JP5563157B2 - セクタ負荷および信号品質測定に基づく負荷平準化 - Google Patents

セクタ負荷および信号品質測定に基づく負荷平準化 Download PDF

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Description

関連出願に対する相互参照
本願は、2010年6月25日に出願された、無線ネットワークにおける負荷平準化(Load Balancing In Wireless Networks)と題された米国仮特許出願61/358,539号に対する35U.S.C.§119(e)の下の利益を主張する。この出願の内容は、その全体が本明細書において参照によって組み込まれている。
本開示のある態様は、一般に、無線通信システムに関し、さらに詳しくは、例えばEVDOネットワーク、HSPAネットワーク、およびLTEネットワークのような無線ネットワークにおける負荷平準化に関する。
無線通信ネットワークは、例えば音声、ビデオ、パケット・データ、メッセージング、ブロードキャスト等のようなさまざまな通信サービスを提供するために広く開発された。これら無線ネットワークは、利用可能なネットワーク・リソースを共有することにより、複数のユーザをサポートすることができる多元接続ネットワークでありうる。このような多元接続ネットワークの例は、符号分割多元接続(CDMA)ネットワーク、時分割多元接続(TDMA)ネットワーク、周波数分割多元接続(FDMA)ネットワーク、直交FDMA(OFDMA)ネットワーク、およびシングル・キャリアFDMA(SC−FDMA)ネットワークを含む。
無線通信ネットワークは、多くのユーザ機器(UE)またはアクセス端末(AT)のための通信をサポートしうる多くの基地局を含みうる。UEまたはATは、ネットワークの全体にわたって分布しうる。各基地局は、所与の任意の瞬間において、1または複数のUEまたはATにサービス提供しうる。UEまたはATは、ダウンリンクおよびアップリンクによって基地局と通信しうる。ダウンリンク(すなわち順方向リンク)は、基地局からUEまたはATへの通信リンクを称し、アップリンク(すなわち逆方向リンク)は、UEまたはATから基地局への通信リンクを称する。
基地局は、ダウンリンクでUEまたはATへデータおよび制御情報を送信し、および/または、アップリンクでUEまたはATからデータおよび制御情報を受信しうる。ダウンリンクでは、基地局からの送信が、近隣の基地局からの、または、その他の無線ラジオ周波数(RF)送信機からの送信による干渉と遭遇しうる。アップリンクでは、UEまたはATからの送信が、近隣の基地局と通信する別のUEまたはATのアップリンク送信からの、または、別の無線RF送信機からの干渉と遭遇しうる。この干渉は、ダウンリンクとアップリンクとの両方のパフォーマンスを低下させうる。
さらに、負荷の高いセクタは、負荷の低い近隣を有しうるが、現在のサーバ選択ソリューションは、通常、近隣セルの負荷を考慮しない。さらに、現在のソリューションは、純粋なダウンリンク・チャネル品質に基づいている。
モバイル・ブロードバンド・アクセスに対する需要が増加し続けると、UEまたはATが長距離無線通信ネットワークにアクセスすることや、短距離無線システムがコミュニティにおいて展開されることとともに、干渉および混雑したネットワークの可能性が高まる。研究開発は、モバイル・ブロードバンド・アクセスのための増加する需要を満たすためのみならず、モバイル通信とのユーザ経験を進化および向上させるために、UMTS技術を進化させ続けている。
本開示のいくつかの態様によれば、無線ネットワークにおいて通信する方法は、無線ネットワークのアクセス端末へアクセス可能なセクタの、実効負荷値を受信することを含む。実効負荷値は、セクタにおける実効負荷を表しうる。この方法はまた、セクタのパイロット信号チャネル品質値を受信することと、実効負荷値およびパイロット信号チャネル品質値に基づいて、セクタから、アクセス端末のためのサービス提供セクタを選択することと、を含みうる。
本開示のいくつかの態様によれば、無線ネットワークにおいて通信する方法であって、無線ネットワークのアクセス可能なセクタの実効負荷値をアクセス端末において受信することを含む。実効負荷値は、セクタにおける実効負荷を表しうる。この方法はまた、アクセス可能なセクタのパイロット信号チャネル品質値を識別することを含みうる。この方法はまた、実効負荷値およびパイロット信号チャネル品質値に基づいて、アクセス可能なセクタから、アクセス端末のためのサービス提供セクタを選択することを含みうる。
本開示のいくつかの態様によれば、無線ネットワークにおいて通信する装置であって、無線ネットワークのアクセス端末へアクセス可能なセクタの、実効負荷値を受信する手段を含む。実効負荷値は、セクタにおける実効負荷を表しうる。この装置はまた、セクタのパイロット信号チャネル品質値を受信する手段をも含みうる。この装置はさらに、実効負荷値およびパイロット信号チャネル品質値に基づいて、セクタから、アクセス端末のためのサービス提供セクタを選択する手段を含みうる。
本開示のいくつかの態様によれば、無線ネットワークにおいて通信する装置であって、無線ネットワークのアクセス可能なセクタの実効負荷値をアクセス端末において受信する手段を含む。実効負荷値は、セクタにおける実効負荷を表しうる。この装置はまた、アクセス可能なセクタのパイロット信号チャネル品質値を識別する手段をも含みうる。この装置はさらに、実効負荷値およびパイロット信号チャネル品質値に基づいて、アクセス可能なセクタから、アクセス端末のためのサービス提供セクタを選択する手段を含みうる。
本開示のいくつかの態様によれば、無線ネットワークにおいて通信するための装置は、メモリと、メモリに接続された少なくとも1つのプロセッサとを含む。このプロセッサ(単数または複数)は、無線ネットワークのアクセス端末へアクセス可能なセクタの実効負荷値を受信するように構成される。実効負荷値は、セクタにおける実効負荷を表しうる。プロセッサ(単数または複数)はさらに、セクタのパイロット信号チャネル品質値を受信するように構成される。このプロセッサ(単数または複数)は、実効負荷値およびパイロット信号チャネル品質値に基づいて、セクタから、アクセス端末のためのサービス提供セクタを選択するように構成される。
本開示のいくつかの態様によれば、無線ネットワークにおいて通信するための装置は、メモリと、メモリに接続された少なくとも1つのプロセッサとを含む。このプロセッサ(単数または複数)は、無線ネットワークのアクセス可能なセクタの実効負荷値をアクセス端末において受信するように構成される。実効負荷値は、セクタにおける実効負荷を表しうる。このプロセッサ(単数または複数)はさらに、アクセス可能なセクタのパイロット信号チャネル品質値を識別するように構成される。このプロセッサ(単数または複数)はまた、実効負荷値およびパイロット信号チャネル品質値に基づいて、アクセス可能なセクタから、アクセス端末のためのサービス提供セクタを選択するように構成されうる。
本開示のいくつかの態様によれば、無線ネットワークにおける無線通信のためのコンピュータ・プログラム製品は、記録された非一時的なプログラム・コードを有するコンピュータ読取可能な媒体を含む。このプログラム・コードは、無線ネットワークのアクセス端末へアクセス可能なセクタの実効負荷値を受信するためのプログラム・コードを含む。実効負荷値は、セクタにおける実効負荷を表しうる。このプログラム・コードはまた、セクタのパイロット信号チャネル品質値を受信するためのプログラム・コードを含む。このプログラム・コードはまた、実効負荷値およびパイロット信号チャネル品質値に基づいて、セクタから、アクセス端末のためのサービス提供セクタを選択するためのプログラム・コードを含みうる。
本開示のいくつかの態様によれば、無線ネットワークにおける無線通信のためのコンピュータ・プログラム製品は、記録された非一時的なプログラム・コードを有するコンピュータ読取可能な媒体を含む。このプログラム・コードは、無線ネットワークのアクセス可能なセクタの実効負荷値をアクセス端末において受信するためのプログラム・コードを含む。実効負荷値は、セクタにおける実効負荷を表しうる。このプログラム・コードはまた、アクセス可能なセクタのパイロット信号チャネル品質値を識別するためのプログラム・コードを含む。このプログラム・コードはまた、実効負荷値およびパイロット信号チャネル品質値に基づいて、アクセス可能なセクタから、アクセス端末のためのサービス提供セクタを選択するためのプログラム・コードを含みうる。
以下に続く詳細記載が良好に理解されるために、本開示の特徴および技術的利点が、広く概説された。本開示のさらなる特徴および利点が以下に記載されるだろう。本開示は、本開示のものと同じ目的を実行するために、修正したり、その他の構成を設計するための基礎として容易に利用されうることが当業者によって理解されるべきである。このような等価な構成は、特許請求の範囲に記載された開示の教示から逸脱しないこともまた当業者によって理解されるべきである。さらなる目的および利点とともに、動作の方法と構成との両方に関し、本開示の特徴であると信じられている新規の特徴が、添付図面と関連して考慮された場合に、以下の記載から良好に理解されるであろう。しかしながら、図面のおのおのは、例示および説明のみの目的のために提供されており、本開示の限界の定義として意図されていないことが明確に理解されるべきである。
本開示の特徴、特性、および利点は、同一の参照符号が全体を通じて同一物を特定している図面とともに考慮された場合、以下に記載する詳細な記載からより明らかになるだろう。
