JP5574167B2 - 圧力検出装置 - Google Patents

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本発明は、振動子を配したセンサ部により測定対象の圧力を検出する圧力検出装置に関する。
プラントや工場等では、圧力検出装置や流量計、温度計、バルブポジショナ等のフィールド機器が分散配置して用いられている。
圧力検出装置の一種に、流体が流れる配管の途中にオリフィスプレート等の絞り機構を設け、絞り機構の上流側の圧力(高圧側圧力)と下流側の圧力(低圧側圧力)とを検出し、これらの差圧を示す差圧信号と静圧を示す静圧信号とを求める圧力検出装置がある。この種の圧力検出装置は、絞り機構の上流側に位置して配管に接続された導圧管と下流側に位置して配管に接続される導圧管とを備えており、この導圧管を伝う流体の圧力を検出することで、上記の高圧側圧力と低圧側圧力とを検出する。
圧力検出装置における圧力検出の方式の一種に、センサチップ上に振動子を配置して発振させるとともに、この振動子の固有振動数を検出することによりそのセンサチップにかかる圧力を検出する方式がある。
近年は、上記のようなフィールド機器に無線通信手段を組み込み、検知、収集したデータを無線通信によりホストコンピュータへ送信するものが提案されている。
通常、無線通信を用いるフィールド機器の多くは、配線が難しい場所への配置が考えられているため、電池で動作する方式が用いられる。このようなフィールド機器には、電池交換せずに長期間(たとえば数年間)にわたって動作することが要求されるため、低消費電力で動作することが必要となる。
下記特許文献1〜3には、無線通信手段をフィールド機器に組み込み、検出・収集したデータをホストコンピュータに送信する技術が記載されている。また、下記特許文献4には、センサと無線通信手段とを間欠動作させて消費電力を削減する監視端末装置が記載されている。
図6は、センサチップ上に振動子を配置して発振させ、振動子の固有振動数を検出することで圧力検出する従来の圧力検出装置において、センサ部に印加する駆動電圧とセンサ部出力を示す図である。図6の(a1)はセンサ部に印加する駆動電圧、(a2)はセンサ部出力であり、(b1)と(b2)はそれぞれ(a1)と(a2)の部分拡大図である。
図6の(a1)において、所定の間欠動作周期ts(たとえば1sec〜3600sec)で駆動電圧Vaがセンサ部に印加される。センサ部に駆動電圧Vaが印加されると、センサチップ上の振動子が発振を開始し、また、センサ部のその他のデジタル回路部分も駆動される。
図7は従来の圧力検出装置の動作フローを示す図である。圧力検出装置の電源が投入され、ユーザから圧力検出を指示する操作が行われることにより本フローはスタートする。
まず、ステップS1において、圧力検出の周期を定める間欠動作周期タイマをスタートし、ステップS2に進む。間欠動作周期タイマは、圧力のセンシングを行う間欠動作周期tsをカウントするためのタイマである。
ステップS2では、間欠動作周期タイマが満了しているか否かを確認し、満了していない場合には満了を待ち、満了している場合にはステップS3に進む。
ステップS3では、間欠動作周期タイマをリセットし、ステップS4に進む。
ステップS4では、センサ部に通常の駆動電圧である駆動電圧Vaの印加を開始し、ステップS5に進む。
ステップS5では、振動子の発振を待ち、振動子の発振が開始すると次のステップS6に進み、振動子の発振が安定するのを待つ。その後ステップS7に進む。
ステップS7では、圧力のセンシングが完了したかどうかを確認し、センシングが完了していない場合には完了を待ち、センシングが完了している場合にはステップS8に進む。
ステップS8では、センサ部に印加していた駆動電圧VaをOFFし、ステップS1に戻る。
圧力検出装置で求められた差圧信号及び静圧信号は、アナログ伝送路又はデジタル伝送路を介してホストコンピュータに送信される。
特開2003−134030号公報 特開2003−134261号公報 特開2009−053083号公報 特開2004−355164号公報
しかしながら、図6の(b2)に示すように、センサ部に駆動電圧Vaを印加してからセンサ出力が得られるまでには時間(図中t0)がかかる。これは、振動子に駆動電圧Vaの印加を開始してから振動子の発振がセンサ部のデジタル回路で検出できる程度まで立ち上がるまでに時間がかかるためである。その結果、安定したセンサ出力が得られるまでの待ち時間(t0)が余計な電力消費につながってしまう。
本発明は、従来の問題をなくし、消費電力をより低減できる圧力検出装置を提供することを目的とする。
このような課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、
