JP5573885B2 - 自己診断回路 - Google Patents

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Description

本発明は、高周波回路の異常の有無を診断する自己診断回路に関する。
無線通信装置は、通信線の敷設が不要であり、通信線の敷設が困難な場所や敷設工事が不経済な場所への設置を容易に行うことができる等の利点を有するため、近年では様々な分野で多用されている。例えば、プラントや工場等においては、上記の無線通信装置として無線フィールド機器と呼ばれる無線通信が可能な現場機器(測定器、操作器)が用いられており、無線フィールド機器の測定結果を示す測定信号や無線フィールド機器の動作を制御するための制御信号が無線通信により送受信されている。
このような無線通信装置は、動作不良や故障等の異常が生じた場合に、異常が生じた旨を早期に報知するとともに異常原因の特定を容易にすべく、内部に設けられた高周波回路の異常の有無を診断する自己診断回路を備える。この自己診断回路は、例えば無線信号の送信を行う送信回路、或いは無線信号の送受信を行う送受信回路に設けられており、信号伝送路をアンテナに向かって伝播する高周波信号の一部を分岐し、分岐した高周波信号の信号レベルの大小に応じて異常の有無を診断している。
以下の特許文献1には、送信機の高周波回路部(プリアンプ、電力増幅器、アッテネータ)が正常であるか否か診断する自己診断回路の一例が開示されている。具体的に、以下の特許文献1では、送信前に自己診断を行って高周波回路部の各出力の振幅値を検出し、この各出力振幅値と正常時の振幅値とを比較することによって、高周波回路部の各回路が正常であるか否かを判断するようにしている。
特開2000−36767号公報
ところで、従来の自己診断回路は、上述した通り、基本的には信号伝送路をアンテナに向かって伝播する高周波信号の信号レベルの大小に応じて異常の有無を診断するものである。このため、無線通信装置に設けられた高周波回路の前段部分の異常を検出することはできるものの、後段部分の異常を検出することは一切できないという問題があった。ここで、高周波回路の前段部分とは、高周波信号が入力される入力部から自己診断回路が設けられた部分までの回路をいい、高周波回路の後段部分とは、自己診断回路が設けられた部分から高周波信号が出力される出力部まで(或いは、アンテナまで)の回路をいう。
また、従来の無線通信装置は、LCD(Liquid Crystal Display:液晶表示装置)を備えており、自己診断回路の診断結果をLCDに表示することによって、異常が生じた旨を報知するようにしているものが多い。しかしながら、無線通信装置は、通信相手から離間した位置に設置されることが多く、無線通信装置が屋外の辺鄙な場所に設置されている場合には、異常の発生を迅速に発見できないという問題があった。とりわけ、前述した無線フィールド機器は、数百メートル〜数キロメートル程度離間して配置されることもあるため、頻繁に無線フィールド機器を巡回しなければ、異常の発生を知ることすらできないという問題がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、高周波回路の前段部分のみならず後段部分の異常を診断することができ、また異常の発生を容易に知ることができる自己診断回路を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の自己診断回路は、高周波信号の入力部(T1)と出力部(AT)との間の信号伝送路(L)に結合され、該信号伝送路を伝播する信号を用いて高周波回路の診断を行う自己診断回路(30)において、前記出力部から前記入力部に向かって前記信号伝送路を伝播する高周波信号を検出する検出部(31)と、前記検出部の検出結果に応じて、前記信号伝送路に対する前記自己診断回路の結合部と前記出力部との間に配置された前記高周波回路の後段部分(10b)の異常の有無を診断する診断部(33)とを備えることを特徴としている。
この発明によると、出力部から入力部に向かって信号伝送路を伝播する高周波信号が検出部によって検出され、検出部の検出結果に応じて高周波回路の後段部分(信号伝送路に対する自己診断回路の結合部と出力部との間に配置された部分)の異常の有無が診断される。
また、本発明の自己診断回路は、前記診断部が、前記検出部の検出結果を用いて前記高周波回路の後段部分における前記入力部から伝播した高周波信号の反射特性を求め、該反射特性に基づいて前記高周波回路の後段部分の異常の有無を診断することを特徴としている。