図1は、テレコミュニケーション・システムの例を概念的に例示するブロック図である。 図2は、無線ネットワークにおける負荷平準化のための方法を例示するブロック図である。 図3は、無線ネットワークにおける通信のための方法を例示するブロック図である。 図4は、本開示の1つの態様にしたがって構成された基地局/eノードBとUEとの設計を概念的に例示するブロック図である。 図5は、本開示のいくつかの態様にしたがう典型的な無線通信システムを示す。 図6は、本開示のいくつかの態様にしたがって、セクタ・キャリアの実効負荷メトリックが、基地局トランシーバからの基地局コントローラから伝送される場合を例示する。
添付図面とともに以下に説明する詳細説明は、さまざまな構成の説明として意図されており、本明細書に記載された概念が実現される唯一の構成を表すことは意図されていない。この詳細説明は、さまざまな概念の完全な理解を提供することを目的とした具体的な詳細を含んでいる。しかしながら、これらの概念は、これら具体的な詳細無しで実現されうることが当業者に明らかになるであろう。いくつかの事例では、周知の構成および構成要素が、このような概念を曖昧にすることを避けるために、ブロック図形式で示されている。
本明細書に記載された技術は、例えば符号分割多元接続(CDMA)ネットワーク、時分割多元接続(TDMA)ネットワーク、周波数分割多元接続(FDMA)ネットワーク、直交周波数分割多元接続(OFDMA)ネットワーク、シングル・キャリアFDMA(SC−FDMA)ネットワーク等のようなさまざまな無線通信ネットワークのために使用されうる。「ネットワーク」および「システム」という用語は、しばしば置換可能に使用される。CDMAネットワークは、例えば、ユニバーサル地上ラジオ・アクセス(UTRA)、CDMA2000等のようなラジオ技術を実現しうる。UTRAは、広帯域CDMA(W−CDMA)および低チップ・レート(LCR)を含む。CDMA2000は、IS−2000規格、IS−95規格、およびIS−856規格をカバーする。IS−856は、一般に、1xEV−DO、高レート・パケット・データ(HRPD)等と称される。イボリューション・データ・オプティマイズド(EV−DO)は、CDMA2000ファミリの一部として第3世代パートナシップ計画2によって公表された通信規格である。EV−DOは、無線ネットワークにおける高データ・レートを容易にする。EV−DOは、いくつかの発展を経ている。うちいくつかのレビジョンは、複数のキャリア(トーン)でデータ・サブ・ストリームを送信するために、時分割多元接続(TDMA)原理を用いて順方向リンクを提供する。
TDMAネットワークは、例えばグローバル移動体通信システム(GSM(登録商標))のような無線技術を実現することができる。OFDMAネットワークは、例えば、イボルブドUTRA(E−UTRA)、IEEE 802.11、IEEE 802.16、IEEE 802.20、フラッシュ−OFDM(登録商標)等のようなラジオ技術を実現しうる。UTRA、E−UTRA、およびGSMは、ユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーション・システム(UMTS)の一部である。ロング・ターム・イボリューション(LTE)は、E−UTRAを使用するUMTSの最新のリリースである。UTRA、E−UTRA、GSM、UMTS、およびLTEは、「第3世代パートナシップ計画」(3GPP)と命名された組織からの文書に記載されている。CDMA2000は、「第3世代パートナシップ計画2」(3GPP2)と命名された組織からの文書に記載されている。これらさまざまなラジオ技術および規格は、当該技術分野において知られている。明確化のために、これら技術のある態様は、以下において、LTEに関して記載されており、LTE用語が以下の説明の多くで使用される。
図1は、負荷平準化が実施されうるLTE−Aネットワークでありうる無線通信ネットワーク100を示す。無線ネットワーク100は、多くのイボルブド・ノードB(eノードB)110およびその他のネットワーク・エンティティを含む。eノードBは、UEと通信する局であり、基地局、基地トランシーバ局(BTS)、ノードB、基地局コントローラ(BSC)、アクセス・ポイント等とも称されうる。おのおののeノードB110は、特定の地理的エリアのために通信有効通信範囲を提供する。3GPPでは、用語「セル」は、この用語が使用される文脈に依存して、有効通信範囲エリアにサービス提供しているeノードBおよび/またはeノードBサブシステムからなる特定の地理的有効通信範囲エリアを称しうる。
システム容量を改善するために、基地局またはeノードBの全体的な有効通信範囲が、多数(例えば3つ)のより小さなエリアへ分割されうる。小さなエリアおのおのは、それぞれの基地局サブシステムによってサービス提供されうる。3GPPでは、用語「セル」は、この有効通信範囲エリアにサービス提供している基地局および/または基地局サブシステムのうちの最小の有効通信範囲エリアを称しうる。3GPP2では、用語「セクタ」または「セル・セクタ」は、この有効通信範囲エリアにサービス提供している基地局および/または基地局サブシステムのうちの最小の有効通信範囲エリアを称しうる。明瞭化のために、後述する説明では、「セクタ」の3GPP2概念が使用される。基地局は、1つまたは多数(例えば3つ)のセクタをサポートしうる。
eノードBは、マクロ・セル、ピコ・セル、フェムト・セル、および/または、その他のタイプのセルのために、通信有効通信範囲を提供しうる。マクロ・セルは、一般に、比較的大きな地理的エリア(例えば、半径数キロメータ)をカバーし、ネットワーク・プロバイダへのサービス加入を持つUEによる無制限のアクセスを許可しうる。ピコ・セルは、一般に、比較的小さな地理的エリアをカバーし、ネットワーク・プロバイダへのサービス加入を持つUEによる無制限のアクセスを許可しうる。フェムト・セルもまた一般に、比較的小さな地理的エリア(例えば、住宅)をカバーし、フェムト・セルとの関連を持つUE(例えば、クローズド加入者グループ(CSG)におけるUE)、住宅内のユーザのためのUE等による無制限のアクセスを提供しうる。マクロ・セルのためのeノードBは、マクロeノードBと称されうる。ピコ・セルのためのeノードBは、ピコeノードBと称されうる。さらに、フェムト・セルのためのeノードBは、フェムトeノードBまたはホームeノードBと称されうる。図1に示す例では、eノードB110a,110b,110cは、マクロ・セル102a,102b,102cそれぞれのためのマクロeノードBでありうる。eノードB110xは、ピコ・セル102xのためのピコeノードBでありうる。さらに、eノードB110y,110zは、それぞれフェムト・セル102y,102zのためのフェムトeノードBである。eノードBは、1または複数(例えば2,3,4個等)のセルをサポートしうる。
無線ネットワーク100はさらに、中継局をも含みうる。中継局は、データおよび/またはその他の情報の送信を上流局(例えば、eノードB、UE等)から受信し、データおよび/またはその他の情報の送信を下流局(例えば、UEまたはeノードB)へ送信する局である。中継局はまた、他のUEのための送信を中継するUEでもありうる。図1に示す例では、中継局110rは、eノードB110aとUE120rとの間の通信を容易にするために、eノードB110aおよびUE120rと通信しうる。中継局はまた、リレーeノードB、リレー等とも称されうる。
無線ネットワーク100はまた、例えば、マクロeノードB、ピコeノードB、フェムトeノードB、リレー等のような異なるタイプのeノードBを含むヘテロジニアスなネットワークでもありうる。これら異なるタイプのeノードBは、異なる送信電力レベル、異なる有効通信範囲エリア、および、無線ネットワーク100内の干渉に対する異なるインパクトを有しうる。例えば、マクロeノードBは、高い送信電力レベル(例えば、20ワット)を有する一方、ピコeノードB、フェムトeノードB、およびリレーは、低い送信電力レベル(例えば、1ワット)を有しうる。
ネットワーク・コントローラ130は、eノードB110のセットに接続しており、これらeノードB110のための調整および制御を提供しうる。ネットワーク・コントローラ130は、バックホールを介してeノードB110と通信しうる。eノードB110はまた、例えば、ダイレクトに、または、無線バックホールまたは有線バックホールを介して非ダイレクトに、互いに通信しうる。
無線ネットワーク100の全体にわたってUE120が分布しうる。そして、おのおののUEは、固定式または移動式でありうる。UEは、端末、移動局、加入者ユニット、アクセス端末(AT)、局等とも称されうる。UEは、セルラ電話、携帯情報端末(PDA)、無線モデム、無線通信デバイス、ハンドヘルド・デバイス、ラップトップ・コンピュータ、コードレス電話、無線ローカル・ループ(WLL)局、タブレット等でありうる。UEは、マクロeノードB、ピコeノードB、フェムトeノードB、リレー等と通信することができうる。図1では、両矢印を持つ実線が、UEと、ダウンリンクおよび/またはアップリンクでUEにサービス提供するように指定されたeノードBであるサービス提供eノードBとの間の所望の送信を示す。両矢印を持つ破線は、UEとeノードBとの間の干渉送信を示す。
図4は、図1における基地局/eノードBのうちの1つ、およびUEのうちの1つでありうる、基地局/eノードB110とUE120との設計のブロック図を示す。基地局110は、図1におけるマクロeノードB110cでありうる。そして、UE120は、UE120yでありうる。基地局110はさらに、その他いくつかのタイプの基地局でもありうる。基地局110は、アンテナ434a乃至434tを備え、UE120は、アンテナ452a乃至452rを備えうる。