振動子を配したセンサ部により測定対象の圧力を検出する圧力検出装置において、
前記センサ部の動作タイミングを制御する制御部と、
この制御部から指示される動作タイミングに基づいて前記センサ部に駆動電圧を印加する電源部とを備え、
この電源部は、前記駆動電圧の印加に先立ち、前記駆動電圧よりも低い電圧であって前記振動子の発振を促すが一部の回路部分は駆動されない初期電圧を前記センサ部に印加することを特徴とする。


請求項2に記載の発明は、
請求項1に記載の圧力検出装置において、
前記制御部は、前記センサ部を間欠動作させることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、
請求項1または2に記載の圧力検出装置において、
前記初期電圧は、前記振動子は駆動され、前記センサ部のデジタル回路部分は駆動されない電圧値であることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、
請求項1〜3のいずれかに記載の圧力検出装置において、
前記電源部は、前記初期電圧の電圧値を変更可能に構成されたことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、
請求項1〜4のいずれかに記載の圧力検出装置において、
前記電源部は、前記初期電圧の印加時間を変更可能に構成されたことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、
請求項4に記載の圧力検出装置において、
前記電源部は、前記初期電圧の電圧値を前記センサ部の温度に基づいて変化させることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、
請求項5に記載の圧力検出装置において、
前記電源部は、前記初期電圧の印加時間を前記センサ部の動作周期に基づいて変化させることを特徴とする。
本発明によれば、
振動子を配したセンサ部により測定対象の圧力を検出する圧力検出装置において、前記センサ部の動作タイミングを制御する制御部と、この制御部から指示される動作タイミングに基づいて前記センサ部に駆動電圧を印加する電源部とを備え、この電源部は、前記駆動電圧の印加に先立ち、前記駆動電圧よりも低い電圧であって前記振動子の発振を促す初期電圧を印加することにより、
センサ部に通常の駆動電圧を印加する時間の中から振動子の発振待ちの時間を削減することができ、消費電力をより低減できる圧力検出装置を提供できる。
本発明の一実施形態による圧力検出装置の概要を示す図である。 本発明の圧力検出装置の内部構成を示すブロック図である。 シリコンレゾナントセンサが形成されたセンサチップの構成を示す図である。 センサ部に印加する駆動電圧とセンサ部の出力を示す図である。 本発明の圧力検出装置の動作フローを示す図である。 従来のセンサ部に印加する駆動電圧とセンサ部出力を示す図である。 従来の圧力検出装置の動作フローを示す図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態による圧力検出装置について詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態による圧力検出装置1の概要を示す図である。圧力検出装置1は、流体Xが流れる配管4に設置されている。圧力検出装置1は、ホストコンピュータ3(管理装置)と無線のデジタル伝送路(図示省略)を介して相互に接続されている。
この圧力検出装置1は、配管4内に設置されたオリフィス5(絞り機構:図2参照)の上流側の配管4に接続された導圧管6a(第1導圧管)と、下流側の配管4に接続された導圧管6b(第2導圧管)とを備えており、導圧管6a,6b内の圧力の差圧及び静圧を検出する。圧力検出装置1は、図1に示す通り、上記の静圧及び差圧以外に流体Xの温度や質量流量の検出も可能である。
図2は、圧力検出装置1の内部構成を示すブロック図である。図2に示す通り、圧力検出装置1は、センサ部11、周波数カウンタ12、発振回路13、中央処理装置(MPU:Micro Processing Unit)14、RAM(Random Access Memory)15、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)16、表示部17、通信部18、及びROM(Read Only Memory)20、リチウム電池からなる電池部25、電池管理部26を備える。なお、電池部25と電池管理部26で電源部を構成する。
センサ部11は、シリコンレゾナントセンサの振動子21a、トランス22a、アンプ23a、及び駆動回路24aからなる第1センサ部11aと、シリコンレゾナントセンサの振動子21b、トランス22b、アンプ23b、及び駆動回路24bからなる第2センサ部11bとを備える。
