JP5570363B2 - 動画像符号化装置、動画像復号装置、動画像符号化方法、動画像復号方法、およびプログラム - Google Patents

動画像符号化装置、動画像復号装置、動画像符号化方法、動画像復号方法、およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、動画像符号化装置、動画像復号装置、動画像符号化方法、動画像復号方法、およびプログラムに関する。
非特許文献1には、フレーム間予測を許容する映像圧縮符号化の標準規格が示されている。フレーム間予測では、既に符号化を行った画像から、符号化対象領域の絵柄に類似した絵柄を有する領域を探し、探した領域の画素値を符号化対象領域の予測値とする。以降では、フレーム間予測により予測誤差を求める処理を、動き補償と呼び、符号化対象領域から符号化済みである類似領域までの空間的なベクトルを、動きベクトル(MV;Motion Vector)と呼ぶものとする。
非特許文献1に記載の手法では、類似領域の探索(動き探索)の際に、整数サンプリング位置(整数精度画素)の画素値だけでなく、中間的な位置(小数精度画素)の画素値を補間により生成して、この補間により生成した画素値を予測値とすることもできる。非特許文献1に記載の手法では、1/4精度画素までフレーム間予測が許容される。
一方、非特許文献2には、小数精度の動き探索における補間処理(補間フィルタ係数を用いる処理)について、映像特徴などに適応的に処理する手法(適応的な補間フィルタ係数を用いる手法)が示されている。この非特許文献2に記載の手法によれば、上述の非特許文献1に記載の手法と比べて、高い符号化性能を得ることができる。
Joint Video Team(JVT) of ISO/IEC MPEG and ITU-T VCEG, "Text of ISO/IEC 14496-10 Advanced Video Coding," July 2004. Thomas Wedi, "Adaptive Interpolation Filters and High-Resolution Displacements for Video Coding," IEEE Trans. On Circuits and Systems for Video Technology, Vol.16, No.4, April 2006. G. J. Sullivan, Thomas Wiegand, "Rate-Distortion Optimization for Video Compression," IEEE Signal Processing Magazine, pp.74-90, Nov. 1998.
非特許文献2に記載の手法では、適応的な補間フィルタ係数を、スライスごとに設定することができる。ところが、この適応的な補間フィルタ係数を、各スライスの制御情報に含めることとすると、例えば数十kbpsといった情報量が発生してしまう。このため、非特許文献1に示された映像圧縮符号化の標準規格に対して、非特許文献2に記載の手法を適用すると、上述の例えば数十kbpsといった情報量の分だけ、情報量が増加してしまっていた。
そこで、本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、適応的なフィルタ係数を用いつつ符号量を削減できる動画像符号化装置、動画像復号装置、動画像符号化方法、動画像復号方法、およびプログラムを提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するために、以下の事項を提案している。
(1) 本発明は、フレーム間予測において予測値に対するフィルタ処理を許容する動画像符号化装置であって、予め定められた複数種類のフィルタ係数(例えば、図1の動画像符号化装置AAの外部で定められる複数種類のフィルタ係数や、図6の動画像符号化装置CCの内部で定められる複数種類のフィルタ係数に相当)を保持する符号化側フィルタ係数保持手段(例えば、図2の小数位置補間値生成部21や、図7の小数位置補間値生成部21Aに相当)と、前記複数種類のフィルタ係数のそれぞれに固有の識別情報(例えば、後述の第3の情報に含まれる、複数種類の補間フィルタ係数のnそれぞれに固有の識別情報に相当)を保持する符号化側識別情報保持手段(例えば、図1や図6のエントロピー符号化部6に相当)と、前記符号化側フィルタ係数保持手段により保持された複数種類のフィルタ係数の中から1つを、符号化制御単位(例えば、後述の1以上のマクロブロック、1以上のスライス、1以上のピクチャ、または、1以上のフレームに相当)ごとに選択する符号化側フィルタ係数選択手段(例えば、図2の小数位置補間値生成部21や、図7の小数位置補間値生成部21Aに相当)と、前記符号化側識別情報保持手段により保持された複数種類の識別情報のうち、前記符号化側フィルタ係数選択手段により選択されたフィルタ係数に固有の識別情報を、符号化制御単位ごとに選択する識別情報選択手段(例えば、図1や図6のエントロピー符号化部6に相当)と、前記識別情報選択手段により選択された識別情報を含む符号化データ(例えば、図1や図6の符号化データcに相当)を生成する符号化データ生成手段(例えば、図1や図6のエントロピー符号化部6に相当)と、を備えることを特徴とする動画像符号化装置を提案している。
この発明によれば、フレーム間予測において予測値に対するフィルタ処理を許容する動画像符号化装置に、符号化側フィルタ係数保持手段、符号化側識別情報保持手段、符号化側フィルタ係数選択手段、識別情報選択手段、および符号化データ生成手段を設けた。そして、符号化側フィルタ係数保持手段により、予め定められた複数種類のフィルタ係数を保持し、符号化側識別情報保持手段により、複数種類のフィルタ係数のそれぞれに固有の識別情報を保持することとした。また、符号化側フィルタ係数選択手段により、符号化側フィルタ係数保持手段により保持された複数種類のフィルタ係数の中から1つを、符号化制御単位ごとに選択することとした。また、識別情報選択手段により、符号化側識別情報保持手段により保持された複数種類の識別情報のうち、符号化側フィルタ係数選択手段により選択されたフィルタ係数に固有の識別情報を、符号化制御単位ごとに選択することとした。また、符号化データ生成手段により、識別情報選択手段により選択された識別情報を含む符号化データを生成することとした。
このため、(1)の動画像符号化装置は、予め定められた複数種類のフィルタ係数の中から、符号化制御単位ごとに適応的なフィルタ係数を選択し、選択したフィルタ係数に固有の識別情報を含む符号化データを生成することができる。したがって、符号化制御単位ごとに適応的なフィルタ係数を選択し、選択したフィルタ係数を含む符号化データを生成する場合と比べて、符号化データに含まれる情報量が少なくなる。よって、適応的なフィルタ係数を用いつつ符号量を削減することができる。
(2) 本発明は、(1)の動画像符号化装置について、予め定められた複数種類のフィルタ係数の入力を受付ける入力手段(例えば、図1のインター符号化予測値生成部2に相当)を備え、前記符号化側フィルタ係数保持手段は、前記入力手段により入力を受付けられたフィルタ係数を保持することを特徴とする動画像符号化装置を提案している。
この発明によれば、(1)の動画像符号化装置に、予め定められた複数種類のフィルタ係数の入力を受付ける入力手段に設け、符号化側フィルタ係数保持手段により、入力手段により入力を受付けられたフィルタ係数を保持することとした。
このため、(2)の動画像符号化装置は、外部において予め定められた複数種類のフィルタ係数を用いて、符号化データを生成することができる。
(3) 本発明は、(1)の記載の動画像符号化装置について、複数種類のフィルタ係数を決定するフィルタ係数決定手段(例えば、図7のフィルタ係数算出部23に相当)を備え、前記符号化側フィルタ係数保持手段は、前記フィルタ係数決定手段により決定されたフィルタ係数を保持することを特徴とする動画像符号化装置を提案している。
この発明によれば、(1)の動画像符号化装置に、複数種類のフィルタ係数を決定するフィルタ係数決定手段を設け、符号化側フィルタ係数保持手段により、フィルタ係数決定手段により決定されたフィルタ係数を保持することとした。
このため、(3)の動画像符号化装置は、複数種類のフィルタ係数を内部で決定し、これらフィルタ係数を用いて符号化データを生成することができる。
