JP5574608B2 - カラーイメージセンサ - Google Patents

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Description

本発明はカラーイメージセンサに関し、特に、複数のカラーフィルタを用いて色情報を補間するために用いて好適な技術に関する。
デジタルカメラやデジタルビデオカメラ等のカラー画像を入力する装置では、一般的に、CCDやCMOS等の固体撮像素子を用いた単板式のカラーイメージセンサが用いられている。しかしながら、前述した固体撮像素子は、色分解をすることができないため、固体撮像素子の前面に分光透過率の特性が異なるカラーフィルタを配置することにより、空間的な色分解を行っている。一般的には、赤(R)、緑(G)、青(B)に対応する分光透過率を持つカラーフィルタを、R:G:B=1:2:1の割合で、2×2画素毎に周期的に並べている(例えば、特許文献1参照)。
このような単板式のカラーイメージセンサから出力される画像は、各画素に対して、単一の色情報しか持たないいわゆるモザイク画像である。このように、前述したカラーフィルタの配置により、2×2の4画素でRGBの情報を取得していることになる。そこで、一般的には、モザイク画像では取得できない他の色情報を補間(以下、デモザイキングと呼ぶ)することにより、1画素に対してRGBの情報を作り出している。このデモザイキングの方法としては、各画素において取得できない他の色情報を周囲画素の色情報から空間的に補間する方法が広く用いられている(例えば、特許文献2参照)。
一方、マルチバンドカメラと呼ばれているカメラがある。このマルチバンドカメラは、複数種類のカラーフィルタを用いることにより被写体の分光情報を再現することを目的としており、分光透過率のピークの波長や半値幅が異なるフィルタの種類を増やすことにより、分光情報の再現精度を向上させている。
1つの固体撮像素子の前面にカラーフィルタを配置する単板式のマルチバンドカメラでは、複数種類のカラーフィルタを固体撮像素子の前面に配置する必要がある。例えば、5種類以上のカラーフィルタを1つの固体撮像素子上に配置したマルチバンドカメラとして、カラーフィルタをピークの波長順で渦巻状に配置するものが知られている。
米国特許第5373322号明細書 特開2003−87806号公報
前述したようにカラーフィルタを渦巻状に配置する場合、特定の領域において、ピークの波長が隣り合うカラーフィルタを互いに隣接させるため、その特定の領域においては、周囲の画素情報を用いて良好なデモザイキングを行うことできる。ところが、それ以外の領域では、ピークの波長が隣り合うカラーフィルタが互いに隣接していない。そのため、デモザイキングを行う際に、高い空間周波数を持つ画像が入力されると、偽色と呼ばれる本来とは異なる色が再現されてしまう。この結果、正確に解像できる空間周波数(解像度)が低下してしまう。
また、特許文献2に示す方法は、RGBの3種類のカラーフィルタを用いることを前提としており、カラーフィルタの種類を増やした場合には、デモザイキングにより解像度の低下を防ぐことができない。
本発明は前述の問題点に鑑み、5種類以上のカラーフィルタを用いて、解像度が低下しないようにデモザイキングを行うことができるカラーイメージセンサを提供することを目的としている。
本発明のカラーイメージセンサは、分光透過率におけるピークの波長または半値幅が異なる5種類以上のカラーフィルタが撮像素子の前面に配置されたカラーイメージセンサであって、前記5種類以上のカラーフィルタのうち、配置されている他のカラーフィルタより高い解像度を有し、前記5種類以上のカラーフィルタの中で分光透過率におけるピークの波長が最短及び最長以外のカラーフィルタである、第1のカラーフィルタ及び第2のカラーフィルタが互いに水平又は垂直方向に1つおきに配置され、前記第1のカラーフィルタと、前記第1のカラーフィルタと分光透過率におけるピークの波長が隣り合うカラーフィルタとが互いに斜め方向に配置され、前記第2のカラーフィルタと、前記第2のカラーフィルタと分光透過率におけるピークの波長が隣り合うカラーフィルタとが互いに斜め方向に配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、ピークの波長が隣り合うカラーフィルタの画素値情報を用いてデモザイキングを行うことができる。これにより、モザイク画像に対して良好なデモザイキングを行うことが可能となる。