基地局110では、送信プロセッサ420が、データ・ソース412からデータを、コントローラ/プロセッサ440から制御情報を受信しうる。制御情報は、PBCH、PCFICH、PHICH、PDCCH等用でありうる。データは、PDSCH等用でありうる。プロセッサ420は、データ・シンボルおよび制御シンボルをそれぞれ取得するために、データおよび制御情報を処理(例えば、符号化およびシンボル・マップ)しうる。プロセッサ420はさらに、例えばPSS、SSSのための基準シンボルや、セル特有の基準信号を生成しうる。送信(TX)複数入力複数出力(MIMO)プロセッサ430は、適用可能であれば、基準シンボル、制御シンボル、および/または、データ・シンボルに空間処理(例えば、プリコーディング)を実行し、出力シンボル・ストリームを変調器(MOD)432a乃至432tに提供しうる。おのおのの変調器432は、(例えば、OFDM等のために)それぞれの出力シンボル・ストリームを処理して、出力サンプル・ストリームを得る。おのおのの変調器432はさらに、出力サンプル・ストリームを処理(例えば、アナログ変換、増幅、フィルタ、およびアップコンバート)し、ダウンリンク信号を取得する。変調器432a乃至432tからのダウンリンク信号は、アンテナ434a乃至434tによってそれぞれ送信されうる。
UE120では、アンテナ452a乃至452rが、基地局110からダウンリンク信号を受信し、受信した信号を、復調器(DEMOD)454a乃至454rへそれぞれ提供しうる。おのおのの復調器454は、受信したそれぞれの信号を調整(例えば、フィルタ、増幅、ダウンコンバート、およびデジタル化)して、入力サンプルを取得しうる。おのおのの復調器454はさらに、(例えば、OFDM等のため)これら入力サンプルを処理して、受信されたシンボルを取得しうる。MIMO検出器456は、すべての復調器454a乃至454rから受信したシンボルを取得し、適用可能である場合、これら受信されたシンボルに対してMIMO検出を実行し、検出されたシンボルを提供しうる。受信プロセッサ458は、検出されたシンボルを処理(例えば、復調、デインタリーブ、および復号)し、UE120のために復号されたデータをデータ・シンク460に提供し、復号された制御情報をコントローラ/プロセッサ480へ提供しうる。
アップリンクでは、UE120において、送信プロセッサ464が、データ・ソース462から(例えばPUSCHのための)データを、コントローラ/プロセッサ480から(例えばPUCCHのための)制御情報を受信し、これらを処理しうる。プロセッサ464はさらに、基準信号のための基準シンボルをも生成しうる。送信プロセッサ464からのシンボルは、適用可能であれば、TX MIMOプロセッサ466によってプリコードされ、さらに、(例えば、SC−FDM等のために)変調器454a乃至454rによって処理され、基地局110へ送信されうる。基地局110では、UE120からのアップリンク信号が、アンテナ434によって受信され、復調器432によって処理され、適用可能な場合にはMIMO検出器436によって検出され、さらに、受信プロセッサ438によって処理されて、UE120によって送信された復号されたデータおよび制御情報が取得されうる。プロセッサ438は、復号されたデータをデータ・シンク439に提供し、復号された制御情報をコントローラ/プロセッサ440へ提供しうる。基地局110は、例えばX2インタフェース441を介して、他の基地局へメッセージを送信しうる。
コントローラ/プロセッサ440,480は、基地局110およびUE120それぞれにおける動作を指示しうる。基地局110におけるプロセッサ440および/またはその他のプロセッサおよびモジュールは、本明細書に記載された技術のためのさまざまな処理の実行または実行の指示を行いうる。UE120およびeノードB110におけるプロセッサ440,480および/またはその他のプロセッサおよびモジュールは、図2および図3の方法フロー・チャートに例示された機能ブロック、および/または、本明細書に記載された技術のためのその他の処理の実行または指示を行いうる。メモリ442,482は、基地局110およびUE120それぞれのためのデータおよびプログラム・コードを格納しうる。スケジューラ444は、ダウンリンクおよび/またはアップリンクでのデータ送信のためにUEをスケジュールしうる。
図5は、LTEネットワークではなく、EVDOネットワークのための開示のいくつかの態様にしたがう典型的な無線通信システム500を示す。例示の目的のために、図5は、遠隔ユニット(またはAT)520、基地トランシーバ局(BTS)/基地局510、および基地局コントローラ(またはBSC)530を示す。無線通信システムは、より多くの遠隔ユニットBTSおよび基地局コントローラを有しうることが認識されるだろう。遠隔ユニット520は、例えば、携帯情報端末(PDA)、スマートフォン、携帯電話、ラップトップ・コンピュータ、ネットブック・コンピュータ、デスクトップ・コンピュータ、メディア・エクステンダ・デバイス、タブレット、およびメディア・セット・トップ・ボックスであり、さまざまな態様では、後述されるように、例えばイボリューション・データ・オプティマイズド(EVDO)のような無線ブロードバンド技術へ組み込まれるための機能を提供する。以下により詳細に記載される機能は、遠隔ユニット520に統合された、または、遠隔ユニット520から離れたコンピュータ読取可能な媒体に格納された実行可能なコードを用いて実現されうる。図5は、基地局510および遠隔ユニット520からの順方向リンク信号580と、遠隔ユニット520から基地局510への逆方向リンク信号590とを示す。
BSC530および/またはBSC530におけるその他のプロセッサおよびモジュールは、本明細書に記載された技術のためのさまざまな処理の実行を実施または指示しうる。AT520では、BTS510、BSC530、および含まれているプロセッサおよびモジュールもまた、図2および図3の方法フロー・チャートに例示された機能ブロック、および/または、本明細書に記載された技術のためのその他の処理の実行を実施または指示しうる。
さらに、以下の例は、特に、EVDOネットワークにおける構成要素を称しているが、態様の範囲はそのように限定されない。例えば、以下に示す機能のうちの多くは、例えば、ユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーション・システム(UMTS)、グローバル移動体通信システム/GSM(登録商標)イボリューションのためのエンハンスト・データ・レート、ロング・ターム・イボリューション(LTE)、LTEアドバンスト等を用いたシステムのようなEVDOシステム以外のシステムにおける使用に適用可能である。
(負荷平準化)
無線通信システムにおけるセクタの負担平準化のためにサーバ選択を実行するためのネットワーク負荷平準化(NLB)技術または処理が記載される。サーバ選択は、端末またはアクセス端末(AT)のためのサービス提供セクタまたはセル選択する処理を称する。いくつかの態様では、負荷平準化処理は、例えばHSPAおよびLTE(例えば、シングル・キャリアおよびマルチ・キャリアLTE)のようなその他のネットワークにも等しく適用可能であるが、例えばA、B、Rel0、およびD0アドバンスト・ネットワークのようなEV−DOレビジョンにおいて実施されうる。シングル・キャリア・デバイスおよびネットワークが記載されているが、マルチ・キャリア・デバイスおよびネットワークもまた、本明細書で開示された典型的な態様を適用しうる。
前述したように、ATは、システムおよびネットワークにわたって分布しうる。そして、おのおののセクタは、その有効通信範囲内に任意の数のATを有しうる。いくつかのセクタは、多数のATを含み、より高い負荷がかかっている一方、その他いくつかのセクタは、少数のATしか含まず、さほど負荷がかかっていない。多くの例では、負荷の高いセクタが、負荷の低い1または複数のセクタに隣接しうる(例えば、取り囲まれうる)。
いくつかの態様では、ネットワーク負荷平準化は、悪影響を受けているATのみならずシステムのパフォーマンスを向上するために、負荷の高いセクタから負荷の低いセクタへATを移動させるように実行されうる。ネットワーク負荷平準化は、サーバ選択情報をATへ送信するために利用可能であるシグナリング・メッセージや、サーバ選択が、ATまたはUEによって(すなわち、デバイスによって行われる)、あるいは例えばeノードB110、BTS510、または基地局コントローラ530のようなネットワーク・エンティティによって(すなわち、ネットワークによって行われる)のか、および/または、その他の要因に依存するさまざまな設計に基づいて実行されうる。
ネットワーク負荷平準化(NLB)によって、アップリンク−ダウンリンク不均衡がもたらされた場合、これは、アップリンク・チャネルの利得を調節することによって対処されうる。ネットワーク負荷平準化処理が、ネットワーク・レベル(eノードB、BSC、およびBTS)において、および、アクセス端末(AT)レベルまたはUEレベルで実行された場合、ATは、本明細書に記載されたネットワーク負荷平準化モードにあるのであれば、最強のダウンリンク・パイロットを持つセル/セクタによってサービス提供される可能性がないかもしれない。選択されたダウンリンクは、信号強度が弱く、そのセル/セクタに対して対称なアップリンクが、それに相応して同様に弱くなりうる。相応して弱くなるアップリンクを考慮するために、サービス提供セクタ/セル選択に関連する信号を送信するためにATが使用するアップリンク・チャネルの利得のみならず、選択されたサービス提供セクタ/セルからの送信のためのいずれかのフィードバックが、
所望される新たなサービス提供セクタ/セルに到達するために、高められる。
いくつかの態様では、とりわけ、以下の条件の下で、ネットワークによって行われるネットワーク負荷平準化を実施することが望まれうる。・ATが、ネットワーク負荷平準化が実行されるべきキャリアにおいて、遅延に敏感なフローを有しておらず、スループットに敏感なフローのみを有していると基地局コントローラ(BSC)が判定した場合。
・ATが、ネットワーク負荷平準化のための考慮がなされているキャリアにおいて、複数のセルとソフト・ハンドオフにあり、これらキャリアにおいて、現時点からサービスを受け取る可能性がある各セルの中に1つのセクタを有していると、BSCが判定した場合。