(4) 本発明は、(3)の動画像符号化装置について、前記フィルタ係数決定手段は、前記符号化側フィルタ係数選択手段により符号化制御単位ごとに選択されたフィルタ係数を蓄積する符号化側フィルタ係数蓄積手段(例えば、図6の第3のローカルメモリ9に相当)と、前記符号化側フィルタ係数蓄積手段により蓄積されたフィルタ係数に基づいて、フィルタ係数を1つ設定する符号化側基準フィルタ係数設定手段(例えば、図7の小数位置補間値生成部21Aに相当)と、前記符号化側基準フィルタ係数設定手段により設定されたフィルタ係数を基準として、当該基準のフィルタ係数より通過域の広いものと、当該基準のフィルタ係数より通過域の狭いものと、のうち少なくとも1つを設定する符号化側フィルタ係数設定手段(例えば、図7の小数位置補間値生成部21Aに相当)と、を備え、前記符号化側基準フィルタ係数設定手段により設定されたフィルタ係数と、前記符号化側フィルタ係数設定手段により設定されたフィルタ係数と、を前記複数種類のフィルタ係数として決定することを特徴とする動画像符号化装置を提案している。
この発明によれば、(3)の動画像符号化装置において、フィルタ係数決定手段に、符号化側フィルタ係数蓄積手段、符号化側基準フィルタ係数設定手段、および符号化側フィルタ係数設定手段を設けた。そして、符号化側フィルタ係数蓄積手段により、符号化側フィルタ係数選択手段により符号化制御単位ごとに選択されたフィルタ係数を蓄積し、符号化側基準フィルタ係数設定手段により、符号化側フィルタ係数蓄積手段により蓄積されたフィルタ係数に基づいて、フィルタ係数を1つ設定することとした。また、符号化側フィルタ係数設定手段により、符号化側基準フィルタ係数設定手段により設定されたフィルタ係数を基準として、基準のフィルタ係数より通過域の広いものと、基準のフィルタ係数より通過域の狭いものと、のうち少なくとも1つを設定することとした。さらに、フィルタ係数決定手段により、符号化側基準フィルタ係数設定手段により設定されたフィルタ係数と、符号化側フィルタ係数設定手段により設定されたフィルタ係数と、を複数種類のフィルタ係数として決定することとした。
このため、(4)の動画像符号化装置は、符号化制御単位ごとに用いたフィルタ係数を蓄積し、これら蓄積したフィルタ係数に基づいて複数種類のフィルタ係数を決定することができる。
(5) 本発明は、(1)〜(4)のいずれかの動画像符号化装置について、前記符号化制御単位とは、1以上のマクロブロック、1以上のスライス、1以上のピクチャ、または、1以上のフレームであることを特徴とする動画像符号化装置を提案している。
この発明によれば、(1)〜(4)のいずれかの動画像符号化装置において、符号化制御単位とは、1以上のマクロブロック、1以上のスライス、1以上のピクチャ、または、1以上のフレームであることとした。
このため、(5)の動画像符号化装置は、符号化データの生成に用いるフィルタ係数を、1以上のマクロブロック、1以上のスライス、1以上のピクチャ、または、1以上のフレームごとに決定することができる。
(6) 本発明は、(1)〜(5)のいずれかの動画像符号化装置において生成された符号化データを復号する動画像復号装置であって、前記符号化データを復号して復号データを求める符号化データ復号手段(例えば、図4の符号化データ解析部110に相当)と、前記符号化側フィルタ係数保持手段により保持された複数種類のフィルタ係数を保持する復号側フィルタ係数保持手段(例えば、図4の符号化データ解析部110に相当)と、前記符号化側識別情報保持手段により保持された識別情報を保持する復号側識別情報保持手段(例えば、図4の符号化データ解析部110に相当)と、前記復号側識別情報保持手段により保持された識別情報に基づいて、前記復号側フィルタ係数保持手段により保持された複数種類のフィルタ係数の中から、前記符号化データに含まれる識別情報に対応するものを選択する復号側フィルタ係数選択手段(例えば、図4の符号化データ解析部110に相当)と、前記復号側フィルタ係数選択手段により選択されたフィルタ係数を用いて、動き補償予測画像(例えば、図4の復号済み画素値Aに相当)を生成する予測画像生成手段と、を備えることを特徴とする動画像復号装置を提案している。
この発明によれば、(1)〜(5)のいずれかの動画像符号化装置において生成された符号化データを復号する動画像復号装置に、符号化データ復号手段、復号側フィルタ係数保持手段、復号側識別情報保持手段、復号側フィルタ係数選択手段、および予測画像生成手段を設けた。そして、符号化データ復号手段により、符号化データを復号して復号データを求め、復号側フィルタ係数保持手段により、符号化側フィルタ係数保持手段により保持された複数種類のフィルタ係数を保持し、復号側識別情報保持手段により、符号化側識別情報保持手段により保持された識別情報を保持することとした。また、復号側フィルタ係数選択手段により、復号側識別情報保持手段により保持された識別情報に基づいて、復号側フィルタ係数保持手段により保持された複数種類のフィルタ係数の中から、符号化データに含まれる識別情報に対応するものを選択することとした。また、予測画像生成手段により、復号側フィルタ係数選択手段により選択されたフィルタ係数を用いて、動き補償予測画像を生成することとした。
このため、(6)の動画像復号装置は、符号化データに含まれる識別情報に基づいて、この符号化データを生成する際に動画像符号化装置において用いられたフィルタ係数を識別し、識別したフィルタ係数を用いて動き補償予測画像を生成する。したがって、符号化制御単位ごとに動画像符号化装置において用いられたフィルタ係数を用いて、動き補償予測画像を生成することができる。
(7) 本発明は、(6)の動画像復号装置について、前記復号データから識別情報を取得する識別情報取得手段(例えば、図4の符号化データ解析部110に相当)を備え、前記復号側フィルタ係数選択手段は、前記識別情報取得手段により取得された識別情報に対応するフィルタ係数を、前記符号化データに含まれる識別情報に対応するものとして選択することを特徴とする動画像復号装置を提案している。
この発明によれば、(6)の動画像復号装置に、復号データから識別情報を取得する識別情報取得手段を設け、復号側フィルタ係数選択手段により、識別情報取得手段により取得された識別情報に対応するフィルタ係数を、符号化データに含まれる識別情報に対応するものとして選択することとした。
このため、(7)の動画像復号装置は、符号化データに含まれる識別情報を取得し、取得した識別情報に応じたフィルタ係数を用いて、動き補償予測画像を生成することができる。
(8) 本発明は、(4)の動画像符号化装置において生成された符号化データを復号する動画像復号装置であって、前記符号化データを復号して復号データを求める符号化データ復号手段(例えば、図4の符号化データ解析部110に相当)と、複数種類のフィルタ係数を保持する復号側フィルタ係数保持手段(例えば、図4の符号化データ解析部110に相当)と、前記符号化側識別情報保持手段により保持された識別情報を保持する復号側識別情報保持手段(例えば、図4の符号化データ解析部110に相当)と、前記復号データから識別情報を取得する識別情報取得手段(例えば、図4の符号化データ解析部110に相当)と、前記復号側識別情報保持手段により保持された識別情報に基づいて、前記復号側フィルタ係数保持手段により保持された複数種類のフィルタ係数の中から、前記識別情報取得手段により取得された識別情報に対応するものを選択する復号側フィルタ係数選択手段(例えば、図4の符号化データ解析部110に相当)と、前記復号側フィルタ係数選択手段により選択されたフィルタ係数を用いて、動き補償予測画像(例えば、図4の復号済み画素値Aに相当)を生成する予測画像生成手段と、前記予測画像生成手段により用いられたフィルタ係数を蓄積する復号側フィルタ係数蓄積手段と、前記復号側フィルタ係数蓄積手段により蓄積されたフィルタ係数に基づいて、フィルタ係数を1つ設定する復号側基準フィルタ係数設定手段と、前記復号側基準フィルタ係数設定手段により設定されたフィルタ係数を基準として、当該基準のフィルタ係数より通過域の広いものと、当該基準のフィルタ係数より通過域の狭いものと、のうち少なくとも1つを設定する復号側フィルタ係数設定手段と、を備え、前記復号側フィルタ係数保持手段は、前記復号側基準フィルタ係数設定手段により設定されたフィルタ係数と、前記復号側フィルタ係数設定手段により設定されたフィルタ係数と、を前記複数種類のフィルタ係数として保持することを特徴とする動画像復号装置を提案している。
この発明によれば、(4)の動画像符号化装置において生成された符号化データを復号する動画像復号装置に、符号化データ復号手段、復号側フィルタ係数保持手段、復号側識別情報保持手段、識別情報取得手段、復号側フィルタ係数選択手段、予測画像生成手段、復号側フィルタ係数蓄積手段、復号側基準フィルタ係数設定手段、および復号側フィルタ係数設定手段を設けた。そして、復号側フィルタ係数蓄積手段により、予測画像生成手段により用いられたフィルタ係数を蓄積し、復号側基準フィルタ係数設定手段により、復号側フィルタ係数蓄積手段により蓄積されたフィルタ係数に基づいて、フィルタ係数を1つ設定することとした。また、復号側フィルタ係数設定手段により、復号側基準フィルタ係数設定手段により設定されたフィルタ係数を基準として、基準のフィルタ係数より通過域の広いものと、基準のフィルタ係数より通過域の狭いものと、のうち少なくとも1つを設定することとした。さらに、復号側フィルタ係数保持手段により、復号側基準フィルタ係数設定手段により設定されたフィルタ係数と、復号側フィルタ係数設定手段により設定されたフィルタ係数と、を複数種類のフィルタ係数として保持することとした。