本発明の実施形態の電子スチルカメラの構成例を示すブロック図である。 6種類のカラーフィルタにおける波長のピークを示す図である。 本発明の第1の実施形態におけるカラーフィルタの配置例を示す図である。 デモザイキング部による処理手順の一例を示すフローチャートである。 高解像度カラーフィルタのデモザイキング処理手順の一例を示すフローチャートである。 5×5の領域におけるカラーフィルタの配置の一例を示す図である。 5×5の領域におけるDGの画素値の算出分布の一例を示す図である。 低解像度カラーフィルタのデモザイキング処理手順の一例を示すフローチャートである。 5×5の領域におけるRの画素値の算出分布の一例を示す図である。 5種類のカラーフィルタにおける波長のピークを示す図である。 本発明の第2の実施形態におけるカラーフィルタの配置例を示す図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、本実施形態では、本発明に係るカラーイメージセンサを搭載したものとして、電子スチルカメラを例にして説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態における電子スチルカメラ100の構成例を示すブロック図である。
図1において、制御回路111は、撮像部101、センサ部102、A/D変換部107、記憶部108、色再現処理部109、及びデモザイキング部110に接続されており、各部の動作を制御する。
撮像部101は、撮影レンズ等から構成されており、被写体の光学像を入力してセンサ部102に出力する。センサ部102は、光学ローパスフィルタ103、iRカットフィルタ104、カラーフィルタ105、及び撮像素子106から構成されている。撮像部101から入力された光学像は、光学ローパスフィルタ103、iRカットフィルタ104、及びカラーフィルタ105により、フィルタリングが施され、撮像素子106に出力される。
撮像素子106はA/D変換部107に接続されており、A/D変換部107は記憶部108に接続されている。また、記憶部108は色再現処理部109及びデモザイキング部110に接続されており、デモザイキング部110から出力される信号が記憶部108に記憶される。
図2は、6種類のカラーフィルタにおける波長のピークを示す図である。本実施形態では、図2に示すような6種類の異なる分光透過率を持つカラーフィルタを用いて説明を行う。図2に示すように、6種類のカラーフィルタは、ピーク201〜206における波長の短い順に、B(ブルー)、DG(ダークグリーン)、G(グリーン)、LG(ライトグリーン)、O(オレンジ)、R(レッド)とする。
図3は、本実施形態におけるカラーフィルタ105の配置例を示す図である。
図3に示すように、カラーフィルタ105を撮像素子106の前面に配置した場合において、B:DG:G:LG:O:R=1:2:1:1:2:1の割合となっている。以下、カラーフィルタにおいて数の比が大きいDG及びOを高解像度カラーフィルタと呼び、それ以外のカラーフィルタを低解像度カラーフィルタと呼ぶことにする。図2に示すように、高輝度カラーフィルタは、分光透過率におけるピークの波長が最短及び最長以外のカラーフィルタとなっている。
また、図3に示すように、第1のカラーフィルタであるDGと第2のカラーフィルタであるOとが、ベイヤ配列(1つおき)により配置されている。さらに、DG及びOに対して分光透過率におけるピークの波長が隣り合うカラーフィルタ同士はベイヤ配列になるように配置されている。このように、DG、B及びGを第1のフィルタ群、O、LG及びRを第2のフィルタ群とした場合、第1のフィルタ群と第2のフィルタ群とがベイヤ配列となるように配置されている。
以下、本実施形態における画像処理方法の動作について、図1及び図2を参照しながら説明する。
被写体からの光学像は、撮像部101を介してセンサ部102に入力される。センサ部102に入力された光学像は、光学ローパスフィルタ103、iRカットフィルタ104、及びカラーフィルタ105を通過して、撮像素子106に入力される。撮像素子106においては、光電変換により信号電荷を生成する。また、撮像素子106は、このように生成した信号電荷を走査して画像信号をA/D変換部107に出力する。
A/D変換部107は、入力された画像信号をA/D変換してモザイク画像データを生成する。以上のようにモザイク画像データを生成する処理は、制御回路111によって制御される。なお、本実施形態においては、モザイク画像データは、撮像素子106の各画素に対応して出力されるものである。そして、A/D変換部107は、このように生成されたモザイク画像データをカラーフィルタの種類毎に分割し、記憶部108内におけるカラーフィルタの各種類に対応する領域に格納する。
ここで、記憶部108内におけるカラーフィルタの各種類に対応する領域において、A/D変換部107によって生成されてカラーフィルタの種類毎に分割されたモザイク画像データが格納される。さらに、記憶部108には、後述するデモザイキング部110によって処理されたデモザイキング済みの画像データが格納される。なお、デモザイキング部110の詳細な説明は後述する。また、これらのカラーフィルタの各種類に分割されたモザイク画像データ及びデモザイキング済みの画像データは、撮像素子106の位置に対応付けて格納される。