・マルチ・キャリアATが、異なるキャリアにおいて、異なるセル/セクタからサービスを受け取りうる、すなわち、すべてのキャリアにおいて、同じセル/セクタからサービスを受け取ることを制限されていないとBSCが判定した場合。
・負荷平準化のためにATによって使用される関連するセクタ負荷情報を含むインジケーションを、ネットワークから受信することをATがサポートしていないとBSCが判定した場合。
・ATがサービスを受信しうるセクタによって送信されたパイロットのための直近の信号対雑音比を用いてネットワークを更新するようにATが要求されているとBSCが判定した場合。
いくつかの態様では、サーバ選択は、例えば、到来する、スループットに敏感な(TS:throughput-sensitive)フローによって見られるセクタ・キャリアにおける実効負荷(Neff)のようなメトリックに基づいて、およびセクタにおけるアクティブなATと、そのパイロット強度またはパイロット信号チャネル品質値とに基づいて実行されうる。これらメトリックは、ネットワーク負荷平準化処理のための入力でありうる。Neffメトリックは、(例えば、BTSバッファで送信するデータを有する)例えば、時間、周波数等のようなスケジューラ・リソースを求めて競合するセクタ・キャリア内に存在する多くのスループットに敏感なフローの数をキャプチャまたは考慮しうる。Neffメトリックはまた、セクタ内に予約されている任意のスケジューラ・リソース(例えば、制御チャネルのために予約されているリソース等)のために規格化されている、利用可能なスケジューラ・リソースをも考慮しうる。例えば、サイクル内の「m」のうちの「n」個のスケジューラ時間単位が予約されている場合、規格化係数m/(m−n)を適用する。さらに、Neffメトリックは、フローのためのスケジューラ公平メトリックの別の優先重みを考慮する。Neffは、到来する、スループットに敏感なフローが、利用可能なスケジューラ・リソースにアクセスするためにどれだけ多くの競合に直面するのかを判定するためのプロキシでありうる。いくつかの態様では、実効負荷Neffはまた、制御チャネル・オーバヘッドをも考慮しうる。
effメトリックは、基地トランシーバ局において計算され、ネットワークによって行われる負荷平準化のために基地局コントローラへ転送されるか、または、デバイスによって行われる負荷平準化のためにATへ転送されうる。いくつかの態様では、Neffメトリックは、定期的に計算され、定期的に計算されたNeffメトリックは、例えば500送信単位に等しい時間定数を持つシングル・ポール無限インパルス応答(IIR)フィルタを用いてフィルタされうる。フィルタからのNeffメトリックのこれら定期的なサンプルは、ネットワーク負荷平準化処理のために使用されうる。
基地トランシーバ局(BTS)は、ネットワーク負荷平準化(NLB)のために使用される実効負荷メトリックを取得し、実効負荷メトリックをいつどうやって基地局コントローラ(BSC)へ送信するのかを決定しうる。いくつかの態様では、実効負荷メトリックにおいて「十分な変化」が生じた場合、BTSは、実効負荷をBSCへ伝送しうる。いくつかの態様では、BTSは、BSCへ伝送されるメッセージ・サイズおよび周波数を低減するために、BTSにおける異なるセクタから、実効負荷メトリックをアグリゲートしうる。
前述したように、実効負荷は、基地局トランシーバ(BTS)から基地局コントローラ(BSC)またはATへ伝送される。いくつかの態様では、実効負荷は、BTSからBSCへ伝送されうる。そして、BSCは、その後、BTSにわたって実効負荷値をアグリゲートし、アグリゲートされた値をATへ伝送する。いくつかの態様では、BTSからBSCへNeffをいつ伝送するのかを決定するために、Neffの値の変化が使用されうる。例えば、以前に送信された値からNeffが+/−XdBである場合に、Neffが伝送されうる。ここでXは、選択された値であるか、または、計算された実効負荷値に基づいて決定された値でありうる。
図6で例示された例では、ブロック605における値4.5dBからのNeffの変化は、Xが0.5dB増加し、ブロック600において、5.0dBとして解釈される。同様に、ブロック605における値4.5dBからのNeffの変化は、Xが0.5dB減少し、ブロック610において、4.0dBとして解釈される。4.5dBであるNeffからの0.25dBの増加または減少によって、Neffは、BSCにもATにも伝送されない。したがって、Neffはブロック605にとどまる。ここで、ボックスは、いくつかのヒステリシスのために、4.0および5.0の近傍の1/4dB単位の変化をカバーする。BTSは、すべてのNeffの更新可能な変化を検出し、これらをBSCへ転送するように構成される。いくつかの態様では、BTSは、例えばNeffのようなセクタ・キャリア・メトリックをBTSからBSCへ伝送するために、データ・パスではなく、例えば制御パスのような信頼できるパスを使用する。
BSCは、すべてのBTSから、すべてのセクタ・キャリアによって伝送された、例えばNeffのようなセクタ・キャリア・メトリックを受信し、格納する。いくつかの態様では、メイン・プロセッサは、すべてのBTSおよびすべてのBSCコール処理エンティティとの通信リンクを有するBSCにおいて、主要なメトリック・データ・レポジトリまたはメトリック・データベースとして使用されうる。メイン・プロセッサは、BSC全体のためのプロキシとしてサービス提供しうる。そして、向上したバックホール効率を提供しうる。なぜなら、BTSは、情報を、唯一の場所にしか送信しないからである。いくつかの態様では、メイン・プロセッサは、すべてのBTSにわたってNeffメトリックをアグリゲートし、例えば、デバイスまたはATによって行われるネットワーク負荷平準化のために、BTSを介して情報を相互接続するように構成されうる。メイン・プロセッサは、BSC内のすべてのコール処理エンティティ/プロセッサへの通信リンクを有しうる。
BSCのコール処理エンティティ/プロセッサと、前述したメトリック・データベースをホストするメイン・プロセッサとの間のリアル・タイム・アクセスにおいて、長いレイテンシが存在する場合、例えばNeffのようなメトリックが、データベース同期アップによって、すべてのコール処理プロセッサにおいてローカルに利用可能とされうる。この同期アップは、設定可能な周期で生じるように設定されうる。例えば、同期アップは、メトリックが変化した場合に生じうる。いくつかの態様では、同期アップは、周期内で変化したメトリックのみを含みうる。これらは、効率化のために、順位決定され更新される(すなわち、非フル・データベース・ダンプ)。
コール処理BSCプロセッサにおいてローカルに利用可能なストレージは、すべてのコール処理アクセスに共通であるメモリ・モジュール内にありうる。そして、必要に応じて、シングル・ポイントのストレージが存在し、コール処理エンティティが情報を取得するプル・モデルに基づきうる。この情報は、今のところこの情報を必要としないコール処理エンティティにはプッシュされない。メモリ・モジュールは、シングル・ライト・マルチ・リード・アーキテクチャに基づきうる。そして、効率化のために、セマフォ(Semaphore)保護ではなく、ダブル・バッファリングを利用しうる。
前述したように、サーバ選択は、到来する、スループットに敏感な(TS)フローによって見られるセクタ・キャリア上の実効負荷(Neff)に基づいて、およびセクタにおけるアクティブなATと、そのパイロット強度値またはパイロット信号チャネル品質値とに基づいて実行されうる。セクタにおけるアクティブなATと、そのパイロット強度値またはパイロット信号チャネル品質値とを表すメトリックは、例えば、条件が変化した場合に、ATによってBSCへレポートされうる。いくつかの態様では、BSCは、定期的に、例えば4秒毎(すなわち、パイロット強度更新周期毎)に、最新のパイロット強度値レポートまたは信号チャネル品質値レポートを要求する。レポートされたパイロットのパイロット強度は、その後、ネットワーク負荷平準化処理によって使用されるためにBSCによって格納される。いくつかの態様では、要求されたパイロット強度レポートによって、ATがサービスを受け取るセクタのセットが変化した場合、関連するコール処理がまず実行され、その後、ネットワーク負荷平準化処理が実行される。いくつかの態様では、ネットワーク負荷平準化処理への入力は、パイロット・チャネル品質(例えば、信号対雑音比(SNR))である。したがって、サービス提供セクタは、Neffと連携して、パイロット信号対雑音比(SNR)に基づいて、ATについて選択されうる。いくつかの態様では、SNRは、以下のように計算されうる。SNR(dB)=(Ec/Io)/(1−Ec/Io)、ここで、Ec/Ioは、ATによってBSCにレポートされたパイロット強度であり、合計受信電力比に対するチップ当たりのエネルギである。
マルチ・キャリアATを含む、ネットワークによって行われるネットワーク負荷平準化処理では、例えば、BSCが、以下のネットワーク負荷平準化処理を、ATが割り当てられているキャリアのおのおのについて独立して実行する。いくつかの態様では、この処理は、ATが、異なるセル/セクタからのキャリアのおのおのでサービスを受信しうるという事実に基づいて調整される。そうではない場合、BSCは、このようなATのために、ネットワーク負荷平準化処理を実行しないことがありうる。
いくつかの態様では、例えばマルチ・キャリアHSPAのようなエアリンク技術またはラジオ・アクセス技術でも、ATは、キャリアを介して異なるセクタへ向かうことができない場合がありうる。この場合、適応性メトリックは、各キャリアについて個別に計算されうるが、例えばキャリア1におけるセクタA、キャリア2におけるセクタBは、現在のサービス提供セクタよりも良好でありうる。いくつかのラジオ・アクセス技術におけるATは、異なるセクタおよび異なるキャリアからサービス提供されうる一方、例えば、マルチ・キャリアHSPAシステムでは、適応性メトリックが別のものを示唆する場合であっても、ATは、すべてのキャリアにおける同じセクタからサービス提供されうる。この場合、基準は、他の関数と連携した適応性メトリックに基づきうる。