また、本発明の自己診断回路は、前記検出部が、前記信号伝送路上に形成されて前記信号伝送路を伝播する高周波信号を放射するアンテナとして機能し得る第1パターン(P12)と、前記第1パターンと電磁的に結合する第2パターン(P13)と、前記第1パターンから前記第2パターンに伝播した高周波信号を検出する検出素子(31a、31b)とを備えることを特徴としている。
また、本発明の自己診断回路は、前記第1パターンの前記出力部側における端部と前記信号伝送路との間を接続状態又は遮断状態にするスイッチ(17)を備えており、前記診断部が、前記高周波回路の後段部分の異常を診断した場合には、前記スイッチを制御して前記第1パターンの前記出力部側における端部と前記信号伝送路との間を遮断状態にして前記第1パターンをアンテナとして機能させることを特徴としている。
また、本発明の自己診断回路は、前記検出部が、前記第1パターンに対する前記第2パターンの電磁的な結合力を変化させ得る第3パターン(P14)を備えることを特徴としている。
また、本発明の自己診断回路は、前記診断部が、前記高周波回路の後段部分の異常を診断した場合には、前記第3パターンを用いて前記第1パターンに対する前記第2パターンの電磁的な結合力を弱めることを特徴としている。
また、本発明の自己診断回路は、前記検出部が、前記入力部から前記出力部に向かって前記信号伝送路を伝播する高周波信号の検出も可能であり、前記診断部が、前記検出部の検出結果を用いて前記信号伝送路に対する前記自己診断回路の結合部と前記入力部との間に配置された前記高周波回路の前段部分(10a)の透過特性を求め、該透過特性に基づいて前記高周波回路の前段部分の異常の有無を診断することを特徴としている。
また、本発明の自己診断回路は、前記出力部が、高周波信号の出力に加えて高周波信号の入力が可能な入出力部であり、前記入出力部から入力されて前記高周波回路の後段部分の少なくとも一部を伝播した高周波信号を検出する検出回路(24)を備えることを特徴としている。
また、本発明の自己診断回路は、少なくとも前記検出部が、ワンチップ化又はモジュール化されていることを特徴としている。
本発明によれば、出力部から入力部に向かって信号伝送路を伝播する高周波信号を検出部で検出し、検出部の検出結果に応じて高周波回路の後段部分(信号伝送路に対する自己診断回路の結合部から出力部側の部分)の異常の有無を診断部で診断しているため、高周波回路の前段部分のみならず後段部分の異常を診断することができるという効果がある。
また、本実施形態によれば、信号伝送路上に形成されて信号伝送路を伝播する高周波信号を放射するアンテナとして機能し得る第1パターンを検出部に設けており、異常を診断した場合に、第1パターンを用いて報知信号を発報しているため、異常の発生を容易に知ることができるという効果がある。
本発明の第1実施形態による自己診断回路を備える無線通信装置の要部構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態における検出部31の構成を示す平面図である。 本発明の第2実施形態による自己診断回路を備える無線通信装置の要部構成を示すブロック図である。 本発明の第3実施形態における検出部31の構成を示す平面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態による自己診断回路について詳細に説明する。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態による自己診断回路を備える無線通信装置の要部構成を示すブロック図である。図1に示す通り、本実施形態の無線通信装置1は、送信回路10(高周波回路)、受信回路20、自己診断回路30、パワーデバイダPD、及びアンテナAT(出力部)等を備えており、入力端T1(入力部)から入力される信号(高周波信号)をアンテナATから無線信号として送信するとともに、アンテナATで受信された無線信号の受信処理等を行う。
この無線通信装置1は、送信回路10、パワーデバイダPD、及びアンテナAT等からなる高周波回路の異常の有無の診断が可能である。そして、異常があると診断した場合に、無線通信装置1は、その旨を示す無線信号(報知信号)の発報を、アンテナATを用いて行い、或いはアンテナATを用いずに行うことが可能である。尚、無線通信装置1は、例えばプラントや工場等に設置される無線フィールド機器に設けられており、入力端T1から入力される信号の周波数は数GHz程度である。
送信回路10は、高周波トランス11、I/Q変調器12、プリアンプ13、ローパスフィルタ14、アイソレータ15、双方向カプラ16(結合部)、スイッチ17、パワーアンプ18、スイッチ18a、及び可変アッテネータ19を備えており、入力端T1から入力される信号の変調や増幅等を行って送信信号を生成する。高周波トランス11は、入力端T1から入力される信号(シングルエンド信号)を差動信号に変換する。I/Q変調器12は、高周波トランス11から出力される信号に応じて、互いに独立な同相(In-phase)搬送波及び直交位相(Quadrature)搬送波の振幅及び位相を変調する。