電池管理部26は、電池部25から供給される電圧から圧力検出装置1の動作に必要な電圧を生成し、圧力検出装置1内の各構成物品に適時供給する。発振回路13とMPU14については常時動作電圧を供給し、その他の構成物品についてはMPU14から指示される動作タイミングに従って間欠的に電圧の供給を行う。センサ部11に供給する電圧については、通常の駆動電圧Vaと初期電圧Vbの2種類の電圧を生成するレギュレータ26aを備え、生成した2種類の電圧を選択的にセンサ部11に供給する。初期電圧Vbは駆動電圧Vaよりも低い。
MPU14は、検知部19a、間欠動作周期タイマ19b、初期電圧印加タイマ19cを備える。
図3は、シリコンレゾナントセンサが形成されたセンサチップの構成を示す図であって、(a)は斜視図であり、(b)は(a)中のA−A線に沿った断面矢視図である。図3に示す通り、センサチップ30は、シリコンによって形成された略直方体の形状であって、その底面30bの中央部に凹部31が形成されていることによりセンサチップ30の表面30a側の中央部がダイアフラム32とされている。図3(a)に示す通り、振動子21aはセンサチップ30の表面30a上であってダイアフラム32の端部に取り付けられており、振動子21bは同表面30a上であってダイアフラム32の中央部に取り付けられている。
センサチップ30の表面30aには、振動子21aに接続された一対の配線が紙面に沿う上下方向にそれぞれ延びており、対をなす一方の配線の端部に励振端子33が設けられ、対をなす他方の配線の端部に検出端子34が設けられている。同様に、センサチップ30の表面30aには、振動子21bに接続された一対の配線が紙面に沿う上下方向にそれぞれ延びており、対をなす一方の配線の端部に励振端子35が設けられ、対をなす他方の配線の端部に検出端子36が設けられている。励振端子33は図2中の駆動回路24aに接続されており、検出端子34は図2中のトランス22aに接続されている。同様に、励振端子35は図2中の駆動回路24bに接続されており、検出端子36は図2中のトランス22bに接続されている。
以上の構成のシリコンレゾナントセンサに対して、図3(a)の紙面に沿う上方向又は下方向から磁界が印加されており、振動子21a,21bに電流を流せば振動子21a,21bが所定の固有振動数で振動する。第1センサ部11aに設けられたトランス22a、アンプ23a、及び駆動回路24aは振動子21aをその固有振動数で振動させるための回路であり、第2センサ部11bに設けられたトランス22b、アンプ23b、及び駆動回路24bは振動子21bをその固有振動数で振動させるための回路である。
また、図3に示すセンサチップ30の表面30a側には導圧管6aを介した流体が導かれ、裏面30b側(凹部31内)には導圧管6bを介した流体が導かれる。このため、導圧管6a,6b内の圧力の差に応じてダイアフラム32に歪が生ずると、振動子21a,21bが伸縮又は圧縮を受けて自身の張力が変化し、振動子21a,21bの固有振動数が以下の(1)式に示す通り変化する。
但し、上記(1)式中の各変数は以下の通りである。
f :固有振動数
E :シリコンのヤング率
ρ :シリコンの密度
l :振動子の長さ
h :振動子の厚さ
ε :張力
ε0 :初期張力
εdp:差圧による張力変化
εsp:静圧による張力変化
尚、ε=ε0+εdp+εspなる関係がある。
ここで、図3に示す通り、振動子21aはダイアフラム32の端部に取り付けられており、振動子21bはダイアフラム32の中央部に取り付けられている。このため、振動子21a,21bの固有振動数の変化はダイアフラム32の歪み量に応じてそれぞれ異なったものになる。本実施形態では、振動子21a,21bの各々の固有振動数の変化を検出することにより、導圧管6a,6b内の圧力の差圧及び静圧を検出している。
尚、導圧管6a,6bの固有振動数が変化した場合には、第1センサ部11aに設けられたトランス22a、アンプ23a、及び駆動回路24aは変化後の固有振動数で振動子21aを駆動し、第2センサ部11bに設けられたトランス22b、アンプ23b、及び駆動回路24bは変化後の固有振動数で振動子21bを駆動する。このため、駆動回路24a,24bは、振動子21a,21bの固有振動数を示す信号(振動子21a,21bを駆動する信号)を周波数カウンタ12に出力する。
周波数カウンタ12は、発振回路13から出力される基準クロックを用いて第1センサ部11a,11bから出力される信号をそれぞれサンプリングし、各々の信号のパルス数をカウントする。ここで、周波数カウンタ12のサンプリング周期は数十msec程度である。発振回路13は、周波数カウンタ12及びMPU14に対して所定の周波数の基準クロックを供給する。MPU14は、発振回路13から供給される基準クロックに同期して動作し、圧力検出装置1の動作を統括的に制御する。また、MPU14は、ROM20に格納されたプログラムを読み出して実行することにより検知部19をソフトウェア的に実現する。尚、ROM20は、MPU14に内蔵されていても、外部に設けられていても良い。