いくつかの態様では、例えば、第1のシステムが第1の帯域幅(例えば、10MHz)において展開され、第2のシステムが第2の帯域幅(例えば、5MHz)において展開されるマルチ・キャリアおよびシングル・キャリアLTEでは、実効負荷(Neff)が、帯域幅に規格化されうる。例えば、10MHzシステムと5MHzシステムの実効負荷(Neff)が同じである場合、10MHzはより負荷が低く、5MHzシステムの代わりに選択されることが望ましいか、または、選択される可能性が高い。
いくつかの態様では、BSCは、最新の値を得るために、パイロット強度レポートのために要求されるATの能力を判定する。BSCは、アクティブ・セット変化および/またはNeff更新の間、ATに関するネットワーク負荷平準化評価を実行しうる。ATは、ATにサービス提供しうる候補セクタのセットを保持しうる。これは、アクティブ・セットと称されうる。所与のATのBSCのコール処理エンティティは、BSCデータベース内のNeff更新値を定期的に、すなわち、ネットワーク負荷平準化周期でチェックしうる。例えば、BSCコール処理エンティティは、2秒毎にチェックしうる。
いくつかの態様では、BSCは、ネットワーク負荷平準化候補を求めて、パイロット強度レポートを定期的に要求し、更新されたパイロット強度を記録しうる。この要求は例えば4秒毎に送信され、タイマは、各ATについて独立して動作しうる。
ネットワーク負荷平準化処理の実行は、本来、分散的でありうる。例えば、パイロット強度要求タイマおよびネットワーク負荷平準化候補評価タイマは、ATにわたるネットワーク負荷平準化動作に時間ランダム性を導入するため、および、フィードバック・ループ(Neff更新)応答前にセル/セクタからセル/セクタへの大きなスイングを回避するために、AT特有でありうる。
いくつかの態様では、最高のパイロット信号対雑音比(SNR)を持つセクタ/セルは、ATがサービスのために選択することを許可されるセクタ/セルに含まれうる。セクタの選択は、パイロット信号対雑音比とNeffとの差(すなわち、パイロットSNR−Neff(dB))によって与えられた適応性メトリックに基づきうる。例えば、適応性メトリック差は、2dBでありうる。各定期評価例では、例えば、現在のサービス提供セクタ/セルと、最も高い適応性メトリックを持つセクタ/セルとが判定される。
評価例において、最も高い適応性メトリックを持つサービス提供セル/セクタと、現在のサービス提供セクタ/セルのパイロットSNRが、しきい値を下回り、選択するダウンリンクが全体的に貧弱なセットを示す場合、ATのサーバ選択メカニズムは、利用可能なすべてのセクタ/セルから選択し、ネットワークは、どのセクタ/セルも却下しない。いくつかの態様では、現在のサービス提供セクタ/セルは、評価例において、最も高い適応性メトリックを持つセクタ/セルでありうる。この場合、ATは、現在のサービス提供セクタ/セルを選択し続けうる。
そうではない場合、以下の条件のうちの何れかが満たされる場合、すなわち、最も高い適応性メトリックが、現在のサービス提供セクタ/セルのメトリックをしきい値上回る場合、あるいは、現在のサービス提供セクタ/セルのパイロットSNRが、しきい値未満である場合、ATは、最も高い適応性メトリックを持つセクタ/セルのパイロット・チャネル品質(例えば、SNR)を超えるパイロット・チャネル品質(例えば、SNR)を有するこれらのセクタ/セルを選択することを禁じられうる。この機能は、セクタ/セルからATへのフィードバックを実施し、サービスのためにこれらセクタ/セルのAT選択が満足されないことを示すことによって達成されうる。これらの条件が満たされない場合、ATは、現在のサービス提供セクタ/セルを選択し続けることを許可される。
遅延に敏感なフローがいずれかのキャリアに追加され、ネットワーク負荷平準化が、そのキャリアにおいて、ATによるサービスの選択から、セクタのサブセットを除外するモードにある場合、ネットワークは、どのセクタ/セルも、サービスのためにATによって選択されることを阻止しない。これら条件に準じたATは、遅延に敏感なフローが除去されるまで、そのキャリアにおけるネットワーク負荷平準化候補ではない。
ATによって行われるネットワーク負荷平準化処理では、所与のATが、関連するセクタ負荷情報を含むインジケーションをネットワークから受信し、ATが、負荷平準化を独立して実施するためにこの情報を使用しうるとBSCが判定した場合、BSCは、前述したセクションにおいて記載された、ネットワークによって行われるネットワーク負荷平準化処理を実施できない場合がありうる。その代わりに、システムにおいて、ATによって行われるネットワーク負荷平準化処理をサポートするATが存在する場合、BSCは、BTSに対して、セクタのおのおのにおいて、負荷情報メッセージをブロードキャストするように指示しうる。セクタにおいて送られたメッセージは、その負荷情報を、近隣の負荷情報とともに含みうる。
ブロードキャストされた負荷情報メッセージは、例えばLoadingAdjust(負荷調節)およびNeighborSectorLoadingAdjust(近隣セクタ負荷調節)のようなフィールドを含みうる。LoadingAdjustフィールドは、現在のセクタの負荷調節を伴い、例えば0.5dBのようなデシベル(dB)単位でありうる。NeighborSectorLoadingAdjustは、現在のセクタの近隣の負荷調節値であり、例えば0.5dBのようなデシベル(dB)単位でありうる。
ATは、サービスを求めてネットワークに接続する前に、セクタから、任意の制御メッセージで近隣セクタのリストを通知された(ブロードキャストされた)場合、ネットワークおよびATは、その後、この負荷情報メッセージ内のNeighborSectorLoadingAdjustフィールドの順序付けられたリストを、前述された制御メッセージにおける近隣の順序付けられたリストとペアにすることに合意しうる。これは、LoadingAdjustに関連付けられた近隣セクタ識別子を回避することによって、オーバ・ザ・エアによる定期的な送信におけるメッセージ・オーバヘッドを低減しうる。
LoadingAdjustおよびNeighborSectorLoadingAdjustは、以下のように埋められうる。セクタs1、s2、…、si、…、sNを、Neff_1、Neff_2、…、Neff_i、…Neff_Nへマップするものとする。セクタsrが、最小のNeffを有するものとする。すなわち、Neff_r=min(Neff_i、1からNまでのすべてのiについて)。セクタsiのLoadingAdjust=10*log10(Neff_i/Neff_r)。
BSCは、所与のセクタおよび近隣のLoadingAdjust値をBTSへ転送しうる。BSCは、ネットワークによって行われるネットワーク負荷平準化のコンテキストにおいて前述されたように、複数のBTSからNeffメトリックを受信する。BSCは、この情報を用いて、前の更新からのインタバルで取得されたLoadInformation messageにおけるBTSのセクタおよびその近隣のLoadingAdjust値を設定するように、各BTSを定期的に更新する。BTSは、NeighborSectorLoadAdjustを順番に並べ、送信された次のLoadInformationメッセージで値を更新しうる。BTSはまた、ブロードキャスト制御パケットで、LoadInformationメッセージを送信しうる。
負荷情報メッセージは、低優先度のメッセージであり、他の高優先度のメッセージが、負荷情報メッセージとともに、さらなる量のメッセージ・パケットを必要とするほどメッセージ・サイズを増やさない場合に送信されうる。負荷情報メッセージは、接続しているATであって、スリープ・モードではないATに向けられている。スリープ・モードにあり、ネットワークからの制御送信をリスンするためにウェイク・アップしたATは、ただこのメッセージを受信するために、一般には、必要以上長くアウェイクし続けるように要求されうる。これは、この状態におけるATにとって余分なことであろう。
図2は、無線ネットワークにおける負荷平準化のための処理の方法を例示するブロック図である。この処理はブロック202で始まり、無線ネットワークのアクセス端末にアクセス可能なセクタの実効負荷値が受信される。実効負荷値は、セクタにおける実効的な負荷を表しうる。ブロック204では、セクタのパイロット信号チャネル品質値が受信される。最後に、ブロック206では、実効負荷値およびパイロット信号チャネル品質値に基づいて、セクタから、アクセス端末のためのサービス提供セクタが選択される。
図3は、無線ネットワークにおいて通信するための方法または処理を例示するブロック図である。この処理はブロック302で始まり、ここでは、無線ネットワークのアクセス可能なセクタに関するアクセス端末における実効負荷値が受信される。実効負荷値は、セクタにおける実効的な負荷を表しうる。ブロック304では、アクセス可能なセクタのパイロット信号チャネル品質値が識別される。最後に、ブロック306において、実効負荷値およびパイロット信号チャネル品質値に基づいて、アクセス端末のためのサービス提供セクタが、アクセス可能なセクタから選択される。