デモザイキング部110は、記憶部108に格納されているモザイク画像データに対して、色情報の補間(デモザイキング)を行う。そして、色再現処理部109は、記憶部108に格納されているデモザイキング済みの画像データに対して、分光画像再現、エッジ強調、ノイズ低減処理等の画像処理を行う。制御回路111は、デモザイキング及び再現処理が終了した時点で、デモザイキング処理が施されたデモザイキング済みの画像データと、再現処理が施された再現画像データとを記憶部108に格納する。
<デモザイキング部110>
次に、デモザイキング部110が行う処理について、図4及び図5のフローチャートと、図6とを参照しながら詳細に説明する。図4は、本実施形態におけるデモザイキング部110による処理手順の一例を示すフローチャートである。
まず、図4のステップS401において、デモザイキング部110は第1の補間手段として機能し、高解像度カラーフィルタのモザイク画像データに対してデモザイキングを行う。次に、ステップS402において、デモザイキング部110は第2の補間手段として機能し、低解像度カラーフィルタのモザイク画像に対してデモザイキングを行う。なお、ステップS401及びS402の処理の詳細な説明は後述する。
<高解像カラーフィルタのデモザイキング>
次に、ステップS401における高解像度カラーフィルタのデモザイキングについて、図5のフローチャート、図6及び図7を参照しながら詳細に説明する。図5は、本実施形態におけるデモザイキング部110による高解像度カラーフィルタのデモザイキングの処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、後述するステップS501〜ステップS505の処理については、図6におけるカラーフィルタの配置の中の5×5画素を抜き出した図を参照しながら説明する。さらに、高解像度カラーフィルタの例としてOを用い、図6におけるLG33を注目画素として、O33の画素値を算出する処理を例として説明する。
まず、ステップS501において、注目画素の斜め隣に高解像度カラーフィルタの画素があるかどうかを判定する。この判定の結果、斜め隣に存在する場合には、ステップS502に進む。一方、ステップS501の判定の結果、斜め隣に存在しない場合は、ステップS504に進む。
次に、ステップS502において、注目画素を中心に高解像度カラーフィルタの局所領域平均値を算出する。図6に示す例では、斜め隣にはOが存在するため、注目画素を中心とした高解像度カラーフィルタの局所領域平均O33lpfを、以下の式1を用いて算出する。
33lpf=|O22+O24+O42+O44|/4 ・・・(式1)
次に、ステップS503において、注目画素を中心に、高解像度カラーフィルタとピークの波長が隣り合う低解像度カラーフィルタの局所領域平均値を算出する。図6に示す例では、低解像度カラーフィルタLGの局所領域平均値LG33lpfを、以下の式2を用いて算出する。
LG33lpf=(4*LG33+LG11+LG15+LG51+LG55)/8 ・・・(式2)
次に、ステップS504において、ステップS502及びステップS503で算出した局所領域平均値を用いて、注目画素の画素値を算出する。このとき、本実施形態では、局所領域において、ピークの波長が隣り合うカラーフィルタの平均値比は等しいものと仮定する。図6に示す例では、O33の画素値を、以下の式3を用いて算出する。
33=O33lpf/LG33lpf*LG33 ・・・(式3)
次に、ステップS505において、すべての画素について、ステップS501からステップS504までの処理を行ったかどうかを判定する。この判定の結果、すべての画素に対して処理を行った場合は、ステップS505に進む。一方、ステップS505の判定の結果、まだ処理を行っていない画素がある場合は、ステップS501に戻り、ステップS501〜ステップS504の処理を繰り返す。
以上のようにステップS501〜ステップS505を繰り返すことにより、図6に示す例では、注目画素をXmnとした場合に、m、nが共に奇数または偶数の画素では、Oの画素値が得られ、m、nが奇数及び偶数の組合せの画素では、DGの画素値が得られる。そこで、すべての画素において、O及びDGの画素値を得るためには、以下のステップS506〜ステップS509の処理を行う必要がある。
次に、ステップS506〜ステップS509の処理については、図7を参照しながら説明する。以下の説明では、高解像度カラーフィルタであるDGの画素値を算出する例について説明する。図7におけるXは、まだDGの画素値が算出されていない画素を示している。
次に、ステップS506において、注目画素において、全ての高解像度カラーフィルタの画素値が存在するかどうかを判定する。この判定の結果、画素値が存在する場合には、ステップS509に進む。一方、ステップS506の判定の結果、画素値が存在しないものがある場合には、ステップS507に進む。
次に、ステップS507において、注目画素の水平・垂直方向にある画素の差分を算出する。例えば、X33の画素値を算出する場合、水平方向の差分HDiff33と、垂直方向の差分VDiff33とを、以下の式4及び式5を用いて算出する。