このため、(8)の動画像復号装置は、符号化制御単位ごとに用いたフィルタ係数を蓄積し、これら蓄積したフィルタ係数に基づいて複数種類のフィルタ係数を決定する。そして、これら複数種類のフィルタ係数の中から、符号化制御単位ごとに動画像符号化装置において用いられたフィルタ係数を識別し、識別したフィルタ係数を用いて、動き補償予測画像を生成することができる。
(9) 本発明は、(6)〜(8)のいずれかの動画像復号装置について、前記符号化制御単位とは、1以上のマクロブロック、1以上のスライス、1以上のピクチャ、または、1以上のフレームであることを特徴とする動画像復号装置を提案している。
この発明によれば、(6)〜(8)のいずれかの動画像復号装置において、符号化制御単位とは、1以上のマクロブロック、1以上のスライス、1以上のピクチャ、または、1以上のフレームであることとした。
このため、(9)の動画像復号装置は、動き補償予測画像の生成に用いるフィルタ係数を、1以上のマクロブロック、1以上のスライス、1以上のピクチャ、または、1以上のフレームごとに決定することができる。
(10) 本発明は、(1)〜(5)のいずれかの動画像符号化装置において生成される符号化データの符号化データ構造であって、各符号化制御単位に対する設定値として、当該符号化制御単位で適用される識別情報を含むことを特徴とする符号化データ構造を提案している。
この発明によれば、(1)〜(5)のいずれかの動画像符号化装置において生成される符号化データの符号化データ構造において、各符号化制御単位に対する設定値として、符号化制御単位で適用される識別情報を含むこととした。
このため、(10)の符号化データ構造の符号化データを生成する動画像符号化装置は、符号化制御単位ごとに用いたフィルタ係数に応じた識別情報を含む符号化データを生成することができる。また、(10)の符号化データ構造の符号化データを受信する動画像復号装置は、符号化制御単位ごとに動画像符号化装置において用いられたフィルタ係数を用いて、動き補償予測画像を生成することができる。
(11) 本発明は、(10)の符号化データ構造について、複数の符号化制御単位に対する設定値として、前記符号化側フィルタ係数保持手段により保持されるフィルタ係数と、当該フィルタ係数の数と、を含むことを特徴とする符号化データ構造を提案している。
この発明によれば、(10)の符号化データ構造において、複数の符号化制御単位に対する設定値として、符号化側フィルタ係数保持手段により保持されるフィルタ係数と、フィルタ係数の数と、を含むこととした。
このため、(11)の符号化データ構造の符号化データを生成する動画像符号化装置は、複数の符号化制御単位ごとに、複数種類のフィルタ係数と、これら複数種類のフィルタ係数の数と、を含む符号化データを生成することができる。また、(11)の符号化データ構造の符号化データを受信する動画像復号装置は、複数の符号化制御単位ごとに、複数種類のフィルタ係数と、これら複数種類のフィルタ係数の数と、に基づいて、動き補償予測画像を生成する際に用いるフィルタ係数を決定し、このフィルタ係数を用いて動き補償予測画像を生成することができる。
(12) 本発明は、(1)〜(5)のいずれかの動画像符号化装置について、前記符号化データ生成手段は、(10)または(11)の符号化データ構造に従った符号化データを生成することを特徴とする動画像符号化装置を提案している。
この発明によれば、(1)〜(5)のいずれかの動画像符号化装置において、符号化データ生成手段により、(10)または(11)の符号化データ構造に従った符号化データを生成することとした。
このため、(12)の動画像符号化装置は、符号化制御単位ごとに用いたフィルタ係数に応じた識別情報を含む符号化データを生成したり、複数の符号化制御単位ごとに、複数種類のフィルタ係数と、これら複数種類のフィルタ係数の数と、を含む符号化データを生成したりすることができる。
(13) 本発明は、(6)〜(9)のいずれかの動画像復号装置について、前記符号化データ復号手段は、(10)または(11)の符号化データ構造に従って生成された符号化データを復号することを特徴とする動画像復号装置を提案している。
この発明によれば、(6)〜(9)のいずれかの動画像復号装置において、符号化データ復号手段により、(10)または(11)の符号化データ構造に従って生成された符号化データを復号することとした。
このため、(13)の動画像復号装置は、符号化制御単位ごとに動画像符号化装置において用いられたフィルタ係数を用いて動き補償予測画像を生成したり、複数の符号化制御単位ごとに、複数種類のフィルタ係数と、これら複数種類のフィルタ係数の数と、に基づいて、動き補償予測画像を生成する際に用いるフィルタ係数を決定し、このフィルタ係数を用いて動き補償予測画像を生成したりすることができる。
(14) 本発明は、フレーム間予測において予測値に対するフィルタ処理を許容する動画像符号化方法であって、予め定められた複数種類のフィルタ係数(例えば、図1の動画像符号化装置AAの外部で定められる複数種類のフィルタ係数や、図6の動画像符号化装置CCの内部で定められる複数種類のフィルタ係数に相当)を保持する第1のステップ(例えば、図3のステップS2の処理に相当)と、前記複数種類のフィルタ係数のそれぞれに固有の識別情報(例えば、後述の第3の情報に含まれる、複数種類の補間フィルタ係数のnそれぞれに固有の識別情報に相当)を保持する第2のステップ(例えば、図3のステップS3の処理に相当)と、前記第1のステップにおいて保持した複数種類のフィルタ係数の中から1つを、符号化制御単位(例えば、後述の1以上のマクロブロック、1以上のスライス、1以上のピクチャ、または、1以上のフレームに相当)ごとに選択する第3のステップ(例えば、図3のステップS4の処理に相当)と、前記第2のステップにおいて保持した複数種類の識別情報のうち、前記第3のステップにおいて選択したフィルタ係数に固有の識別情報を、符号化制御単位ごとに選択する第4のステップ(例えば、図3のステップS4の処理に相当)と、前記第4のステップにおいて選択した識別情報を含む符号化データ(例えば、図1や図6の符号化データcに相当)を生成する第5のステップと、を備えることを特徴とする動画像符号化方法を提案している。
この発明によれば、まず、予め定められた複数種類のフィルタ係数を保持するとともに、複数種類のフィルタ係数のそれぞれに固有の識別情報を保持する。次に、保持した複数種類のフィルタ係数の中から1つを、符号化制御単位ごとに選択し、保持した複数種類の識別情報のうち、選択したフィルタ係数に固有の識別情報を、符号化制御単位ごとに選択し、選択した識別情報を含む符号化データを生成する。これによれば、上述した効果と同様の効果をそうすることができる。
(15) 本発明は、(14)の動画像符号化方法において生成された符号化データを復号する動画像復号方法であって、前記符号化データを復号して復号データを求める第6のステップと、前記第1のステップにおいて保持した複数種類のフィルタ係数を保持する第7のステップと、前記第2のステップにおいて保持した識別情報を保持する第8のステップと、前記第8のステップにおいて保持した識別情報に基づいて、前記第7のステップにおいて保持した複数種類のフィルタ係数の中から、前記符号化データに含まれる識別情報に対応するものを選択する第9のステップと、前記第9のステップにおいて選択したフィルタ係数を用いて、動き補償予測画像を生成する第10のステップと、を備えることを特徴とする動画像復号方法を提案している。
この発明によれば、(14)の動画像符号化方法に加えて、まず、符号化データを復号して復号データを求める。次に、(14)の動画像符号化方法により保持した複数種類のフィルタ係数を保持するとともに、(14)の動画像符号化方法により保持した識別情報を保持する。次に、保持した識別情報に基づいて、保持した複数種類のフィルタ係数の中から、符号化データに含まれる識別情報に対応するものを選択し、選択したフィルタ係数を用いて、動き補償予測画像を生成する。これによれば、上述した効果と同様の効果をそうすることができる。
