項4に記載したように肘当て4Aは、連結板3にネジで螺合、着脱される機構が設けられているために、別の肘当て4Bに交換が可能であり、図17は、肘当て4Bに交換された後の状態を示す図である。特に黒鯛のヘチ釣りのように堤防のヘチを探り、竿先を真下に向けるような釣り方の場合は肘当て4Bのように短い物の方が竿は扱い易い。
図18は、本発明釣り竿用保持具を使う場合、人によって手首の曲がり具合に個人差があり、使用者にとって最適な角度で肘当て4Aが肘に密着するよう、数段階の角度調整が可能であることを示した図である。このように角度を調整することができることによって、「自分だけの」パーソナルユースの釣り竿用保持具を提供することができる。角度調整は、角度を数段階に設定できるようするために、板バネを使用したり、スプリング状の押しバネを肘当て4Aに内蔵し、その先端にボールベアリングを設置し、連結板3側に半球状のへこみを設け、肘当て4Aが移動する毎に前述のベアリングがへこみ部に落ち込みクリック感を出す等、様々な方法が考えられるが、その方法を問うものではない。
図19は、保持基部1、グリップ2、連結板3及び肘当て4Aを全て一体で形成した場合の状態を表わした図であり、肘当て部も角度調整機構のない固定タイプである。素材としては前述のポリカーボネイトで成形し、塗装処理することが望ましい。
図20は、前記同様、短竿での黒鯛用へチ釣り専用の肘当て部の小さいタイプを一体で成形したもので、材質、処理等も前記と同様とすることが望ましい。
図21は、肘当て4Aを除く保持具基部1、グリップ2及び連結板3を一体で成形したものを表わす上面図であり、その素材は例えばABS樹脂、エラストマー、発泡ウレタン等さまざま考えられるが、耐久性の面から考えると前記のポリカーボネイトが好適であるが、特にその素材を問うものではない。図22は図21の側面図であり、使用者にとって最良の角度となるよう肘当て4Aの角度調整ができる機構が設けられている。
図23は、請求項11に記載したように、保持具基部1の垂直方向に回転軸を設け、握り部10と垂直方向で螺合して回動することが可能な機構が設けられていることを示した上面図である。図24は、図23の側面図である。竿装着部9には取り付けネジ11を介して握り部10及びその後端に取り付けられた肘当て4Aから構成される。右利き、左利きを問わず、取り付けネジ11により使用者にとって最良の角度での調整が可能となる。取り付けネジ11で締め付けたり、ゆるめたりすることによって、肘当て4Aの上下の角度を調整することができ、また、肘当て止めネジ6で締め付けたり、ゆるめたりすることによって、肘当て4Aの左右の角度を調整することができる。使用者はしっかりと釣り竿を支えることが可能となり、その結果、長時間釣りをしても疲労を軽減でき、よりパーソナルユース性の高い釣り竿用保持具を提供することができる。
図26は、本発明釣り竿用保持具の側面寸法を表わした図である。以下図26に従って詳しく説明する。L4は、竿本体7をしっかりと差し込み安定させるため、160mm程に設定することが望ましい。そして保持具基部1の後端に連結板3を挟み込むかたちで取り付けられるグリップ2の寸法L5は、大人の手を基準に検証すると115mm〜120mmに設定するのが好適である。その結果L6の寸法は265mm〜270mmとなる。竿本体7の水平方向の中心線を基準としたグリップ2の傾斜角αは、図26では実際に28°で描かれているが、28°〜35°の範囲で設定することが望ましい。握った時に手首を不自然なかたちに捻らないために点bの位置を設定することは極めて重要な問題である。そのため、本発明者は幾度となく試作を作り検証した結果、L7の寸法を300mm〜310mmの間とし、L8の寸法を28mm〜30mmと設定し、肘当て4Aの取り付け角度θを11°とすることで手首を捻ることなく肘当て4Aが肘付近に密着することを解明した。上記の寸法を集約すると、全長の寸法L1は480mm程が適切な寸法となる。点aの位置は、L4の範囲内で、且つ竿本体7の水平方向の中心線上であれば特定の位置にこだわるものではない。
図27は、図26に対応する本発明の一実施形態に係る釣り竿用保持具の上面寸法図である。竿本体7の水平方向の中心線の点cを支点として後方左方に傾斜βを15°〜23°の範囲と設定すると、L9の寸法は130mm〜175mm程となる。点cの位置は前記L4の範囲内で竿本体7の水平方向の中心線上であれば特定の位置にこだわるものではない。