プリアンプ13は、I/Q変調器13から出力される信号を、予め規定された所定の増幅率で増幅する。ローパスフィルタ14は、プリアンプ13で増幅された信号に含まれる高調波を抑制するために設けられるフィルタである。アイソレータ15は、フィルタ14から双方向カプラ16に向かう信号を通過させ、逆向きの信号を遮断する。双方向カプラ16は、送信回路10に設けられた信号伝送路L(I/Q変調器12〜可変アッテネータ19を接続する伝送路)と自己診断回路30とを電気的に結合し、信号伝送路Lを伝播する信号の一部を自己診断回路30に向けて分岐する。
スイッチ17は、双方向カプラ16とパワーアンプ18との間の信号伝送路L上に設けられており、閉状態又は開状態になることによって信号伝送路Lを接続状態又は遮断状態にする。パワーアンプ18は、プリアンプ13から出力されてローパスフィルタ14〜スイッチ17を順に介した信号を増幅する。尚、スイッチ17とパワーアンプ18との間に設けられたスイッチ18aは、スイッチ17とパワーアンプ18の入力端とを接続するか、或いはスイッチ17とパワーアンプ18の出力端とを接続するかを切り替えるスイッチである。
可変アッテネータ19は、送信回路10の出力段に設けられた減衰量が可変なアッテネータである。この可変アッテネータ19は、送信回路10からパワーデバイダPDに出力される送信信号の信号レベルの調整や、パワーデバイダPDで分配されて送信回路10に入力される受信信号(アンテナATで受信された受信信号)の遮断に用いられる。尚、I/Q変調器12、スイッチ17、スイッチ18a、及び可変アッテネータ19は、自己診断回路30に設けられるCPU33によって制御される。
受信回路20は、可変アッテネータ21、低雑音増幅回路(LNA:Low Noise Amplifier)22、及びI/Q復調器23を備えており、アンテナATで受信されてパワーデバイダPDを介した無線信号の受信処理を行う。可変アッテネータ21は、受信回路20の入力段に設けられた減衰量が可変なアッテネータである。この可変アッテネータ21は、パワーデバイダPDから受信回路20に入力される受信信号の信号レベルの調整や、パワーデバイダPDで分配されて受信回路20に入力される送信信号の遮断に用いられる。低雑音増幅回路22は、可変アッテネータ21で信号レベルの調整が行われた受信信号を増幅する。I/Q復調器23は、低雑音増幅回路22で増幅された受信信号を復調する。尚、可変アッテネータ21は、自己診断回路30に設けられるCPU33によって制御される。
自己診断回路30は、検出部31、切替スイッチ32、及びCPU33(診断部)を備えており、送信回路10、パワーデバイダPD、及びアンテナAT等からなる高周波回路の異常の有無を診断する。ここで、自己診断回路30は、高周波回路の前段部分である前段回路10aのみならず、高周波回路の後段部分である後段回路10bの異常の有無の診断が可能である。上記の前段回路10aは、双方向カプラ16から入力端T1側の回路(具体的には、高周波トランス11〜アイソレータ15からなる回路)をいう。これに対し、上記の後段回路10bは、双方向カプラ16から入出力端T2側の回路(具体的には、スイッチ17〜可変アッテネータ19に加えて、パワーデバイダPD及びアンテナATを含めた回路)をいう。
検出部31は、前述した双方向カプラ16と、信号伝送路Lを伝播する信号を検出する2つの検出素子31a,31bとを備える。検出素子31aは、入力端T1から入出力端T2に向かって信号伝送路Lを伝播する信号のうちの双方向カプラ16で分岐された信号を検出する。これに対し、検出素子31bは、入出力端T2から入力端T1に向かって信号伝送路Lを伝播する信号のうちの双方向カプラ16で分岐された信号を検出する。ここで、検出素子31bで検出される信号は、例えば入力端T1から入出力端T2に向かって信号伝送路Lを伝播する信号が後段回路10bで反射することによって得られる反射信号である。切替スイッチ32は、検出部31とCPU33との間に設けられ、CPU33の制御の下で、CPU33に接続される検出素子31a,13bの切り替えを行う。
CPU33は、検出部31の検出結果に応じて、I/Q変調器12や可変アッテネータ19,21を制御して送信信号や受信信号のレベル調整等を行う。また、CPU33は、切替スイッチ32の切り替えを行い、検出部31の検出結果を用いて前段回路10a及び後段回路10bの異常の有無を診断する。具体的に、CPU33は、検出部31に設けられた検出素子31aの検出結果を用いて前段回路10aの異常の有無を診断し、検出素子31bの検出結果を用いて後段回路10bの異常の有無を診断する。