(16) 本発明は、フレーム間予測において予測値に対するフィルタ処理を許容する動画像符号化方法を、コンピュータに実行させるためのプログラムであって、予め定められた複数種類のフィルタ係数(例えば、図1の動画像符号化装置AAの外部で定められる複数種類のフィルタ係数や、図6の動画像符号化装置CCの内部で定められる複数種類のフィルタ係数に相当)を保持する第1のステップ(例えば、図3のステップS2の処理に相当)と、前記複数種類のフィルタ係数のそれぞれに固有の識別情報(例えば、後述の第3の情報に含まれる、複数種類の補間フィルタ係数のnそれぞれに固有の識別情報に相当)を保持する第2のステップ(例えば、図3のステップS3の処理に相当)と、前記第1のステップにおいて保持した複数種類のフィルタ係数の中から1つを、符号化制御単位(例えば、後述の1以上のマクロブロック、1以上のスライス、1以上のピクチャ、または、1以上のフレームに相当)ごとに選択する第3のステップ(例えば、図3のステップS4の処理に相当)と、前記第2のステップにおいて保持した複数種類の識別情報のうち、前記第3のステップにおいて選択したフィルタ係数に固有の識別情報を、符号化制御単位ごとに選択する第4のステップ(例えば、図3のステップS4の処理に相当)と、前記第4のステップにおいて選択した識別情報を含む符号化データ(例えば、図1や図6の符号化データcに相当)を生成する第5のステップと、をコンピュータに実行させるためのプログラムを提案している。
この発明によれば、プログラムをコンピュータに実行させることで、まず、予め定められた複数種類のフィルタ係数を保持するとともに、複数種類のフィルタ係数のそれぞれに固有の識別情報を保持する。次に、保持した複数種類のフィルタ係数の中から1つを、符号化制御単位ごとに選択し、保持した複数種類の識別情報のうち、選択したフィルタ係数に固有の識別情報を、符号化制御単位ごとに選択し、選択した識別情報を含む符号化データを生成する。これによれば、上述した効果と同様の効果をそうすることができる。
(17) 本発明は、(16)の動画像符号化方法において生成された符号化データを復号する動画像復号方法を、コンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記符号化データを復号して復号データを求める第6のステップと、前記第1のステップにおいて保持した複数種類のフィルタ係数を保持する第7のステップと、前記第2のステップにおいて保持した識別情報を保持する第8のステップと、前記第8のステップにおいて保持した識別情報に基づいて、前記第7のステップにおいて保持した複数種類のフィルタ係数の中から、前記符号化データに含まれる識別情報に対応するものを選択する第9のステップと、前記第9のステップにおいて選択したフィルタ係数を用いて、動き補償予測画像を生成する第10のステップと、をコンピュータに実行させるためのプログラムを提案している。
この発明によれば、プログラムをコンピュータに実行させることで、まず、符号化データを復号して復号データを求める。次に、(16)のプログラムをコンピュータに実行させることで保持した複数種類のフィルタ係数を保持するとともに、(16)のプログラムをコンピュータに実行させることで保持した識別情報を保持する。次に、保持した識別情報に基づいて、保持した複数種類のフィルタ係数の中から、符号化データに含まれる識別情報に対応するものを選択し、選択したフィルタ係数を用いて、動き補償予測画像を生成する。これによれば、上述した効果と同様の効果をそうすることができる。
本発明によれば、適応的なフィルタ係数を用いつつ符号量を削減することができる。
本発明の第1実施形態に係る動画像符号化装置の構成を示すブロック図である。 前記動画像符号化装置が備えるインター符号化予測値生成部の構成を示すブロック図である。 前記動画像符号化装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る動画像復号装置の構成を示すブロック図である。 前記動画像復号装置が備えるインター予測値生成部の構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係る動画像符号化装置の構成を示すブロック図である。 前記動画像符号化装置が備えるインター符号化予測値生成部の構成を示すブロック図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施形態における構成要素は適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、また、他の既存の構成要素との組合せを含む様々なバリエーションが可能である。したがって、以下の実施形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
<第1実施形態>
[動画像符号化装置AAの構成]
図1は、本発明の第1実施形態に係る動画像符号化装置AAの構成を示すブロック図である。動画像符号化装置AAは、イントラ符号化予測値生成部1、インター符号化予測値生成部2、モード判定制御部3、DCT/量子化部4、IDCT/逆量子化部5、エントロピー符号化部6、第1のローカルメモリ7、および第2のローカルメモリ8を備える。
イントラ符号化予測値生成部1は、入力映像aと、符号化済みブロックにおける局所復号値dと、符号化済みブロックにおける予測方向情報eと、を入力とする。このイントラ符号化予測値生成部1は、符号化済みブロックにおける局所復号値dに基づいて、予測値を生成し、生成した予測値と入力信号との差分を求めることで、符号化歪みを算出する。そして、算出した符号化歪みと、符号化済みブロックにおける予測方向情報eと、に基づいて、符号化に要する符号化コスト値hを算出する。そして、イントラ予測値fと、イントラ予測情報(動きベクトルを含む)gと、符号化コスト値hと、を出力する。
インター符号化予測値生成部2は、入力映像aと、係数情報bと、符号化済みブロックにおける局所復号値dと、符号化済みブロックにおける予測方向情報eと、を入力とする。係数情報bには、動画像符号化装置AAの外部で予め定められた複数種類の補間フィルタ係数が含まれる。このインター符号化予測値生成部2は、これら入力に基づいて、インター予測値iと、インター予測情報(動きベクトルを含む)jと、係数情報bと、符号化コスト値mと、を出力する。
図2は、インター符号化予測値生成部2の構成を示すブロック図である。インター符号化予測値生成部2は、小数位置補間値生成部21および動き補償処理部22を備える。
小数位置補間値生成部21は、係数情報bと、符号化済みブロックにおける局所復号値dと、を入力とする。この小数位置補間値生成部21は、符号化制御単位ごとに、係数情報bに含まれる複数種類の補間フィルタ係数の中から適切なものを1つ選択し、符号化済みブロックにおける局所復号値dに対して、選択した補間フィルタ係数を用いて小数画素位置における補間値を生成し、局所復号値dに関する小数画素位置における補間値qとして出力する。なお、本実施形態では、符号化制御単位として、15枚のピクチャを適用したものとする。また、係数情報bに含まれる複数種類の補間フィルタ係数の中から適切なものを1つ選択する際には、例えば、上述の非特許文献3に記載のR−D最適化法を適用できる。
動き補償処理部22は、入力映像aと、符号化済みブロックにおける局所復号値dと、符号化済みブロックにおける予測方向情報eと、局所復号値dに関する小数画素位置における補間値qと、を入力とする。この動き補償処理部22は、入力映像aと、符号化済みブロックにおける局所復号値dと、局所復号値dに関する小数画素位置における補間値qと、に基づいて、この符号化済みブロックにおける動き補償予測を行って動きベクトルを求める。そして、求めた動きベクトルと、符号化済みブロックにおける予測方向情報eから求められる予測ベクトルと、の差分を計算し、符号化すべきインター予測情報を求める。また、予測誤差および発生符号量に基づいて、インター符号化におけるコスト値を求める。そして、インター予測値i、インター予測情報(動きベクトルを含む)j、および符号化コスト値mとして出力する。
図1に戻って、モード判定制御部3は、イントラ符号化予測値生成部1から出力される符号化コスト値hと、インター符号化予測値生成部2から出力される符号化コスト値mと、を入力とする。このモード判定制御部3は、これら入力される符号化コスト値h、mの比較を行い、処理ブロックに適する符号化モードを選択する。
DCT/量子化部4は、入力映像aと、イントラ予測値fおよびインター予測値iのうちモード判定制御部3により選択された符号化モードに応じたものと、の差分を入力とする。ここで、イントラ予測値fおよびインター予測値iのうちモード判定制御部3により選択された符号化モードに応じたものとは、モード判定制御部3によりイントラ符号化が選択された場合にはイントラ予測値fのことであり、モード判定制御部3によりインター符号化が選択された場合にはインター予測値iのことである。このDCT/量子化部4は、入力される信号に対してDCT処理および量子化処理を施し、量子化されたDCT係数(残差信号)nとして出力する。
IDCT/逆量子化部5は、量子化されたDCT係数(残差信号)nを入力とする。このIDCT/逆量子化部5は、入力される信号に対して逆量子化処理および逆DCT処理を施し、逆DCTされた画素信号pとして出力する。