検知部19aは、周波数カウンタ12でカウントされたパルス数から振動子21a,21bの固有振動数を求めるとともに、上記(1)式から導圧管6a,6b内の圧力の差圧及び静圧を求める。
図4はセンサ部11に印加する駆動電圧とセンサ部11の出力を示す図である。図4の(a1)はセンサ部11に印加する駆動電圧、(a2)はセンサ部11の出力であり、(b1)と(b2)はそれぞれ(a1)と(a2)の部分拡大図である。時間txは初期電圧の印加時間、時間t1は振動子21a,21bの発振安定待ち時間、時間t2は振動子21a,21bの発振が安定している時間である。
図4の(a1)において、電源管理部26は、所定の間欠動作周期ts(たとえば1sec〜3600sec)で初期電圧Vbおよび駆動電圧Vaをセンサ部11に印加する。電源管理部26は、間欠動作周期tsで駆動電圧Vaを印加するとともに、駆動電圧Vaの印加開始前の期間tx間、センサ部11に初期電圧Vbを印加する。駆動電圧Vaがセンサ部11全体を駆動可能な電圧値であるのに対し、初期電圧Vbはセンサチップ上の振動子21a,21bは駆動され発振を開始するがセンサ部11のその他のデジタル回路部分は駆動されない、駆動電圧Vaに比して小さな電圧値に設定される。具体的な電圧値の例としては、駆動電圧Vaが5Vであった場合に、初期電圧は0.5V程度とする。電源管理部26のこれらの動作(センサ部11への電圧供給のタイミングや初期電圧Vb/駆動電圧Vaの切り替えなど)はMPU14から入力される制御信号に従って行われる。
初期電圧Vbの印加時間txは、振動子21a,21bの発振がセンサ部11のデジタル回路で検出できる程度まで立ち上がるのに必要な時間を目安に決定する。電源管理部26は、初期電圧Vbの印加時間txが終了すると、センサ部11に印加する電圧を駆動電圧Vaに切り替える。駆動電圧Vaに切り替えられると、振動子21a,21bだけでなく、センサ部11のその他のデジタル回路部分も駆動される。駆動電圧Vaに切り替え後所定期間は振動子21a,21bの発振が安定するのを待ち(時間t1)、その後駆動電圧VaをOFFするまでの期間(時間t2)に振動子21a,21bから得られる信号をセンサ部11の出力として使用する。
なお、期間tx中は、振動子21a,21bはアナログ的に発振するが、その他のデジタル回路部分は電圧値が足りず駆動されないため、デジタル回路部分の電力消費は生じない。その結果、安定したセンサ出力が得られるまでの待ち時間(従来例における期間t0に相当)にデジタル回路部分における電力消費をカットすることができる。
図5は本発明の圧力検出装置の動作フローを示す図である。本図は、従来の図7に対し、ステップS10〜ステップS13を追加し、ステップS5を削除したものである。
圧力検出装置の電源が投入され、ユーザから圧力検出を指示する操作が行われることにより本フローはスタートする。
まず、ステップS1において、圧力検出の周期を定める間欠動作周期タイマをスタートし、ステップS2に進む。間欠動作周期タイマは、圧力のセンシングを行う間欠動作周期tsをカウントするためのタイマである。
ステップS2では、間欠動作周期タイマが満了しているか否かを確認し、満了していない場合には満了を待ち、満了している場合にはステップS3に進む。
ステップS3では、間欠動作周期タイマをリセットし、ステップS10に進む。
ステップS10では、初期電圧印加タイマをスタートし、ステップS11に進む。初期電圧印加タイマは、初期電圧Vbの印加時間txをカウントするためのタイマである。
ステップS11では、センサ部11に初期電圧Vbを開始し、ステップS12に進む。
ステップS12では、初期電圧印加タイマが満了しているか否かを確認し、満了していない場合にはステップS11に戻り、満了している場合にはステップS13に進む。
ステップS13では、初期電圧印加タイマをリセットする。また、初期電圧VbをOFFし、ステップS4に進む。
ステップS4では、センサ部11に通常の駆動電圧である駆動電圧Vaの印加を開始し、ステップS6に進む。
ステップS6では、センサ部11の振動子21a,21bの発振が安定するのを待ち、ステップS7に進む。なお、センサ部11に印加する電圧を初期電圧Vbから駆動電圧Vaに切り替わる時点において、すでに振動子21a,21bは予備的な発振をしているため、駆動電圧Vaを印加した後に改めて振動子21a,21bの発振待ち(従来例におけるステップS5)の時間を設ける必要がない。