例えば、CPU33は、検出素子31aの検出結果から前段回路10aの透過特性(入力端T1側から入出力端T2側への透過特性)を求め、この透過特性に基づいて前段回路10aの異常の有無を診断する。また、CPU33は、検出素子31bの検出結果から電圧定在波比(VSWR:Voltage Standing Wave Ratio)を算出して後段回路10bの反射特性(入力端T1側における反射特性)を求め、この反射特性に基づいて後段回路10bの異常の有無を診断する。
また、CPU33は、前段回路10a又は後段回路10bに異常があると診断した場合には、その旨を示す無線信号である報知信号の発報を、アンテナATを用いて行い、或いはアンテナATを用いずに行う。例えば、前段回路10aの異常が診断されて後段回路10bの異常が診断されなかった場合にはアンテナATを用いて報知信号を発報し、逆に前段回路10aの異常が診断されずに後段回路10bの異常が診断された場合にはアンテナATを用いずに報知信号を発報する。
アンテナATを用いて報知信号を発報する場合には、CPU33は、スイッチ17を閉状態にして双方向カプラ16とパワーアンプ18との間の信号伝送路Lを接続状態にする。これに対し、アンテナATを用いずに報知信号を発報する場合には、CPU33は、スイッチ17を開状態にして双方向カプラ16とパワーアンプ18との間の信号伝送路Lを遮断状態にする。尚、詳細は以下で述べるが、アンテナATを用いない場合には、双方向カプラ16で実現されるマイクロストリップアンテナを用いて報知信号を発報する。
パワーデバイダPDは、送信回路10、受信回路20、及びアンテナATが接続される3端子回路であり、送信回路10からの送信信号をアンテナAT及び受信回路20に分配し、アンテナATで受信された受信信号を受信回路20及び送信回路10に分配する。尚、アンテナATは、入出力端T2、ケーブルCB1、及び延長ケーブルCB2を介してパワーデバイダPDに接続される。
上記の入出力端T2は、例えば送信回路10、受信回路20、自己診断回路30、及びパワーデバイダPDが実装される基板(図示省略)に設けられて同軸ケーブルが接続される接続コネクタである。上記のケーブルCB1は、一端が入出力端T2に接続され、他端が筐体C1に設けられたコネクタCNに接続された同軸ケーブルである。上記の延長ケーブルCB2は、一端がコネクタCNに接続され、他端がアンテナATに接続された同軸ケーブルである。尚、アンテナATが筐体C1に取り付けられている場合には、延長ケーブルCB2は省略される。
次に、双方向カプラ16を含む検出部31の詳細について説明する。図2は、本発明の第1実施形態における検出部31の構成を示す平面図である。尚、図2においては、図1に示した構成に相当するものには同一の符号を付してある。図2に示す通り、検出部31の一部をなす双方向カプラ16は、パターンP11、パターンP12(第1パターン)、及びパターンP13(第2パターン)からなり、アイソレータ15と双方向カプラ16とを接続する信号伝送路LをなすパターンP1とスイッチ17との間に設けられている。尚、図2中のパターンP2は、スイッチ17とスイッチ18aとの間の信号伝送路Lをなすパターンである。
パターンP11は、パターンP1,P2よりも幅狭であって、パターンP1,P2が延びる方向に延びる直線状のパターンである、このパターンP11は、一端がパターンP1の端部に接続され、他端がパターンP12に接続される。パターンP12は、一端部にパターンP11が接続されるとともに他端部にスイッチ17が接続された略矩形形状のパターンであり、スイッチ17が閉状態である場合には信号伝送路Lとして機能する一方で、スイッチ17が開状態である場合にはマイクロストリップアンテナとして機能する。
パターンP13は、パターンP1,P2が延びる方向に対して交差する方向に、パターンP12から所定の間隔をもって配置されたパターンである。ここで、パターンP12,P13の間隔は、少なくともパターンP12,P13が電磁的に結合してパターンP12を介する信号(高周波信号)の一部がパターンP13に伝播され得る距離に設定される。このパターンP13の一端には検出素子31aが接続され、他端には検出素子31bが接続されている。尚、図2中のパターンP21は、検出素子31bから切替スイッチ32の一方の端子に延びるパターンであり、パターンP22は、検出素子31aから切替スイッチ32の他方の端子に延びるパターンである。
次に、上記構成における無線通信装置1の動作について説明する。無線通信装置1の動作は、アンテナATから無線信号を送信しつつ自己診断を行う動作(送信時動作)と、アンテナATで受信された無線信号の受信処理を行いつつ自己診断を行う動作(受信時動作)とに大別される。以下、これら送信時動作及び受信時動作について順に説明する。
〈送信時動作〉