エントロピー符号化部6は、係数情報bと、量子化されたDCT係数(残差信号)nと、イントラ予測情報gおよびインター予測情報jのうちモード判定制御部3により選択された符号化モードに応じたものと、を入力とする。ここで、イントラ予測情報gおよびインター予測情報jのうちモード判定制御部3により選択された符号化モードに応じたものとは、モード判定制御部3によりイントラ符号化が選択された場合にはイントラ予測情報gのことであり、モード判定制御部3によりインター符号化が選択された場合にはインター予測情報jのことである。このエントロピー符号化部6は、入力される信号に対して後述の補間フィルタ係数情報を記述し、エントロピー符号化を行い、符号化データcとして出力する。
上述の補間フィルタ係数情報は、15枚のピクチャに対するパラメータセットに記述される情報と、各スライスに対する制御情報に記述される情報と、に分類される。なお、15枚のピクチャに対するパラメータセットとは、例えば、非特許文献1に示された標準規格におけるシーケンスパラメータセット(SPS;Sequence Parameter Set)やピクチャパラメータセット(PPS;Picture Parameter Set)のことである。また、各スライスに対する制御情報とは、例えば、非特許文献1に示された標準規格におけるスライスヘッダ(Slice Header)のことである。
15枚のピクチャに対するパラメータセットに記述される情報としては、以下の3つがある。
第1の情報は、本発明による適応補間フィルタ手法の使用の有無を示す情報である。この情報は、1bitのフラグ情報であり、本発明による適応補間フィルタ手法を使用する場合には、以下の第2の情報と、以下の第3の情報と、も記述される。なお、この情報が存在しない場合には、本発明による適応補間フィルタ手法を使用しないことを示し、非特許文献1または非特許文献2に記載の補間フィルタ係数が用いられることとなる。
第2の情報は、動画像符号化装置AAの外部で予め定められた補間フィルタ係数の数を示す情報である。符号化データc中では、動画像符号化装置AAの外部で予め定められた補間フィルタ係数の数から1を減算した値が記述される。
第3の情報は、動画像符号化装置AAの外部で予め定められた複数種類の補間フィルタ係数の情報と、これら複数種類の補間フィルタ係数のそれぞれに固有の識別情報と、である。この情報は、各小数画素位置における補間フィルタ係数の情報でもあり、各補間フィルタ係数は、量子化されて符号化される。
一方、各スライスに対する制御情報に記述される情報としては、各スライスで選択された補間フィルタ係数を識別するための識別情報がある。この識別情報は、「0」から、動画像符号化装置AAの外部で予め定められた補間フィルタ係数の数から1を減算した値までの値で示される。
第1のローカルメモリ7は、イントラ予測値fおよびインター予測値iのうちモード判定制御部3により選択された符号化モードに応じたものと、逆DCTされた画素信号pと、の和をとった信号、すなわち符号化済みブロックにおける局所復号値dを入力とする。この第1のローカルメモリ7は、符号化済みブロックにおける局所復号値dを蓄積し、適宜、イントラ符号化予測値生成部1およびインター符号化予測値生成部2に供給する。
第2のローカルメモリ8は、イントラ予測情報gおよびインター予測情報jのうちモード判定制御部3により選択された符号化モードに応じたもの、すなわち符号化済みブロックにおける予測方向情報eを入力とする。ここで、イントラ予測情報gおよびインター予測情報jのうちモード判定制御部3により選択された符号化モードに応じたものとは、モード判定制御部3によりイントラ符号化が選択された場合にはイントラ予測情報gのことであり、モード判定制御部3によりインター符号化が選択された場合にはインター予測情報jのことである。この第2のローカルメモリ8は、符号化済みブロックにおける予測方向情報eを蓄積し、適宜、イントラ符号化予測値生成部1およびインター符号化予測値生成部2に供給する。
[動画像符号化装置AAの動作]
図3は、動画像符号化装置AAの動作を示すフローチャートである。
ステップS1において、動画像符号化装置AAは、エントロピー符号化部6により、小数位置補間値生成部21において用いられる補間フィルタ係数の更新タイミングであるか否かを判別する。そして、更新タイミングであると判別した場合、すなわち15枚のピクチャについて符号化データcを生成した場合には、ステップS2に処理を移す。一方、更新タイミングではないと判別した場合、すなわち15枚のピクチャについて符号化データcを生成していない場合には、ステップS4に処理を移す。
ステップS2において、動画像符号化装置AAは、係数情報bに含まれる、動画像符号化装置AAの外部で予め定められた複数種類の補間フィルタ係数を、小数位置補間値生成部21により蓄積し、ステップS3に処理を移す。
ステップS3において、動画像符号化装置AAは、エントロピー符号化部6により、15枚のピクチャに対するパラメータセットに、上述の第1の情報と、上述の第2の情報と、上述の第3の情報と、を記述し、ステップS4に処理を移す。
ステップS4において、動画像符号化装置AAは、小数位置補間値生成部21により、ステップS3において記述した第1の情報に基づいて、本発明による適応補間フィルタ手法を使用するか否かを判別する。そして、使用すると判別した場合には、ステップS2において蓄積した複数種類の補間フィルタ係数の中から適切なものを1つ選択し、使用しないと判別した場合には、非特許文献1または非特許文献2に記載の補間フィルタ係数を1つ選択する。また、動画像符号化装置AAは、エントロピー符号化部6により、スライスヘッダといった各スライスに対する制御情報に、選択した補間フィルタ係数の識別情報を記述する。そして、ステップS5に処理を移す。
ステップS5において、動画像符号化装置AAは、モード判定制御部3により、処理ブロックに適する符号化モードがインター符号化であるか否かを判別する。そして、インター符号化であると判別した場合には、ステップS6に処理を移し、インター符号化ではないと判別した場合には、ステップS7に処理を移す。
ステップS6において、動画像符号化装置AAは、ステップS4において選択した補間フィルタ係数を用いてインター符号化予測値生成部2によりインター符号化を行った結果をエントロピー符号化部6に出力し、ステップS8に処理を移す。
ステップS7において、動画像符号化装置AAは、イントラ符号化予測値生成部1によりイントラ符号化を行った結果をエントロピー符号化部6に出力し、ステップS8に処理を移す。
ステップS8において、動画像符号化装置AAは、マクロブロック単位での符号化が完了したか否かを判別する。そして、完了したと判別した場合には、図3の処理を終了し、完了していないと判別した場合には、ステップS5に処理を移す。
[動画像復号装置BBの構成]
図4は、本発明の第1実施形態に係る動画像復号装置BBの構成を示すブロック図である。動画像復号装置BBは、符号化データ解析部110、予測手法制御部120、インター予測値生成部130、イントラ予測値生成部140、およびメモリ150を備え、動画像符号化装置AAにおいて生成された符号化データcを復号する。
符号化データ解析部110は、符号化データcを入力とする。この符号化データ解析部110は、まず、符号化シンタックスに従って、符号化データcに記載されている内容を解析し、エントロピー復号する。次に、符号化データcに含まれる上述の補間フィルタ係数に基づいて、15枚のピクチャに対するパラメータセットに記述される情報を解析する。具体的には、上述の第1の情報に基づいて、本発明による適応補間フィルタ手法を使用するか否かを判別する。そして、使用すると判別すれば、まず、上述の第2の情報および第3の情報を読み取るとともに、各スライスで選択された補間フィルタ係数を識別するための情報を解析し、情報を解析したスライスに応じたフレームで動画像符号化装置AAにおいて適用された補間フィルタ係数の識別情報を、読み取る。次に、第2の情報および第3の情報に基づいて、上述の予め定められた複数種類の補間フィルタ係数の中から、読み取った識別情報に対応するものを選択する。そして、エントロピー復号の結果として得られる、エントロピー復号された残差信号Bと、エントロピー復号された予測情報Dと、を出力するとともに、上述の選択した補間フィルタ係数を補間フィルタ係数Cとして出力する。
予測手法制御部120は、エントロピー復号された予測情報Dを入力とする。この予測手法制御部120は、エントロピー復号された予測情報Dが、イントラ予測に関するものであるのか、インター予測に関するものであるのかを識別し、イントラ予測とインター予測とを切り替えるための制御信号Eを出力する。