図28は、肘当て4Bを取り付けた状態の側面寸法図である。請求項4に示すように釣る対象となる魚や釣り方によって肘当てを、肘当てAにしたり肘当て4Bなどに交換することが可能である。点bはもとよりL7、L8の寸法及び取り付け角θは前述の肘当て4Aを取り付けたときと同一である。L2は、前述のとおりヘチ釣り、あるいは短竿でのいかだ釣り等を考慮して、肘当て4Bがじゃまにならず、手首付近に密着するために、380mm前後が好適である。リールシート8は釣る対象となる魚、釣り方により使用するリールもスピ二ング、たいこ型、両軸受け等様々であり、竿の上側にリールをセットする場合もあるため、その取り付け位置、方法は特定の位置、方法にこだわるものではない。
図29は、前記肘当て4Bを取り付けた図28に対応する上面寸法図である。L10の寸法は傾斜角βにもよるが、105mm程が扱い易く好適である。
本発明の一実施形態に係る釣り竿用保持具の右側面図。 同釣り竿用保持具の正面図 同釣り竿用保持具の背面図 同釣り竿用保持具の上面図。 同釣り竿用保持具の左側面図。 同釣り竿用保持具の底面図。 従来の釣り竿を握った時の手首の状態を示した側面図。 従来の釣り竿を握った時の手首の状態を示した上面図。 本発明の一実施形態に係る釣り竿用保持具を握った時の手首の状態を示した側面図。 同釣り竿用保持具を握った時の手首の状態を示した上面図。 従来の竿本体と糸の関係を示した図。 従来の竿本体と糸の関係を示した図。 本発明の一実施形態に係る釣り竿用保持具を使用した場合の竿本体と糸の関係を示した図。 従来の釣り竿の形状を示した図。 本発明の一実施形態に係る釣り竿用保持具の斜視図。 同釣り竿用保持具の構成を示す分解斜視図。 同釣り竿用保持具の肘当てを交換して装着した状態を示す斜視図。 同釣り竿用保持具の肘当ての取り付け角度調整を示す図。 同釣り竿用保持具の保持具を一体成形した形態を示す斜視図。 同釣り竿用保持具の保持具を一体成形した別の形態を示す斜視図。 同釣り竿用保持具の肘当てを除く各部品を一体で成形した形態を示す上面図。 同釣り竿用保持具の肘当てを除く各部品を一体で成形した形態を示す側面図。 同釣り竿用保持具の上面図。 同釣り竿用保持具の側面図。 同釣り竿用保持具のA−A断面図。 同釣り竿用保持具の側面寸法図。 同釣り竿用保持具の上面寸法図。 同釣り竿用保持具の肘当てを取り付けた側面寸法図。 同釣り竿用保持具の肘当て4Bを取り付けた上面寸法図。
符号の説明
1 保持具基部
2 グリップ
3 連結板
4A 肘当て
4B 肘当て
5 グリップ止めネジ
6 肘当て止めネジ
7 竿本体
8 リールシート
9 竿装着部
10 握り部
11 取り付けネジ

Claims (7)

  1. 一端に竿本体が差し込まれる保持具基部と、グリップと、連結板と、前記連結板の後端に取り付けられた肘当てと、リールを取り付けるためのリールシートとを具備する釣り竿用保持具において、
    前記保持具基部は、他端側に、前記保持具基部の水平方向の中心線より下方に所定角度傾斜する部位を有し、
    前記グリップが、前記連結板を挟み込むようにして前記保持具基部の前記傾斜を有する部位に取り付けられることで、前記グリップ及び前記連結板とが、前記保持具基部に固定され、
    前記グリップは、前記保持具基部を上面から見たときに、前記保持具基部の水平方向の中心線に対して前記保持具基部の後部の右方又は左方に傾斜して形成されることを特徴とする釣り竿用保持具。
  2. 前記肘当ては、凹面状に形成されることを特徴とする請求項1に記載の釣り竿用保持具。
  3. 前記連結板は回転軸を具備し、前記肘当ての角度を調整することが可能な機構を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項2のいずれか1項に記載の釣り竿用保持具。
  4. 前記肘当ては、前記連結板とビスで螺合、着脱されて別の肘当てに交換することが可能な機構を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の釣り竿用保持具。
  5. 前記肘当ては、上面から見た時に前記連結板に螺合される側の幅が狭く後端に向かうに従って広くなるよう形成され、且つ凹部の深さが前記連結板に螺合される側が浅く後端に向かうに従って深く形成されることを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれか1項に記載の釣り竿用保持具。
  6. 前記連結板の材質がマグネシウム、アルミニウム、チタン及びジュラルミンの少なくとも1つの材質で作られたことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の釣り竿用保持具。
  7. 前記肘当ての材質が発泡ウレタンまたはエラストマーの材質で作られたことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の釣り竿用保持具。
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