送信時動作が開始されると、まずCPU33の制御によって初期設定が行われる。具体的には、スイッチ17が閉状態に設定されるとともに、スイッチ17とパワーアンプ18の入力端とが接続された状態にスイッチ18aが設定される。また、可変アッテネータ19の減衰量が最小に設定される一方で、可変アッテネータ21の減衰量が最大に設定される。更には、CPU33と検出素子31aとが接続された状態に切替スイッチ32が設定される。
以上の初期設定が終了し、無線信号として送信されるべき信号が入力端T1に入力されると、高周波トランス11で差動信号に変換された後にI/Q変調器12に入力される。これにより、互いに独立な同相搬送波及び直交位相搬送波の振幅及び位相の変調が行われ、I/Q変調器12からはI/Q変調された信号が出力される。I/Q変調器12から出力された信号は、プリアンプ13で増幅されてローパスフィルタ14で高調波成分が抑制された後に、アイソレータ15を介して双方向カプラ16に入力する。
双方向カプラ16に入力した信号のうち、双方向カプラ16を通過した信号は、スイッチ17,18aを順に介してパワーアンプ18で増幅された後に可変アッテネータ19に入力する。ここで、可変アッテネータ19は減衰量が最小に設定されているため、可変アッテネータ19に入力した信号は、殆ど減衰されることなく可変アッテネータ19を通過してパワーデバイダPDに入力する。
パワーデバイダPDに入力した信号は、入出力端T2及び受信回路20に分配される。入出力端T2に分配された信号は、ケーブルCB1及び延長ケーブルCB2を順に介してアンテナATから無線信号として送信される。これに対し、受信回路20に分配された信号は、可変アッテネータ21の減衰量が最大に設定されているため、殆どが減衰されてしまう。
他方、双方向カプラ16で分岐された信号は、図2に示すパターンP12からパターンP13に伝播し、自己診断回路30に設けられた検出素子31aで検出される。検出素子31aの検出結果は、切替スイッチ32を介してCPU33に入力され、信号伝送路Lを伝播する信号の信号レベルが適当であるか否かの判断に用いられる。信号レベルが適当でないと判断された場合には、例えばCPU33によって可変アッテネータ19が制御されて信号レベルが調整される。
以上の動作が行われている間、CPU33は、適当なタイミングで切替スイッチ32の切り替えを行う。そして、検出素子31aの検出結果に基づいて前段回路10aの異常の有無を診断し、検出素子31bの検出結果に基づいて後段回路10bの異常の有無を診断する。例えば、CPU33は、検出素子31aの検出結果が予め規定された下限閾値を下回った場合に前段回路10aに異常が生じたと判断し、検出素子31bの検出結果が予め規定された上限閾値を上回った場合に後段回路10bに異常が生じたと判断する。
前段回路10aの異常が生じたと判断した場合には、CPU33は、例えばスイッチ17によって双方向カプラ16とパワーアンプ18との間の信号伝送路Lが接続状態にされている状態にし、信号伝送路Lに対して双方向カプラ16の近辺から報知信号を入力することによって、アンテナATを用いて報知信号の発報を行わせる。これに対し、後段回路10bの異常が生じたと判断した場合には、CPU33は、例えばスイッチ17を開状態にして双方向カプラ16とパワーアンプ18との間の信号伝送路Lを遮断状態にし、入力端T1から報知信号を入力することによって、マイクロストリップアンテナとして機能する双方向カプラ16のパターンP12を用いて報知信号の発報を行わせる。
〈受信時動作〉
受信時動作が開始されると、まずCPU33の制御によって初期設定が行われる。具体的には、スイッチ17が閉状態に設定されるとともに、スイッチ17とパワーアンプ18の出力端とが接続された状態にスイッチ18aが設定される。また、可変アッテネータ19,21の双方の減衰量が最小に設定され、CPU33と検出素子31bとが接続された状態に切替スイッチ32が設定される。
以上の初期設定が終了し、外部から送信されてきた無線信号がアンテナATで受信されると受信信号が出力される。アンテナATから出力された受信信号は、延長ケーブルCB2、ケーブルCB1、及び入出力端T2を順に介した後にパワーデバイダPDに入力する。パワーデバイダPDに入力した信号は、受信回路20及び送信回路10に分配される。
受信回路20に分配された信号は、可変アッテネータ21に入力する。ここで、可変アッテネータ21は減衰量が最小に設定されているため、可変アッテネータ21に入力した受信信号は、殆ど減衰されることなく可変アッテネータ21を通過する。可変アッテネータ21を通過した受信信号は、低雑音増幅回路22で増幅された後にI/Q復調器23で復調される。