インター予測値生成部130には、補間フィルタ係数Cが入力されるとともに、制御信号Eに応じて、復号済み画素値Aと、エントロピー復号された予測情報Dと、が入力される場合がある。具体的には、復号済み画素値Aと、エントロピー復号された予測情報Dとは、エントロピー復号された予測情報Dがインター予測に関するものであると予測手法制御部120により識別された場合に、インター予測値生成部130に入力される。このインター予測値生成部130は、復号済み画素値Aを元に、エントロピー復号された予測情報Dに従ってインター予測値Fを生成し、出力する。
図5は、インター予測値生成部130の構成を示すブロック図である。インター予測値生成部130は、小数位置補間値生成部131および動き補償処理部132を備える。
小数位置補間値生成部131は、復号済み画素値Aと、補間フィルタ係数Cと、を入力とする。そして、復号済み画素値Aに対して、補間フィルタ係数Cに従って、復号済み画素値Aに関する小数画素位置における補間値Hを生成し、出力する。
動き補償処理部132は、復号済み画素値Aと、補間フィルタ係数Cと、エントロピー復号された予測情報Dと、復号済み画素値Aに関する小数画素位置における補間値Hと、を入力とする。この動き補償処理部132は、エントロピー復号された予測情報Dから生成される動きベクトルに基づいて、復号済み画素値Aを参照してインター予測値Fを生成し、出力する。
図4に戻って、イントラ予測値生成部140には、制御信号Eに応じて、復号済み画素値Aと、エントロピー復号された予測情報Dと、が入力される場合がある。具体的には、復号済み画素値Aと、エントロピー復号された予測情報Dとは、エントロピー復号された予測情報Dがイントラ予測に関するものであると予測手法制御部120により識別された場合に、イントラ予測値生成部140に入力される。このイントラ予測値生成部140は、復号済み画素値Aを元に、エントロピー復号された予測情報Dに従ってイントラ予測値Gを生成し、出力する。
メモリ150は、エントロピー復号された残差信号Bと、インター予測値Fおよびイントラ予測値Gのうち制御信号Eに応じたものと、の和をとった信号、すなわち復号済み画素値Aを入力とする。ここで、インター予測値Fおよびイントラ予測値Gのうち制御信号Eに応じたものとは、エントロピー復号された予測情報Dがインター予測に関するものであると予測手法制御部120により識別された場合には、インター予測値Fのことであり、エントロピー復号された予測情報Dがイントラ予測に関するものであると予測手法制御部120により識別された場合には、イントラ予測値Gのことである。メモリ150は、入力された復号済み画素値Aを蓄積し、未復号ブロックの復号処理を行う際に、適宜、インター予測値生成部130またはイントラ予測値生成部140に供給する。
以上の動画像符号化装置AAによれば、動画像符号化装置AAの外部で予め定められた複数種類の補間フィルタ係数の中から適切なものを1つ選択する。そして、符号化データcを生成する際には、選択した補間フィルタ係数に固有の識別情報を、各スライスに対する制御情報に記載し、選択した補間フィルタ係数を用いて、この補間フィルタ係数に固有の識別情報を含む符号化データcを生成する。このため、補間フィルタ係数を含む符号化データcを生成する場合と比べて、符号化データcに含まれる情報量が少なくなる。したがって、適応的な補間フィルタ係数を用いつつ、符号化データcの符号量を削減することができる。なお、例えば、WVGA解像度の映像に対して、GOP長を15とし、4種類の補間フィルタ係数を動画像符号化装置AAの外部で予め定めるものとした場合には、H.264に対して7%程度の符号量を削減することができる。
また、動画像符号化装置AAによれば、動画像符号化装置AAの外部で予め定められた複数種類の補間フィルタ係数を用いて、符号化データcを生成することができる。
以上の動画像復号装置BBによれば、動画像符号化装置AAで生成された符号化データcにより、動画像符号化装置AAが適切な補間フィルタ係数を選択する際に候補となった複数種類の補間フィルタ係数と、これら複数種類の補間フィルタ係数のそれぞれに固有の識別情報と、適切であるとして動画像符号化装置AAにおいて選択された補間フィルタ係数に固有の識別情報と、を求める。そして、これらの求めた情報に基づいて、上述の適切であるとして動画像符号化装置AAにおいて選択された補間フィルタ係数、すなわち動画像符号化装置AAにおいて用いられた補間フィルタ係数を識別し、識別した補間フィルタ係数を用いて復号済み画素値Aを生成する。このため、15枚のピクチャごとに動画像符号化装置AAにおいて用いられた補間フィルタ係数を用いて、復号済み画素値Aを生成することができる。
<第2実施形態>
[動画像符号化装置CCの構成]
図6は、本発明の第2実施形態に係る動画像符号化装置CCの構成を示すブロック図である。動画像符号化装置CCは、図1に示した本発明の第1実施形態に係る動画像符号化装置AAとは、第3のローカルメモリ9を備える点と、インター符号化予測値生成部2の代わりにインター符号化予測値生成部2Aを備える点と、適切な補間フィルタ係数を選択する際の候補となる複数種類の補間フィルタ係数の設定手法と、が異なる。具体的には、複数種類の補間フィルタ係数は、動画像符号化装置AAでは、動画像符号化装置AAの外部で予め定められるのに対して、動画像符号化装置CCでは、動画像符号化装置CCの内部で定められる。なお、動画像符号化装置CCにおいて、動画像符号化装置AAと同一構成要件については、同一符号を付し、その説明を省略する。
第3のローカルメモリ9は、係数情報bを入力とする。この係数情報bには、符号化済みフレームにおける補間フィルタ係数が含まれる。この第3のローカルメモリ9は、符号化済みのピクチャ群(GOP;Group of Pictures)単位で、各スライスで選択された補間フィルタ係数を蓄積し、直前のGOPにおける補間フィルタ係数を含む係数情報bをインター符号化予測値生成部2Aに供給する。
インター符号化予測値生成部2Aは、入力映像aと、直前のGOPにおける補間フィルタ係数を含む係数情報bと、符号化済みブロックにおける局所復号値dと、符号化済みブロックにおける予測方向情報eと、を入力とする。このインター符号化予測値生成部2Aは、これら入力に基づいて、インター予測値iと、インター予測情報(動きベクトルを含む)jと、係数情報bと、符号化コスト値mと、を出力する。
図7は、インター符号化予測値生成部2Aの構成を示すブロック図である。インター符号化予測値生成部2Aは、小数位置補間値生成部21A、動き補償処理部22、およびフィルタ係数算出部23を備える。
フィルタ係数算出部23は、直前のGOPにおける補間フィルタ係数を含む係数情報bを入力とする。このフィルタ係数算出部23は、まず、直前のGOPで適用された補間フィルタ係数の平均的な特性を求め、求めた特性の補間フィルタ係数を取得する。次に、取得した補間フィルタ係数を基準として、この基準の補間フィルタ係数より通過域の広いものと、基準の補間フィルタ係数より通過域の狭いものと、のうち少なくとも1つを求める。次に、上述の基準の補間フィルタ係数と、この基準の補間フィルタ係数を基準として求めた補間フィルタ係数と、を上述の複数種類の補間フィルタ係数として設定する。そして、設定した複数種類の補間フィルタ係数を含む係数情報bとして、出力する。
小数位置補間値生成部21Aは、複数種類の補間フィルタ係数を含む係数情報bと、符号化済みブロックにおける局所復号値dと、を入力とする。この小数位置補間値生成部21Aは、符号化制御単位ごとに、係数情報bに含まれる複数種類の補間フィルタ係数の中から適切なものを1つ選択し、符号化済みブロックにおける局所復号値dに対して、選択した補間フィルタ係数を用いて小数画素位置における補間値を生成し、局所復号値dに関する小数画素位置における補間値qとして出力する。なお、本実施形態では、符号化制御単位として、15枚のピクチャを適用したものとする。また、係数情報bに含まれる複数種類の補間フィルタ係数の中から適切なものを1つ選択する際には、例えば、上述の非特許文献3に記載のR−D最適化法を適用できる。
なお、本実施形態では、動画像符号化装置CCから出力される符号化データcは、図4に示した本発明の第1実施形態に係る動画像復号装置BBのように、補間フィルタ係数を選択する際の候補となる複数種類の補間フィルタ係数を動画像符号化装置CCから受信する動画像復号装置において、受信されるものとする。
以上の動画像符号化装置CCによれば、動画像符号化装置CCの内部で複数種類の補間フィルタ係数を設定し、これら複数種類の補間フィルタ係数を用いて符号化データcを生成することができる。
なお、本発明の動画像符号化装置AA、CCの処理や、動画像復号装置BBの処理を、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶し、記録媒体に記録されたプログラムを動画像符号化装置AA、CCや、動画像復号装置BBに読み込ませ、実行することによって、本発明を実現できる。