1つの設定では、eノードB110またはBSC530は、無線ネットワークのアクセス端末にアクセス可能なセクタのための実効負荷値を受信する手段を含み、無線通信のために構成される。1つの態様では、受信する手段は、受信する手段によって詳述された機能を実行するように構成されたコントローラ・プロセッサ440およびメモリ442、受信プロセッサ438、復調器432a−432tおよびアンテナ434a−tでありうる。eノードB110またはBSC530はまた、セクタのパイロット信号チャネル品質値を受信する手段を含むようにも構成される。1つの態様では、受信する手段は、受信する手段によって詳述された機能を実行するように構成されたコントローラ・プロセッサ440およびメモリ482、受信プロセッサ438、復調器432a−432tおよびアンテナ434a−tでありうる。eノードB110またはBSC530はまた、実効負荷値およびパイロット信号チャネル品質値に基づいて、アクセス端末のためのサービス提供セクタを選択するための手段を含むように構成される。1つの態様では、選択する手段は、選択する手段によって詳述された機能を実行するように構成されたコントローラ・プロセッサ440およびメモリ442でありうる。別の態様では、前述した手段は、前述した手段によって記述された機能を実行するように構成されたモジュールまたは任意の装置でありうる。
1つの設定では、UE120またはAT520は、無線ネットワークのアクセス可能なセクタの実効負荷値をアクセス端末において受信する手段を含み、無線通信のために構成される。1つの態様では、受信する手段は、受信する手段によって詳述された機能を実行するように構成されたコントローラ/プロセッサ480、メモリ482、受信プロセッサ458、復調器454a−454r、およびアンテナ452a−rでありうる。UE120またはAT520はまた、アクセス可能なセクタのパイロット信号チャネル品質値を識別する手段を含むように構成される。1つの態様では、識別する手段は、識別する手段によって詳述された機能を実行するように構成されたコントローラ/プロセッサ480およびメモリ482でありうる。UE120またはAT520はまた、実効負荷値およびパイロット信号チャネル品質値に基づいて、アクセス端末のためのサービス提供セクタを選択する手段を含むように構成される。1つの態様では、選択する手段は、選択する手段によって詳述された機能を実行するように構成されたコントローラ/プロセッサ480およびメモリ482でありうる。別の態様では、前述した手段は、前述した手段によって記述された機能を実行するように構成されたモジュールまたは任意の装置でありうる。
当業者であればさらに、本明細書の開示に関連して記載されたさまざまな例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズム・ステップが、電子工学ハードウェア、コンピュータ・ソフトウェア、あるいはこれらの組み合わせとして実現されることを理解するであろう。ハードウェアとソフトウェアとの相互置換性を明確に説明するために、さまざまな例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップが、これらの機能の観点から一般的に記載された。これら機能がハードウェアとしてまたはソフトウェアとして実現されるかは、特定の用途およびシステム全体に課せられている設計制約に依存する。当業者であれば、特定の用途のおのおのに応じて変化する方式で、前述した機能を実現しうる。しかしながら、この適用判断は、本発明の範囲からの逸脱をもたらすものと解釈されるべきではない。
本明細書の開示に関連して記述されたさまざまな例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)あるいはその他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリート・ゲートあるいはトランジスタ・ロジック、ディスクリート・ハードウェア構成要素、または前述された機能を実現するために設計された上記何れかの組み合わせを用いて実現または実施されうる。汎用プロセッサは、マイクロ・プロセッサでありうるが、代替例では、このプロセッサは、従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロ・コントローラ、またはステート・マシンでありうる。プロセッサは、例えばDSPとマイクロ・プロセッサとの組み合わせ、複数のマイクロ・プロセッサ、DSPコアと連携する1または複数のマイクロ・プロセッサ、またはその他任意のこのような構成であるコンピューティング・デバイスの組み合わせとして実現されうる。
本明細書の開示に関連して説明された方法またはアルゴリズムのステップは、ハードウェアで直接的に、プロセッサによって実行されるソフトウェア・モジュールで、またはこの2つの組合せで実施することができる。ソフトウェア・モジュールは、RAMメモリ、フラッシュ・メモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハード・ディスク、リムーバブル・ディスク、CD−ROM、あるいは当該技術分野で知られているその他の型式の記憶媒体に存在しうる。典型的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、また記憶媒体に情報を書き込むことができるようにプロセッサに結合される。あるいは、この記憶媒体は、プロセッサに統合されうる。このプロセッサと記憶媒体とは、ASIC内に存在しうる。ASICは、ユーザ端末内に存在しうる。あるいは、プロセッサおよび記憶媒体は、ユーザ端末内のディスクリートな構成要素として存在しうる。
1または複数の典型的な設計では、記載された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、あるいはそれらの任意の組み合わせによって実現されうる。ソフトウェアで実現される場合、これら機能は、コンピュータ読取可能な媒体上に格納されるか、あるいは、コンピュータ読取可能な媒体上の1または複数の命令群またはコードとして送信されうる。コンピュータ読取可能な媒体は、コンピュータ記憶媒体と通信媒体との両方を含む。これらは、コンピュータ・プログラムのある場所から別の場所への転送を容易にする任意の媒体を含む。記憶媒体は、汎用コンピュータまたは特別目的コンピュータによってアクセスされうる任意の利用可能な媒体でありうる。限定ではなく、一例として、このようなコンピュータ読取可能な媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMまたはその他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置またはその他の磁気記憶装置、あるいは、命令群またはデータ構造の形式で所望のプログラム・コード手段を伝送または格納するために使用され、かつ、汎用コンピュータまたは特別目的コンピュータ、あるいは、汎用プロセッサまたは特別目的プロセッサによってアクセスされうるその他任意の媒体を備えうる。さらに、いかなる接続も、コンピュータ読取可能な媒体として適切に称される。同軸ケーブル、光ファイバ・ケーブル、ツイスト・ペア、デジタル加入者線(DSL)、あるいは、例えば赤外線、無線およびマイクロ波のような無線技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、あるいはその他の遠隔ソースからソフトウェアが送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバ・ケーブル、ツイスト・ペア、DSL、あるいは、例えば赤外線、無線およびマイクロ波のような無線技術が、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用されるディスク(diskおよびdisc)は、コンパクト・ディスク(disc)(CD)、レーザ・ディスク(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)、およびブルー・レイ・ディスク(disc)を含む。これらdiscは、レーザを用いてデータを光学的に再生する。それに対して、diskは、通常、データを磁気的に再生する。上記の組み合わせもまた、コンピュータ読取可能な媒体の範囲内に含まれるべきである。
本開示の上記記載は、当業者をして、本開示の製造または利用を可能とするように提供される。本開示に対するさまざまな変形は、当業者に容易に明らかであって、本明細書で定義された一般原理は、本開示の精神または範囲から逸脱することなく、他のバリエーションに適用されうる。このように、本開示は、本明細書で示された例および設計に限定されることは意図されておらず、本明細書で開示された原理および新規な特徴に一致した最も広い範囲に相当するとされている。
なお、本願の出願当初の請求項と同一の記載を以下に付記する。
[C1] 無線ネットワークにおいて通信する方法であって、
前記無線ネットワークのアクセス端末へアクセス可能な複数のセクタの実効負荷値を受信することと、ここで、前記実効負荷値は、前記複数のセクタにおける実効的な負荷を表す、
前記複数のセクタのパイロット信号チャネル品質値を受信することと、
前記実効負荷値および前記パイロット信号チャネル品質値に基づいて、前記複数のセクタから、前記アクセス端末のためにサービス提供するセクタを選択することと、
を備える方法。
[C2] 前記実行負荷値は、スケジューラ・リソースを求めて競合する前記複数のセクタのうちのセクタに存在する多くのスループットに敏感な(TS:throughput sensitive)フローのうちの少なくとも1つに基づいて決定される、C1に記載の方法。
[C3] 前記選択することは、
実効負荷値が受信される前記複数のセクタのおのおのについて、各セクタのパイロット信号チャネル品質から、各セクタの実効負荷値を引くことによって、適応性メトリックを決定することと、
最も高い適応性メトリックを有するセクタを選択することと、
を備えるC1に記載の方法。
[C4] 前記アクセス端末のマルチ・キャリア設定の各キャリアについて、前記実効負荷値と前記適応性メトリックとを計算すること、をさらに備えるC3に記載の方法。