他方、送信回路20に分配された信号は、可変アッテネータ19に入力する。ここで、可変アッテネータ19は、可変アッテネータ21と同様に減衰量が最小に設定されているため、可変アッテネータ19に入力した受信信号は、殆ど減衰されることなく可変アッテネータ19を通過する。可変アッテネータ19を通過した受信信号は、パワーアンプ18を迂回してスイッチ18a及びスイッチ17を順に介して双方向カプラ16に入力する。
双方向カプラ16に入力した信号のうち、双方向カプラ16を通過した信号は、アイソレータ15によって遮断される。他方、双方向カプラ16で分岐された信号は、図2に示すパターンP12からパターンP13に伝播し、自己診断回路30に設けられた検出素子31bで検出される。検出素子31bの検出結果は、切替スイッチ32を介してCPU33に入力され、受信信号の信号レベルが適当であるか否かの判断、及び後段回路10bの異常の有無の診断に用いられる。例えば、CPU33は、検出素子31bの検出結果が予め規定された上限閾値を上回った場合に後段回路10bに異常が生じたと判断する。
後段回路10bの異常が生じたと判断した場合には、CPU33は、例えばスイッチ17を開状態にして双方向カプラ16とパワーアンプ18との間の信号伝送路Lを遮断状態にする。そして、入力端T1から報知信号を入力することによって、マイクロストリップアンテナとして機能する双方向カプラ16のパターンP12を用いて報知信号の発報を行わせる。
以上の通り、本実施形態では、入力端T1から入出力端T2に向かって信号伝送路Lを伝播する信号を検出素子31aで検出するとともに、入出力端T2から入力端T1に向かって信号伝送路Lを伝播する信号を検出素子31bで検出している。そして、CPU33が、検出素子31aの検出結果に応じて前段回路10aの異常の有無を診断するとともに、検出素子31bの検出結果に応じて後段回路10bの異常の有無を診断するようにしている。このため、前段回路10aのみならず後段回路10bの異常を診断することができる。
また、本実施形態では、スイッチ17が閉状態である場合には信号伝送路Lとして機能する一方で、スイッチ17が開状態である場合にはマイクロストリップアンテナとして機能するパターンP12を双方向カプラ16の一部として形成している。そして、報知信号の発報を、アンテナATを用いて行い、或いはアンテナATを用いずにマイクロストリップアンテナとして機能するパターンP12を用いて行うようにしている。このため、無線通信装置1が離間して配置されていたとしても、報知信号の発報によって異常の発生を容易に知ることができる。また、例えアンテナATに障害が生じた場合であっても、マイクロストリップアンテナとして機能するパターンP12を用いた報知信号の発報が行われるため、異常の発生を知ることができる。
また、本実施形態では、無線通信装置1で何らかの異常が生じた場合に、前段回路10aの異常であるのか、又は後段回路10bの異常であるのかを切り分けることができる。このため、異常原因の特定が容易であり、修理等に要する時間やコストを削減することができる。
〔第2実施形態〕
図3は、本発明の第2実施形態による自己診断回路を備える無線通信装置の要部構成を示すブロック図である。尚、図3においては、図1に示すブロックと同じブロックについては同一の符号を付してある。図3に示す通り、本実施形態の無線通信装置2は、受信回路20に検出素子24(検出回路)を設け、この検出素子24の検出結果を用いて受信回路20と、パワーデバイダPD及びアンテナATを含めた回路(第1実施形態における後段回路10bの一部)とからなる回路(高周波回路)の異常の有無を検出するものである。
検出素子24は、検出部31に設けられる検出素子31a,31bと同様の検出素子であり、受信回路20に入力した信号を検出する。尚、図3では、検出素子24が可変アッテネータ21と低雑音増幅回路22との間に接続されている例を図示しているが、検出素子24は、I/Q復調器23と低雑音増幅回路22との間に接続されていても、パワーデバイダPDと可変アッテネータ21との間に接続されていても良い。尚、図3に示す通り、本実施形態では、送信回路10のスイッチ18aが省略されている。
次に、上記構成における無線通信装置2の動作について説明する。無線通信装置2の動作は、第1実施形態で説明した無線通信装置1と同様に、送信時動作と受信時動作とに大別されるが、無線通信装置2の送信時動作は無線通信装置1の送信時動作と同様である。このため、以下では無線通信装置2の受信時動作について説明する。
〈受信時動作〉
受信時動作が開始されると、まずCPU33の制御によって初期設定が行われる。具体的には、第1実施形態と同様にスイッチ17が閉状態に設定されるが、可変アッテネータ19の減衰量が最大に設定される一方で、可変アッテネータ21の減衰量が最小に設定される。尚、検出部31の検出素子31a,31bは用いられないため、切替スイッチ32の設定は、CPU33と検出素子31aとが接続された状態、CPU33と検出素子31bとが接続された状態の何れであっても良い。