また、上述のプログラムは、このプログラムを記憶装置などに格納した動画像符号化装置AA、CCや動画像復号装置BBから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネットなどのネットワーク(通信網)や電話回線などの通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上述のプログラムは、上述の機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上述の機能を動画像符号化装置AA、CCや動画像復号装置BBにすでに記録されているプログラムとの組合せで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
以上、この発明の実施形態につき、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計なども含まれる。
例えば、上述の各実施形態において、符号化制御単位として、15枚のピクチャを適用したが、これに限らず、1以上のマクロブロック、1以上のスライス、1以上のピクチャ、または、1以上のフレームであってもよい。
また、上述の第2実施形態において、動画像符号化装置CCから出力される符号化データcは、図4に示した本発明の第1実施形態に係る動画像復号装置BBのように、補間フィルタ係数を選択するための候補である複数種類の補間フィルタ係数を動画像符号化装置CCから受信する動画像復号装置で受信されるものとしたが、これに限らない。例えば、図7に示したフィルタ係数算出部23と同様に上述の複数種類の補間フィルタ係数を内部で設定する動画像復号装置で、受信されるものとしてもよい。
また、上述の各実施形態では、動き補償予測におけるフィルタ処理に本発明を適用する場合について説明したが、これに限らず、本発明は、スケーラブル符号化におけるレイヤ間予測や、多視点映像符号化における視差補償予測など、動き補償予測と同様の処理に対しても適用することができる。
なお、本発明は、種々の映像に対して適用することができるが、特に、低解像度に対する低ビットレート符号化条件下において好適である。
AA、CC・・・動画像符号化装置
BB・・・動画像復号装置
1・・・イントラ符号化予測値生成部
2、2A・・・インター符号化予測値生成部
3・・・モード判定制御部
4・・・DCT/量子化部
5・・・IDCT/逆量子化部
6・・・エントロピー符号化部
7・・・第1のローカルメモリ
8・・・第2のローカルメモリ
9・・・第3のローカルメモリ
21、21A・・・小数位置補間値生成部
22・・・動き補償処理部
23・・・フィルタ係数算出部
110・・・符号化データ解析部
120・・・予測手法制御部
130・・・インター予測値生成部
140・・・イントラ予測値生成部
150・・・メモリ
131・・・小数位置補間値生成部
132・・・動き補償処理部

Claims (13)

  1. フレーム間予測において予測値に対するフィルタ処理を許容する動画像符号化装置であって、
    予め定められた複数種類のフィルタ係数を保持する符号化側フィルタ係数保持手段と、
    前記複数種類のフィルタ係数のそれぞれに固有の識別情報を保持する符号化側識別情報保持手段と、
    前記符号化側フィルタ係数保持手段により保持された複数種類のフィルタ係数の中から1つを、符号化制御単位ごとに選択する符号化側フィルタ係数選択手段と、
    前記符号化側識別情報保持手段により保持された複数種類の識別情報のうち、前記符号化側フィルタ係数選択手段により選択されたフィルタ係数に固有の識別情報を、符号化制御単位ごとに選択する識別情報選択手段と、
    前記識別情報選択手段により選択された識別情報を含む符号化データを生成する符号化データ生成手段と、
    複数種類のフィルタ係数を決定するフィルタ係数決定手段と、を備え、
    前記フィルタ係数決定手段は、
    前記符号化側フィルタ係数選択手段により符号化制御単位ごとに選択されたフィルタ係数を蓄積する符号化側フィルタ係数蓄積手段と、
    前記符号化側フィルタ係数蓄積手段により蓄積されたフィルタ係数に基づいて、フィルタ係数を1つ設定する符号化側基準フィルタ係数設定手段と、
    前記符号化側基準フィルタ係数設定手段により設定されたフィルタ係数を基準として、当該基準のフィルタ係数より通過域の広いものと、当該基準のフィルタ係数より通過域の狭いものと、のうち少なくとも1つを設定する符号化側フィルタ係数設定手段と、を備え、
    前記符号化側基準フィルタ係数設定手段により設定されたフィルタ係数と、前記符号化側フィルタ係数設定手段により設定されたフィルタ係数と、を前記複数種類のフィルタ係数として決定し、
    前記符号化側フィルタ係数保持手段は、前記フィルタ係数決定手段により決定されたフィルタ係数を保持することを特徴とする動画像符号化装置。
  2. 請求項1に記載の動画像符号化装置において、
    予め定められた複数種類のフィルタ係数の入力を受付ける入力手段を備え、
    前記符号化側フィルタ係数保持手段は、前記入力手段により入力を受付けられたフィルタ係数を保持することを特徴とする動画像符号化装置。
  3. 請求項1または2に記載の動画像符号化装置において、
    前記符号化制御単位とは、1以上のマクロブロック、1以上のスライス、1以上のピクチャ、または、1以上のフレームであることを特徴とする動画像符号化装置。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の動画像符号化装置において生成された符号化データを復号する動画像復号装置であって、
    前記符号化データを復号して復号データを求める符号化データ復号手段と、
    前記符号化側フィルタ係数保持手段により保持された複数種類のフィルタ係数を保持する復号側フィルタ係数保持手段と、
    前記符号化側識別情報保持手段により保持された識別情報を保持する復号側識別情報保持手段と、
    前記復号側識別情報保持手段により保持された識別情報に基づいて、前記復号側フィルタ係数保持手段により保持された複数種類のフィルタ係数の中から、前記符号化データに含まれる識別情報に対応するものを選択する復号側フィルタ係数選択手段と、
    前記復号側フィルタ係数選択手段により選択されたフィルタ係数を用いて、動き補償予測画像を生成する予測画像生成手段と、を備えることを特徴とする動画像復号装置。
  5. 請求項4に記載の動画像復号装置において、
    前記復号データから識別情報を取得する識別情報取得手段を備え、
    前記復号側フィルタ係数選択手段は、前記識別情報取得手段により取得された識別情報に対応するフィルタ係数を、前記符号化データに含まれる識別情報に対応するものとして選択することを特徴とする動画像復号装置。
  6. 請求項1から3のいずれかに記載の動画像符号化装置において生成された符号化データを復号する動画像復号装置であって、
    前記符号化データを復号して復号データを求める符号化データ復号手段と、
    複数種類のフィルタ係数を保持する復号側フィルタ係数保持手段と、
    前記符号化側識別情報保持手段により保持された識別情報を保持する復号側識別情報保持手段と、
    前記復号データから識別情報を取得する識別情報取得手段と、
    前記復号側識別情報保持手段により保持された識別情報に基づいて、前記復号側フィルタ係数保持手段により保持された複数種類のフィルタ係数の中から、前記識別情報取得手段により取得された識別情報に対応するものを選択する復号側フィルタ係数選択手段と、
    前記復号側フィルタ係数選択手段により選択されたフィルタ係数を用いて、動き補償予測画像を生成する予測画像生成手段と、
    前記予測画像生成手段により用いられたフィルタ係数を蓄積する復号側フィルタ係数蓄積手段と、
    前記復号側フィルタ係数蓄積手段により蓄積されたフィルタ係数に基づいて、フィルタ係数を1つ設定する復号側基準フィルタ係数設定手段と、
    前記復号側基準フィルタ係数設定手段により設定されたフィルタ係数を基準として、当該基準のフィルタ係数より通過域の広いものと、当該基準のフィルタ係数より通過域の狭いものと、のうち少なくとも1つを設定する復号側フィルタ係数設定手段と、を備え、
    前記復号側フィルタ係数保持手段は、前記復号側基準フィルタ係数設定手段により設定されたフィルタ係数と、前記復号側フィルタ係数設定手段により設定されたフィルタ係数と、を前記複数種類のフィルタ係数として保持することを特徴とする動画像復号装置。
  7. 請求項4から6のいずれかに記載の動画像復号装置において、
    前記符号化制御単位とは、1以上のマクロブロック、1以上のスライス、1以上のピクチャ、または、1以上のフレームであることを特徴とする動画像復号装置。
  8. 請求項1から3のいずれかに記載の動画像符号化装置において、
    前記符号化データ生成手段は、