ステップS7では、圧力のセンシングが完了したかどうかを確認し、センシングが完了していない場合には完了を待ち、センシングが完了している場合にはステップS8に進む。
ステップS8では、センサ部に印加していた駆動電圧VaをOFFし、ステップS1に戻る。
本実施例は以上のように構成され、
振動子21a,21bを配したセンサ部11により流体Xの圧力を検出する圧力検出装置1において、センサ部11の動作タイミングを制御するMPU14と、このMPU14から指示される動作タイミングに基づいてセンサ部11に駆動電圧Vaを印加する電源部とを備え、この電源部は、駆動電圧Vaの印加に先立ち、駆動電圧Vaよりも低い電圧であり振動子21a,21bの発振を促す初期電圧Vbを印加することにより、
センサ部11に通常の駆動電圧Vaを印加する時間の中から振動子21a,21bの発振待ちの時間を削減することができ、消費電力をより低減できる。
また、MPU14は、センサ部11を間欠動作させるため、圧力検出装置1の単位時間あたりの消費電力を低減できる。
また、初期電圧Vbは、振動子21a,21bは駆動され、センサ部11のデジタル回路部分は駆動されない電圧値であるため、初期電圧Vbをセンサ部11に印加している期間のデジタル回路部分における電力消費をカットできる。
なお、本実施例では、圧力検出装置1は、ホストコンピュータ3(管理装置)と無線で接続されていたが、有線で接続されていてもよい。
また、本実施例では、初期電圧Vbの印加時間txは振動子21a,21bの発振が立ち上がるのに必要な時間を目安に決定したが、振動子の発振が安定するまで延ばしてもよい。
また、本実施例では、初期電圧Vbは一定の電圧値として説明したが、初期電圧Vbは変更可能に構成されていてもよい。初期電圧Vbは、たとえば、センサ部11の温度に基づいて変化させてもよい。具体的には、センサ部11の温度が高い場合には振動子21a,21bは発振しやすくなるため、初期電圧Vbの電圧値を低めの値に調整する。一方、センサ部11の温度が低い場合には振動子21a,21bは発振しにくくなるため、初期電圧Vbの電圧値を高めの値に調整する。
また、本実施例では、初期電圧Vbの印加時間は一定期間txとして説明したが、印加時間は変更可能に構成されていてもよい。初期電圧Vbの印加時間は、たとえば、流体Xの圧力を検出する間欠動作周期に基づいて変化させてもよい。具体的には、間欠動作の周期が短い場合には、振動子21a,21bは前回動作時の発振が残っており、発振しやすくなるため、初期電圧Vbの電圧値を低めの値に調整する。一方、間欠動作の周期が長い場合には、振動子21a,21bは前回動作終了後完全に静止してしまい、発振しにくくなるため、初期電圧Vbの電圧値を高めの値に調整する。
本実施例における流体Xは特許請求の範囲における測定対象に相当し、MPU14は制御部に相当する。
1 圧力検出装置
11 センサ部
11a,11b シリコンレゾナントセンサ
14 MPU
21a,21b 振動子
25 電池部
26 電池管理部
19b 間欠動作周期タイマ
19c 初期電圧印加タイマ

Claims (7)

  1. 振動子を配したセンサ部により測定対象の圧力を検出する圧力検出装置において、
    前記センサ部の動作タイミングを制御する制御部と、
    この制御部から指示される動作タイミングに基づいて前記センサ部に駆動電圧を印加する電源部とを備え、
    この電源部は、前記駆動電圧の印加に先立ち、前記駆動電圧よりも低い電圧であって前記振動子の発振を促すが一部の回路部分は駆動されない初期電圧を前記センサ部に印加することを特徴とする圧力検出装置。
  2. 前記制御部は、前記センサ部を間欠動作させることを特徴とする請求項1に記載の圧力検出装置。
  3. 前記初期電圧は、前記振動子は駆動され、前記センサ部のデジタル回路部分は駆動されない電圧値であることを特徴とする請求項1または2に記載の圧力検出装置。
  4. 前記電源部は、前記初期電圧の電圧値を変更可能に構成されたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の圧力検出装置。
  5. 前記電源部は、前記初期電圧の印加時間を変更可能に構成されたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の圧力検出装置。
  6. 前記電源部は、前記初期電圧の電圧値を前記センサ部の温度に基づいて変化させることを特徴とする請求項4に記載の圧力検出装置。
  7. 前記電源部は、前記初期電圧の印加時間を前記センサ部の動作周期に基づいて変化させることを特徴とする請求項5に記載の圧力検出装置。
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