JP5573385B2 - 動画像符号化装置及び動画像符号化方法 - Google Patents
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Description
動画像の符号化を行う際に解析した、動き情報や色情報などは、監視カメラシステムや、スポーツなどのフォームチェック用途などにも使用することができる。また、上記動き情報やフレーム間の差分情報などを色差情報として表示することにより、ユーザは、目視により、その動きや差分情報を把握することが可能である。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態の動画像符号化装置の一例を示す図である。
特徴点検出部11は、入力される原画像の動画像データから特徴点を含む領域を検出する。特徴点とは、たとえば、予め指定された特定の色を示す領域、フレーム間での輝度の差分や動きベクトルが所定の値よりも大きい領域、ユーザが指定した領域などである。動きベクトルの大きさは、符号化部12からの情報をもとに検出される。
たとえば、1フレームの原画の動画像データが特徴点検出部11に入力されると、特徴点検出部11は、予め設定した内容に応じて特徴点を検出する。たとえば、スポーツなどのフォームチェックを行う場合、動きベクトルの大きい箇所を強調表示したい。その場合、特徴点検出部11は、符号化部12での動き検出結果を参照して、フレーム間の動きベクトルが所定の大きさよりも大きい領域を特徴点として検出する。
図2は、特徴点の強調表示手法Aの一例を示す図である。
図3では、通常再生と特徴点を強調表示する場合における、画面間予測符号化の際の重み付けの一例と、マクロブロックの復号の様子を示している。
動画像符号化装置10により、上記のような処理を行い、特徴点強調用のヘッダを生成することで、復号装置側では、特徴点を含むマクロブロックMB1,MB2,MB3,MB4が、たとえば、ピンクや緑などの目立つ色にて強調表示される。
図5でも、通常再生と特徴点を強調表示する場合における、画面間予測符号化の際の予測重み付け係数の一例と、マクロブロックの復号の様子を示している。
通常再生時には、予測重み付け係数のうち、たとえば、重み係数は輝度及び色差とも1であり、オフセットは0である。これに対して、特徴点を強調表示する際には、ヘッダ生成部14は、特徴点を検出しなかった領域における色差の予測重み付け係数を変更する。図5の例では、ヘッダ生成部14が、色差の予測重み付け係数のうち重み係数を0とし、オフセットを127と設定することで、予測画は灰色として扱われ特徴点ではない領域の復号画は灰色となる。これにより、特徴点の領域を相対的に強調することができる。
動画像符号化装置10により、図5で示したような処理を行い、特徴点強調用のヘッダを生成することで、復号装置側では、特徴点を含むマクロブロックMB5,MB6,MB7,MB8,MB9以外が、たとえば、灰色など目立たない色にて表示される。その結果、特徴点を含むマクロブロックMB5,MB6,MB7,MB8,MB9が相対的に強調表示される。
図7は、第2の実施の形態の動画像符号化装置の一例を示す図である。
なお、以下では、H.264/AVCによる動画像データの符号化を例にして説明する。
動き予測処理部61は、原画像のマクロブロックと、メモリ70の参照ピクチャバッファ領域73から読み込んだ参照ピクチャのデータをもとに動きベクトルを算出する。そして、動き予測処理部61は、動きベクトルをもとに、メモリ70から読み込んだ参照ピクチャのデータに対して動き補償することにより、動き補償された予測画像のマクロブロックを生成する。
予測画像選択部63は、画面内予測部60または重み付け予測処理部62のどちらか一方から出力される予測画像のマクロブロックを選択し、予測誤差信号生成部52及び参照ピクチャ生成部58に出力する。予測画像選択部63は、動画像符号化装置50が処理するピクチャの種類によって全体制御部51の制御に応じて、切り替えが指示されるとともに、特徴点検出部64からの指示によっても切り替えを行う。予測画像選択部63は、図1で示した符号化方式切り替え部13の機能を有している。
以下、図7で示したような動画像符号化装置50による動画像符号化方法の詳細を説明する。
まず、全体制御部51は、特徴点検出部64に対して、特徴点検出を行わせるか否かの設定を行う(ステップS1)。ここでは、さらに、どのような特徴を検出するかの設定も行われる。たとえば、特定の色、またはフレーム間の動きベクトルの大きさにおいて特徴点とすべき閾値などが設定される。
図9は、符号化手法1の処理の流れを示すフローチャートである。
特徴点検出部64は、全体制御部51の制御のもと、特徴点検出を実施するピクチャ間隔を設定する(ステップS10)。具体的には、特徴点検出部64は、入力される複数のピクチャのうち一部のピクチャに対して特徴点検出を行うように設定する。たとえば、特徴点検出部64は、数枚に1枚のピクチャ(たとえば、3枚に1枚)に対して、特徴点検出を行うように設定を行う。これにより、符号処理の処理時間が短縮される。符号化手法1及び後述する符号化手法2のように特徴点が検出されないマクロブロックに対して画面内予測符号化を用いる場合には符号量を抑制できる点で特に有用である。
H.264の符号化データは、AUD(アクセスユニットデリミタ)、SPS(シーケンスパラメータセット)、PPS(ピクチャパラメータセット)、SEI(付加データ)、Slice(スライス情報)を含んでいる。スライス情報はHeader(スライスヘッダ)とData(スライスデータ)を有している。
スライスヘッダには、参照ピクチャを並べ変える処理を行う構文(シンタックス)(ref_pic_list_reordering)や、画面間予測符号化の際の予測重み付け係数を指定する構文(pred_wight_table)が含まれる。また、スライスヘッダには、デコード時の参照ピクチャを指定する構文(dec_ref_pic_marking)が含まれる。