[C5] 前記実効負荷値のうちの現在の実効負荷値と前の実効負荷値とがしきい値を満足する場合、前記現在の実効負荷値を受信すること、をさらに備えるC1に記載の方法。
[C6] 前記受信することと、前記受信することと、前記選択することとが、前記アクセス端末のマルチ・キャリア設定の各キャリアについて独立して実行される、C1に記載の方法。
[C7] 無線ネットワークにおいて通信する方法であって、
無線ネットワークの複数のアクセス可能なセクタの実効負荷値をアクセス端末において受信することと、ここで、前記実効負荷値は、前記セクタにおける実効的な負荷を表す、
前記複数のアクセス可能なセクタのパイロット信号チャネル品質値を識別することと、
前記実効負荷値および前記パイロット信号チャネル品質値に基づいて、前記複数のアクセス可能なセクタから、前記アクセス端末のためにサービス提供するセクタを選択することと、
を備える方法。
[C8] 前記実行負荷値は、スケジューラ時間およびスケジューラ・リソースを求めて競合する前記複数のアクセス可能なセクタのうちのセクタに存在する多くのスループットに敏感な(TS:throughput sensitive)フローのうちの少なくとも1つに基づいて決定される、C7に記載の方法。
[C9] 前記選択することは、
実効負荷値が受信される前記複数のアクセス可能なセクタのおのおのについて、各セクタのパイロット信号チャネル品質から、各セクタの実効負荷値を引くことによって、適応性メトリックを決定することと、
最も高い適応性メトリックを有するセクタを選択することと、
を備える、C7に記載の方法。
[C10] 前記セクタの実効負荷の、最小の実効負荷を持つセクタの実効負荷に対する比によって表されるセクタの負荷調節情報を受信することと、
前記負荷調節情報に少なくとも部分的に基づいて、前記複数のアクセス可能なセクタから、前記アクセス端末のためにサービス提供するセクタを選択することと、
をさらに備えるC7に記載の方法。
[C11] 無線ネットワークにおいて通信するための装置であって、
前記無線ネットワークのアクセス端末へアクセス可能な複数のセクタの実効負荷値を受信する手段と、ここで、前記実効負荷値は、前記複数のセクタにおける実効的な負荷を表す、
前記複数のセクタのパイロット信号チャネル品質値を受信する手段と、
前記実効負荷値および前記パイロット信号チャネル品質値に基づいて、前記複数のセクタから、前記アクセス端末のためにサービス提供するセクタを選択する手段と、
を備える装置。
[C12] 無線ネットワークにおいて通信するための装置であって、
前記無線ネットワークの複数のアクセス可能なセクタの実効負荷値をアクセス端末において受信する手段と、ここで、前記実効負荷値は、前記セクタにおける実効的な負荷を表す、
前記複数のアクセス可能なセクタのパイロット信号チャネル品質値を識別する手段と、
前記実効負荷値および前記パイロット信号チャネル品質値に基づいて、前記複数のアクセス可能なセクタから、前記アクセス端末のためにサービス提供するセクタを選択する手段と、
を備える装置。
[C13] 無線ネットワークにおいて通信するための装置であって、
メモリと、
前記無線ネットワークのアクセス端末へアクセス可能な複数のセクタの実効負荷値を受信することと、ここで、前記実効負荷値は、前記複数のセクタにおける実効的な負荷を表す、
前記複数のセクタのパイロット信号チャネル品質値を受信することと、
前記実効負荷値および前記パイロット信号チャネル品質値に基づいて、前記複数のセクタから、前記アクセス端末のためにサービス提供するセクタを選択することと、
を実行するように構成された、前記メモリに接続された少なくとも1つのプロセッサと、
を備える装置。
[C14] 前記少なくとも1つのプロセッサは、スケジューラ・リソースを求めて競合する前記複数のセクタのうちのセクタに存在する多くのスループットに敏感な(TS:throughput sensitive)フローのうちの少なくとも1つに基づいて実効負荷値を決定する、C13に記載の装置。
[C15] 前記少なくとも1つのプロセッサはさらに、実効負荷値が受信される前記複数のセクタのおのおののためにサービス提供するセクタを、各セクタのパイロット信号チャネル品質から、各セクタの実効負荷値を引くことによって、適応性メトリックを決定することと、最も高い適応性メトリックを有するセクタを選択することと、によって選択するように構成された、C13に記載の装置。
[C16] 前記少なくとも1つのプロセッサはさらに、前記アクセス端末のマルチ・キャリア構成における各キャリアについて、前記実効負荷値と前記適応性メトリックとを計算するように構成された、C15に記載の装置。
[C17] 前記少なくとも1つのプロセッサはさらに、前記実効負荷値のうちの現在の実効負荷値と前の実効負荷値とがしきい値を満足する場合、前記現在の実効負荷値を受信するように構成された、C13に記載の装置。
[C18] 前記少なくとも1つのプロセッサはさらに、実効負荷値を受信し、パイロット信号チャネル品質値を受信し、前記アクセス端末のマルチ・キャリア構成における各キャリアのためにサービス提供するセクタを独立して選択するように構成された、C13に記載の装置。
[C19] 無線ネットワークにおいて通信するための装置であって、
メモリと、
前記無線ネットワークの複数のアクセス可能なセクタの実効負荷値をアクセス端末において受信し、ここで、前記実効負荷値は、前記セクタにおける実効的な負荷を表す、
前記複数のアクセス可能なセクタのパイロット信号チャネル品質値を識別し、
前記実効負荷値および前記パイロット信号チャネル品質値に基づいて、前記複数のアクセス可能なセクタから、前記アクセス端末のためにサービス提供するセクタを選択するように構成された、前記メモリに接続された少なくとも1つのプロセッサと、
を備える装置。
[C20] 前記少なくとも1つのプロセッサはさらに、スケジューラ時間およびスケジューラ・リソースを求めて競合する前記複数のアクセス可能なセクタのうちのセクタに存在する多くのスループットに敏感な(TS:throughput sensitive)フローのうちの少なくとも1つに基づいて、前記実効負荷値を決定するように構成された、C19に記載の装置。
[C21] 前記少なくとも1つのプロセッサはさらに、実効負荷が受信される前記複数のアクセス可能なセクタのおのおののためにサービス提供するセクタを、各セクタのパイロット信号チャネル品質から、各セクタの実効負荷値を引くことによって、適応性メトリックを決定することと、最も高い適応性メトリックを有するセクタを選択することと、によって選択するように構成された、C19に記載の装置。
[C22]
前記少なくとも1つのプロセッサはさらに、前記セクタの実効負荷の、最小の実効負荷を持つセクタの実効負荷に対する比によって表されるセクタの負荷調節情報を受信し、前記負荷調節情報に少なくとも部分的に基づいて、前記複数のアクセス可能なセクタから、前記アクセス端末のためにサービス提供するセクタを選択するように構成された、C19に記載の装置。
[C23] 無線ネットワークにおける無線通信のためのコンピュータ・プログラム製品であって、
記録された非一時的なプログラム・コードを有するコンピュータ読取可能な媒体を備え、
前記プログラム・コードは、
前記無線ネットワークのアクセス端末へアクセス可能な複数のセクタの実効負荷値を受信するためのプログラム・コードと、ここで、前記実効負荷値は、前記複数のセクタにおける実効的な負荷を表す、
前記複数のセクタのパイロット信号チャネル品質値を受信するためのプログラム・コードと、
前記実効負荷値および前記パイロット信号チャネル品質値に基づいて、前記複数のセクタから、前記アクセス端末のためにサービス提供するセクタを選択するためのプログラム・コードと
を備える、コンピュータ・プログラム製品。
[C24] 無線ネットワークにおける無線通信のためのコンピュータ・プログラム製品であって、
記録された非一時的なプログラム・コードを有するコンピュータ読取可能な媒体を備え、
前記プログラム・コードは、
前記無線ネットワークの複数のアクセス可能なセクタの実効負荷値をアクセス端末において受信するためのプログラム・コードと、ここで、前記実効負荷値は、前記セクタにおける実効的な負荷を表す、
前記複数のアクセス可能なセクタのパイロット信号チャネル品質値を識別するためのプログラム・コードと、
前記実効負荷値および前記パイロット信号チャネル品質値に基づいて、前記複数のアクセス可能なセクタから、前記アクセス端末のためにサービス提供するセクタを選択するためのプログラム・コードと
を備える、コンピュータ・プログラム製品。

Claims (20)

  1. 無線ネットワークにおいて通信する方法であって、
    前記無線ネットワークのアクセス端末アクセス可能な複数のセクタの実効負荷値を受信することと、ここで、前記実効負荷値は、前記複数のセクタにおける実効的な負荷を表し、前記実負荷値は、スケジューラ・リソースを求めて競合する前記複数のセクタのうちのセクタに存在する多くのスループットに敏感な(TS:throughput sensitive)フローのうちの少なくとも1つに基づいて決定される、
    前記複数のセクタのパイロット信号チャネル品質値を受信することと、
    前記実効負荷値および前記パイロット信号チャネル品質値に基づいて、前記複数のセクタから、前記アクセス端末のためにサービス提供するセクタを選択することと、
    を備える方法。
  2. 前記選択することは、
    前記実効負荷値が受信される前記複数のセクタのおのおのについて、各セクタの前記パイロット信号チャネル品質から、各セクタの前記実効負荷値を引くことによって、適応性メトリックを決定することと、
    最も高い適応性メトリックを有するセクタを選択することと、
    を備える請求項1に記載の方法。
  3. 前記アクセス端末のマルチ・キャリア設定の各キャリアについて、前記実効負荷値と前記適応性メトリックとを計算すること、をさらに備える請求項2に記載の方法。