    各符号化制御単位に対する設定値として、当該符号化制御単位で適用される識別情報を含む符号化データ構造、または、
    複数の符号化制御単位に対する設定値として、前記符号化側フィルタ係数保持手段により保持されるフィルタ係数と、当該フィルタ係数の数と、を含む符号化データ構造
    に従った符号化データを生成することを特徴とする動画像符号化装置。
  9. 請求項4から7のいずれかに記載の動画像復号装置において、
    前記符号化データ復号手段は、
    各符号化制御単位に対する設定値として、当該符号化制御単位で適用される識別情報を含む符号化データ構造、または、
    複数の符号化制御単位に対する設定値として、前記符号化側フィルタ係数保持手段により保持されるフィルタ係数と、当該フィルタ係数の数と、を含む符号化データ構造
    に従って生成された符号化データを復号することを特徴とする動画像復号装置。
  10. 符号化側フィルタ係数保持手段、符号化側識別情報保持手段、符号化側フィルタ係数選択手段、識別情報選択手段、符号化データ生成手段、およびフィルタ係数決定手段を備え、フレーム間予測において予測値に対するフィルタ処理を許容する動画像符号化装置における動画像符号化方法であって、
    前記フィルタ係数決定手段は、符号化側フィルタ係数蓄積手段、符号化側基準フィルタ係数設定手段、および符号化側フィルタ係数設定手段を備え、
    前記符号化側フィルタ係数保持手段が、予め定められた複数種類のフィルタ係数を保持する第1のステップと、
    前記符号化側識別情報保持手段が、前記複数種類のフィルタ係数のそれぞれに固有の識別情報を保持する第2のステップと、
    前記符号化側フィルタ係数選択手段が、前記符号化側フィルタ係数保持手段により保持された複数種類のフィルタ係数の中から1つを、符号化制御単位ごとに選択する第3のステップと、
    前記識別情報選択手段が、前記符号化側識別情報保持手段により保持された複数種類の識別情報のうち、前記符号化側フィルタ係数選択手段により選択されたフィルタ係数に固有の識別情報を、符号化制御単位ごとに選択する第4のステップと、
    前記符号化データ生成手段が、前記識別情報選択手段により選択された識別情報を含む符号化データを生成する第5のステップと、
    前記フィルタ係数決定手段が、複数種類のフィルタ係数を決定する第6のステップと、を備え、
    前記第6のステップでは、前記フィルタ係数決定手段が、
    前記符号化側フィルタ係数蓄積手段により、前記符号化側フィルタ係数選択手段により符号化制御単位ごとに選択されたフィルタ係数を蓄積する第7のステップと、
    前記符号化側基準フィルタ係数設定手段により、前記符号化側フィルタ係数蓄積手段により蓄積されたフィルタ係数に基づいて、フィルタ係数を1つ設定する第8のステップと、
    前記符号化側フィルタ係数設定手段により、前記符号化側基準フィルタ係数設定手段により設定されたフィルタ係数を基準として、当該基準のフィルタ係数より通過域の広いものと、当該基準のフィルタ係数より通過域の狭いものと、のうち少なくとも1つを設定する第9のステップと、を行い、
    前記符号化側基準フィルタ係数設定手段により設定されたフィルタ係数と、前記符号化側フィルタ係数設定手段により設定されたフィルタ係数と、を前記複数種類のフィルタ係数として決定し、前記符号化側フィルタ係数保持手段により保持されている複数種類のフィルタ係数を更新することを特徴とする動画像符号化方法。
  11. 符号化データ復号手段、復号側フィルタ係数保持手段、復号側識別情報保持手段、復号側フィルタ係数選択手段、および予測画像生成手段を備え、請求項10に記載の動画像符号化方法において生成された符号化データを復号する動画像復号装置における動画像復号方法であって、
    前記符号化データ復号手段が、前記符号化データを復号して復号データを求める第10のステップと、
    前記復号側フィルタ係数保持手段が、前記符号化側フィルタ係数保持手段により保持された複数種類のフィルタ係数を保持する第11のステップと、
    前記復号側識別情報保持手段が、前記符号化側識別情報保持手段により保持された識別情報を保持する第12のステップと、
    前記復号側フィルタ係数選択手段が、前記復号側識別情報保持手段により保持された識別情報に基づいて、前記復号側フィルタ係数保持手段により保持された複数種類のフィルタ係数の中から、前記符号化データに含まれる識別情報に対応するものを選択する第13のステップと、
    前記予測画像生成手段が、前記復号側フィルタ係数選択手段により選択されたフィルタ係数を用いて、動き補償予測画像を生成する第14のステップと、を備えることを特徴とする動画像復号方法。
  12. 符号化側フィルタ係数保持手段、符号化側識別情報保持手段、符号化側フィルタ係数選択手段、識別情報選択手段、符号化データ生成手段、およびフィルタ係数決定手段を備え、フレーム間予測において予測値に対するフィルタ処理を許容する動画像符号化装置における動画像符号化方法を、コンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記フィルタ係数決定手段は、符号化側フィルタ係数蓄積手段、符号化側基準フィルタ係数設定手段、および符号化側フィルタ係数設定手段を備え、
    前記符号化側フィルタ係数保持手段が、予め定められた複数種類のフィルタ係数を保持する第1のステップと、
    前記符号化側識別情報保持手段が、前記複数種類のフィルタ係数のそれぞれに固有の識別情報を保持する第2のステップと、
    前記符号化側フィルタ係数選択手段が、前記符号化側フィルタ係数保持手段により保持された複数種類のフィルタ係数の中から1つを、符号化制御単位ごとに選択する第3のステップと、
    前記識別情報選択手段が、前記符号化側識別情報保持手段により保持された複数種類の識別情報のうち、前記符号化側フィルタ係数選択手段により選択されたフィルタ係数に固有の識別情報を、符号化制御単位ごとに選択する第4のステップと、
    前記符号化データ生成手段が、前記識別情報選択手段により選択された識別情報を含む符号化データを生成する第5のステップと、
    前記フィルタ係数決定手段が、複数種類のフィルタ係数を決定する第6のステップと、をコンピュータに実行させ、
    前記第6のステップでは、前記フィルタ係数決定手段が、
    前記符号化側フィルタ係数蓄積手段により、前記符号化側フィルタ係数選択手段により符号化制御単位ごとに選択されたフィルタ係数を蓄積する第7のステップと、
    前記符号化側基準フィルタ係数設定手段により、前記符号化側フィルタ係数蓄積手段により蓄積されたフィルタ係数に基づいて、フィルタ係数を1つ設定する第8のステップと、
    前記符号化側フィルタ係数設定手段により、前記符号化側基準フィルタ係数設定手段により設定されたフィルタ係数を基準として、当該基準のフィルタ係数より通過域の広いものと、当該基準のフィルタ係数より通過域の狭いものと、のうち少なくとも1つを設定する第9のステップと、を行い、
    前記符号化側基準フィルタ係数設定手段により設定されたフィルタ係数と、前記符号化側フィルタ係数設定手段により設定されたフィルタ係数と、を前記複数種類のフィルタ係数として決定し、前記符号化側フィルタ係数保持手段により保持されている複数種類のフィルタ係数を更新するためのプログラム。
  13. 符号化データ復号手段、復号側フィルタ係数保持手段、復号側識別情報保持手段、復号側フィルタ係数選択手段、および予測画像生成手段を備え、請求項12に記載の動画像符号化方法において生成された符号化データを復号する動画像復号装置における動画像復号方法を、コンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記符号化データ復号手段が、前記符号化データを復号して復号データを求める第10のステップと、
    前記復号側フィルタ係数保持手段が、前記符号化側フィルタ係数保持手段により保持された複数種類のフィルタ係数を保持する第11のステップと、
    前記復号側識別情報保持手段が、前記符号化側識別情報保持手段により保持された識別情報を保持する第12のステップと、
    前記復号側フィルタ係数選択手段が、前記復号側識別情報保持手段により保持された識別情報に基づいて、前記復号側フィルタ係数保持手段により保持された複数種類のフィルタ係数の中から、前記符号化データに含まれる識別情報に対応するものを選択する第13のステップと、
    前記予測画像生成手段が、前記復号側フィルタ係数選択手段により選択されたフィルタ係数を用いて、動き補償予測画像を生成する第14のステップと、をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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