全体制御部51は、ステップS10の処理で設定されたピクチャ間隔に応じて、入力した原画像のピクチャが、特徴点の検出対象のピクチャであるか否かを判定する(ステップS14)。検出されたピクチャが、特徴点の検出対象のピクチャである場合には、全体制御部51は、特徴点強調用のスライスヘッダを生成する(ステップS15)。特徴点強調用のスライスヘッダは、たとえば、図11で示したref_pic_list_reorderingの部分を、特徴点非強調用のスライスヘッダとは異なるようにしたものである。
図12は、復号ピクチャと参照ピクチャの遷移の様子を示す図である。
復号ピクチャ番号、短期間参照ピクチャ、長期間参照ピクチャと、RefPicListの内容を示している。
上記のように特徴点強調用のスライスヘッダが生成されると、全体制御部51の制御のもと、入力された原画像のピクチャにおいてマクロブロックごとの符号化処理が開始される(ステップS16)。なお、符号化の際には、動き予測を行うので、全体制御部51は、特徴点非強調用のスライスヘッダを用いる。すなわち、参照ピクチャとして、短期間参照ピクチャを利用して動き予測が行われる。
図13は、符号化手法2の処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS30〜S33までの処理は、図9で示した符号化手法1のS10,S12〜S14の処理と同じである。符号化手法2では、参照ピクチャの切り替えは行われないので、符号化手法1のような前処理(ステップS11)は行われない。
符号化手法2における特徴点強調用のスライスヘッダは、たとえば、図11で示したpred_wight_tableの部分を、特徴点非強調用のスライスヘッダとは異なるようにしたものである。
次に、符号化手法3の処理を説明する。
ステップS50〜S53までの処理は、図13で示した符号化手法2のS30〜S33の処理と同じである。符号化手法3でも、参照ピクチャの切り替えを行わないので、符号化手法1のような前処理(ステップS11)は行わない。
メモリ70において、たとえば、特徴点非強調用のスライスヘッダは、特徴点非強調用スライスヘッダ領域71aに格納され、特徴点強調用のスライスヘッダは特徴点強調用スライスヘッダ領域71bに格納される。
(付記1) 動画像データから特徴点を含む領域を検出する特徴点検出部と、
前記領域に対して、他の領域とは異なる符号化方式で符号化するように符号化方式を切り替える符号化方式切り替え部と、
前記領域を強調表示させる情報を含む特徴点強調用のヘッダを生成するヘッダ生成部と、
を有することを特徴とする動画像符号化装置。
符号化方式切り替え部が前記領域に対して、他の領域とは異なる符号化方式で符号化するように符号化方式を切り替え、
ヘッダ生成部が前記領域を強調表示させる情報を含む特徴点強調用のヘッダを生成することを特徴とする動画像符号化方法。
11 特徴点検出部
12 符号化部
13 符号化方式切り替え部
14 ヘッダ生成部
20 外部メモリ
Claims (6)
- 動画像データから特徴点を含む領域を検出する特徴点検出部と、
前記領域に対して、前記特徴点を含まない他の領域とは異なる符号化方式で符号化するように符号化方式を切り替える符号化方式切り替え部と、
前記領域を強調表示させる情報を含む特徴点強調用のヘッダを生成するヘッダ生成部と、を有し、
前記符号化方式切り替え部は、前記他の領域に対して画面内予測符号化を行う場合には、前記領域に対して画面間予測符号化を行うように前記符号化方式を切り替え、前記他の領域に対して画面間予測符号化を行う場合には、前記領域に対して画面内予測符号化を行うように前記符号化方式を切り替える、
ことを特徴とする動画像符号化装置。 - 動画像データから特徴点を含む領域を検出する特徴点検出部と、
前記領域に対して、前記特徴点を含まない他の領域とは異なる符号化方式で符号化するように符号化方式を切り替える符号化方式切り替え部と、
前記領域を強調表示させる情報を含む特徴点強調用のヘッダを生成するヘッダ生成部と、を有し、
前記特徴点検出部は、前記特徴点を検出した前記領域の識別番号を保持し、特徴点を検出しないピクチャにおいて画面間予測符号化が行われる際に、前記識別番号で指定された前記領域が参照された場合、前記符号化方式切り替え部に、前記符号化方式を画面内予測符号化に切り替えさせる、
ことを特徴とする動画像符号化装置。 - 前記特徴点検出部は、順次入力される複数のピクチャのうち、一部のピクチャに対して前記領域の検出を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の動画像符号化装置。
- 前記ヘッダ生成部は、特徴点非強調用のヘッダを生成してメモリに記憶し、処理中のピクチャが前記領域の検出を行うピクチャである場合には、前記特徴点非強調用のヘッダを、生成した前記特徴点強調用のヘッダで上書きすることを特徴とする請求項3に記載の動画像符号化装置。
- 前記ヘッダ生成部は、前記特徴点を含む動画像データに付加する前記特徴点強調用のヘッダと、前記特徴点を含まない動画像データに付加する特徴点非強調用のヘッダの2種類のヘッダを生成することを特徴とする請求項1または2に記載の動画像符号化装置。
- 特徴点検出部が動画像データから特徴点を含む領域を検出し、
前記特徴点が検出されないピクチャにおいて画面間予測符号化が行われる際に、前記特徴点が検出された前記領域の識別番号で指定された前記領域が参照された場合、符号化方式切り替え部が符号化方式を画面内予測符号化に切り替えることで前記領域に対して、前記特徴点を含まない他の領域とは異なる符号化方式で符号化するように符号化方式を切り替え、
ヘッダ生成部が前記領域を強調表示させる情報を含む特徴点強調用のヘッダを生成することを特徴とする動画像符号化方法。
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