HDiff33=|DG32−DG34| ・・・(式4)
VDiff33=|DG23−DG43| ・・・(式5)
次に、ステップS508において、ステップS507で算出した水平・垂直方向の差分を用いて変化の緩やかな方向を検出し、注目画素の画素値を算出する。例えば、HDiff33<VDiff33の場合には、水平方向の方が垂直方向に比べて、変化が緩やかと推定できるので、以下の式6を用いてDG33を算出する。
DG33=(DG32+DG34)/2 ・・・(式6)
一方、HDiff33>VDiff33の場合には、垂直方向の方が水平方向に比べて、変化が緩やかと推定できるので、以下の式7を用いてDG33を算出する。
DG33=(DG23+DG43)/2 ・・・(式7)
次に、ステップS509において、すべての画素について、ステップS506〜ステップS508の処理を行ったかどうかを判定する。この判定の結果、すべての画素に対して処理を行った場合は、処理を終了する。一方、まだ処理を行っていない画素がある場合は、ステップS506に戻り、ステップS506〜ステップS508の処理を繰り返す。
以上のように図5に示す処理を行うことにより、すべての画素において、高解像度カラーフィルタのO及びDGの画素値が得られる。なお、O及びDGのどちらを先に算出してもよく、また、例えば、ステップS501〜S509の処理においてOのみを算出し、次に、DGについてステップS501〜S509の処理を行って画素値を算出してもよい。
<低解像度カラーフィルタのデモザイキング>
低解像度カラーフィルタのデモザイキングについて、図8のフローチャート、及び図9を参照しながら詳細に説明する。図8は、本実施形態におけるデモザイキング部110による低解像度カラーフィルタのデモザイキングの処理手順の一例を示すフローチャートである。図9は、5×5の領域における低解像度カラーフィルタであるRの画素値の算出分布の一例を示す図である。図8におけるXは、低解像度カラーフィルタの画素値が算出されていない画素を示している。なお、以下の説明では、低解像度カラーフィルタであるRの画素値を算出する例について説明する。
まず、図8のステップS801において、注目画素において、全ての低解像度カラーフィルタの画素値が存在するかどうかを判定する。この判定の結果、全ての画素値が存在する場合は、ステップS806に進む。一方、ステップS801の判定の結果、画素値が存在しないものがある場合は、ステップS802に進む。
次に、ステップS802において、低解像度カラーフィルタの画素値を持つ、注目画素を囲む画素を探索する。例えば、図9において、X33を注目画素とすると、R13、R31、R35、R53が注目画素を囲む低解像度カラーフィルタの画素となる。
次に、ステップS803において、注目画素を囲む低解像度カラーフィルタの画素値から、ピークの波長が隣り合う高解像度カラーフィルタの画素値を引いて、差分画素値を算出する。例えば、低解像度カラーフィルタがRの場合は、ピークの波長が隣り合う高解像度カラーフィルタはOとなるので、注目画素がX33の場合は、周囲の差分画素値を以下の式8〜式11を用いて算出する。
13=R13−O13 ・・・(式8)
31=R31−O31 ・・・(式9)
35=R35−O35 ・・・(式10)
53=R53−O53 ・・・(式11)
次に、ステップS804において、ステップS803で算出した周囲の差分画素値を用いて、注目画素の差分画素値を算出する。注目画素がX33の場合には、周囲の差分画素値D13,D31,D35,D53を用いて、一般的な補間方法であるバイリニア補間などによりD33を算出する。
次に、ステップS805において、ステップS804で算出した注目画素の差分画素値に対して、高解像度カラーフィルタの画素値を加える。注目画素がX33の場合には、式12のようにして、R33の画素値を算出する。
33=D33+O33 ・・・(式12)
なお、注目画素がX22、X23、またはX32の場合は、ステップS802〜ステップS805の処理によりRの画素値を直接算出することはできない。そこで、ステップS802〜ステップS805の処理の代わりに、ステップS802〜ステップS805の処理により算出されたR33を用いてR22、R23及びR32を算出する。具体的には、R22については、図5のステップS501〜ステップS505と同様の手順で算出し、R23及びR32については、図5のステップS506〜ステップS509と同様の手順で算出する。
したがって、低解像度カラーフィルタの画素値を算出する場合には、ステップS802〜ステップS805の処理により算出可能な色から優先的に画素値を算出する。例えば、注目画素がX33の場合は、Rの画素値を優先的に算出し、注目画素がX23の場合は、Bの画素値を優先的に算出する。また、X22及びX32における低解像度カラーフィルタの画素値を算出する場合には、優先的に算出する画素はなく、周辺画素において低解像度カラーフィルタの画素値を算出した後に、図5に示した手順と同様の手順により画素値を算出する。