  4. 前記実効負荷値のうちの現在の実効負荷値と前の実効負荷値との間の差がしきい値を満足すると基地局によって判断された場合、前記現在の実効負荷値を受信すること、をさらに備える請求項1に記載の方法。
  5. 前記実効的な負荷を受信することと、前記パイロット信号チャネル品質値を受信することと、前記選択することとが、前記アクセス端末のマルチ・キャリア設定の各キャリアについて独立して実行される、請求項1に記載の方法。
  6. 無線ネットワークにおいて通信する方法であって、
    無線ネットワークの複数のアクセス可能なセクタの実効負荷値をアクセス端末において受信することと、ここで、前記実効負荷値は、前記セクタにおける実効的な負荷を表し、前記実負荷値は、スケジューラ時間およびスケジューラ・リソースを求めて競合する前記複数のアクセス可能なセクタのうちのセクタに存在する多くのスループットに敏感な(TS:throughput sensitive)フローのうちの少なくとも1つに基づいて決定される、
    前記複数のアクセス可能なセクタのパイロット信号チャネル品質値を識別することと、
    前記実効負荷値および前記パイロット信号チャネル品質値に基づいて、前記複数のアクセス可能なセクタから、前記アクセス端末のためにサービス提供するセクタを選択することと、
    を備える方法。
  7. 前記選択することは、
    前記実効負荷値が受信される前記複数のアクセス可能なセクタのおのおのについて、各セクタの前記パイロット信号チャネル品質から、各セクタの前記実効負荷値を引くことによって、適応性メトリックを決定することと、
    最も高い適応性メトリックを有するセクタを選択することと、
    を備える、請求項6に記載の方法。
  8. 前記セクタの実効負荷の、最小の実効負荷を持つセクタの実効負荷に対する比によって表されるセクタの負荷調節情報を受信することと、
    前記負荷調節情報に少なくとも部分的に基づいて、前記複数のアクセス可能なセクタから、前記アクセス端末のためにサービス提供するセクタを選択することと、
    をさらに備える請求項6に記載の方法。
  9. 無線ネットワークにおいて通信するための装置であって、
    前記無線ネットワークのアクセス端末アクセス可能な複数のセクタの実効負荷値を受信する手段と、ここで、前記実効負荷値は、前記複数のセクタにおける実効的な負荷を表し、前記実効負荷値は、スケジューラ・リソースを求めて競合する前記複数のセクタのうちのセクタに存在する多くのスループットに敏感な(TS:throughput sensitive)フローのうちの少なくとも1つに基づいて決定される
    前記複数のセクタのパイロット信号チャネル品質値を受信する手段と、
    前記実効負荷値および前記パイロット信号チャネル品質値に基づいて、前記複数のセクタから、前記アクセス端末のためにサービス提供するセクタを選択する手段と、
    を備える装置。
  10. 無線ネットワークにおいて通信するための装置であって、
    前記無線ネットワークの複数のアクセス可能なセクタの実効負荷値をアクセス端末において受信する手段と、ここで、前記実効負荷値は、前記セクタにおける実効的な負荷を表し、前記実効負荷値は、スケジューラ時間およびスケジューラ・リソースを求めて競合する前記複数のアクセス可能なセクタのうちのセクタに存在する多くのスループットに敏感な(TS:throughput sensitive)フローのうちの少なくとも1つに基づいて決定される
    前記複数のアクセス可能なセクタのパイロット信号チャネル品質値を識別する手段と、
    前記実効負荷値および前記パイロット信号チャネル品質値に基づいて、前記複数のアクセス可能なセクタから、前記アクセス端末のためにサービス提供するセクタを選択する手段と、
    を備える装置。
  11. 無線ネットワークにおいて通信するための装置であって、
    メモリと、
    前記無線ネットワークのアクセス端末アクセス可能な複数のセクタの実効負荷値を受信することと、ここで、前記実効負荷値は、前記複数のセクタにおける実効的な負荷を表し、前記実効負荷値は、スケジューラ・リソースを求めて競合する前記複数のセクタのうちのセクタに存在する多くのスループットに敏感な(TS:throughput sensitive)フローのうちの少なくとも1つに基づいて決定される
    前記複数のセクタのパイロット信号チャネル品質値を受信することと、
    前記実効負荷値および前記パイロット信号チャネル品質値に基づいて、前記複数のセ
    クタから、前記アクセス端末のためにサービス提供するセクタを選択することと、
    を実行するように構成された、前記メモリに接続された少なくとも1つのプロセッサと、
    を備える装置。
  12. 前記少なくとも1つのプロセッサはさらに、前記実効負荷値が受信される前記複数のセクタのおのおののためにサービス提供するセクタを、各セクタの前記パイロット信号チャネル品質から、各セクタの前記実効負荷値を引くことによって、適応性メトリックを決定することと、最も高い適応性メトリックを有するセクタを選択することと、によって選択するように構成された、請求項11に記載の装置。
  13. 前記少なくとも1つのプロセッサはさらに、前記アクセス端末のマルチ・キャリア構成における各キャリアについて、前記実効負荷値と前記適応性メトリックとを計算するように構成された、請求項12に記載の装置。
  14. 前記少なくとも1つのプロセッサはさらに、前記実効負荷値のうちの現在の実効負荷値と前の実効負荷値との間の差がしきい値を満足すると基地局によって判断された場合、前記現在の実効負荷値を受信するように構成された、請求項11に記載の装置。
  15. 前記少なくとも1つのプロセッサはさらに、前記実効負荷値を受信し、前記パイロット信号チャネル品質値を受信し、前記アクセス端末のマルチ・キャリア構成における各キャリアのためにサービス提供するセクタを独立して選択するように構成された、請求項11に記載の装置。
  16. 無線ネットワークにおいて通信するための装置であって、
    メモリと、
    前記無線ネットワークの複数のアクセス可能なセクタの実効負荷値をアクセス端末において受信し、ここで、前記実効負荷値は、前記セクタにおける実効的な負荷を表し、前記実効負荷値は、スケジューラ時間およびスケジューラ・リソースを求めて競合する前記複数のアクセス可能なセクタのうちのセクタに存在する多くのスループットに敏感な(TS:throughput sensitive)フローのうちの少なくとも1つに基づいて決定され
    前記複数のアクセス可能なセクタのパイロット信号チャネル品質値を識別し、
    前記実効負荷値および前記パイロット信号チャネル品質値に基づいて、前記複数のアクセス可能なセクタから、前記アクセス端末のためにサービス提供するセクタを選択するように構成された、前記メモリに接続された少なくとも1つのプロセッサと、
    を備える装置。
  17. 前記少なくとも1つのプロセッサはさらに、前記実効負荷が受信される前記複数のアクセス可能なセクタのおのおののためにサービス提供するセクタを、各セクタの前記パイロット信号チャネル品質から、各セクタの前記実効負荷値を引くことによって、適応性メトリックを決定することと、最も高い適応性メトリックを有するセクタを選択することと、によって選択するように構成された、請求項16に記載の装置。
  18. 前記少なくとも1つのプロセッサはさらに、前記セクタの実効負荷の、最小の実効負荷を持つセクタの実効負荷に対する比によって表されるセクタの負荷調節情報を受信し、前記負荷調節情報に少なくとも部分的に基づいて、前記複数のアクセス可能なセクタから、前記アクセス端末のためにサービス提供するセクタを選択するように構成された、請求項16に記載の装置。
  19. 無線ネットワークにおける無線通信のための、記録された非一時的なプログラム・コードを有するコンピュータ読取可能な記憶媒体であって、
    前記プログラム・コードは、
    前記無線ネットワークのアクセス端末アクセス可能な複数のセクタの実効負荷値を受信するためのプログラム・コードと、ここで、前記実効負荷値は、前記複数のセクタにおける実効的な負荷を表し、前記実負荷値は、スケジューラ・リソースを求めて競合する前記複数のセクタのうちのセクタに存在する多くのスループットに敏感な(TS:throughput sensitive)フローのうちの少なくとも1つに基づいて決定される、
    前記複数のセクタのパイロット信号チャネル品質値を受信するためのプログラム・コードと、
    前記実効負荷値および前記パイロット信号チャネル品質値に基づいて、前記複数のセクタから、前記アクセス端末のためにサービス提供するセクタを選択するためのプログラム・コードと
    を備える、コンピュータ読取可能な記憶媒体。
  20. 無線ネットワークにおける無線通信のための、記録された非一時的なプログラム・コードを有するコンピュータ読取可能な記憶媒体であって、
    前記プログラム・コードは、
    前記無線ネットワークの複数のアクセス可能なセクタの実効負荷値をアクセス端末において受信するためのプログラム・コードと、ここで、前記実効負荷値は、前記セクタにおける実効的な負荷を表し、前記実負荷値は、スケジューラ時間およびスケジューラ・リソースを求めて競合する前記複数のアクセス可能なセクタのうちのセクタに存在する多くのスループットに敏感な(TS:throughput sensitive)フローのうちの少なくとも1つに基づいて決定される、
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    を備える、コンピュータ読取可能な記憶媒体。
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