以上の初期設定が終了し、外部から送信されてきた無線信号がアンテナATで受信されると受信信号が出力される。アンテナATから出力された受信信号は、延長ケーブルCB2、ケーブルCB1、及び入出力端T2を順に介した後にパワーデバイダPDに入力する。パワーデバイダPDに入力した信号は、受信回路20及び送信回路10に分配される。
送信回路10に分配された信号は、可変アッテネータ19の減衰量が最大に設定されているため、殆どが減衰されてしまう。これに対し、受信回路20に分配された信号は、可変アッテネータ21に入力する。ここで、可変アッテネータ21は減衰量が最小に設定されているため、可変アッテネータ21に入力した受信信号は、殆ど減衰されることなく可変アッテネータ21を通過する。可変アッテネータ21を通過した受信信号は、低雑音増幅回路22で増幅された後にI/Q復調器23で復調される。
また、可変アッテネータ21を通過した受信信号は検出素子24で検出される。検出素子24の検出結果は、CPU33に入力され、受信信号の信号レベルが適当であるか否かの判断、及び後段回路10bの異常の有無の診断に用いられる。例えば、CPU33は、検出素子24の検出結果が予め規定された上限閾値を上回った場合に後段回路10bに異常が生じたと判断する。
後段回路10bの異常が生じたと判断した場合には、CPU33は、第1実施形態と同様に、例えばスイッチ17を開状態にして双方向カプラ16とパワーアンプ18との間の信号伝送路Lを遮断状態にする。そして、入力端T1から報知信号を入力することによって、マイクロストリップアンテナとして機能する双方向カプラ16のパターンP12を用いて報知信号の発報を行わせる。
以上の通り、本実施形態では、アンテナATから出力されてパワーデバイダPDを介して受信回路20に入力される受信信号を検出素子24で検出している。そして、CPU33が、検出素子24の検出結果に応じてアンテナAT、パワーデバイダPD、及び受信回路20等からなる高周波回路の異常の有無を診断するようにしている。このため、前段回路10aのみならず後段回路10bの一部(アンテナAT及びパワーデバイダPD等からなる回路)の異常を診断することができる。
また、本実施形態においても、第1実施形態と同様に、無線通信装置2が離間して配置されていたとしても、報知信号の発報によって異常の発生を容易に知ることができ、例えアンテナATに障害が生じた場合であっても、マイクロストリップアンテナとして機能するパターンP12を用いることにより報知信号の発報を行うことができる。更に、本実施形態においても、異常原因の特定が容易であり、修理等に要する時間やコストを削減することができる。
〔第3実施形態〕
図4は、本発明の第3実施形態における検出部31の構成を示す平面図である。尚、図4においては、図2に示す構成と同じ構成については同一の符号を付してある。また、無線通信装置の全体構成は、図1又は図3に示す無線通信装置1,2の全体構成と同様の構成である。図4に示す通り、本実施形態における検出部31は、CRLH(Composite Right-and-Left-Handed)線路P14(第3パターン)を設け、双方向カプラ16をなすパターンP12,P13間の電磁的結合を動的に変化させて、マイクロストリップアンテナとして機能するパターンP12からの報知信号の放射効率を高めるものである。
CRLH線路P14は、パターンP13が形成された基板(例えば、多層基板)の内層又は外層に、平面視でパターンP13と重なる状態で形成された矩形形状のパターンである。このCRLH線路P14は、メタマテリアル(高周波信号に対して自然界の物質には無い振る舞いをする人工物質)の機能を実現するための線路であり、CPU33によって制御されることにより、パターンP13が形成された基板の比誘電率を変化させて、双方向カプラ16をなすパターンP12,P13間の電磁的結合を動的に変化させることができる。
上記構成において、双方向カプラ16のパターンP12をマイクロストリップアンテナとして機能させる場合に、CPU33は、スイッチ17を開状態にして双方向カプラ16とパワーアンプ18との間の信号伝送路Lを遮断状態にするとともにCRLH線路P14を制御する。すると、パターンP13が形成された基板の比誘電率が変化して双方向カプラ16をなすパターンP12,P13間の電磁的結合が弱まる。これにより、マイクロストリップアンテナとして機能するパターンP12が高インピーダンス状態に維持されるため、パターンP12から報知信号を効率的に放射することができる。