次に、ステップS806において、すべての画素についてすべての画素値を算出したかどうかを判定する。この判定の結果、すべての画素について処理を行った場合は、そのまま処理を終了する。一方、ステップS806の判定の結果、まだ、算出していない画素がある場合は、ステップS801に戻る。
以上のような手順により、各画素において、低解像度カラーフィルタであるB,G,LG,Rの画素値を算出することができる。
以上のように本実施形態によれば、6種類のカラーフィルタを搭載した電子スチルカメラにおいてモザイク画像のデモザイキングを行う。その際、高解像度カラーフィルタとピークの波長が隣り合うカラーフィルタがそれぞれ所定の方向に対して1つおきに配置するようにして、高解像度カラーフィルタに対しては、ピークの波長が隣り合うカラーフィルタの画素値情報を用いてデモザイキングを行う。その結果、高解像度カラーフィルタの解像度をより向上させる。また、低解像度カラーフィルタに対しては、高解像度カラーフィルタの補間結果を用いることにより、低解像度カラーフィルタに対しても、解像度を向上させる。その結果、モザイク画像に対して良好なデモザイキングを行うことが可能となる。
(第2の実施形態)
以下、本発明における第2の実施形態について説明する。なお、本実施形態における電子スチルカメラの構成及びデモザイキングの処理手順については、第1の実施形態と同じであるため、説明は省略する。本実施形態では、図10に示すように、分光透過率のピークの波長及び半値幅が異なる5種類のカラーフィルタを例に説明する。
図10は、5種類のカラーフィルタにおける波長のピークを示す図である。
図10に示すように、5種類のカラーフィルタは、ピーク1001〜1005における波長の短い順にB(ブルー)、DG(ダークグリーン)、G(グリーン)、LG(ライトグリーン)、O(オレンジ)とする。
図11は、本実施形態におけるカラーフィルタ1105配置例を示す図である。
図11に示すように、カラーフィルタ1105を撮像素子106の前面に配置した場合において、B:DG:G:LG:O=1:2:2:2:1の割合となっている。
本実施形態においては、DG、G、及びLGのカラーフィルタは数の比が大きい。そのため、DG、G、及びLGのそれぞれが高解像度カラーフィルタとして扱われる。なお、DG、G、LGの3つを高解像度カラーフィルタとしてデモザイキングを行ってもよく、DG及びLG、DG及びG、もしくはG及びLGを高解像度カラーフィルタとしてデモザイキングを行ってもよい。最初に、高解像度カラーフィルタをデモザイキングし、次に低解像度カラーフィルタのデモザイキングを行う処理であれば、DG、G、LGのどのカラーフィルタを高解像度カラーフィルタに設定しても構わない。
以上のように本実施形態によれば、5種類のカラーフィルタを搭載した電子スチルカメラにおいてモザイク画像のデモザイキングを行う。その際、6種類のカラーフィルタを搭載した電子スチルカメラと同様に、良好なデモザイキングを行うことができる。
(本発明に係る他の実施形態)
第1及び第2の実施形態においては、5種類または6種類のカラーフィルタの分光透過率の例を示したが、これに限定されるものではない。被写体や仕様用途に応じて5種類以上のカラーフィルタの分光透過率が最適なものとなるように選ぶのであれば、この組み合わせに限定されるものではない。
また、第1及び第2の実施形態において、カラーフィルタの数の比の一例を示したが、この比に限定されるものではない。例えば、第1の実施形態において、B:DG:G:LG:O:R=1:4:4:4:2:1のような数比であっても構わない。この場合、人の視覚特性として、特に感度の高い波長領域の情報を効果的に取得することが可能となる。このように、被写体や仕様用途に応じてカラーフィルタの数の比を最適なものにしてもよい。
さらに、第1及び第2の実施形態において、カラーフィルタの配置の一例を示したが、この配置に限定されるものではない。高解像カラーフィルタがベイヤ配列により配置されており、さらに、そのカラーフィルタとピークの波長が隣り合うカラーフィルタがベイヤ配列で配置されているのであれば、この配置に限定されるものではない。
また、第1及び第2の実施形態における高解像度カラーフィルタのデモザイキングの方法として、局所領域においてピークの波長が隣り合うカラーフィルタ同士の平均画素値の比を用いて算出する例をあげたが、この方法に限定されるものではない。例えば、ピークの波長が隣り合うカラーフィルタを用いて、画像の変化方向を判別し、変化の緩やかな画素値を用いて補間する方法でも構わない。また、補間する際に、ピークの波長が隣り合うカラーフィルタの画素値そのものを用いても構わない。さらに、ピークの波長が隣り合うカラーフィルタの画素値情報を用いずに、高解像度カラーフィルタの画素値情報のみで補間する手法であっても構わない。また、フーリエ変換を行い、周波数空間において、ローパスフィルタ処理を施しデモザイキング処理を行う方法であっても構わない。