以上の通り、本実施形態では、検出部31にCRLH線路P14を設け、双方向カプラ16をなすパターンP12,P13間の電磁的結合を動的に変化させているため、マイクロストリップアンテナとして機能するパターンP12からの報知信号の放射効率を高めることができる。尚、本実施形態における無線通信装置の全体構成は、図1又は図3に示す無線通信装置1,2の全体構成と同様の構成である。このため、第1,第2実施形態と同様に、前段回路10aのみならず後段回路10b(或いは、後段回路10bの一部)の異常を診断することができ、異常の発生を容易に知ることができ、更には修理等に要する時間やコストを削減することができる。
尚、双方向カプラ16は、ワンチップ化された単体のチップとして、或いはモジュール化された単体のモジュールとして実現することができる。また、双方向カプラ16と検出素子31a,31bとをワンチップ化又はモジュール化しても良く、双方向カプラ16及び検出素子31a,31bに加えてスイッチ17をワンチップ化又はモジュール化しても良い。更には、これらの素子以外に、送信回路10、受信回路20、自己診断回路30、及びパワーデバイダPDを含む回路をワンチップ化又はモジュール化しても良い。
以上、本発明の実施形態による自己診断回路について説明したが、本発明は上記実施形態に制限される訳ではなく、本発明の範囲内で自由に変更が可能である。例えば、上述した実施形態では、無線フィールド機器に設けられた無線通信装置1の異常の有無を診断する自己診断回路を例に挙げて説明したが、本発明の自己診断回路は、無線通信が可能な様々な無線通信装置の異常の有無を診断することが可能である。
10a 前段回路
10b 後段回路
17 スイッチ
24 検出素子
30 自己診断回路
31 検出部
31a,31b 検出素子
33 CPU
AT アンテナ
L 信号伝送路
P12〜P14 パターン
T1 入力端

Claims (7)

  1. 高周波信号の入力部と出力部との間の信号伝送路に結合され、該信号伝送路を伝播する信号を用いて高周波回路の診断を行う自己診断回路において、
    前記信号伝送路上に形成された第1パターンと、該第1パターンと電磁的に結合する第2パターンと、前記第1パターンから前記第2パターンに伝播した高周波信号を検出する検出素子とを有し、前記出力部から前記入力部に向かって前記信号伝送路を伝播する高周波信号を検出する検出部と、
    前記第1パターンの前記出力部側における端部と前記信号伝送路との間を接続状態又は遮断状態にするスイッチと、
    前記検出部の検出結果に応じて、前記信号伝送路に対する前記自己診断回路の結合部と前記出力部との間に配置された前記高周波回路の後段部分の異常の有無を診断する診断部と
    を備えており、
    前記診断部は、前記高周波回路の後段部分の異常を診断した場合には、前記スイッチを制御して前記第1パターンの前記出力部側における端部と前記信号伝送路との間を遮断状態にして、前記第1パターンを、前記信号伝送路を伝播する高周波信号を放射するアンテナとして機能させる
    ことを特徴とする自己診断回路。
  2. 前記診断部は、前記検出部の検出結果を用いて前記高周波回路の後段部分における前記入力部から伝播した高周波信号の反射特性を求め、該反射特性に基づいて前記高周波回路の後段部分の異常の有無を診断することを特徴とする請求項1記載の自己診断回路。
  3. 前記検出部は、前記第1パターンに対する前記第2パターンの電磁的な結合力を変化させ得る第3パターンを備えることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の自己診断回路。
  4. 前記診断部は、前記高周波回路の後段部分の異常を診断した場合には、前記第3パターンを用いて前記第1パターンに対する前記第2パターンの電磁的な結合力を弱めることを特徴とする請求項3記載の自己診断回路。
  5. 前記検出部は、前記入力部から前記出力部に向かって前記信号伝送路を伝播する高周波信号の検出も可能であり、
    前記診断部は、前記検出部の検出結果を用いて前記信号伝送路に対する前記自己診断回路の結合部と前記入力部との間に配置された前記高周波回路の前段部分の透過特性を求め、該透過特性に基づいて前記高周波回路の前段部分の異常の有無を診断することを特徴とする請求項1から請求項4の何れか一項に記載の自己診断回路。
  6. 前記出力部は、高周波信号の出力に加えて高周波信号の入力が可能な入出力部であり、
    前記入出力部から入力されて前記高周波回路の後段部分の少なくとも一部を伝播した高周波信号を検出する検出回路を備える
    ことを特徴とする請求項1から請求項5の何れか一項に記載の自己診断回路。
  7. 少なくとも前記検出部は、ワンチップ化又はモジュール化されていることを特徴とする請求項1から請求項6の何れか一項に記載の自己診断回路。
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