前述した実施形態における電子スチルカメラを構成する各手段、並びにデモザイキングにおける各工程は、コンピュータのRAMやROMなどに記憶されたプログラムが動作することによって実現できる。このプログラム及び前記プログラムをコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶してもよい。
また、本実施形態は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施形態も可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用してもよいし、また、一つの機器からなる装置に適用してもよい。
なお、本実施形態は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラム(実施形態では図5及び図8に示すフローチャートに対応したプログラム)を、システムまたは装置に直接、または遠隔から供給する場合も含む。そして、そのシステムまたは装置のコンピュータが前記供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。
したがって、実施形態の機能処理をコンピュータで実現するために、前記コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本実施形態を実現するものである。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であってもよい。
プログラムを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスクなどがある。さらに、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM、DVD−R)などもある。
また、その他の方法として、プログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせる。そして、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される。さらに、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
さらに、その他の方法として、まず記憶媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。そして、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
105 カラーフィルタ
106 撮像素子

Claims (4)

  1. 分光透過率におけるピークの波長または半値幅が異なる5種類以上のカラーフィルタが撮像素子の前面に配置されたカラーイメージセンサであって、
    前記5種類以上のカラーフィルタのうち、配置されている他のカラーフィルタより高い解像度を有し、前記5種類以上のカラーフィルタの中で分光透過率におけるピークの波長が最短及び最長以外のカラーフィルタである、第1のカラーフィルタ及び第2のカラーフィルタが互いに水平又は垂直方向に1つおきに配置され、
    前記第1のカラーフィルタと、前記第1のカラーフィルタと分光透過率におけるピークの波長が隣り合うカラーフィルタとが互いに斜め方向に配置され、
    前記第2のカラーフィルタと、前記第2のカラーフィルタと分光透過率におけるピークの波長が隣り合うカラーフィルタとが互いに斜め方向に配置されていることを特徴とするカラーイメージセンサ。
  2. 前記第1のカラーフィルタと、前記第1のカラーフィルタと分光透過率におけるピークの波長の隣り合うカラーフィルタとによって構成される第1のフィルタ群と、前記第2のカラーフィルタと、前記第2のカラーフィルタと分光透過率におけるピークの波長が隣り合うフィルタとによって構成される第2のフィルタ群とがそれぞれ市松配列になるように配置され、前記第1のフィルタ群と前記第2のフィルタ群とが水平又は垂直に1画素ずれて配置されていることを特徴とする請求項1に記載のカラーイメージセンサ。
  3. 前記第1のカラーフィルタと前記第2のカラーフィルタとは互いに隣り合って配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のカラーイメージセンサ。
  4. 前記5種類以上のカラーフィルタは、ブルー、ダークグリーン、グリーン、ライトグリーン、オレンジ及びレッドのカラーフィルタであり、
    さらに、前記第1のカラーフィルタはダークグリーンのカラーフィルタであり、前記第2のカラーフィルタはオレンジのカラーフィルタであることを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載のカラーイメージセンサ。
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